最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「天国大魔境」 6 千本木彩花、2シーズン続けて「若干TS気味」みたいな役が回ってくる。こういう巡り合わせってのもあるわよねぇ。 というわけでキルコがなんとなくそういうことだと知っている程度の原作既読。最近増えてきた「電子コミックの期間限定無料期間中に1、2巻くらい読んだ」やつである。途中まで読んで続きが気になったような気もするが、わざわざ続きを買うほどの興味には至らなかったためにどういう展開になったのかはさっぱり知らない作品だ。作者の石黒正数は「それ町」以来の久し振りのアニメ化。個人的には絵的にも内容的にもそこまで好きな作家というわけではないが、こちらも知り合いに熱心なファンがおり、そいつの熱気にあてられて逆に距離をとってしまっている感はあるかもしれない。少なくともコミック序盤を読んだ際には「この作品だったら続きも気になるし、面白くなるかもな」と思った……ような気がする。もうだいぶ前の印象なので忘れちゃったけど。 という微妙な付き合い方の作品だが、アニメ1話はかなり良さげな滑り出し。制作はI.G.で、荒廃した世界の背景など、とにかく細部にわたるまでの描き込みが見事。アクション作画などにややクセがあったが、変にCGとかで誤魔化そうとせず、あえて手描きでやや粗めのモーション動画を見せてくれる方向性はむしろ好みのタイプである。原作絵のテイストも損なっているわけじゃないし、いい具合にアニメに落とし込めているんじゃなかろうか。原作コミックだと冒頭1、2話くらいではマジでなんも分からずに突き放されたような印象があったが、アニメではある程度まとまった展開で気になるところまで話を進めてくれているし、BGMの乗せ方などを意識して、ともすると淡白になりがちな作風に良いアクセントを添えてくれている。このアニメのおかげで、ようやく続きを見ることができそうでなによりだ。まぁ、確認したら現時点でコミックが8巻まで出ているらしいので、アニメでどれくらい核心に迫れるかは分からんが。 PR ○「僕の心のヤバイやつ」 5 前クールに引き続き、羊宮ヒロインをお楽しみいただけます。あとチャンピオン漫画原作もお楽しみいただけます。 先に断っとくと原作未読。数年前から各所で話題になっていたのはもちろん知っているが、タッチしていなかった最大の理由は、なんか周りに熱狂的なファンが多かったことである。前に他の作品でもあったことだが、なんかこう、周りにやたら興奮しながら話してる奴を見ると逆に冷めるというか、後から入りにくいというか……。まぁ、正直「いうてみつどもえの作者やぞ」という気持ちが無いではない。そんなわけで今回のアニメ化にあたって「ようやく触れられるなぁ」という気持ちと「どう扱ったらええんやろなぁ」という気持ちが半々である。まぁ、「好きにせぇや」と言われて終わりだろうが。 そんなわけで1話目だが、当たり前の話、これだけではまだ全容は見えてこないし、ぶっちゃけピンとこない話。構造自体は思いの外「高木さん」やな、と思ったが、単に製作スタジオと監督が高木さんやってた人だから似てるというだけかもしれない。なんだろ、原作の評判を聞くにこんなに高木さん風ではない気もするのだが……意図的に寄せてない? これでディレクションあってる? ただ、高木さんとの最大の違いは、主人公とヒロインのどちらも理解の及ばないところがあり、完全に受け一辺倒の西片と違い、今作主人公はちょいちょい「攻め」に転じるという部分。訳のわからんことをやる主人公と、訳のわからんことをやるヒロイン。それを足し合わせたら、訳のわからんアニメになるに決まっているのである。 どうにも会話が繋がってないような感覚があり、主人公の発想にしろリアクションにしろ、「それは違くない?」と思ってしまうような展開がちょこちょこ出てくるのが気になる。ヒロイン・山田の行動が素っ頓狂なのはおそらくこの作品の魅力だから別にいいのだろうが、今のところ本当に2人して捉えどころがなく、どこまでが狙い通りの「噛み合わなさ」で、どこからが演出がまずいだけの「繋がらなさ」なのかがちょっと分からない。たとえば最後のエピソードで主人公がヒロインとナンパ男についていくくだりなんかは、主人公が2人から数歩離れたところで自転車を降り、近くをついていく距離感がよく分からない。信号待ちのところなんてほぼ隣にいたわけで、あの距離で山田側が気づかないというのも変だし、主人公のスタンスからして、ちょっと振り返れば見つかるような状態で黙々と徒歩で後をつける意味も分からない。図書室の2人のくだりの不可解さは言わずもがな。 なんか噛み合ってないなぁ、という印象のままで終わってしまったのだが、とりあえず映像は力が入っているし、多分かっちり売り込みたいとは間違いないはず。私は周りの連中の狂乱についていけるんだろうか。
○「TIGER & BUNNY 2」 ― なんと、「あの大人気作の2期が製作決定!」からの「ネトフリ独占配信!」からの「何故か地上波ではNHKが放送開始!」という訳のわからない遍歴を辿ったのがこちらの作品だ。確か1期の時もNHK問題はあったと思うんだが、なんでよりによって今作をNHKでやるんだよ! 牛角さんが全然牛角さんじゃなくなるやんけ!(とっくの昔に牛角さんは牛角さんじゃないですが) てなわけで、一番の見せ場が色々とデリートされてしまうという変なデチューンバージョンで見るしかない作品だ。まぁ、多少スポンサードが見えない程度ならあんまり気にする要素ではないのだが、最大の不安点はやはりあまりに長く空いてしまった時間の方だろう。それは1期の放送からも随分長いという、最近のアニメにありがちな大きなブランクが1つ。何しろ1期の放送は2011年である。干支が回っとる。一応劇場版2作も含めればギリ10年程度の期間ではあるが、どれだけ話題作でも、どれだけ面白くても、10年経てば記憶は虚ろ。かくいう私だって1期は大好きで劇場版も全部見てるはずだが、正直細かい設定なんかは色々忘れてる。「この遊佐浩二、結局捕まってないんだっけ?」ってのが1話目を見た時の一番のあやふやポイントだ。 そしてもう1つ大きな「空いた時間」があり、それはネトフリで独占配信したのが去年の4月からで、この地上波放送に降りてくるまで1年かかったという部分だ。いや、1年待たされること自体は(金払わずに観ようとしてんだから)しょうがないとは思うが、この1年で、割とちらほら評判は聞くのよね……まぁ、賛否両論ある時ってどうしても「否」の声の方が大きく聞こえるもんだが、少なくとも1期の時のように大盛り上がりで「早く見たいなぁ!」と思わせるような評判は起こってないと思うんですよ。そこが怖いというか、その事実を1つの予断として挟んじゃうよね。まぁ、そもそもネット独占配信っていう媒体が話題性を持たないっていうのが最大の理由なのかもしれんけど。ストーンオーシャンもあれだけちゃんと作られてて話題になってないわけだしなぁ。 てなわけで若干の不安を伴いながらのスタートだが、1話目は1期1話目の焼き直しというか、やり直しというか。流石に干支一回り昔のことはみんな覚えてないだろう、ってんで、制作側も改めてこの世界の基本をおさらいするためのチュートリアルを用意してくれている。よく言えば親切だが、悪く言えば見たことがあるやつ。そこまで「うわぁ! タイバニが帰ってきたんだぁ!」とはならなかったね。どうにもメインで使ってるCGの質感が1期と違ってしまってるのが気になってなぁ。決してクオリティが低いわけじゃない、むしろ頑張って作ってくれてるとは思うのだが、どうしても「1期と違う」っていう方が気になっちゃうのよね。 まぁ、これは観てるうちに慣れてくるだろうから今後の展開に期待しよう。新たに「バディシステム」が追加ってことでご新規のヒーローもちょいちょい増えているが、意外だったのはゴールデンライアンの存在、「あれ? 中村って前にどっかにいたよな?」って確認したら、劇場版に出てきてたやつか。そういう使われ方になるのはちょっと面白いが、劇場版の筋立て覚えてねぇから、ブルーローズとの関係性もよく分からんな……ま、多分悪いやつじゃないんだろう。というか、オープニングの感じからして新規ヒーローに悪いやつはいなさそう。露骨にそれっぽい悪役出てきちゃったし。 とりあえず、観てて一番「あ、あのキャラが帰ってきた!」って思ったのは齋藤さんです。
○「地獄楽」 6 「能登麻美子によって人生を狂わされた男が、花守ゆみりに導かれて人生をやり直す」っていう物語、納得しかない。いや、そんな幸せな人生があるか、という意味では納得できない。 いきなり中の人ネタからスタートしてしまったが、ゆみりボイスによる低血圧な淡々とした進行も染み入る、ちょいと気になるお話が始まった。原作はジャンプの配信作品らしいのだが、2018年スタートということなので当然さっぱり知らない。中身はなんも分からん。ぶっちゃけあまり名前は聞いたことがない作品なのだが、アニメ化は随分気合が入っているみたいなので、もしかしたら期待されてる作品なのかもしれない。まぁ、ツインエンジンが主導で作るアニメってのはいつでも仰々しくて期待感が高まる1話目をお送りしてくれるのだけど。 ○「MIX MEISEI STORY〜二度目の夏、空の向こうへ〜」 ― 今〜春が来て〜新番が〜始まっちまった〜。……まだ前クールのアニメも終わってないけど、4月を回ったら容赦無く新番はやってきます。今期はいったい何本のアニメを観なきゃいけないんだろうな! と言っても、幸か不幸か1本目の新番組はユル〜くスタートしました。不動のサンデーアニメ、あだち充作品でございます。一応第2シーズンということなのだが肝心の第1期のことなどマジで1ミリも覚えてなくて、「あれだろ? 確か十年以上も前に日曜の朝にやってた……」って思って確認したらそれは「クロスゲーム」で、「MIX」の第1期はほんの4、5年前に同じこの土曜夕方枠でやってた。2019年の春新番ということなので、コロナのちょっと前という程度の過去である。……ごめん、マジで1ミリも覚えてなかった……。人間って歳をとると過去の記憶の方が触れやすくなるらしく、私が「MIX」を覚えてなくて「クロスゲーム」を覚えてたのもそういう理屈なのかもしれません。あと、一応過去の感想を読み返したら当時は「ドラフトやって、そのピック表を書きながら横目で見る枠」というのがこの土曜夕方番組だったので、より一層記憶に残ってないのもしょうがない。4年前にも今回と全く同じように「内田姉弟はほんと仲がいいな……」っていうベタな感想しか抱いてないわ。 というわけで、2期目ながらも新番組とほぼ同じ扱いをしなきゃいけない作品。ただ、流石に制作側も4年ぶりの再開は無茶だろってことがわかっているようで、日高のり子によるナレーションで丁寧にキャラ配置を説明してくれている。まぁ、一気に複雑な家庭環境や概要だけを並べられてもさっぱり頭には入ってこないのだが、少なくとも前作を覚えてる前提では作ってないみたいだし、今後追いかけていくときにそこまで負担にはならないだろう。本当に伝統芸能と化したユルくて掴みどころのないあだち充テイストはアニメになると一際輝くようで、のらりくらりとした会話劇のくせして、なーんか聞いてしまう不思議な空気感があるのだ。映像もぱっと見は綺麗だし、今となっては残念ながらながら見して作成しなきゃいけないピック表も無くなった。多少は記憶に残せるくらいのお付き合いはできるんじゃなかろうか。 それにしても、「うる星やつら」が終わったタイミングで今度はこれが始まるという……サンデー古参、恐るべし(なお、その間も無限にコナンのアニメは続いている)。 ○「ひろがるスカイ!プリキュア」 6 さぁやってまいりました。年に2回のお楽しみ、新プリキュアの時間だよ! ちなみにもう1回のお楽しみは当然新戦隊だよ(ライダーはそこまで熱心に見てないので含まない)。年に2回しかない楽しみの時期が重なりすぎなのは気にしないように。 それにしてもまぁ……放送前から話題騒然、色々といじりがいのある作品が登場したもんである。巷で最も話題になっているのはついに(メイン戦士としては)初参戦となる男児プリキュアのことだろうが、まぁ、それはまだ登場してないので今回は置いとこう。ただ、すでに1話目でもそこに繋がるラインというか、今作のコンセプトははっきり見えており、掲げられたテーマはなんと「ヒーロー」。これまでのプリキュアは「戦うヒロイン」だったと思うのだが、そこからもう一歩踏み出した「ヒーロー」ということになるのだろうか。 「いや、ヒーローの女性形がヒロインなんだから、ここで明らかに女の子が主人公なのにヒーローはおかしいだろう」と言葉尻をとらえて文句も出てくるかもしれないが、すでに世界はそうした言葉尻だけで云々言う時代は終わりのようである。そして、これ以上ないくらいに「いや、ヒロインでもいいが、今回のテーマはヒーローなのだ」という目標設定を高々と掲げる1話目の導入。ここでの「ヒーロー」という言葉は、男女の別などを問題にした概念ではない。それこそ、東映という会社が半世紀以上にわたり追い求め、描き続けてきた理想像。それこそが「ヒーロー」なのだ。もう、導入からしてプリキュアであってプリキュアじゃない。まさにスーパー戦隊の1話目を思わせる展開だったんじゃなかろうか。なるほど、これはヒーローだ。東映に教えを受けた人間ならば、この強烈なメッセージは魂で感じ取ることができるんじゃなかろうか。念の入ったことに、「ヒーロー」というのが性別の概念を超えたところにあるということをもっと明確に示す言葉もある。「ヒーロー」は魂の形。それを持つのに男も女も無い。而して、ヒーローの魂を持った女の子を何と呼称すれば良いのか。答えは「Hero Girl」である。初見でそんな意味のタイトルだとはおもわねぇよ。 新機軸の導入は製作陣も勇気がいる決断だったに違いない。しかし、その道のプロたちが作り上げる「新たなヒーロー像」。そして「新たなプリキュア像」はきっと今までになかった刺激と楽しさを与えてくれるに違いない。まぁ、これが本来のターゲット層である女児先輩たちに受け入れられるかどうかはまだ分からないが……1話目のソラの勇姿を見る限り、気に入ってもらえると思うんですけどね。 個人的にはもう1つ、メインとなりそうな2人の関係性にも注目したい。オープニングの演出などを見るに、今作はどうやら比較的「2人キュア」の性格が強くなりそうな気配。初代は言わずもがなだが、プリキュアの人数が増えて以降も、「2人」をベースとした先輩には強力な作品が多い。ブロッサム&マリン、メロディ&リズム、そしてミラクル&マジカル。今回の2人は何と主人公側が異世界人という変則構成となり、地球(?)に軸足を置くサポート側のくまちゃんキャラがどのような立ち回りとなるのかが気になるところ。是非とも良い関係性を構築して濃密な友情物語に期待したい。 ちなみに、キュアスカイ変身後のコスの最大の特徴は何といってもそのマント。これも強く「ヒーロー」をイメージさせるものになっており、ジェットマン、マジレンジャーなどの系譜を受け継ぐ活躍が期待される(?)。……ごめん、正直いうとマントっていうより上掛けに見えて「最終的にポジションゼロで声高に勝ち名乗りをあげてほしい……」と思ってしまった。コラボ、お待ちしてます(?????)
○「最後の召喚師-The Last Summoner-」 5 ようやく辿り着きました、今期新番チェックの果ての果て。厳密にはまだプリキュアが残ってるけど、プリキュアは過去の慣習で別枠とする感覚なので(昔は新番チェックだけなら1月の前半に終わってたので、2月始まりのプリキュアとは分けて考えていた)、とりあえずここで総括。今期執筆した新番チェックはぶっちぎり史上最多の52本。とんでもねぇ数。これに前クールからの継続作品13本、それにショート枠など諸々含めて68本が「観るとすれば」最も多い今期視聴数となったはずだが……流石にこれが無理だってのは、先日「大切なお知らせ」で告知したことである。あのお知らせ記事、普段うちのブログではほとんど使われないウェブ拍手機能でやたら拍手されてたんだが……みんな、何を求めてるんだ? まぁ、とにかくこの中から不要なものを削っていく作業を続けており、この文章を書いている時点では6作品をすでに切ることにして、現状、62本ということになる。ちなみにもう2、3本は切る候補を定めている。「視聴断念作品、なろうがやたら多くない?」という質問に対しては「そらそうや」としか答えられませんわ。 閑話休題、そんな地獄のシーズンのラストを飾った新番組はこちら。タイトルを見て「まだなろうが残っていたのか?」と思った人もいるかもしれません。正直、僕もそうでした。しかしてその実態は、なんとこれが中国アニメ。どうやら中国のweb漫画発の作品ということで、中国のスタジオで中国スタッフが作ったものがすでに昨年中に配信され、この度「日本語吹き替え版」として国内でも放送がスタートしたということ。「万聖街」なんかと同じパターンですね。今期は「Call Star」とこれで2作品が純正中国産ということで、今後もこの枠は増えていくことになるんじゃないでしょうか。少し前まで、どうしても中国産アニメというと敬遠してしまう傾向にはあったのだが、少しずつ日本人でも見やすい作品が増えており、アニメ好きなら押さえておかなきゃいけない潮流なのは間違いないと思いますよ。 中国産というと、やはり「魔道祖師」などの超絶クオリティ作画のアニメが思いつくのだが、幸か不幸か、こちらの作品はそこまでの超絶作画ではない。オープニングなんかは気合が入っていて「おっ、またあのクオリティが来るのか?」と身構えてしまったが、本編はどちらかというとユルい、いや、ショボい方の作画も目につく、メンタルに優しい方の作品だった。もちろん、ショボいと言っても目を覆いたくなるような酷さではなく、日本アニメの基準で言えば中の中から中の下くらいの印象。壮絶だった「実験品家族」ほどの辛さはない。その作画クオリティで展開されるのは、何だか見慣れた「少年少女の能力バトルもの」という、ガンガンアニメとかにありそうな展開。なんかね、題材全体がすごくとっつきやすいんですよ。一応主人公とヒロインが「召喚師」と「召喚霊」という関係性で、「召喚霊」という概念はあまり日本語では聞いたことがないのだが、まぁ、霊を使役して戦うバトルものなんておなじみ過ぎて例を挙げるまでもない。題材になじみがあるので、中国アニメでネックになる「なんか細かい部分で常識が通じない」みたいな問題も少ない。むしろ「あ、こういうところで日本と違うんだ」という細かい差異を見る余裕があるくらいだ。個人的には、主人公がラーメンを作った時に「麺と具を入れた椀に最後にスープを注ぐ」っていう段取りが「あぁ、日本のラーメンじゃないな」って感じて面白かったですね。そういう細かいところから、少しずつ「中国アニメ」への抵抗をなくしていくといいと思います。 ヒロインのドラ役が種﨑敦美。ドラは微妙に可愛くないデフォルメ形態とおっぱいがでかい大人おねーさんモードを使い分けるキャラで、アーニャみたいな声といい具合の低音種﨑の2種が同時に楽しめるのでちょっとお得。今後はどんなキャスティングが出てくるかも見ものではあるんですが……今作には、実はもう1つちょっと面倒な要素があるんですよ。作品自体とは全く関係ないんだけど、これ、1回目の放送がAT-Xで1話と2話の同時放送だったんですが、来週以降も、ずっと2話ずつやるみたいなんですよ。つまり、週に1時間放送するアニメなんです……。どういう放送形態やねん、とは思うんだけど、つまり6週とか7週で終わる可能性がある。まぁ、その分濃密な時間が楽しめる……といいいんだけどね。他のアニメと違う感覚での付き合いになりそうでちょっと負担がでかい。まぁ、嫌ならそれこそ切ればいいんですけどね。今作は切らずに見る気がするなぁ。
○「コタローは1人暮らし」 5 まだ新番チェックは終わっておらんのじゃ……。ただ、あんなことを書いた後なので確認しておくと、どうやら今作もネット配信済みの作品であるらしい。こういうのも全部拾おうとしてるから無理が出るのでは?(今更?) 正直、そんな無理までして観なくてもいいんじゃね? という第一印象の作品。まず端的に言って絵があまり好きではない。作中の漫画編集の言葉をそのまま借りて「なんか古臭いねぇ、僕はあまり好きじゃないかな、この絵」という感じ。ただ、これは本当に単なる好みの問題でしかないので、アニメの良し悪しの話ではない。本当にぱっと見で、主人公・コタローの縦長で髪の毛に接続してるみたいな目が怖いってのと、割と雑多なその他の人々の表情の付け方も「あんまり流行りの漫画っぽくはないな」という程度の話である。 まぁ、おかげで出だしはあまり乗り気ではなかったのだが、そうして元からそこまで魅力を発信する必要がない絵だというのが逆によかったのかもしれない。アニメ制作はライデンフィルムだが、多分この「ユルさ」みたいな部分は意図的に出そうとして出している雰囲気だろう。それこそちびまる子ちゃんみたいな作品になってしまえばいいわけで、そりゃまぁ、気合を入れて地上波で放送して人気がどうこうとか、売上がどうこういうタイプの作品ではない。ただ、そうして邪念を払ってただぼんやりと観ている分には、なるほど嫌いじゃないかもしれない。「ド正論釘宮ショタ」というキャラは結構な斬新路線で、冷静に考えるとおかしなことしか起こってないのに、何だかのんびりと観てしまえる不思議な説得力がある。コタローのキャラは口調がおかしい意外にも色々とぶっ飛んだところがあるのだが、そこまでとんちんかんなギャグにもならず、不思議と日常アニメの延長線上に空気感が維持できているような、奇妙な納得があるのだ。あとはまぁ、周りにどんなキャラを置いてそうした「日常的な非日常」を飾り立てていくか。毎週かぶりつきで正座してみるようなアニメではなかろうが、なんだかんだで次が気になるかもしれませんわ。 あと、飲んだくれて管巻く早見沙織は世界遺産。
今期は引き続き「弱虫ペダル」も放送中なので、オーフェンと巻島先輩で森久保祥太郎贅沢パックが楽しめるよ。いや、巻ちゃん全然メインじゃないが。 とかいう話はさておき、これもカテゴリで言えば「なんで今更?」枠なんだろうなぁ。まぁ、身内に1名ほど狂信者がいるので「誰に向けて作ってるんだ」というツッコミは無しにするが(でも世界中にあんなのがいっぱいいるとも思えないんだが)、前回第2期となる「キムラック編」が放送されたのがちょうど2年前で、さらにその前の1期が3年前。何故か毎度必ず冬新番で放送しているのだが、足掛け3年と結構な大事業になりつつあるってことは、やはりそれだけかけても続ける意味があるってことなんだろうなぁ。こちとら2年も経ったら前回何してたかなんてさっぱり覚えてないんだけどな。冒頭でちょぴっとだけ前回の復習みたいなナレーションが入ったが、「あれ? アザリーそんなことになってたんだっけ?」ってなったわ。もう、雰囲気で観てるだけだもんなぁ。 そうして戻ってきた第3期。どうやらお話の内容は前回で一段落ついていたようでまたオーフェン御一行のすちゃらか冒険譚になっていたので入りやすかったのは助かるが(とりあえずボルカン&ドーチンさえ出てくればどうにかなる説)、如何せん、2年空いたとは思えない残念作画クオリティなのでやはり1話目からテンションは上がらない。めちゃくちゃひどいというほどでもなく、本当に、「あんま金かける気ねぇよなぁ……」というくらいの地味しょぼクオリティなのがかえって扱いづらいというか、どこをどうつついてもいいところにつながらないのが辛い。やっぱ続けたいって思ってるスタッフがあまりいないんじゃねぇかなぁ。どういう力で動いてるプロジェクトなんだろ。 省エネ、低コストでも作ることに意義がある、みたいなスタンスだと勿体無いよね。私の中では、クリーオウは(中の人の力もあって)頑張ればそれなりに現代でも通用するヒロイン像だと思ってるのに、まだオーフェンの方が力入れて描いてるもんだから本当にヒロイン力が無い。挙句妄想の中だけだというのに温泉にダサ水着きて入る始末。お前はヒロインの仕事をなんだと思っているんだ(お前がなんだと思っているんだ)。1話目のゲストキャラも娘:花澤香菜、母:伊瀬茉莉也とかいうなかなか攻めたキャスティングだというのに、このまますぐに消えていきそうななげやりっぷりである。まだ全力で媚びようとしているなろうヒロインの方が救われるかもしれん。いや、あれはあれで観てていたたまれないからやっぱ無理だけど。 ……何か、美味しいものが食べたいなぁ……。
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プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧 |