最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「EDENS ZERO(第2期)」 ― めっちゃ丁寧に復習してくれるやん。まぁ、いうても状況の羅列だったから言ってることよく分かんなかったりするけども……。 1期の放送がちょうど2年前……ではあるのだが、私が微妙に放送時期がズレたBSで視聴してたので1年半くらい前。その割には内容を綺麗さっぱり忘れてしまったのは、そうして時期がズレた状態で視聴したため、あんまり真面目に見てなかったというのが一番の理由。最終的な感想としては「真島ヒロ作品をちゃんと摂取したの初めてだけど、意外と悪くないよね」くらいのふわっとしたものだったと思う。そんな状態だったおかげでざっくりした復習も助かるっちゃぁ助かる。ただ、物語中盤〜後半で一気に仲間が増えた印象があるんで、雑多なヒロイン勢のキャラの濃さにちょっとついていけないんだけども。 今回はちゃんと放送時期ぴったりのタイミングで放送がキャッチできるので普通に追いかけられると思ってます。復帰1話目からいきなり展開は大きく動いてるし、映像部分も中程度で安定。視聴を続けるのに不自由はないぞ。
PR ○「ぐんまちゃん(第2期)」 ― まさか貴様が帰ってくるとは! アニメ史に刻まれたその名は、「提供クレジットに自治体名を表示させる混沌」、ぐんまちゃんである。合間のCMでふるさと納税を勧めてくるアニメ、凄すぎる。そして私なんかは「えっ、群馬県に納税するだけで、ただでブルーレイがもらえるんですか!?」となってしまいそうで恐ろしい。 ブレない混沌、ひらがなぐんまで巻き起こる日常。臆面もなく仕事をまっとうするナレーション、ぐんまちゃんたちは別に「アニメの2期が始まったこと」など認識できていないはずなのだが、理由もなくなんとなく「続く」ということについての思索を巡らせる。妹との関係を模索するぐんまちゃんに、容赦ない家族ならではの鬼詰めが行われる。唯一ぐんまちゃんに与えられたはずの超常能力、ぐんまパワーが1話目にしてすでに破られている。これが……2期目の歴史か……。 1期の時のじわじわと絡め取られていくような奇妙な没入感は薬物のような危険性を感じさせた。今期はなんと、オープニングもエンディングも同じ曲でリマスターされ、特にオープニングでは「薬物中毒者の描いた作品」みたいな湯浅政明による映像が垂れ流される。別にこれ以上カオス増し増しにする必要はなかったのだが……解放された本郷みつるを止めることは誰にもできない。 みんな、納税の用意はいいか? 俺は出来ていない。
○「江戸前エルフ」 6 「うちの御神体は耳が長い!」みたいなタイトルでもいいかもしれませんね。こういうタイトルは地元密着型なので聖地アニメとしてもそこそこうまくいきそう。 原作ちょっと既読。例によって電書版のお試し無料で1巻だけ読んだ気がする。もう、「1巻だけ無料試読」パターンはいろんなところに飛び火してるもんで、何をどんだけ読んだかもあんまり把握できてないし、例えばこの作品だと、同様に読んだ「エルフさんは痩せられない」とごっちゃになりかけてたりして怖いのだが、あんまり細かいところにこだわる作品でもないので問題ない(それでいいのか?)。 原作を読んだ時点で「嫌いじゃないな」とは思っていた作品で、ユルいお茶の間コメディってのは好きなジャンルだし、上述の通り、地元密着型でご当地感を出せたり、ホームドラマ的な膨らみがご町内どまりだったり、色々と好きな要素は多い。それがアニメになることがプラスになるかマイナスになるかは運次第だったが、ありがたいことに制作は「便利屋斉藤さん」を担当したC2C。1話目では映像部分は加点要素となった。キャラのぱっちりはっきりしたデザインは好みのタイプで、原作絵をいい方向にブラッシュアップできているんじゃなかろうか。主人公もエルフさんもいい具合にゆるい表情もこなせるし、別にアクションが必要無いジャンルではあるが、細かい表情や仕草まで気を使って映像化してくれているのが伝わってくる。こういう「大きくプラス要素はないけど丁寧さが伝わってくる」っていう作劇は好きですよ。まぁ、触れにくいのでなかなか大盛り上がりはしないジャンルでもあるのだろうけど。 オープニングやエンディングなんかも曲・映像含めていい具合に雰囲気が出ているし、あとはこのまま1クールダラダラやってくれればそれで満足です。そして個人的に最大の推しポイントはやっぱり中の人で、エルフ役に小清水亜美はすごくいいところだ。あみっけの抜けた声の出し方、意外と珍しい気がする。
○「魔法少女マジカルデストロイヤーズ」 4 まーたファイルーズがアキバでオタクの救済してる……。「逆転世界ノ電池少女」は面白かったですね。 というわけで、「電池少女」とほぼ同じところからスタートするオリジナルアニメ。MBSでは勢いのあるCMをバンバン流してたので「今期注目の作品になるかな」と勝手に期待していたのだが……なんか思ってたほどの飛距離が無かったなぁ……ほんと、「電池少女」がやった以上のことを何もしていないので、せっかくトンチキな設定にしているはずなのにあまり新奇性が無いという妙な結果になってしまっている。まぁ、こればかりは1話目で分からんことも多いし、今後の広がりに期待するしかないが……。 作品とあまり関係ない話になるかもしれないが、今の世の中、こうした紋切り型の「オタク」像ってのはどれくらい通用するものなのだろうか? アキバの街が荒廃して久しいなんて話はよく聞くが、かつてステレオタイプとして語られていたオタクという存在は、確実にそこにあっただろうし、私もその一角を担っていた自覚がある。一つのものに打ち込める力があるからこそ、ある時にはとんでもねぇパワーを出せるかもしれないが、その可能性はピコ単位という社会不適合の姿、それがオタクだ。しかし、社会は移り変わり、アキバの衰退が象徴するように、もはやジャパニーズオタクはその存在自体が絶滅危惧種であるような、そんな気がしている。となると、そんな典型的オタクを扱ったこの作品に、どれくらいの説得力があるんだろう。 同じ疑問は当然「電池少女」の時にもあったが、あちらはロボットもののテイストを加えつつ、ギャグとして非常に分かりやすい形でまとめてくれたので「そういうネタ」として受け入れやすかった。しかし今作の場合に、少なくとも1話目時点で「オタクというネタ」にはなっていない。何しろ「あらゆる種類のオタクを保護する」というよく分からないところからオタクVSその他の対立が始まっており、この世界におけるオタクの存在もよく分かっていないのだ。世紀末のごとき荒廃した世界になった2011年、そこにはもはやフィギュアやDVDなどあったところで意味はない。オタクが排斥されているということは、おそらくアニメや漫画などの文化もすでに禁忌となっているはずで、オタクは「追うべき対象」そのものを失い、消滅するしかないはずなのだ。そこにしがみついている「オタク的な何か」ってどういう存在なのだろうか? いや、「だからそういうネタなんだって。オタクの解像度なんて上げても意味ないんだから、単に対立構造としてオタクとそれ以外っていう認識にしとけよ」というのが現時点での答えだが、だとすると、わざわざそこに「オタク」というモチーフを入れる必要がない。異星人でも地底人でもゾンビでも、何か人類と敵対する勢力を出してくるだけでいい。何故ここで「オタク」というモチーフを引っ張り出してきたのか、その必然性が、今のところ感じられないのである。ちょっと調べてみると何やら現代芸術家のアート作品が基にあるということだが……ほな知らんやんな。今作で描かれるのが「オタク文化そのもの」ではなく、「どこかの芸術家が謳ったオタク文化」であるなら、また視点を変えてみなきゃいけなくなるので、その判断基準が提示されるまではしばらく見守る必要がある。少なくとも、1話目ではまだ何がやりたいのかが分かりませんでした。 映像制作はなんとバイブリーなので、多分ここからまた作り込んでくれるとは期待しているが……せっかくのオリジナル作品、なんとか意味のあるものになってほしいところだ。
○「女神のカフェテラス」 4 考えてみりゃさ、サンデー漫画家のあだち充とか高橋留美子なんかはもう、作家名が1つのジャンルにまでなってるじゃないですか。ちょっと軸は違うけど久米田康治もそうかもしれない。そして、マガジンの瀬尾公治って作家もブレずに同じ雑誌で数々の連載を持ち、過去3作もアニメ化しているという、ヒットメイカーだ。ということはですよ、瀬尾公治ももう高橋留美子やあだち充に並んでいると言っても過言ではないんじゃないですかね? まぁ、過言だと思ってるからわざわざ書いてるんですが……。懲りずに4作目、この継続は、力なのだろうか? というわけで、マガジン発の、東大卒の主人公が女の子だらけの家に引っ越してくるお話です。東大を目指してる連中が女の子らと同居する話は同じ雑誌で何個か見た気がするんですが、東大生がパンツだのおっぱいだのと騒ぐのは初めてのことでしょうか。だからなんやねん。もう、売り出す方向性を一切隠す気のない潔すぎるハーレムもので、売り文句としては「5人全員がメインヒロイン」というあり得ない打ち出し方になっている。そりゃま、過去には勝ちヒロインだの負けヒロインだのと物議を醸した作品もあるわけだが、そんなんで騒ぐのは一部の頭のおかしな読者だけであって、普通に考えて「どのキャラも平等に扱われる作品」が読みたいなんてニーズはそうそう無いだろう。それをわざわざ宣言する意味もよくわからんよな。「全員が正ヒロインだから5倍面白いよ!」になるわけがなくて、これこそまさに「五等分のヒロイン」である。味の濃さも1/5になるだけなんじゃなかろうか。そんでそのヒロイン勢も今のところ「全員エロい」くらいしかピンとこないし……「帰宅後に秒で全裸になるヒロイン」を臆面もなく描けるのは才能といえば才能。 まぁ、別にこういうラブコメがあるのは全く構わないのだが、個人的にはあんまり興味が湧くジャンルじゃないってのが1つと、作画部分での魅力があんまりないのでアニメーションとしてもそそられないというのが1つ。桑原智・手塚プロダクションという座組みが「五等分の花嫁(1期)」と全く同じってのは、信頼の証なのか、何かの揶揄なのか。この座組みで作ってた「奴隷魔術」の映像は悪くなかったはずなんだけどねー。まぁ、今期も元気な鈴代紗弓を応援するアニメだと思えばいいんじゃなかろうか。鈴代・山根とぶつかった時のテンション芸がややこしいな。
○「この素晴らしい世界に爆焔を!」 5 スピンオフは一応新作扱いじゃないので点数つけときますね。「トモちゃん」が終わってこれが始まり、まだまだりえりーアワーを楽しめるというのは朗報。 「このすば」がナイスな作品であるというのは前提条件として話を進めるが、その「このすば」からのスピンオフ作品が楽しくなるかどうかは全く保証されるものではない。というのも、このすばの楽しさってのは、やっぱりアクアがいて、めぐみんがいて、ダクネスがいるところにハブの役割を果たすカズマさんという名手がいてこそ成立するギャグである。カズマさんが中心となり、必要に応じてダ女神の絶望的な生態をあらわにするか、頭のおかしい爆裂魔道士をおんぶしながらちょいエロやロリコン風味の被虐を見せるか、変態クルセイダーを引き摺り出して空振り嗜虐からの転覆コントを披露するのか。この4者の無限の組み合わせにより、笑いを増幅させるのがこのすばのメインエンジンであろう。となれば、そこから一要素たるめぐみんだけを引っ張り出して面白くなるかどうか。 もちろん、めぐみんが本当に1人で引き抜かれているわけではない。その周りには「頭のおかしな紅魔族」というオプションがごっそり付属しており、ヘンテコ異世界厨二劇場という核が生まれる。このすば劇場版ではそんな紅魔族とカズマさん御一行の旅路がうまいこと重なり合って相互作用を生み出していたわけだが、さて、その一角は1クールアニメを支えるまでの地力があるのかどうか。正直、現時点ではそこについてはやや懐疑的。1話目はめぐみんのクラスメイトがまとめて登場したことで充分に目先を変えて「紅魔族の里」の異常性をアピールできていたと思うが、流石に厨二病1本では1クールの笑いにはならんだろう。そこをどのように引っ張っていけるかってのが、成否を分ける鍵になるわけだ。スピンオフまで面白かったとなれば、また1つこのすばワールドに箔がつくが……。 制作スタジオが元々「このすば」を作っていたディーンから変更になり、「てっぺん!」や「不滅2期」などを担当した「ドライブ」というあんまりメイン級じゃないスタジオへ。「不滅」の作画を思い出すと正直不安が先立っちゃうんだよなぁ。まぁ、このすばに関しては「作画の前評判だけなら失敗確実と言われてたのに、内容で作画のチープさをねじ伏せ、むしろこの作画じゃないとダメだと思わせてしまった」という反則勝ちをもぎ取った事実がある。1話目を見る限りではそうして成功したこのすば作画に確実に寄せられるように作っているし、一応「総監修」名義で金崎さんも加わってくれているようなので、クオリティは維持されると信じたいところだ。 あとはめぐみん、ゆんゆんの関係性がどれくらいの密度になるかかねぇ。クラスメイト連中、キャストが賑やかなので聞いてるだけで楽しいんだけどね。富田美憂は、高橋李依に続いて「紅魔族になるために生まれてきた」みたいなイメージがある。
○「Opus. COLORs」 4 タイトルだけで「takt op.」の続編かと思って期待してたら全然関係なくて勝手にがっかりした。「Opus」で「芸術作品」っていうだけの意味なのね。マグマオパスもそうだったんだ(今更知った)。 制作意図がなんかよぅ分からんオリジナルアニメ。なんだろ、別に悪いところがあるわけじゃないのに、このピンとこない感じは。制作は「ゆるキャン」でお馴染みのC-Stationなのだが、このスタジオ、実はそれ以前から「スタミュ」シリーズ全作の制作も担当しており、どうやら今作はそんなスタッフが引き継いで作られたオリジナルアニメということらしい。なるほど、視聴時には全然「スタミュ」のことなど思い出せなかったが、言われてみれば雰囲気はクリソツである。そして、スタミュが面白かったかと言われると正直微妙だった気がする。 最大の問題点は、今作で中心となっている「パーセプションアート」という概念がよく分からないという部分。VR技術を使って描かれた「感覚芸術(直訳やんけ)」らしいのだが、それがわざわざ専門学校1つ作れるほどの一大ジャンルになる意味も分からんし、それ以前の排斥運動なんてのも謎のまた謎。現代芸術でそれくらいはまだ序の口、もっといくらでも意味のわからんものはあるはず。なんならこの「感覚芸術」に類するものは、おそらく現代でも発表されまくっていることだろう。 そんなふわっとしたモチーフを扱われると困ってしまうというので、一応冒頭の両親の記憶のところで1作品、そして最初に学園を訪れた際にもう1作品を提示することで視聴者目線でも「パーセプションアートってこういうやつやで」というのが理解できるように作っているのだと思うが、残念ながら、それでもやっぱりピンとこない。いや、だって名前が「感覚芸術」なわけでしょ? それこそ造られた現場に行き、感覚で味わう芸術なのだとしたら、それをアニメで見せられてもピンとこないわけで……一応作品世界の造形と「作品内作品」のタッチを全く違うものにすることで「これが創作物ですよ」ということくらいは分かるようになっているが、分かったところで、そこに感動や共感が無いなら、芸術家を目指したいという若者たちの大志も受け取りにくくなってしまう。挙句、これを作るには2人1組のタッグを組む必要があるとか、どう考えても「アニメのシナリオを関係性の物語にしたいがためだけの設定」を持ち出され、幼馴染との複雑な何かしらの感情を見せられたとて、そもそもタッグを組む意味がわからず、パーセプションアートのなんたるかが分かっていないのだからついていけるわけがない。なんか、見たことないオリジナルスポーツを題材にした謎スポ根に似ている気がする。 うーむ、野郎ばっかりアニメな上に内容もピンとこないので……どうにも食指が動かないのだが、ここから大きく化けることはあるんだろうか? ……ない方にカシオミニ賭けてもいい。
○「神無き世界のカミサマ活動」 5 よし、アイテムボックスも鑑定も出てこないな。減点は無しだ。 まぁ、ステータスウィンドウも魔法も何も出てこなかったですが……そういう意味ではかなり特殊ななろう……じゃなかった。これは全然なろうじゃなかった。確認したら漫画原作か。異世界に転生されるとそれだけで勝手に警戒しちゃうのはあまりよろしいことじゃないとは思うが、軽々に転生する方にも責任はあると思うな? え? 生まれ変わったわけじゃないから転生じゃなくて転移だって? うるせぇ。 というわけでなるべくなろう概念とは切り離して考えていく必要があるが、そうなると今一つ判断基準に乏しく、一番の焦点であろう「神無き」という部分について考えるのが妥当だと思うのだが、正直言ってそこはあまり面白さにつながらない気はするんだよな。主人公が転生した世界、「神様がおらず宗教がない」とはいうものの、およその形は我々の知っている世界と変わらず、たった1つの差異をことさらに強調しようという意識はあまり感じられない。現実の人類史を考えた上で、「神がいない」すなわち「宗教や信心という概念がない」って相当にとんでもないことで、現在ある常識の概念は全部ひっくり返ってもおかしくないし、社会秩序も全く異なるものになる気がする。原始人類が神に類するものを想像/創造しなかった世界って……起こり得るものなのだろうか。まぁ、そういうifを想定した作品世界なのだから有り無しを議論する意味もないのだが、本当に「神無き」がテーマであるとするなら、とんでもないifにチャレンジした作品ということになる。そして、少なくとも1話目ではそれが「とんでもない」ことだという認識はあまりなさそう。 まぁ、これがテーマなのだという想定もこちらが勝手にしていることなので、もしかしたら見当外れなことを考えている可能性はあるが(というか多分そうだろうが)、この設定で今後どのように世界をいじっていくかは注目していく必要があるだろう。あとは映像部分のクオリティだが、1話目時点ですでに可もなく不可もなく。制作のstudioぱれっとというところかこれが初の元請けとなるようなので、1クール分の持続力が試されることになりそう。決して低品質というわけではないのだが……あのモンスターのCGだけどうにかならんかったかな……異物感を出す目的だとしても、流石に世界から切り離され過ぎているのだが……。
もう、俺は決めた。1話目で「アイテムボックス」と「鑑定」って単語出しやがったアニメは1点減点する。もう、誰がなんと言おうとだ。 退屈とか、呆れるとかじゃなく、生理的に無理ななろう。いや、いつもの人の情報によれば厳密にはなろうじゃなくてカクヨムとのことだが……知らんわ! なろうはもう概念やねん。やってることが「進化の実」とだいたい一緒なんだから、AIで判定したらこれはなろうです。泣きたくなるくらいになろうです。 何がキツいって、本当に何もかも他人のせいにしようとするその精神性が……あと、これは私怨でしかないのだがデブってそんなにダメか? 生きてる価値ないのか? 自分も身につまされて辛いんだが? いや、確かにデブはダメなんだ。これもまぁ、自分のことだから分かるが、他の身体的特徴と違い、デブってのはたいがい自己責任なんだ。自己を抑制できない人間がアホみたいに食いすぎて生活習慣を改善できないから太るんだ。痩せようとすれば痩せられるはずなんだ。でも痩せないなら、自分に責任もあるんだ。だから、それを完全に外界のせいにして被害者ヅラするのもおかしい。でもまぁ、デブだからって生きてる価値ないって言われるもそれはそれで酷い。なんかもう、世界の全部が醜い。 そうして松岡禎丞ボイスのデブが世界に絶望してるんだが、その絶望の前に「なんか知らんけど優しいじいちゃんが全面的に自分を守って遺産をくれた」という、本当に他力本願な理由で生きながらえており、ことの発端となる異世界との接続も全部じいちゃん任せ。何一つ自分でやってない。そんな遺産をただもらって(アイテムボックスと鑑定を含む)チートを付与され、「みるみる体重が減って、人間関係も回復、僕の生活はもう薔薇色です!」って、完全にアウトな通販の宣伝文句でしかないやんけ! なんでこの話を今更やろうと思うのさ。なんでアニメ化するのさ。一応、タイトルにある通りに「異世界チートが現実にも影響を及ぼす」っていうのが他作品との差別化を図った部分なんだろうけど……痛々しいマウントが倍に増えるだけじゃん……「チートを手に入れて今まで見下してきたクラスメイトを見返してやりたい」って、本当に拗らせ陰キャの逃避の果ての果てじゃん。これ見て充足感を得てしまったら、もうほんとに限界だよ。 そして今作最大の発見は、こうして至極テンプレななろう的展開を、リアル寄りの画で展開されるとさらに倍キツいということ。もう、キャラデザやらなんやらが生理的にきつくて……。ごめんな「転生貴族の異世界冒険記」。「コロコロしたデフォルメキャラでごまかそうとしてる」とか言って。こんなん、アニメ的に嘘で塗り固めていかないと正面から見てらんないよ……。 映像制作はなんと板垣ミルパンセ。なるほど、確かに「蜘蛛ですが何か」で培った繊細なCGワークが今作でも火を吹いている。映像のクオリティは低くないし、本来なら「画面が成立している」という部分はプラス評価にすべき。だけどごめん、俺には無理だ。この画はキモいよ……主人公が特にキモいよ……。「プラチナエンド」くらいのリアリティの作品ならこの画でもいいんだけどさ……。大真面目にスライム倒すなよ……。この壮絶な食い合わせの悪さは今まで味わったことのない新体験だった。そういう意味では貴重な経験をありがとう。もしかしたらここからこの映像にも慣れ始めるかもしれないから、そうしたら評価を改めて、アイテムボックスのことは水に流すよ。いや、見続けるかどうかも知らんが。
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HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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