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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「履いてください、鷹峰さん」 4

 エンディングの「奥井雅美&ボンジュール鈴木」っていう組み合わせが訳分からんくて草。作品規模に見合わぬ謎のコラボである。

 地上波で視聴したが、どうやらワンランク上のチャンネルだと規制が外れそうな、エロバカアニメ。例えるなら「エロ漫画単行本の1話に紛れ込んでそうな」思いつきでスタートした作品である。こうしてみると、エロ漫画ってのはアイディアの宝庫なんだよな。当たり前のように垂れ流されている18禁コミックの中にあるギミック、うまいこと掬い上げたら傑作漫画が作れないものだろうか。僕が漫画原作の仕事を請け負うようなことがあったら真剣に検討してみよう。

 ただまぁ、流石に膨らませるにしてもギミックは吟味した方がいいとは思うわけで……なんとまさかの「エロ×パイツァダスト」という禁断の掛け合わせである。きっと作者もジョジョを読んで吉良吉影や川尻早人の入浴シーンに欲情してこの設定を思いついたに違いない(どんな性癖だ)。まぁ、言うてる通りに思いつきならなんでもありだし、この設定で漫画を1本描いちゃおうというチャレンジ精神は評価に値する。無茶苦茶だとは思うが、無茶苦茶なりに話は成立している(?)し、この特殊設定もの(??)で話を進めれば、例えば他の能力者を登場させるなど、膨らませ方はいくらでもあるだろう。とにかくバカだとは思うが、そのデザイン自体は意外とバカにできない思いつきである。

 そうして全般的にコンセプトは受け入れた上で……ちょっとアニメとしては魅力に欠けた。まぁ、常に乳首に余計な修正をぶら下げてるのが邪魔なのでAT-Xで視聴したらまたイメージは変わるのかもしれないが、どうにもキャラクターの造形がしっくりこないというか……まー、エロ漫画体型なんだろうね。これは共感してもらえる人がいそうなので書くのだが、まさにこの第1話が始まった最初のカット、鷹峰さんが大写しになる紹介シーンの鷹峰さんの顔、なんか変じゃなかった? 「この人は美人……か?」みたいな歪んだ顔になってなかった? その他、おっぱいがデカすぎるので妙にボディバランスが崩れてしまったり、エロいはずなのにエロに集中できない要素が散見され、なんか引っかかるスタートとなってしまった。

 あとはまぁ、主人公の才能の無さというか、ほんとにラッキーだけで主人公ポジに祭り上げられてるだけの陰キャ根性が気に入らないとかもちっちゃなマイナス要素。能力の設定にも気になる点(鷹峰さんはなぜ「胸をみられると記憶が残ることを知っているのか」とか「なんでよりによって体育倉庫で着替えてたんだよ」とか)はあるが、今作で特殊設定を真面目に論じる意味はあまりなさそうなのでその辺はまぁいいや。

 とりあえず今期の「黒岩メダカ枠」くらいの認識でいいと思うが、なんかこう、Mに刺さるような魅力的なサディスティックシチュエーションを描いてくれたら加点の可能性はあるぞ。CVシカコは意外なとこだが悪くないし。

 
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○「ユア・フォルマ」 5

 なんかこぅ、「がなる」楽曲が増えたのって、やっぱadoの人気が影響してるんでしょうかね。今作のアニソンを聴いてそんなことを思ったり思わなかったり。がなり曲ってカラオケで熱唱すると楽しいんですよね(喉壊すけどね)。

 などと内容と関係ない話題から入ったのは、アニメ自体の評価をつけにくいためである。ぶっちゃけ、シナリオラインについては1話目では何も分からんな。SFベースで何やら「捜査官」を題材にしているのでミステリっぽさもあるが、「攻殻機動隊」ほどサイバーなわけでもなし、多分「RD 潜脳調査室」ほどハートフルでもなさそう。いや、あれのことを覚えてる人がどれくらいいるか知らんが。事件捜査としてはかなりシリアス強めで、そこそこハードにやりそうな気配はあるが、それも1話目段階では予感であり確定情報ではない。ここから突然アンドロイドと人間の心の交流を描いたATRI路線に移ってもおかしくはないのだ。ほら、男側のCV的にはATRIっぽさあるしな。

 ただ、個人的にはどっちかというと女性側のCVのせいで「全部裏でシビュラが糸を引いてそうな世界観だな……」という妄想の方が強い。なんかフジ系列で放送してそうなアニメだよね(実際はテレ朝系列)。サイバー加減はそこそこ表現できている気はするが、最近見た作品だと「メイクアガール」あたりとかぶってくるのでそこまで新鮮味があるわけではない。電脳に「潜る」捜査方法についてもだいぶ擦られすぎてる感があるので、ここからオリジナリティを発揮できるかどうか。また、発揮するとしてどの方向に個性を伸ばしていくのか、とりあえずは「今後に期待」という何の意味もない言葉でお茶を濁しておこう。ほんとに良さにも悪さにもつながらず、結果的に「オープニングもエンディングもどっちもおもろいな……」というアニソンに逃げるしかなかったというのはここだけの話。

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○「鬼人幻燈抄」 6

 最近では珍しくもなくなってきた「初回1時間スペシャル」展開。前クールにも1時間スペシャルでスタートしたくせにその後惨憺たる結果になった作品があったのでもはや信用しちゃいないが、今作に関してはそれなりに気合いは入っているようで、怒涛の1時間であった。

 第一印象を一言で言うなら「まー、なんて素敵な鬱でしょう」。序盤30分くらいからの展開は親の顔よりも見た王道のNTR展開。いわゆる因習村のテイストをはらみつつ、綺麗にメインヒロインが転げ落ちる様子が描かれ、性癖の捻じ曲がった私のような人間はそれだけでハッスル全開。ただ、もちろん今作はNTR漫画ではないのでそこから少しずつ様子が変わってくる。NTRの最大の見どころ(?)は男女双方で描かれる精神的凋落であるが、今作における主人公・甚太も、その相手役だった白雪も、精神的には何一つ堕ちていない。大願を持ち、それをお互いに理解した上での苦しい別離の選択。ここまではむしろ高潔ですらある。NTRものならここからなんやかんや理由をつけてその高潔なる魂を穢すことに手を尽くすわけだが、本作の場合は例えば竿役(??)の清正さんも別に悪いやつじゃなかったし、このまま進んでいたらもしかしたらより高いレベルで魂の清浄さを訴えるハッピーエンドすらありえる状況だった。

 というわけで、ここで本作の肝である「鬼」が登場し、精神年齢低めの危険因子である妹さんがぶっ込まれる。すれ違いといえばすれ違いでもあるのだが、基本的には妹ちゃんの幼さが招いた惨劇。そこに鬼の人たちはちょいとスパイスを混ぜてやり、きっちり狙い通りにバッド・バッダー・バッデストエンドに直滑降。ワーストを引かされた哀れな兄妹喧嘩は、村を焼き、時代をも跨ぐ一大悲劇へと繋がっていくことになる。鬱々としたその雰囲気は嫌いじゃないし、1話目で大枠が全部見える親切設計、嫌いじゃない。「鬼」「兄妹」「侍」と並べると「鬼を……滅する刃か……『鬼殺の刀』って言うタイトルはどうかな?」とか茶化してみたくもなるが、古来より「鬼」をテーマにした物語なんて定番中の定番だし、ことさら「あれ」と重ねわせる必要もないだろう。これはこれで立派な「侍」アニメになりそうである。

 というわけで頑張ってくれた1時間は素直にプラス評価だが、ここからさらにプラス方向に一要素、マイナス方向に一要素が付け加えられた。先にマイナスから上げておくと、おそらく気づいた人は気づいただろう。「制作:横浜アニメーションラボ」のクレジット。これが怖い。何しろ横ラボと言えばつい最近「ささ恋」で完全なるやらかしを見せた危険なスタジオであり、過去にも様々な戦犯をやらかしている。私は未だ「禍つヴァールハイト」の恨みを忘れちゃいない。ただまぁ、悪い側面ばかり見ていても発展性はない。いうても「はめつのおうこく」や「魔女と野獣」のように映像部分でしっかり結果を残した作品もあるのだ。少なくとも1話目のグラフィックは成立していたし、なんとか「成功例」の方になってもらいたい。ただね、1時間あったうちの序盤とか、バトルシーンの要所はいい画が多かったんだけど、ところどころ「ん?」ってなる不安な箇所もあったんだよな……最後までスタミナが保つことを祈るばかり。

 逆に期待しかない部分もあげておくと、そりゃもう中の人よ。前クール「アオのハコ」終了時点で「うえしゃまのレギュラーがなくなったらどうしよう」という心配をしていたんですが、ハイ、本作では最高に最低なキャスティングで登場してくれましたね。ぼくぁ何度でも繰り返しますが、頭のおかしい上田麗奈ほど健康に良いキャスティングはないですからね。まぁ、ラスボスポジになってしまったので毎週登場するかどうかは分からないが、今後の最低最悪の活躍を期待しています。うえしゃまによるみさお惨殺劇、声ヲタのカルマが煮詰まってるようでほんとによろしい。このキャスティングのNTRものとか、もはや違法ですよ。

 
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○「ある魔女が死ぬまで」 5

 このアニメが始まる直前のCMが「まどマギ」のソシャゲのCMだったのでちょっと笑っちまった。「ある魔女を殺すまで」。

 なんの巡り合わせか、今期新番組は2作連続でEMTスクアードの制作。ということは「ボールパーク」同様にそこまで期待はできないかという予測はありつつも、作品ごとに1話目のクオリティというのは当然違うもので。こちらの作品はありがたいことに映像の品質は悪くない。いや、ちょっといい部類かもしれない。正直言うとCG処理した背景とか細かいオブジェクトの処理がやや雑でどこか浮いてるような印象になっている部分はあるのだが、とにかくメインキャラ、特にヒロインの動きは溌剌としており、コロコロ変わる表情も可愛らしい。その部分だけで1話目はややプラス評価。

 ラノベ原作とのことで、舞台も現代劇っぽいのに「魔女」がテーマというちょっと珍しい設定。舞台がどこだか分からないが、ニュアンスとしては一番近いのは「魔法使いの嫁」ということになるだろうか。ただ、あちらと違って今作の目標は「たくさんの人を喜ばせる魔女になるぞ」というハートフルなものであり、今後の展開でも血みどろのバトルとか目を背けるような惨劇なんかとは無縁の作品になりそう。魔女の少女がフラフラとその辺をうろつくという意味では「魔女の旅々」に共通する部分もあったかもしれないが、天才魔法使いイレイナさんと異なり、こちらの魔女さんは身の丈にあった人助けでちょっとしたお伽話を紡いでいきそう。多分細かいエピソードのオムニバスになるだろうから、「週刊ストーリーランド」くらいの感覚で見守っていけばいいのではなかろうか(今の若い人には伝わらない表現)。

 ヒロインのメグが可愛かったので評価は微プラスくらいでもよかったのだが、あまりにもざっくりした「1年で1000粒の嬉し涙を集めなさい」というタスクがどうにも引っかかったので一応据え置きとした。原作小説もまだ大した量が出ているわけでもないので多分先々のことはあんまり決まっていないのだろうが、普通に考えて「1年で1000粒」が無理ゲーすぎるのがね。最初に条件を提示された時は「まぁ、1人の人間がわんわん泣いたら一気にポイント稼げるからもしかしたら……」とか思ったが、1話目のミッションを見る限り、どうやら1人の人間から出てくる雫は1粒制限がありそうな気が。だとすると、こっから休みなしでフル稼働して1日3人ずつ泣かせなきゃいけない。よっぽど言葉巧みに涙のネズミ講みたいなシステムを組み上げないと不可能だと思うのだが……どうにかなるんでしょうかね。

 まぁ、多分そんな野暮な数字を気にして見る作品でもないのだろう。最大の注目ポイントである青山吉能のお仕事ぶりに注目しつつ、だらだらと見守らせてもらおう。ちなみにどうでもいい情報だが、今作の監督は青山吉能の出世作(?)、「恋愛暴君」と同じ人だったりする。「活きた! あの時の特訓が!」なのかどうかは定かじゃない。

 
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○「ボールパークでつかまえて!」 4

 息つく間もなく、新番組はやってくる。今期我が家で開幕を飾ったのはこちらの作品。

 以前の反省から「ボールと名がついているが、もしかしたら社交ダンスのアニメかもしれんぞ!」と思いながら視聴を始めたら、普通に野球だった(そりゃそうじゃ)。ただし「野球アニメ」と言っていいのかどうか分からないちょっと不思議なジャンル。「野球場アニメ」というのが正しい表現なのかしら? 確認したら漫画原作らしいが連載誌がモーニングか。まぁ知らんのもしょうがない。

 目の付け所は面白くて、なかなか描かれたことがない新たな「お仕事もの」。いわれてみれば確かに野球場のような巨大施設はたくさんのお仕事の人たちが、それぞれに頑張っているから成立しているわけで、切り取り方次第でいろんな話が展開できるかもしれない。残念ながら私はあんまり野球場に縁がないのでそこまでピンとこないが、知らない世界を垣間見られる可能性があるなら興味はある。ドラマの組み方はいくらでもあるだろうし、今後のシナリオ次第では評価が上がるかもしれない。

 ただ、第一印象はあまりよろしくはない。理由は大きく2つで、1つ目は単純にクオリティが高くない。まぁ、EMTスクアードだしなぁ、というので高望みもしないが、あんまりアニメとして作り込もうという意識は感じられない。せいぜい環境音くらいで画面にそこまで拘泥しない方が良さそうな雰囲気。

 2点目としては、ヒロイン(?)のファイちゃんのキャラが阿漕すぎてちょっとキツい。野球場という独自のテーマならその良さを発揮させる方向のヒロインの配置にすりゃいいと思うのだが、コミュニケーションの様子がほぼキャバクラ。男の欲望垂れ流しみたいな設定は、もうちょっとなんとかならんかったんかとは思う。まぁ、漫画作品として1話目から引き込む要素を作るとしたらこういう阿漕なのが手っ取り早いということなのだろうが……今後のキャラの広がりに期待するか。

 ちなみにエンディングのアニメーションは(作ってるスタジオが違うが)ポップで愉快。踊るアニメ、こういうのでいいんだぞ。

 
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○「キミとアイドルプリキュア♪」 5

 今回の件から俺たちが得るべき教訓はぁ、「ニチアサで流れてくる桃を拾うとろくなことがない」ってことだ。変な縁を繋ぐくらいなら、無視した方が何倍も賢い。少女漫画家まで出てくるのは流石にまずいですよ! どっかに絶対逃亡犯も隠れてる。

 というわけでプリキュアが終わってプリキュアが始まる。日曜に目覚めてもこむぎたちに会えないショックが非常に大きく、「わんぷりを終わらせた存在」としてどうしても憎さが先立つが、別に新プリキュアに責任があるわけではない。せいぜい「わんだふるぷりきゅあ!Max Heart」を始めさせられなかった我々視聴者に責任があるだけなので、なるべくそこんところは切り替えていきたいとは思っている。

 でまぁ、わんぷりがなかなかに攻めた設定だったこともあり、次世代プリキュアはそこそこにオーソドックスなスタートだろうか。もちろん「アイドル」というコンセプトを押し出したことで新奇性はある程度確保されており、バトルシーンのクライマックスで「突然歌うよ!」な演出なんかはフォニックゲインが高まる展開である。それ以外のシーンでも主人公のうたちゃんは「突然歌うよ!」な子であり、アイドル要素をなんとか付与していこうと色々必死だ。昨今の幼女先輩たちは「【推しの子】」が好きだったりするらしいし、とにかく天才的なアイドル様が出てくれば喜んでもらえるんじゃなかろうか。

 キャラデザが割とパキッとしており、今後の東映クオリティだと話数によってかなり作画に差異が出そうだなぁ、というのは気になるところだが、決して悪いものではない。アイドルとしての「ファンサ」でキビキビ動いてくれれば素直に魅力に繋がるだろうし、1話目からちょこちょこコメディ要素多めの展開になっているのも期待できる部分。トロピカる部ほどのクレイジーにはならなくていいが、是非ともファニーでファンシーなプリキュアを目指していただきたい。ここまで妖精本位でいきなり振り回される展開も初めてのことで、今後はキラキランドの無茶なプロデュースに四苦八苦するアイドル稼業が見られるのかもしれない。

 その他、興味深い点をいくつか挙げていくと、なんといってもメインヒロインに松岡美里が抜擢されたという事実。正直、彼女は声質的にセンターキュアに選ばれるなんて思ってもみなかった。どこかハスキーな要素が常に伴うし、まっすぐストレートアイドルにはならないんじゃないかと思っていたが、いうて若さは強さ。まっすぐな演技でどこまで「アイドル」道を駆け上れるかは気になるところだ。まぁ、すでに発表されている脇の2人がだいぶゴツい面子になっているので、センターの若手がちょっとくらい無茶したところでブレるもんでもないだろう。個人的には妖精役に南條愛乃を起用してるんだから、そっちからも「突然歌うよ!」な展開が来るんじゃないかという期待があったりなかったり。フォニックゲインが(略)。

 もう1つ、これは純粋に気になる要素なのだが、タイトルに「キミ」というフレーズが入っているのを、どのように処理していくのかという部分は注目。過去のプリキュアシリーズと同等の構成にするなら、作中に明確な「キミ」が指す対象が現れるとは考えにくく、普通ならこの「キミ」はプリキュアを応援するファン、幼女たちを指すはず。ただ、ストーリーの中で「画面の外にいるお友達」とのつながりを強調することは構造的に難しく、せいぜい劇場作品の時のミラクルライトを振る指示が限界だろう。いや、かつて「ミュークルドリーミー」では毎週必ずテレビの前のみんなにも参加させてたけど……そこまでインタラクション重視の構成になるのかどうか。ならないとしたら、「キミ」という要素にどのように落とし前をつけていくのか。まぁ、別にうやむやになってもなんの問題もないのだが……どこかで何か新しい試みが入ってくることを期待している。

 そのほか、わんぷりとの対比で強調されるのは「パンチキックの復活」だろうか。まぁ、これこそがスタンダードなプリキュアファイティングスタイル。それに伴い、明確な「悪の組織」も復活し、久しぶりに1話目から複数の幹部が出てきてわちゃわちゃやってくれそう。まぁ、だいぶタイムボカン寄りでアホっぽい組織だったが……個人的には幹部の1人に佐藤せつじが混ざってるのがとても楽しみ。ほんと、クセモノっぽさが味わいになる。あと女幹部はパイセンですね。よし、新人アイドルをいびっていこう。

 とりあえず、「今後に期待」で一旦置いときますが、もう、別れの悲しさを味わいたくない気持ちもあるので、なんとなくダラダラ見られるプリキュアで全然問題ないですよ。

 

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○「Aランクパーティを離脱した俺は、元教え子たちと迷宮深部を目指す。」 3

 長き旅路の果て、今期もようやく新番チェックがゴールイン(2週間後にすぐプリキュアがくるが)。今期執筆された新番チェックの数は49。これに前クールからの引き継ぎを加えた約10本に2月から再開するリゼロを加え、トータル60本が今期視聴するアニメの本数……なわけがない。無理である。冬クールでこの本数はかなりえげつないぞ……。新番チェックの数だけで言えば10月が59だったのでまだマシなようにも見えるが、そこから秋クールは「N話切り」が13本と史上最多を記録し、視聴本数だけでいえば50程度だった。今期もまぁ、最低でもそのへんまでは落とす予定だし、現状すでに何本かは切っている。そして何が悲しいかって、最後に書いてるこの作品もそんなN話切りの筆頭というところが……。

 先に書いておくと、「杖と剣のウィストリア」と同じBNPicturesなので映像部分は悪くない。まー特段魅力も感じないが、決して崩れてたり、手を抜いてたりはしない出来で、アニメスタッフは与えられた素材をなんとか面白く見せようと必死に頑張ってくれている。

 だが無理だ。今期は特に拒絶反応が明確に出るなろうが多かったなぁ……。今作はお手本のような追放からスタートした上で「ちょっと経験者になったおっさんが若い女の子に経験マウントとって気持ちよくなる」という、もし配信者のコメント欄でやってたら確実にお気持ち返しされるムーブであり、なんかもう、あらゆる部分が気持ち悪くて受け付けられない。そして相変わらず、この世界の仕組みが全く見えてこないのがもやもやもやもやもやもやする。

 今作は他のなろうに比べるとちょっとオリジナル要素を出している部分があり、それが「社会全体の技術水準が現代社会に近い」こと。「配信」なんて言葉がそれを端的に表しており、テレビ的なものやタブレット的なものまで、科学か魔法か錬金術かは知らんが、何かしら「剣と魔法のファンタジー」だけでは終わらないニューナーロッパを舞台にしている。まぁ、そこは何かしらのこだわりがあったのだろう。その部分をうまく他作品との差別化に活用しているのであれば、評価を上げても良いポイントである。

 しかし、残念ながら今作ではその部分がむしろいびつさに繋がっている。「現代社会に近い程度の技術力」がある世界であるなら、当然経済にしろ法にしろ、社会的なシステムだってもっと現代的になっているはずなのだ。確実に貨幣経済は成熟しているだろうし、これだけ通信が発達した社会において社会通念は相当に一般化しているはずだ。そんな世界で、なぜ「冒険者」が冒険者のままなのだろう。ダンジョンのシステムが一切説明されていないのでそこに全部の責任を押し付けてしまえる可能性はあるが、例えば今回主人公パーティが取りに行った魔法石的なものに資産的価値があるなら、ダンジョンを整備し、恒常的に採掘できるシステムを構築した方がよっぽど安定するはず。何故それをわざわざフリーランスの「冒険者」などというシステムを維持して(場合によっては人命に危険が及ぶリスクまで孕みながら)続けているのか。主人公が「5年前に初めて入ったのもここ」と言っていたということは、少なくとも5年間で相当な数の冒険者が探索に潜っており、「フロアボス」などの概念が浸透しているということはもはやそれ専用のマニュアルがあるレベル。「トラップがある」だの「モンスターが沸く」だのという状態は、何故5年間も放置されているのだろう。

 あと、面白いのは主人公が「高難度のクエストは赤字」とか言ってた部分。ほなら受けるなよ。なんでクエスト報酬がその値段で設定されてんだよ。配信されてるからって背伸びしてでもクリアしたかったん? 仲間から搾取されてたなら、事前に見積もり出して「赤が出ない範囲でやります」って言っておけば良かっただけでは? 何で見栄張った? 名誉欲の塊なん? もう、それがモチベだったとしたら追放した幼馴染のこと悪く言うなよ。お前が好きでやっとったんやろ。そんで「Dランクの依頼だったらコスパが見合う」とかいうなら、一生Dランクでええやん。上のランク目指す意味ないやん。

 多分、世界の仕組みは相変わらずガタガタなのだろうと思われるので、いちいちそういうところにイライラしながら視聴するのは苦痛でしかない気がする。映像部分を理由に来週も観るかどうか……。小野勝巳は今期「妖怪学校」も同時並行で監督してて、そっちはバカが振り切れてて割と味のあるアニメになってるし、もう、そっちだけでいいじゃん。なろうにリソース持ってかれるの勘弁してくれ。

 

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○「戦隊レッド 異世界で冒険者になる」 5

 ??「これで異世界とも縁ができたな」。

 だーいぶ出オチ感のある新たななろう……のようでなろうじゃない、漫画原作らしい異世界作品。基本が「戦隊あるある」で構成されているため、2話目以降でどんだけネタが続くもんか、というのであんまり積極的な加点はしていない。

 ただ、その「出オチ」の「出」の部分は正直よくできてたと思う。少し前にも別方向から「戦隊」をフィーチャーしたアニメを放送していたが、ぶっちゃけあちらは「戦隊」という存在にちょっと捻った方向から切り込んでいて、あまり戦隊好きが喜ぶような構造にはなっていない。むしろ戦隊好きならカチンと来るようなことだってあったかもしれない。そう考えると、やっぱり少年の心を忘れないピュアな戦隊ファンにとって、今作や「こいせか」みたいな構造の方が馴染みやすいとは思うのだ。

 そうして生み出された「戦隊パロディ異世界転生」であるが、ぶっちゃけ、1話目は今作の出来不出来というよりも作中作(?)である「キズナファイブ」の出来が分かっただけである。そして、ここをしっかり作り込んでおかないと何も始まらないという判断なのだろう。どれだけ掘り下げるかも定かじゃない架空の戦隊の造形がよくできている。個人的には変身アイテムが絆創膏で「絆」をテーマにした戦隊というのが「なんか、なくもなさそう」と思えるレベルなのが好き。変身アイテムって子供に馴染みのあるモチーフが使われるので、絆創膏型のおもちゃなんていかにもありそうじゃない。まぁ、最近は変身玩具も単価を上げてクオリティを高める方向性なので、絆創膏だとややちゃちくて販売戦略に乗らない可能性もあるが……。

 他にも無駄なこだわりは色々と見られて、ファンなら一発で分かる通り、戦隊周りのキャストが(若手のレッドを除く)全員戦隊作品経験者で固められている。まぁ、めんどくせーファン目線だと「イエローとピンクは逆やろがい」とか思わないでもないが、わざわざ菊池美香や小宮有紗を連れてきたのはこだわり以外の何ものでもないのでそれだけでも充分な評価。ここでM・A・Oネキじゃなくて絶妙に「声優もやってる役者サイド」を持ってくるあたりが芸コマ。松風雅也は当然の起用として、残り1人が土田大なのがなかなか渋い。その他、中田譲治・稲田さんに杉田と、それぞれに「やったことがある」ポジションでの起用。そして貴重な串田アキラの新録音源。ここまでやられたら、そりゃ「よく頑張りました」と言ってあげないとダメだろう。

 監督は川口敬一郎なのでそんなに大きな手抜かりはないはず。あとは最初に書いた通り、「出オチ」を脱却して1つのおもしろ漫画として引っ張っていけるかが勝負の分かれ目。できれば1クールくらいは頑張ってネタを回して欲しいところだ。

 
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○「Übel Blatt〜ユーベルブラット〜」 5

 タイトルが読めないやーつ。ウムラウトって機種依存文字とかじゃない? ちゃんと表示されてる?

 正直、良くも悪くもあんまり印象が残らない第1話。方向性としてはがっつりダークな方向性を狙っているのは分かりやすいし、映像部分もそれなり、展開の説得力もそれなり。ただ、これは全く作品に責任が無い要素で申し訳ないのだが、どうしても昨今のアニメで「復讐劇」みたいな構造がスタートすると「なろうのザマァ展開の序章」みたいに見えてしまうんだよな。多分そんなことないんだろうけど。

 原作はなろうではなくガンガン系のコミックらしく、その手のアニメにしては珍しく原作は少し前に完結しているらしい。既刊24巻と結構な数が出ているのだが全然知らんかったのでどんな作品なのか全く分からないし、話題性はいかがなものかとちょっと首を捻る部分はあるのだが、もし完結までアニメでやってくれるならそれはそれでありがたい話ではある。ただ、そんだけの枠をもらってるかどうかは謎。たとえば「惑星のさみだれ」なんてコミック10巻を2クールでやらせてもらえてたけどあの状況だったし……24巻分を責任もって作ってもらえるアニメなんて、今のご時世は相当貴重なんじゃなかろうか。それこそ「Dr.STONE」くらいの規模になってしまうしなぁ。

 「ダークファンタジー」というカテゴリで、別に似てもいないのにどうしても比べてしまうのが昨年度の荒くれ作品「ラグナクリムゾン」。もう、あの刺激と衝撃を味わってしまうとちょっとやそっとの「ダーク」っぷりでは満足できない身体にされてしまっており、ふつーの復讐譚とかではそこまで食指が動かない。こっからいかにして「ファンタジー」というベタの極みが広がるフィールドに目を惹く何かを展開できるか。もう完結してる作品に無茶振りしてる気がするが、なんとかモチベが維持できるように頑張ってほしい。

 
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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