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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる」 4

 道産子は可愛いギャルが3人だったが、こっちは長瀞さんみたいなのと、ギャルっぽいのの2人体制である。日本の北と南に真っ二つに分かれるのに、やってることは大して変わらない謎。まぁ、こっちは命の危険がないだけ穏当ですけどね。

 なんかこう、別段悪いこたぁないんだろうけど、どうにも合わんな、というのが第一印象。いくつかの理由をピックアップしてどこか苦い感覚をお伝えしていく。

 第1に、話の筋が緩慢である。まぁ、こんなネタでシャキシャキ笑いを連打できるのは桜井弘明くらいのもんだろうし高望みするもんでもないが、「方言あるある」ネタでぬるま湯のような状態が続くだけなので特にクスリとする部分もなく、捉えどころがない。これはまぁ、道産子でも同じだった部分ではあるけど、あっちは別に「北海道弁」に集中してるわけではなく、その他諸々の「試される大地」ネタも混ぜて多少は拡張を図っていた。今作はどうだろう。ちなみに「ご当地あるあるネタ」をテーマにした作品の成功例を取り上げるなら「八十亀ちゃんかんさつにっき」がナンバーワンであり、これってつまり「方言あるあるとかのユルいネタだったら5分アニメでよくね?」ということを示しているとも言える。道産子だろうがうちなんちゅだろうが、やはりこのネタで30分アニメをやれるほど強固な基盤には見えないのである。

 第2に、映像のクセが強い。まぁ、ミルパンセの制作で1話目のコンテには板垣伸が加わっているのでゴリゴリの布陣なのはしょうがないのだが……どう考えても「ユルいネタ」なのであんまり映像部分で張り切る要素がなく、ユルく描こうとするとどうしても最近のミルパンセのクドい映像表現との違和感が気になる。わかりやすいところだとオープニングの映像のぐにょんぐにょんしてたいかにも「アニメとして面白い動きを見せてますよ、素敵でしょう」みたいな作画が、色彩や線の撮り方がやたらビビットなせいでむしろ気持ち悪く写ってしまう。どこかしらこだわっている画質ではあるのだが、あまり相性がいいとは言えない組み合わせになってしまっている。

 そして第3に……なんでメインキャストが沖縄弁ネイティブじゃないねん! まぁこれまた道産子の時もそうだったけどさぁ。今回はわざわざ脇のキャストを沖縄県民会で固めてるみたいなのに、何故かメイン3人だけ本土から呼んじゃった。そこはもう、こだわりの地産地消でよかったやん。これは別にメインを任された鬼頭が下手だとかいう話ではなく、その方が圧倒的に制作理念に則ったものになっただろうと思うからだ。そして実際、メインヒロインのうちなーぐちはなーんか違和感があるんだよ(ギャルのファイちゃんの方は別に違和感はない)。そこはもう、ネイティブに任せてよかったのでは? 今回だけでも下地とかいたやん。Wiki見たらヒロインの家族が全員県民なんだよなぁ。島袋・紡木・儀武。ほんでお父ちゃんが金城大和(キョウリュウジャーのノっさん)ってんだから準備万端だ。なんでその万全の体制をメインどころまで伸ばせなかったものか。

 というわけで、諸々の理由から第一印象はややマイナスです。まぁ、ここからネタにエンジンがかかってくればまだ取り返せる段階なので諦めずに視聴を続けよう。あたしゃ都道府県モチーフは好きなんだよ。

 
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○「俺だけレベルアップな件 Season2 -Arise from the Shadow-」 ―

 一番感心した点は、OPにLiSAと澤野弘之の謎タッグ、エンディングに時雨というアーティストの起用法です。よくもまぁこんなとこにぶっ込んだな。あ、それ以外は特にないです。

 ぶっちゃけ「切っていいですかね?」ということを確認したいだけの視聴になってしまった。1期はちょうど1年前の放送だったが、そりゃもう覚えてませんわよ。視聴しててなんとなく「あぁ、こんなんあったなぁ」って思い出した部分もあるけど、木端なろうの奔流の中、いちいち引っかかるほどのフックもないわけで。改めて確認して「あ、そうか、これ一応なろうではないんや」って思い出したけど別に意味もない。綺麗なnarrowストリートを歩くだけのオープニングである。

 何がきついって、1期で「主人公がレベルアップする」くだりが終わってしまったもんで、残ってるのがザマァとイキりチートだけなんですよ。よりによって一番匂い立つキツい部分から見せられて、周りの人間が主人公ヨイショに余念がない様子とか、ザマァするためだけに周りの人間にアホな行動取らせるところとか、いったい何を楽しめというのだろう。何が素晴らしいって、ヨイショする時の要因が一番忌み嫌われている「収納スキル」だったり、ザマァのための他人の行動「足手まといは置いていく(キリッ)」とかが全部なろうの初級教科書に載ってる内容なのよ。なんで2期に入って改めてそんなとこ歩いてるんだよ。すげぇな。

 映像部分が最低限のプライドを持ってなんとか面白いアニメに見せようと頑張っている部分は評価したくもなるが、流石にそれだけじゃついていけません。数週間後(早ければ来週)には切りリストに載ってるとは思います。ソーリー。

 

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○「BanG Dream! Ave Mujica」 7

 よ  う  こ  そ。

 新年の祝賀ムード? 知らんね! これがギスドリだぁ! というわけで鳴物入りでスタートします我らがバンドリ世界の新ストーリー。まぁ、こうなることは分かってたでしょう。ファンの多くは我慢できずにライブでの1話上映、もしくは事前に劇場で公開された3話までの先行上映を観に行ってしまい、ここまでの流れを知っている人も多かろうが、1年前の前作「It’s MyGO!!!!!」の時点でもここまでの設定はいくらか想定はできていたはず。今回のバンド、Ave Mujicaの発起人にして核となる人物・豊川祥子。彼女のその壮絶な人生の転落劇から、マスカレードは幕を開けるのである。

 ぶっちゃけ、1話目はそう言う意味ではまだまだ予定調和かもしれない。祥子の凋落の原因はすでに匂わされていたし、今回はそんな彼女の生い立ちを必要以上に丁寧に、まるでゆっくりとすりつぶすかのように描いてくれているだけ。現時点ではまだギリギリで親父さんの苦悩も理解できる部分はあるし、父親のことを思った優しい娘さんの苦渋の決断についても(辛いとはいえ)理解できるものである。大丈夫、バンドリ世界なら、こうした苦痛も心労も、全ては成長の糧。頑張った分だけ、祥子にはその先に待つキラキラドキドキが約束されている……。

 いや、トータルではマジでそうだと信じてますよ? MyGOの連中だってあれだけドタバタしながら最後には収まるべきところに収まっているし、先達たるポピパやRoseliaRASだってそれなりの困難を乗り越えて今の彼女たちがある。Mujicaに関してはそれがちょっと激しい形で出てしまっているだけ……だというのは間違いないんだよ。だって今後ゲームにMujicaが追加されるのはほぼ確実なわけで、そんな時に1組だけ闇金ウシジマくんみたいなエンディングを迎えたバンドが入れるわけないんだから。そりゃそうなんだが……問題はどれほどまでに地獄の深いところまで潜って帰ってくるか。我々「3話まで知ってる勢」からすると、「3話時点でここまで落ちて、どうやって戻ってくんねん」と不安でしょうがないのよね。今回の1話目はまだそのホップステップジャンプのホップなわけで。下手したら「ホ」なわけで。アニメのシナリオでここまでダイレクトに「心配」が先立つ作品、後にも先にもこれくらいかもしれんよ。

 でもまぁ、別にスタッフも単に「エグいものを見せたい」という悪趣味からこのシナリオを綴っているのではないということは信じて待ち続けているよ。これまで、バンドリシリーズは痛みを伴いながらもそこには純然たるヒューマンドラマが横たわっているという信頼があるのだ。「ここまでしないと描けない世界」があるとするなら、その覚悟を受け止めようじゃございませんか。少女たちの「一生」を賭けたドラマを見届けようじゃございませんか。仮面の奥に、その未来があることを信じて。

 1話目でどうしても触れておきたい注目ポイント1:豊川さんちのお母さんのCV。そこで使われるんかい……優しいセリフで安心させて次のカットで秒で遺影だったの最高にロックだ。これはネタバレなんですが、2話では有名女優である若葉さんちのお母さんも登場しますが、こちらもクソめんどくせぇCVをお持ちです。

 注目ポイント2:冒頭のKiLLKiSSのライブ!!! これは嬉しかったねぇ。最高のスタート。しかも2番までのフルバージョンでがっつり入ってるってんだからたまらない。こないだのライブ、上映会の後はあのエンディングからマスクオフで登場してのKiLLKiSSでしょ? 羨ましすぎるわぁ。

 「バンドアニメ」を名乗っているからには演奏シーンの魅力ってのは絶対に外せない要素だし、バンドリ世界線ならここはなんとしても死守する必要があるライン。そして、ここで2Dと3Dの重ね合わせが起こるのが最高にCOOL! な部分なのでね。冷静に考えて「史上最速で武道館」というMujicaの経歴ってどう考えても無茶苦茶なはずなのに、我々は2D Mujicaのパフォーマンスをその身でいやと言うほど浴びていて、それが重ね合わされるもんだからアニメのMujicaの経歴にも説得力が増すのである。今後とも、バンドアニメであるという矜持は折に触れて見せてほしいものである。ステイチューン!

 
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○「天久鷹央の推理カルテ」 5

 元日くらい休ませてくれてもいいのにな……。我が家では大晦日に前クールの最後のアニメが放送され、正月1日の夜に新番組がスタートしている。最近はコンビニだって休むところあるんだぞ。時代に迎合せよ、アニメ業界(この場合は放送業界では?)。

 というわけで一発目でございます。こちらは初回1時間放送と贅沢な尺の使い方で始まったので鳴物入りの作品なのかと思ったけど、冷静に考えりゃ最近は「初回1時間」みたいな枠もちょいちょい増えてきたのでそこまで意味は無いのかもしれない。一応、今作は30分が事件編、30分で「解決編」みたいな構成だったおかげで、初回1時間放送の恩恵はそこそこあったとは思うけど。ただ、正直に言うと解決まで見せられてしまったおかげで「スン……」となった感はある。謎だけならなかなかに魅力的だったのだけど……まぁ、解決はそこまで伴わないねぇ。

 今作の原作者である知念実希人については「何作か読んだことはある」くらい。どこぞで話題になったアレやコレを手に取っただけなので今作に関しては全くの未読だが、現時点でのなんとなくの印象は「お話作りは決して悪くはないけど、ミステリを書こうとするとどこか独りよがりになりそう」くらいの感じ。解決のための解決になっちゃってロジックがついてこないので、謎に比して解決がこけおどしになっているというか。

 他作品のネタバレはできないので今回の1話目で無理やり例示すると、一番の疑問は主人公・鷹央とそれを取り巻く医者たちの思考の展開の仕方である。今作は「医療+ミステリ」という作者の一番得意なフィールドで話が展開しているので医師ならではの発想が事件やトリックに関わってくるのが面白い部分なのだが、そのせいでどこか「知識もの」になってしまう傾向にある。そして、多分作者もそれを分かっていて、「知ってたらおしまい」という単なる豆知識の披露に終わらないよう、必死にプロットを組んでいる。しかしそのせいでどうしてもいびつになってしまうことは避けられず、今回で言うなら「青い血の死体!」というナイスな導入に対し、「血が青くなる病気ってなんスかね」という問いが一発目に出てこないのが流石に不自然すぎるのだ。

 私みたいな素人はそれを知らないので黙ってみているしかないが、普通に考えて、あの手術室で「血が青いんです」と説明されたら、真っ先にその場の医療関係者たちは「どうして血が青くなったのか」を医学的に考察するはずで、そこには司法解剖の細かい情報すら必要なしに、「事前に医療処置を受けた可能性がありますね」と一足飛び。そうなれば事件に関わった医師に自然と目が向くわけで、事件の全体像を掴むのに2話も必要なかったことになる。なぜ「名探偵」たる主人公がそれをしなかったかと問われたら、それはもう、単なるストーリーの都合でしかない。

 でもまぁ、それをわかってるからこその最大限の派手さを追求しているわけで、たとえば「足の傷の話があったから鷹央はまずそっちが気になって調査に乗り出したんだよ」とかいう説明はギリギリ通るレベルかもしれない。それに対する回答もすげぇ雑なんだけど(普通に考えて、消去法の答えが「現代に生存しない大型動物に噛まれた」になるはずがない)、まぁ、その辺もどこかラノベ的なサービスというか、とりあえず派手な状況を作っとけば勢いで色々誤魔化せるだろうの精神だろう。せっかくのアニメ化なのでその辺りに拍車をかける役割をアニメが担えば、それなりに成立はしそうである。

 個人的な推しポイントは、平田さんの刑事がほんとに胡散臭すぎて気持ちがいいことですかね。「桜井」っていう刑事がいる作品の1話目の犯人を櫻井にするなよ。

 
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○「マーダーミステリー・オブ・ザ・デッド」 4

 このタイミングで新番チェック!! どないやねん、と思われるかもしれないが、誰だってそう思う。俺だってそう思う。変な時期に始まったもんだ。とりあえず、改めて数字を出しておくと今期(?)新番チェックはこれにて完遂で、本数はなんと59本。視聴可能番組数は64本となるはずだったが、勇気あるN話切りはちょっとずつ進行しており、今期は私にしてはとても頑張って既に11本もの作品を切っている。つまり現時点での視聴本数は53本。……もう10本切らないと正常な人生は歩めないぞ……。

 さておき今作。このブログだけで私を知ってる人は(そんな人おるんかね)知らないかもしれないが、私はマダミスが結構好きである。残念ながらリア友が少ないせいでなかなかプレイの機会には恵まれないが、今作が発表された時に「ほうほう、それで?」と興味を示す程度には愛好しているつもりだ。そんで今作が発表された時点で原作をプレイしていなかったため、ネタバレを恐れて慌てて人をかき集めてプレイしたり。おかげでネタバレは未然に防げたし、心穏やかに今作を視聴することができる。

 とはいえ、元ネタからはだいぶ設定がいじられているし、そのまんまの形でアニメ化したわけではないので結末もどう転がるかは全くの未知数。一応原作キャラとアニメを見比べて「この設定があるってことはこの子の元ネタはこっちのキャラかな?」とか考えながら観ており、そうなると犯人はあの子ということになりそうなのだが、果たしてグループSNEがそんなシンプルなことをやってくるかどうか。ここからの一捻りを期待したいところ。

 とまぁ、マダミス的な楽しみはそれなりにあるものの、残念ながらアニメ的な楽しさはあんまり無い。見ての通りのフルCG作画、しかもあんまり練り込まれてない方の「手間を削減する目的」のCG作画であり、キャラの動きや表情など、「その辺のVTuberのガワが動いてる」くらいのレベルの映像なのでキャラに萌えるとかも難しかろうし、あんまり凝った演出プランとかを望むべくもない。正直、私が「アニメ」という媒体に求めているような楽しさはあまり期待できない。まぁ、大人しく筋立てを追いかけて、純粋にミステリーとしての機微を楽しむしかないだろう。そうなると毎度引っ張り出してる「ミステリとアニメは相性が悪い」の話が持ち上がり……まぁ、今作は「ゾンビパニックもの」との合わせ技なので、その辺との組み合わせでなんとか画面を賑わせていくしかないだろう。この流れでそのうち「屍人荘の殺人」あたりもアニメ化されたりしないだろうかね。

 そもそもの話なのだが、今作の成り立ちにどこか違和感があるのは私だけだろうか。いや、マダミス本編じゃなくてアニメのことね。中途半端な時期に発表されて中途半端な時期に放送を開始した中途半端なクオリティの作品。なんか、素人感覚で申し訳ないが「既存の、正規のルートからアニメ化に至った作品」にあんまり見えんのよ。全然違うだろうけど強引に例えるなら、何か別なアニメ企画が進んでたのに不慮の事故でぽしゃってしまい、慌てて短期間で生み出された穴埋め作品みたいな、そんな印象。昨今のマダミスの盛り上がりを考えれば「マダミスをアニメにしましょう」という企画自体が立ち上がるのはなんの不思議もないが、それならもっと宣伝なり製作なり、話題作りができそうなもんである。本作はポッと出てきてしれっと放送を開始しており、何がセールスの主体なのかがすごく見えにくい。そこがすごく引っかかるのである。

 まぁ、単に制作側に金がなかったという可能性もあるのでなんとも言えないが……正直なところを言えば、「せっかく史上初のマダミスアニメになったんだから、もっと見栄えのする作品にしてほしかったなー」という感想なのである。まぁ、こっからすごくいいシナリオが展開されてドはまりする可能性だってゼロじゃない。下手な触れ方すると原作のネタバレになってしまうので何も言及できない可能性もあるが、あとは静かに見守ることにしよう。

 
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○「アサティール2 未来の昔ばなし」 4

 突然の新番チェック!!!!! この作品の存在を知っていたので、一応「まだ新番チェックは未完」と言っていたんですね。そんで実はもう少ししたら最後の新番があります。もう、季節の感覚とか無くなってきたな。

 そしてこのニチアサ新番だが、タイトルを見るだけでもいくつか疑問が湧き上がってくる謎多き存在。何よりもまず「2」って何、って話ですよね。1を知らんねん。2ってなんやねん。「もしかして2まで含めて正式タイトルか? 『ザンボット3』とか『エイリアン9』みたいなもんか?」と思って番組情報を知った時点で確認しに行ったのだが、残念ながら間違いなく「続編」を意味する「2」でした。「いや、でも1の存在知らないんだってば」と思ってさらに調べると、「1」は今から4年前にケーブルテレビのJ:COMでのみ放送されたらしい。……知らん知らん。流石に知るわけない。名前すら聞いたことなかったぞ。そんで何故か分からないけどその続編はJ:COM縛りから抜け出して、何故かこのタイミングで地上波放送をスタート。いったい裏でどんな取引が行われていたのかはとにかく謎である。2から見はじめて大丈夫なのかい?

 さらにさらに、今作は間違いなく国産のアニメで、制作は東映なのだが、放映圏は「サウジアラビア」だったというのだから驚き。そこからアメリカ・日本などでも放送が続いたということで、多分国内史上初の「サウジアラビアピンポイントターゲット作品」である。多分いろんなところに配慮された中身になってるんだろうな……知らんけど。中身についても、「なんかそれっぽい昔話を野沢雅子が語る」というもので、舞台は確かに中東。サウジアラビアの首都・リヤドから引っ越してきた一家が何故か婆さんの昔話を聞いている。このベースとなる設定も全く意味が分からず、何故か昔話を聞いてるシーンは「近未来」。未来概念の定番であるエアカーで引越し作業をしている一家が暇つぶしに道徳の教科書にでも載ってそうな婆さんの昔話を黙って聞くという設定は「1」の時点でなんらかのサジェスチョンがあったのかどうか分からんが、「未来の昔ばなし」と銘打って未来人に昔話をさせる意義は1話目だけ見てもよく分からない。サウジの人たちがよっぽどエアカーが大好きだったりするんだろうか。

 肝心の中身となる「昔ばなし」についてはほんとに「日本昔ばなし」と同じくらいのテンションで「それっぽい話」が繰り広げられただけなので、情操教育が終了してしまったおっさんからすると毒にも薬にもならない内容だが、典型的な訓話を中東文化ベースのお話で語れるのはなんか変な感じ。多分向こうの昔話をベースに作られているのだろうが、「慈悲を与えて狼と心通わせる話」なんだけど狼1匹の命を救うために差し出された羊の命については一切言及されてなかったり、ダイレクトに文化の違いが出てる気もする。我々日本人からしたら狼も羊も等しく命だが、もしかしたらあっちの人からすると明確に「家畜」である羊はまた違った命の扱い方になるのかもしれない。

 とまぁ、色々と想像するだけなら自由だが、そうして適当なところに想像の翼を広げていかないことにはあんまり面白いもんではない。まぁ、アンパンマンを卒業したくらいの年齢の子供に見せるのがいいんじゃないかな。中東文化の説明がめんどくさそうだけど。現地の人たちが面白いと思ってくれるかは謎。正直、そんなに受け取る感覚が変わるとは思えんが。あ、でも劇伴の民族音楽っぽいのがすげぇ変な感じなのは良くも悪くもインパクト大。あれこそ現地の人には普通の旋律に聞こえるんだろうか。聞き慣れないコード進行であまりにも不安になるんや。もしかしたらそういうカルチャーギャップを体験させるってのも今の教育には必要なのかもしれませんね。

 

 

 

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○「青のミブロ」 5

 とりあえず長きにわたる今期新番チェックも一段落。厳密にはまだ11月スタートの作品が2本残っているらしいのだが、ちょっと間が空きすぎるのでここで一旦の区切りとさせていただく。今期執筆された新番チェックは57本。前クールの47本に比べると大幅増で、久しぶりに新番期がしんどかった。これでも「すでに切った作品の続編」などはすでに視野に入れていないため、昔ながらの全フォロー体制だと60は超えていただろうことを考えると、やはり人間は賢く生きるべきだとしみじみ実感。とりあえず今期はこの57本に加えて前期から引き継ぎの5本を加えた62本が正式な試聴本数となる……と言いたいところだが、当然そんな本数を1週間でみてたらパンクしてしまうので、容赦無く切り捨ては始まっている。これを書いている時点ではすでに7本切り上げており、現状は55本。これでもまだ多いのでここから2〜3週間でどれくらい切り捨てられるかの勝負になるだろう。ここ最近目標としている週40本にはまだまだ遠い。

 閑話休題、そんな最後の1本となったこちらの作品、「アオのハコ」「青の祓魔師」「ブルーロック」に続く4本目の青い作品でもある。なんでここまで青いのが好きなんでしょうかね。まぁ、それでも異世界よりは少ないわけだが。

 原作は知らんけどこれってマガジン作品なのね。作者は「Days」の人ってことで、私の勝手なイメージかもしれないけどマガジン作家って何故か2作目とかで歴史物やチャンバラに行きがちじゃないですか? そんなことない? 確か「アクマゲーム」の人とかも侍もの書いてた気がする。まぁ、こちらは侍は侍でも新撰組フィーチャーなので、どっちかというと同時放送中の「るろ剣」と比べるのが正しいのかも(正しさとは)。そして当然のように新撰組フィーチャーだと一番前に出てくるのは沖田である。たまには別なとこ描いたらいいのに、とは思うけど、それだと引きが弱いんだろうか。

 「新撰組に加わったもう1人の人物が主人公」ということでさらに「薄桜鬼」との比較も可能かもしれない。あちらは女性主人公の乙女ゲー設定だったが、こちらは野郎しか出てこない模様。おかげで(?)あんまり心踊らないが、1話目の印象は可もなく不可もない。なんか主人公の心情の推移がやたら突飛な気がして置いてけぼりくらってしまったが、これくらいに思い切った情動で動かしてやらないと人殺し集団についていく判断にはなかなかならんだろうからしょうがないか。ここから歴史ファンタジーとしてどういう方向にオリジナリティを出していくかは要注目。

 唯一懸念点があるとするなら、制作を担当しているのがよりによってMAHO FILMであるという点。マガジン作品との関係性でいえば「100万の命の上に俺は立っている」以来ということで、あちらも映像的には「やや難」くらいのレベルだったはず。そこからの打率の低さを考えると、今作もあんまり映像的な部分には期待できない気がする。読売系列のこの枠、「ヒロアカの間を埋める時期の作品は適当でええねん」みたいな印象があるんだよなぁ。

 

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○「齢5000年の草食ドラゴン、いわれなき邪竜認定 season2」 ―

 正直に白状します、1話目の録画ミスって見られてません。流石に50本を超える新番組を地上波だのBSだのと必死に追いかけているのでミスの1つや2つはどうしても発生してしまうのですよ。どーでもいい作品なら大したダメージじゃないんだけど、本作は1期がそこそこ楽しかったので、久しぶりの再開1回目が観られなかったのはちょっと悔しい。確か1期はAT-Xで放送してたはずなのに、今期はBSでしかキャッチできなかったもんでリピートもなかったのが辛いわ。わずか2年の間にどういう取り決めがあったんだろう。

 でもまぁ、15分アニメなので被害は軽微だと思っておこう。思い出すための復習パートとかあったら押さえときたかったんだけどね。相変わらずのぷにっと丸っこいデザインと無体な筋運びは数多あるなろう作品の中でも出色の出来。これを作ってるのが日本じゃなくて中国だってのは喜ぶべきなのか、嘆くべきなのか。未だその底が知れぬ中国アニメ業界だが、こちらの作品はかなり「既存の日本アニメ」に近いものが表現できてるし、このレベルでの大量生産が可能になったら日本だとか中国だとかいうくくりにこだわらずにアニメを堪能したいところですね。

 
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○「ありふれた職業で世界最強 3rd Season」 ―

 3期ですってよ。長きにわたる蓄積は、1話目から出てくるハーレムヒロインの数でよく分かるネ。

 正直に白状します。切ります。2期の時点でろくすっぽ真面目に観てなかった作品なので、大量の女の子の蓄積に一切の意味を見出せず、誰が誰なのかもさっぱり分かってないのでこれ以上観る価値も権利もないと判断します。2期の時点でN話切りシステムが確立してれば多分切ってた作品だろうから、その判断が2年ちょっと遅れたというだけですよ。

 ちなみに、2年のブランクの果てに「制作スタジオがアスリードに一本化した」という変化があるのだが、アスリードって気づいたらこの作品の専用スタジオみたいになっとる(ここ5年でほぼこれしか作ってない)。おかげで作画クオリティは実は良い方なのだけどね。全ては蓄積するなろう遺産を支えきれない俺の脆弱な記憶力と意志力のせいだ。

 
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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