最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「薔薇王の葬列」 5 まーた珍妙な作品が出てきたナァ。とりあえず、これで悠木碧がめでたく「ジャンヌダルクに声を当てた声優」の仲間入りを果たした。今、何人くらいいるんだろう。「織田信長に声を当てた声優」と同じくらいいそう。 何も知らずに見はじめたらいきなり「薔薇戦争」がテーマと知らされ身構える。当方、もともと教養が無いことは自認しちゃいるが、特に苦手なジャンルが世界史なのである。世界史に関してはマジで一般常識レベルすら何も分からない。「薔薇戦争って……どこの国だ?」くらいのレベルである。あえていうなら「ローゼンケニッヒっていうボードゲームがあったね。あとランカスターっていうゲームもあるわ」くらいしかトークのネタが無い。 加えて、こちらは漫画原作の作品らしいが、その漫画自体が聞いたことなかったし、なんなら掲載誌である「月刊プリンセス」をまず知らんかった。調べてみるとかなり歴史ある雑誌らしいのだが……さすがは秋田書店である。まぁ、雑誌の存在も知らなかったのだから今作の存在を知るはずもなく、さて何が展開するものかと身構えるばかり。そして、飛び出してきた「シェイクスピア戯曲からの歴史ロマン」という形態に翻弄されるばかりである。 正直に言って、この先どうなるのかは全く予想ができない。1話目で歴史のダイジェストみたいにしてポンポン話が進み、もう何もかも終わっちゃったんちゃうの? くらいの気持ちにさせられたがまだ始まったばかりである。さらにはCMに「第1クール」という文字があったので2クール以上の放送が確定してもいる。ここからどんなドラマが展開されるのか、薔薇戦争そのものを知らぬので予想もつかない。毎回こんな歴史ダイジェストの形だと流石に追いかけられない気がするが、おそらく今回の構成は1話目だからこその顔見せみたいな意味合いもあるのだろう。次回からが本当の勝負な気がする。 それじゃ1話目は何も言えないかというと、実は「化ければ面白いかもしれぬ」という期待みたいなものはある。というのも、映像にしろ音響にしろ、どこか仰々しい「舞台」イメージの演出がそこかしこに散らばっており、あまり「ふつーのアニメ」にしようと考えていないように見えるのである。作画クオリティという点ではあまり高品質では無いのだが、少ないリソースでも印象的に見せる方法はいくらでもあるわけで、今作はそうした「舞台的な見得」を意識したちょっと変則的な演出方向が何か新しい形を見せてくれるかもしれない。まぁ、もちろんこのまんま「やっぱ世界史分からんわー」って匙を投げる可能性もあるけども。 追伸:主人公の性別が分からない、っていう時にとりあえずCVを斎賀みつきにしておく派閥ととりあえず蒼井翔太にしておく派閥での戦争が起こる、っていうアニメはどうだろう(薔薇戦争でも百合戦争でもない何か)。
PR ○「時光代理人 -LINK CLICK-」 4 我が生涯のベストアニメである「妄想代理人」にタイトルが似てるんだけど、残念ながら関係はない(当たり前だ)。ちなみに読み方は「じこうだいりにん」らしい。 らしい、とはいえ、元が中国のアニメなので本場の発音はまた違うだろう。「時」と「光」が主人公バディそれぞれの名前の文字なので、「時光」自体にあまり意味はない。特殊能力を駆使したバディエージェントものというなかなか刺激的な設定なのだが、正直、その能力がどのように活用されているのかがよく分からない導入になってしまった。「写真に入れる能力」と「写真の撮影後の出来事を把握できる能力」のコンビらしいのだが……「過去や未来を改変しちゃダメ」っていう縛りがあるなら、前者の能力は別に必要ないのでは……状況がわかる能力があるなら、もうそいつが全部みてしまえば終わりなんじゃなかろうか。まぁ、おそらくそれだけだとディティールを把握することができないので、わざわざもう片方が写真の世界にダイブして「見届ける」ことが必要なのだろうが……1話目の筋の場合、本当に憑依先の女性の目を通してディスプレイを見るその一瞬のためだけのお話だったってことでいいんだろうか? その辺の詳細がもうちょい説明されるなら助かるのだが、このまま雰囲気で行かれると、どうしても能力設定や世界観が気になって足を引っ張ることになりそうだ。 中国製作アニメというジャンルは、すでに前クールの「ジーズフレーム」なんかで「クオリティが高い」という先入観がキャンセルされている。今作も作画部分については正直あまり褒められないクオリティになっていて、序盤はよかったのだが中盤以降の動きの多いシーンでは色々と手抜きの部分が確認できた。どうやら美麗作画が売りで殴り込みをかけにきたようなアニメではなさそうだ。そして、画面上の文字情報が全て中国語になっているのも視聴時にリーダビリティ(ウォッチャビリティ?)を下げる要因になっている。大事なLINEのメッセージなんかは音声ガイドでフォローされているが、背景の些細な画面なんかでの文字列に理解が及ばないと、やはりそれはストレスになる。こういう時に改めて「海外の(日本のアニメ好きな)ファンってすげーよなぁ」とは感心するな。 「中国製作のオリジナルアニメ」というのもこれまであまり触れる機会がなかったもので、例えば「天官賜福」あたりは確か小説原作だったはず。向こうのクリエイターがどんなオリジナルアニメを作りたいと思っているのか、それを知るには良い機会かもしれない。
○「その着せ替え人形は恋をする」 6 「陰キャに優しいギャル」などというものはこの世に存在しない。ただあるのは「誰にでも優しいギャル」である(俺調べ)。 今期はセーラー服を縫ったりコスプレ服を縫ったりと、奇妙なテイラーアニメが続く。幸いこちらはその意図するところが分からぬなどというトラブルはなく、非常に分かりやすく「少年誌(青年誌)に載ってるラブコメの1話目」の構造。コミュニケーション不全に悩む若者のところには、奇跡的な確率をすり抜けて救いの女神が訪れるものなのだ。 最初に驚くべきは、なんとこちらの作品もCloverWorksによるということ。これにて今期は「東京24区」「明日ちゃんのセーラー服」に続いて3作品目。例によって製作期間が重なっているかどうかは定かじゃないが、凄まじいスケジュールには違いない。Cloverといえば昨年は「ワンダーエッグプライオリティ」という全力作画に挑んで万策尽きた実績があり、ここまでの3作品も全て一定以上の品質を保った作画が映えるアニメになっている。全て走りきれるのか、どこかでトサカにくることになるか。今から心配は心配。 とはいえ、少なくとも1話目のクオリティは満足いくものだ。女の子はきちんと可愛らしく、重要なガジェットである雛人形周りのデザインや見せ方は非常に丁寧。1話目の筋も分かりやすく、今後に期待を持たせるだけのものになっていただろう。この手のラブコメ展開は「そんな都合のいい話あってたまるかァ!」という憤怒の相を浮かべたくなることもしばしばあるが、今作の場合、主人公は陰キャというよりも「特殊性癖の者」であり、そこにマッチングしたヒロインもたいがい特殊。つまり変態と変態が惹かれあったというだけの話なのであまり無理やりな感じもないのである。何事にも一途に邁進できる人間というのは強いし格好いい。ことに主人公は「伝統文化の守り手」という側面もあり、その生き様はちょっと憧れてしまうような部分もある。このまま「伝統と革新」みたいなテーマ設定で主人公の本業の方にも良い影響が出る、みたいなシナリオだと楽しいんだけど……ま、そこはおちゃらけコスプレアニメでもよしとしましょう。エンディングの映像なんかが可愛いのも目を引くところだし、細かい要素を大事にして王道ラブストーリーを貫いてくれればそれでいいや。「弱キャラ友崎くん」と同じテンションで応援していこうかと思います。 あと、個人的に注目したいのは主人公の中の人(石毛翔弥)。初めて見る名前だったのにやたら聴きやすくていいなぁ、と思って調べたら、どうやら舞台関係の人らしい。「ゴジラS.P.」でもメイン張ってた人か。あの作品はほぼスルーみたいな形になってたもんで全然印象に残ってなかったのだが……今後声優業でどういう仕事をしていくのかに注目。ちなみにヒロインの中の人は、聞いてる間は「声は悪くないんだけど、まだ技術が付いてこないとこがあるなぁ……」と思ってたら桐ヶ谷透子の中の人だった(全然気づかんかった)。まぁ、まだキャリアが浅いからね。しかし、こういう「ギャルっぽい役の声」がかぶるってのもなんかの因果なんでしょうかね(そういや「服飾関係のキャラ」っていう要素も被ってるな)。一時期のキタエリとかちかぺとかもそうなんだが、ギャルギャルしい声ってのはやはりあるのかもしれん。
○「最遊記 RELORD -ZEROIN-」 ー すげぇよなぁ……まだ新作作られるんだもんなぁ……。 アニメ前作「BLAST」が2017年。それより前だと「GUNLOCK」というタイトルで2004年まで遡る。1つのタイトルでこれだけ長期にわたって新作が作り続けられているアニメ、他にないんじゃなかろうか。一応、「一騎当千」シリーズが今年アニメ化されるって話を聞いた気がするので、男性向け作品だとそのあたりが比肩するが……やはり根強い人気って意味ではこっちの方が強そうだ。……まぁ、僕ァよく分からんのですが。 前作も一応全部観てて、そんときの感想は「クッソ濃いおっさんキャストの同窓会がわりにして元気な姿が観られるからそれでいいや」というもの。そして今期も多分同じ処理になると思われる。だって細かい設定とか知らんもん。単に「きゃー! 関俊彦ほんと好きー!」っていってる間に多分終わってると思う。いや〜でも関・保志・平田・石田の4人チームってほんと強すぎるよね……三蔵の師匠っぽい人が宮本充ってのもまた味わい深い。
○「明日ちゃんのセーラー服」 6 母親が花澤香菜で妹が久野ちゃんという謎の大沢一家。主人公は関係ない事務所だが、どこかサラブレッドの匂いがする。 なんとも珍妙な作品である。第一印象は「このキャラデザは受け付けね〜〜〜」というもので、目がぐりんと大きな顔の造形は、どこか生理的な恐怖感を伴う。おかげで冒頭からしばらくは「CloverWorksお手製の背景美術は見事だけど……このキャラが動く限りはちょっと苦手な作品だ……」と思いながら見ていたのだが、途中からそんな恐怖を上書きしていく何かを見たような気がする。とにかく、1枚1枚の画のフェティシズムで勝負しようとする、そんな作品だ。 視聴後にググって原作の概要を見てなんとなく得心がいく。なるほど、もともと絵で勝負するタイプの漫画が原作の様子。そして、原作絵はアニメ以上にもっと怖い。この絵をアニメに落とし込んだ結果があのデザインだと言われたら納得せざるを得まい。なるほど奇異な部分を残しながらのギリギリの作画。これはこれでむしろ努力の結果なのだろう。顔の造形に目をつむれば、細やかな仕草、狙いすましたウェットな映像表現は、それだけで看板たりうる唯一無二のものに仕上がっているように見える。 日常系の範疇に収まりながらもどこか違和感を持たせるテーマ設定も気になる要素は多く、「母親お手製のセーラー服」というだけでもちょっとびっくりだったのに、Aパートで大団円を迎えたかのようなどでかいハピネスを感じさせながら、Bパートでそれが逆転する掴みはかなり強い。「いや、そんなことあるわけないやろ」とか「流石に面接した先生たちが悪いやろ」とかツッコミは数かぎりないが、とにかくそうして「セーラー服」をオンリーワンの個性として獲得したヒロインが、その「衣装」を武器にして新しい世界へと飛び込んでいく様子は実に晴れがましい。普通だったら「個の埋没」の象徴となるはずの「制服」というツールが最大の個性を発揮するという発想はどこから出てきたものだろうか。 今後は学校内での友達の交流をメインに話が進んでいくのだと思われるが、突飛すぎるキャラや設定に頼らずに一歩ずつ積み重ねる青春模様が描かれたら、それはそれで面白いものになるんじゃなかろうか。「古味さん」みたいな振り切れ方で引っ張るんじゃなくて、1話目で見せつけた徹底的に描き込みを増やした画面構成で攻める作品になってほしい。そして、それを成立させるためには、ここから1クールを走り抜けるだけのスタミナが必要になる。……頑張れCloverWorks。
○「怪人開発部の黒井津さん」 6 そうよねぇ、イジルデさんもワルド製作にはいろいろと苦労が絶えないみたいだし、直近だとチョンギーレさんがヤラネーダがらみで散々な被害にあってたし……戦闘要員の捻出っていうのは、悪の組織にとっては非常に大きな問題なのでしょうね。 「バトルファンタジー」+「企業」という絡ませ方のギャグアニメ。最近この手のネタ回しって結構メジャーなものになっており、直近では「戦闘員、派遣します」はかなり近いコンセプトを狙ってるし、「迷宮ブラックカンパニー」もやろうとしていたことは割と近い。それだけ日本文化の中には「悪の組織」概念というのは強く根付いているということ。そういう意味ではそこまで斬新な設定ではなく、どこかで見たようなネタになってはいるはずなのだが、なんだろう、割と好きなやつですね。まぁ、ここからネタがブーストするかどうかは分からないので、75%くらいの確率で最終的には無難な点数に落ち着いている気もしますが……一応1話目では笑いどころが多かったので加点しときました。 黒井津さんが完全被虐型の設定になっているにも関わらず組織自体はどこかホワイトな体質があるという変化も見どころで、総統はわがまま勝手に振り回してこそいるものの、2番手に位置するコワモテさんがコンプラ遵守でとても丁寧な人柄だったり、「怪人もの」と「企業もの」のバランスが程よい。戦隊との関係性もさっさと言及されており、いろいろとドタバタできる要素は準備できているんじゃなかろうか。1話目から勢揃いしてる幹部連中が嫌という程個性派なので、そこから1つ1つお話を作るだけでもそれなりのネタは稼げそうである。まぁ、確認したら現時点でまだ既刊3巻ってことで1クール吐き出したら終わってしまうくらいの中身ではあるのだが……それくらいスカッとやってくれればいいんじゃなかろうか。 それに加えて、アニメ独自の方向性としてご当地ヒーローとのコラボというよく分からないサービスに走っており、そういう文化が嫌いじゃない身としてはちょっと楽しかった。イバライガーはすでにベテランの域、そして個人的にはネイガーが好きです。今後もちょいちょい他のヒーローを紹介していって欲しいね。ミライガー出てくるまで正座待機。 中の人も幹部連中がなかなか豪華だったり、メインの若手連中も悪くない。ウルフちゃんの声良き。確認してて気づいたけど、黒井津さん(前田佳織里)とウルフちゃん(天野聡美)で「球詠」のバッテリーなのね。
○「失格紋の最強賢者」 3 なんでバンドリ関係者はこんなアニメのタイアップしか取ってこれへんねん……頼むからもうちょっといいアニメでアニソン歌ってよ。 辛い辛いアニメ。前期にも「進化の実」という拷問のような作品があったが、あちらは一応「ギャグをやるよ〜面白いよ〜笑えよ〜」と言おうとしていることは伝わってはきたので、「まぁ、笑いのセンスって、いろいろあるから」と思えば見て見ぬふりくらいは出来た。しかし今作の場合はギャグではなく大真面目にこのシナリオを作っているはずで、もう、あらゆる方面に逃げ道が無い。この地球上にこのシナリオを求めている人間がいるという事実が、まず理解できない。 いや、でも真面目な話、現代におけるなろうテンプレの爆発的増産って、長い長い人類の歴史の中でも特異な現象として、文化史的に研究する価値があるかもしれないとすら思う。これまでの人類の娯楽の中で、ここまで「同じことを繰り返す」ことを良しとし、ただひたすらパターンを続けた創作物ってあるんだろうか? ……まぁ、西村京太郎ミステリとかはそういうもの? ……いや、でもそれって1人のクリエイターが同じものを作り続けるっていう話だしなぁ。「誰もが同じテンプレートを使い、ほぼ差異の無い物語を生み出し続け、それが受け入れられて二次創作・三次創作にまで繋がる」ってすごく病的で面白い状況な気がするんだよなぁ……マジでどっかの大学の現代文化の専門家は研究してそうだな。 今作の場合、本当にいつ「おかしいってのは弱すぎるって意味だよな?」って言い始めるのかとハラハラしながら見守るしかないのだが、見守っていてもじわじわと脳が蝕まれる感覚が本当にキツい。とにかく何がなんでも主人公をageる展開にしなきゃいけないってんで結果から逆算して世界が作られているため、たった1人の男に合わせて世界があまりにいびつな姿を見せつけてくる。「無詠唱魔法」をめぐる諸々の言説、隅から隅まで「お前らマジで何言ってんだ? この世界どうなってんだ?」っていう疑問しか出てこないので、最終的に俺の方が間違ってる気がしてきた。もしかして「シナリオ」っていう概念はこれでいいんですかね? 誰か助けて。 ちなみに、すがるようにしてWikiを確認しに行くと(当然救いは無いが)、恒例の「あらすじの部分で編集してる層をお察しする」という通過儀礼をこなすことができる。「進化の実」に比べるとちゃんと日本語が出来ていてホッとするのだが、最後の書きっぷりで笑ってしまった。もう、いっそ味があって良いあらすじだ。 ○「ニンジャラ」 5 朝アニメも余力があれば追いかける意志はあります。どれくらいキープできるかは分からないけども。一応、現在も「マジカパーティー」は観てるんやで。 いつも通りに「アニメで検索して片っ端からレコーダーに入力していく」という作業を行なっているためにどんな内容かも知らずに録画されていたアニメ。土曜の朝番組だし、子供向けの中でもあんまり期待してない枠ではあるのだが、1話目は意外に悪くない。調べてみたらどうやら原作はゲームであり、放送中にCMも流れていたが、「スプラトゥーン」みたいな多人数ドタバタ格闘アクションのよう。それだけを見ても「なんか面白そうなゲームだな」と思ってしまったし、コンセプトやデザイン性は悪くないんじゃなかろうか。 アニメになると流石にビビッドカラーでのド派手な演出とはかけ離れてしまうが、ベースとなっている「アメリカン風味のなんちゃって忍者」っていうのはいろんなところでいじれるし、ノれるベースもある概念である。奇しくも我らがMagic製品もこの冬にはエセジャパンこと神河世界に舞い戻って忍者の活躍を描くところなので、これを機にヘンテコ忍者作品を追いかけてみるのも悪くない。 ま、何か驚くような展開が待ってるってこともなかろうし、途中で飽きて投げ出す可能性も充分あるのだが、監督が神戸守っていうあたりで意外にみちゃうんじゃないか、という期待もあるんですよね。土曜朝はアバン先生が子供になったり、いろいろ忙しい時間帯である。
○「ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン」 6 ブタの逆はシャケだぜ!! さぁ、始まりました。始まってしまいました第6部。あらゆる意味でジョジョという作品の転換点であり終着点。まさか、ここまできちんとアニメ化されるなんて、10年前には思ってもみなかったことなので本当に感無量だ(ちなみに1部アニメの放送がまさに10年前の秋である)。 ネトフリ先行放送ということで、地上波放送は後追いの形になる。すでに1クールでサヴェジガーデン作戦あたりまでということが判明している状態なので、「どれくらいのペースで進むんだろう……」みたいな心配もしないで済むし、すでに完全製品として納入済みであることが確定しているため、途中で万策尽きることを心配する必要もない。ネトフリで先に視聴こそしないものの、こういう形態だからこそのメリットみたいなものはある(まぁ、完全納品でも作画がグダる可能性はあるかもしれないが)。地上波組は地上波組でのんびり追いかけさせてもらおう。どうせ周りにネトフリユーザーはそこまで多くないので先行かれても気にならんな。 さて6部。ちょっと気になる部分があるとすれば、今回からこれまで総監督名義でクレジットされていた津田さんの名前が外れているということ。とはいえ今回から担当する鈴木健一氏もこれまでのシリーズで事実上の監督業務を務めていた人だし、これだけ長いシリーズになれば多少出入りがあるのは致し方ない部分だろう。少なくとも製作自体をdavidが担当していることに変わりはないし、画のテイストはしっかり守られているので大きく持ち味を損なうということもないはず。まぁ、そもそも6部は原作時点でいろいろと「おかしい」作品なのは間違いないし……。 ねー…………。シリーズ中でも賛否が大きく分かれ始めるのがこの辺からっていう認識なんですよね。3部4部5部はトリッキーな部分こそあれ、やはり少年漫画という土台からは外れてない王道作品だったと思うんだけど、6部からは老練の域に近づいた荒木先生が好き放題に無茶をやり始めるタイミング。まぁ、5部のラストあたり(ローリングストーンズとか)ですでに片鱗は見えていた気もするが、6部からはスタンドの概念がかなり曖昧になってきて、これまでの持ち味だった「頭脳戦・心理戦の入り乱れた超絶バトル!」というハラハラドキドキの部分に、「なるほど!!!……ん!わからん?!」みたいな要素が増えていく。もちろんファンはそれも込みでキャーキャー言っちゃうので、我々は6部も本当にリアルタイムでめっちゃ楽しんでいたのだが……いまだに忘れられない、ミューミューの初登場シーン。「これ、どっちがスタンドだか分からんやんけwwww」で一晩盛り上がったあの日の思い出。それ以外にもジャンプ本誌の1ページ1ページを舐めるように読み直し、爆笑していた懐かしき日々。あの時の興奮が、改めてアニメとして蘇るのである。果たしてこれはノスタルジーを満たすだけの内輪向けのカルト作品なのか、それとも、ジョジョという大看板にひとたび幕を降ろす記念碑になるのか……アニメスタッフの覚悟やいかほどか。 とりあえず楽しませてもらいましょ。何と言っても徐倫役のファイルーズよ。現役プリキュアにオナニーさせる作品を許すな(デスボイスで叫ぶ現役プリキュアを許すな)。
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Thraxi
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声優のこと全般
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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