最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「月とライカと吸血姫」 6 とりあえず、「アフレコ現場の緊張感スゲェだろうなぁ……」っていうのが第一印象。若手の中にいきなり何放り込んどんねん。まぁ、今のご時世だと全員別録りだからあんまり関係ないかもしれないけども。ず〜っとメインヒロインが喋らないから「どんな声でしゃべるんかなぁ」って待ってたら、満を辞して出てきたのがあの声でびびったわ。 吸血鬼アニメは終わらない。これで「MARS RED」→「ヴァニタスの手記」→「今作」と3クール連続の吸血鬼アニメ連打である(さらに、我が家の録画スケジュールでは今作の直後が「吸血鬼すぐ死ぬ」である)。本当にモチーフとして根強い人気があるんだよなぁ。興味深いのはどれもこれも吸血鬼というモチーフの切り取り方が異なっているという部分で、「ヴァニタスの手記」はある種王道とも言える中世〜近世ヨーロッパモチーフの世界だったが、「MARS RED」は大正ロマン+吸血鬼+演劇というなんともモダーンな組み合わせが個性になっていたし、なんとこちらは「冷戦期ソ連の宇宙開発」+吸血鬼である。その発想は無い。1話目観た時点でまだ無いわ。よくもまぁ、こんな設定の作品を書こうと思ったもんだ。どういうとっかかりだったのかは気になるところだ。 この導入からしてすごく気になる出だしになっており、まずもって近代ソ連のを扱って戦争が絡まない作品っていうだけでも珍しい。「宇宙開発」もアニメのテーマとして取り扱う場合は近未来とか、せいぜい現代くらいの舞台になるもので、この時代の米ソの対立なんてのは本当に歴史の教科書の中でしか扱わなかった代物だ。あえてこの時代に切り込んで作品を作ろうとしているということは、おそらく原作者はきちんとバックグラウンドを調べてから作劇しているのであろうし、細かい説明部分もきちんと史実に沿ったところからスタートしてオリジナルの世界観を生み出していこうという手つきが見て取れる。アニメにした時に地味になるんじゃねぇかという不安も無いでは無いが、色々と見たことのない風景も出てくることだろうし、どんな物語が展開されていくのかは今から楽しみである。 制作スタジオはアルボアニメーションという聞きなれないスタジオだが、確認したら「モンスター娘のお医者さん」を担当したところ。この時点でさらにもう1点加えてもいいかも。ちょっと硬めの独特の風合いはあるのだが、決してマイナス要素にはならずにしっかりと描くべき風景を切り出してくれている。今回はどれくらい「ソ連の景色」に寄せていくのかは分からないが(一応は架空の共和国だからネ!)、多分それなりにロケハンとかして合わせてるんじゃなかろうか。近いようで遠い国であるロシア(ソ連)にちょっとでも近づける作品になると、どこぞのウォッカ声優も喜んでくれるんじゃないでしょうか。一応、実際のロシアじゃないのであやつはキャスティングに紛れ込んでないけどね。それにしたって軍の上層部に土師さんが紛れ込んでいる率は異常。
PR ○「異世界食堂2」 ー 「2」って言ってるけど、まぁ、1期目のことなんて覚えてないよね……一瞬「俺、1期目観たんだっけ?」って不安になって確認したんだけど、ちゃんと観てたわ。なんか観てない気がしていたのは、多分放送局の関係で視聴できずに終わった「異世界居酒屋のぶ」の方。 1期の放送が2017年ということで、なんと4年のブランクを空けての2期目である。リバイバルラッシュの昨今、10年規模での新作も珍しくないのでたかだか4年と思われるかもしれないが、こちらはなんといってもなろう作品である。アニメジャンルとして世を席巻するなろうワールドも、歴史でいえばまだまだ新参。そんな中に「4年選手」はかなり珍しいんじゃなかろうか。例えばあの「転スラ」ですら1期は2018年。リゼロでようやく2016年。オバロで2015年。この辺りの選手と同列と考えると相当なものだということがわかるだろう。 そうして長い時を経て帰ってきた作品だが……そうか、こんなんだったっけな……。特に引っかかりもないのだが別に苛立ちもしない。単に「うまいもん食ったらうまいよな!」ということを延々やってるので特になろうテイストにはならないという平和な作品。毒にも薬にもならないけど、まぁ、うっすら味があるので噛んでても邪魔にならない。久しぶりに観たら案外映像クオリティは悪くないレベルな気がするのだが、1期の時からこんなもんだったのか、2期で多少余裕ができたのか。ちなみにシリーズ構成・脚本まで神保昌登氏が担当しているという、ちょっと変わった座組みはそのままなのだが、なぜか制作スタジオはSLIVER LINKからOLMに変更になっている。それがクオリティの向上に繋がってるなら結果オーライか。
○「見える子ちゃん」 5 ミエルコチャンって響き、なんかアイヌ語っぽくない? そうでもない? そっかぁ……(杉本っぽく)。 知らんタイトルだと思ってたけど、もしかしたらネットで何枚か画像だけ見たことあるかもしれないな。調べてみたらもともとTwitter発祥とのことなので、どこからか流れてきたのかもしれん。いかにもTwitter漫画って感じでワンアイディアとしては秀逸で、「霊的なものが見えちゃうけど、見えた時にリアクションしたらとり殺されるかもしれないからひたすらに無視し続けなきゃいけない女子高生」というシチュエーションだけで勝負をしている。この時の恐怖の表情とか、怯えながらも日常を維持する姿勢なんかがフェティシズムにつながり、端的にいえばエロくなるわけだ。アニメ画はありえへんくらいに女子高生の衣類のシワを徹底的に描き込むという方向性でエロさを助長しており、「フェティシズムエロ+ホラー」という本作の一点突破のアイディアをしっかりと成立させるように作り込まれている。制作は最近安定して評価を得ているパッショーネ、そして監督はなんと「異種族レビュアーズ」の人だそうな。そう言われるとすげぇな、っていう気がしてくるから不思議なもんである。 徹底してフェチに振り切った作劇になっているし、狙った効果はバッチリ出ていたと思うので通常ならもう1点くらい評価をあげてもいいところなのだが、残念ながら2つのネガティブ要素がある。1つは「出落ち感が強すぎて、ここから延々同じような話を見たいのか」という不安。確認したら現在コミックは5巻出ているということなのでそれなりに物語的な膨らみもあるのかもしれないが、「不安の種」みたいな完全オムニバスでもないので絶対にヒロインを中心に据える必要があり、なかなか一発目と同じ方向性で伸ばすのは難しいんじゃないかと今から余計な不安がある。そしてもう1つが致命的なのだが……、うん、私にまつわる77の秘密の1つとして……私は、あり得ないくらいにホラーが苦手なのだ! ……この話は多分別な作品の時にも書いてるんだろうが、ほんと、私はホラーとつく全般がとにかく駄目。たとえどれだけ金を積まれても、今後の人生においてお化け屋敷には絶対入らないと心に誓っているし、ホラー映画などもってのほか。ちょっとでもホラーの匂いを感じたらすぐさま目を背けるようにしている。それがたとえ「闇芝居」であったとしても、正面からは絶対に見ないで、何かの作業のついでに横目でこっそり眺める、それくらいのビビリなのである。 これは絶対に良いことのはずだが、本作はホラー部分が割とかっちりしていて、トラディショナル・ジャパニーズ・ホラーの基本に忠実な構成になっている(化け物デザインがうのまことってのがよく分からんが)。最初の怪異がはっきり見えるまでほぼAパートまるまる使い切るという「引き」の美学など、あまりでかい音なんかでビビらせるんじゃなくて「いるの? いるかも!」という恐怖をみせる、その方向性が定まっている。まさに「見える」というその事実だけを怖がれる作劇である。それがちゃんとしているからこそ、私は正面から見られない。1話目は全然警戒してなかったもんだからいつものように正面からテレビと向き合ったのだが、「あ、これヤバいかも」と思ったところで電気の量を増やし、斜めから見るようになった。そんな状態で、今作を十全に楽しめるかというと……ねぇ。ごめん、俺が本当にノミの心臓なばっかりに……。 いや、でも音を聞いてるだけでも「やっぱり天さんにリアクション任せとくと安心感あるな……」とか得られるものは多いじゃない。見える子ちゃんは、聞ける子ちゃんやで。
○「無職転生〜異世界行ったら本気だす〜(第2期)」 ー インデックスさんはどんな世界でもお腹を空かせておるな……。やたらとキャストの元気のいい作品である。 半年空けての2クール目。久しぶりに観たけど、正直1期のラストがどんな風になってたかあんまり覚えてなかったので「あ、浪川ハゲたんだっけ」とかいうところからなんとなく思い出していく必要があった。まぁ、そんなにややこしい設定がある話でもないけども。とりあえず映像がとにかく尖っているので、そこを観てるだけでも退屈はしないね。 気になる部分があるとすれば、1話目からいきなり「神」がちょっかい出しに来ちゃったところ。こうして特に理由もなしに神が舞い降りて予言を与えることが認められちゃうと、何をしようにも理不尽なオレツエーのわがままがまかり通ってしまう。そこの設定はもうちょい締め気味にしないと際限なくなっちゃうぞ。でもまぁ、それ以外の部分では割と地に足がついた設定になっているし、キャラがそれぞれに個性を出す方向に動いているので退屈もしない。特にエリスはもともと「理不尽暴力お嬢様」だったのが、いつの間にやら人知を超えた武術も身につけて、暴力にも理由がついて個性が尖ったわね。幼女のアクションシーンに使う作画枚数じゃねぇんだよなぁ。 ここからは、あとはどれだけ「しょせんなろうだなぁ」と思わせない展開を作れるか。変な期待の仕方だが、ある程度はそれをやってくれるとは思ってるのよ。 ○「86 -エイティシックス-(第2期)」 ー こんなにストレートに癇に障る久野ちゃんは久しぶりかもしれん。いつだって幼女にブレはない。 正直、1期が終わった時点では「胸糞悪りぃ終わり方だけど、これはこれで物語として成立していたし、2期とかやっても全部蛇足ちゃうんかい」と考えていたのだけど、このスタートを見て全部ひっくり返った。なるほどそういう展開なのか。これは普通に続けてもらって構わないわ。 1期を見ていて、あまりにもそのテーマ設定がシュートというか、悪い言い方をすれば視野が狭いものだったおかげで「世界が閉じてしまっている」という部分には全く意識が向かなかった。考えてみりゃ、国をかけた戦争、世界をかけた生き残り合戦を繰り広げていたはずなのに、レーナとシンという2人の主人公の視界を合わせても、見えている部分というのは本当にわずかなものだったのだ。レーナはそれこそシンたちとの交流で蒙が啓かれたはずで、「世界の真実」に触れたことで一気に世界の見え方が変わったのだが、その実、彼女がたどり着いた「真実」というのは、これまたシンたちというエイティシックスの狭い狭い世界の中から見えた世界でしかなかったのだ。閉じた国、閉じたコクピットの中、どこにも行けぬ戦場暮らし。結局、2人の視野にはそこまで大きな差は無かった。しかし、世界にはもっと別な側面があったのである。 残念ながらレーナの世界はまだ変わっていない。スピアヘッドを失い、彼女は自分の使命を果たすため、また新たな少年少女たちとの交流を持ち、来るべき終末に抗うために、必死に自分の出来ることをやり遂げようとしている。ただ、残念ながらその執念は妄念でもある。シンたちの霊に取り憑かれ、彼女は必死に償いと、責任を果たそうとしている。 転じて、「実は生きてました!」というちゃぶ台返しを繰り広げたシンたち一行。もちろん在りし日に比べたらその数は激減してはいるが、それだけにコアメンバーが残っていたとも言える。そして彼らは彼らで、偶然にも「外の世界」へとたどり着いたのである。戦争を繰り返していたこの世界には、また別な国があり、別な思想があった。新たな世界を見て、シンたちは何を思い、これからなんのために生きていくのか。そして当然、このまま人生を歩み始めた時に、シンとレーナが再会するのはどんな状況になるのか……。 ふむ、なんだか明るいシーンが多かった1話目だが、当然、今作でそんな幸せなことが続くとも思えない。ここからまた丁寧に鬱々とした話に沈んでいくのだろうか。もう、今から恐ろしくもあり、楽しみでもある。分割2クールにしたおかげで映像面に文句なし、楽しみな一本と言えるんじゃなかろうか。
○「やくならマグカップも 二番窯」 ー 昨今の分割2クールアニメの中でも一番びっくりしたのが今作の2期だろう。まさかこれが2クール分あるとは思ってなかったからね……まぁ、アニメ部分は15分だから実質1クール分しかないけども。 そして、第一印象と終わってみての印象の差が大きかったという意味でも驚きの作品。日本アニメーションが作るアニメ映像自体は大したことない、っていうか割とショボい方だし、アニメによる町おこしなんて地雷の匂いしかしないプロジェクト。「とにかくなんでも女の子にやらせとけばいいだろ」という安易な発想から作られたとしか思えないその概形に完全に舐めてかかっていたのだが、1期が終わってみれば「部活青春もの」としてがっつり成立していたという嬉しい誤算。「なんの変哲も無い女子高生が気づいたら陶芸の虜に」っていう無茶な設定が、きちんと入ってくるデザインになってるのよね。考えてみりゃこれも「美術」を巡るお話なのか。私はもしかしたらそういう形のないものを追い求める人種っていうモチーフに必要以上の憧れを持っているのかもしれませんね(吹奏楽部とかね)。 町おこしアニメとしても実は抜かりなくて、観ているうちになんとなく「多治見に行ってみたいなぁ」と思えるくらいの内容になってるんですよ。ちゃんと「多治見だよ! 多治見の魅力を発信したいんだよ!」っていうメッセージ性はあからさまなのに、それが押し付けくさくなくて、「へぇ、いいじゃん……」くらいの感覚で収まっているのが良い。多分、後に入ってる声優バラエティ部分との相乗効果が前提になっているおかげで、あんまりアニメで押し付ける必要がないから自然な形になるんだろうね。アニメと実写が同じ週にまとめてみられるっていう設計のおかげで、二次元と三次元が接続しやすくなっているのかも。アホな構成だと思ってたのに、実は割と考えられたプロジェクトだったのかも。 2期に入り、主人公・姫乃の母親の姿がさらに鮮明に描かれ、気づいたらジャンプ主人公もびっくりの「血統の物語」へ。おかんの天才性、どこぞのアイドルバンドのギターに似てるよねぇ……。 現在2本目のペンギンアニメとしても注目したい一本。今期もよろしく、真土泥右衛門。
○「海賊王女」 6 「海賊ヒロイン」と言われて「宇宙海賊ミトの大冒険」を思い出すか「モーレツ宇宙海賊」を思い出すかでジェネレーションがわかるかもしれませんが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。ちなみに一般的な日本国民は「どっちも知らんがな」が正解です。 一発目の画面からグッと引き込まれる期待の新作オリジナルアニメーション。制作はProduction. I.G.ということで品質保証が確約されており、繊細な映像美は近世ヨーロッパ風の世界といってもナーロッパの適当な風景とはエラい違いである。そんな中でもあまりシリアスに固まらずに非常にコミカルな印象を全面に押し出しており、何よりもヒロインの適当かつ粗雑な性格設定が一気にハードルを下げて入りやすくしてくれている。こういうメリハリがあると、「ちゃんとアニメ観てるなぁ」という実感が湧いてくる。 今作は監督のクレジットの筆頭に個人名義がきていない連名でのプロジェクトになっているようだが、失礼ながらその筆頭を務めている(と思われる)中澤一登氏という名前にはあんまり見覚えがなかった。一応I.G.作品を中心にいろんなところで作画家として参加している人みたいで、来歴を見ると「キルビルのアニメパート監督として知られる」なんて情報も。つまりは割とベテランらしい。どういう座組みでこうしたオリジナルアニメーションが完成したのかはよく分からないが、正直、こういう合同プロジェクトって最終的に着地点が定まらずに尻すぼみになることが多い気がするので、是非とも芯の通った作品になることを願っている。 「お姫様救出からの冒険譚」というそれなりにベタな書き出しではあるものの、1話目で大活躍するのが2人のジジイっていう時点でまずちょっと面白い。おっさんが活躍するアニメは面白いので、ジジイが活躍するアニメはもっと面白い(どういう理屈だ)。そしてミスターブシドーみたいな頓狂な兜の集団が仲良しチームとして今後「海賊」業務を務めることになると思うのだが、あとはスチャラカな冒険をこの騒がしい姫様と続けてくれることを祈るだけである。1話目から割とキャラは立ってるし、しばらくは退屈せずに見守れそうだ。 瀬戸ちゃんは最近野薔薇やらあすか先輩やらはねっかえりの役が多かったので登場時には「わぁい瀬戸ちゃんのおしとやかプリンセス」って思ったけど決してそんなことはなかったぜ。愉快愉快。あと、個人的に是非注目していただきたいのはオープニング楽曲。歌唱がJUNNAで、楽曲提供が劇伴も担当している梶浦由記というタッグである。この組み合わせは嬉しいねぇ。一発でそれとわかる露骨な梶浦サウンドはやっぱり好きだわ。良いアニメになってこちらも盛り上がることを期待したいぞ。
○「MUTEKING THE Dancing HERO」 5 言われてみればさ、「ムテキング」っていう単語、聞いたこともあるし口に出したこともあるはずなんだけど、その実態がなんなのかは一切知らんかったな。単に語感がいいだけの単語だった。 調べて初めて知った、ムテキングとは1980年に放送されたタツノコアニメ。中身はさっぱり分からないが、Wiki情報によれば当時の「ナウい」をキーワードとしたヒーローギャグアニメだったとかなんとか。へぇ。当然そんな時代の話を知る由も無いが、それでも単語だけ知ってたってことはそれなりに有名なものだったのだろうか。まぁ、当時はタツノコといえばアニメ制作会社としては筆頭の1つだったのだろうし……昭和の時代の思い出のワンシーンといったところだろう。そして、最近のタツノコはいろんなものをとりあえずリブートして数を稼ぐ商売ばかりやっており、もう、過去の代表作はほとんどが新アニメにされてしまったのではなかろうか。残念ながらそれらがあまり話題になることは無いのだが、個人的には土曜夕方枠(タイムボカン、ハクション大魔王など)はそれなりに見ているので悪いもんでもないとは思っている。そして、今回は深夜枠でこの「ムテキング」と相成ったわけだ。 まー、タツノコはなんかこう、すでに「時代についていかなきゃ!」とか「新しい世界を作らなきゃ!」みたいな義務感からは完全に解き放たれているよね。古いもんは古いままでええねん、というので「似非レトロ」みたいなものをむしろ武器として振りかざし、そこに「現代でなければ出来ない」くらいのちょっとしたリメイク要素を加えている。ポップなのかパンクなのかテクノなのかヒップホップなのか、なんだかよく分からない音楽シーンを作り出し、現代の流行りなど一切追わない独自のキャラクターデザインで突き進む作品世界は、古いけど新しい、新しいけどダサいという絶妙なライン。個人的には思い入れなど欠片も無いしこのテイストがすげぇ面白いとも思わないのだが、わざわざ頑張ってやってくれていることに意義は感じる。このバランスで「ちゃんと見られる」画面を作るのは結構繊細な作業であるとは思うんだよね。ちゃんと見た人に「よく分からんけどアホっぽくてなんか楽しい」と思わせれば勝ち。ただ、この手の雰囲気づくりって、結局お話が陳腐だと2、3話くらいで飽きちゃうからなぁ……。過度な期待はせずに薄目で見守るくらいが吉か。
○「半妖の夜叉姫 弐の章」 ー 半年空いての2期目。こんなとんでもないところで終わってたんだっけ……いきなりクライマックスみたいな展開にされても、あんまり思い入れがなくて覚えてなかったからピンとこねぇぞ。 この犬夜叉、割と作画が安定してて見てる分には決して悪くない作品なんだけど、やっぱり致命的に中身に興味がないから筋が全然入ってこなかったんだよな……まぁ、ほら、犬夜叉って大体お使いRPGみたいな場当たり的な妖怪退治イベントをこなしていくだけのストーリーだし、その認識で別に問題ないよね?(ね?) ちなみに、何故か2期に入るにあたって監督をはじめ幾らかのスタッフが交代になっている。こういう分割クールで長尺になるってわかってる作品で途中交代ってのも妙な話だよな。
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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