最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「妖怪学校の先生はじめました!」 5 お化けにゃ学校も試験もなんにもないってのは、今は昔の話なんですかね……。まぁ、あの作者は「見えない学校」っつって妖怪を学校に押し込んでましたけどね。 さておき妖怪もの。個人的に「妖怪もの」は好きなジャンルではあるのだけど、なまじ愛着があるだけに、半端な扱いで「こんなん妖怪ものじゃないやい!」みたいな感想になっちゃうと嫌悪感を示したりもする。面倒くせ。この作品についてはどうかというと……まぁ、愛憎入り混じり、という感じ? 初回からギャグとしての振り切れ方はそれなりに思い切っているので、すでに「妖怪ものだから云々」みたいなアホなこだわりは意味がないってことは伝わってきた。これは単なるシチュエーションコントがやりたいだけで、妖怪だろうがモンスターだろうが動物だろうがトランスフォーマーだろうがなんだっていいのだ。とにかく「変な奴らが1つのクラスに集まったぜ!」というのが一目で分かればいいだけの話なので、そこは文句なしに目的を達成している。教室のドアを開けた直後の「イヤがしゃどくろまでおるんかい!」という衝撃はそれだけで「妖怪学校」という設定にした意味があろうというものだ。 そしてそこからのギャグの回し方、アニメのテンポも決して悪くない。何故か今作はサテライト+小野勝巳という、いわばシンフォギア組による作劇になっていて、(まぁそのことは関係ないが)1話分の流れの作り方は手慣れたものだ。あんまり肩肘張らずにだらだらと見るにはちょうどいいだろう。気になる点があるとしたら主人公の教師がガチで単なるクズでしかないという部分で、被害者ヅラしてるけど赴任初日に教師ばっくれは普通に問題行動である。そしてそんなクソメンタルを持つ主人公がよりによってこんなアナザーワールドに飛ばされたのに職場から逃げないのもなんか矛盾した行動に見える。そんだけ制服図鑑が大事だったということなんだろうか。今時ジャンルにこだわりがない制服フェチなんて絶滅危惧種な気がするけどな。 とりあえず現時点で気になってるのは、クラスにいたモリゾーみたいなのがけうけげんなのかくらぼっこなのかということです。もっとマイナーな妖怪がいれば面白いのに。 PR ○「来世は他人がいい」 5 いや、今生でも他人のままにしとったほうがよかっただろうに……。 なんぞこれ。とんでもねぇところから攻めてきたエグみ作品。ぶっちゃけ、ラスト前までは低めの点数つけようと思ってたんですよ。その要素から列挙していきますね。まずもってキャラデザがクドい。原作はアフタヌーン掲載の漫画らしいのだが、キャラの表情の付け方とかが独特で、純粋に好みのタイプではないのである。あたしゃコロコロ丸っこいアニメ絵の愛好家なので、こういう路線の絵はそれだけで腰が引けちゃうのは許して欲しい。ほんでその絵を動かすアニメのクオリティも決して高いとは思わない。制作はディーンだが、ディーンは抜けるとこはふつーに抜いてやり過ごすことも多いので、今作は多分そんなにコストをかけないで進める方針なんじゃなかろうか。1話目から若干キャラデザが怪しいところがあったのは、このデザインを動かすのが難しいのか、単なるコスト不足だったのか。 そうして絵的な部分に個性はあれど魅力は感じず、という状態で、さらにお話がゴリゴリの任侠主人公。以前から「組長娘」とかで「結局俺はどこまでいってもヤクザものってのが受け入れられないんだよな」という話はしていたが、今作はさらに突き詰めて「いいヤクザ」みたいなお為ごかしすらなく、ひたすらにヴァイオレンスに生きる単なる畜生。我々お部屋から出ない系オタクにとって真逆の存在である暴力ヤクザは最も忌むべき存在であり、たとえフィクションだとしても心の壁は高く高くそびえ立つ。挙句にそんなヤクザものを中心にしてラブストーリー的な何かが展開されることに。どう見ても人間として魅力的な部分などないキャラが出てきてる時点でどうしようもないわけで、そんな奴に女の子が惚れる様子なんかが描かれた日にゃ、もう全人類が信じられなくなりそうである。ネットの風評「結局暴力男が女にモテる現象」を地でいく展開は、もはや途中で視聴を断念しても怒られないレベル。 といった感じで「男性が見ても女性が見ても不快になるんじゃね? いったい誰が見て楽しむアニメなんだこれ……」とげんなりしていたが、ラスト数分で流れが変わる。完全ド畜生と判明した男側に対し、ヒロインの変なスイッチが入っての暴走。できれば腎臓のくだりは単なるはったりだと思いたいところだが、この女はもしかしたらそういうことをマジでやる女なのかもしれない。もう、ことここに至っては「暴力男がモテる」とかじゃねぇ、単にイカれた男とイカれた女が絡み合うだけの世界珍獣図鑑だ。もう、人類の指標は関係ない。 最終的にここに至って1つ非常に納得できたことがある。おそらく初見の視聴者の7割が思っただろうが、「流石に高校生石田彰は今時無理がないか?」という疑問があった。もともと地声が高いから若い役でも別に問題ないのだが、我々の脳裏に染み付いてしまっているイメージから、もうラブストーリーでキュンキュンするような男子高校生を演じるのはなんか違うだろと。そう思っていたのだが……なるほどね、この人間性は、石田彰ボイスでもなければ耐えられない。あまりに人理から逸脱しすぎているため、その造形にはもう、切り札を切るしかなかったのだ。そんな奴が中心にいて、来週以降何が起こるかなんて分かるわけがない。こりゃぁどれだけヤクザものが苦手でも、薄目で見守っていくしかないだろう。 石田彰が暴れ散らかしている作品だが、そんな状態で真っ向からぶつかる大役は、今年やたらと出番が増えた関西の切り札・上田瞳。なんかね、今作は彼女の代表作として後世まで語り継がれるような、そんな気配がするんですよ……。 ○「アイドルマスター シャイニーカラーズ 2nd season」 ― 鳴物入りで新しいアイドルが乗り込んできたから「暗黒偶像(ブラックアイドル)かぁ〜!?」 とか思ってたら、むしろファンアートとかでよく見る人らだった。こいつら追加メンバーだったのか。 ぶっちゃけ、現状は切ろうかどうか悩んでいるところ。曲がりなりにも1期は最後まで観ていたわけだが、それとて終盤は相当なおざりだったし、あんま頭に入ってこないなーってのが正直な感想。原因はいくつかあるが、なんか筋立てもキャラもぽわぽわしてんのよ。こんだけ大量のアイドルがひしめき合ってるのに基本的にみんなお花畑なタイプだし、先んじて劇場で公開することを視野に入れているせいなのか、シリーズアニメとしての30分の尺の使い方がなんか悠長。全体的にテンポがユルく、ゆったり流れる雰囲気を楽しんでもらう、みたいなニュアンスを感じ取ってしまう。すると、そこにフルCGのキャラクターメイクが妙なバッティングを起こしてしまい、あんまり「ゆったりのんびり眺める画面」っぽくないんだよな。アイドルをのんびり見守ってて幸せな瞬間ってふとした仕草とか表情から「アラ可愛い」って思えるタイミングだと思うんだけど、CGモーションは「余剰の動き」みたいなものがよほど意図しないと発生せず、どんな表情をしたとしてもそれが「経過の一環」に見えてしまってあんまり意思を汲み取れない。CGだから全部悪いってわけじゃないけど、多分アイマスが描きたいのは、単にキャラが動いている様子だけじゃなくその先にあるものだと思うので、あんまり素材とテーマがフィットしていない印象なのだ。 ただ、そうして今期もノれないくらいなら大人しく切るか、と悩んでたところに追加ユニットの投入。ややダークな印象を持ちつつ乗り込んできた3人組の楽曲ならびにパフォーマンスは嫌いじゃない。この子らとの絡みが発生して新たな刺激が出てくるなら一応2期に希望を繋ぐことになるわけだが……でもなぁ、既出組に思い入れがない時点でなぁ……。アイマスシリーズとの接点をどこかで持っておきたかったのだが、ちょっと危うくなってきた。 ○「ケンガンアシュラ Season2」 ― こちらも続編なわけだが、ネトフリ配信にしてはちょっと間が空いたわね。 例によって時系列を確認しておくと、今作は本来ネトフリ独占配信作品なので私は視聴しないはずだが、何故か若干のタイムラグを伴って地上波に降りてくる。ただ、例えば今期の「物語シリーズ」や前期の「バーテンダー」のようにAT-Xで視聴できる場合はタイムラグが1期分くらいなのであまり問題ないのだが、地上波で枠をとる場合、このラグが大きくなる傾向にある。具体的に見ると本作のSeason1は配信が2019年の夏クールから。しかし地上波放送は半年ずれて2020年冬クールだった。そしてSeason2となる今回はさらにラグが大きくなり、配信開始が去年の秋、そして地上波放送まで1年のブランクが空いた。おかげで年度末の「アニメグランプリ」には選出することができない(まぁ、多分しないけど)。 さておき、そんなわけでネットで見ちゃった人からすれば大きく出遅れた視聴になるが、まー、そんなに気にするような作品でもないよね。原作漫画の方は「オメガ」に名を変えて継続中だし、プロジェクト全体を通じて「継続中」のイメージがあるからあんまり焦って視聴しようとも思わなかった。一応原作は「オメガ」の最新刊まで既読(漫画喫茶で消化する作品の代表なのだ)。おかげで例えば二胡の正体(というか真実?)なんかは知ってる状態でアニメを追いかけられるわけだが、ぶっちゃけそれが分かったからってあまり変化はない。トーナメントの優勝者を知ってるとかも……それ以外の要素をろくに覚えてない程度の雑な接し方なのであんまり気にしてない。またちょっと1人出遅れた状態でこっそり追いかけさせてもらおう。 久しぶりに見て「そうか、こんなにCGゴリゴリだったか」と改めて驚かされる。本作専門みたいなCGスタジオがあらゆるバトルをフルCG(とフル止め絵(?))で描いている今作の画面はやはり異質なのだが、それが決してマイナス印象になっていないのが本当に不思議なところで。日進月歩なアニメCG業界の中で、今作が最先端を走り続けられるのかは引き続き注目。そしてなんといっても今作はコテコテを通り越してゴテゴテになっちゃったキャスト陣にも注目。やっぱサーパインよなぁ。そして気になっていた二胡については「野原ひろし方式」を採用したようだ。こっちはあんまり積極的に先代に似せようとは思ってなさそうやな。良いんじゃないでしょうか。 ○「魔王様、リトライ!R」 ― マジで「第1話」が始まったもんだから「えっ、俺らもしかしてほんとにリトライをリトライさせられてる?」と不安になった。 なーんかちょろっと調べただけでも随分きな臭いというか、香ばしい話題が広がっているらしい作品。私が知ってる範囲では今作は2019年にアニメ化されたツダケン作品であり、中身は典型的ななろうからもやや下めに転落し、当ブログにおいては「ダメ」という判定を受けた。当然5年も前の話は1ミリも覚えてないので評価についてはさっき当時の感想を読んで確認したんだが、ざっくり粗製濫造なろうの一種という認識で問題ないだろう。そんな作品の続編がスタートしたとしても、普通は観なくてもいいはずである。当時N話切りの習慣を身につけていれば最後まで辿り着かなかった可能性の高い作品だったのだろうから。 そうしてはじまった5年ぶりの「2期目」、私のような切りたくてうずうずしている視聴者のために1期の内容を振り返ってくれる親切心には痛み入るが、……振り返るのそこじゃなくね? いや、そりゃ私は「異世界転生作品ならちゃんと生前の設定にも意味を持たせろよ」と常々いっているが……ハーレム展開で「女の子といっぱいあってさぁ」って言う部分をセリフで処理して生前のリーマン時代を延々描くのは、なんか違くね? もしかして1作目のストーリーを振り返って欲しくないんだろうか? 「ここまでの話はつまらないので気にしなくていいです」と伝えたいのだろうか。結局、思い出せる要素はほとんどなかった。 かてて加えて、今作は5年ぶりの新作というそこそこのスパンがあるとはいえ、何故かツダケン以外のキャストが総取っ替えというよく分からない展開になっている。いや、5年経てばそうなる可能性もゼロじゃないのかもしれないが……でも15年ぶりだった「狼と香辛料」がほぼ全てのキャストが継続だったんだぞ? この作品でそれが出来ないとも思えないのだが、なんでそこにこだわりはなかったんだ? やっぱり1期のことは忘れて欲しいのか? いや、別に1期に思い入れはないのでキャストが変わろうが変わるまいがどうでもいいのだが、なーんか制作意図の読めないプロジェクトだなぁ、と。ほんでアニメ自体もしょぼいから別にモチベも上がらんしな。なんでよく分からんスタジオからよく分からんスタジオに変更になってるんだよ。やっぱやる気ないだろこれ。自分、切っていいスか? ○「妻、小学生になる。」 5 開口一番に「あっ、この妻は小学生になりそうだな」って思ったよね。主に声的な部分で。三十路を過ぎても今なおロリ、永遠のこども先生に乾杯。 タイトルは【推しが子】とかでもいいかな、っていうアニメ。こうした死生観を(アニメとはいえ)すんなり飲み込めるあたり、我々にはやはり仏教思想が根付いているということなんでしょうかね。世界の他の宗派の人たちから見て許せない世界観だったりしたらどうしよう。まぁ、そもそも小学生を嫁呼ばわりしてる時点で許せない宗教(というか法律)がありそうだけども。 タイトルから内容は何となく予想できる作品だし、確か以前実写ドラマ化されるやらなんやらの時にちょっと話題になったので名前は聞いたことがあった作品。日本人のロリコンぶりも末期だな、みたいなニュアンスで語られるのを目にしたが、まぁ、こうして生き物が「転生(変身)」して再訪する話は日本に限らずおとぎ話としては定型だからねぇ。小学生がダメだけど狸や鶴や地蔵が家にくるのはいいのかよ、って話でね。そこはあんまり同列に語られるもんでもないか? 評価軸が色々あるのでどこに焦点を当てるかはちょっと悩ましい作品で、まず、減点要素はほとんどない。しいてあげるなら「主人公の性格的にちょっと受け入れ難い部分がある」ことくらいだろうか。具体的には、「妻の死がどれだけ悲しかろうが、娘さんがおる時点でお前勝ち組だし恵まれてるんだぞ」というほぼやっかみ視点でのマイナス評価。普通に考えて、妻亡き後も「娘のために頑張るよ」っていってあげるのが望まれる人物像。今作を見ていて何故か引き合いに出したくなったのは「マイホームヒーロー」で、共通点は娘1人を持つ壮年夫婦の物語だという部分。あちらの夫婦が娘のためになりふり構わず行動できたスーパーカップルだったのに対し、こちらは旦那の方がどうにも頼りない。 ただ、伴侶との死別で受けるダメージなんて人それぞれだろうし、たまたまこのご家庭はそれが10年引きずるダメージだったと言われたらそうかもしれないし、こちらのわだかまりについて、奥さん本人から「そんなんじゃダメやろがい」と一喝してくれたのですでに不快感はない。あとはまぁ、いくら何でも40過ぎの旦那が社内恋愛においてにぶちんすぎるだろ、とか、そんくらい。 転じて加点要素が何かと考えるとこちらも難しく、初見で好きだと思ったポイントはあんまりない。実写ドラマが先んじたことからも分かる通り、どちらかというとアニメアニメしていないホームドラマ主体の作品になる。そのことは映像作成にも表れており、キャラ自体もややリアル(?)寄りで等身が高めだし、全体的な見せ方もどこか実写ドラマを意識したかのような少し温度感の低い画面が多い。これは別に悪いことではなく、むしろ狙っている方向性がはっきり定まったディレクションがわかりやすいので、あとはこの方向性でのドラマ作りを求めているかどうかという、単純な好みの問題になってくるだろう。私の場合はというと、特にこの時期はひたすらによくわからぬアニメをだくだくと飲み続ける修行僧のような時間を過ごしているため、突然「あんまりアニメアニメしてないアニメ」が出てきたのでちょっと受け止める心構えができていなかったというだけのこと。来週以降、「今作を観よう」という気持ちで見始めればもうちょいフラットに視聴はできそうである。 シナリオ部分について、1話目では「妻」サイドのことはしっかり描かれたが「小学生」サイドの話は全く描かれなかった。まぁ、それをやると筋が散漫になるので一話目の構成はこれ以外にないと思うが、今後のストーリーテリングにおいて「小学生」サイドを描かないわけにはいかないだろう。奇妙な二重生活を余儀なくされているはずの妻の、常人の2倍の「生活量」に言及せず、単に「奥さんが帰ってきたよ、ワーイ」というポジ部分だけを描くドラマになったらすごく気持ち悪い。まぁ、1話目の雰囲気からしてそうした話作りをしないはずがないという雰囲気も漂っているので、今後の展開についてもそこまで不安はないかな。 待てよ、もしかして悠木碧と結婚すれば妻も小学生も合法的に両取りできるのでは?(最終結論) ○「最凶の支援職【話術士】である俺は最強クランを従える」 4 【推しの子】と【パリイ】が終わったけどまだ隅付き括弧作品は続くぜ! ……なろうってもしかして隅付き括弧も好きなのかしら。 タイトルの長さと内容で覚悟しながらの視聴だが、お話の展開には一応独自性が見出せるのでまだ切る判断には至っていない。最弱職とされるジョブなので追放待ったなしかと思いきや、パーティー崩壊の理由は単に主人公の性格が悪すぎたからという、「追放系」ではなく「コミュニケーション下手すぎ自業自得系」展開。冷静に考えると追放系以上に胸糞悪いだけなので、別にプラス要素としては機能してないのだが。 ほんとに主人公のやってる行動と結果が自業自得だから少なくとも共感や憐憫にはつながらない。「そうなれば、そうなるやろ」という言動ばかりなのはわざとパーティーを壊滅させたかったようにしか見えないのだが、ラストの反応を見る限りではそういう意図があってやったことでもなかったようだし、だとしたらマジで単なるヤなやつである。多分、ヤなやつなのは間違い無いのだろう。そこに全く気持ちよさは感じられないので、どうしたって初期配点は辛くなる。 また、支援職にスポットを当てるというなろうお決まりのパターンに「話術士」というよく分からん枠組みを導入したことこそが今作最大の眼目なのかと思ったが(普通タイトルを見たらそう判断するが)、この話術士というくくりに特に新奇性が見られないのも大きな問題だ。バフ・デバフかけるやつって、そんなんどこぞのナオフミさんみたいにこれまでも散々おったし、何なら魔法使いとかの下位互換なのでは? もちろんこの世界では「そうじゃない」理由があるのだろうから文句をつける部分ではないが、単に口頭で「攻撃力25%アップ!」とかいってるやつの戦闘が面白いはずもなく、レアな職業区分を持ち出してきた旨みは全くない。オープニング演出などを見る限りでは今後は多少なりとも「話術」というところにスポットが当たることを期待したいのだが……なろうで「巧みな話術」なんて書けることは期待してないんだよなぁ……。せめてモンスターとかの設定にもう少しお仕着せでない独自色を出してる状態なら可能性も繋げるのだが、蓋を開ければ単なるいつものなろう世界なのがなぁ。 というわけで一考のため立ち止まりはしたが、そのままフェードアウトにまっしぐらの可能性は高いです。喧嘩別れ展開から、何か気持ちのいい展開になることあるんかね。こんなんで喜ぶのNTRフェチくらいやぞ(でも響いてないネ)。 ○「夏目友人帳 漆」 ― 「漆」ってすげぇよな……。世に長寿アニメ数あれど、流石に7期目ともなるとなかなか……と思ったけど今やってるヒロアカが7期だった。あっちは2016年スタートで8年で7期、こっちはなんと2008年スタートで16年がかり(!)での7期だ。もう、伝統芸能だよね。 何がすごいって、こんだけの長寿でもそこまで制作体制が大きく揺れてないこと。もちろん節目節目で変更は行われており、大きなところでは4期までブレインズベースの制作だったところが5期以降は本作専門スタジオみたいなスタンスの朱夏に変更。監督のクレジットだった大森貴弘氏もこの時に「総監督」名義にクレジットが変更されている。今期は2017年に放送された6期から7年ぶりの新作だが、制作スタジオや大森さんの「総監督」名義はそのままで、監督のポジションは変わっている。でもマジでそれくらいよ。今期1話目も大森さん自ら脚本担当までしているし、やはり氏にとってのライフワークなんだな、というのが伝わってくる。 以前から大森氏に敬意を払っている私としてはこのライフワークをしっかり見守っていかなければいけないのだが、いかんせんスパンが長すぎる上、特殊な設定とはいえジャンルとしては「日常系」に寄ったオムニバス形式のお話なので、1つ1つのシナリオで一喜一憂というわけにもいかぬ。それでもゆっくりと見られる作品がこうしてずっと続いているという、それだけで感謝すべきことなのは間違いない。今期も肩肘張らず、のんびり見守らせてもらいたい。1話目からいきなり可愛い話で眼福でしたね。 できれば多軌さんの出番多めでおなしゃす。 ○「鴨乃橋ロンの禁断推理 2nd Season」 ― まだまだあるよ続編アニメ。こちらは1期放送がちょうど1年前ということで分割2クールとしては現実的なスパン。あんまり覚えてなきゃいけない人間関係が多くはないアニメだからそこまで負担はないかな。 スタッフも同じで純然たる「分割の後半」なので現時点で触れるべき要素は特にない。一応、1期目で作った大きな流れをしっかり再開1話目で確認させてくれるのは親切設計なのでありがとうという気持ちはあるかな。やはりシリーズアニメの形式でミステリを成立させるには何とかして「縦軸の物語」を繋いでいく必要があり、そこはちゃんと意識を持たせた上でお話を紡いだ方が興味を持続させやすい。最低限の配慮ができてるってだけで安心しちゃうもんでね。 あとはまぁ、最近のミステリアニメの中では割とシンプルに「陰惨な殺人事件」を描いてくれるという古式ゆかしいスタイルもありがたい部分。やっぱミステリっつったらこれでいいんだよなぁ。最近は放送内容も変なとこで配慮が必要になったりなってなかったりするしねぇ。いや、流石に「殺人事件を描いちゃダメ」なんて規制はまだないだろうけども。 |
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HN:
Thraxi
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声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧 |