最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
かつて「ダンガンロンパ」で主人公役に抜擢された高山みなみは、ボイスを収録している時に推理パートになり、音響から「あの、すみません、もうちょっと推理慣れしてない感じでお願いします」と言われたという笑い話がある。今作における悠木碧もそんな感じじゃなかろうか。「すみません、もうちょっと転生慣れしてない感じでお願いします」。 頭から尻、北は北海道から南は沖縄まで、徹頭徹尾のなろう作品。だから何でこんなにアニメ化されるんだっての。まぁ、最近はなろうアニメの中でも少しずつ「ここが違って面白いかも」みたいな見方は出来るようになってきた気がするので、今作ももしかしたら今後どこかに違いが出てくるのかもしれないが……制作側にそれを見せる気があるのかなぁ……。多分原作はそうした差別化を考えてない気がするんだけどなぁ……。 ツッコミどころはなんぼでもあるが、あえてあげるとするならやはり「不老不死」という能力設定が一番の疑問点だろうか。普通の日本人なら、「不老不死」という概念がどれだけ恐ろしいものかということはどこかできっと学んでいる。「火の鳥」読んでねぇのかこいつ。そんなとんでもない「罰」を自らに課し、主人公は「スローライフ生活」(この日本語も変だ)を送ろうとしている。そして300年を何もせずに暮らして幸せそうにしている。あんな娯楽も何もない辺境の田舎村でだ。どう考えても現代人がそんな生活を「楽しい」と感じるとは思えないのだが、その辺は全く説明は無い。だってなろうだから。しょうがない、不老不死の部分には大した意味などなく、あくまで「レベルMAXにするための設定」としてしか使わないのだから、不老不死についてのディティールなど書く必要がなく、それなら考える必要もない。「そういうもの」で流してしまって問題ないのだ。たとえそれがどれだけ作品世界を破綻させていようとも、概形はすでに作品外の「なろう」という媒体自体に担保されている。そこを突っ込んだり真面目に考えたりするのは、愚かな行為である。 ただ、そこを読み取ることを求められていないとするなら、今作はどこを観たらいい作品なのか。「こいつがこの世界で最強ってことは、平均値をとっちゃった女の子は勝てないんだろうなぁ」とか、「そういや最近どっかで魔王になったスライムがいたし、そいつと戦えよ」とか、「そのスライム、洗濯に使えんじゃね?」とか、「主人公がイレイナさんみたいな格好してるけど、イレイナさんみたいな声のメイドラゴンが弟子入りしてきたな」とか、「蜘蛛じゃないですが、何か?」とか、そういうことを考えるしかないのだろう。なろう文化って、他の作品が列挙されている状態で、複数を同時並列で味わうことが前提になってるんだろうな。 ま、観てるぶんには飽きや呆れはあるけど不快感はそこまででもない。このまま世界中のスライムを刈り尽くすまで、黙って見ていくしかないのだろう。
PR ○「SDガンダム ワールドヒーローズ」 ー 流石にこれはスルーしてもいいかな……もう、概念の根本的なところがワカンねぇや。 SDガンダムのアニメ、実は過去にも新番チェックに登場したことが1度だけあり、それが11年前(?!)の「SDガンダム三国伝」である。ただ、そちらの作品はかなり早い段階で「もうええかぁ」ってんで脱落してしまい、最後まで観てはいない。アニメの本数が現在の半分程度だった時代にリタイアしてるわけで、現在なら本数削減のためにリタイアするのはやむなしである。 なんでそういう判断になるかというと……コンセプトが理解出来ないからである。考えてみりゃおっそろしい過程を経ている概念である。まずガンダムがある。そう、機動戦士ガンダムだ。そして、そこからSDガンダムが生まれる。SDはもともと「スーパーデフォルメ」の略であり、めっちゃちっちゃくしてマスコット的にアレンジされたガンダム。もともと「コミックボンボン」などでギャグ混じりのメディアやガチャポン、カードダス(懐かしいな!)などで展開されている。「騎士ガンダム物語」とか、懐かしいことこの上ない。ここまでなら幼き日の私も履修している。 そこからさらに「三国伝」になると、「ガンダムのキャラをデフォルメしたSDに三国志をやらせる」というよく分からない概念に成長していく。何故その組み合わせが生まれたのかはよく分からないし、ガンダムが三国志をやって面白いのかどうかも分からない。「劉備ユニコーンガンダム」とか「諸葛亮フリーダムガンダム」って何。この時点で私は振り落とされたわけだが、この度、さらにそうしたプロジェクトが統合され、「様々なワールドからやってきたSDガンダムの物語」らしい。公式ページを見ると「悟空インパルスガンダム」だの「信長ガンダムエピオン」だのといったキャラが紹介されている。……これはいったい何の作品なんだろう? SDガンダムでやる意義はなんなんだろう??? すまん、おっちゃんには理解できない。いや、それで何か面白いドラマが描けるならなんでもいいじゃん、という話にはなるわけだが……そもそも、画面に出てくるキャラが全部ガンダムだから、キャラの区別がつかんのだ……。完全CG描画だからあんまりキャラのメリハリも感じないし、何を描けば正解なのか分からないので「楽しい」と「おかしい」の区別ができない。つまり、まとめると「さっぱりワカンねぇ」になるのである。 まぁ、そういうアニメがあってもいいじゃない。ほら、私ニチアサなんかでもスルーしてるジャンルは結構あるし(アイカツ・プリパラ・ヴァンガードに遊戯王)。今作もそういう作品の1つってことにさせてもらう。 ちなみに、何故かオープニングのタイアップはTrySail。……ほんとなぜ?
○「BLUE REFLECTION RAY/澪」 5 タイトルをどう読んだらいいのかちょっと困るんだけど、普通に「ぶるーりふれくしょんれい」でいいんだよね。「レイレイ」って重なってないよね。 なんかもう、すごくバエないキャラデザの作品。事前にMBSではちょいちょい番宣やってるのを見かけていて、画面に出てくるたびに「何じゃこのキャラデザ?!」ってびっくりしてた。この度いよいよ放送を開始したわけだが、開始一番、いきなり「キャラクターデザイン・岸田メル」って出てきて「これメル絵なのかよ!?」ってめちゃめちゃびっくりした。 一応、公式ページの1枚絵とかだとそれなりに見栄えはするのだが、動画になってキャラが動き出すととにかくキャラ絵が不安定で、ほそっこくてどうなってしまうかハラハラしながら見守ることになる。お世辞にも魅力的とはいえず、「この絵はダメじゃないかなぁ……」と序盤は諦め気味だった。ただ、一応フォローしておくと、後半の謎の領域展開(樹海化と表現したい)が起こった後の画面の装飾がとんでもなくゴテゴテしており、「GoHandsが頑張ったプロジェクションマッピングかよ」みたいな絵面になったため、あの謎空間で動き回るために極限まで線を削って差を明確に出したデザインなのかも、とは思った。理由があるならそれは受け入れるしかないし、正直、この細さも30分でそれなりに慣れた。可愛いと思えそうもないのが残念だが、意外と理にかなったデザインになっているのかもしれない。岸田メルファンからしたら受け入れがたいとは思うが……。「花咲くいろは」を参考にしてくれればよかったのに。 そうして細い少女たちを使って描かれる物語は……まだ何も分からん。DMMの製作って描かれてたからまたソシャゲなのかと思ったんだけど、どうやらコンシュマーゲームのメディアミックスらしいわね。「女の子がいっぱい集まって過度に友情を育みながら謎の敵と戦うバトルゲーム」ってんで、一番近いのはアサルトリリィ……なのかな。衣装だけ見てるとWIXOSSっぽさもあるけどな(監督がLostrageの人なのよね)。登場順だけ見てコミュ障ロングが主人公なのかと思ってたら、どっちかっていうと後からきたショートの子の方が主人公ポジっぽく見えるわね。みんなして謎の力で変身し、最終的にはラーゼフォンみたいなロボまがいの生命体と対決することになりそう。うーむ、何が何だかさっぱりやな。まぁ、もしかしたら気に入る要素は案外多いかもしれないので、辛抱強く見守っていきましょう。
○「すばらしきこのせかい The Animation」 4 先週の番宣特番は面白かった。木村昴の取り回し、雑に笑えるのが良い。 原作ゲームはさっぱり知らない。当時なんかこんな映像を見た気もするが、既にゲーム文化から足を洗った後だったので興味もなかっただろうし。10年以上もの時を経てわざわざアニメ化されたということはそれなりに話題性のあるタイトルなのだろうが……1話目では刺さる要素はなかったな……なんか、ほんとに「ゲームやってるのを見てるだけ」みたいな1話目。これが「ゲームをやってるんだ」っていう意識なら別にいいんだ。チュートリアルが無いと困るだろうし、ゲーム中は実際にキャラを動かして戦ったりミッションを考えたりするわけで、体験中の作業量が桁違いだ。しかし、そんなゲームから「体験」を取り除いて流れだけを切り出されても、元のゲームと同じだけの楽しさを提供することは出来ないだろう。 すごく悪い意味でゲームっぽいのよね。シナリオ展開がぶつ切りだし、お遣いはそのままお遣いだし、おそらくゲームファンをそのまま取り込むためにゲームを思い出させる演出を意識してるんだろうけど、それって未プレイの人間にとっては全く意味がないし、要素をゲームに寄せれば寄せるほど、わかってない要素がカットされてハードルが上がっていく。細かい例をとると、例えば最初に主人公が「どこも壁で囲まれている」と発言しているが、その前の段階でそうした「壁による閉塞感」を表すくだりがなく、視聴者目線だと「え? 壁? 何それ?」となる。何故そこで説明をサボろうとするのか。 一応「デスゲーム系」の文脈ではあるのだろうが、都度展開されるミッションが単なる「雑魚敵を倒せ」では緊張感も無い。敵がカエルだったり狼だったりと姿を変えていたが、ゲームではそこに差があったかもしれない部分が、アニメでは「単なる雑魚」で一括り。1話の中で同じ展開を何度も見せられる羽目になる。全体的に、「アニメにしよう」という意識が薄い作劇に見えるのだが、ここから真相に迫っていくことでドラマとして盛り上げることができるのだろうか。現時点では割と怪しいと思う。映像部分の特徴がうまいこと活かせるかどうかにかかってるかなぁ。
まだまだ続くなろう系……と思わせて実はなろうじゃないパターン。究極進化したなろう系ラノベは本物のなろうと見分けがつかない。これをナロベと呼ぶのはどうじゃろう(どうじゃろうってどうじゃろう)。 タイトルで全部説明しちゃってるのでいじりにくいいつものパターンだが、正直、前半2/3くらいだと3〜4点くらいの評点。この手の作風で一番気に入らないタイプの主人公で、せっかく「超リアルなVR」世界にダイブしたって言ってるのに、その世界のキャラとやたら「NPC」だの「設定」だのという言葉で接して全然空気を読まないパターン。この手の主人公、ゲーム慣れしてるんだからさっさとゲームに没入すればいいのに、やれやれ系の系譜のせいで、やたら設定だの何だのという言葉を持ち出したがる。その辺の察しの悪さって何なんだろね。 主人公のデザインは典型的なキリト系。そしてやってることだってSAOと同じで、今更「痛覚まで再現したVR」とか言われても「まぁ、そうじゃね?」くらいのもの。現実に嫌気がさした主人公がゲーム世界にいったらよりクソゲーだったっていう展開、マジでそのままSAOとタイトルを入れ替えても通じるくらいに擦り倒されているわけだ。そんなもん面白くないだろうし、キャラの置き方もつまらん……と思っていたけど、ラストの幼馴染豹変展開がやたら面白かったのでそこだけで評価あげてしまった。悔しい。突然発狂して襲いかかってきた幼馴染、CVがここにもファイルーズあいっていう。彼女の特技の1つに「デスボイス」ってのがあるんだけど、デスボイスってのは相手を殺そうとして襲いかかる時の呪詛のことじゃねぇからな。考えてみりゃファイルーズの「普段の声普通に可愛いのに本気出すと頭がおかしい」っていう特性をフル活用した役だな。 その他、エンディングテーマを見るとゲーム内でもう1人参加すると思しき悪魔っ子が井澤詩織、現実世界で着替え覗かれてた妹が古賀葵という配置で、これをVRMMOの先輩である竹達が統括している形。竹達、ここでもフェアリーアバターなのかよ。このキャスト配置だけで割と楽しかったので、1話目はそこだけ見て満足することにした。今後ろくでもない展開になったとしても、ファイルーズが何とかしてくれることを期待しよう。ベルト姫みたいな一点突破型のキャラがいれば、どんなクソゲークソアニメでも何とかなるはずだ。 まぁ、実際のところ映像部分は悪くないしね。制作体制を見るとスタジオと監督は「けものみち」→「宇崎ちゃん」というスタッフらしい。まぁ、平均点はキープできるような気がしてきた。 ○「新幹線変形ロボ シンカリオンZ」 5 俺の好きな四文字熟語は、「完全新作」だァ! ってなわけで帰ってきましたシンカリオン。今期3作目となる、「多分作り手側もまさか2期目作ることになるとは思ってなかったアニメ」(認定は私の独断による)。改めて確認すると、「メガロボクス」「ゾンビランドサガ」、そしてこのシンカリオン、全部2018年の作品なんですよ。そう考えると、「意外と評判よかったしニーズもあるので2作目作ろう」ってんで動き出してから完成するまでがだいたいこれくらいの時間なんじゃないかと勝手に想像している。 いや、でもこれはマジで2期目作るとは思ってなかったでしょ……その証拠に時間帯がバリバリ子供向けだった土曜の朝から金曜の夜番組になってるもの。まぁ、元の枠は既にアニメの枠としては廃止されちゃってるからだけども……。いや、でも形はどうあれ帰ってきてくれたことは大変喜ばしく思うよ。また良いドラマが見られることを期待している。 冷静に考えりゃ当然なのだが、前情報無しで見て驚いたのは本当に作中世界が刷新されて新主人公が出てきたこと。新作の情報を聞いた時からてっきりハヤトがまた出てくるもんだと思ってたので、この入れ替えはちょっと驚いた。でもまぁ、考えてみりゃ連中の物語は問題なく完結しているわけで、新たな部署、新たなマシンと新たな敵で新たなシンカリオンを描くのが妥当ではあるのか。そしてさらに驚いたのは、前作シンカリオンの壮絶な戦いを、日本国民はろくに認識すらしてなかったという事実。えーと、詳細覚えてないんだけど、そういう設定なんだっけ……確かに言われてみたら封印フィールドみたいな世界でずっと戦ってたっけな。それなら一般市民がシンカリオンやキトラルザスを知らない可能性はあるのかも。そんで、無事に戦いが終わったので大宮の方は一度施設を封印して、別部署で何らかの脅威に対する「対策」を講じていたというわけか。今回新たな基地として選ばれたのは群馬県。だから敵も高崎だるまと下仁田ネギ。……なんやその世界観。さらに次回予告では「山手線と連結」とかいうとんでもない展開も明かされており、今後は新幹線に限らず、JRなら何でも片っ端から変形合体するようである。まぁ、そうでもしないと膨らまないもんなぁ。 シンカリオンの世界ならまた楽しいお話が出てくるかな、という期待はあり、不安もありつつだが、主人公の属性を「鉄道オタク」から「オカルトマニア」にチェンジしたのはなかなかいいアイディアだと思う。「シンカリオンに乗れるのは電車好きだけだし」ってんでまた鉄オタ設定にしちゃうとどう頑張ってもハヤトとかぶるだろうし、そうなると前作主人公を超えられる保証はない。軸をずらして別領域からシンカリオンとの友情を深めてほしい。まぁ、福山ロボはシャショットに輪をかけて鬱陶しい気もするが……なんで今期はいろんなところで福山ロボにどやされにゃならんねん。 残る期待はやはり前作世界とどう絡んでいくのかという部分。軽々に触れてほしくないのも事実だが、やはり「2作目」なので先代主人公チームとの交流は外せない要素。「数年後」という設定らしいので、ハヤトたちももしかしたら中学生になってるんだろうか。ミクさんは元気でやってるんだろうか。そして何より、セイリュウとスザクさんは元気にしてるんだろうか……。さぁ、どうなるかな? 楽しみ楽しみ。 ○「妖怪ウォッチ♪」 ー ようやく戻ってきたか……まさにこれこそ実家のような安心感だ。しかし今回は実家を離れる時間がだいぶ長かったわ……こんなとこでもコロナの影響が(そういうこと?)。 確認しておくと、初代「妖怪ウォッチ」は2014年から2018年まで、「シャドウサイド」を1年はさみ、第2期「妖怪ウォッチ!」が2019年に1年弱。そして2020年はまるまる「妖怪学園Y」を放送していた。微妙に放送期間が延長していたので「シャドウサイド」よりも長かった。そして、正直面白くなかった……一応録画してはいたのだが、高校編にいったタイミングでリタイアした。やっぱり、こっちじゃないとダメだわ。 久しぶりの復活ということで色々と配慮してくれているのは流石。そして原点回帰の趣が強く、なんとオープンエンドが「ゲラゲラポー」と「妖怪体操第一」。ただし、旧作は「ようかい体操」表記だったが今回は「妖怪たいそう」表記。いや、だからどやねん。さらにウィスパーとケータの出会い、ジバニャンとの関係性などの復習をネタまじりで展開し、数多くあったウォッチの存在を一掃、初代タイプに戻したが、そこはちゃんとバージョンアップもなされているという抜かりない出だし。何故か史上最大数のムリカベが出てきたりもしたし、妖怪たちも変わらず元気そうで何よりである。この7年間で、気づけばケータの中の人も一児の母やで……お子さんが妖怪ウォッチ見るようになったらどうするんだろね。その時代までケータがハナホ人と因縁の対決を続けてたらちょっと感動するな。 ウィスパーとケータというといつも思い出すのが、女性キャストを相手にも遠慮なく下ネタを連打するセクハラ声優関智一が、「それじゃ、戸松さんとかも大変でしょう」みたいなこと言われた時に「でも、もう俺の中で戸松はケータだから……」みたいなこと言ってた話。そりゃま、こんだけ濃密な関係性だとそうなるやろなぁ。ちゃんとディスタンスを守って、健全な(??)妖怪ウォッチを繰り広げていきましょう。
○「バクテン!!」 5 大渡海?! もう、そこしか目に入らず思わず巻き戻して確認しちゃったよ。普通に広辞苑やら新明解とならんで大渡海がある本棚、凄まじいぞ。あれが高校生になりたての男子の勉強部屋かよ……。ちなみに「なんでこんなところに大渡海が?!」と思って確認したら、スタッフがまさに「舟を編む」のスタッフらしい。そういや「舟を編む」もノイタミナだったっけ。そんな謎コラボあるもんかよ。 新・体操ザムライでも始まったかと思ったが、だいぶ方向性は違う作品のようだ(当たり前だ)。近さでいったら多分「スケートリーディングスターズ」の方がまだ近いのかな。ただしこちらは男子新体操という実在の競技がテーマになっているので、より地に足のついたドラマメイクが可能だ。今期はカバディやら新体操やら、よく分からん部活に入る男の子が多いな。 冒頭、かなりの長尺を競技シーンに費やしており、今作で描くべきものがはっきりと提示されている。映像部分はかなりかっちりしているので評価したいところなのだが、残念ながら「新体操のどの辺が見るべきポイントなのか」という知識が欠けているため、今ひとつ入り込めないというのが率直な感想。いや、綺麗な動画にはなっているし、充分ハイクオリティだとは思う(少なくともスケートリーディングより明確に力が入っている)。おそらく、今後の物語を通じてこちらにも新体操を見る素養が身につけば、競技シーンの盛り上がりも理解できるようになるんじゃなかろうか。 そのほかの部分は実にベタな「入部展開」なので1話目時点で取り立てて見るべき点は無いのだが、気になるとしたらあまりに無体なキャスティングだろうか。高校生だっつってんのにキャストの平均年齢がめちゃめちゃ高く、顧問まで含めるとなんと松野家の人間が3人も紛れ込んでいる(別な高校にイヤミもいた)。なんか不思議な配役が多くて、つり目のチャラ男役に下野、近距離パワー型の後輩にひろC。どういう狙いのキャスティングなのか……いや、別にいいんだけども。マネージャーは珍しく朴訥タイプになった佐倉さん、そして主人公の妹にはうえしゃま。なるほど配置は万全だな。 ZEXCSがメインの作品って久しぶりに見るけど、このスタッフなら割と安定して最後まで走れそうな気がする。何しろ「舟を編む」と同じ監督ってことは、「少年ハリウッド」と同じ監督ということでもあるのだ。野郎どもの暑苦しくてベタな青春模様、どこまで面白くできるか、お手並み拝見といこうではないか。 ○「やくならマグカップも」 4 まさかの声優バラエティ。「こういう構成の番組、久しぶりだなー」って思ったけど、実写がらみだと去年の時点で「ギャルと恐竜」があったか。まぁ、あれはだいぶ様子が違うので……。 まさかのダイレクト過ぎるご当地PRマーケティング作品だった。前半パートが萌えアニメ、後半は声優バラエティで尺を稼ぐという極めて省エネな作品。別にそういうデザインが悪いとは言わないし、声優バラエティは嫌いじゃないので喜んでみるだろうが(セリコの実写版が見られるだけで良い)、アニメとして評価しろと言われたら、まぁ、高得点にはならんわな。わかりやすい省エネ作画だし、微妙に古臭くて萌えにつながりにくそうなキャラデザは地方自治体の限界か。まぁ、そこでビビッド過ぎる最先端のものを出されても引いちゃうからいいんだけどね……。製作はなんと「世界名作劇場」などで知られる最古参スタジオの日本アニメーション。そんな名前、いつぶりに聞いたんだろうと思ったが、元請けで通常形態のアニメを作ることがほとんどなくなっており、Wikiで確認したらなんと2008年の「ヒャッコ」が最後だったっていう……どういうことなのよ……。まぁ、そんなわけでアニメーション部分に特に魅力があるわけでも無いし、キャラもぼんやりしてるし、15分しかない1話目で何か魅力を感じるかと言われても、そりゃ無理な話だ。お約束の「女の子にやらせればなんだっていいじゃん」作品の冒頭部分、いわば「放課後ていぼう日誌」と同じといえば同じなのだが、今後盛り上がる気配はあまり感じないなぁ。母親の話題が出た時の親父の反応の意味が分からなかったんだけど、あれなんだったんだろう。 ちなみに、アニメじゃなくて声優バラエティの方に触れておくと(触れるんだ)、若井友希はなんと「八十亀ちゃんかんさつにっき」に続いて、2クール連続で「岐阜だから」というよく分からない理由での登板となった。岐阜出身がこんな形で武器になるとは、本人も思ってなかっただろう。さらにいっとくと、なんとこれで「岐阜をテーマにしたアニメ」が3クール連続で放送されていることになる。まぁ、雛見沢を岐阜だといっていいなら、って話だけども。山梨やら岐阜やら、今のアニメは地方がトレンドだ。 あと、「実の娘が芹澤優だったら、そりゃツアーも回るだろ」という当然の真理を得た。
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Thraxi
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声優のこと全般
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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