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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「A3!(第2期)」 5

 一応小声でこっそりP.A.WORKS好きそうおじさんだよ。まぁ、今作の場合はあんまりP.A.要素は関係ない気がするんだけど。時期がずれちゃって結局「神様になった日」と放送時期が被ってるんだよなぁ。

 第2期ということで、問題は1期にどれくらい身を入れて観ていたかになるわけだが、まぁ、あんまり真剣ではなかったな。その上で「ソシャゲ原作でキャラが増えるという問題をローテーション制で解決するってのは面白いアイディアだな」というところは印象に残った。基本的にはあんまり興味のないジャンルではあるのだが、それでも「演じる者を演じる」という中の人の頑張りとか、いかにしてそうした「演技」の面白みを出すかみたいな部分に関してはそれなりに面白く見られたつもり。

 決して悪い印象ではなかった第1期からの「準備が出来た2期目」のはずだが、今作の場合は入れ替え制を採用しているため、「蓄積」がしにくいというのはやや難……と思いきや、ちゃんと夏組からの引き継ぎは出来てましたね。三角星人が元気だったのは良いのか悪いのか。あいつ、「目が三角」っていうところを見出して喜んでたわけだが、あくまで「目が三角」って慣用表現だから、実際に目は三角にならないからね? もしかしたら単に教養がある奴の可能性も? そしてもう1つ笑ってしまったのは借金取りの正式参戦である。お前、ふつーにオーディション来んのかよ。そんで中心的役割まで果たすのかよ。今までの態度は何だったんだよ。……まぁ、一応「愛情の裏返し」だったってことでね……あんたのおかげでMANKAIカンパニーはここまで盛り返したわけだし、実はこうしてみんなで劇団やるために悪役を買って出ていたっていう話になるわけだな。イイハナシカナ-、絶対1話の時は本気で潰そうとしてたと思うけどなー。

 こうして前期からの引き継ぎ要素もあり、ちゃんと面白さの追加が出来てるなぁ、という印象は良かったのだが、なんかね、1話目から若干作画面が怪しいのよね。大きなキャラ崩れとかがあるわけじゃないんだが、さすがにこれがP.A.の仕事か? と思うくらいには微妙。借金取りが凄んでる時の集中線とか、「強いられているんだ!」みたいなギャグに見えるし、喧嘩のシーンでのモーションとか、非常にもっさりしていて映像部分での面白みには欠ける。その辺りの期待と不安を加味しての平均点からスタートである。とりあえず、ちゃんと四季をぐるりと巡れるようには祈っています。

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○「神様になった日」 5

 やぁ毎度! 最近は自分に自信が持てないけどP.A.WORKS大好きおじさんだよ! ただしおじさんにも例外はあってね、麻枝准作品はダメなんだ、ごめんね!

 とまぁ、ここまでの遍歴をざっくりと説明したが、先入観はイクナイよね。私は常々P.A.WORKS作品が好きだと言っているのだが、割と初期の頃から何故か刺さらなかった不思議なゾーンがあって、それが「Angel Beats」と「Charlotte」の2作品である。いやまぁ、他にもあったけども。特に前者に関しては見ててイライラする部分が多くて全く刺さる部分がない空回りっぷりから失望が大きく、「CLANNAD」で号泣してた身としては「同じ脚本だって言ってたじゃんコノヤロー」と憤慨した。そして、そんな「Angel Beats」の印象もあってか、続く「Charlotte」に関しても「え? なにこれ」てなもんでさっぱりピンとこなかったもんである。まぁ、まだそっちの方が「理解はできる」くらいに収まっていた気はするけど。

 そんなわけで、どうしても今作に関しては先入観というか、警戒意識が強くでてしまうのであらゆる要素をネガティブに受け取ってしまう傾向にある気がするのだが(有り体にいえばアンチっぽい見方になりそうな気がするが)、1話目を見た時点で良い部分はよかったと素直に思う。何と言ってもP.A.的な作画のこだわりは存分にでていて、ヒロインのくちゃっとした可愛らしさは純粋に楽しんで良いところだろう。いわばCharlotteでダメだった佐倉さんのリベンジマッチの様相である。テンポの作り方とか、とにかくギャグで流れを作ろうという方向性がわかりやすく、いわゆる「落ちもの系」に分類される内容であるにも関わらず、肝心の「落ちてきた」部分をスパッとカットし、いきなりの本質からスタートしているのに特にごちゃつかないで話が入ってくる構成は上手いと思う。そういう意味ではこれまでの中では一番良いスタートなんじゃなかろうか。

 ただ、やっぱり警戒しているせいなのか、肝心のギャグの部分はあまり受け付けられない。小ネタとしてはいいんだ。野球んとこのくだりなんかは素直に笑えるものになっていたんだけど、全体的なセリフ運びが、どうしても「お前らこういうの好きなんやろ、あとからギャップ作ったるから、とりあえず今は珠玉の漫才で笑っとけよ」みたいな意識が見え隠れしてムズムズする。いや、絶対に悪意のある受け取り方のこっちが悪いんだけど。セリフの細部に、「このやり取りは上手いな」って思う部分と「このセリフはキモいな」っていう部分が混在しているので、勝手に眉を寄せたり笑ったり、随分忙しい視聴体制になってしまった。俺はいったい何と戦っているのだろう。

 願わくは、今作を持って私の持つ麻枝作品へのネガティブな印象を払拭してもらいたい。ついでにP.A.WORKSは改めて大好きおじさんを名乗れるようになりたい。そのためにはこちらからの歩み寄りも必要になるだろうし、なんとかついていけるように頑張ろう。1話目で野球回を消化したので、きっともう野球はやらなくて済むだろうよ。

 

 

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○「体操ザムライ」 5

 バンドリの曲じゃん。なんかこぅ、各方面にツッコミどころ多くてどこからいじったらいいか分からなくなってしまった結果、とりあえずオープニングをいじる。あといじるところといえば、キャスト欄にキュアエールとキュアアンジュが揃ってるの久しぶりに見た、とか。割とどうでもいいところからしか攻められない。

 だって、よく分かんねんだもん。どこに向かって発信したいアニメなのかも分からないし、この先のストーリーがどこに向かいたいのかも分からない。アニメオリジナルとのことなので先が読めないのは当然なのだが、はてさて、どんな企画会議の結果として今作が世に送り出されることになったのだろう。放送枠的にはこれの次の番組が「いわかける」なので、「体操→クライミング」という謎のスポーツ枠になってしまった。

 「体操アニメ」の時点でほとんど聞いたことがなくて、あえて挙げるとすれば「ガンバリスト駿」なんだろうけど、そこから先ではマジで見たことがない。ただ、確かに言われてみれば体操ってのも元々日本は割と強かった競技なわけで、もうちょい啓蒙する作品があってもよかった……かな? まぁ、柔道アニメとかも別にないしな(水泳アニメは1本だけあるな)。もしかしたらオリンピックイヤーに合わせての企画だったのかとも思ったけど、秋クールスタートだとやっぱり意味がない。去年「Number24」が作られたのとは訳が違う。そして、せっかくの体操アニメなのに主人公が引退を促されたロートルっていう意味も分からんな。ここからの再起をかけたアニメになるってことなのかしら。その割にメインで出てきてる選手が3人だけのように見えるのだが、団体戦じゃなくて個人戦のアニメか?

 時代背景も謎が多く、「モントリオールから25年」というセリフから調べてみると2001年とか2002年の話とのこと。それをわざわざ強調するためにベッカムを出してみたり、携帯がパカパカだったり、着メロが懐メロだったり、オープニングが上海ハニーだったり(でも調べたら上海ハニーは2003年って出たけど)。何故その時代に設定したのかも謎だし、この時代っぽさを出すことでどこの層に訴えかけたいのかもよく分からない。少なくとも若者世代に対するアピールではないし、最近はやりの海外向けのサービスでないのも確実である。となると、2000年代初頭を生きた人間、つまりおっさんたちに向けていることが想定されるが、おっさんたちがおっさんの体操をみることが楽しいのかどうか……。うーむ、謎だ。

 映像はMAPPAの製作だが、現時点では可もなく不可もなく。競技シーンはCGで処理しているようだが、「がっつり試合を描く」という方向性はすでに「ユーリ」がやりきってしまっているだろうし、アニメで体操をどれだけ面白く描けるもんだろうか。1話目では残念ながら体操というテーマ自体に面白みを感じる部分はなく、どっちかっていうとやや飛ばし気味の捨て鉢なネタ展開なんかに笑いどころを見出す感じ。それにしたって突然の忍者の来訪とか、それに対するババアの応対とか、よく分からん要素が多いのだけど……。なんとも不穏なアニメである。いや、でもまぁ、気になったのは間違い無いのだから、大人しく様子を見ていくしかないのだろう。1話目で「なんやねんこれ」と思わせられたのだから、製作側の狙いとしては成功なのかもしれない。脚本が「ゾンビランドサガ」と同じ人なんですってね。どういうテイストになるのか、ここいらで見極められるのかもしれません。佐賀の2期って、ちゃんと進んでるんでしょうかね?

 あと、「ヌマニメーション」っていう枠の名前はどうにかならんのか。その後からの「いわかける」の枠の「アニメイジング」はまだ理解できるから、その枠の延長でよかったと思うのだが……。この深夜枠にいちいち名前をつける感じ、よくわかんないよね。

 

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○「ご注文はうさぎですか? BLOOM」 5

 今作を観て一番の印象は「清川さんがお元気に仕事出来てて何より」。御歳85歳、まだまだ萌え作品でひ孫みたいな声優に囲まれても健勝です。

 まぁ、ティッピーを置いといて他のキャスト陣をみても「元気そうで何より」とは思いますけどね。ここまで特化して萌えを凝縮させたキャスティングでやくたいもないことをやっている作品、今の文化だと案外貴重な気がするんですよね。きらら作品自体が以前よりも少なくなってるし、若手女性声優は入れ替えが激しいし。種ちゃんがスタートから一切の代打無しで役を演じ続けてるっていう意味でも貴重。そして今期はヘスティア・スヤリス・チノという水瀬三段活用が胃に悪いレベルにドロドロに流し込まれている。確認したら今作の第1期は2014年とのことなので、チノちゃんもすでに6年目なのだな。何件くらいのスタバを壊滅させてるんだろうな。

 まぁ、中の人の話題ばかりで申し訳なくなるが、しょうがないじゃんね。1話目で内容を掘り下げる意味があんまりないから。相変わらず謎多き世界ではあるのだが、その辺はもう、2期分+OVAとかやってる作品なので気にしてもしょうがない。何故か3期になって制作スタジオがWITE FOXからエンカレッジフィルムズに変更になり、若干ディティールの描き込みが弱くなっているような気もしなくもないが、なにぶん間が空いちゃったのでこれが漠然とした印象に過ぎないのか、実際に作画が荒くなってるのかは判断出来ない。最悪、キャラの仕上がりさえ変わらなければそこまで問題ないだろう。私は引き続き、表向きは千夜推しと言いつつ魂のどこかをシャロに引っ張られながら見守っていきたいと思います。1話目時点ではまだチマメ隊のエンディングが放送されてないからなぁ。毎回、エンディングの破壊力が核爆級なので次回が怖い。

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○「安達としまむら」 5

 そりゃ巨乳でメガネでCVが上田麗奈の同級生がいたら、同じクラスの男子は黙っちゃいませんよ。まぁ、おっきかろうが小さかろうが揉まれる人は揉まれるけどね。

 原作は未読。名前は聞いたことはあるが、元がラノベ作品なら手は出さない。同筆者の作品で読んだことがあるのは「やがて君になる」だけである(それもどうなんだろう)。「百合ものだ」という情報だけは聞いていたが、そこから想定されるニュアンスとはだいぶ違っていて正直戸惑った。いや、そりゃこの作品を形容するには「百合」という看板が最初に出てくるのは当たり前だろうが、だからって女の子がひたすらイチャコラする様子だけを描いた作品ってわけでもなさそうで、アニメに落とし込むのも結構大変そう。主にモノローグで進行していく作品って、画で見せるのが難しい場合が多いのよね。「小説をアニメに切り出す」作業になって、それが自然とシャフトの物語シリーズみたいな外見になっていってるのだろう。物語シリーズほどの文章量は無いにしても、出来るだけ小説の文字を拾いつつ、そこに時間的な流れを作らなきゃいけないってんだから無茶な相談には違いない。また、勝手な想像だが、今作はそうして多少の無茶をしてでも、「小説の元の文章をそのまま拾っていきたいな」という製作意欲を刺激する方向性なのだろう。結果として、どこまでも茫洋と、どこに向かっているかが分かりにく展開になっている。

 まぁ、得てして人の心の機微を描いた純文学なんてものはどこに向かっているかが分かりにくいものだが、アニメという時間の流れの中に落とし込むに際し、どうしたって1つのゴールが必要になってくる。そこで、「看板は百合」という目につきやすい指針が好まれるわけだ。実際に今作が「百合アニメ」なのかどうかは、油断せずに見守っていく必要があるだろう。どうにも文章表現に気になるところが多くて、「これ、後から効いてくる発言になってるのかなぁ」とか色々と邪推してしまうのは、ネームの多い作品では致し方ないところだ。例えばしまむらの自己紹介の「あだ名はひらがなでしまむら」っていう発言も、「あれ、こいつもしかして本名は島村じゃないのか?」とか思ってしまう。もしそうだったら面白いけど、流石に島村だろうな。

 他にも「原作をそのままに」という意識で言うなら、アニメ業界でも割とデリケートな部分らしい自転車の二人乗りをそのまま描いている部分があり、あの部分はおそらく「二人乗りでないとダメ」な部分なのだろう。いや、冷静に考えて二人乗りの後ろの方が片手でバランス取りながら傘までさすのは相当な難度だと思うんだけどね。あれ、ちょっと風が吹いただけでもぶっ倒れるぞ。しまむら、実はめちゃめちゃ体幹が強いことの伏線じゃあるまいな(何故か疑心暗鬼になってるな)。

 まぁ、とにかくそんな風にして「どっから食べたらいいんだろう?」と思い悩む1話目でした。映像部分は悪くないが、今のところ演出方向は多少散漫かな、という気がするので、はやく初見の視聴者も観やすくなるような1つの指針が決まってほしいところだ。いっそ情熱スイッチを入れて卓球に本腰入れる展開とかどうだろう(いらないです)。

 

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○「アクダマドライブ」 6

 わーい! 馬鹿だ馬鹿だー! ぼくこういう馬鹿大好きー。勢いで7点付けようかと思ったくらい好きー。でも前クールのデカダンスの例があって「自分でハードルあげすぎると後できついな」って思ったのでグッと押さえた(この説明の時点で色々間違ってるな)。

 わたしゃこういう「とにかくやりたいことをやってやろう」っていう方向性に評価が傾く人間なんですよ。こけおどしかもしれないし、尻すぼみかもしれない。でも、この1話目は間違いなく楽しかった。パーリナイだった。もう、それだけでもOKですよ。最初は「ちょっ、情報量!」って思って観はじめたんだけど、演出方向からすぐに「これ、もしかして小高さんなんなのかよ」って気がついて、あとはもう、そういう目で観てワックワクのドッキドキだよね。別にダンガンロンパじゃなくてもあのガチャガチャした演出ってのは健在なのね。僕はダンガンロンパのアニメシリーズも評価している(無印はダメだったけど、それ以外ね)くらいの人間なので、小高的演出が入るだけでもちょっとテンション上がる。

 そして、こんだけ画面がぐちゃぐちゃになってるのに、不思議と視線が散らからずに観やすい画面になっている。いや、クセが強いのは間違い無いので合わない人にはとことん合わないのかもしれないけど、少なくとも「単に描き込みを増やしただけで、目がチカチカしてマイナス要素しかない」みたいなことにはなってないはずだ。この世界はとにかく悪党どものめちゃくちゃを見るのが楽しみなだけの世界であり、正義を執行する側だって公開処刑を行うくらいには脳が溶けてる。そんな世界でのどんちゃん騒ぎを普通の画面でやってたら勿体無いでしょう。舞台設定を大阪にしてるのも何だか小狡いところで、普通ならば「誰にもわからないけど少なくとも日本じゃないどこか」みたいな舞台設定になるはずのところを、「大阪だから」と言われたら(絶対そんなはずないのに)「まぁ、数十年後の大阪はこんな風になってるかもな……」というありえない納得感がある。けばけばしい装飾がどう見えるかを理解した上で、ふさわしい舞台を用意しているのである。

 そして、何の説明もなしに「アクダマ」とかいう単語が出てきて、どんな科学水準の世界かもわからないはずなのに、観ている間は一切疑問は出てこない。とにかく無茶苦茶な奴らがいて、全員悪人なのだ。そして、そんな悪人どもの手にかかれば常人なんて塵芥。そんな中に飛び込んでいく黒沢ともよボイスの「一般人」。良いね良いね、一般人のくせに桁違いのバケモンを相手に必死に立ち回るその様子、初代主人公の苗木誠くんを彷彿させるじゃないか。今作はロンパと違ってトリックもなければロジックもいらない。とにかく、このイカれた世界で勢い任せの乱痴気を見せてくれればいい。まぁ、いつまでこんな体力が保つかは分からないが……一夜の夢でもそれでいいや!

 個人的な注文としては、苗木くんの中の人が当然のように面倒臭い役で登場しているので(狛枝よりなんぼかマシだろうが)、是非とも十神(の中の人)にも登場してほしい。この世界で殺人鬼(中の人は桑田だが……)に勝てる人間、石田彰か大塚芳忠しか思いつかん。

 

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○「キングスレイド 意志を継ぐものたち」 5

 エルフの娘っ子を巨乳にしちゃう人類とは割とぶつかり合う運命にあるのだけど、ピロテースさんのおかげで「エルフは痩身だが奔放なダークエルフなら巨乳でもOK」という宗派も受け入れているので、トータルでこの作品はOKです。話題のスタート地点がおかしい。

 こっちの方が「キミと僕の〜〜」と違って純正の剣と魔法のファンタジーですね。原作はソシャゲとのことなのだが、あんまりソシャゲっぽさは感じない。まぁ、その辺は「白猫プロジェクト」なんかも1話目時点でそうだったし、「じゃんじゃんキャラを出してやろう」というソシャゲ的運用を捨ててRPG的なシナリオを綴ることを優先しようと思えば、自然に受け入れやすい1話目にはなるのだ。アニメ作る上ですげぇ当たり前のことだとは思うのだが……なかなかその当たり前が通じない時代が続いていた。なんか、今期はソシャゲ・なろうによって侵食されたアニメ文化がラノベ方向に揺り戻しが働いているような印象もあるな(まぁ、すでになろうが2本あった時点で絶対嘘なのだが)。

 続けて観たためにどうしても「キミと僕の〜〜」と比較してしまうが、よくも悪くもこちらの方がベタ。世界設定もそうだし、シンプルに「魔物と戦う剣士」という設定なので、説明がごちゃつかないというか、まずもって説明が必要ない。生まれながらにして絶対に悪役だろ、ってわかるからダークエルフってのは便利な存在である。まぁ、ここまで徒党を組んで悪さをしてる例は珍しい気もするけど。一応魔物という外敵を設定しつつ、実は内部からも危ないんですよ、という色々不穏な王国を舞台にして若き剣士が頑張れるかどうかのお話。ま、可愛い彼女もいるから大丈夫なんじゃねーの?

 映像部分は取り立てて見るべき点もなく、どっちかっていうとショボショボ寄りかな、と思っていたが、一応戦闘シーンなんかで動きが多くなるシーンは頑張っていた。1話目なんだから最低限頑張るのは当たり前なのかもしれないが、それすら出来ないアニメだって世の中にはたくさんあるわけで、まずは第一のハードルをクリアしたと言っていいだろう。あとはここからどれだけベタなストーリーだけで話を惹きつけられるかの勝負だ。ま、ぶっちゃけあまりここから上の方には向かないんじゃないかという気はしてるんだが……ダークエルフっ娘ちゃん次第じゃないですかね。

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○「キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦」 5

 このタイトルよ。まぁ、でもなろう系の名付けに比べればこういう奴の方がまだ受け入れられるかなぁ。「すかすか」みたいなタイトルも、今になって思うと案外良いタイトルだったのかもしれん。

 まーた大沼さんが適当な作品押し付けられてるわー、って思ったラノベ作品だが、おや、割と嫌いじゃないぞ。最後のシーンでベタな再会をするくだりで、むしろ好きになったかもしれない。今時臆面もなくあんな展開にしちゃうあたり、実に潔い。事前の番宣で「まぁ、ロミジュリですよね」みたいな話を聞いていたが、なんだろ、真剣なラブロマンスを展開しつつも、どこか抜けた雰囲気も残しておいてくれてるさじ加減が興味を引いた部分なんだろうか。まぁ、相手方の女性を天さんがやってる時点で、「こいつ、絶対どこか抜けてる方が愛嬌がアップするな」と思っていたところにアレだったので「期待通りだ!」ってなったのも心象的に良かったのだけども。水の女神がジョブチェンジして氷の魔女になってるよ(ありそう)。金払ったら1日デートしてくれそうな魔女だぜ。

 世界設定も、最初は剣と魔法のファンタジーなのかと思ってたら一応片方が科学、片方が精霊術という区別になっていて、ふつーにジープが駆けてってランチャーぶちかましてるのに相手はデカイ鳥に乗って移動しながらゴーレムで戦ったりするという絵面も面白い部分かもしれない。序盤は「作画も普通やなー、なんでこいつら常時洗脳されてるみたいな変な目してるんだろうなー」くらいの見方だったが、ゴーレム戦闘のカットあたりがやたらとキレキレで、「あれ、意外とちゃんと見せてくれるじゃん」という気にもなった。これであとはメインヒロインを徹底的に可愛く描いてくれれば、中核となる物語も見やすくなるし、印象はさらによくなるんじゃなかろうか。あと、もしかしたらお姫様の隣に早坂がいるのも勝手に印象をよくしているのかもしれん。早坂は可愛かったが、こっちのメイドはどうかな?

 ふむ、そろそろ「普通に見られるラノベアニメとかあってもいいんだけどなぁ」と思い始めていたので、ここいらで少し、大沼さん×SILVER LINKにその仕事を任せてみようか。まぁ、ダメだったとしても大してダメージないしね。

 

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○「池袋ウエストゲートパーク」 4

 なんでぇ、「デュラララ」のパクリじゃねぇか!(一応やっといた方がいいと思ったくだり)

 背景とかスマホとかを見ると「現代の話」として改題してのリメイクだと思うのだが、こういう作品って基本的に世相を反映してる部分が大きいと思うので、わざわざ現代版にすることで持っていたものが失われるんじゃないか、という心配はある。いや、わたしゃ原作はもとよりドラマもどんな内容だったのかはさっぱり知らないので、「持っていたもの」があるのかどうかすらよくわかんないけども。確認したら原作小説が97年からで、ドラマが2000年から。もう20年前の作品をこうして掘り出してきたのか……いや、「ダイの大冒険」よりもよっぽど新しいけどさ。

 なんとなくやりたい方向性は見えるので全体像としては可もなく不可もない滑り出し。製作は動画工房だが、残念ながら映像部分にあまり魅力を感じる要素は無い。そして、おそらく原作にあるドラマを30分アニメに落としこもうとした弊害なのだろうが、脚本がなんだかあっさりしすぎていて惹かれるものがない。1話目の内容はざっくりまとめると「警察が頑張ったから麻薬の取り締まりができたよ」っていうだけの話だし、カラーギャングの強みみたいなものは特に感じられなかった。前後の繋がりが不安になるタイミングがあり、なんでたまたま逃げ込んだ路地に警察のおっちゃんがフラッと出てきたのかが分からなかったり、その前のタイミングでは女の子が軽く飛んだ階段を追っ手の野郎が何故か飛ばずに諦めたり、「え? なんで?」っていう細かい引っかかりがいちいち邪魔してくる。まー、そんなディティールにこだわらずに雰囲気でみろよ、って言う作品なのだろうが、それなら作品全体でもっと「池袋感」というか、ここでしか無いものを描いて欲しい。視聴前には「20世紀末くらいの池袋の文化をここで再現するのかな」と思ってたのに、現代にしちゃったせいで単なる嘘になっちゃったのがなぁ。

 まぁ、今後のシナリオ展開次第ではいくらでも盛り返せる内容なので、とりあえずしばらくは黙って見守るしかないだろう。池袋って、確か謎のマイクによるラップバトルが巻き起こってる場所じゃなかったっけ?

 

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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