最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「怪物事変」 6 藍本松やんけ。おっちゃん、ジャンプ文化から離れて久しいので、こうして連載を続けて成功してるなんて全然知らなかったわ。私がまだジャンプを読んでた頃に「保健室の死神」を連載してて、打ち切られた時に「おわっちゃうのかぁ」とちょっと寂しかったのを覚えている、というくらいに嫌いじゃなかったんだよね。 そんでこの作品ね。怪異譚をベースにしているという部分は「保健室の死神」に近いものがあるが、最終的に少年の方にスポットが当たったこととか、キャストロールの並びを見るにまさに「少年」漫画としてのブラッシュアップが行われたのだろうか。まぁ、厳密にはジャンプスクエアらしいので「少年」漫画として狙っている読者層もちょい上な気はするけども。実にわかりやすい、「ジャンプの新連載1話目」っぽいお話になっていて、毎度のことながら構成はまとまっていて見やすい。まぁ、その分ベタの誹りは免れなかろうが、今作の場合にはそこまでベタって感じでもないんだよな。ちゃんと怪異の正体とか、少年の死生の選択とかにひねりは効かせているし。 1話目は割と印象が良かったわけだが、アニメーションの質が良いというのが大事な要因なのは間違いない。製作は亜細亜堂。確認すると直近の作品は「かくしごと」。その前にも「本好きの下剋上」がここだったみたいだし、寡作ながらも安定した品質の作品を送り出している。今作の場合、バケモノがテーマということでおどろおどろしい要素はきちんと出しながらも、どこかで少年漫画らしい溌剌としたイメージも残すラインが良い。バトルシーンでいきなりでけぇ鹿が出てきたのは笑ってしまったが、なかなか見たことがない壮絶な攻略の仕方にはスカッとする要素もあったし。まぁ、もともとわたしゃ妖怪テーマが好きなんですけどね。「泥田坊」っていうフレーズが1回にこんだけ出てくるアニメ、なかなか無いだろう(鬼太郎とどっちが多かったかは微妙だ)。 ここからはジャンプ作品のレールの上に乗ってしまうだけかもしれないのであまり過度な期待はしない方がいいのかもしれないが、最近のジャンプアニメ、どこぞの刃の影響もあってか、「ちゃんと作るとちゃんと人気が出る」ってことに気づいてる感があるので、今作もそうした丁寧なアニメの1つになるといいんじゃないかな。
PR ○「EX-ARM」 3 2020年っていう設定から「世界はそう簡単に変わらない」って言われても、「まぁ、変わっちゃったけどな……」ってツッコミ入っちゃうので、いろいろ残念である。 まぁ、もっと残念なのはそのクオリティであるが。流石にこれはちょっとなぁ……。毎度毎度「CG作画のありやなしや」みたいな話題は尽きないものだが、昨今はCG技術の向上によるフルCGアニメの躍進に加え、「CGアニメ」と思われていないような部分にもガンガンCG技術が入り込むことによって、次第にその垣根も曖昧になり、「アニメはCGありき」という前提の時代になりつつある。だからこそどのようにツールを使うのかというのが作品の巧拙を分けることになるわけだが、そんな時代に、まだこういうものが残っているというのはちょっと新鮮ですらある。 これがさ、ショート枠のネタアニメだったら別にいいんだよ。ダテコー作品みたいな「楽して、少人数ですぐに製作するためのモデリング」って分かるし、それはそれでネタ要素にもなるので味わいがある。しかし、本作は多分、ネタ要素は求めてないはず。真面目に作った上でこの出来だとするなら、残念ながら今作には私の求めるアニメは無い。なんかこう、よく知らないなりに「バーチャルYoutuberのガワって大体こんな感じじゃない?」くらいのクオリティである。表情芝居など一切ない、というかかなり違和感のあるフェイスが張り付いたままだし、アクションで見せようとしている部分も制動が不自然で、アニメ的な「嘘」の範疇を超えた「格ゲーのサンプルモーション」みたいになってしまっている。話がどうこう以前に、画面で何かが動くたびにいちいち違和感を感じているようでは何も頭に入ってこない。 なんでこんなことになっているのかはよく分からないのだが、製作スタジオの名前は見たことがないところだし、制作を担当してる監督も、どうやらアニメばたけの人間ではない様子。どういうコネクションでこういう制作体制が構成されるんでしょうかね。原作はすでに完結済みらしいのだが、こうした実験的(かつ失敗気味)のアニメが出てくるというのは、作者としては残念なんじゃなかろうか。まだ「ベルセルク」の方が予想外の部分で楽しめたと思う。 ○「真・中華一番(第2期)」 5 シロウ(ゆきよ)がメイリィ(かやのん)に「姉御だけダイエットしろよ」って言ってるのを見てほっこりする勢。お二人とも素敵ですよ。 中の人ネタからスタートするということで、例によって特に触れるべき点はない。リバイバルものの、しかも2期目スタートって、事実上新番組でもなんでもないからね。1期目が終わった時には「こんなとこで終わらせるとか正気か?!」って思ったけど、なるほど、ここから再開すると「1話目からいきなりマジカルパンダ豆腐」っていう、作中でも凄まじいエピソードからの再開になるわけだね。いや、まぁ、どこで切り取っても似たようなとんでもなさはあるけどさ。パンダの戯れ、ちゃんと映像化しろよ、とも思いましたけどね。今作は後半に行けば行くほどイカれ具合も元気になっていくので、引き続き懐かしみながら楽しんでいきましょう。 なお、公式のYoutubeチャンネルには「ビッグバン焼売を作る」っていう完全にタイトル詐欺の動画が上がっています。だからどうした。
○「WAVE!!〜サーフィンやっぺ!!〜」 4 戦車とあんこうと干し芋しかなかった大洗にサーファーたちが!! ……いや、もともと海の町なんだから多分サーファーはいたんだろうけどね。私たちの中の大洗の海、学園艦しか浮いてなかったから……。 よりによって極寒豪雪のこの冬にサーフィンアニメを放送せんでも、という気はする。どっかで見たことがあると思ったら、すでに劇場作品として公開済みのものをアニメシリーズとして再編したものらしく、このタイミングでの放送はあんまり狙ってのものじゃなかったのかもしれない。そして、「だったら何を狙ってのものなんだろう?」というのもよくわからない。 サーフィンって、正直「一昔前のレジャー」のイメージがあるわけだ。そりゃ今でもサーファーはたくさんいるのだろうが、昔みたいに若者のステータスになることはもはや無いだろうし、それを見て憧れる女の子だって少ないんじゃなかろうか。私の中でのサーファーのお仕事といえば、せいぜいNTRものの竿役くらいのもんである(どんな認識だ)。そんなテーマをわざわざ打ち出してくるってことは、改めてサーフィンというレジャーの魅力を発信しようということなのだろうが、こんなにも「やってみないとわからない」ジャンルもないよなぁ。いや、大抵のアクティビティはそうなんだろうけど、サーフィンって、はたから見てもプレイする快感みたいなものが認識しづらい気がするんだよね。単に俺の勘が悪いだけなのかな? 少なくとも1話目を見て「楽しそうだな」とか「爽快だな」という感情はあまり湧いてこなかった。 劇場で公開していたという割にはそこまで突き抜けた映像になっているわけでもないし、スタートがベタなので次に引っかかる何かがあるわけでもない。正直、あまり必要性を感じないアニメである。強いて必要性を挙げるなら「コーギーの尻」だろうか。私は犬も猫も大好きだがどちらかといえば猫派だが、「コーギーの尻」という武器を振りかざされた時には「うぅ……犬ゥ……」と揺らいでしまうくらいには脆弱だ。将来の夢はコーギーを飼うことだ。もう、コーギーが主人公だったらいいのに。
○「オルタシアンサーガ」 5 出来ることなら「キングスレイド」の放送が終わってからはじめて欲しかったな……っていうのが最大の感想。こうもハイファンタジーで被せられると、もう区別がつかなくなってくるのよ。どれだけ時代が変わっても、やっぱりRPG作ろうとするとこういう世界になっちゃうんかなぁ。 というわけで、ソシャゲ原作らしいアニメ。いわゆる剣と魔法のファンタジーで、モンスターも元気に出てくるし、その造形は「ケルベロス」とか「ミノタウルス」とかそのまんまなので新鮮味は1ミリたりともない。もう、このあたりの設定については「時代劇やってたらちょんまげのお侍が出てこなきゃおかしいだろ!」っていうのと同じレベルで当たり前のものとして受け入れるべきなのだろう。おかげでめっちゃわかりやすいのも事実。 ただ、こちらの作品はモンスターとのバトルではなく敵国との抗争からの英雄譚がスタートっするようなので、もしかしたらここから「アルスラーン戦記」みたいな方向になる可能性も……ないやろな、敵国のやつ変身してるしな。まぁ、人間VS人間で多少なりとも謀略渦巻く世界になれば見るべき点も出てくることを期待しよう。幸か不幸か(不幸ではないやろ)映像は割と良い方で、ライデンフィルムの安定した作画でスッと入ってくる。キャラクターデザインが割とパリッとしてるのだが、それでも浮かないくらいの背景設計なんかもできているので、2話目以降もこのクオリティが維持できるならばシナリオを追いかけてみてもいいとは思える範疇だろう。 あとはまぁ、中の人をいじるくらいかな……流石に堀江由衣ボイスのヒロインを男だと思わせるのは無理がないか? この世界の人間はどう思って接してるんだろう。そして、「異世界の重鎮には、必ず子安ボイスを置くものとする」っていう私の知らない法律でもあるんじゃないかっていう子安。附則には「なお、可能な限りツダケンも配置することが望ましい」って書いてる。あと、子安の息子が細谷で、割と幼い頃から細谷ボイスなのもちょっと面白い。「子安からなら細谷生まれるかー」って思ってたらモブ役で実の息子もいてちょっと笑った。あと、うえしゃまボイスでキンキンしてるメイドが可愛い。キンキンしてるから可愛い。 ○「無職転生〜異世界行ったら本気だす〜」 5 温故知新という言葉は、どれくらいの「故」だったら使っていいんだろう。時代の感覚はよくわからなくなってきたが、こんな世界にだって温ねる故はあったのか。 なろうにおけるアダムと言える存在なのかもしれない。わたしゃなろう文化については明るくないのでざっと調べたデータだが、多くの情報が、これが「異世界転生」ジャンルの草分け的ヒット作であったと書いている(まぁ、主にソースはWiki)。そんな作品が何故これまでアニメ化されてこなかったのかも謎だが、むしろ訝るべきは「何故今更アニメ化されたのか」なのかもしれない。「なろうツクール」みたいなのがあったらサンプルシナリオとして入っていそうなほどに清々しい「そのまんま」のスタートだが、そのまんまも何も、今作がその祖先であるというなら、むしろ全てのなろうがこれに続いただけということになる。いや、流石にそこまで完全なオリジン認定するのはおかしいと思うが。 ただ、少なくとも作者がこれを書いていた時点で、「なろうテンプレだな」という意識で書いていないことは間違いないだろう。何しろこれが書かれ始めたのが2012年とあり、アニメで言えばリゼロこのすばが2016年。まだ私が「なろう系」という言葉を認識していなかったログホラですら2013年。黎明期の作品というのは間違いなさそうだ。つまり、後発の作品と違って、「既存のなろうと差別化を図らなければ」という意識は働かず、ただ純粋に、なろう的王道を突き進むことだけを考えれば良い作品ということになる。そして、ヒット作であったというのなら、その王道たる骨子はもしかしたら普通に面白いものだったかもしれないのだ。今作を見るにあたって「なろうテンプレ」という考え方は一度忘れた方がいいのだろう。まぁ、そう簡単に割り切れるもんじゃないんだけど。 そして、制作側だってそんなことはわかっている。今更これが新規性を持つことなどないのだから、他の部分で勝負しなければならないことを。そして……画面のクオリティをめちゃめちゃあげるというあまりに真っ当な手段で突破を図ってきた。Wiki情報によれば、今作が長尺になる前提で、わざわざスタジオを立ち上げて専門の制作チームを作ってことにあたっているらしい。流石に頭がおかしい。「アニメを作るにあたってスタジオを選ぶ」じゃなくて「アニメのためにスタジオを作る」である。そこまでされる価値がある作品だというのだろうか。そして、そのためのスタジオは結果を出せるのだろうか。 1話目だけを見れば、間違いなく結果は出ている。ここまでの映像を作れば、確かに見慣れたなろう世界も一本筋が通る。かけられた労力に見合った結果なのかはまだわからないが、これによって、「なろうオリジン」が改めて凡百の後発を踏みにじり、背中で語ることができるようになるのだろうか。故人的には、そんな凄まじい覚悟を見せられても「でも、なろうはなぁ……」という抵抗が拭えずに様子見の評点で日和ってしまった。この先どっちに転んだとしても、驚くには値しない状態だということにしておこう。 故人的には「杉田が死んでゆーみんボイス」がなんかツボなのでそこだけでも加点要素にはしたいところだけど、あと「金元寿子の本番シーン」ね(語弊のある言い方)。どうせやらせるならあんなギャグじゃなくて本気で濡れ場やってもらえばよかったのに!!
○「IDOLY PRIDE」 5 こんなにも全身全霊をもって「なんでもいいからソシャゲの事前登録してくれ!!」という熱意が伝わってくるアニメ第1話もなかなか無いな。その意気やよし。 まだまだ続くアイドルソシャゲアニメ。もうずっと前から「コンシューマーのキャパがどう考えてもオーバーしてるやろ」と思っているのだが、それでも新たなコンテンツは生み出され続けている。そんな中でのアニメはハードルが高すぎて、なかなか既存のプレイヤーたちの目を新たな方向に向けさせるのも難しかろう。なんとかして、「今までの作品とは違うんや!」というのを打ち出して興味を惹かなければならない。 そういう意味ではこの1話目は合格だったのかもしれない。「まさかそっちにくるのか」という意外性でしばらくポカンとしてしまった。まずもって「ちゃんと男性プロデューサーが描かれている」というところからして久しぶりの感覚で、しかも高校時代の(ほぼ)恋愛関係からスタートとなると、メインヒロインが彼氏持ちの状態でアイドルをやるという前代未聞の展開。「むしろ単なるラブコメみたいなアニメにアイドル要素くっつけただけなのかな? それはそれで新しい気もするな」と思ったら、なんとまぁ、過去の話は本当に過去になってしまった。容赦無く襲いくる交通地獄。日本で死ぬならやっぱり交通事故しかないのか。「うわー、こんなもん、絶対に主人公の今後の仕事に影響出るやつやん」というかわいそうすぎる結末。 しかし、こんだけ唐突に死んでしまったらヒロインはきっと異世界で無双してるんやろなぁ、とかふざけていたら、なんと異世界には転生しておらず、今度はまさかの幽霊展開となる。アイドルアニメで、プロデューサーが過去のオンナの幽霊引きずってるって……凄まじすぎるな。なるほどこれなら絶対にプロデューサーが新しいアイドルに手をだす心配もなかろうが……そんな安全弁あるかぁ? いや、どこまでがゲームに反映される設定なのかもわからんけど。 そんなわけで、「一番売り出さなきゃいけないはずの本当のアイドルはほとんど登場せず」という奇跡のような1話目になった。まぁ、設定部分をしっかり見せて今後の営業につなげていくってのも大事な要素には違いないが、正直、この1話目では今後このアイドルユニットが推せるのかどうかも想像がつかない。結局ここから判で押したようなつまらんアイドルになっていく可能性もあるわけで、しばらくは見守らないとどうしようもないだろう。しかし10人グループってのはちょっと多いなぁ……中の人をほとんど知らんから区別もつかなそうだしなぁ……全体的にモチベーションは低め。まだライブシーンとかの説得力がどの程度なのかもわからんしね。 ところで、なんで主人公はあのタイミングで母校に潜入してたの? 完全に不審者じゃない?
○「アイ★チュウ」 5 だから! 人数が! 多い!!! ソシャゲアニメのハードル、超えずにそのまま突っ込んでくるのやめろ。 一目でそれとわかるソシャゲ発の新たな野郎アイドルアニメ。もう、その時点でNo thank youなのは間違いなくて、ただでさえアニメ本数が多すぎる今期の荒波の中ではとても観てられない……かどうかはまだ分からない。1話目では特にネガティブな印象はなかった。いや、嘘だな。ネガティブな感情は間違いなく生まれていて、冒頭からの「全アイドル紹介」パートのキワモノキャララッシュは、毎度のことながらストレスがかかる。いつも書いてることなんだけど、なんで男性アイドルものって女性アイドルのアニメに比べてキャラのバックグラウンドで濃さを出していくんだろうね。「そんなやつおらへんやろ」っていうくらいにクドくないとファンを惹きつけられないのかな。逆に男オタクがそんなイカれた女性アイドル観たらヒくことの方が多い気がするのだが……いや、そうでもねぇな。男性向けもキワモノいっぱいいるわ。 まぁ、とにかくそうして「少なくとも友達にはなりたくないな」みたいな連中の紹介をしている間は「はいはい、アイドルアイドル」てなもんで、しかも養成施設に通ってるはずなのに全くそんな様子が観察できない単なる同好会の集まりみたいになってるんで「こっから何を観ていけばいいんだよ」とは思ったのだが、Bパートになって素直にメインチームの3人に収束していったので、観終わった後にはとっちらかった印象はなくなっていた。ファイアーフェニックス(すげぇ名前だな)の連中はキャラの中でもそこまでアクが強くないというのもあるかもしれないが、「まぁ、こいつらの成長物語に周りの変な奴らを絡ませる展開になるんだろうな」と思えば、そこまで無茶な脚本でもないのかもしれない。ちなみに、今作のシリーズ構成はプリキュアシリーズでおなじみの成田良美だったりする。そういう意味でも、「まぁ、普通に観てていいんじゃない?」くらいのところには落ち着いたのである。 ただ、やっぱりそこまで強いモチベがあるわけでは無いので途中でドロップアウトする可能性はありありですけどね。しかしこの校長、モノクマにしか見えないな……。
○「魔道祖師 前塵編」 5 ぶっちゃけ、なーんも分からん。やっぱりさ、人名が人名として認識できないのってハードル高いんだよな。 これも厳密には今期アニメではないらしい、ざっくり調べると中国での配信は2018年、そして「日本語字幕版」で去年放送があり、今回は「日本語吹き替え版」としてBS11で放送が開始したという、一から十まで全部中国産のアニメである。これまで「中国のアニメ」という触れ込みの作品はいくつか視聴していたが、純粋に中国で作ってたのってたしか「凹凸世界」だけじゃなかったかな。「霊剣山」も「悪偶」も作ってたのは日本だったはずだから。そうして「中国産」もだいぶ日本に入ってくるようになったわけだが、やっぱり「凹凸世界」の時と同じように、「色々違うもんだなー」という印象はありつつ、今作の場合は「かなり日本のアニメに寄せてきたな」という印象も同時にある。細かい技術論は全く分からないのだが、少なくとも「どこかしら日本のアニメの影響を受けたクリエイター」が作っているのは間違いないだろう。 そして、パッと浮かぶ「似たようなデザイン」はufotableあたりだ。映像に思い切り撮影効果を乗せる方向性が似てるのかな。カメラの動かし方なんかもどこか雰囲気が似ているし、主題歌がAimerだったのも関係あるかもしれん(つまり、完全に印象の話だ)。これはもちろん「日本のパクリやんけ」などという意味ではなく、中国のアニメが、ufotableを感じさせるくらいに完成度をあげているということ。映像部分に不自然な点はなく、描き込みの丁寧さは劇場クオリティといっても差し支えない。こういうのを見ていると、本当に日本もうかうかしてられないな、と思うわけである。 ただ、そうして作られた物に手が込んでいることは分かるのだが、いかんせんお話の方がなかなか頭に入ってこない。人名が認識できないというハードルもあるが、やっぱりベースにおいている世界観が擦り合わせられないんだろうなぁ……。不思議なもんだよね。日本人だって「昔の日本」を舞台にした創作はするけど、時代劇なんて多くは歴史フィクションになる。それに対し、中国で作られる「昔の中国」が舞台の作品って、やたら仙人とか呪術が転がってる気がするんだよね。歴史観の違いってあるのかなぁ。まぁ、日本人も陰陽師とか好きだけども。そうしてナチュラルに中華ファンタジーが展開する世界を、今度は我々が歩み寄って理解しに行かなければならない。そうして考えると、日本のアニメを見てくれてる中国の人って偉いなぁ。 1話目だけではまだ何も分からない状態だが、とりあえずこれこそアニメ国際比較のためには面白そうな題材である。せいぜい振りほどかれない程度に追いかけつつ、何か得られるものがあればよいな。
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Thraxi
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声優のこと全般
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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