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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「NOBLESSE -ノブレス-」 5

 「濡恋ちゃんねる」の後に見ると露骨な顎尖り族のキャラデザなので笑ってしまうな。いや、作画のクオリティは全然違うんだけど……まぁ、そこまでびっくりするような差でもない気がするな。

 1話目では立ち位置が定まらないタイプの作品。いや、普通に考えて「1話で底が割れる作品」の方が少ないだろうし問題があるのだが、今作は「どういう層に向けた作品なのか」とか「どこを面白みとした作品なのか」とか、「この後どういうシナリオ展開になっていくのか」とか、全体的にまだまだ手探りである。なんか独特だな、と思って確認したら、こちらは韓国のウェブトゥーンが原作とのこと。なるほど、「GOD OF HIGH SCHOOL」と同じようなニュアンスだと考えれば、確かにどこかがズレたようなこの感覚には納得が行く。もちろん、「ズレた」というのは決してネガティブな意味合いではなく、「なんとなくお約束で処理してしまっている部分が通用しないので、もしかしたら予想もしないものが出てくるかもしれない」という意味合いで問題ない。まー、イケメン異能力バトルになるのだとしたら、それこそ「GOH」みたいな展開になるのかもしれんけど。あそこまでネジを外す必要はないぞ。

 気になるのは、キャスト面でかなり知らない名前が多いという部分だろうか。男性キャストが中心(というか1話目は野郎しか出てきてない)ので守備範囲から外れてるのはしょうがないが、メインキャストにも見慣れない名前が多く、ちょっと不思議な感じ。ちゃんと男性キャストも世代交代は進んでいるのかしら。

 

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○「ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN」 6

 実家のような安心感。まだまだ終わらぬストパン文化である。正規のアニメとしてはかなり久しぶりなのだが、導入はもちろん空戦と、そしてパンツ(パンツではない)である。挨拶がわりにパンツ(パンツではない)見せるのやめーや。まぁ、パンツ(パンツではない)が挨拶になるような作品だからしょうがないんだけど。やっぱりこの作品の顔はパンツ(もうパンツだろこれ)。

 一応、ショートギャグの「501部隊発進しますっ!」が去年の作品だが、その前の姉妹作である「ブレイブウィッチーズ」が2016年、そして正当なナンバリングである「ストライクウィッチーズ2」に至っては2010年。もう、立派なベテラン作品である。歴史は積み重ねているが、こうしてちょいちょい触れる機会もあるので完全に過去の作品にはなっておらず、未だに芳佳ちゃんは現役の風格を漂わせてるのが偉い。まぁ、逆に坂本さんが辞めそうで辞めなくて、ちょっと辞めてる状態だった方がイレギュラーなくらいなんだけども。あんまりイメージがないからあの追加メンバーの芳佳ちゃんの後輩はピンときてないけど、他のメンバーに関しては、本当に実家クラス。キャスト陣が衰えてないのは本当に安心要素であり、千和なんてもうルッキーニ声出すのはここしかないだろね。ちゃんと出せてんのが偉いよ。絶対本人は「こんなんもう無理」って思いながらやってんだろな。

 もともと空戦描写(とパンツ描写)に定評がある作品なので、時代が進んでCGが進化してもそこまで大きな変化はないのだが、「ブレイブウィッチーズ」あたりから本格的に取り入れ出したCGベースの空戦ユニットデザインもすっかり馴染んでいる。気づけばスタジオはdavid proになっており、GONZO騒動の果てにあらゆるスタジオを遍歴した末のゴールとしては感慨深いものがある。どれだけスタジオが変わっても股監督が指揮をとっているという事実さえ変わらなければ、作品がブレることはないだろう。

 「しぐるり」の放送後に改めて見て、やっぱりストライカーユニットってのは秀逸なデザインであることを再認識する。単なるブーツみたいなものなのだが、「女の子が生身で空を駆けて戦う」という無茶を実現させたこのシンプルな装置のおかげで、今作は「空戦もの」の中でも唯一無二のポジションを不動のものにしている。常に股間を写し続けるこだわりのアングルも含めて、ストパンでなければ見られない景色を見ればこそ、私たちも実家を感じることができるのである。同様に「女の子がそのまま空を飛んでいた」幼女戦記との対比はなかなか面白いものがあるだろう。あとはまぁ、芳佳ちゃんが本当にまっすぐな主人公なので見ていて悩まなくていいってのも大きいんじゃなかろうか。いつも通りにメンバーが揃って、どったんばったん大騒ぎするあの景色が戻ってくれば万全だろう。

 ところで、坂本少佐が引退を明示してるわけなんだが、ミーナさんもそろそろ危ないんじゃないかって気がしてるんだがどうなんだ? 今確認したらミーナさんとバルクホルンさんが同い年なのか……二十歳をすぎたら皆ババアで用済み。ウィッチの世界は本当に厳しいのだ。

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○「エタニティ 〜深夜の濡恋ちゃんねる♡〜」 ー

 ショート枠だし、なんなら見るつもり無かったのに番組リストに乗ってたから「ネタついでに1話だけ見とくか」って思って録画した。いわゆる僧侶枠の延長線上にある作品。

 いやー、この枠見るのもしかしたら初めてだったっけかな。笑っちまったよ。ギャグマンガ日和とかで出てくるアゴ尖り人間のパーフェクト版みたいな作画で、完全にギャグにしかならない頭身のキャラが精一杯メイクラブしようとすんのね。これ、笑うなって方が無理だろ。ちなみにこれ、「デラックス版」っていうのがあるらしいのね。そちらはキャストも「そっちのプロ」が担当するという話なんですが、なんなんだろ、プレイの中身が変わるのかな。ちょっと気になるわ。いや、見ないけども。今期は適切なショートギャグを慰みに頑張るシーズンかもしれない……これの感想かけるのに「どうしても干支に入りたい2」の感想を書かなかったのはなんか間違ってる気がする。

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○「ツキウタ THE ANIMATION2」 ー

 ごめん、マジで覚えてない……。「なんかタイトルは覚えてるし、2って書いてあるから続編やねんな。確かアイドルものだった気がするし、見たら思い出すやろ!」って思ったんだけど、一切何も思い出せない……過去作は2016年の放送だったらしいのだが、確認したら同時期に夜叉丸さんが暴れたせいで、そっちの方に全部持って行かれたらしい。加えて、その後「TSUKIPRO」というアニメも放送され、新番チェック書いてるんだけど、その後の感想が書かれていないということは、途中で脱落したということなのだろう(自分のことなのにさっぱり覚えてない)。つまり、改めて元のタイトルが帰ってきても……無理じゃない?

 実際、1話目を改めてみても当然分からん。メインメンバーが12人もいて把握しきれないこの感じはなんとなく思い出してきたが、もうおじいちゃんなので12人が大体同じ顔に見えるし、途中からこれを見て認識するのはほぼ不可能だろう。申し訳ないが、こちらはご縁が無かったことにして見なかったことにしようと思う。今期はよりによってコロナの影響で「A3!」の後期や「アイナナ」などの同型作品が全部同時期に重なってしまっているので、俺の脳にこれ以上の負担をかけると「もう全員ラップバトルに飛び込んで死ね!」とかキレそうになるので、自分を大切にしたいと思います。せめてかわいいマネージャーちゃんとかがいてくれればモチベーションもあったかもしれんのだが……。

 

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○「くまクマ熊ベアー」 4

 クマが活躍するネトゲ世界……つまりはインフィニットデンドロなんとかの世界と大体同じだクマ。……世界初の本格的VRMMO多すぎ問題。

 なんの引っかかりも残さずにスルスルと入ってくる、重湯のようなアニメ。1話見終わって、残った感想としては「なにもゴールデンカムイと同時期に放送しなくても……」くらいである。「くまみこ」、「ユリ熊嵐」、意外と熊アニメって多いんだな。しかし、最大の問題は今作が熊である意味が何一つ無いという部分だろう(まぁ、ユリ熊だって熊じゃなくてもいいんだけどさ)。猫だろうが犬だろうがアライさんだろうがなんでもいいんだけど、なんかたまたま熊の着ぐるみを着ている。そして、行動にクマ要素は何一つ関わってこないという。そのくせこのタイトルってのはある意味詐欺のような気もするが、視聴後に「まぁ、クマがいたな」っていう印象しか残ってないのだからこのタイトルは大正解なのである。どうしたらいいんだこんちくしょう。

 毎度おなじみ「ゲームの実況動画見せられても問題」は今作でも健在で、「ゲームなんだから徹底してお気楽に楽しめばいいじゃん」という突破口を見出した「防振り」みたいな作品が出てきたにも関わらず、今作は残念ながらゲーム世界でがっつりお涙ちょうだいをやってしまっている。イベントだしなぁ。ガラハド殺してアイスソード奪うのと同じくらい、どこぞの村人が死んでも心痛まんしなぁ。さらに現状では主人公のチート要素に一切説明も無いので、本当に1話目は「単にクマ装備強いよ。まぁ、攻撃方法にクマ関係ないけど」ということがわかるだけなのである。まぁ、チートもののチートに説明を付されたところで「どうせチートじゃん」となるだけなので、1話目はとにかく暴れるだけ暴れるようにして説明をすっ飛ばすのも演出としてはアリなのかもしれんけどね。よくもまぁこんなに情報量を削れたものだ。

 むしろここまで無味無臭だと、この先1クールの時間を与えられて何をやるのかは気になってくるな。あと、中の人が河瀬真希というのも一応の注目ポイントだろうか。ここまで割とクール目の女の子が多かったが(苦無さんがクールかどうかは分からんが)、今回もあの調子でずっと淡々とイキり続けるんでしょうかね。

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○「戦翼のシグルドリーヴァ」 6

 またここも杉田と中村の遊び場になるのか……梶田まで呼んできてんじゃねぇよ。

 なんか色々と気合が入ってそうな1本。初回1時間スペシャルってだけでも気合の入り方が確認できるが、原作者が「リゼロ」の人らしく、この人は毎回作品のスタートを1時間スペシャルでやってもらえる特殊能力でも持ってるんだろうか(リゼロも初回は1時間だった)。まぁ、こうして一気にやってもらえると話の全体像が見やすくなるのでありがたいですけどね。

 気合の入った1話目には、まず先に懸念材料を上げていこう。とりあえず「すごくいろんなところで見たことがある設定と、そこから脱却できるか微妙っぽい流れ」というのは引っかかる。ネウロイにせよBETAにせよマターにせよ、突然現れて容赦無く人類を脅かし、物語が大体「人類はその人口のN割を失った」から始まるお約束。今作は「ヨーロッパ北部はほぼ占拠された」という描写だったが、奇しくもストパンのヨーロッパ大戦と同じ時期に放送開始っていう。まぁ、空戦ものはストパンみとけばよくね? みたいな風潮はあるけど、そこに切り込んでいく勇気がないと寡占市場は打破できないからね。

 ただ、そんな「よくある」設定への懸念に加え、「コトブキ飛行隊」が示してしまった「空戦ものはすげぇわかりにくい」という難点もある。いや、ほんとは戦車だって戦艦だってわかりにくいんだろうけど、ガルパンはそれを異様なまでの描き込みで打破してしまったというイレギュラー中のイレギュラーなのでノーカン。「コトブキ」の時は、「戦闘機の戦いって、どうしても差し迫った感じがないから地味……」っていう問題が露呈した。理由は色々あるが、例えば戦闘のレンジが広過ぎてカメラの押し引きに限界があるところとか、基本的に「一発当たれば致命傷」という状況なので、傷つきながらの戦いでドラマが作りにくいとか、外から描写しても何がすげぇ戦いなのか分かりにくくて平板になりがちとか、とにかく問題はてんこ盛り。「コトブキ」はここにさらに「結局何と戦いたかったんや」っていう全体像の問題もあって鳴かず飛ばずで終わってしまった。

 今作を見ていても同じ懸念は残っていて、どれだけCG技術が発達してグリングリン動かそうにも、やはり戦闘機のバトルはピンとこない要素が多い。「迫力がある」と言えなくもないのだが、それが生き死にのバトルとしてどう関わってくるのかは実感しづらい。この辺りの問題を打破できない限り、わざわざ戦闘機を中心とした設定はプラスには働きにくいだろう。

 ただ、そんな懸念はありつつも、各所に力を入れてるんだなぁ、ということが伝わってくる作劇は評価したい。特に、1話目でお披露目となったメインの4人のキャラの立ち方は割と好き。そりゃま、みんなしていわゆる「萌えキャラ」を目指している非常にあざとい設定ではあるのだが、キャラデザが丸っこくて可愛らしく、表情芝居や細かい動きまで手が回っているので、女の子が中心のシーンは見ていて退屈しない。出来れば1人きりで飛行機に乗ってるシーンなんて短くして、ずっと基地でカレー食っててほしいくらいである。まぁ、そうなっちゃうとやはり製作理念からずれていくのだろうが……。とりあえず「続きを見て、この基地の連中の人間関係はどうなっていくんだろうね」ということが気になるくらいの出だしにはなっていたんじゃなかろうか。

 あとはこうして毎回ネウロイ……じゃなくてピラーを倒していくだけの展開になるのだろうが、気になるのは、どれくらいの鬱要素を叩き込んでくるかである。なんか、約1名キャラデザのせいですぐに満開して散華しそうな奴がいるのも気になるんだが、そもそも「リゼロの作者」っていう時点で先入観バリバリで見ちゃうよね。いや、でも「突然現れた正体不明の人類の敵」「その敵に対して、戦う手立てだけ与えてやろうというとかいう中途半端な神」「その神の娘って言われてるのに、死神と煽られてる不穏な主人公」と並んでると、これ、単なるモンスター討滅ものでは絶対おわんないからね……。普通に考えて、ピラーの動きにも絶対「神」が加担してるよね。「主人公にとにかく苦難を背負わせるために作り出された戦況なのだよ」とか言われても納得するなぁ。つまり、神っていうか存在Xなのでは。

 とりあえず、ご祝儀相場で期待票を投じておくので、せっかくのオリジナルアニメ、新しい流れを生み出せるように頑張って欲しいもんである。

 

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○「神達に拾われた男」 4

 安元が転生してころあずに生まれ変わるのか……イマジナリーショタになるくらいなら、いっそ女体化にチャレンジしろよ。

 カルピスの原液みたいな濃度のなろうである。何も隠す意図が無いようなのでいっそ清々しいくらいであるが、こういう作品を見るにつけ、やはり「作り手側も読み手側も、一体何がモチベーションになっているのだ……」という疑問は尽きない。いや、作り手側を貶めるつもりはないが、此の期に及んでこういう作品を読みたいと思う読者層って本当に何なんだろう。諸説ある中で「なろう読者は実はおっさんども」っていうのがあるが、「ブラック企業で働いてたら嫌気がさしたから転生してチートショタ人生を満喫するぜ」に満たされるおっさん世代がいるということなのだろうか。俺の周りにも精神を病んだおっさんはいくらもいるが、なろうに逃げている姿は見たことがないのだが……。

 一応他の作品との差別化を図っていくらか認識しやすくしたいな、と思ったのだが……特に思いつかないな。どうしよう。「大量のスライムを飼育する」とかがオリジナル要素と言えなくもないのだが、結局大した説明もなしに「いろいろ便利なスライム」がでてくるので、結局これってチート能力をスライムっていう道具に置換しただけで新しいことは無いんだよな。もうちょいスライムの生態とかに突っ込んだ描写があるのかと思ったら、「なんか、そういうスライムができた」っていうだけでディティールは全く不明だし。結局描写のためにはスキルにレベルふるし。「触ると罪人だけ区別するオーブ」っていうのが一番笑ったな。どんな原理だよ。罪人の定義は何よ。魔女狩りの道具みたいにとりあえず赤く光るとかじゃないのか。あとは「高い方からレベルが3つ」っていう概念も考えどころの多いポイントで、主人公の「精神的苦痛耐性」が「家事」と同レベルで表示されてるってことは、これ、あらゆる人生経験に経験値とレベルを割り振ってるってことになる。怖くない? あのオーブに触って「床オナ level100」とか表示されたら。あ、そういうエロ漫画ありそうだな。

 まぁ一応1話目ということで映像部分に瑕疵は見当たらないが、だからと言って良さそうな部分も特にない。制作してるスタジオが「100万の命〜」と同じところなのね。他の実績が「俺の娘のためなら〜」。……ある意味で非常に由緒ある会社になるかもしれんな。

 

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○「魔王城でおやすみ」 6

 今週に入ってから、勇者的な下野紘を見るのが3度目なんだが? なんなんだろね、こういうバイオリズムみたいなのね。AT-Xだと番組の後ろに声優による実写コーナーがあるんですが、登場するのが下野・松岡っていう、どっちが突っ込んだらいいのか悩ましいコンビなんですよ。今作で実写コーナーにいのすけを使えないあたりに何かの限界を感じる。まぁ、別にこの2人でいいんですけどね。なんでオタクは松岡くんを見てると心が安らぐのだろうか。

 さておき、今作も実は原作ちょっと既読。「トニカクカワイイ」は1巻でやめちまったのだが、今作は何巻か続けて読んだ。私の秘密の「漫画喫茶ログ」を確認したところ、1年前の春に2巻まで読んでる(「トニカクカワイイ」も同じ日に読んでたので、多分サンデーの棚を見てたんだろう)。2巻以降は読んでいないのだが、おそらく最初に手にとった時に案外悪くないと思ったけど「続けて一気に読むタイプの漫画でもないな」って保留して、そのまま忘れたのだと思われる。なんかね、こういう「異世界でやる日常モノ」みたいなテイストは割と好きなジャンルなのかもしれない。他にも「ドラゴン、家を買う」とか「魔物たちは片付けられない」なんかも読んでいるので。そういう意味では、「全部知ってるわけじゃないけど、印象は悪くない漫画」というくらいの不思議な距離感の作品である。

 アニメで点数をややあげたのは5点ばっかりだと差がでなくて面白くねぇな、っていう忖度もあるのだが、まぁ、多少加点めでもいいんじゃないでしょうか。製作が動画工房、監督が山﨑みつえっていうなら期待値も高そうだし、1話目でのテンポの作り方も気が利いている。今作の難しいところは、「安眠」がテーマなのでギャグに振るにしてもあんまりハイテンポで振り回すわけにはいかないということ。もちろん姫の暴虐パートは好き放題やってもらって構わないわけだが、最終的にはいつも「スヤァ」に戻ってこなければいけない。そこの呼吸の作り方みたいな部分は、ちゃんと気にして作っていることが感じられる。ガチャガチャとやかましい魔王城の背景設定なんかも丁寧だし、緩すぎず詰めすぎずのバランスを保ちながら、このままのんびりと展開してもらえばいいんじゃなかろうか。

 あとはまぁ、水瀬いのり単独作品みたいな趣きですからね。オープニングから飛ばし気味だが、「常に眠そうないのすけボイスで安眠動画」っていうだけでもニーズはあるだろう。今期はここにチノちゃんも重なってくるのか。コーヒーで寝かせまいとするいのすけVS何がなんでも眠いいのすけ。名勝負である。

 

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○「トニカクカワイイ」 5

 タイトルを見ても「ウエサカカワイイ」しか思いつかない。それはともかくとして、今の若い子は「言葉の意味はよく分からんがとにかくすごい自信だ」って言われても何のことか分かんないよね。

 まぁ、トニカクカワイイ作品であろうか。今作については、一応原作1巻だけ既読。1巻だけ読んで「ホントに中身が無いな」って思って続きは手に取らなかったか、もしくは1巻しか出てない時点で手にとって、そこで終わりだったか。でもまぁ、この手の作品で中身があるってどいうことやねん、という気もするので、別に中身がどうってのはさしたる問題ではない。問題はどちらかというと、作者のプライベートに関することでな……いや、だってさ、あんだけ大々的に業界を巻き込んでの結婚の後にこんな作品書くなよ……俺らは作者より嫁のことの方をよっぽど知ってるんだよ。「それが声優」の原作を書いていつの間にか懐に潜り込んだあやつのことをよく知ってるんだよ。そんな中で、どう見ても「これ、作者が結婚して得た実感から描いてる作品だよな……」と(事実かどうかは別にして)思われる作品を描かれても……ドン引きよ。

 いや、別にいいけどさ。ノロケ話を作品に昇華してると考えれば文句ないクリエイティビティだよ。これでむしろお嫁さんのキャラが「荒ぶる鷲のごときファイナンシャルプランナー絵本作家」とかだったらまじでヒくけど、そこはちゃんとサンデー漫画になってますからね。現実とファンタジーの線引きくらい僕にもできますけどね。いや、でもやっぱり、事細かな結婚情報をか提供されると……「少なくともおめぇ、自分が結婚してなかったら描いてないだろ」とは思うわけですよ。結婚生活がどんな様子かは(嫁のTiwtterの様子以外は)知るすべもないわけだが、まぁ、なんやかんやでうまくやってるようで何よりですね。何がうまくいってるかって、ちゃんと今作もバーターでぶっこんで来てるところだ。「キャスティング協力:青二プロ」って、東映作品でおなじみのやつやんけ。こんなところで強権発動させるのやめーや。あ、でもおかげでかな恵ちゃんも仕事もらってるわ。ありがとう。

 そんなわけで、原作読んだ時には「畑の野郎、久米田にいじり殺されてしまえ」と思っていたわけだが、改めてアニメになり、至極真っ当に描かれると、これはこれでちゃんと成立してる作品なのは偉いな。「完全一目惚れだけから結婚した夫婦」っていうおかしさを描く作品なのだから、アホみたいなのろけ展開も、都合の良すぎるヒロインの感情も、特に大きな問題ではない。前提条件としてそこが処理されて、あとは「結婚ラブコメ」をやっていくだけである。デザインは何も間違ってない。すっきりしている分、むしろ賢いとすら言える。この作品を見て何を感じとったらいいのかは分からないが、作中であんだけ言ってるんだから、読者も「とにかくかわいい」と思えばいいのではなかろうか。まぁ、バックグラウンドにリアル嫁がちらつくと絶対そうならないのだけども。「トニカクアラブル」っていうスピンオフとか描いてよ。旦那でも嫁でもどっちでもいいから。

 

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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