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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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  杉田無双の第3話。星のアクセントって「保志」と同じ「ほ↓し」じゃなくて本当に「ほ→し」なのね。なんか違和感あるわ。

 Aパート、星VSリク。シャフトとは思えない(失礼)ダイナミックな動画による、星の人生をかけたリクいじりである。リクはリクで面白い部分がある。特に「俺がモテなくて誰がモテるというのだ!」という台詞は、中の人のことを考えるとものすごく面白い。流石アジアナンバーワンやで。しかし、やはり今回の主人公は星だ。この荒川河川敷には(リクも含めて)人智を越えたおかしな連中ばかりが揃っているのだが、今回を見る限り、星はものすごく普通の、ちょっと思春期な青年である。それが余計な誤解で必死になってしまい、テンパっている様がものすごい勢いで描写されている。そしてそのテンパりを支えているのが、声優杉田智和というこれまた面倒な男なのだ。時たま「杉田はどれも声がおんなじで下手くそ」という意見を聞くのだが、こういうテンション芸を聞かされると、そんな誹謗中傷が単なるやっかみであることを痛感する。ある程度ディレクションの時点で杉田の好きにやらせている部分はあるだろうが、もう、なんか楽しすぎ。多分、やってる本人も楽しいんだろう。変態やらせたら天下一品だ。まぁ、神谷兄ぃも負けず劣らず、ってところだけど。番組ラジオを2人でやったらいいのに。

 Bパートは、一転してニノを中心とした叙情的とすら言えるお話。リクの空回りっぷりは相変わらずだが、なんだかんだでリクは案外察しが良くて人柄もいい気がしてくるから不思議だ。モノローグからスネオヘアーのエンディングに入られるとまんま「ハチクロ」なのだが、ハチクロと比べてもそれほど遜色ない青春ムードになっているのが凄い。全くそんな作品に見えないのに。そういえば、首相と飯を食う妄想のところで、ニノがちょっとだけ歌(さくらじゃない歌)を歌ってくれているのは、中の人を考えるとちょっとしたサービス感覚。

 そしてCパート。まぁ、意味が分かりませんけどね。シロさんの隣で採点してた女性が誰なのかが気になります。あと中村ボイスの最初の奴も。まだまだ知らない奴がたくさん住んでるんだなぁ。

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 橋の下に無限の広がりを感じさせる第2話。関東に縁が無いから具体的なイメージがないのだが、とにかく広いな、荒川河川敷。

 さて、2話目ということで早速オープンエンドがついた。どちらも龍輪さんによるディレクションなので、コンセプトは「絶望先生」のそれに近いのだが、オープニングの方はコンテを切っているのが山本沙代。独特の色づかいと奇妙なモチーフの連結は、彼女の持つちょっと危ういセンスが存分に現れた怪作。何となく「NHKにようこそ」のオープニングに近い狂気を感じますな。歌はシャフト作品としては「夏の嵐春夏冬中」に続いてのやくしまるえつこの歌唱。流れるようなフレーズと、どこかもの悲しさを感じさせる声音は不思議な依存性がある。対してグッと爽やかさが増すのは、エンディングのスネオヘアー。映像の方も無駄に格好良い青春絵巻みたいな出来で、マジでハチクロっぽくなるんじゃないかという予感さえある。言われてみりゃ、主人公の中の人は一緒だ。

 さておき、中身の話。今回も当然荒川河川敷からは一歩も出ていないわけだが、1話で展開された「本当に橋の下だけで展開されるストーリー」からはいくらか広がりを見せている。大勢の住人達が集まって行われる歓迎パーティーの様子や、どこからどう突っ込んでいいか分からないシスターの教会まで、確実に日本じゃない感じの無尽蔵の広がりが理不尽で愉快。ぶっ壊れたキャラクターたちも、全部が全部ぶっ飛んでるわけではなく、基本的には「単に川にすんでるだけで、メンタリティは割と普通」という部分が共通しているので、おかしな部分がかえって根深い。多分一番根本的におかしいのはニノだと思うのだが、ここまで濃いぃ面子が集まると、それすら霞んでしまうようだ。

 今回登場したシロと星といった連中は、会話をするときちんと通じるくらいに「普通の人」。単にどこか一箇所ネジが外れているだけで、そのおかげでコミュニケーションが成立してしまうのがかえって質の悪い部分。おかげでリクは何となく安心してしまう部分があるし、村長やニノのような「純粋におかしい奴」との接続すら自然に出来てしまっている。なかなか根深い作品だなぁ。

 全体的な演出を見ると、シャフト作品としてはかなり大人しい部類。今回はリクの眼に寄るアップのシーンが無駄に繰り返された部分がちょっと鬱陶しいくらいだったが、それ以外の場面では「ひょっとして普通のラブコメやろうとしてるんじゃなかろうか」と思えるくらいに爽やかさを意識した構成になっている。春先の河川敷で巻き起こる、男と女の人生劇場……いや、無いな。

 作劇で欠かせないのは、やっぱり中の人の力だな。本当にしんどそうなリクの中の人はもちろんのこと、坂本真綾の低血圧そうなトーンは、役を選ぶがはまると癖になるパワーがある。そして今回はなんと言ってもシスター役の子安だろう。無駄な説得力。大塚芳忠なんかも無駄遣いっぽくていいな。でも、多分一番の無駄遣いは、千和。「ノビオさんのエッチ!」(とリクの幼少期)だけって……相変わらずシャフトには愛されてんなぁ。 

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 やっぱりあのエンディングはエンディングじゃなくてオープニングだったのかと再認識させてくれる最終話。ホントになんの違和感もなくオープニングでしたな。結構気に入ってるんだけどね。

 さて、まとまったかまとまってないかと聞かれれば、そりゃぁまとまっていた最終回です。作中でやったことと言えば暁と美刃のシートン動物記みたいなケダモノ大決戦だけなのだが、一応の幕引きのためのラストバトルとしては無難な展開。これでもっと作画面で本気を出してくれていれば、それなりに満足行く締めになったんだろうけど……どうも、シャフトスケジュールの被害を一番受けたのがこの作品みたいなんだよね。バトルっつってもスローとズーム多様でもっさりしたシーンが多かったし、動きのあるシーンもはっきりと動きを描かずに光線で誤魔化してしまったりとか、「何か盛り上がってるんで察してください」みたいな画面が散見される。1枚絵についてもぐにゃっと安定しない代物が多く、せっかくの最終回なのに余計な部分にばかり気を取られて実に勿体ない。料理法は悪くないんだから、もう少し素材時点での吟味をして欲しかったもんである。

 シナリオ面については、「もう一人のミナ」の存在を暴き出し、その先兵である美刃を倒したことで終わったわけだが、流石に三士族がミナに平伏するシーンは早足過ぎるし、説得力に乏しい。三士族は登場時から小物臭が漂っていたとはいえ、あそこまで簡単に膝を屈してしまっては、ここ2話の間のミナの恥辱や暁の苦労も報われない気がしてしまう。日光当てたらもう駄目ですってのは構わないのだが、それだけ強力な脅迫手段を持ってるなら2話前から交渉材料としてちらつかせても良かっただろうに。結局、三士族の連中は何がしたかったんだかね。

 また、今回儚く散った美刃についても、その感情が追い切れない部分がある。「自分の姫」への忠誠と、暁への愛情という相反する感情に揺れている部分が表現したかったのだろうが、今回は話の都合上、後者をすっぱりと諦めて1人の「迷い無い敵キャラ」として描かれている。もちろん暁に対する愛情は感じられるのだが、前回まで散々引っ張っていたその感情がホンモノだとしたら、薬飲ませてはめるのはおかしいし、前回他の連中を横から殺してまで暁を助けた意味が分からない。「愛してもいるので本気で殺し合いましょう」という倒錯した感情があるのだとしたら、もう少しそうしたクレイジーな部分を押し出す描写が必要だったろう。今回の話数を見る限りでは、単なる一貫しないキャラクターというだけになってしまっている。虎娘ってのはなかなか貴重なキャラなのに……色気の欠片も無かったなぁ。この作品でエロが無かったらなぁ。

 とまぁ、なんだか釈然としない部分の多い展開だったのだが、ラストにテーマソングが流れてからのエピローグ部分は何とも印象深い。玉座を下り、「女王」から「ミナ」へ戻って駆け出すシーンの切実な感じは良く出ていたし、二人で花と蝶を見ながら約束を交わすシーンも、「蝶が一頭のところに風が吹いて花が舞う」→「画面がパンアップし、それを二頭に増えた蝶が追う」というカット割りが、「本来相容れないはずの蝶と花」という前回までのモチーフを解題した上で、二人の固い絆をきちんと伝達する見事な仕上がりになっている。それを見てほほえむ由紀の扱いは相変わらず可哀想過ぎる気もするが、本人は満足げなので良しとしますか。

 サブタイトルが番組タイトルと同じ、というのはありがちだけど今回の演出意図ともかみ合った悪くないまとめ方。色々と問題は孕みつつも、まぁ、及第点のエンディングでしたわ。 

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 エンドカードのミナ姫が凄く天才に見える第11話。へっきーの絵は全然うまくならないのに、ベッキーは可愛く見える。不思議! でも、その絵だと確実にキャストが変わってしまいます。

 三士族の嫌がらせによって、放送コードぶっちぎりの羞恥プレイを強要されるミナ。この作品はエロ&グロが信条ではあるが、ここまでアグネス召喚確実のシチュエーションが用意されているとは。もちろんモロ見せではないので画面としては問題無いわけだが、見せないことに配慮しているというより、見せずにどこまで官能的に出来るかにチャレンジしているような画作りは発狂してもおかしくない仕上がり。原作者もこれを見せられたら流石に満足だろう。

 さらに今回は暁と追っ手のバトルでメタモルフォーゼ女が終始全裸。もちろんビーム修正は入っているわけだが、それでも野外露出のエロさが際立つし、あげく変身能力で由紀やミナの変装までしてくれるというおまけ付き。こんな刺客を放ってくれる三士族はなかなかのジェントルマンである。さらにさらに、ミナの不貞(?)を理由に美刃まで暁にアピールし始める始末。ここもしっかりエロい。最終回間近ということでやり残したことを全て消化するかのような、ダイナミック・エロフェスティバルだ。昨今エロまがいアニメも随分大胆かつ適当にきわどい場面を放送するようになったが、この作品のようにダーク・エロというのはあまり無かったので、独自の路線としてそれなりの満足感はありますよ。

 今回はそれほどどぎついシャフト臭を感じさせずにきちんとシナリオを消化する良演出の回で、ミナ姫が恥辱に屈してから立ち直るまでの由紀との心の通わせ方や、美刃と暁の逢瀬と、それを支える「蝶と花」のメタファー挿入。そして単純ながらもそれなりの盛り上がりを見せるバトルシーン、変身能力を駆使して暁を籠絡しにかかるメタモルフォーゼと暁の「記憶」の暴走など、見どころは多い(エンドロールでコンテが小林智樹だと知って納得した)。個人的には「ついに浮気性の暁にブチ切れて殺しにかかる由紀」「素直な言葉と素直な全裸で暁に迫るミナ」という2つの特典が、バーチャルとは言え拝むことが出来たのは嬉しかった。由紀は本来ああいう態度に出るべきだと思うんだ。中の人も今作では初めてちょっとはっちゃけられた。

 シナリオ自体としては、結局「最後の記憶」がなんなのかがまだ分からないのでやきもきさせられる部分ではあるのだが、多少強引ではあるもののミナの目的と暁の奮闘の利害関係がきっちり一致したし、吸血鬼ヒエラルキーの構成もすっきり分かったので良しとしましょう。でも、今回の宣言ってミナが「もう二度と真祖の血脈を残す気はない」って宣言したことと同じなんだけど……社会システムとして成立するのかねぇ。

 ま、難しいことは考えずに、この作品は「様々な年齢層のエロが楽しめる作品」と割り切ってみてもいい気がした。そう考えると、熟女代表ヒステリカが死んでしまったのはちょっと勿体なかったかもしれないな。 

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 このサブタイトルを見せられても希有馬屋のfateエロ同人しかイメージ出来ない第10話。……希有馬屋はエロくて良いね。

 ヒステリカとの勝負も終わり、一段落するバンドの面々。暁が先約をつけちゃったので、屋内プールでは元気な女性キャラ総出演。委員長もこうしてみると万事OKですよね。ショタっことおおっぴらにいちゃいちゃ出来るようになったわけだし、それを誰もとがめない場所に住むことが出来るわけだし。ミナの描いた「吸血鬼達の止まり木」としてのバンドはちゃんと機能しているようだ。他にもメイド隊は仕事そっちのけで休暇中だし、親友ということで由紀も招待されている。ヴァンパイアだらけの中に人間が1人ってのもちょっと怖いけど、友情が成立しているので無問題ですか。とにかくみんなが集まって水着姿を披露してくれたんだからそれでいいと言う話もあるな。

 そして暁は相変わらず謎の多い美刃との逢瀬。何が目的なのかさっぱり分からない状態なのだが、彼女に関することやクレオメ(風蝶花)のことを思い出したら、何か良からぬことまで起こってしまうとのこと。彼女は一体何者なのか……って、今週最後に思わせぶりな仮面の女性がいましたがな。

 そしてミナの元を訪れたのは、血族であり、眷属であり、敵でもあるという、面倒な3人組。相変わらず吸血鬼社会の構造がいまいち分からないので彼らが何を成したいのかがよく分からないのだが、とりあえず要約すると「幼女相手にちゅっちゅしたい」ということでいいんだろうか。ミナの貞操を巡って3人がやんわりと権利を争っているという、冷静に観るとあり得ないぐらい気持ち悪い状態なのだが、ミナ姫から直接「喜んで子を宿そう」などと言われてしまっては、テンションがあがるのも致し方ない。もう犬っころになんて構ってる場合じゃねぇ。

 でもまぁ、とりあえずやるべきは犬っころの排除。邪魔な悪い虫を賭けの対象として亡き者にし、その結果でミナ姫争奪戦まで済ませちゃおうってんだから効率はいい。繰り出された刺客は、ちょっと荒れ気味のおねーちゃんと、不気味な文様を顔に刻みつけた中国風味のおっさん、そしてサイバーな衣装に身を包んだ謎の(?)ナイスバディ。うーん、そのおねーさんはドロップを発射したりしないんですかね。まぁ、何にせよ暁にとってはエラい災難である。3人のよく分からない追っ手を振り切り、無事にミナの元にたどり着くことが出来るのだろうか!? って、残りの話数から考えると、このミッションが終わるとこの作品も終わるよね。……なんか半端な締めになりそうです。

 今回も、なんだか画に気合いが入ってない部分が散見されたのが気になるところ。この作品は特に「ゆっくりカメラを動かして振り返りをダイナミックに表現する」というカット割りが(無駄に)多いのだが、そうした振り返りの作画ですら、何か怪しい部分がちらほら。難しい画なんだから、あんまり安易に使って馬脚を現さない方がいいと思うのだが。止め画とかでも遠景になるとかなり適当で、序盤の暁の顔とか、ギャグみたいなとこがあったぞ。シャフトさん、この作品を見捨てないであげて。

 まぁ、幸い演出面やシナリオの構成についてはそこまでひどいもんではなくて、今回風蝶花を使ってミナと暁の関係をたとえたくだりとかは、寓話が切ないだけに、何となくセンチメンタルな気分にさせるだけの力はある。画の方だって、ミナ姫のとっておきのスク水姿が見られたのでちょいとした眼福だ。ミナ姫の決意や恋心は充分伝わってくるので、あとは暁の方が何を考えているのかはっきりさせるだけ。エロい画伯キャラとかにお熱じゃ、単なる女好きにしかみえねーぞ。 

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 委員長が絡んだエロシーンだけは無駄に気合いが入ってる気がする第9話。冒頭のヒステリカとの絡みのエロさに加え、最後のユズルとの吸血シーン→ディープキスのエロさは半端無い。これで無音じゃなくて御前がエロゲーで培った喘ぎ声も入れてくれれば完璧なのに! 放送規制って奴なのかぁ!

 というわけで最近はすっかり「美人巨乳委員長、堕とされた放課後」みたいなノリで応援していたこの作品だが、ヒステリカとのバトル、東京都下を舞台にした一斉テロの阻止とクライマックスてんこ盛りの展開なのに、スケジュールの影響なのか、どうにもうまく盛り上げられていない。実に口惜しい結果に終わっている。特に乱戦に持ち込むまでの由紀と暁の対話とか、東京の実写をふんだんに使った背景・カット割りは一応「テロの恐怖のリアリティを出すためです」といいわけ出来なくもないが、流石に「素材を繋げただけの手抜き」と言われても致し方ない出来。ブツ切りの背景を並べただけでは、流石にアニメとして怠慢の誹りは免れない。

 その分後半のバトルシーンで盛り上がるというなら許せるのだが、動画的にがんばれたのはヒステリカとミナの落下シーンくらいで、そこからのバトル・カット切り替えは、色んなところでブツブツと途切れており、かなり不自然なものになってしまっている。ビルの下で戦っていたはずなのに突如委員長のところに現れるヒステリカとか、エラい時間降下してたように見えたのにミナがすぐに受け止められた委員長とか、それまでどこにいたかもよく分からないのに突如斬りかかった委員長とか、なんか時間が飛んでるような印象を受けてしまう。劇的なシーンである程度の説明は避けられないのだから、少しでも筆を裂いて自然さを出して欲しかったものだが。

 シナリオ的にも、ヒコが救えなかった暁は単にだらしない奴に見えるし、自爆したヒコもこれまであんまり描写がなかったので自爆の悲哀はあまり感じられない。せっかくくぎゅが頑張ってくれたヒステリカもあんまり粘らずに死んでしまったので尻すぼみ。一番の衝撃となるはずのユズルが委員長を手に掛けるシーンも省かれてしまい、その後のどんでん返しのインパクトが薄れてしまっている。うーむ、なんか消化不良だ。あぁ、でも倒れてた委員長のケツはエロかったな。誰か、ショタ×委員長の同人とかで供養して上げてください。

 最後にどうでもいい話だが、冒頭でミナがしゃべっていた「古代シュメール語」、音源は適当にあおちゃんがしゃべったのを音声加工したものだったのだが、いっそあおちゃんの裁量で無茶なアドリブとかに出来なかったもんだろうか。まぁ、「実存しないっぽい言語」なんてしゃべれるわけないかなぁ。 

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 御前の演じる委員長がエロくてエロくて仕方ない第8話。もう、彼女のヒストリーだけ取り出したら完全にエロ漫画の設定だよね。それをあんだけ艶っぽい描写で描かれちゃ、もうどうしていいか分かりません。今年の夏コミでは委員長陵辱本が大量に……は、出回らないだろうな。時期もわるけりゃ作品自体あんまり話題になってないし。そもそも原作設定そのまんまの同人なんて売れねーか。

 さておき、シャフトがあまりの過密スケジュールに音を上げたために、1週休んでの放送再開というあからさまな対策を講じて復活した本作8話。偶然なのか狙ってなのか、前話で一応の区切りがついていたので、今回は2週ぶりに始まった新章ということで、ブランクがそれほど気にならないのが救い。作中でも1ヶ月が経過しているらしいし、ある意味雰囲気作りのためのお休みと取れないこともない(や、取れないけど)。

 物語は、一応法的に成立が決まり、バンドが一応の安寧を得たところから始まる。序盤は由紀とミナの友情タッグ成立を描くパート。前回の教会でのドンパチはあまりに観念的過ぎてオチがよく分からなかった部分があるのだが、あのやりとりをみて、どうやら由紀は暁とミナの間の結束を痛感し、身を引く覚悟をしたらしい。どこまで損な役回りなんだ。あげく隠れて書いていた小説をミナに見られてしまうなど、踏んだり蹴ったりの新しい日常。そんな中でもなにがしかの「女の友情」が芽生えたのは、ひとえに由紀がものすごい人格者だからだ。「お互いに非もあるし、足し合わせたら案外ちょうどいいかもしれん」とは姫様の言だが、普通に考えて、由紀の方には特に非はないのである。単に浮気性の暁がミナを選んだという厳然たる事実があるだけだ。そう考えると由紀はまだふくれっ面でいる方が正しい気がするのだが、それでも大人しく「姫の友達」というポジションを受け入れられるというのだから、どんだけ良い子なのかと。暁は選択を間違えてないかしらね。

 そしてBパートは、新たな敵であるヒステリカの襲撃と、委員長の苦悩。大量の吸血鬼が姫を裏切っており、「君主を頂点とした縦社会っていう設定はどこいった」とか、突然出てきて容赦なく雑魚をボコボコにする妙な護衛連中はひどすぎやしないかとか、色々突っ込むところは多いのだが、まず一番に叫びたいのは、「そこにくぎゅかよ!」ということ。あり得ない露出とどぎついメイクで年齢不詳の敵キャラ、ヒステリカ。普通にビジュアル面だけで声を決めるなら、もう勝生真沙子とかでいいんじゃないかって気がするのに、そこに敢えて釘宮。いやぁ……それでも出来るのがすげぇけど。こういう釘が見られるっていうのは、ある意味非常にありがたいキャスティングです。多分、本人もこれまで演じてきた役の中で文句なしの最年長キャラなんじゃなかろうか(見た目的にね)。ま、冷静に考えればそんなヒステリカとやり合っている甲斐田裕子の方が釘よりも年下なわけだし……声優って本当におもしれぇな。

 とまぁ、そんな中の人ネタはさておき、今回は敵組織の顔見せ程度なので内情はよく分からなかったが、とにかく委員長が大変な状態になっていることは分かった。序盤は単なる慰み物キャラだと思っていたのだが、どんどん切なくしんどい方向に行ってますね。そして勿論、エロい方向に行ってますね。委員長が泣き叫んだり身もだえたりするカットは止め絵にしろ動画にしろ、なかなか妄想がかき立てられる良い仕上がりになっており、その筋の人でなくてもたまらないビジュアル。他方、大量の雑魚吸血鬼を前にしての大乱戦バトルパートなどは、一週休んだというのにいささか頼りない仕上がり。面倒なシーンなのは間違いないのだが、どうせ全編通してじっとりと薄暗い雰囲気が続く作品なので、もう少し動くシーンのメリハリは欲しいところなのだが。まぁ、その分独特の台詞回しでアクセントは加えているので、ギリギリ合格ライン上ってレベルにはなってるんだけど。

 そういや、何故かこのタイミングでエンディングも正規品(?)バージョンへ。元の1枚絵でも別に良かったので変更後もそこまで感じ入るものではないのだが、なんだかいかにもシャフトらしいガジェットに溢れていて、苦笑い半分で面白かった。鎖のモチーフが「ef」シリーズだし、壊れた時計などのガラクタは「月詠」のイメージ。でも、一番イメージが近いのはシャフトじゃないけど「SOUL TAKER」かもしれないね。

 とりあえず、来週以降もバトルシーンは続くんだろうから、なんとか持ちこたえてクオリティを維持してほしい。特に、委員長が出るシーンではね。 

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 待ちに待った……というか待たせに待たされた第14話。この作品のおかげでシャフトのスケジュールがギリギリになっているとしたら、実に罪作りなものである。そして、ようやく配信された最新話をみるにつけ、「そこまで労力を割かれるような出来かよ」と。まぁ、相変わらず楽しんでしまうわけですが。

 13話で復活を果たしたブラック羽川を何とか鎮めようとする阿良々木。ただ、前回まではやっかいな悪意ある怪異として明示的に敵対視されていたブラック羽川だが、今回は「忍の捜索」という目的も絡み、何ともあっさりと協調姿勢。猫は気紛れな生き物ではあるが、今ひとつそのレゾンデートルが分からない。まぁ、今回登場した意味は最後に本人が言ってたことが目的なんだろうけど。蟹は純粋なる呪い、蝸牛も浮遊霊、猿が一種の乱神で蛇は質の悪い動物霊。今回の猫はヒト由来成分も含んでいるおかげで随分話が分かる。ただ、アニメのみの視聴者は忍と阿良々木の関わりがはっきり分からないので、阿良々木の行動原理を追いかけるのが大変で、そのあたりの絡みを前提としながらの羽川との対話が飲み込みづらいのである。

 というわけで、メインストーリーは進んでるようでそうでもないので、今回の見どころは大きく2点。1つは、ここに来てのヒロイン大集合の流れ。実際には1人1人に阿良々木が電話をしているだけなので集合はしていないわけだが、立て続けに奇妙なロケーションから相談に乗ってくれるヒロインズの対比は素直に面白い。こうして一気に見てみるとひたぎは目立ってないのに正妻としての貫禄があるし、撫子は撫子で本当にずるいポジション取り。おかげでせっかくの真宵が目立たないじゃないか。駿河は……すげぇキャラだな。みゆきちボイスで「エロ奴隷」とか言ってくれるだけで一週間分のエネルギーがもらえそう。改めて今回だけを見ると駿河は単なる駄目人間じゃねぇか。それにしても、羽川に1回聞いただけのどうでもいいラジオネームを全部覚えてる阿良々木さんがすごすぎる。

 そしてもう1つの見どころは、なんと言っても羽川のエロ大盛りのセックスアピール。立て続けに魅力的なヒロインを4人も繰り出した本作、最後の1人となる羽川には残されたテリトリーなどほとんど無いかと思っていたのだが、実は4人中3人が貧乳という偏った配置だったため、巨乳キャラとしてのアピールががっつんと効いてくる。通常バージョンは眼鏡委員長巨乳なのに、ブラックになるとアホの子天然巨乳になるというチートじみた性能が、今回は存分に発揮されている。間で通常バージョンの羽川がフラッシュバックする演出も小憎らしい。このための堀江由衣なのだなぁ。そうそう、満を持して登場した羽川版オープニング、曲はおよそ予想通りのものだったが、映像が実写版というのは微妙に勿体ないサプライズ。尾石さんらしいっちゃらしいのだが、こういう方向性のエロはあまり望まれていない気がするのだが。実写版って銘打たれてたってことは、15話ではアニメ版もあるのかなぁ。出来ればアニメでガツンといいやつをみたいものなのだが。

 今回は、時間がかかった割には演出があっさり目で、正直言うと前話のような衝撃は無い。まぁ、間をつなぐエピソードなので印象が薄くなるのは仕方ないのだが、「それならもう少し早く見せてくれよ」といういちゃもんの方が先に出てしまうのは致し方ないところ。まもなく今年度も終わり。出来れば最後まで観てから年度またぎの総評がしたいんだけど。間に合うかな。無理かな。 

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 月並みな言葉だが、やっぱり「いい最終回だったね」としか言えない第7話。見終わった後に、しばらくぽかんとしてしまった。これでエンドカードに「次回もみるがよい」って書かれてなかったら、本当に終わったのかと思ってしまうところでしたがな。なんであんな構成にしたのかね。

 今回は、見るべきポイントを絞るのが難しい。まず、作画・演出方面については各所で話題が出ているが、いささか不安な仕上がりになってきているのが顕著である。そして次回は放送延期。マジで大丈夫か、シャフトよ。しかし、そんな状況でも「シャフト流」と言ってしまえばある程度成立しそうなのが恐ろしいところで、今回の省エネ作画も、「そういう演出です」と言われれば下手したら納得してしまいそう。全ての出来事が雷雨の夜のことなので画面はじっとりと明度が低い状態を維持し、暁の心情やニナの心情を考えると、あまりメリハリをつけずに重々しい状態で進行するのは納得出来る。暁がグラサンと話をしているシーンは天井裏ダクトから見たような構図でしばらく止め画が続くのだが、それだってお得意の舞台演劇を意識した突飛なカメラ位置だと言われれば何となくそんな気がしてくる。つまり、ゆーほど気にならない。委員長が由紀にしなだれかかるシーンとニナが半裸で颯爽と飛び出すシーンは短いながらも艶めかしく描画されており、そこさえクリア出来れば個人的にはOKといってしまってもいい。

 とはいっても、今回は明らかに時間が足りてない。化物語じゃないが「赤齣」「黒齣」が多く、それを入れる場所にしたって不自然極まりない。カットどうしが無意味な無地コマ、無意味な目のアップでブツブツと寸断されてしまい、バトルメインのシーンですら爽快感はない。これが逐一動かない真下耕一作品だったら納得もいくのだが、この作品はそういう方向性で見せるものではなかったろう。顕現したニナの姿も、このブツブツ構成のおかげでいまいち見応えがなく、最後に暁と抱き合うシーンもなんだか尻すぼみ。一番大事なシーンなのだから、ここはもう少し頑張って欲しかったものだが。

 まぁ、そんなシャフト事情はおいておくとして、ストーリーの方である。グラサンの口を借りて、ニナがバンドを建設した根本的な動機が判明する。この「陰に潜むものが表に出る手段」としてのバンドの存在はなかなか説得力があり、後にニナ自身も「人がいねば生きられぬヴァンパイアの旅の途中の止まり木のような物」と自らの計画を明かしてみせた。総理の孫の誘拐にしても、こうした「秘やかな」目的を考えれば必要悪と捉えられる部分であり、なるほど、ニナの魅力を損なうものではない。ただ、それならそうと、きちんと口で説明してくれた方が分かりやすかったのだが。先週は何故か暁に対して冷たい態度を取っており、そのせいで今回のような無駄な騒動を引き起こしてしまったのだ。彼が昔の約束を忘れたことに腹を立てていたのかもしれないが、そんな私情で事を荒立てられては、「為政者としての責務」は果たせていないことになってしまう。「テロメア」と呼ばれる反乱組織の目的についてもちぐはぐな部分があって、「姫を尊重したい」という絶対的血の制約と、それをも上回る奇妙な出世欲(表に出たいという願望)の折り合いがなかなかつかないようだ。テロメアは今のところその上層部が何を考えて動いているのか分からない部分があり、そのあたりがすっきりしない要因になってるんだろう。

 なんやかやと問題は少なくないのだが、今回はとにかく頑張った最終回ってことでいいか。由紀が朗読する奇妙な童話とのリンクは落としどころとして悪くなかったしね。そして、中の人が頑張ってる。これまでも存分にその威光を発揮してくれたあおちゃんだが、今回、テロリスト相手に啖呵を切るニナは実に高貴で、威厳に溢れていた。そして、「レイプの後に男どもにしばらくお預けをくらって辛抱たまらない女子高生」というどうしようもなくエロ過ぎる委員長を演じた伊藤静。御前は、あらゆる意味でエロい。 

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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