最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
<白> 評判高い挑戦者 Acclaimed Contender (2)(W) R クリーチャー・人間、騎士 3/3 〜が戦場に出た時、あなたが他の騎士をコントロールしているなら、あなたのライブラリを上から5枚見る。その中から騎士か、オーラか、装備品か、伝説のアーティファクトであるカードを1枚公開して、手札に加えても良い。残りを無作為にライブラリの下に置く。 無節操にいろんなものを引っ張り込める超便利屋お届け騎士。他に騎士の仲間がいることが条件だが、フレーバーとしては仲間のところに援助を持って駆けつけるイメージか。騎士を手に入れるのが単純に人手が増えるので一番確実なサポートであり、「民兵のラッパ手」が3マナ2/3だったことを考えるとこの性能は確かに破格。さらにオーラ・装備品あたりは騎士とのシナジーに加えて今回は青白のギミックのフォローも可能。そして伝説のアーティファクト探しは、おそらく今回各色の王宮に与えられた神器を探す兼ね合いからつけられたものだろう。ちなみに参考までに現環境で使える伝説のアーティファクトは「ボーラスの城塞」「チャンドラの調圧器」「王神の立像」「ビビアンのアーク弓」。そして「不屈の巡礼者、ゴロス」に「パルヘリオンⅡ」!! ゴー! パルヘリオン!!(GO! アクエリオン!と同じ感じで)
きらきらするすべて All that Glitters (1)(W) U エンチャント・オーラ エンチャント(クリーチャー) エンチャントされたクリーテャーは、あなたのコントロールするアーティファクトやエンチャント1つにつき+1/+1の修正を受ける。 白青黒のブロールデッキに収録された「とにかくアーティファクトとエンチャントが大好き」オーラ。最低でもこれ自体がエンチャントなので+1は確定で、狙ったデッキならザクザク修正値が上がっていく。今後の「バントオーラ」系で使われるかというと……普通に考えて「夜明けの宝冠」でいいんだよなぁ。まぁ、M20で残念レアの代表になってる「星原の神秘家」がかわいそうなので、何かコンセプトデッキを組んであげるといいかもしれない。しかしなんて日本語名だ……。 赦免のアルコン Archon of Absolution (3)(W) U クリーチャー・執政官 3/2 飛行 プロテクション(白) それぞれのクリーチャーは、そのコントローラーが(1)を支払わない限りあなたやあなたのコントロールするPWを攻撃できない。 毎度おなじみ、謎のクリーチャータイプ・アルコン。この世界では割と市民権のあるクリーチャータイプなのだろうか、「執政官」さんは。さておき、能力は「アルガイヴ国家執事、ベイルド」と全く同じもの。あちらは2/4警戒と守備寄りで能力も完全に守りの構えだったが、こちらは3/2飛行とかなり前のめりなステータスになっている。地上に群がるクリーチャーをこれで阻害しつつ、堅実に殴っていくプランが見えるので多分ベイルドさんよりもかなり強いと思われる。何よりも違うのはプロテクションなんかではなく、伝説じゃないので複数枚展開できるという部分。効果を累積させていくことで相手の攻め手を大きく削ぎ落とすことが可能になるのだ。まぁ、相手も相当うざいだろうから全力で除去してくるだろうが、その時にたまたまプロ(白)がハマったらプチラッキー。「フェザー」デッキなんかはこれ1枚で大きく効率を削ぐことができそうだ。まぁ、4マナのクリーチャーで対策として間に合うかは微妙だが。
アーデンベイルの聖騎士 Ardenvale Paladin (3)(W) C クリーチャー・人間、騎士 2/5 一徹 - 〜は+1/+1カウンターが1つ置かれた状態で戦場に出る。 シンプルなコモンの騎士。過去のMagicでは「聖騎士/Paladin」といえば「ヴェクの聖騎士」を筆頭にしたプロテクション持ちの強い騎士のイメージだったのだが、残念がら今回はコモンに与えられた一兵卒。しかもこれが各色のサイクルになっており、みんなして一徹で+1/+1カウンターを乗せてくる仕様だというのだから切ない。もうちょい、個性派の聖騎士が揃ってもよかっただろうに。ともあれ、こちらは4マナ2/5というやたらめったら固いステータスである。残念ながら同じステータスの「従順な召使い」や「鉄覆いのクロヴァド」は積極的に使われた印象が全くないのだが、今回はそこにもう一工夫。一徹能力で得られる3/6という数字は、ウザいを通り越して流石に「強い」に分類されそうである。当然のことながら、4マナ以下でデメリット無しにこのステータスを手に入れたクリーチャーはほとんどおらず、思い返せばあの「信義の神オケチラ」が4マナ3/6だったのだ。さぁ、これなら確かに聖騎士を名乗れるかもしれない。ウザ聖騎士うざい。
アーデンベイルの戦術家 Ardenvale Tactician (1)(W)(W) C クリーチャー・人間、騎士 2/3 飛行 &&& 眩惑する急襲 Dizzying Swoop (1)(W) インスタント・出来事 最大2体までの対象のクリーチャーをタップする。 3マナ2/3飛行というコモンのエース級ステータスに、さらにおまけまでついた贅沢パッケージ。全国の「礼拝堂の霊」や「歓喜する空渡り」のファンからブーイングが止まらないだろうが、残念ながらそんなファンの存在は確認されていない。普段なら「ダブルシンボルが重いので注意」って書くところだけど、この世界ではあんまり問題にならないかな。どうせ3ターン目に出すんだろうし、あんまり出来事効果の方に出番がなさそうなのはご愛嬌。中盤以降、5マナ使えばアタック支援に使えるってのはいい後押しか。
交換される牛 Bartered Cow (3)(W) C クリーチャー・雄牛 3/3 〜が死亡するかあなたがこのカードを捨てた時、食物トークンを1つ生成する。 商取引用の牛。元ネタは「ジャックと豆の木」で、お話の始まりはジャックが親に牛を売ってこいと言われたのに、市場で妙な豆をつかまされて牛と交換してしまうところから始まる。ジャックはこれで魔法の豆を手に入れたわけだが、残念ながら我々がもらえるのは単なる食物トークンだ。流石にそれだけだと申し訳ないので、牛自体がそこそこの強さのクリーチャーとして設定されており、「死んだ時のちょいボーナスがある丘巨人」なら、リミテッドでもぼちぼちか。ただ食物トークンを活用するデッキの場合はなるべく早く食物トークンが欲しいことが多いので、こうしていちいち4マナ払ってからの取引が必要なカードはちょいと手間かもしれない。「取引」のフレーバーを出すためにディスカードからもトークンが出せるようになっているので白青・白赤ではルーターが活用できるが、そっちの色合いだと今度はそこまでして食物トークンが欲しいかといわれると微妙。食物シナジーは緑黒だからねぇ。 敬愛される王女 Beloved Princess (W) C クリーチャー・人間、貴族 1/1 絆魂 〜はパワー3以上のクリーチャーによってはブロックされない。 フラフラと危険な森の中に迷い込んでしまった世間知らずの王女様を描いたカード。こういう女はだいたい眠らされたり手篭めにされたりするものだが、案外「獣にバリバリと食べられてしまいました」みたいなことはないのが不思議なもの。どうやら物語の世界では悪役も空気を読むらしい。こちらの王女も、そうして空気を読んでくれる敵側によっては害されないという特殊能力を持つ。デカブツをスルーしてちまちまと絆魂で殴ることができれば、2点ずつのライフアドなので案外バカにできないって寸法だ。ただ、問題は「パワー3以上のクリーチャーしか入ってないデッキ」にこんなやつが挑みかかって何ができるかって話だ。かてて加えて「パワー3以上のクリーチャーしか入ってないデッキ」なんて世界に存在するのかという問題もある。おとなしくお城に引っ込んでた方がいいかもしれない。一応オーラとかでタフネス3に上げてやると強い……いや、強くはない。 魅力的な王子 Charming Prince (1)(W) R クリーチャー・人間、貴族 2/2 〜が戦場に出た時、次のうちから1つを選ぶ。 「占術2を行う」 「あなたは3点のライフを得る」 「対象の、あなたがオーナーである他のクリーチャーを追放する。次の終了ステップの開始時に、そのクリーチャーをあなたのコントロール下で戦場に戻す」 いわゆるひとつの、おとぎ話の王子様。今回、人間の職業に「貴族(Noble)」というクリーチャータイプが新たに追加されており、この世界の人間に身分の差があることが明確に示されている。今後は、過去に登場したクリーチャーにもオラクルが出て様々なクリーチャーが貴族認定されることになるだろう。「セファリッドの貴族/Cephalid Aristocrat」とか。神河の「Samurai」との差が難しいところだけどな。身分としては似たようなものなのに、「永岩城の君主、今田」は貴族じゃなくてサムライなんだよなぁ。さておき、こちらの貴族は一応王子様を名乗ってはいるが、伝説じゃないのでそこまで特権階級でもない様子。能力としても「白熊+α」という穏当な仕上がりで、便利には違いないがそこまでレアキャラってほどでもない。おそらくキーになるのは最後の能力。これを活用して上2つのモードよりも強力なムーブができるなら、採用価値ありだろうか。まぁ、単に形を変えた「前兆語り」でも悪くはないのだけど。そのうちどっかの次元で「すべての貴族を追放する」みたいな革命的カードが登場しそうでなぁ。
忠誠の円環 The Circle of Loyalty (4)(W)(W) M 伝説のアーティファクト この呪文を唱えるためのコストは、あなたのコントロールする騎士1つにつき(1)少なくなる。 あなたのコントロールするクリーチャーは+1/+1の修正を受ける。 あなたが伝説の呪文を唱えるたび、【騎士トークン】を1体生成する。 (3)(W)(T):【騎士トークン】を1体生成する。 騎士の力を借りて全軍を鼓舞するとんでもねぇ舞台装置。わざわざ伝説認定を受けているところをみるに、このエルドレインの次元を揺るがす大掛かりな装置なのだろう。まぁ、灯争大戦で散々次元を揺るがす装置を見せられたので「どうせ他の次元と繋がったりはしないんでしょ?」と舐めプしてしまいそうではあるが……無尽蔵の騎士製造ギミックは充分伝説級。伝説に反応するドミナリア的ギミックが導入されているので、PWデッキなんかだと誘発が多くてちょうどいいが、設置のためにはある程度の騎士クリーチャーも備えておきたい。そう考えるとアルイェールやアルヴァードとの共闘が見てみたかったところだが……。まぁ、この次元には伝説の騎士もそれなりにいるので、組み合わせてあげるといいと思うよ。円卓囲んで12人出てこなかったのは残念。
耳の痛い静寂 Deafening Silence (W) U エンチャント プレイヤーは、各ターンに2つ以上のクリーチャーでない呪文を唱えられない。 イラストの圧がすごい。これで「静寂」ってんだから笑うわ。「法の定め」の機能限定版で、クリーチャー呪文なら唱え放題だが、それ以外の邪悪な呪文はダメだよ、というクリーチャー好きを応援する1枚。コントロール系、ストーム系、続唱系、イゼット系にとにかく刺さる呪文で、わずか1マナなのでカウンターをすり抜けてさっさと設置してしまえるのは大きな強み。下の環境ならこれ1枚で完封できるようなデッキも数多くあるため、今後のサイドボード候補の1つになるんじゃなかろうか。レアじゃなくてアンコになってるのは「法の定め」に合わせたからなんだろうけど、こんなんリミテッドでいっぱい出られても困るな。 フェアリーの導母 Faerie Guidemother (W) C クリーチャー・フェアリー 1/1 飛行 &&& フェイの贈り物 (1)(W) ソーサリー・出来事 対象のクリーチャーは、ターン終了時まで+2/+1の修正を受けるとともに飛行を得る。 迷いしものを導く優しいフェアリー。フレーバー的にはシンデレラの魔法使いのイメージで、困っている主人公を導く妖精的な存在の具現化だ(私の馴染みのある言葉でいうならフェアリーゴッドマザーである)。まぁ、残念ながらコモン認定されたので1/1フライヤーというモブ感溢れる存在になってしまったが、登場前に誰かにちょっとだけ魔法の力を貸し与えることができるので悪くはない。これが3マナで「187でボーナスを与えるフライヤー」だとしたらそれなりに選択肢にはなるわけで、1マナで1ターン目に展開できるオプションがついたと考えれば自由度は高い。とりあえずこの名前からすると、やっぱり「フェイ」ってフェアリーの省略形ってことになるんかな。 羽ばたき狐 Flutterfox (1)(W) C クリーチャー・狐 2/2 あなたがアーティファクトかエンチャントをコントロールしている限り、〜は飛行を持つ。 狐が飛ぶのか……。しかもそう飛ぶのか……。どんな元ネタなんだろうとググってみたが、なんか良くわからんラノベとか日本昔ばなししかヒットしなかった。そういう童話があるんでしょうか。とりあえず白熊(狐)であり、さらに割と縛りのユルいボーナスの飛行もプレゼント。装備品などの場保ちの良いアーティファクトを1つ用意しておくと、序盤のアタックからさっさと飛ばせて良い感じ。 籠城の準備 Fortifying Provisions (2)(W) C エンチャント あなたのコントロールするクリーチャーは+0/+1の修正を受ける。 〜が戦場に出た時、食物トークンを1つ生成する。 なんか久しぶりな気がする、全軍のタフネスだけ上げてくれる系エンチャント。この手のカードの雛形と言えば4マナでタフネスが2上昇する「城壁」だが、ぶっちゃけこれが使われたという話はあんまり聞いたことがない。個人的にはむしろ緑の「蜘蛛糸の鎧」が実用レベルでプチヒットした印象があるので緑のカードっぽくもあるのだが。とにかくそんな懐かしいデザインに、今風をアピールするための食物トークンをトッピング。シナジーも何もないが、一応「避難所に逃げてきたら備蓄食料もあったよ」というフレーバー的なやつである。正直あまり優先度の高いカードではないのだが、今回これがコモンで出ちゃうというのがなんだかきな臭い。2枚3枚と重ねられた時のウザさは尋常ではなく、これにトークン戦術を絡められると、殴れるわけでもなく、かといって殴られるでもないという地獄のような持久戦に発展する。さて、制作側の狙いは一体なんなのか……。 PR 1月5日 ドラフト模様(GRN×3) ピック順 【Alessi】→【Mei】→【Tanaka】→【Thraxi】→【Serra】→【Chrolony】→【Sangriter】
あけましておめでとうございます。新年ドラフト一発目。そして現環境のドラフトとしてはすでに終了までのカウントダウン。改めて確認しておくと、「ラヴニカの献身」の発売は1/25、つまり3週間後ですね。そしてプレリリースはその前の週、普通はフルスポイラは一週間前には出るので……あれ? もしかしてもうすぐフルスポ? まだ半分もカード出てないよ? 俺、きつくない? さておき、今回は昔懐かしい夜中の11時開始という変則日程。これまでの長い長いドラフト史の中で昼スタートになったのなんて割と最近のはずなのに、「こんな時間にドラフトするもんじゃない」とおねむのお年寄りがたくさん。そして直前まで公式大会に参加していておねむの若者も約1名。やっぱりこの時間は問題あるんだろうな……。 次回は普通の日程で開催予定ですが、今回、遠方からきてくれた某奴が「いっそ日曜の朝にやってくれたら参加できる」との意見を表明していましたので、今週の会合でそのあたりの日程調整については少し話し合ってみたいと思います(今週はいつも通りの日程です)。これでもし早朝ドラフトとかいうビジョンが現実になったら……おい、完全にお年寄りの生活サイクルやぞ。
<アーティファクト・土地> 「金床鋳込みの猛禽/Anvilwrought Raptor (THS)」 C 「こんな奴いたっけかなぁ」って思ってごめん。当時も飛行がいない色ではたまに使ってたはずなんだけどね。どうしてもステータスの低さが気になってな。当時はアンコだったけど今回コモンになったのはそのあたりを自粛した結果なのかも。今回黒や赤に1点火力がないので、大損こくリスクがないのは一応追い風。ちなみに、今回作業をしてて初めて知ったのだが、「金床の拳」の読み方は「かなとこ」なのに、このクリーチャーの読みは(wisdom guidでは)「かなどこ」になっている。登録ミスなのか、なんなのか。 保有の鞄 Bag of Holding (1) R アーティファクト あなたが手札を捨てるたび、そのカードを墓地から追放する。 (2)(T):カードを1枚引き、その後手札を1枚捨てる。 (4)(T)、〜を生贄に捧げる:〜によって追放された全てのカードをそのオーナーの手札に戻す。 いらない 何も 捨ててしまう んだけどやっぱりもったいないからとっておこう。なんと、墓地が墓地でなくなり、ポイしたカードをリサイクル。シンプルなテキストの割にはやってることはかなり無茶苦茶なアーティファクトである。まぁ、追放条件が「捨てる」だから使った呪文や死んだクリーチャーが戻ってきたりはしないので、普通に使ったらせいぜい「瓶詰めの回廊」くらいの運用感。毎ターンルーターすれば少しずつ手札は増えていくことになるが、このカバンに入れたカードを回収するには4マナとカバンの破棄が必要になるのだ。なんでいちいち入れたもんを取り出すのにカバンぶっ壊す必要があるのかは分からんけど。普通に使うとアドバンテージの刻み方が非常に緩やかなので、リミテッドでも早い環境ならちょっと間に合わないくらいのレベル。単にルーターが欲しいというニーズに応えてくれるので、2マナルーターが許容される環境なら普通に強カードである。そして、「捨てる」というアクションを積極的に使う場合には色々と悪そうなことができて、手札をガンガン回すデッキで本来なら「回った」はずのカードを後から回収する方法になりうる。まぁ、起動コストが常識的な数字に調整されているので、多分そこまでアホなコンボみたいなことにはならないと思うけども。 巨像の槌 Colossus Hammer (1) U アーティファクト・装備品 装備したクリーチャーは+10/+10の修正を受け、飛行を失う。 装備(8) 何が起こってるか一発でわかる効果が素敵な、フレーバー優先の装備品。トランプルがつかないあたりがきっちり配慮されている部分で、あげく飛行まで奪ってくれるのでなかなかこれ1枚で決戦兵器というわけにもいかない。そして何よりもその装備コスト。ハードルが二段三段と用意され、かえって使いたくなるタイプのカードであろう。攻撃性能については簡単に対処可能だ。最初からトランプルが付いているクリーチャー、最初からブロックされないクリーチャーにつければいい。世の中には飛行以外の回避能力だって色々とあるのだから。残る問題は装備コスト。こちらに関しては、スタンダードでは「頑張れ」というほか無いのだが、カードプールが広がれば「装備コストをごまかす」カードは色々と存在している。史上最強のパートナーとなりうるのは「シガルダの助け」。これがあればなんと1マナインスタントで+10という異次元のゲームを楽しむことができる。このコンビネーションだけでもファンならデッキを組みたくなりそうだ。他にも「純鋼の騎士」なんてこのハンマーを担ぐために生まれてきたようなクリーチャーもいるし、「ヴァルショクの戦場の達人」なんかもハンマーパラダイスに参加希望。探せば色々あるもんだ。改めて、「スタンはまぁ、頑張れ」。 ダイアモンドの騎士 Diamond Knight (3) U アーティファクトクリーチャー・騎士 1/1 警戒 〜が戦場に出た時、色を1つ選ぶ。 あなたが選ばれた色の呪文を唱えるたび、〜の上に+1/+1カウンターを1つ置く。 カード名を見た瞬間に「これは悪魔将軍だー!」と思ったけど、イラスト見たらそうでもなかった(当たり前だ)。将軍様はこんな小さくないからな。とはいえ、小さな見かけはもしかしたら仮の姿なのかもしれない。「金剛牝馬」と同じように事前にサポートする色を決めておき、その色の呪文に反応してすぐに大きくなっていく。他に持っている能力が警戒だけなので「わざわざそんな面倒なことして育てなくても、最初から大きなクリーチャーを使えばいいのでは」という疑問は払拭できないが、まぁ、+1/+1カウンターがらみのシナジーとかさ、そういう、いいとこを見つけてあげよう。リミテッドで色が絞れたならそれなり。 占者の保管箱 Diviner’s Chest (4) U アーティファクト (1)(T):カード名を1つ選び、その後、あなたのライブラリのトップを公開する。それが選ばれた名前のカードであるなら、〜を生贄に捧げ、カードを3枚引く。この能力は、あなたがソーサリーを唱えられる時にのみ起動できる。 めくって当てよう。いわば「予報」を更におっきくしたようなアーティファクト。ただし相手のライブラリは指定できないので、純粋に自分のライブラリとの勝負になる。ぶっちゃけ、効率はあまり良くない。何しろ設置+起動で最低5マナはかかっているわけで、5マナ3ドローなら青・緑・黒なら割とあり得る水準だ。そしてこのカードの場合、下準備がなければ普通は5マナでドローは出来ない。占術と組み合わせるのが手っ取り早いが、そこまで手をかけてペイしているかどうかは微妙。そう考えると、あんまり採用したいカードには見えない。使いこなしたいなら、やはりライブラリのトップが見られるという部分を活かすべきだろう。トップを確認するのはそれこそ占術の仕事だろうが、このカードなら自ターンにいつでもトップを確認出来る。極端な話、これが2枚あれば確実に片方でカードは引けるわけだ。他にもトップから何か悪さをするカードはちょいちょい存在しているので、上手く組み合わせる相方を見つけられればいいのだが……でもなぁ、古今東西、トップを見るだけなら他にもカードはあるからなぁ……。 不屈の巡礼者、ゴロス Golos, Tireless Pilgrim (5) R 伝説のアーティファクトクリーチャー・スカウト 3/5 〜が戦場に出た時、あなたのライブラリから土地カードを1枚探し、それをタップ状態で戦場に出しても良い。その後、あなたのライブラリを切り直す。 (2)(W)(U)(B)(R)(G):あなたのライブラリを上から3枚追放する。あなたはこのターン、それらのカードを、マナコストを支払うことなくプレイしても良い。 お、お前はッ!!! ……誰だ? 見たことないレジェンドだ……しかも目指すところもよくわからない性能だし……一体何者なんだろう。アーティファクトのくせにクリーチャータイプがゴーレムでも構築物でもない「スカウト」ってのも謎だ。まぁ、カードのテキスト量の関係でこれ以上クリーチャータイプが入らないだけって可能性もあるが。5マナ3/5と普通のサイズに、出た時に好きな土地を出せるという割と自由度の高い土地サーチ能力。基本土地に制限されていないので、なんらかの土地コンボなんかに組み込むことも不可能ではない。でもまぁ、下の能力を見る限りでは土地の能力云々ではなくおとなしく5色マナを揃えろってことなんでしょうかねぇ。こいつが出た時点で6マナ目がくるので、順調にいけば出した次のターンには能力が起動できるようになる。一度回り始めたら、そりゃゲームは終わるだろう。わかりやすく「5色=勝利」を演出してくれる1枚。リミテッドで開封したら……俺は行くだろうなぁ……。で、結局お前誰なん? 「墓掘りの檻/Grafdigger’s Cage(DKA)」 R 絶妙なラインを攻めるニッチな墓地対策カードが初めての再録。「墓地からクリーチャーが出てくるのを止める」「墓地やライブラリの呪文を唱えられない」なんて普通ならどうでもええやんけ、と思うような要素も、環境が広くなると一大ジャンルになるってのがMagicの面白いところ。しかし、実はスタンでもこのカードの影響をもろに受けるカードがある。そう、「実験の狂乱」だ。この檻があると「狂乱」からは土地以外のカードがプレイできなくなってしまい、おとなしく自爆装置のボタンを押すしかなくなる。意外なところから、対策カードが現れたもんである。今後はスタンでもこいつがサイドボードにいるのを見かけることがあるのだろうか。 「心臓貫きの弓/Heart-Piercer Bow(KTK)」 C 「名高い武器職人」が引っ張ってくる武器その1。こちらはタルキール当時アンコモンだった上に性能もそこまでびっくりするようなもんじゃなかったため、ほとんど合わせ技で使われなかった組み合わせ。今回はコモンになったことで活躍の機会が増えた……かどうか。大量に重ねて使えれば強いんだけど、1体のクリーチャーが複数の弓抱えてガチャガチャ戦場にかけていくってどんな絵面だよ。
祖先の象徴 Icon of Ancestry (3) R アーティファクト 〜が戦場に出るに際し、クリーチャータイプを1つ選ぶ。 選ばれたタイプのクリーチャーは+1/+1の修正を受ける。 (3)(T):あなたのライブラリを上から3枚見る。あなたはその中から選ばれたタイプのクリーチャー・カードを1枚公開し、それを手札に加えても良い。残りをあなたのライブラリの下に無作為に置く。 わかりやすい部族推しアーティファクト。基本性能は「共同の功績」と同じで、1マナ重い代わりに効率的な手札増強手段が備えられた。これがもっとダイレクトになると「勝者の戦旗」になるわけだ。リミテッドではなかなか部族揃えは難しいが、エルフ・ゴブリン・ゾンビといった連中ならそこそこ狙いやすいだろう。もし開けたパックから出たこれを引いてしまったら、そのあたりの「小粒で数が稼ぎやすそうな部族」に狙いを絞るのがコツである。まぁ、どっちかっていうと構築環境で輝くカードではあるな。ようし、俺のカニデッキが火を噴くぜ(ないです)。 多用途の鍵 Manifold Key (1) U アーティファクト (1)(T):対象の他のアーティファクトをアンタップする。 (3)(T):対象のクリーチャーはこのターンブロックされない。 「鍵」というイメージを2つのお仕事に繋げた面白いギミック。1つ目の効果は、Magicで歴史的に「Key」といえばやっぱり「通電式キー」のことを言うんだよね、ということでほぼ同じ効果(一応、自身をアンタップ出来ない部分は異なる)。これだけでもコンボ要素があるデッキには求められる効果である。そしてもう片方は「街の鍵」で採用された、「実際にドアを開けるための鍵」というギミックで、「抜け道の扉を開ける」というニュアンスから、クリーチャーにアンブロッカブルを付与することができる。3マナは決して安いコストではないが、「ならず者の道」と比較したら決して法外な値段ではないはず。下の効果ならリミテッドで、上の効果なら構築での活躍が期待出来るだろう。まぁ、両方の効果を求めるデッキってのもあんまり無い気がするけども。 「匪賊の斧/Marauder’s Axe (M19)」 C どこの次元にも転がってるタイプの基本装備品。「放射篭手」と合わせて、最近はよく見かける印象だが、実際には同型はこの2枚だけだったりする。クリーチャーの質を問わずに数で攻めるデッキに向いているし、飛行デッキに入れておけば一撃必殺の度合いも高まる。ただし今回は割とアーティファクトが割れやすい環境であることには注意すること。 「隕石ゴーレム/Meteor Golem (M19)」 U 意外に多方面に活躍を見せるアーティファクトの便利屋。個人的には「アリーナでまだカード資産が全然無い時に助けてもらった」という不思議な信頼感があるな。とりあえず出せればその時点での一番の脅威を確実に叩けるので絶対に無駄にならない安心感がある。今回は一応「場に出た時の効果」シナジーが期待できるが、やはりこれもコストがかかりすぎるか。黒と組み合わせて墓地と行き来させる方が楽かも。 神秘の炉 Mystic Forge (4) R アーティファクト あなたはいつでも、自分のライブラリのトップを見ても良い。 あなたは、自分のライブラリのトップからアーティファクト・カードや土地でない無色のカードを唱えても良い。 (1)、1点のライフを支払う:あなたのライブラリのトップを追放する。 こっちは「実験の狂乱」のコピー品だ。トップから唱えられるのは無色やアーティファクト限定だが、その分手札に制限はなく、ライブラリトップからいらんカードを消しとばす能力もついている。どっちかっていうと新しい「前知の場」って言った方が正しいね。普通のデッキでは該当するカードがほとんど含まれないので、リミテッドでピックする意味はほぼ無い。活躍するとしたらデッキの7割がアーティファクトで構成されるような親和系のデッキ、そして無色のカードで埋め尽くされたエルドラージということになる。爆裂した時のパワーは「狂乱」が証明した通りだが、さて、このカードを入れる余地があるかどうか。 見本に倣うもの Pattern Matcher (4) U アーティファクトクリーチャー・ゴーレム 3/3 〜が戦場に出た時、あなたは自分のライブラリから、あなたのコントロールする他のクリーチャーと同じ名前を持つカードを1枚探し、それを公開して手札に加えても良い。その後、あなたのライブラリを切り直す。 意外に同じ効果を持つカードって言うのが存在しない、新たな概念のカード。いや、「場にあるパーマネントと同じ名前の〜」っていう効果は前例があるんだけど、その場合、「あと戻りの映像」や「二重の詠唱」のように戦場に直接出すものがほとんどだ。こうして「場にあるものと同じ名前のカードを手札に加える」という例は、せいぜい「群れでの狩り」くらいではなかろうか。形はどうあれ、「登場時にアドが取れる4マナ3/3」なのは紛れもない事実。状況次第で大きくアドの質が変化するが、損するようなもんでもないのだから構わないだろう。問題は、特にリミテッドの場合に「同じ名前のクリーチャー」のペアがどれくらい存在しているかっていうこと。そういう意味では構築の方が運用しやすいのだが、構築でこのレベルのカードは流石にお呼びじゃない。じゃぁ何処で使うのかっていわれると……どこだろ。統率者戦じゃ絶対使えないしなぁ。今回各色にある「集めることに意味がある」シリーズの水増しとしてどうぞ。 「プリズマイト/Prismite(WAR)」 C やったぜ! なんと直近の灯争大戦からの唯一の再録だ! 色が広がりそうな環境だから活躍の場はこれまでよりも多いんじゃないか!? そして白の項でも触れた通りに「練達の接合者」でゴーレムを強化できるなんてボーナスもあるぞ!! 誤差の範囲か?! そうだな! 報復のワンド Retributive Wand (3) U アーティファクト (3)(T):〜は任意の対象に1点のダメージを与える。 〜が戦場から墓地に置かれた時、これは任意の対象に5点のダメージを与える。 やべぇ、めちゃくちゃ懐かしい。「3マナで起動して1点飛ばせるアーティアファクト」といえば、Magic黎明期からずっと基本セットを支え続けた「破滅のロッド」である。今確認したらM14でも再録されてたのでそこまで懐かしいわけでもなかったが、まぁ、普通にMagicライフを送っていてもほとんど顧みられることのないカードなので、そりゃ記憶の彼方に消えてしまってもしょうがない。とにかく「あぁ、あったな!」と思わせる1枚だ。そして「破滅のロッド」は「悪くはないけど、やっぱり起動マナが重いカードって大変だよね」というのを初心者に教えるのが主な役割だったので、このカードもそういう仕事をしてくれるのだろうか。時代を経て「破滅のロッド」よりも2回りも強くなっており、設置コストが1マナ軽くなったのでどこをどういじっても上位互換。そしてなぜか「墓地に落ちたら爆発」という謎設定が加わっており、いざとなったらアーティファクト破壊呪文で「ゴブリンの手投げ弾」みたいな使い方もできるのである。これ、どっちかというと爆弾性能の方が利用価値がありそうだな。今回赤に「アーティファクトをサクって1ドローするゴブリン」がいるのって、つまり……そういうことさ。儚い……。 遺跡の回収者 Salvager of Ruin (3) U アーティファクトクリーチャー・構築物 2/1 〜を生贄に捧げる:あなたの墓地にある対象の、このターンに墓地に置かれたパーマネント・カードを手札に戻す。 とりあえず、フレーバーに書かれている製作者のコメントがあまりにももっともなので、早く改良型をお願いします。そもそもこの多脚構造が本当にベストの完成形なのかは疑問だけども。本来白や緑に与えられる「このターンに死んだ奴を戻すよ」効果を無理やりアーティファクトに封じ込めたもの。おかげで性能はいまいちで、戦場じゃなくて手札に戻るし、自身がサクられるので大きなアドバンテージにも繋がらない。素のステータスも最低限だし、何かよっぽど惹かれるシナジーが無い場合には、あんまりデッキインしたくはない。「場に出た時」効果の豊富なデッキ、もしくは1枚のボムに大きく依存するタイプのデッキの保険扱いか。 「小走り犬/Scuttlemutt(SHM)」 U これまた激渋い再録だ。こいつが初登場したシャドウムーアでは激重いマナシンボルの捻出が必要だったのでマナソースは重宝したし、カカシというクリーチャータイプも、いくらかの恩恵が得られるデザインだった。そして何より、パーマネントに色を付け加える能力がシャドウムーアの環境にマッチしていたおかげで結構いろんなところで活躍できたもんである。そして、今回の環境は「3色が広がる」というわかりやすいニーズがあるが、多分カカシニーズと色変えニーズはあんまりないと思う。別にこれじゃなくて「合金のマイア」とかでもよかった気がするのだが、もしかしたら秋セット以降に「クリーチャーの色を変える」ことに意味があるギミックが登場するのかもしれない。基本セットってそういう伏線はる場所でもあるしね。なお、こちらもコモンからアンコモンに格上げされている。そんなに強いとも思わないのだが、リミテッドでたくさん出ると困る理由でもあるんだろうか。 <多色> 死体騎士 Corpse Knight (W)(B) U クリーチャー・ゾンビ、騎士 2/2 他のクリーチャー1体があなたのコントロール下で戦場に出るたび、各対戦相手は1点のライフを失う。 ひでぇ名前のカードだが、アブザンカラーが後押しする「数で押す」戦略をよりダイレクトに勝利に近づけてくれるキーカードになりうるクリーチャー。過去には白黒のカードで「相手がクリーチャーを出したら1ライフルーズ」ってのは「血の求道者」「縫合の僧侶」などがいたが、「こっちが出すからお前が失え」はなかなか斬新。過去には海賊にだけ反応する「連合の先駆け」やエルドラージに特化した「鞭打ちドローン」などは存在したが、無制限でとにかく並べればいいってのは例がなく、このカードの明確な強みである。あとは質より量でとにかくトークンを並べまくればいいのである。シンプルな能力ながら、各種コンボで勝ち手段になりうるので案外下の環境なんかでも面白い1枚。「ベナリア史」とプチシナジーを形成していることにも注目。 這い絡む火跡 Creeping Trailblazer (R)(G) U クリーチャー・エレメンタル あなたのコントロールする他のエレメンタルは+1/+0の修正を受ける。 (2)(R)(G):〜はターン終了時まで、あなたのコントロールするエレメンタル1体につき+1/+1の修正を受ける。 アンコモンに与えられたエレメンタルのロード(?)。パワーしか上がらないが、2マナ2/2のクリーチャーに搭載する機能ならこれで充分だろう。エレメンタルはこれまでの歴史の中でもその数は比較的豊富であり、こうしたロード1枚の登場で風向きが代わり、一気にメジャー種族の仲間入りを果たす可能性だってあるかもしれないのだ。下の能力はオマケみたいなもんだが、一応最低でも+1は保証されているので、中盤以降にマナが余れば使えるタイミングもあるかもしれない。ちなみにせっかくなので現環境のエレメンタル具合を確認したら、「遁走する蒸気族」がエレメンタルだ。赤のエレメンタルで使えそうなのは他に「スキジック」「稲妻牝馬」なんかも。ようやく「生ける竜巻」の出番がくるか?!(来ないやろなぁ) 天穹の鷲 Empyrean Eagle (1)(W)(U) U クリーチャー・鳥、スピリット 2/3 飛行 あなたのコントロールする他の飛行を持つクリーチャーは+1/+1の修正を受ける。 ティムールカラーのエレメンタルを支えるロードは2マナで+1/+0とそこそこ慎みを持った数字だったのだが、ジェスカイの飛行を支えるロードにはそんな気遣いは一切ない。なんと3マナ2/3フライヤーに純正の増強。「順風」のコストが2マナなのだから、なんと(W)だけで2/3フライヤーが付いてきた形。いやいやいや、流石にそれってどうなのよ。ここからスタートしてアゾリウス一直線のデッキは多分普通に強い。いっそのこと秋までのスタンなら「順風」と一緒にいれて8枚体制、なんなら「尖塔の霊」と「暴風のドレイク」のコンビも入れてしまおうか。多分弱いが。ふと気づいたけど、最近は緑の「ハリケーン」系飛行全体除去って全然作られてないな。最後に作られたのが「驚天/動地」なのか。 鉄根の大将軍 Ironroot Warlord (1)(G)(W) U クリーチャー・ツリーフォーク、兵士 */5 〜のパワーは、あなたのコントロールするクリーチャーの数に等しい。 (3)(G)(W):1/1で白の兵士・クリーチャー・トークンを1体生成する。 セレズニアカラーにお馴染みの「自軍の数で強くなる」系クリーチャーの新作。基本形となる「野生の末裔」はモダマスでまさかのコモン落ちを経験するという屈辱の歴史があるが、まぁ、この手の効果はそういうもんである。しかし、こちらのクリーチャーはなんとタフネスが5で固定されている。常識的に考えると自軍クリーチャー数が5を上回る状況はそうそう無い(あったら多分ほとんど勝てる)ので、序盤から除去されにくいステータスを獲得しているのは大きなアドバンテージだ。さらに完全に自作自演で仲間を増やすギミックまで搭載され、分かり易すぎる勝ちプランが描きやすい。まぁ、マナがかかるし、こんな悠長な事やらなきゃいけない展開はむしろ苦しい気もするが……。ちょっと前の世界の「レーデヴの勇者」も見たら除去りたいクリーチャーの筆頭だったのだし、今後の環境でも多分こいつは除去りたい。そして、除去りづらい。 天頂の探求者、カーリア Kaalia, Zenith Seeker (R)(W)(B) M 伝説のクリーチャー・人間、クレリック 3/3 飛行 警戒 〜が戦場に出た時、あなたのライブラリを上から6枚見る。あなたはその中から天使カード、デーモンカード、ドラゴンカードをそれぞれ1枚ずつ公開し、それらを手札に加えても良い。残りのカードを無作為にライブラリの下に置く。 カーリア?! 流石にこの人選はちょっとびっくり。というか、クリーチャータイプが「人間」だったことを知って今更びっくり。イラストのイメージから勝手に天使だと思ってた。カーリアさんは記念すべき初めての「統率者」セットに収録された3色レジェンド枠の1人で、「巨大なるカーリア」はやたらめったら天使・ドラゴン・デーモンと仲のいいカードっていう記憶しかなかったのだが、この度の登場で改めて背景をおったら、むしろ仲が悪いんじゃねぇか疑惑すらある。なるほど、なんか、いろいろ大変な人だったのね。さておき、そんなカーリアさんの新形態が満を辞しての登場。1マナ重い「巨大」カーリアは殴った時に手札から天使ドラゴンデーモンを出せた。今回は、場に出た時に天使ドラゴンデーモンを手に入れることができる。つまり、カーリアで集めてカーリアで殴るカーリアデッキが組めるということだ(レガシーより下の環境で)。まぁ、3マナ3/3フライヤーの時点で強いんだし、彼女を統率者にすれば天使・ドラゴンデッキや天使・デーモンデッキも自由自在。楽しそうな選択肢が増えた。 隠された手、ケシス Kethis, the Hidden Hand (W)(B)(G) M 伝説のクリーチャー・エルフ、アドバイザー 3/4 あなたが伝説の呪文を唱えるためのコストは(1)少なくなる。 あなたの墓地にある伝説のカードを2枚追放する:ターン終了時まで、あなたの墓地にある全ての伝説のカードは、「このカードをあなたの墓地から唱えても良い」を得る。 誰だお前。……ほんと誰なんだ。今回のセット中のカードのフレーバーでは割と名前が出てくる謎のエルフ。こっから売り出しが始まるんだろうか。エルフの色って基本的に緑だけど、ローウィンエルフから「黒いエルフ」の歴史が始まり、それ以前には緑の友好色にちょくちょく出張はしていたので一応この3色であることは認められている。ただ、その割にアブザンカラーっぽい特徴は一切なく、なぜか「レジェンド推し」という生まれてくる時代を勘違いしたような能力になっている。いや、でも3マナ3/4でこの軽減能力はバカにできないから怖いんだよな。基本的に全てのPWのコストが安くなるわけで、次のターンにニッサ,さらにリリアナとかいう地獄連鎖が始まる可能性もある。大量のPWを積み込んだフレンズ系のデッキなら、下の再利用能力も案外現実的なものといえるだろう。スタンでの活躍は様子を見る必要はあるが、統率者戦や、下の環境でイカれたデッキを支える可能性は大いにある。「ホガーク」さんとの相性がいいような、そうでもないような。 <緑> 樹皮革のトロール Barkhide Troll (G)(G) U クリーチャー・トロール 2/2 〜は+1/+1カウンターが1つ置かれた状態で戦場に出る。 (1)、〜の上から+1/+1カウンターを1つ取り除く:〜はターン終了時まで呪禁を得る。 最近では「挑戦するトロール」やら「トロール種の守護者」やら、やたらとでかいクリーチャーのイメージが定着しているトロールだが、元々は「それなりのサイズに再生能力」というのがトロールの売りである。「垣のトロール」や「アルビノ・トロール」なんて過去の名作クリーチャーのお世話になった人も多いはずだ。今回のトロールはそんな昔懐かしいトロールのイメージを現代風に再現したもの。ただし残念ながら再生能力はすでに過去のものになり、現在は破壊不能という形での再現になる。毎ターンマナだけで破壊不能は流石に強すぎるってんで、こんな不思議な形での能力に落ち着いたのだろう。もう、再生なんてなくても2マナ3/3の時点で仕事としては充分すぎる。再生すると縮んでしまうが、死ぬよりはマシと割り切って使いきるべきだろう。考えてみりゃ2マナ3/3に頑強能力みたいなもんなんだから、スペックは相当なもんである。まぁ、純粋にサイズだけで勝負するキャラは緑には大勢いるのでスタメン争いは厳しそうだが。 輝き森の追跡者 Brightwood Tracker (3)(G) C クリーチャー・エルフ、スカウト 2/4 (5)(G)(T):あなたのライブラリを上から4枚見る。その中からクリーチャー・カードを1枚公開し、手札に加えても良い。残りのカードを無作為にライブラリの下に置く。 黒にもあった「6マナ+タップ」の起動型能力を持つクリーチャー。「あれ? サイクルだっけ?」と思って確認したけど他の色にはいないので、たまたまこの2枚の設定が重なっただけなのかもしれないし、ゴルガリカラーに与えられた設定ということなのかもしれない。もしこれがゴルガリに狙って配置されたのだとしたら、この2色を含む場合はあからさまにロングゲームを狙えってことだ。こいつの能力でカードが墓地に落ちるならわかりやすかったんだけど。とにかく、現在(ぼちぼち)活躍中の「ビビアンの灰色熊」をもっと頑張らせたようなクリーチャー。ステータスも守備寄りだし、落ち着いて6マナ出るようになってからも、じっくり腰を据えてアドバンテージを広げていく必要がある。黒と手を組むならちびちびライフを回復しながらデッキに入っているキーカードに狙いを定めていきたいところ。どうなんだろなぁ、黒と緑の連合軍が他の色の飛行クリーチャーを全部さばききれるのかどうか。 茨の騎兵 Cavalier of Thorns (2)(G)(G)(G) M クリーチャー・エレメンタル、騎士 5/6 到達 〜が戦場に出た時、あなたのライブラリを上から5枚公開する。その中から土地カードを1枚選び、戦場に出しても良い。残りをあなたの墓地に置く。 〜が死亡した時、これを追放しても良い。そうしたなら、対象の、あなたの墓地にある他のカードを、ライブラリの上に置く。 神話騎兵サイクルのラストを飾る緑のエレメンタル。ここまでの4枚の例にもれず、そりゃ強いんだろうけどなんだか微妙、という絶妙なラインを突いている。これでトリプルシンボルじゃなきゃ普通に強いんだろうけどなぁ。流石に緑なのでサイズはサイクル中最大だが、つけられた能力が到達。基本的に到達って飛行の下位互換の能力なので、サイクル中でそういう差別があるのはよくないと思います。その分187能力は割と魅力的で、土地が増えるだけなら別に大したことはないが、その過程で墓地が4枚肥えるのはデッキによっては嬉しいこともあるだろう。案外そういうデッキからのニーズがあるかもしれない。最悪でも死んだ時の能力で自己完結はしてるわけだし。……アドがちっちゃいなぁ……。 「ケンタウルスの狩猟者/Centaur Courser (M19)」 C バーニラ、バニラ……超普通。黒のバニラは吸血鬼だったから一応シナジーも期待できたけど、ケンタウルスでは何も無いな。まぁ、今までの経験上、基本セットドラフトだとやっぱりこいつはデッキに入るんだよ。
エルフの開墾者 Elvish Reclaimer (G) R クリーチャー・エルフ、戦士 1/2 あなたの墓地に3枚以上の土地カードがある限り、〜は+2/+2の修正を受ける。 (2)(T)、土地を1つ生贄に捧げる:あなたのライブラリから土地カードを1枚探し、それをタップ状態で戦場に出す。その後、あなたのライブラリを切り直す。 モダホラで登場した「墓地に土地」ギミックだが、どうやらグルールカラーは今後もちょいちょいこの路線はフォローしていくようだ。こいつの場合は「土地が3枚」と条件がやや厳しいが、達成すれば1マナ3/4はそりゃ強い。ただ、3/4のモードはあくまでおまけ程度のもので、本業は下の能力による土地のトレード効果だろう。なんとあの「聖遺の騎士」の能力の拡大版とも言える効果で、どんな土地でも入れ替え可能、つまり「輪作」のスペルシェイパーみたいなもんである。これによってライブラリがものすごい勢いで圧縮されるし、色マナ問題も、強い特殊土地の引きましも自由自在。ついでに気づいたら自分のサイズまでアップしてるんだから至れり尽くせりだ。今後、様々なフォーマットで活躍が期待できる1マナエルフの新星。
「残忍な発動/Feral Invocation(THS)」 C エンチャント次元であるテーロスからの贈り物。瞬速持ちなのでコンバットトリックとしても使えるのが売りで、当時はエンチャントがらみのシナジーも多かったためにちょいちょい計算を狂わせる存在として活躍していた。今回はエンチャントがらみの構造は一切ないので純粋に底上げ装置として使えるかどうか。青のバウンスがお手軽な「送還」なのがちょいと気になるが……。 獰猛な仔狼 Ferocious Pup (2)(G) C クリーチャー・狼 0/1 〜が戦場に出た時、2/2で緑の狼・クリーチャー・トークンを1体生成する。 とりあえず、可愛い。うん、それはとても大事なことだ。最近は可愛い猫カードが増えていたが、実はMagicってあんまり可愛いイヌ科のカードが無かったのだ。まぁ、モーウー君は可愛いといえば可愛かったけど。今回の子犬(狼)は文句なしで可愛い。そしてそんな子供を守るためにお母さんは常に付き添いで出てくる。こうして「弱い方がカードで、メインになるのがトークン」ってのはたまに出てくるギミックで、極端な例だと「都邑の庇護者」なんかが記憶に残っている。このデザインだと、例えば子供の方は何度も出し入れしてお母さんをたくさん(?!)連れてくるなんてムーブが可能になる。ティムールカラーの「出し入れギミック」への運用が推奨されているのは明らかだ。他にもパワーが低いので「死に微笑むもの、アリーシャ」みたいなカードで墓地から戻しやすいなんて利点もある。とりあえず可愛いは正義なので、是非とも末永く可愛がってあげてほしい。ちなみにアーリンがいる状態だと3/3と1/2なので急激にコスパが良くなったりもする。これはもう、アーリン園長に動物園を経営してもらうの狙いなのかもしれない。 凶暴な見張り、ガーゴス Gargos, Vicious Warden (3)(G)(G)(G) R 伝説のクリーチャー・ハイドラ 8/7 警戒 あなたの唱えるハイドラ呪文のコストは(4)少なくなる。 あなたのコントロールするクリーチャーが呪文の能力になるたび、〜は最大1体までの対象のあなたのコントロールしないクリーチャーと格闘する。 ついに出た、っていうか今までおらんかったんかい、ハイドラ・ロードである。まぁ、ハイドラなんてなかなか1つのデッキに集まるもんじゃないし、ロードはいらんよな……。熱心なファンのためのサービス品だと思えばいい。普通、ロードといえば指定部族のサイズアップを施してくれるものだが、サイズ可変であることが売りのハイドラの場合、多少サイズアップしたところであまり魅力はない。そこで新たに提供されるサービスが「意味不明なコストダウン」。これで「ハイドロイド混成体」はわずか2マナでも4/4で2ドローである。いや、こいつ出してる時点で6マナは出るはずなので、全力で唱えれば8/8に4ドローか。わぁい、バカだバカだ。……やっぱり後続に力を与えるロードが6マナって時点でなぁ……。なんとかこいつもコストにXを含む状態でデザインすることはできなかったもんだろうか。ダメですか、そうですか。とりあえず「コストが4も減る」というとんでもない能力は唯一無二ではあるので、何か頑張って使い方を考えよう。「秘儀での順応」で自軍クリーチャーを全部ハイドラにしてしまえば、訳のわからないコンボがいっぱい産まれるぞ。 「楽園の贈り物/Gift of Paradise (M19)」 C 多色に行くなら緑をやろう。この手の土地エンチャントは様々なバリエーションが存在しているが、「多色デッキ→どうしても単色デッキより時間がかかる→ライフゲインで粘る」という構造が大体はハマるので、個人的にはこれがベストに近いデザインだと思う。今回は色数の多いボムレアが出てくる可能性があるので、この辺りを序盤に引いて保険をかけておくのも手だぞ。ちなみに、2つのマナは同じ色しか出せないので注意すること。 「緑林の歩哨/Greenwood Sentinel (M19)」 C M19はこれに「ブランチウッドの鎧」を張るだけでゲームが終わることもあったよなぁ。今回も一応オーラや装備品の類はあるので、2マナ域をこいつで埋めておくとそのままぶん回っちゃう流れが期待できる(かもしれない)。
成長周期 Growth Cycle (1)(G) C インスタント 対象のクリーチャーはターン終了時まで+3/+3の修正を受ける。さらにそれは、あなたの墓地にある〜という名前のカード1枚につき追加で+2/+2の修正を受ける。 なんとまぁ。1マナ重い「巨大化」に、墓地にある同名カードを数えるギミックがついた。元になっている(?)のは「筋力急伸」で、あっちは墓地に1枚ごとに+1が追加されていく仕様。つまりこっちのスペルの方が純粋に強い……のだが、「筋力急伸」は相手の墓地もカウントしたり、さらには「精励する農場労働者」という謎の相方がいたので一概にどっちが強いとも言い切れないのが面白い。まぁ、とにかく強いジャイグロ枠である。リミテッドで考えればそこまで枚数を集めてもしょうがないのでせいぜい1〜2枚増減する程度だろうが、仮に墓地に2枚ある状態だと2マナで+7という狂った修正を叩き出す。こんなんで負けたらちょっと立ち直れないな。4枚全力で積んで墓地を削るギミックでモダンレベルでも使われないもんだろうか。「強大化」を超えるのは難しいかなぁ。
林間の癒し手 Healer of the Glade (G) C クリーチャー・エレメンタル 1/2 〜が戦場に出た時、あなたは3点のライフを得る。 なんと、1マナ払うだけで3点ものライフが……。同じステータスの「森林地帯のドルイド」が泣いてるぜ! まぁ、彼はこの20年で涙も枯れ果ててるとは思うけど……。ステータスは正直おまけなので、ライフゲインが狙いでなければなかなか投入は難しい。コストに見合った効果で最低限の動きができるので、これこそ何度も出し入れして旨味を味わうためのカードだろう。 吠える巨人 Howling Giant (5)(G)(G) U クリーチャー・巨人、ドルイド 5/5 到達 〜が戦場に出た時、2/2で緑の狼・クリーチャー・トークンを2体生成する。 巨人が吠えれば狼が駆けつける! トータルサイズは9/9と文句なしで、そのうち本体も5/5到達と迫力充分。間違いなく7マナ払う価値のあるクリーチャーだ。問題は、その7マナに到達するほどのスローゲームを許容してもらえるかどうか。特にこの巨人が目の敵にしそうな飛行デッキが相手の場合、序盤からのすれ違いが前提になるので緑は劣勢に立たされることが多いだろう。ギリギリ踏ん張ってこいつが着地した時は「間に合った! 神よ!」という気持ちも芽生えるだろうが、遠いゴールにたどり着けず手札で腐っているのを見た時には「動け! このうどの大木が!」となる可能性の方が高い気もする。マナ加速を充足させるのも手だが、リミテッドだと動きにムラがあるランプってあんまり強くないからなー。 枝葉族のドルイド Leafkin Druid (1)(G) C クリーチャー・エレメンタル、ドルイド 0/3 (T):(G)を加える。あなたが4体以上のクリーチャーをコントロールしているなら、代わりに(G)(G)を加える。 今回のマナクリーチャー枠。現在は当たり前のように「ラノワールのエルフ」が活躍しているので2マナ以上のマナクリはいつも以上の激戦区。こいつの場合は「培養ドルイド」に勝てるチャンスがほとんどないのでリミテッド専用カードになりそうだが、マナクリーチャーってリミテッドでもやっぱり鬼畜だから問題なし。中盤以降にはナチュラルに出せるマナが大きくなったりもするので夢いっぱい。純正のエレメンタルデッキを組むなら「培養ドルイド」以上の活躍も見込めるかもしれない。 豊穣の力線 Leyline of Abundance (2)(G)(G) R エンチャント 〜があなたのゲーム開始時の手札にある場合、それが戦場に出ている状態でゲームを開始しても良い。 あなたがマナを出す目的でクリーチャーをタップするたび、それは追加で(G)を加える。 (6)(G)(G):あなたのコントロールする各クリーチャーに+1/+1カウンターを1つ置く。 力線サイクルの緑は、赤と同様に新作カードが作られた。個人的には「活力の力線」は割と好きなカードだったんだが、残念ながら再録の権利は得られなかったようだ。今回の力線はかなり狙いを絞ったデザインで、「マナクリーチャー倍加」というどう頑張っても緑しか使えないような能力である(一応今回赤単でマナを出すクリーチャーがいるが)。ゲーム開始時に置ければ、1ターン目ラノエルから2ターン目に4マナ。なるほど別次元のゲーム。このマナ効率は尋常ではないので、使われるとしたら他の力線と違って「メインから4枚積まれてスタートする」力線ということになりそう。もう、3ターン目ニッサは本当に見たくないから勘弁して。ちなみに、その性質上「フレイアリーズの歌」や「野生造り、ジアン・ヤングー」なんかとの相性がいい。おっそろしいマナを垂れ流すデッキが作れるかも。 「土覆いのシャーマン/Loaming Shaman(DIS)」 U 当時はレアだったクリーチャーなんですけどね……まぁ、確かに「お前ほんとにレアか?」って言われると疑問ではあるんですけど。でも、そんなにホイホイ出てこられても嬉しくないですよね。そんなに強い能力でもないし……あと、これはとても大事なんですけど、これがアンコモンで出てくる環境、ライブラリ削りづらくないっすか? ねぇ、そこんとこどうなんですか? 「マンモスグモ/Mammpth Spider(RNA)」 C 「ドミナリア」で登場して早くも2回目の再録。製作チームはよっぽどこの蜘蛛がお気に入りなのか。まぁ、「大蜘蛛」だと時代遅れ感があるが、1マナで+1されたこいつなら除去耐性・がっちりブロック具合・いざという時のアタッカーっぷりの3拍子揃ってるからね。
「大群の力/Might of the Masses(GRN)」 U レアリティがぶれやすい呪文。初出の「エルドラージ覚醒」ではコモンで、大量に並ぶ落とし子トークンとのシナジーを期待された。続く「マジックオリジン」でもコモン。一応緑の戦術としてトークン類が推奨された。直近の「ラヴニカのギルド」ではアンコモン。セレズニアの象徴であるトークン戦術を推そうとしてたが、実はそこまでトークンが出なかった。そして今回も再びアンコモン。今回もそこまでトークンが並ぶような環境にも見えないのだが、だからこそ「狙った時に1枚引ける」くらいのバランスがちょうどいいのかしら。
12月22日 ドラフト模様(GRN×3) ピック順 【Serra】→【Chrolony】→【Thraxi】→【Tanaka】→【Alessi】→【Sea-chcken】
メリークリスマス! いや、日程全然関係ないけど! だいぶ空いたのはまぁ、察してよ。世の中、クリスマスは忙しい人達が多いからね!! というわけで、おそらく年内最後のドラフトとなりました。当日はその後の予定が立て込んでてちょっとせかせかしましたが、それでも6人が集まってがっつりドラフトできたのはありがたかったですね。一応今後の予定をお知らせしておくと、次の「ラヴニカの献身」の発売日は1月25日。カレンダーの上では「ラヴニカのギルド」をプレイできる週末はあと4回ということになります。ただ、確認するの忘れたけど今週末(29日)は無い……よね? 一応そのつもりでいます。もし「ドラフトやりたいんだけど?! 人いるんちゃうの!?」という人がいたらいつもの通りに連絡をお願いします。その後は1月5日にやるかどうかが微妙なところですが、特に連絡がない場合は一応「開催前提」でいます。「さすがに松の内からドラフトとかおかしいやろwww」というレギュラーメンバーは、これまた面倒ですがご一報いただけると助かります。 ですので次回は1/5の14時開始予定。それがダメなら12日・19日の2回で今環境は終了。もうこのパックに触る機会もなくなるので、1戦1戦を大切に。
<赤> 「反逆の行動/Act of Treason(RNA)」 C 今回はコモン。当然相棒となる「サクり台」をさがしてみるわけだが、今回コモンでクリーチャーをサクれるのは「骨の粉砕」のみ。あとはアンコモンの「血に染まった祭壇」があるくらいか。幸い、これらのカードはどちらも追加マナがほとんどかからずにサクれるので、かき集められれば一応シナジー形成はできないこともない。まぁ、赤黒で先に「骨の粉砕」が複数確保できた時に考えてからでも間に合うだろう。 炎の騎兵 Cavalier of Flame (2)(R)(R)(R) M クリーチャー・エレメンタル、騎士 6/5 (1)(R):あなたのコントロールするクリーチャーは、ターン終了時まで+1/+0の修正を受けるとともに速攻を得る。 〜が戦場に出た時、任意の枚数の手札を捨て、その後、それに等しい枚数のカードを引く。 〜が死亡した時、〜は各対戦相手とそのプレイヤーがコントロールするPWにX点のダメージを与える。Xは、あなたの墓地にある土地カードの数である。 神話騎兵サイクルの赤。ほんと、雑に強そうな能力をくっつけただけの雑なクリーチャーである。5マナ6/5、まぁでかい。全軍がブレス。まぁ強い。出た時に好きなだけルーター。まぁありがたい。死んだ時にダメージ、まぁ痛い。全体的に、まぁとんでもない。ただ、5マナかかるわりには主義主張が不明確なのでどんなデッキで使うかと言われると「どんなデッキでも別にええやろ」で終わりそう。一応今回大幅に強化されるエレメンタルなので、エレメンタルデッキのフィニッシャーとして活躍する……かも。
炎の侍祭、チャンドラ Chandra, Acolyte of Flame (1)(R)(R) R 伝説のPW・チャンドラ <0>:あなたのコントロールする赤のPWに、それぞれ忠誠カウンターを1つ置く。 <0>:1/1で赤の、エレメンタル・クリーチャー・トークンを2体生成する。それらは速攻を持つ。次の終了ステップの開始時に、それらを生贄に捧げる。 <-2>:あなたは対象の、あなたの墓地にある点数で見たマナコストが3以下のインスタントかソーサリー・カードを唱えても良い。そのカードがこのターンにあなたの墓地に置かれるなら、代わりにそれを追放する。 【4】 さぁ、今回の主人公チャンドラさん三連発だ。カードの並びはカードナンバー(アルファベット)順なので、まずはこのレアバージョンから。3体の中では最も軽く、シーンとしては初めてプレインズウォークしたケラル僧院での修行時代を描いたものだろうか。晴れやかな顔にも表れている通りにさっぱりした能力を持っており、他のチャンドラとの共闘を促す事実上の「プラス」能力、単にエレメンタルシナジーを支えるゼロ能力と、どちらも「まぁ、3マナなら」というレベル。マイナス能力も「ただで唱えられる」みたいな無茶なことを書かないのがチャンドラ流なので、単体での性能はそこまで高くない。あくまで他のチャンドラのサポーターとして、最初に着地して露払いをするのが目的と言えるだろう。まぁ、それだけ、「次に出てくるチャンドラ」が怖くてしょうがないわけだが……。 目覚めた猛火、チャンドラ Chandra, Awakened Inferno (4)(R)(R) M 伝説のPW・チャンドラ この呪文は打ち消されない。 <+2>:各対戦相手は、「あなたのアップキープの開始時に、これはあなたに1点のダメージを与える」という紋章を得る。 <-3>:〜はエレメンタルでない各クリーチャーに3点のダメージを与える。 <-X>:〜は対象のクリーチャーかPWにX点のダメージを与える。この方法でダメージを与えられたパーマネントがこのターンに死亡するなら、代わりにそれを追放する。 【6】 相手の場に一番出てきて欲しくないのは、当然この神話チャンドラである。シーンとしては完全に覚醒しているので一番最後の時代とみていいだろう。「書いてあることが大体おかしい」というのが下馬評で、6マナのPWの天敵と言えるカウンターをまず受け付けない。よほどの事情がない限り、唱えたらそのまま着地するのだ。そして、着地直後にいきなり相手に火をつけて忠誠度8まで飛び上がる能力。このプラス能力がやばい。なんでチャンドラのくせにこんなにしぶといんだろう。単に相手に放火しているだけで勝てるカードがこの耐久力はあかん。もちろん、相手の陣営次第ではマイナス能力から入ることも多いだろう。エレメンタルを見逃すのは他のチャンドラとの絡み故だが、忠誠度を3残しての全体火力は6マナでも充分説得力を持つコントロール力を持つ。真面目にせっせとクリーチャーを並べるのがあほらしくなる。そしてピンポイントでのデカブツや相手のPW対策という念入りな処置を施す最後の能力。もう、とにかく邪魔者を排除して相手プレイヤーに火を付けることしか考えてない最低の奴だ。こんな危ない女を主人公にしてしまっていいのかい? 新米紅蓮術師、チャンドラ Chandra, Novice Pyromancer (3)(R) U 伝説のPW・チャンドラ <+1>:あなたのコントロールするエレメンタルは、ターン終了時まで+2/+0の修正を受ける。 <-1>: (R)(R)を加える。 <-2>:〜は任意の対象に2点のダメージを与える。 【5】 順番は最後になってしまったが2番目のチャンドラ。機械細工が売りの次元で、何の因果か炎の魔術を宿して生まれてしまった「鬼っ子」のチャンドラ。それでも両親は彼女に愛をもって接してくれたおかげでまっすぐな娘に育つことができたが、反政府組織に所属していた両親は、ある日領事府の陰謀によりチャンドラの目の前で殺害されてしまった(ように彼女には見えた)。そのショックでPWの灯が目覚め、彼女は周りを業火に巻き込みながらプレインズウォークするのである。さておき、レアチャンドラの出したエレメンタルに重ねれば3/1速攻が2体で突っ込むことが可能になる、自分&自分の謎タッグ。もしくは出した次のターンにマナを産んで神話チャンドラにつなぐムーブでもいい。とにかく4マナで忠誠度5ってなんだよ、っていう硬さがなかなかのもので、さらにマイナス能力を使うと図らずも後に師匠となるヤヤさんの挙動と完全に同じになるっていうのも面白い。チャンドラ→チャンドラ→ヤヤ→チャンドラという夢の紅蓮術師チェーンを構築してみるのも面白いかも(権藤権藤雨権藤と同じリズムだ)。ちなみに紋章は色が無いので神話チャンドラの紋章はヤヤの力で強くならない。残念。 チャンドラの火炎猫 Chandra’s Embercat (1)(R) C クリーチャー・エレメンタル、猫 2/2 (T):(R)を加える。このマナは、エレメンタル・呪文かチャンドラ・PW・呪文を唱えるためにのみ支払える。 モフれない猫なんて……。まぁ、冬場にお布団の上に乗ってきたらあったかそうではあるが……(全焼)。なぜかMagicでは古くから存在する「火猫」と呼ばれるエレメンタルの一種。猫好きなら「火猫の襲撃」で大量の燃え盛るにゃんにゃんラッシュを夢見たことが一度くらいはあるはずだ。無いですか? そうですか。こちらの火猫はなんと赤には貴重なマナクリーチャー。まぁ、用途が限定的すぎるのでかなり専門性の高いデッキでないと使うのは難しそうだが、リミテッドならエレメンタルメインで組んで普通に2マナ2/2クリーチャーとマナソースの両方を兼任できる。イラストに見えるチャンドラのゴーグルが心憎い演出。「ゴーグル燃えないの?」って思ったけど、普段から彼女がつけて髪の毛も焼いてるんだから、当然難燃性の素材なんだろうな。 「チャンドラの憤慨/Chandra’s Outrage (M14)」 C 「チャンドラの吐火」と一緒に帰ってきた、チャンドラの名前を冠するカードの1枚。再録されるたびに「チャンドラの憤怒」とごっちゃになって「どっちだっけ?」となるのだが、これは使いやすい方である(「憤怒」はリミテでも微妙)。今回コモン火力は「ショック」、これ、「灰と化す」の3枚。ちょい重めなのでデッキバランスには要注意だ。 チャンドラの調圧機 Chandra’s Regulator (1)(R) R 伝説のアーティファクト あなたがチャンドラ・PWの忠誠能力を起動するたび、あなたは(1)を支払っても良い。そうしたなら、その能力をコピーする。あなたはコピーのための新しい対象を選んでも良い。 (1)(T)、手札から山カードか赤のカードを1枚捨てる:カードを1枚引く。 やたらと専門のアーティファクトが多いのはチャンドラというキャラクターの特徴で、過去にも「紅蓮術師のゴーグル」「紅蓮術師の篭手」と様々なゆかりの品がカード化されている。これもやはり、彼女がアーティファクト次元であるカラデシュ出身だからだろう。今回は「調圧機」というよくわからない備品がカード化され、なんとチャンドラ限定とはいえ「鎖のヴェール」的な倍加能力を持っている。今回チャンドラには多数の選択肢が与えられたし、どの能力をコピーするにしてもワクワクもんである。このカード自体が2マナと軽く、なおかつ単体でもルーター任務がこなせるので無駄にならず、シナジーに繋げやすいので夢が広がりやすい。ルーターできるってことは伝説なのに複数枚積んでも腐らないということである。チャンドラさん、かなり優遇されてるな……。 「チャンドラの吐火/Chandra’s Spitfire (M11)」 U 過去のセットにもチャンドラの名を冠するカードは何枚もあるが、そんな中から今回再録されたのは、エレメンタルにもフィーチャーしたこちらのカード。相手にダメージを与えていたらさらなる痛みを与える泣き面にエレメンタルなクリーチャーである。まぁ、今回のチャンドラ、あんまり本体ダメージを与える能力がないのでM11当時と比べると噛み合わせは悪いのだが。 短剣帆の飛空士 Daggersail Aeronaut (3)(R) C クリーチャー・ゴブリン 3/2 あなたのターンであるかぎり〜は飛行を持つ。 もしかしたら歴史的な1枚かもしれない。何しろ赤のコモンで、パワー3の(一応)フライヤーである。過去にこの条件を満たすクリーチャーは存在しておらず、若干ズルしているとはいえ、アタッカーとしての性能は紛れもなく「噛みつきドレイク」と一緒。ゴブリンもいよいよこんな時代に突入したのか。まぁ、今回は赤が飛行にボーナスをもらっているので特別措置の可能性もあるけど。アタッカーとしての性能は疑いようがないのでリミテッドならよく見かける顔になるはず。なんと今回、青コモンは4マナにフライヤーが用意されていないので、もしかしたらこいつの採用率を上げるための措置なのかもしれない。
破壊的穴掘り Demolishing Digger (2)(R) C クリーチャー・ゴブリン 3/2 (3)(T)、土地かアーティファクトを1つ生贄に捧げる:カードを1枚引く。 なんやねんその日本語名。なんかゴブリンらしからぬ小粋な能力を持ったやつ。まぁ基本的には得しないし、起動コストも軽いわけじゃないから「たまに起動する……かな?」くらいで終わってしまう能力ではあるのだが、それでも試合中盤以降にグダった時には土地をドローに変えられるのは悪くない。そしてなにより、3マナ3/2と普通のステータスを持っているのが悪くない。基本クリーチャーとして戦線に送り出しつつ、たまに能力を思い出したらラッキーくらいでいいんじゃなかろうか。 「ドラゴン魔道士/Dragon Mage(SCG)」 U えっ、お前、アンコって……いや、確かにレア枠から出てくると「殺すぞ」って思ってたけど……。だからってアンコで引ければいいのかって言われると……いや、流石にアンコなら強そうだな。相変わらずよくわからない立ち位置の能力は無視して、単なるでかいフライヤーとして使いたい。まぁ、能力は強制なので嫌でもカード引くことになるんだけど。 炎の大口、ドラクセス Drakuseth, Maw of Flames (4)(R)(R)(R) R 伝説のクリーチャー・ドラゴン 7/7 飛行 〜が攻撃するたび、これは任意の対象に4点のダメージを与え、最大2つまでの他の対象に3点のダメージを与える。 雑ドラゴン。あまりにも雑すぎて、むしろこれって強いんじゃないか疑惑すらある。ドラゴンの調整ってのはなかなか難しくて、使って欲しくても重すぎて使われないこともあるし、程よくしたつもりが環境を席巻しちゃうこともある。まぁ、だいたいが重いカードなので禁止されたりはしないのだが、フィニッシャーが一本化すると、なんだか環境が停滞しているような嫌な印象になっちゃうこともしばしば。そしてこのドラゴンだが……うーむ……7マナだからね……いや、でもこれはさすがに燃やしすぎでは……。最大3体の対象に合計10点だろ? さすがにここまではっちゃけたアタック性能を持つドラゴンは過去にも例を見ないぞ。活用の秘訣はマナ加速&速攻。「野生の律動」や「混沌をもたらす者、ドムリ」あたりがいるグルールならマジで良い仕事するんじゃないだろうか。ドラゴンフリークの人は要注目。 「燃えさし運び/Ember Hauler(M11)」 U 「火力になるゴブリン」の中ではかなりまとまった仕上がりの1枚。最近だと「ゴブリンのクレーター堀り」の印象が強いが、あれと違ってプレイヤーなんかにも飛ばせるのが売りだ。まぁ、スタックルールがなくなってからの弱体化は避けられなかったが……。
「炎の精霊/Fire Elemental (M19)」 C まぁ、エレメンタル環境でこいつが出てこないのは嘘だよな。ちなみに、かつてこの精霊はおなじみの「大気の精霊」に加えて「水の精霊」「大地の精霊」で地水火風の4元素サイクルを形成していたらしいのだが、2体は「色特性がおかしい」「あんま強くない」などの理由で歴史の闇に葬られて火と風だけが残された。どこかで土派閥と水派閥からのリベンジがないもんだろうか。 炎の一掃 Flame Sweep (2)(R) U インスタント 〜はあなたのコントロールする飛行を持つクリーチャー以外の各クリーチャーに2点のダメージを与える。 恐ろしく高性能な全体火力。「紅蓮地獄」と同じダメージなので3マナならそこまで驚くべきことではなく、インスタント火力としても現スタンに「焦熱の連続砲撃」というほぼ同等の選択肢があるが、今回は割と「自軍だけ被害なし」を狙いやすい設計になっているのが秀逸。今回ジェスカイカラーで推している「飛行戦術」にがっちりかみ合いつつ、飛行デッキの課題である地上クリーチャーとのすれ違い問題を一気に解決してくれそう。うまくハマれば構築レベルでの採用も見える1枚だ。
丸焼き Fry (1)(R) U インスタント 〜は打ち消されない。 〜は対象の、白か青のクリーチャーかPWに5点のダメージを与える。 対抗色ヘイトサイクルの赤。こちらは元ネタになった「焼却」から大きな変化はないが、時代を鑑みてPWを対象に取れるようになった分、「軽減できない」というボーナスが失われた。まぁ、最近はそこまでこの能力が必要になることもないので、一応は上位種と見ていいのではなかろうか。「焼却」は対抗色ヘイトシリーズの中では割と活躍した方で、2マナで5点というダメージは確実に1対1交換を迫るのに充分。白や青のいやらしい連中へのサイドボードとしては問題なく採用できるだろう。とりあえずテフェリーを処分することができるというのは大きな採用理由になるのではなかろうか。他にもナーセットだのカズミナだのと除去る対象には事欠かないし、「ライラ」「シャライ」の天使コンビや相当なサイズの「ハイドロイド混成体」も射程内。こうしてみると意外と対策範囲は広いのだ。ちなみにカード名は揚げ物を表すそのまんまの「フライ」なのだが、ちょっと火力が強すぎるみたいで……。
早いよ! もう次のセットの情報が出ちゃう世界だよ! やっぱりおっさんの身には一年に4セット全部ラージで出されるサイクルは忙しないのぉ。いや、毎回フルスポイラを書かなければいい気もするんだけど。それも含めての人生だからね?(ひどい人生だ) さて、一応これまでの認識だと「第2セット」になるが、もはやこの世界に接続はなく、新たなセットは単体でドラフトされる。リミテッドで前のセットとの絡みを考える必要がないというのは、負荷は無くなったけどちょっと寂しくもあるわね。まぁ、おかげで主な興味の対象はギミック云々よりもむしろストーリーの部分だったり。少し前にイラストが公開されて「えっ、ケイヤさんおるやん?!」というサプライズがあったわけだが、何と、残る1つの枠を埋めたのはドビン・バーンその人であった。幾ら何でもボーラスさんの人材登用は節操なさすぎでは……ボーラスさんはカラデシュまで出張って直接勧誘したんだろうか。少なくともかつての関係性を考えたらドビンさんがテゼレットに勧誘されて乗ってくるとは思えないんだよなぁ……まぁ、この人自分の仕事や利益以外には本当に興味ないからな……何かたまたま彼の興味を引くようなご褒美をボーラスが用意できたんだろうなぁ。 これにより、今回登場するギルドはラクドスとシミックの2つが「ボーラスの手に落ちてない側」という珍妙な図式になった。ねぼすけラクドスさんがギルドパクトに助力してくれるとはとても思えないんだけども。ゼガーナさんは元気してるんでしょうかね……。残りのギルドについては、まずアゾリウスのトップがドビンにすげ変わっている。確か「ギルド会談」を招集したのはイスペリアさんだったはずなのだが、あの会談以降にイスペリアさんは始末されてしまったのだろうか。堅物ギルドのアゾリウスとドビンさんはかなり相性は良いのだが、この人、とてもじゃないけどトップに立たせていい人には見えないんだよなぁ。 グルールはドムリ・ラーデがトップに立った。こちらは大方の予想通りか。腹音鳴らしさんは圧倒的な力を誇っていたようにも見えるが、基本的に弱肉強食のグルールの場合、実力が上回れば上に立つのは難しくないんだよな。腹音鳴らしさんが生きてるかどうかは微妙なところか。そしてオルゾフは「幽霊暗殺者」のケイヤさんによって長きに渡る因習を断ち切られた……のかもしれない。上層部が死んでも幽霊になってずっと居座り続けるというとんでもないシステムのオルゾフにはテイサさんも辟易していたわけだが、霊をメインターゲットに暗殺業を営んでいたケイヤさんならむしろカモだったわけだ。彼女もフィオーラでの権力闘争にしばらく忙しいのかと思ったが、マルチェッサの即位でとりあえずは一仕事終えたということなのだろう。今度は幽霊王国でもあるラヴニカで一稼ぎというわけだ。まぁ、それにしても荷が勝ちすぎる仕事を請け負った気もするが……。 改めて並べると、ギルドパクト側につける人員はアゾリウスからラヴィニア。ディミーアからラザーヴ。ラクドスからラクドス御大(?)。グルールは……わかんない、腹音鳴らしさんが生きてることを願う。セレズニアはトロスターニ&イマーラだけどトロスターニさんはなんか不破。オルゾフは多分テイサが正気だと思う。イゼットはニヴ様がまだ生きてらっしゃるかどうか、ゴルガリは今後のヴラスカさんの記憶取り戻しイベント待ち。ボロスのオレリアは元気で、シミックは今後の情報待ちだ。対するボーラス陣営は、まだテゼレットがどこかに隠れてるし、この調子だとまだまだ隠し球は持ってそうなんだよな。 ねぇ、そういえば世界にはすごくラクドス向けのPWがいるって話なんだけど、誰か噂を聞いたことがないかな? 確かデビルで、しかもすごくやんちゃな性格らしいんだけど……。 ○「Spectacle/絢爛」 「このターンに対戦相手がライフを失っていたなら、あなたはこの呪文を、マナコストではなく絢爛コストで唱えても良い」 ラクドスに与えられた新キーワードで、過去の例でいうなら一番近いのは「徘徊」だろうか。もしくは同じラヴニカ出身の「狂喜」も手がかりになっているのかもしれない。「徘徊」の制限を緩くして普遍性を増したもので、大きく分けて「軽いコストで唱えられるようになるもの」と「軽くはならないが、オリジナルの追加効果を持つもの」の2種類がある。基本的に戦闘ダメージを与えることが前提になるので、毎度のことながらラクドスの積極性を後押しする能力になっている。ちなみにスペクタクルという言葉は「(良くも悪くも)なんかすごいシーン」を表す言葉だが、面白サーカス集団のラクドスがこれを「絢爛」と訳したのはなかなか面白い翻訳である。 12月15日 ドラフト模様(GRN×3) ピック順 【Alessi】→【Serra】→【Tanaka】→【Chrolony】→【Thraxi】
実は結構久しぶりの5人戦。一応、毎週集まれるこのメンツが「通常回」という認識なんですが、最近はこの5人の中でもGP静岡に行ってて集まれない奴がいたり、他所からの追加人員が来て6人以上になったり、結構ブレがある。確認したら5人戦は一ヶ月半ぶり。人が来てくださるのはありがたいですけどね。今週末も1人追加がありそうなので、改めてJRへの貢献に感謝しつつ。 さておき、ラヴニカ環境が始まって既に二ヶ月以上が経過しているわけだが、今回のドラフト、ついに、ようやく、やっと、いよいよ我々の中で実現したことが2つある。1つは、「5人が全員5つのギルドで棲み分けた!!!」という事件。なんと今回はタッチカラーすらなく、全員が綺麗に2色のデッキ構成でギルド5つ分。その割にはピック中も特に「強いカードが引けてるぜ! ヒュー!」みたいな印象もなかったのだが、少ないカードプールの中でやりくりした結果の共生関係だったのだろう。まぁ、もちろん得なギルド、損なギルドはあるのだろうけども。そしてもう1つの事件は……記事参照。 次回は変則日程で17時開始予定です。個人的には色々と大変な1日になりそうなんですが、お手柔らかにお願いします。
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声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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