忍者ブログ
最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
[29] [30] [31] [32] [33] [34] [35] [36] [37] [38] [39]

 
 
<多色>
 
 
巧みな叩き伏せ Artful Takedown (2)(U)(B) C
インスタント
次のうちから1つか両方を選ぶ。
「対象のクリーチャーをタップする」
「対象のクリーチャーはターン終了時までー2/ー4の修正を受ける」
 青と黒が協力してできること。黒の方はいいだろう。ー2/ー4ってなんだか変な修正ではあるが、まぁ、タフネス4減らすというだけでも「束縛の胞子」より安定感があるわけで、これだけでも呪文として成立している。しかし青の方は……これ、上の効果だけで解決することってあるんだろうか? そりゃま、敵がギガントサウルスとかだったら上を使うしかないけどさぁ。とにかくほとんどの場合には下のモードがマスト。そして、相手が2体以上のクリーチャーをコントロールしているなら、ついでに上のモードも使って行動に制限をかけておく。ついでにできる仕事としては、1体タップは悪くないおまけだ。ちなみに、相手が攻撃してこない場合は大体こういう呪文を相手ターンエンドに使いがちだが、今回は召集があるので、相手のアップキープに頭数を減らし、タップしておいたほうがいい場合もある。柔軟に危機に対処できるようにしよう。
 
暗殺者の戦利品 Assassin’s Trophy (B)(G) R
インスタント
対象の、対戦相手のコントロールするパーマネントを破壊する。そのコントローラーは、自分のライブラリから基本土地・カードを1枚探し、それを戦場に出し、その後ライブラリを切り直しても良い。
 相変わらず見境なくパーマネントを壊すことに余念がないゴルガリギルドの最新作。ゴルガリは緑(忍び寄るカビ)と黒(英雄の破滅)を組み合わせた色なので、これを組み合わせると全てのカードタイプに触れるようになるのである。旧作では不朽の名作「突然の衰微」を生み出したが、今回は同じコストでさらに対象枠を拡大。めでたくあらゆるパーマネントを壊せるようになった。もちろん、さすがにそれだけではやばすぎるのでこれまたお馴染みの「流刑への道」と同じデメリットがデザインされており、既存のカードとほぼ同じ感覚で使えるのでその強さをイメージしやすい。「何で白いカードのギミックがゴルガリに?」と思うかもしれないが、そもそも「相手に土地を与える」という効果には全く白らしさがなく、マローも「流刑への道」はカラーパイの「曲げ」をはみ出した「折れ」に当たるかもしれないと反省点を認めている。この度、そんな「流刑への道」の拡大版が新たに色を変えて収録されることで、正しい色の関係性に落ち着くことになるのである。土地をサーチする効果は緑であり、相手に土地を与える効果も過去の緑には多く存在しているのだ(「未踏の開拓地」など)。さぁ、このカードがどの環境で、どの程度暴れまわることになるのか。過去の功績を考えれば、モダンレベルまでなら余裕で射程圏内。
 
正義の模範、オレリア Aurelia, Exemplar of Justice (2)(R)(W) M
伝説のクリーチャー・天使
2/5 飛行 教導
あなたのターンの各戦闘の開始時に、最大1体までのあなたのコントロールするクリーチャーを対象として選ぶ。ターン終了時まで、そのクリーチャーは+2/+0の修正を受けるとともに、それが赤であるならトランプルを得て、白であるなら警戒を得る。
 引き続きボロスの指導に当たるギルドリーダーはオレリアさん。先代指導者ラジアさん亡き後を引き継いだ2代目(正確には間にもう1人はいるので3代目)リーダーは、もともと現場の叩き上げタイプなので天使とはいえ積極的に戦場を駆る優秀な戦士でもある。前回はリーダーらしい威厳を出すために6マナという高嶺の花だったが、今回は一気に親しみやすい4マナ設定で現場主義を表明。その手に持つのはもちろん新たなキーワード・教導である。ぱっと見で「えっ、2/5?!」と思ってしまうが心配無用。戦闘時能力を自身に使えば4/5飛行警戒トランプル教導というおばけに。まぁ、普通はこのモードを使ってガンガン殴っていくことになるだろう。相手陣容次第では殴りづらいこともあるかもしれないので、そういう場合には下々の者に指示を出して殴りに行かせても良い。というか、どうせタフネス5のフライヤーなんて戦闘ではそうそう死なないので、地上での乱戦に+2修正やトランプルを付与してかき回してやる方が影響はでかいかもしれない。+2するクリーチャーが教導を持っていれば言うことなしだ。実力は文句なし。あとはこれを使いやすいデッキが出てくるかどうか。天使なのでなんとなく「黎明をもたらす者、ライラ」さんと手を組ませたくなる。ライラさんが警戒と+2を得ると絆魂も相まってとんでもないライフ差が生まれたりする。まぁ、オーバーキルだろうが。
 
標の稲妻 Beacon Bolt (1)(U)(R) U
ソーサリー
〜は対象のクリーチャーに、あなたの墓地と追放領域にある、あなたがオーナーであるインスタントかソーサリー・カードの総数に等しい値のダメージを与える。
再活
 「モーギスの悪意」の亜種。追放領域を見ることを除けば効果自体は同じだが、再活が導入されたことでコストはだいぶ重くなった。ただ、これはこのスペルが劣化版ということではなく、おそらくこの環境がイゼット的にインスタントやソーサリーに偏重したデッキ構築を肯定しやすく、当時のサポートが少ない環境よりも強い呪文になりやすいことの表れなのではなかろうか。同時に墓地を肥やすギミックも存在しているのでそれなりにダメージを調整しやすい世界なのは間違いないはずだ。コストを考えると2点でギリ、3点なら合格ライン。再活して2体除去できれば万々歳。早めに確保してイゼットにまっしぐらなら、手頃な(質的)アドバンテージソースとして活躍しそうだ。ちなみに、この呪文自体は解決中はスタックにあるので初回も再活時もカウントできないことには注意が必要だ。
 
光線分割の魔道士 Beamsplitter Mage (U)(R) U
クリーチャー・ヴィダルケン、ウィザード
2/2
あなたが〜のみを対象とするソーサリーやインスタント・呪文を唱えるたび、あなたがその呪文が対象に取ることができるクリーチャーを1体以上コントロールしているなら、それらのうち1つを選ぶ。その呪文をコピーし、それは選ばれたクリーチャーを対象とする。
 なんか書式がややこしいことになっているが、とにかくこいつを対象に呪文を打つと、味方の誰かにもそれが波及する。増強呪文を使ったときに効果が倍加するということである。ただ、それ以外の呪文には基本的にノータッチ。相手が撃ってきた除去を跳ね返すなんてこともできないし、ドロー呪文なんかもどこ吹く風。本当に増強呪文以外で出番がない。となると、わざわざこいつを対象に増強したいかって話で、2マナ2/2って大した戦力じゃない。まぁ、誰か本命がいる場合に、脇でこっそりこいつがおこぼれに与る可能性があるのは悪いことではないが……。狙うとしたらキャントリップの増強呪文。これならカードアドバンテージにつながるので、「攻撃的衝動」みたいな呪文がたくさんあるなら評価も上がる。……あるといいね。
 
ボロスの挑戦者 Boros Challenger (R)(W) U
クリーチャー・人間、兵士
2/3 教導
(2)(R)(W):〜はターン終了時まで+1/+1の修正を受ける。
 2マナ2/3にブレス付きという時点でアンコレベルでも破格の性能。さすが前のめりギルドのボロス様であるが、このブレスと教導がかみ合うことで、中盤以降にも幅広いクリーチャーを支援することが可能になる。さすがにクッソ重いのでパワー4以上にするのは難しそうだが、4ターン目に2/3なんかと一緒に殴りつつブレスを使ってカウンターを乗せればパワー3が2体。なかなかのプレッシャー。そもそもブレス能力ってのは「ブロックされたら使うかもしれないぞ」と脅しをかけるだけでも意味があるので、実際に起動するかどうかはまた別問題だ。
 
仲間意識 Camaraderie (4)(G)(W) R
ソーサリー
あなたはX点のライフを得て、カードをX枚引く。Xはあなたのコントロールするクリーチャーの数である。あなたのコントロールするクリーチャーは、ターン終了時まで+1/+1の修正を受ける。
 雑に色々起こるレア。全部呪文を分解していくと、まずクリーチャー分カードが引けるのが「集団潜在意識」(6マナ・緑・レア)、クリーチャー分のライフを得るのが、ちょっと違うけどだいたい「民間療法」(3マナ・緑・コモン)、そして全軍+1はインスタントで「突撃」(1マナ・白・コモン)。なるほど、これらが全部パッケージで6マナはお得なサービス。っていうかカード引けるだけで6マナ分じゃんね。何がしたいのかよく分からないぐちゃっとした呪文だが、クリーチャー5体以上並べた状態でこれを撃てば、多分相手もなんとなく投了してくれるんじゃないかな。だって、もう戦いたくないよ。こんなもん。
 
ケンタウルスの仲裁者 Centaur Peacemaker (1)(G)(W) C
クリーチャー・ケンタウルス、クレリック
3/3
〜が戦場に出た時、各プレイヤーは4点のライフを得る。
 みんなに優しいというセレズニア魂溢れるケンタウルス。この設計は斬新だよな……ちなみに、かつてのセレズニアには自分だけ3ライフ得られる「ケンタウルスの癒し手」ってのがおりました。普通に考えたらそっちの方がいいと思うのだが……このデザインはよりフレーバーが濃密にはなってるかな。確かにお互いがライフを得てしまっては旨味が薄いように見えるが、相手が超速攻デッキだったりすれば、とにかく序盤を凌がなければ話にならないわけで、その過程で相手に4ライフ与えたからといってあまり問題はない。じわじわ押し返して、中盤以降にひっくり返してやればいいだけなのだから。そう考えると、やはり3マナ3/3に4ライフってのは破格の性能ではある。問題は、相手がそこまで尖ったデッキなのかどうか。……使い手のセンスが試されそうな1枚。
 
栄光の好機 Chance for Glory (1)(R)(W) M
インスタント
あなたのコントロールするクリーチャーは破壊不能を得る。このターンの後、あなたは追加の1ターンを得る。そのターンの終了ステップの開始時に、あなたはゲームに敗北する。
 何度読んでも「ターン終了時まで」という文言が書かれていないのだが、まぁ、効果を見ればそりゃそうか、という不思議な呪文。赤の「最後の賭け」の系譜を継ぐ新種で、直近のカードなら「栄光の幕切れ」の後輩。追加ターンを得て、そのターンのうちにゲームが決まらなかったら負けという大博打呪文だが、そこに白の手が介在したおかげで、「後はずっと破壊不能」という訳のわからないボーナスが入った。これで、都合2回の無敵アタックをぶちかますチャンスが得られ、その2回の戦闘で押し切れたら勝ち。ダメなら負けだ。クリーチャーが維持できるので2度の戦闘の累計ダメージが計算しやすくなるのは良いところ。狙うべきは当然1つ目のターンの戦闘中、相手がブロッカーを指定した後にぶちかまして戦闘結果をひっくり返しつつのおかわりであろう。コンバットトリックとしての機能も果たせるので、過去の類例よりも「勝ち逃げ」の可能性は高いと言える。そして当然、敗北の誘発効果を打ち消してしまえばいい、という発想が出てくる訳だが、その場合には破壊不能がずっと残ることになるので色々愉快なゲームにはなりそう。ただ、そのためにわざわざカードを2枚以上使う価値があるのかどうかは微妙。現在話題になっているテクニックとして「試練に挑むギデオン」の紋章があれば簡単に敗北を乗り越えられる、っていうのがあるらしいが、どうせギデオンは環境を去ってしまうのでスタンでは実現し得ないプランだ。
 
納骨堂のトロール Charnel Troll (1)(B)(G) R
クリーチャー・トロール
4/4 トランプル
あなたのアップキープの開始時に、あなたの墓地にあるクリーチャー・カードを1枚追放する。そうしたなら、〜の上に+1/+1カウンターを1つ置く。そうしないなら、〜を生贄に捧げる。
(B)(G)、クリーチャー・カードを1枚捨てる:〜の上に+1/+1カウンターを1つ置く。
 クセのあるゴルガリ風味満載の新手のトロール。クセのあるトロールといえば初代「ゴルガリの墓トロール」、2代目「ロッテスのトロール」と、ヒット作が多いジャンルだが、今回もなかなかの出来栄えだ。3マナ4/4トランプラーという桁違いのサイズに、さらにクリーチャーを捨てて増強、食べて増強。とにかく日増しにサイズが膨れ上がる。墓地にクリーチャーがいないと死んでしまうという回遊魚みたいな性格の持ち主だが、アップキープに手札から捨てても間に合うのだからそこまで大きなデメリットではない。もし3ターン目に出して4ターン目にディスカードからの維持に成功すれば、なんとアタック時は6/6。……え? マジで? 6/6? いや、これやばいんじゃないのか……神話でもよくない? 手軽に人の命を奪いすぎる気がするんだが……。まぁ、除去された時にアドバンテージロスになるかもしれないし、他のゴルガリカードとアンシナジーになる可能性もあるので使いどころが難しいのかもしれないが……でも、やばくない? トロールの時代来ちゃう?
 
議事会の騎兵 Conclave Cavalry (G)(G)(W)(W) U
クリーチャー・ケンタウルス、騎士
4/4 警戒
〜が死亡した時、2/2で警戒を持つ、緑白のエルフ・騎士・クリーチャー・トークンを2体生成する。
 クアドラブルシンボルサイクルのセレズニアは質実剛健、4マナ4/4警戒という充分ボディのみで当面は攻め立てる。当然相手もそんなもんを放っておくわけにもいかず、あの手この手で対処はしてくる。そうして何らかのカードと1対1交換以上になればしめたもの。こちらは続けて有能なトークンを2体追加し、時間差攻撃で攻め続けるのである。まぁ、ぶっちゃけ他のサイクルに比べると「1枚で圧倒する」デザインではないのでやや地味だが、とにかくクリーチャーの数を維持したいというセレズニアのニーズにはがっちり噛み合っている。警戒持ちの時点で召集のタネとして優秀であり、その後の展開も完全にセレズニアムーブだ。どんな状況で出ても望まれた仕事ができることを考えると、下手したら一番無難に活躍できるキャラなのかもしれない。
 
議事会のギルド魔道士 Conclave Guildmage (G)(W) U
クリーチャー・エルフ、クレリック
2/2
(G)(T):あなたのコントロールするクリーチャーは、ターン終了時までトランプルを得る。
(5)(W)(T):2/2で警戒を持つ、緑白のエルフ・騎士・クリーチャー・トークンを1体生成する。
 やっぱりいましたギルドメイジ。ラヴニカといったらこいつらがいないと始まらない。とはいえ、すでに2回も10体サイクルを作っているのでぼちぼちネタ切れも懸念される。2マナ2/2という設定が必須なので、いかにそれらしい能力をつけるかという勝負になる。今回はこれまでと違ってタップ能力2つという設定で過去のギルドメイジとの差別化を図ったようだ。さておき、そんなギルドメイジのセレズニアが担当するのは、毎度のことながら集団を鼓舞する力。白い方のトークン生成能力はいつも通り。先輩カードと比較すると、初代「セレズニアのギルド魔道士」は4マナで1/1の苗木、2代目「ヴィトゥ=ガジーのギルド魔道士」が6マナで3/3のケンタウルス。今回は同じく6マナで、しかもタップが必要だけど2/2。一応警戒が付いているのがボーナスだが、やっぱりちょいと目減りしてる感はある。そして緑の能力は全軍にトランプル付与。……どうなんだろ。セレズニアって兵士みたいな小粒のカードで押すイメージが強いからトランプルはあんまり……。まぁ、全体増強呪文との合わせ技を狙えってことなのかしら。でも、それならこいつも一緒に殴りに行けた方がいい気がする……うーん、正直6マナが自由に使えるようになるまでは微妙。
 

拍手

PR

 
 
<緑>
 
優しいインドリク Affectionate Indrik (5)(G) U
クリーチャー・ビースト
4/4
〜が戦場に出た時、あなたはこれと、対象のあなたがコントロールしていないクリーチャーが格闘することを選んでも良い。
 ラヴニカを訪れるたびに新種が発見されるインドリク。初代は何故か「帰化」が使える有能ファッティ「踏み吠えインドリク」、2代目は単なる蜘蛛だった「そびえ立つインドリク」。特に種族間で共通項はないのだが、「それなりにでかい」くらいの特性だろうか。今回は初代と同じ4/4だが1マナ重い。何しろ今回破壊できるのはエンチャントやアーティファクトじゃなくてクリーチャーである。緑にとっては喉から手が出るほど欲しい1枚だろう。レアだった「縄張り持ちのアロサウルス」と比べても、1マナ軽くてステータスが控えめなのでバランスは取れている。6マナでシングルシンボルとタッチもしやすいので、いろんな色のデッキからホイホイ出てきてクリーチャーを踏み潰していくのではなかろうか。ちなみに、格闘能力にはなっているが、インドリク君本人はじゃれているだけなんだよ……。足元にめっちゃ猫がたかってるのも彼の優しさの現れである。フレーバー曰く、「インドリクは悪くない。ラヴニカに柵がないのが悪い」。まったくですわ。
 
樹木園の精霊 Arboretum Elemental (5)(G)(G) U
クリーチャー・エレメンタル
7/5 召集 呪禁
 召集の重量級担当。単にでかいだけならリミテッドで穴埋めを任されるだけのカードだが、呪禁という値千金の能力がつくと話が変わって来る。現在呪禁役は「蔦草牝馬」が務めているが、3マナ重くなったことでサイズが2回りもアップしている。そして、この3マナを召集で賄えるのは大きなセールスポイント。特に「緑単」のデッキタイプの場合クリーチャーを並べるのは前提条件になるはずなので、そこにこの一撃必殺の戦力は噛み合っているはず。実質5マナパワー7くらいに考えれば、「ガルタ」タイプのデッキでも大きなサポートになるはずだ。まぁ、あの手のデッキにこれ以上ファッティが必要かどうかは分からないけども。リミテッドでもオーラが1枚でもつけばゲームが終わるサイズ。これはなかなか厄介だぞ。
 
獣に囁く者 Beast Whisperer (2)(G)(G) R
クリーチャー・エルフ、ドルイド
2/3
あなたがクリーチャー呪文を唱えるたび、カードを1枚引く。
 大掛かりなダイエットに成功した「始原の賢者」。比較すると、2マナ軽くなることでパワー・タフネスが2減ったことになる。ステータスだけを見れば物足りないが、能力が「これを置いた後にスペルをガンガン唱える」ことを前提にしているわけで、コストダウンが与える影響はかなり大きく、事実上の上位種と見てしまっていいのではなかろうか。一度出してしまえばあとは簡単。ただひたすらクリーチャーを出し続けるだけでいい。イゼットギミックのようにインスタント・ソーサリーを唱える条件だとデッキを意識して調整する必要があるが、クリーチャーなら放っておいてもデッキに入ってくるのだから、何も考えずとも爆アド獲得装置として機能してくれるはずだ。同じ効果の呪文で言えば「垣間見る自然」であり、なんとこれ、禁止カードにもなっている。一応自身の種族がエルフなので、何か下の環境のエルフデッキで悪さができる可能性もあるんじゃなかろうか。まぁ、そっち方面だと4マナは辛いけども。
 
力の報奨 Bounty of Might (4)(G)(G) R
インスタント
対象のクリーチャーはターン終了時まで+3/+3の修正を受ける。
対象のクリーチャーはターン終了時まで+3/+3の修正を受ける。
対象のクリーチャーはターン終了時まで+3/+3の修正を受ける。
 ナイス馬鹿テキスト。このフォーマットの始祖とも言える「力の種」が元祖ラヴニカ生まれのカードであることを考えれば、十数年の時を経た純正進化呪文と言えるのかもしれない。マナコストも3倍、そして効果も3倍。わーい、馬鹿だ馬鹿だ。3体のクリーチャーに+3でもよし、1体のクリーチャーに+9でもよし。+9て!!!! あらゆるシチュエーションで打てれば勝ち。OK脳筋フェスタ。
 
迂回路 Circuitous Route (3)(G) U
ソーサリー
あなたのライブラリから基本土地・カードか門・カードを合わせて最大2枚まで探し、それらをタップ状態で戦場に出す。その後、あなたのライブラリを切り直す。
 「爆発的植生」が門にも対応可能になった。選択肢が増えているので純正の上位互換。そして「爆発的植生」はランプ型のデッキでは構築クラスでの登用もあるナイス土地サーチである。リミテッドなら純正アドバンテージに強力な圧縮効果、さらにどんな多色デッキでも一発でマナトラブルを解消してくれる色調整機能など、とにかく優れた点が目白押し。ただでさえアホみたいな色拘束を要求してくる環境なので、これまで以上にこの呪文のニーズは高まるだろう。さらに「門コントロール」っていうデッキが(あるかどうか分からないけど)登場すればさらにニーズはストップ高。とにかく並べよう、土地を置こう。さらにドローが土地でも泣くんじゃないぞ。男の子だろ。
 
押し潰す梢/Crushing Canopy(XLN)」 C
 何とこいつが最速再録か。一応ローテーションの関係性からいえばイクサランが落ちた後にもラヴニカが残るので意味はあるんだけど……あんまり関係なさそう。緑に必須の「垂直落下」と、今回はそこそこ使用頻度が高そうなエンチャント破壊のパッケージ。メインで入れやすい設定なのだが、実はイクサランだとそこまでメインで入ってもなかった。そういうものかしら。ちなみに、今回緑のコモンでユーティリティ対策はこれだけなので、緑単色だとアーティファクトが破壊しにくいことには一応注意。まぁ、多色環境だからあまり関係ないとは思うけども。
 
デヴカリンの造反者 Devkarin Dissident (1)(G) C
クリーチャー・エルフ、戦士
2/2
(4)(G):〜はターン終了時まで+2/+2の修正を受ける。
 デヴカリンが何なのかよく分からないが、とにかく物騒な何かであることはわかる。その武器、どうやって使うのん? 至極普通っぽい2マナ域。役回りとしては「クロールの戦士」あたりとだいたい同じで、ちょっとだけ起動マナが安くなり、サイズも現実的なものに調整されている。絶対に2回起動できない設計なので驚くような事件は何も起こらないが、中盤以降にもそこそこのプレッシャーになるので「とりあえず」で採用しやすい。今回こうしてちょいちょいマナフラッドの受けが用意されているのは、どう頑張っても環境がスローダウンする証拠なんだろうな。
 
管区の案内人 District Guide (2)(G) U
クリーチャー・エルフ、スカウト
2/2
〜が戦場に出た時、あなたのライブラリから基本土地・カードか門・カードを1枚探し、それを公開して手札に加えても良い。その後、あなたのライブラリを切り直す。
 緑にはおなじみの、土地持ってくるや〜つ。同じラヴニカ出身の大先輩「護民官の道探し」と比べると、門がサーチできる分だけ完全上位互換。ちょっと先輩の「門を這う蔦」とは効果が同じで立ち位置が違う親戚筋である。「門を這う蔦」は当時のドラフト環境でも大活躍を見せたわけで、さらにクリーチャーらしさが増したこちらのエルフも活躍待った無しである。しかし、そんな賢さが仇になったのか、彼女ってば高嶺の花のアンコモン。もっとあなたに会いたい。
 
気前のいい野良猫Generous Stray (2)(G) C
クリーチャー・猫
1/2
〜が戦場に出た時、カードを1枚引く。
 まず、可愛い。このカードで一番重要なのはその部分だろう。にゃんこが獲物を飼い主に見せに来るのは、人間を自分の子供だと思って狩りの手本を見せようとしているんだ、ってどこかで見たことがあるんだけど本当なんだろうか。確かに、献上品として持って来てるわけじゃないのは間違い無いんだよな(もらおうとすると、ふんだくって何処かへ行ってしまう)。さて、この子はトカゲをくれるのか、見せに来ただけなのか……。いや、間違いなくもらえるんだ。そしてこのトカゲが1ドローに相当するんだ。すげぇなトカゲ。場に出るとカードがもらえるクリーチャーといえば「エルフの幻想家」が代表選手であり、この猫はエルフよりも1マナ重く、タフネスが1多い。どうやらコスパで言ったらエルフに軍配が上がってしまいそうだが、幸い今回のセットには1点火力もちょこちょこあるみたいなので、一応このタフネスにゃーにも意味があるかもしれない。あとはまぁ、アド取りつつの召集要員だ。もしくはアド取りつつさっさと死んで墓地を肥やす要員だ。え、猫死んじゃうの? 猫踏んじゃったら死んじゃうの? 
 
ゴルガリの略奪者 Golgari Raiders (3)(G) U
クリーチャー・エルフ、戦士
0/0 速攻
宿根〜は+1/+1カウンターがX個置かれた状態で戦場に出る。
 墓地のみんな! オラに力を分けてくれ! なクリーチャー。墓地が力になるギミックはすでに「ルアゴイフ」などのカードでお馴染みなので新鮮味はないが、このクリーチャーは登場時にステータスが固定するのがポイント。まぁ、普通墓地のクリーチャーは増えることはあってもあんまり減らないので、むしろ弱くなっているわけだが……。全体的な地味さをカバーしているのは緑には貴重な速攻。このコストなら3/3速攻でもそれなりだし、4を越えれば必殺の兵器となりうる。諜報などを組み合わせたガチゴルガリなら、案外4ターン目に4/4以上を走らせることも不可能ではないかもしれない。もう、削ろう。ライブラリはとにかく削ろう(どう見てもゴルガリ支持者じゃない風体で)。
 
絡み合うモウセンゴケ Grappling Sundew (1)(G) U
クリーチャー・植物
0/4 防衛 到達
(4)(G):〜はターン終了時まで破壊不能を得る。
 モウセンゴケって食虫植物なのね。だから「空に掴みかかる」イメージで到達を持ってるんだろうけど、何故かパワーはゼロ。「取って」も「食おう」とは思わないらしい。変なの。とりあえず2マナから地上も空も余すことなく守れるナイス壁。最近だと「領事府の空船口」がコモンで同じ設定を持っていたが、こちらはアンコなので一応それっぽい能力がつけられている。でもなぁ、これにわざわざ5マナも注ぎ込んで単に破壊不能だけってのはちょっと……。「悠久の壁」の2マナですら起動した記憶ないしな(あれをデッキに入れた記憶もないけど)。まぁ、相手がドラゴンやら天使やら、どうしようもないフライヤーを出してきた時の時間稼ぎとして起動することもたまにはあるのかもしれない。
 
孵卵場の蜘蛛Hatchery Spider (5)(G)(G) R
クリーチャー・蜘蛛
5/7 到達
宿根あなたがこの呪文を唱えた時、あなたのライブラリを上からX枚公開する。あなたはその中から、点数で見たマナコストがX以下である緑のパーマネント・カードを1枚戦場に出しても良い。残りのカードを無作為にライブラリの下に置く。
 「起源のハイドラ」とほぼ同じ能力を持った蜘蛛。あちらがX呪文だったのに対し、こちらはライブラリの掘削に宿根を採用し、ステータスは7マナ固定である。「ハイドラ」は7マナで出したら5/5バニラだったので、同じコストで比較すればこちらの蜘蛛の方が圧倒的にコスパが高い。ただし、その分ギルドの制限を表すためか緑のパーマネントしか選べないようになっている。このコストのクリーチャーが出せる段階なら、それほど意識せずとも宿根の値は上がっているだろう。4〜5くらいでもそこそこの収益が期待できる。不確定要素は多いが、ちゃんと機能すれば1枚から2枚の脅威が展開できるのだから物量としては申し分ない。リミテッドならやはり決め技クラス。構築で積極的に採用する理由は乏しいが、Xが5を越えれば色を散らしたデッキでも「ギガントサウルス」が出せるかもしれない。
 
絡み爪のイトグモ/Hitchclaw Recluse(ORI)」 C
 この世界の蜘蛛。3マナ1/4はすこぶる普通。「癒し手の鷹」くらいならシャットアウトできるが、それ以上になるとだいぶ頼りない。相手が教導でサイズを上げてきたら、この蜘蛛も教導で対抗するしかないんだろうか。
 
鋼胴の甲虫/Ironshell Beetle(JUD)」 C
 懐かしぃなオイ! なんと「ジャッジメント」で登場して以来初の再録なので16年ぶりの登場! まぁ、その間に同型再版はたくさんあったので能力自体はそこまで懐かしくもないのだが……。とりあえずどんな時でもきっちり役割を果たしてくれる安心のコモン。いざとなれば自身が2/2で出動できるので低マナ域を埋める役目も果たせるし、増強の選択肢も幅広い。今回はセレズニアに絆魂トークンが多いので、そちらを増強することで手軽にライフアップが見込めるようになるだろう。
 
クロールの食料隊 Kraul Foragers (4)(G) C
クリーチャー・昆虫、ならず者
4/4
宿根〜が戦場に出た時、あなたはX点のライフを得る。
 墓地の死体を滋養に変える癒し系宿根。死体がそのままライフになるのはかつて「骨までの噛り付き」というヒット作を生み出した手法で、今回も墓地を肥やす方法が豊富なので、結構な量のライフを稼ぎ出すことが期待される。白には同様にライフを得る「ロクソドンの修復者」がおり、あちらは3/4で4点。こちらも3〜4点のライフが得られればコスパは良好と言えるだろう。5マナ4/4の時点で特に不満もないのだし、速いデッキの最後の一押しを前に心を折る役割は果たせるだろう。
 

拍手


 
 
<赤>
 
 
弧光のフェニックス Arclight Phoenix (3)(R) M
クリーチャー・フェニックス
3/2 飛行 速攻
あなたのターンの戦闘開始時に、あなたがこのターンに合計で3つ以上のインスタント呪文やソーサリー呪文を唱えていたなら、〜をあなたの墓地から戦場に戻す。
 おなじみ、今回のフェニックス枠。4マナで速攻持ち、パワーは3ということでぼちぼち普通の設計だろうか。どうにも最近は「再燃するフェニックス」という大当たりが出てしまったので贅沢になりがちだが、本来、再利用可能なフェニックスはこれくらいでも充分神話レベルなのである。そして最も注目すべき復活方法は……イゼットかー。1ターンに3つかー。……さすがに厳しくない? そりゃま、今回は再活呪文っていう分かりやすいサポートはあるけどさ、あれって別にコストが軽くなるわけじゃないやん。専門の構築デッキでないと3つはさすがになぁ……。ということで、リミテッドで見つけても単なる「ちょっと強いフライヤー」止まり。まぁ、速攻あるし。構築だと……うぅん、そんなにインスタントが用意できるデッキに、このクリーチャー1体だけ入れる意味あるかな……。そうか、呪文比率の高いバーンデッキなら、ワンチャン。ただ、こいつが出てくる頃に手札が3枚も残ってるかどうかは知らん。「裂け目の稲妻」との相性は良い。
 
突発的な兵長 Barging Sergeant (4)(R) C
クリーチャー・ミノタウルス、兵士
4/2 速攻 教導
 コモンの教導持ち。教導能力は見たときから「速攻と相性がいいな」と思っていたが、そのものズバリの設計でコモンに与えられた。5マナでタフネス2というガラスのボディは教導官としてはあまりに頼りないが、突然出てきてトータルダメージを5点底上げするのはやはり脅威である。パワーが高いので育てられる人材の幅も広く、このパワーなら最悪でも相打ち程度にはなる。自分が特攻で相手クリーチャーと刺し違えた後に、ちょっと立派になったお弟子さんがダメージを稼いでくれるならこいつだって本望だろう。そうしてみると、なるほどいい先生なのかもしれん。リミテッドでは速攻クリーチャーのケアを忘れてあほみたいなアタックに出ないように注意だ。
 
本を貪るもの Book Devourer (5)(R) U
クリーチャー・ビースト
4/5 トランプル
〜がプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、あなたは手札を全て捨てても良い。そうしたなら、その数に等しいだけのカードを引く。
 もうちょっと美味しいもんあるやろ……。なんでこんな偏食なビーストが生み出されてしまったのかは永遠の謎だが、さすがに自然の産物とも思えないし、どうせイゼットのマッドなサイエンティストがやらかしたんだろう。もしくはシミックのマッドなバイオロジスト。さておき、そんな謎ビーストに噛みつかれると、「記録」が全部食われる。それはつまりプレイヤーの手札。そのままハンデス能力になるかと思ったら、そうじゃなくて手札の総入れ替え、いわゆる「トレイリアの風」効果だ。まぁ、ないよりはあった方がいいだろう。この効果が謎なのは、一番フィットしているのがゴルガリであるということ。タッチしやすいコストではあるが、わざわざゴルガリが6マナのタイミングからこんな迂遠な墓地肥やしカードを求めるとは思えないので立ち位置が微妙。次点でイゼットの再活能力との相性も悪くはないが……6マナねぇ……こんなインパクト強いくせして扱いに困るクリーチャーだな。ところで、英語版のフレーバーテキスト、フォントがメインテキストと同じなんだけど、これって良いのかしらね。
 
嵐の行使 Command the Storm (4)(R) C
インスタント
〜は対象のクリーチャーに5点のダメージを与える。
 コモン火力の大雑把にでかいやつ。5点与えれば大体のクリーチャーは殺せるだろう。黒も5マナに確定除去枠があるのだから、赤にもそれがあるのは当然の権利だ。ただ……すこぶる地味。過去に同型がないかと思って探したのだが、意外なことにこのコスト、このダメージで完全に一致する呪文は存在しなかった。もちろん、同じコストでもっと効率のいい上位互換は存在している(「焼き払い」など)。旧ラヴニカには1マナ重い代わりにプレイヤーにも打てる「爆発の衝撃」ってのがあったんだけど、リミテッドだとあれで本体を焼き切るパターンも結構多かったので、どうせだったらそっちを再録して欲しかった。
 
宇宙粒子波Cosmotronic Wave (3)(R) C
ソーサリー
〜はあなたの対戦相手のコントロールする各クリーチャーに1点のダメージを与える。あなたの対戦相手のコントロールするクリーチャーではこのターンブロックできない。
 出たぜ、イゼット名物の超次元ルビ芸。「宇宙粒子波(コスモトロニック・ウェ〜〜〜〜〜ブ!!!!)」。誠に遺憾ながら、今回イゼットルビはこの1枚にしか無いのでちょっと欲求不満である。助けてくれー! ペトラハイドロックス!!! さておき、ご大層な名前だけど効果は大体「炎の覆い」である。普段だと結局あまり使われない呪文になりがちなジャンルだが、今回はセレズニア的トークン対策のためにメインから投入される可能性も比較的高い。もう片方の効果であるブロック抑制も、攻め気の強いデッキなら1枚くらい入れておきたいと思うこともあるはずだ。教導クリーチャーが並んだ状態であればコスト以上の働きも期待できるだろう。今回はこれがコモンで確保できるので、セレズニアプレイヤーは黒の−1も合わせて常に警戒を怠ってはいけない。
 
直流 Direct Current (1)(R)(R) C
ソーサリー
〜は任意の対象に2点のダメージを与える。
再活
 これを見ることで、「再活」という能力がどの程度警戒されているかがわかるのではなかろうか。比較して見ると、「好きな対象に2点」のフラッシュバック呪文が往年の名作「炎の稲妻」だから行きが1マナ、帰りが5マナ。興味深いのは、往復させた時のコストがトータル6マナで全く同じということ。さらに、連続使用可能な回顧呪文「炎の突き」は1マナで打てるが、その代わりダメージは1点だ。やはり、複数回使える火力呪文ははっちゃけるとまずいのである程度調整される傾向にある。「炎の稲妻」と同等なら構築レベルになるのだが、残念ながらスタートが3マナであること、トータル6マナかかる上でアドが取れないことを考えるとどうしても見劣りするか。リミテッドではクリーチャー2体を1枚(仮)で殺せるのだから当然必須火力。まぁ、そのくらいが身の丈に合っていて良いんじゃなかろうか。
 
静電場 Electrostatic Field (1)(R) U
クリーチャー・壁
0/4 防衛
あなたがインスタントかソーサリー・呪文を唱えるたび、〜は各対戦相手に1点のダメージを与える。
 最近はあまり見かけなかった赤い壁。どれだけ久しぶりなのかと思って確認したら、なんと基本セットを除くと最後に登場した赤い壁は「エルドラージ覚醒」の「戦闘塁壁」。実に8年ぶりである。まぁ、クリーチャータイプを壁に限定しなければ、多分もっとも近い先輩として同じラヴニカの「高射砲手」がいるのだが。こちらのカードの役割を考えれば非常にわかりやすく「高射砲手」の2世クリーチャーであり、もうちょっと寄せるなら「どぶ潜み」の2世クリーチャーでもある。現在基本セットで活躍中の「どぶ潜み」はイゼットトリガーで2点。こちらの壁は半分の1点。即時性では先輩に負けるが、その分タフネス4というしぶとさと、序盤の壁役という大切なお仕事が増えた。これを複数枚展開してひたすらインスタント連打、というのがイゼットのイゼットたる理想的な勝ち筋の1つであろう。これだけのダメージでも充分フィニッシュに至ることは「火付け射手」などの類似品でも散々証明されていること。
 
奇矯なサイクロプス Erratic Cyclops (3)(R) R
クリーチャー・サイクロプス、シャーマン
0/8 トランプル
あなたがインスタントかソーサリー・呪文を唱えるたび、〜はターン終了時まで+X/+0の修正を受ける。Xは、その呪文の点数で見たマナコストである。
 イゼットの信念をパワーに変えてぇ!! かつてイゼットには、似たようなコンセプトの「ニヴィックスのサイクロプス」がいた。あちらはどんな呪文でも固定値で+3。パワーを上げる軽量呪文を連打して一気に叩き込む謎のアーキタイプを生み出し、当時のイゼットでは勝ち手段の1つとして重宝した。1体だけだと大したことないが、2体3体と並ぶと一気にパワーが爆裂して洒落にならないのである。こちらのサイクロプスも狙いは同じだが、レアに格上げされたことでトランプルとアホみたいなタフネスを獲得。なかなかインスタントを引けない場合でも壁として構えられるし、一度や二度の攻撃で殺されるようなやわなボディじゃない。しばらくぼーっと立ってて、5マナくらいの呪文を引いたときにおもむろに殴りに行くだけでも厄介な戦力になるだろう。
 
実験の狂乱 Experimental Frenzy (3)(R) R
エンチャント
あなたはいつでもあなたのライブラリのトップを見ても良い。
あなたはライブラリのトップのカードをプレイしても良い。
あなたは手札からカードをプレイできない。
(3)(R):〜を破壊する。
 上からテキストを読んでいって「ファッ!? 完全に『未来予知』やんけ!」って驚いた後、3行目でしっかりオチが用意されている素晴らしいカード。なるほど、赤はいつでも俺たちの予想の斜め上を行ってくれる。いや、しかしきっちりレアに指定されているのだから、これはこれで可能性がないわけではない。「未来予知」同様に1ターンに呪文を連打すれば無限のアドバンテージの可能性があるわけで、どこをめくっても金太郎飴のバーンデッキなどではさっさと手札を使いきり、これを貼って無限の可能性にかけてみるのも案外現実的なのかもしれない。2枚目の土地がめくれた時点でフィーバータイムが終わるが、ご丁寧にこの世界には再活呪文が用意されており、手札に来た土地を無駄なく使い切ることも可能なのである。あれ? もしかして強いのか? 少なくとも「リサイクル」よりは使いやすいわけで、何かとんでもないコンセプトデッキが作られてもおかしくない。下の環境ならマッドネスとかサイクリングとか、そういうギミックと組み合わせるのも楽しそうだ。
 
恐れなき矛槍兵 Fearless Halberdier (2)(R) C
クリーチャー・人間、戦士
3/2
 僕らオデッセイ大好き人間からするとやっぱり「矛槍兵」といえば3/1先制攻撃のイメージなのだが、別に製作チームはそうでもないらしく、容赦なくバニラに付けられる名前だったりする。矛槍持ってるのに先制攻撃も持ってないとか、エアプにもほどがあるわ。まぁ、ボロスならほどほどに。ところでこいつ、マツコデラックスに見えない
 
火小僧 Fire Urchin (1)(R) C
クリーチャー・エレメンタル
1/3 トランプル
あなたがインスタントかソーサリー・呪文を唱えるたび、〜はターン終了時まで+1/+0の修正を受ける。
 なんだヒコゾウって。そんな妖怪聞いたことないわ。ちなみに「Urchin」は「小僧」っていう訳をつけるのが定番らしく、過去にも「薄暮の小僧」「胆汁小僧」などの小僧チェーンが展開されている。胆汁小僧はどう見ても小僧要素ゼロなんだけどな。今回のはそこそこ小僧……かなぁ。能力としては、丸くなった「窯の悪鬼」。タフネスで安定感を、トランプルで貫通力を上げたが、その分増強幅がぐっと小さくなり、これ1枚で勝っちゃうような無茶なプランは成立しなくなった。まぁ、コンボデッキ狙いでなければこれくらいがコモンらしい。赤単色でも「最大速度」なら出たターンに3点ブチ込めるし、一番相性がいい「確実な一撃」ならトランプルがらみで結構なダメージを叩き出すことも。やはりイゼットでたたみこむならこいつを集めるところから始めるのが手っ取り早い。
 

拍手

3月3日 ドラフト模様(RIX×2 XLN

ピック順 【Chrolony】→【Thraxi】→【Alessi】→【Mei】→【Serra

 

 3月3日はひな祭り。あとはドラフト。我々は古き良き日本の文化を大事にする集団なので、そういうことはきっちりやっていく。まぁ、クリスマスでもドラフトするけどな。もう、ただパックを剥くだけの人生を生きていきたい。しかしそれができないのがこの世の難しさよ。

 今週は私がいませんのでドラフトはお休みです。次は17日ということになるかな。ちなみにこの週は「マスターズ25th」の発売日になるわけだが……どっちでドラフトしたい? 一応やんわりご意見募集中です(どっちにせよイクサランも買い足さにゃならん)。多数派の意見を優先します(誰も何も言わなかったらイクサラン)ので、当日に来た人間は俺の持っていったパックで黙ってドラフトせぇよ。なお、現時点で1パック1000円強の計算なので、ドラフト代は3000円になります。

 


拍手

2月24日 ドラフト模様(RIX×2 XLN

ピック順 【Chrolony】→【Serra】→【Sangriter】→【Alessi】→【Mei】→【Thraxi

 

 わぁい! 久しぶりに六人戦だよ! この調子で安定して毎回人数を確保……出来ればいいんだけど、特にそんな目処もたたずに……。カウントダウン、あと1ヶ月。誰か参加者募集中。マジで募集中。いや、ここで書いてもしょうがないんだけども……(知らない人から突然「参加します!」ってレス来ても困る)。

 


拍手

2月17日 ドラフト模様(RIX×2 XLN

ピック順 【Chrolony】→【Serra】→【Mei】→【Alessi】→【Thraxi

 

 今週も無事に開催できたよドラフト。でも、特にニュースはねぇな。あと何週プレイできるのか、カウントダウンは始まっている。

 


拍手

2月10日 ドラフト模様(RIX×2 XLN

ピック順 【Chrolony】→【Serra】→【Mei】→【Alessi】→【Thraxi

 

 今週は無事に開催できました、ドラフトです。とは言っても、すっかり五人戦で定着してしまったので、開始後3時間程度で終わる割とあっさりしたイベントになってしまいました。まぁ、体力的な負担がないのは良いことだけども。触るカードの枚数が減るので、我々の環境理解も緩やかです。このまま緩やかに死を迎えるのも一興かもしれぬ。

 あ、ちなみに昨年立案された統率者デッキ構築企画は存続不可能になったため、正式にサービス停止が告知されました。みんながもっと課金してくれればよかったのに……。

 


拍手

2月3日 ドラフト模様(RIX×2 XLN

ピック順 【Thraxi】→【Serra】→【Chrolony】→【Mei】→【Alessi

 

 今回も一週間空きました、ドラフトです。今週も時間帯がずれたりしてひやっとしました。もう、今後は不定期更新くらいのペースになるんじゃねぇかな。一応来週は発生が見込まれているが……どうかな?

 こうしてドラフトのペースが低減してカードを触る機会が減ると、どうしてもMagicそのものへのモチベーションが低下してしまう。カードが手に入る数も減るからデッキもいいように組めなくなるしなぁ。最近はスポイラ書いた後の記事のまとめもほったらかしだし……なんとか新しい目標を作れればいいのだが……あ、25周年マスターズが発表されましたね。発売が来月中頃なんだけど……プレイできる状況じゃなさそうだなぁ。

 ちなみに先週は4人だけが集まったので、「ドキドキ!イクサランの部族どれが強いか対決!」をやりました(各人担当部族を固定しての変則ロチェスター)。結果、なんか地味な吸血鬼が覇者となりました。あんまり環境の分析とかには役立ちそうにない結果。だってマーフォークがらみのカードなんてほとんど出なかったんだもん。

 


拍手

1月20日 ドラフト模様(XLN×3)

ピック順 【Chrolony】→【Serra】→【Mei】→【Thraxi】→【Alessi

 

 新環境! なんだけども、すでに五人戦だし、さらに次回の欠席報告が出されているせいでもう次回も不成立が確定しているし……。真っ先に連絡しておきますけど、これを見ている関係者の皆様(遠方の人含む)。来週土曜日のドラフトを成立させられる人はご協力ください。誰かが連絡してくれれば発生の可能性があります。駄目だったら……いっそシールドでもやるか、っていう話になってはいるけども。土曜日にの規定時間に、何も進展がなければシールドワンチャン。

 

 さておきの新環境ですが、個人的には最近はもうオンラインのリリースの方が早いのでなんだか出遅れているようで気分が悪いです。せめてリリースは紙のカードの方を先にして欲しいもんだけどなぁ。我々は紙のドラフトからだけで細々と環境に触れていく情弱集団です。

 


拍手



忍者ブログ [PR]
カレンダー
12 2025/01 02
S M T W T F S
23 24 25
26 27 28 29 30 31
ブログ内検索
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
ーーーーーーーーーー
↑越えられない壁
沢城みゆき 斎藤千和 
中原麻衣  田中理恵  
渡辺明乃 能登麻美子
佐藤利奈  佐藤聡美
高垣彩陽   悠木碧
最新CM
[01/21 デュッセル]
[01/20 NONAME]
[01/20 NONAME]
[01/19 NONAME]
[01/13 seachicken]
バーコード