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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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12月23日 ドラフト模様(XLN×3)

ピック順 【Thraxi】→【Serra】→【Mei】→【Alessi】→【Chrolony】→【Sea-chcken

 

 またも一週間空いてしまった上、色々と空回った結果、もうUnstableは開封する見込みがなくなってしまった普通のイクサランドラフト。まぁ、この日は私も体力的に色々しんどくて、Unstable回す元気もなかったのだけども。ついでにこの記事の更新も試合後随分時間が経ってから執筆しているし、その間にも色々とやることがあったので例によって記憶はおぼろです。

 

 このドラフトがとりあえずは年内最後です。今週末はさすがに無いだろう、っていう結論になりましたので(有志で集まってUnstable剥いてもいいんやで! ねぇ!)。次回の予定は年明け、1月6日です。その頃にはもう次のセット「相克」のプレビューも始まっており、私はそちらの記事執筆にバタバタしていることでしょう……。なんだか最近本当に全てがあっという間だなぁ。皆様、良いお年を。

 

 


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12月9日 ドラフト模様(UST×3)

ピック順 【Mei】→【Sangriter】→【Thraxi】→【Chrolony】→【Alessi】→【Serra

 

 先週の時点で、僕は何とかして遊びたくて打開案を提案していた。しかし、残念ながら反応は芳しいものではなかった。というか、正直さっぱりなかった。これでは駄目だ。僕は諦めていた。しかし、続けて入った情報では、何と「変種カード」なんてわけのわからないものまで入っているという……。なんだこれは。もう、実物のカードを見ないわけにはいかないじゃないか。箱を開けないわけにはいかないじゃないか。

 僕は意を決し、当日、家から「Unstable」の箱を持って会場へと向かった。何とか、集まってくるメンバーを説得して、ドラフトの内容を変えるしかないのだ。説得は困難を極めるだろうが、なんとか誠心誠意、僕の熱意を伝えるしかないのだ。

 

俺「こっちのドラフトをやりましょう」

その他大勢「ええよ」

 

 以上である。私は戦いに勝利したのであった……。

 

某氏「我々のこの来るものを拒まない体質、どうにかしないといけませんね」

 

 というわけで、年末のお祭り騒ぎ! Unstableだよ!! いやー、ドラフトが実現するとは(一週間前までは)思ってなかったんだけど、思い返せば「Unhinged」でも1回ドラフトやったことあるんだった。意外とそういうところの心のハードルが低い連中なのである。まぁ、新しいカード触るのって楽しいからね!

 一応ホスト役としてはグダグダになった時の謝罪の用意はしていたのだが、さすがのWizards、こんなところでもリミテッドのバランス調整は念が入っていて、意外と普通にドラフト環境としても成立しているという。いやまぁ、やっぱり所々頭がおかしいのは間違いないし、わけのわからんカードが多いのでテキストを読んで、全部の効果を覚えて、っていうプレイングはめちゃくちゃ面倒くさかったのだが、とりあえずの冗談としては十分機能していたのではなかろうか。わけのわからんことはわからないままに楽しむ。それでいいのだ。ライブラリが召喚酔いしてるかどうかなんて、それは誰にもわからない。

 

 ただ、そんな中で残念なお知らせも1つ。どうやら、メンバーの1人が個人的な事情から今後ドラフト参加が困難になるという。まぁ、もともと年末は調整が難しいところなので面子は減ってしまうのだが……さらに来年度にはまた色々と状況に変化があるし、毎年毎年毎年毎年言っていますが、このドラフトもいつまで続くかわかりません。とりあえずしばらくは6人戦前提で行きますが、不参加がわかった人は早めの連絡をお願いします。とりあえず来週はいつも通りの日程で開催予定です。ただ、黒枠が剥かれるのか、銀枠が剥かれるのか。それは誰にもわかりません(あと1試合分パックが余ってるんですよ!!)。

 


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12月2日 ドラフト模様(XLN×3)

ピック順 【Mei】→【Serra】→【Alessi】→【Thraxi】→【Chrolony】→【Sea-chcken

 

 最近なかなか全員集合の機会がないですね。まぁ、師走だし……(某氏談)。果たしてこの中に「師」がいるのかっていうのは別問題である。

 

 さて早速業務連絡。年末に向けて色々と調整していかなきゃいけないタイミングですが、その前についに「Unstable」の発売日なんですよ。でね、こっちはアイマスと違って買うことは決めてるんだけど、通常のドラフトとは別枠でやろうと思ってたら、なんか人が集まらなそうなのね。忙しいお仕事おじさんはしょうがないとしても、まさか「来週? ガルパンの封切り日だろ?! やらないよ!」とかいう斜め上の断り方をされるとは思ってなかったので計算が狂った。そうか、ガルパンならしょうがない……。

 いやいや、何その理由? 落ち着けよ。慌てて行っても多分入れねぇよ(適当)。でもまぁ、どうやらドラフト後にもう一本っていうのはあんまりよろしくないようだ……でもさ、こっちだって封切り日なわけでさ、たとえどんなに妙な環境になろうとも、新しいカードにはさわってみたい。それが闇のゲームのプレイヤーってもんだろうが。デュエルスタンバイだろうが。

 

 というわけで、僕としてはなんとかプレイできる環境を整えたいところです。現状、可能性としては①「イクサランドラフトの代わりにプレイ」っていうのは流石に無理だと思うので、②「通常ドラフト後にプレイ」③「通常ドラフトよりも前にプレイ」④「来週まで待て」⑤「諦めろ」っていう選択肢だと思うんですよね。この中でありそうなのは②③④なのだが……(⑤は却下だ)。

 どうですかね。もしやる気がある人がいた場合は、(一斉連絡だと面倒なので)私の方に個別に連絡をください。その際に、上記の選択肢のどれが理想で、どれが可能かをある程度指定していただけると助かります。理想は5人以上が集まってのドラフト成立。最悪の場合、もう3人くらいでシールドをやるっていう、前にもあった展開になると思う。ちなみに③の「通常ドラフトよりも前にプレイ」の場合、ややこしいカードも多いので最低3時間は欲しい。つまり11時開始くらいが理想です。最悪ピックだけ終わらせるっていうので12時スタートもありではあるが。そのあたりの可能性についても、もしご意見あったらお寄せください。意見が集まり次第、予定をお返しします。「ハナから興味ねぇよ」「何をどうあがいても無理だよ」っていう人は無視してもらって構いません。来週のドラフトは通常通りの時間に開始です。というか、大半の人に無視されて来週しょんぼりしながら出席する未来が一番ありそうです。

 

 ちなみにもしプレイする場合はいつもの真木先生の攻略本すらない状態なので、事前に日本語対訳リストを見ておいたほうがいいよ!(参加へのハードルをさらに上げていくスタイル)

 

 


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11月25日 ドラフト模様(XLN×3)

ピック順 【Alessi】→【Sea-chcken】→【Sangriter】→【Mei】→【Chrolony】→【Thraxi

 

 一週間空きましたが、今週も割と変則日程。諸々の事情によりドラフト日程まわりが色々ゴタゴタしてまして、この文章を書いている時点でドラフトの記憶なんて割とぶっ飛んでいたり。だから記念すべき初優勝した人のことがおろそかになっても仕方ないのです。おっさん連中にとってはようやく成し遂げた報復の一射ではあるんですが。そして、今週もまたピック中にトラブルでゴタゴタするっていうね……。落ち着け。次のパック見たいのはわかるが、ちゃんと確認しながら進めろ。

 

 ちなみに一応の業務連絡としては、再来週が「Unstable」の発売です。さすがにこれは万人が付き合えるドラフトにはならないと思いますので、希望者のみでの強行日程になるんじゃないかなぁ、と思ってます。買うことは買うつもりやねん。土地欲しいし。土地欲しいし。ですので、再来週あたり、希望者を募って「ドラフトの後にドラフト」っていう展開になるかと思われます。参加者が少ない場合は最悪シールドになるが、……ドラフトしたいよなぁ。まぁ、コンスピラシーと違ってドラフトじゃなくても成立はするんだけどさ。

 


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今回はフルスポ書きたいわけじゃないからこれでおしまいだぞ。

 

Knight of the Kitchen Sink (全部入りの騎士) (W)(W) U

アーティファクトクリーチャー・サイボーグ、騎士

2/2 先制攻撃 プロテクション(黒枠)

 うへぇ、しばらくニンニク潰しのことは忘れたいんだが

 白の2マナダブンルシンボル、先制攻撃とプロテクション持ちの古式ゆかしい騎士である。ただ、このプロテクションが有用になる日が来るかどうかは未知。ちなみに「Kitchen Sink」は「流し台」の意だが、イラストを見ると「全部詰め込んだ」というイディオムの意味のようだ。フレーバーは「流し台」っぽいけど、あっちの人も日本と同じように「黒い枠」っていうと台所の排水溝のアレを思い出すんだろうか。

 


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今回は日本語公式でも発売後に対訳を出す、とのアナウンスがあった。なんやねん、そんなんやってくれるなら今頑張る必要ないやんけ。というか、俺のずさんな英語力がバレバレになってしまうだけやんけ。

 

Oddly Uneven (妙に不均衡) (3)(W)(W) R

ソーサリー

次のうちから1つを選ぶ。

「名前の語数が奇数である全てのクリーチャーを破壊する(ハイフンで繋がった語は1語である)」

「名前の語数が偶数である全てのクリーチャーを破壊する」

 勝率は悪くないのだが、品物は珍妙である。

 カードの効果自体はそこまで珍妙でもない。何しろ同様のギミックはすでに「エルドラージの奇妙さを表す」という理由から「虚空の選別者(BFZ)」に採用されているのだから。このカードの見どころは例によってカード名とフレーバーテキストである。奇数(odd)と偶数(even)のうち、oddは「奇妙な」という意味を持つ。そのため、カード名の「oddly」は「妙に」という意味と「奇数に」という意味があり、unevenも「偶数ではない」という意味から「奇数の」という意味がある。つまりカード名は「奇数に奇数」とも読める(そのくせこのカード名自体の語数は偶数である)。また、フレーバーテキストの原文は「The odds are good, but the goods are odd」。oddsはご存知の通り、「勝率」を意味する語でもあるわけだ。色々と凝っている。

 

Five-Finger Discount (万引き) (4)(U)(U) U

ソーサリー

対象の土地でないパーマネントを、あなたの手札に置く。あなたは次にそのカードを唱える時、マナを好きな色マナであるかのように支払っても良い。

 犬さらいって言葉は気にくわないな。一方的なペットの再配分だと言いたいね

 最初に見た時には「これ、何がやりたいんだ?」と一瞬わからなかったが、よく読んだら「なるほど」となった。慣れ親しんだバウンスの定型文から、唯一「そのオーナーの手札に戻す」ではなく「あなたの手札に置く」という形になるだけで意味が全然変わるのだ。どうやら今回のセットで、特にS.N.E.A.K.がらみの青のカードは「他人のカードを手札に入れる」ことを推奨しているようだ。試合後にカードを戻す時はくれぐれもご注意を。ちなみに、これを使ったからといってオーナーが変わるわけではないので、出しなおした後にバウンスされたら普通にオーナーの手札に戻る。

 

Skull Saucer (髑髏円盤) (4)(B)(B) U

クリーチャー・ゾンビ、頭

4/1 飛行

〜が戦場に出たとき、対象のクリーチャーを破壊し、あなたの頭をテーブルに置く。あなたの頭がテーブルから離れた時、〜を生贄に捧げる。

 どんな身体も、こんな力に対する備えはない。

 Unシリーズ名物、何らかの身体的制限を課してる間だけ強いカード。過去には確か実際に身体に貼り付けて落としちゃいけないエンチャントとかがありましたね。今回は「頭(日本語で言えば首から上の顔のどこか)がテーブルから離れたらアウト」というもので、どういうイメージかはイラストを見てもらえば早いだろう。まぁ、最悪でも6マナのソーサリー除去なので、すぐにしんどくなって撃墜されてもそこまで損はしない。できればテーブルの高い環境でプレイしたいものだ。ちなみにフレーバーテキストは「No body」(身体がない)と「nobody」(誰も〜ではない)をかけた言葉遊び。

 

Goblin Haberdasher (ゴブリンの小間物屋) (2)(R) U

クリーチャー・ゴブリン、帽匠(Hatificer

2/2 威迫

あなたのコントロールする、他の帽子をかぶったイラストのクリーチャーは威迫を持つ。

 すごく広い意味でアクセサリー。

 何で帽子ごときで威迫がつくのかはイラスト参照。まぁ、さすがにそれは、アクセサリーというのもどうかと……。強い……かな? 自身が3マナ2/2威迫な上に味方にも威迫をつけてくれるので普通に考えれば強いのだが、条件は完全に運次第。一応、見た感じスパイが多い青黒関係のイラストだと帽子着用者が多いみたいである。他にもイラストは微妙なものが非常に多く、白のクリーチャーに多い「兜」や忍者の「頭巾」などを「Hat」として認めていいものかは意見の分かれるところ(公式にアナウンス出るかもしれないけど)。「これ、帽子だよね!」と必死にで主張してくる相手をはねつける用意をしておくといい。ちなみにクリーチャータイプの「Hatificer」は「Artificer/工匠」の洒落。

 

Infinity Elemental (無限の精霊) (4)(R)(R)(R) M

クリーチャー・エレメンタル

∞/5(このクリーチャーは無限のパワーをもつ)

 それはあまりにも無限なので、フレーバーテキストの中にはこう書いてある。「それはあまりにも無限なので、フレーバーテキストの中にはこう書いてある。「それはあまりにも無限なので、フレーバーテキストの中にはこう書いてある。「それはあまりにも無限なので、フレーバーテキストの中にはこう書いてある。「それはあまりにも無限なので、フレーバーテキストの中にはこう書いてある。……

 無限ループって怖くね? 

 

It That Gets left Hanging (ほったらかされたもの) (5)(R) C

クリーチャー・エレメンタル、ホラー

5/4

〜が戦場に出た時、ゲーム外の誰かにハイタッチを求める。相手がやってくれなかった時、〜はターン終了時まで速攻を得る。

 誰か……僕と握手……

 白のライフゲインに続くハイタッチカードだが、こちらはハイタッチを求めて断られた方が良いという、ぼっち仕様のデザイン。なるほど、これとライフゲインのやつが同時に存在しているせいで、隣でゲームやってるプレイヤーに「HEY!」とか言って手を挙げちゃうと、相手も(ライフがもらえると思って)思わず応えてしまう。おかげでこいつはなかなか速攻が得られないっていう。変なところでシナジー(?)が考えられている。ちなみにイラストを見る限りでは、なるほどこいつはハイタッチも握手もお断りである。名前のフォーマットと合わせて考えると、何となくエルドラージをモデルにしていることもわかる(この次元にエルドラージは存在しないのでタイプは違っている。ジョークセットのくせにその辺は厳密なんだよな)。

 

Just Desserts (デザートの時間だ) (1)(R) C

インスタント

〜は対象のクリーチャーにπ点のダメージを与える。(πは円の円周と直系の比率である。(それは3よりちょっとだけ大きい))

 「えんしゅう」の「し」の時間だよ!ー理不尽なフラッキー

 「アンヒンジド」には1/2という小数点以下の世界が広がっていたが、こちらは一気に広がりすぎ。まさかの無理数ダメージである。でもまぁ、これでタフネス3のクリーチャーが死んで4のやつが生き残ることはわかるからあんまり問題ない。これを7発打ち込んだ時にタフネス22のクリーチャーが死ぬかどうかは微妙なところだが(タフネス22のクリーチャーって何だ)。ちなみになぜカードのテイストが「デザートの時間」なのかといえば、もちろん「パイを投げつけているから」である。フレーバーテキストは英語だと「put the ‘die’in ‘diameter’」とあり、「diameter(ダイアミター)/直径」の中から発音が同じパーツである「die(ダイ)/死」を抜き出すという言葉遊びなのだが、日本語だと無理なので「円周」から「シ」を抜き出した。叫んでいるゴブリンは「理不尽/Irrational」だと思われているが、この「Irrational」は「無理数」という意味もある。

 

Squirrel Dealer (リス売り) (G) C

クリーチャー・アライグマ・トカゲ・鳥

1/1

〜が戦場に出た時、ゲーム外の誰かに「リスはお好きですか?」と尋ねる。その人が好きだと答えたなら、1/1で緑の、リス・クリーチャー・トークンを1体生成する。

 見てください、この毛の艶!瞳の輝き!最高級品、みんな本物ですよ

 多分売ってるリスは本当にいい商品なんだろうけど、売ってるお前が怪しすぎる上に売り方が雑。

 

Urza, Academy Headmaster(アカデミーの校長、ウルザ) (W)(U)(B)(R)(G) M

伝説のプレインズウォーカー・ウルザ

<+1>: AskUrza.com」に行って《+1》をクリック。

<-1>: AskUrza.com」に行って《-1》をクリック。

<-6>: AskUrza.com」に行って《-6》をクリック。

【4】

 これがMagic Onlineってやつかぁ……。時代はそういうとこまで来てるんですよ。これ、何百年後かにゲームしたら何の効果も持たなくなってるだろうな。ちなみに今現在このページで指定のボタンを押しても「発売日まで待て」って言われる。しかし、このウルザってあのウルザなんでしょうか。いや、違うと思うけども……顔は似てるな……。あとプレインズウォークもできるな……ジェイスみたいになんかの拍子で記憶を失ってイカれたウルザって可能性も微レ存。

 

Steel Squirrel (鋼のリス) (2) U

アーティファクトクリーチャー・リス

1/1

あなたがダイスで5以上を振るたび、〜はターン終了時まで+X/+Xの修正を受ける。Xはその出目の数字である。

(6):6面ダイスを1個振る。

 Q:機械のリスはどこに木の実を隠すんですか?

 A:ボルトの穴です。

 いや、単にQ&Aがちょっと可愛かったから……。ただ、ダイスを振る機会が多いデッキだとタルモすら超える鬼のような2マナクリーチャーになるぞ。

 

Secret Bese (秘密基地) C

土地

(T):あなたのマナプールに(C)を加える。

(T):あなたのマナプールに好きな色のマナを1点加える。このマナは、〜と同じ透かしを持つ呪文を唱えるためにのみ支払える。

 S.N.E.A.K.本部の場所は、入念に庇護された秘密である。

 君と夏の終わりに将来の夢や大きな希望を忘れない場所。基本的にはS.N.E.A.K.の透かし(傘に鍵)のカード用のマナソースなので単なる2色土地だが、このセットは透かしの模様も入れ替わったりするので、その時に効果が変わることもあるかもしれない。ちなみにこのカードの笑いどころは、スパイ組織の一番大切な本部は完璧な秘密だ!と言っているのに、カードのレアリティがコモン(common/誰でも知ってる)という部分である。イラストを見てもそのバレバレ感はさすがだ。

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Chivalrous Chevalier (騎士道精神のシュバリエ) (4)(W) C

アーティファクトクリーチャー・サイボーグ、騎士

3/3 飛行

〜が戦場に出た時、あなたが対戦相手を賞賛しない限り、あなたのコントロールするクリーチャー1体をそのオーナーの手札に戻す。

 私はいかなる相手だろうと最大限の礼節を持って扱いますぞ。その上で殺すのです

 リミテッドの花形、コモンの5マナ3/3フライヤーだが、ちょっとした変化球のデメリット(?)がついている。白のクリーチャーなので品行方正、常に相手を敬いながらも殺してきたおっちゃんは、相手を褒めないと余計なコストがかかるって寸法だ。まぁ、一言何か言えば済むことなので大した問題ではないのだが、やはり突然これだけのためにおべんちゃらを使うのは格好悪い。普段から相手を敬う騎士道精神を大切にしていれば問題なく使えるはずだ。……なにを褒めたらいいんだろう……「土地の置き方が綺麗ですね」とかかな……。

 

Gimme Five (お手を拝借) (W) U

インスタント

あなたは30秒以内にハイタッチした人1人につき、1点のライフを得る。あなたとハイタッチした銀枠ゲームをプレイしている各プレイヤーは1点のライフを得る。(ハイタッチはお願いすること。人を叩いちゃダメだよ)

 ハイ上!横!下!次、左!もいっちょ左!こっちは……

 1マナインスタントという最小限のコストでどれほどのライフが得られるものか。普通の対戦を考えると、30秒でできるハイタッチなんてたかが知れているので本当にどうでもいい呪文だが、おそらくアメリカンなノリのイベントスペースなんかを想定しているんじゃなかろうか。想像してみてほしい。プロツアー会場みたいな大きなスペースで、突然陽気なアメリカンが立ち上がり、「今からハイタッチするからみんな準備だ!」っていうと、周りの机のプレイヤーが全員手をあげる。あとはかたっぱしからハイタッチを決めていけば……下手したら2030点くらい回復してしまう可能性も。このカードはアンコモンなので、もしそうした試合会場があれば、そこかしこでハイタッチのウェーブが形成されるのかもしれない。ちなみに、短い時間で効率よくハイタッチできるのはどんなやつかというと……イラスト参照。それって「手」なの?

 

Animate Library (動くライブラリ) (4)(U)(U) R

エンチャント・オーラ

エンチャント(あなたのライブラリ)

エンチャントされたライブラリは、パワーとタフネスがそれぞれそのカードの枚数に等しい、アーティファクト・クリーチャーとして戦場にある。それは引き続きライブラリでもある。

エンチャントされたライブラリが戦場を離れるなら、代わりに〜を追放する。

 時には本だって反論する。

 Magicには領域という概念がある。戦場、手札、墓地、スタック、追放領域、そしてライブラリ。その絶対不干渉だったはずの領域が繋がる。戦場とライブラリが交錯するとき、物語が始まる。……まぁ、単に馬鹿でかいクリーチャーが出てくるだけなんだけども。とにかく「オーラが貼られたライブラリ」というアホみたいな構図で、「ウォォ!ライブラリアタックぅぅ!」とタップするライブラリが見られるのは滅多にない機会。効率はどうあれ、狙ってみたいもんである。ちなみに、ライブラリであるという機能と所有権は動かしようがないので、もしこのクリーチャーが相手にパクられても、それでドローができなくなるとか、相手にカードを引かれるとかいうことはない(多分)。

 

Clocknapper (時計さらい) (3)(U)(U) R

クリーチャー・人間、スパイ

2/2

〜が戦場に出た時、開始フェイズ、戦闘前メインフェイズ、戦闘フェイズ、第二メインフェイズ、最終フェイズのうち1つを選ぶ。対象のプレイヤーの次のそのフェイズを盗む。(そのフェイズは、あなたのターンであるかのように行われる)

 特定のフェイズを盗むという大掛かりな泥棒。過去には「運命をもてあそぶ者(MRD)」というなんとなく似たニュアンスのクリーチャーもいたが、あちらは毎ターン飛ばす、こちらは1ターンだけ奪う。しかもステップではなくフェイズなので、開始フェイズを奪ってしまえばアンタップとドローの権利が移る。メインフェイズは1つ奪ったところであまり意味はないだろうから、現実的な運用ではこれが鉄板だろう。最終フェイズは奪ったところで別にやることないよな……。

 

Graceyard Busybody (墓所のおせっかい) (4)(U)(U) R

クリーチャー・人間、スパイ

*/*

全ての墓地はあなたの墓地でもある。

〜のパワーとタフネスは、それぞれあなたの墓地にある、フレーバーテキストを持つカードの数に等しい。

 死者の会話が聞きたいなら、墓地をうろつく必要がある。

 実にルールブレイクなカード。このカード単体で考えれば1番上のテキストは別に必要もない。カウントするカードを「全ての墓地にある〜〜なカード」に設定すればいいだけだ。しかし、このカードは対戦相手の墓地を自分の墓地だと認識してしまう。これによって何が起こるかというと、普通のMagicではあまり発生しない「他人のカードを手札に入れる」という状況が割と発生するようになる。何故なら、「墓暴き(M13)」に代表されるような墓地からカードを回収するタイプの呪文は、「あなたがオーナーであるカード」とは書いていない。「あなたの墓地にあるカード」を回収できるのだ。つまり、こいつがいれば相手の墓地から自分のものでもないカードを手札に戻すことができてしまう。まぁ、この銀枠セットにそうしたカードがどれくらいあるかはわからないが、現時点では「Very Cryptic Command」が墓地のカードに言及している。まぁ、だから何だって話ではあるのだが……。

 

Suspicious Nanny (怪しげな乳母) (4)(U) U

クリーチャー・人間、装具工

3/4

〜がプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、そのプレイヤーのコントロールする対象のからくりを組み立て直す。(そのからくりのコントロールを得て、あなたの歯車のいずれかに移動させる)

 こんにちは皆様。正真正銘混じりっけなしの人間の赤ん坊を散歩させるには良い日和ですわ。

 「お前のようなババアがいるか!」である。どうみても怪しいし、どうみても赤ん坊じゃない。スパイ集団なら、もうちょい潜入の上手い奴はいなかったものか。ご丁寧に3/4とボディも割とごつい。こんなあからさまな奴にからくりを奪われたら結構ショックである。

 

Masterful Ninja (熟練の忍者) (2)(B) R

クリーチャー・トロール、忍者

1/1 速攻

あなたの手札にある〜を公開する:〜はターン終了時まで、戦場にあり、あなたの手札にもある。

(1)(B):〜はターン終了時まで+1/+1の修正を受ける。

 圧倒的SHINOBI MASTERである。何しろ、忍びすぎてどこにいるのかさっぱりわからない。イラストも全然わからない。本当にいるの? 見つけた方はご一報。能力も一応「忍術」をなんとなくイメージさせるものだが、場にあるような、そうでもないような、不安定な状態である。1ターン目からいきなり「ここに忍者がいるから」ってんでなんかよくわからないものに殴られる。まぁ、実際はタップ・アンタップとかの取り回しが面倒くさいからカードは出しっ放しにしてターンエンドに戻す動きになりそうだけど。場にいる(仮)効果はターンエンドで切れるが、相手ターンにもう一回見せたらやっぱり間違いなくそこにいる。つまり攻撃後にブロックも自由自在なので、事実上の警戒持ちでもある。色々不思議。ニンジャナンデ?

 

Sly Spy (枉惑なスパイ) (2)(B) U

クリーチャー・人間、スパイ

2/2

〜がプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、そのプレイヤーは

手札を公開する。あなたはその中から一番カード名が長いものを選ぶ。そのプレイヤーはそのカードを捨てる。

 S.N.E.A.K.団。Serious(厳粛で)Nonstop(休みない)Espionage(諜報)and(と)Kidnapping(誘拐)

 今回は友好色の組み合わせがそれぞれ陣営として分かれているが、青黒はスパイの集団、「S.N.E.A.K.職員」である。その組織の名前の由来がこれ。なお、こいつの効果ではなかなか手札にある「Sly Spy」が捨てられないってのはちょっとしたポイント(何しろ「山/Mountain」よりも短い)。史上最も捨てにくいのはアンヒンジドの「____」だろうが、第2位に輝くのは今回登場したS.N.E.A.K.のボス。その効果を見ると、なんとも納得である↓

 

X (エックス) (U)(B) R

伝説のクリーチャー・人間、スパイ

2/2

XがXのオーナーの対戦相手の手札にある限り、オーナーはXを唱えたり、能力を起動したりできる。その対戦相手は、Xを唱えられず、手札を公開してゲームを行う。

(U)(B)(T):Xを対象の対戦相手の手札に入れる。

(3)(U)(B):Xと同じ手札にあるカードを、そのマナコストを支払うことなく唱えても良い。

 なんと、最強のスパイは相手の手札に潜り込む。かつて「潜伏工作員(10E)」という相手軍勢に紛れ込むクリーチャーはいたが、ここまで大胆に相手の喉元(手元?)まで食い込むカードは当然史上初。うまく潜り込んでしまえば、相手が能動的に手札を捨てる手段を持っていなければ、あとは相手の手札情報を観察しながらやりたい放題。「心盗み(PCY)」なんて目じゃないぜ。ただし、相手が「Force of Will(ALL)」を持っている場合は注意(どんな環境だ)。

 

The Big Idea (超絶計画) (4)(R)(R) R

伝説のクリーチャー・超頭脳(Brainiac)・悪党

4/4

(2)(B/R)(B/R)(T):6面ダイスを1つ振る。その出目に等しい数の1/1で赤のBrainiac クリーチャー・トークンを生成する。

あなたのコントロールするBrainiacを3体タップする:あなたが次に6面ダイスを1つ振る場合、代わりに2つ振り、その出目を合計する。

 優秀なトークンジェネレーターかつダイス運コントローラー。多少ダイス運が悪くとも、これが数ターンの間生き残れればそれだけでゲームには勝てるはずだが、brainiacって何。

 

Hot Fix (修正パッチ) (4)(W)(U) R

ソーサリー

あなたは10秒間、自分のライブラリを見てその順番を並べ替えて良い。10秒後にあなたがそれらのカードに手を触れてしまっていたなら、あなたのライブラリを切り直す。

 これはカーペットじゃないのよ、大事なものなの。

 ライブラリを好きなように並べ替えられるという夢のようなカード。ただし制限時間は10秒。その間に望むカードを取り出し、並べ、重ねて戻して整えて。カードを探すだけでも結構な時間が取られてしまうので、頑張って並べてもせいぜい3〜4枚ってところだろうか。多分対戦相手の目線なんて気にしてられないので、相手にもなにを並べたかはバレバレになるだろう。あとはこれに6マナとカード1枚を費やす価値があるかどうか……。ちなみに、フレーバーテキストの訳出で色々と悩んだのでここに記載しておく。原文は「It’s not a carpet moth, it’s a feature」。carpet mothは調べると「モウセンガ」という蛾の一種らしいのだが、ここでわざわざ個体名を限定する必要もない気がするので、イラストの騎士の行動から考えて、カーペットのようにして紙にたかっている蛾に文句を言っている、というテキストだろう。ちなみに、さらに調べると「Not a bug, it is a feature」という言葉で「バグではなくて仕様です」という決まり文句でもあるらしい。名前からもわかる通り、このカードはコンピュータープログラムの書き直しを表しているカードなので、そうしたプログラマーのお約束セリフのバロディになっており、「プログラムのバグ」以外にも「昆虫」全般を表す「bug」という単語を「carpet moth」に置き換えているのである。

 

Phoebe, Head of S.N.E.A.K.S.N.E.A.K.の首領、フェーベ) (1)(U)(B) M

伝説のクリーチャー・人間、スパイ

2/3

〜はフレイバーテキストを持つクリーチャーにはブロックされない。

(2)(U)(B):〜は対象のクリーチャーのテキストボックスを恒久的に盗む(そのクリーチャーは全てのルールテキストとフレーバーテキストと透かしを失う。〜はそれらを得る)

 この場所はわざと空けてある。

 あれ? こっちにもスパイの親玉が。Mr.Xはレアだったけどこちらは神話。こっちの方が格上っぽいな。なんと、クリーチャーの能力を永遠に奪ってしまうという鬼のような大泥棒。ついでに透かしマークやフレーバーテキストまで盗むので、起動し続ければ余裕で最長テキスト記録を塗り替えることが可能だ。ただし、盗みを働くとその対象はさすがに彼女の存在に気づいてしまうようで、せっかくのアンブロッカブル能力は機能しなくなる。こっそりクロックを刻みたいなら、余計な相手には触らないほうがいいかもしれない。

 

Handy Dandy Clone Machine (便利で格好良いクローン製造機) (3) R

アーティファクト

(2)(T):2/2で無色のホムンクルス・クリーチャー・トークンを1体生成する。それは常に、手と2本指で表されなければならない。そうでなければ、それは存在しなくなる。

 試作初期段階では、そのクローンは失敗して全部親指だった。

 まさにハンディなトークンを生成(?)する装置。わずか2マナで2/2が出せるのは強いのだが、トークンにはカードやチップではなくて実物の手を使わねばならない(どんな感じにするかはイラスト参照)。アシュラマンでもない限りは最大でも2体。そして2体出しちゃうとカードが持てなくなるので結局次のドローステップで1体は消えてしまうだろう。まぁ、常に手を一本封じられた状態でトークン1体を維持するのがせいぜいか(もしくは、「誰の手で」とは指定されていないのでお友達に協力してもらうという「手」もある)。これ、タップ状態はどうやって表すんだろうな。ちなみにフレーバーテキストは、この装置の初期には「全て親指になっていた(clones were all thumbs)」とあるが、all thumbsには「手が全部親指みたいだ」から転じて「不器用」「不恰好」という意味のイディオムになっている。これまたちょっとした洒落である。また、カード名の「handy dandy」は「便利で素晴らしい」という意味もあるが、両手に何か物を隠してどっちに入っているか当てさせる遊びのこともこう呼ぶらしい。まぁ、実際にイラスト見るとトークンもなんとなくダンディですけどね(目だけ)。

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 ドラフトがお休みだから気楽に更新できるわ。

 

Sacrifice Play (捨て駒) (2)(W) C

インスタント

ゲーム外の人間は、対象の対戦相手がコントロールする攻撃クリーチャーかブロッククリーチャーを1体選ぶ。そのプレイヤーは、それを生贄に捧げる。

 再帰的チェスでは、再帰的チェスで勝って初めて駒を取ることができる。

 いわゆるサクり系除去だが、サクるカードをこっちが選ばず、かといって相手も選ばず、という不思議な着地点になった1枚。選択肢が1つしかなければ意味はないが、複数ある場合、完全な部外者が周りにいる状況で使うと運ゲーになり、なまじMagicを知ってるやつにやらせると、どっちのプレイヤーが好きかの人気投票になったりもする。なんだそれ。ちなみにフレーバーの「再帰的チェス(recursive chess)ってのはどういうことかというと、イラストを見るとなんとなくわかる、チェスがチェスする入れ子構造のことである。いや、ごめん、意味わかんない。

 

Very Cryptic Command(実に謎めいた命令) (1)(U)(U)(U) R

インスタント

次のうちから2つを選ぶ。

「対象のパーマネントを2つアンタップする」

「対象のプレイヤーのコントロールする、名前が1単語であるパーマネントを全てタップする」

「あなたの手札を全て捨て、その後捨てた枚数に等しいカードを引く」

「対象の、あなたの墓地にあるインスタントかソーサリー呪文・カードを手札に戻す」

 お馴染み「Cryptic Command/謎めいた命令(LRW)」のパロディ呪文。イラストや形式は大体同じだが、それぞれのモードがそれぞれ不可思議。特に本家リスペクトって感じでもないが、強いて共通の特徴をあげるなら「やや微妙」ということくらいだろうか。まぁ、本家がガチすぎるから。一応確認しておくと、モード選択と対象の決定は呪文を唱えるときにやる必要があるので、3つ目のモードで捨てたカードを4つ目のモードで回収したりはできない。

 

Old-Fashioned Vampire (古風な吸血鬼) (3)(B)(B) U

クリーチャー・吸血鬼

3/3 飛行

〜は、外が暗いかぎり+2/+2の修正を受けるとともに接死を持つ。

 頑張って忍び寄るか、やめとくか……ねぇ?

 ゲームをやる時間次第で桁違いに能力が変わるアンコ吸血鬼。このセットの発売は12月、つまり(北半球なら)最も日照時間が短い時期なので、一番プレイされると思われる期間中は割と強い。ただ、イラストの吸血鬼はパジャマにつっかけ、片手でエールを引っ掛けているところを見ると、あんまり夜中にお外で仕事をする気はないようである。

 

Over My dead Bodies (俺の屍を越えていけ) (4)(B)(B) R

エンチャント

墓地のクリーチャー・カードは、それが戦場にあるかのように攻撃やブロックできる。それらは墓地にあるクリーチャー・カードのみをブロックでき、ブロックされる。それらは本来のタイプに加えてゾンビでおまり、Undeathtouch(接不死)を持つ。(それらがクリーチャー・カードにダメージを与えた時、それらのカードを追放する)

あなたの墓地のクリーチャー・カードは速攻を持つ。

 墓地が第2の戦場へと姿を変える面倒臭いエンチャント。本来の戦場はそこだけ、墓地は墓地だけで交戦関係は完結しているが、プレイヤーにダメージが届くのは一緒なので管理が大変である。それにしても「接死/deathtouch」でクリーチャーが死ぬのはわかるが、「接不死/Undeathtouch」で追放になるのはいかがなもんだろう。生き返ったら無限ループだけども。墓地のクリーチャーたちは「栄光の頌歌(10E)」みたいな戦場にいるクリーチャーに効果があるカードの影響は受けるんでしょうか。墓地のクリーチャーが対象に取れるかどうかもわからないなぁ……。

 

Garbage Elemental (ガラクタの精霊) (4)(R) U

クリーチャー・エレメンタル

2/4 激情2(このクリーチャーが攻撃してブロックされないたび、それはターン終了時まで+2/+0の修正を受ける)

〜はWordy(冗長な)クリーチャーにはブロックされない。(ルールテキストが4行以上あるクリーチャーは冗長である)

 なんと懐かしい「激情/Frenzy」能力を持った、史上2枚目のカードである。未来予知で作られた「激情スリヴァー(FUT)」は結局リミテッドですらろくに使われなかったどうでも良さではトップクラスのキーワード持ちだったが、今回ここで復活したということは、制作チームはこの能力の実用化を考えているということなのか、逆にもう黒枠での採用はないと考えたのか。今回は色んな実験が盛り込まれてるからなぁ。あ、「Wordy」は黒枠採用されないやつです。一応ブロック回避と「ブロックされなければ」の能力なので相性はいいのだが、これが書いてある本人のルールテキストが長いのはどうなのよ。

 

Really Epic Punch (マジで勇壮な殴打) (1)(G) C

ソーサリー

対象のあなたのコントロールするクリーチャーは、それが宿主であるか拡張されていれば+2/+2の修正を受ける。その後、それは対象の、あなたのコントロールしていないクリーチャーと格闘する。

 そいつは並の熊よりもスマートだ。

 やったぜ! タルキール龍紀伝で登場して我々に笑いを届けてくれた「勇壮な対決(DTK)」、そしてその元ネタ「凶暴な殴打(KTK)」に続くパンチ劇場第3弾である。「凶暴な殴打」ではスーラクが熊をぶん殴り、生まれ変わったタルキールを舞台にした「勇壮な対決」では今度はドラゴンをぶん殴っていた。新しいこのカードでは、まるでスーラクに殴られた憂さを晴らすかのように熊がドラゴンを殴っているのである。ただ、よく見るとカードの効果の「拡張されたクリーチャー」からもわかる通りに、これが普通の熊ではないんだよな……。ドラゴンだってこんなのに殴られたらそりゃ怯むわ。

 

Entirely Normal Armchair (いたって平凡な安楽椅子) U

アーティファクト

あなたのターンの間、〜が手札にあるなら、あなたはそれを戦場のどこかに隠しても良い。

(0):〜をそのオーナーの手札に戻す。いずれかの対戦相手のみが、〜を見つけた時にだけこの能力を起動して良い。

(2)、〜を生贄に捧げる:対象の攻撃クリーチャーを破壊する。

 「隠す」って言われたってどうすればええねん、と思うが、普通に考えたらなんらかのカードの下にこっそり潜ませておくのが無難だろう。ただまぁ、あんまりぴったり重ねて全然見えないような状態でプレイするのも興が冷める気もするが。相手の隙をついて、本当に戦場の隅っこに何気なくおいとけば案外気づかれないかもしれない。別なゲームでいうなら「いかさまゴキブリ」みたいなゲームになる……かな、どうだろう。ちなみに、なんでただの安楽椅子でクリーチャーが死ぬかというと……イラスト参照。うん、なんの変哲も無いね。そうだね。気づかない方がどうかしてると思う。

 

Kindslaver (親切隷属器) (5) R

伝説のアーティファクト

(5)(T)、〜を生贄に捧げる:ゲーム外の誰かは、対象のプレイヤーの次のターンの間、そのプレイヤーのコントロールを得る。どのプレイヤーも、そのターンの終了時までその人に助言はできない。

 ゆっくりしててよ。代わりの人を連れてきたから

 誰でもわかる通りに「精神隷属器(SOM)」のパロディ。設置コストが1マナ軽くなったが、起動が重いのでトントン。その上で、効果は当然本家には及ばず、またまた出番です、ゲーム外の誰か。これ、何も知らない人にターンを託して突然カード破かれたりしたらどうするんだろう。いや、そんなアホな、って思うけどさ。今、なんとなく普段ドラフトしてる空間を想像したら、周りにいる部外者に、本当に無茶苦茶しそうな奴がいるんだよね。もしかしたら即死光線とか打ち始めるかもしれない。とりあえず、他のプレイヤーに任せるのが無難かも。お鉢を回されたプレイヤーの程よいバランス感覚が求められますね。まさに、親切心の勝負だ。

 

Krark’s Other Thumb (クラークの別な親指) (2) U

伝説のアーティアクト

あなたがダイスを1つ振るなら、代わりにダイスを2つ振り、片方の出目を無視する。

 クラークって奴は、賭け事で親指を失っては「大勝負だ!」ってんですぐに戻ってくるようなゴブリンだったな。

 こちらは「クラークの親指(MRD)」のパロディ。あっちはコインフリップだが、今回はダイスロールである。ただ、注目なのは効果そのものではなく、これが伝説のくせにアンコモンという低いレアリティで収録されているということ。さらにフレーバーテキストも参照すると、どうやら「超ラッキーだったゴブリン」として伝説となったクラークが、ひょっとしたら自分の「親指」をしょっちゅう色んなところで負けの代償として支払っていたんじゃ無いかっていう疑惑が浮上してくるわけで……絶対ニセモンやんけ。

 

Modular Monstrosity (怪物化した接合者) (7) R

アーティファクトクリーチャー・構築物

3/3

対戦相手が呪文を唱える旅、あなたは5秒以内に今日まだ〜のために言われていない、過去にクリーチャーカードに印刷されたことのあるキーワード能力を1つ選ぶ。そうしたなら、〜はその能力を得る。そうでなければ、〜は全てのキーワード能力を失う。

 効果の詳細については公式記事参照。一応重要な記述としては、プロテクション(赤)もプロテクション(カヴー)も、全て「プロテクション」という同じ能力としてカウントするので使いまわしはできないということ。あと「過去に印刷されたことがある」という条件付きなので、例えば滅殺能力なら最大でも4までしか宣言できない。ちなみに、当ブログでは割とゆるい意味で「キーワード能力」という言葉を使ってしまっているが、厳密には能力として名前がついていても「キーワード能力」で無いものも結構多く、例えば「飛行」はキーワード能力だが、「スレッショルド」や「強襲」はキーワード能力ではない(その言葉単体で意味を持たないため)。それでもキーワード能力は結構な数があるので、気になる人はWikiなんかで調べて「理想のキーワード能力リスト」を用意しておけば、いざという時に最強のモンスターを作れるかもしれないぞ。とりあえず破壊不能にしてから二段攻撃、そして回避能力と並べていくのがベストか。回避能力は相手のコントロールしている土地渡りが手っ取り早いが、実は「馬術」と宣言するのが最強だったりする。

 

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Adrable Kitten (カワイイ子猫) (W) C

宿主クリーチャー・猫

1/1

〔このクリーチャーが戦場に出た時〕

6面ダイスを1つ振る。あなたはその目に等しい値のライフを得る。

 もう、この形でスポイラ書くの無理やんけ!!! イラスト見てくれ! あと公式記事も翻訳されたのでシステムについてはそっち参照な。「Host/宿主」クリーチャーは、他のクリーチャーパーツのAugment(拡張)の土台として使われる。拡張カードがどんなものかも、面倒だから記事見ろ。拡張能力は、宿主クリーチャーが戦場にいるときにコストを払うことで合体生物を生み出す能力である。例えば「多頭の-子猫」とかが生まれる。英語版限定でジェネレーターもあるぞ。もう、本当に「だからどうした」の世界だ。別にオーラでええやん、テキストが書き換わるとかいう違いはあるけど、そこまでたいした差じゃないし。一応、拡張カードの方は「唱える」ではなく起動型能力なので、対応して宿主を除去されてもフィズらないで手札に残る点はちょっと違う。ドラフトだとどれだけ宿主が出てくるかによるが、どうせ拡張は1回しか使えないんだし、大したギミックではない気がする。ビジュアル見て楽しむ程度だな。

 


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