最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
前日までは全く行くつもりなどなかったグランプリ京都。近くで開催されるとはいっても、それなりにお金も時間も体力もかかるし、これまでは何度もスルーしてきたのだが……。当日、アーティストブースに登場するアーティストの情報を見て出向かわざるを得なくなった。今回来日したのはRaymond Swanland氏。様々なカードを担当しているが、なんと、あの「スラクジムンダール」の画を描いた人ではないか!! そりゃぁ流石に私としても参加しないわけにもいくまいよ。「スラクジムンダール」の大判カード、さらに諸々のイラストカードを携えて、一路会場へと向かったのであった。
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<青>
Aerial Guide 空からの導き手 (2)(U) C クリーチャー・ドレイク 2/2 飛行 〜が攻撃するたび、対象の、他の攻撃クリーチャーはターン終了時まで飛行を得る。 こりゃまた凄まじい。毎度お馴染み「風のドレイク」の完全上位互換であり、過去のリミテッドでは必殺コモンとして名高かった「訓練されたコンドル(M14)」のほぼ上位互換でもある。ようやく青のフライヤーがいくらか本気になってくれたということか。攻めているときのこいつの能力の強さは尋常ではない。2ターン目「修練者の相棒」から3ターン目コレに繋げば、次のターンからフライヤーでクロックが5点確定。コモン2枚でハイ終了。白には3マナ3/2絆魂の「孤高のラクダ」なんかもいるし、「知識のカルトーシュ」の枚数が減る部分を余計なまでにカバー出来ている。有効利用するなら元から飛んでるクリーチャーが少ない緑あたりとの組み合わせが理想で、3ターン目これ、4ターン目「横断地のクロコダイル」とか言われたらオケチラ様でも助走つけて殴るレベル。あとは、「青の速いデッキ」が実現する世界になれば文句無しなのだが……「厳しい事実の永遠衆」と手ぇ組んでカード引きまくるのが正しい使い方な気がする。これならリミテでも手軽に出来る憤懣コンボだ。
Aven Reedstalker エイヴンの葦原忍び (3)(U) C クリーチャー・鳥、戦士 2/3 飛行 瞬速 「ネファリアの海鳶(M14)」の種族変更(追加)再版。いつの時代にもそこそこニーズがある、「あわよくばカウンターかまえたままで展開出来る戦力」である。ただ、今回はコモンで収録されたカウンターが条件付きの「相殺の風」だけなので、これまでのように「本質の散乱」「取り消し」撃ち放題だったパーミッション志向のデッキは狙いにくい。あくまでもトリックとしてのブロッカー配備とか、そういう役割を任せられる程度ではある。まぁ、それでもこのステータスなら文句無いんだけどさ。ちなみにフレーバーでは「永遠衆と戦うには相手が見たこともない攻撃をすればいいよ!」と言っているのだが、残念ながら永遠衆は生前の性能・記録を残した状態で強くなってるゾンビなので、同門相手に知らない戦術を展開するのはほぼ不可能な模様(生前の記憶は、手に入れたカルトーシュに保存されているのだ)。
Champion of Wits 機知の勇者 (2)(U) R クリーチャー・ナーガ、ウィザード 2/1 永遠(5)(U)(U) 〜が戦場に出たとき、あなたはそのパワーに等しい数のカードを引いても良い。そうしたなら、手札を2枚捨てる。 パワー活用の永遠サイクル、青は当然ドローする。レアなので当たり前だが、書いてあることはシュートに強い。単に3マナクリーチャーが187で2枚分のルーターっていうだけでもおまけとしては充分だ。「ロナスの碑」で自分が強化出来ないのは惜しいとこだな。そして7マナ溜まれば更なる特大アドバンテージが待ち構えている。カードを使わずに純正の3枚得ってことは「失われた真実のスフィンクス(ZEN)」と大体同じ。「スフィンクス」のキッカーもトータルで7マナだったのだから、大体同じような感覚で使っていけるだろう。これの能力で更なる不朽・永遠持ちを墓地に送り込めればデッキデザインとしても美しい。あとはこうした悠長な能力が許容される世界になるかどうかだが……。
Countaervailing Winds 相殺の風 (2)(U) C インスタント 対象の呪文1つを、そのコントローラーがあなたの墓地にあるカード1枚につき(1)を支払わない限り打ち消す。 サイクリング(2) サイクリングを得た代償としてマッドネスを失った「堂々巡り(TOR)」。存在意義の大半である能力を失ったので完全に換骨奪胎である。……って書こうと思って一応確認したら、「換骨奪胎」って「前例のフォーマットを使って別な良いものを作る」って意味で改悪のニュアンスは無いんだってね。知らなかった。じゃぁなんて言えばいいんだろ。……「クソ化」ですかね。いや、3マナの呪文としての性能は実はそこまで悪いものではなく、ゲーム序盤なら1マナでも要求できれば使えるのだし、中盤以降は要求マナも増えて確定カウンターに近づく。「検閲」のような固定値の呪文よりも良い部分はちゃんとあるのだ。ただ、やっぱりその下準備が面倒って話でね。それなら「取り消し」でいいじゃん。これをサイクリングすれば墓地が肥えるぞ。
Cunning Survivor 狡猾な生き残り (1)(U) C クリーチャー・人間、戦士 1/3 あなたがカードをサイクリングするか捨てるかするたび、〜はターン終了時まで+1/+0の修正を受け、このターンブロックされない。 「神出鬼没の呪拳士(DTK)」をアモンケット風にアレンジしたコモン。2マナのくせに2点のクロックになれるという攻撃性能は文句無く優れており、恒常的に機能するならば充分エンドカードになるのは「呪拳士」が証明した通り。ただ、問題はやっぱりこの「恒常的に使えれば」って部分でね。「呪拳士」はまだ他のスペルを展開しながらの攻めが可能だったが、こちらは盤面に影響がでない形での起動がほとんど。戦闘前に起動しなきゃ意味が無いので、サイクリングなどのタイミングが制限されるのは負担だし、序盤からダメージを稼いでいきたいカードなのにその序盤で運用しにくいので、使ってみるとなかなか活用しきれないイメージの方が強そう。おそらくサイクリングよりもディスカードで運用する方が現実的なビジョンであり、「ハゾレトの碑」があればクリーチャーを展開しながらの進軍も可能。ディスカードエンジンがある赤や黒との組み合わせでの使用が主になるか。
Eternal of Harsh Truths 厳しい事実の永遠衆 (2)(U) U クリーチャー・ゾンビ、クレリック 1/3 加虐2 〜が攻撃してブロックされないたび、カードを1枚引く。 アンコモン以上の加虐カードは、大体が「ブロックされなくても嫌なことするぞ」という不自由な二択を迫るデザインになっている。コモンの場合は単に「ブロックされても削れる」という能力だが、レアリティがあがると上位版になるのだ。ただ、青の場合は黒や赤の加虐よりも弱い部分がある。それは、本質的に青が速い色ではなく、相手にとってライフルーズが相対的に「嫌な選択肢」ではなくなるのだ。攻めるデッキを相手にした時に「ブロックしてるのにライフが減る!」というのがプレッシャーだからこそキツいのであって、青相手に序盤の2点3点が影響しない可能性はそれなりにあるのだ。更に、このクリーチャーは割と相打ちを取るのも簡単で、合体ブロックまでいけばほぼ討ち取られてしまう。その程度の戦力では、加虐もあまり意味を成さないだろう。だが、それはこのクリーチャーが弱いという意味ではない。青には青の生き様が、嫌らしい戦略がある。もう、こいつは「ドロー出来る」というただ1点において強いのだから、加虐なんぞ無視してしまえばいいのだ。例えば「道拓きの修練者」でブロックされなくしてやる。もう、それだけでハイパーエース。いっそ「判断麻痺」でブロッカーをこじ開けて殴ったって枚数で損をしない。少し前の「ジェスの盗人(ORI)」がどれだけ鬱陶しかったかを考えれば、その強さは折り紙付きである。一番簡単なのは、伝家の宝刀・カルトー(略)
Fraying Sanity 正気減らし (2)(U) R エンチャント・オーラ、呪い エンチャント(プレイヤー) 各終了ステップの開始時に、エンチャントされたプレイヤーは自分のライブラリをX枚墓地に置く。Xはこのターンに他の領域からそのプレイヤーの墓地に置かれたカードの総数である。 あらまぁ奥さん、ライブラリが削れるんですってよ。呪い+ライブラリアタックといえば、すでにリミテッドレベルならうっかり相手のライブラリを削り切っちゃうこともあった「血まみれの書の呪い(ISD)」があった。あっちは毎ターン2枚固定だったが、複数枚張ることが出来ればリミテッド程度のデッキなら見る見る減っていくのがなかなか壮観。今回の呪いは削れる枚数が不定で、他のライブラリ削りカードとの共闘態勢が期待されている。1枚目換算なら「血まみれの書」に軍配が上がるが、「血まみれの書」が1枚あれば性能で追いつき、更に他の効果でクリーチャーが死んだり、手札を捨てたりすればこちらのカードの方が効果が上がっていく。「心の傷跡(M14)」でライブラリを半分削ると、次の瞬間にはライブラリが消し飛んでいたりも。そこそこ夢は感じられる設計だが、いかんせん1枚ではほとんど仕事をしないカードなので使用までのハードルは高め。呪いデッキでもちょっと厳しいかね。
Hour of Eternity 永遠の刻 (X)(X)(U)(U)(U) R ソーサリー 対象の、あなたの墓地にあるクリーチャー・カードをX枚追放する。それぞれのカードについて、そのコピーであるトークンを戦場に出す。それらは基本のパワーとタフネスが4/4の黒のゾンビである。 ダイナミック・永遠劇場。墓地にいる連中をみんなして永遠。大雑把過ぎるその姿勢は何とも破滅的である。永遠クリーチャーの起動コストは大体5〜6マナ。ということは、仮にX=1だったとしてもそこまでコスパに劣る呪文ではない。例えば釣り上げるのが「這い寄る刃」1体だけだったとしても、4/4なら充分ゲームが終わるのだ。他にも「枯死コウモリ」や「炎刃の達人」あたりも手軽にゲームを終わらせる良い手駒。もし7マナに到達したら、こうした破滅的な選択肢が2つ以上飛び出してくるのだから、あまり下準備も必要なくゲームエンドと言って差し支えないだろう。それにしても、この不気味なスカラベ神さまの雄姿が「注目のストーリー」なのか……。
Imaginary Threats 空想の脅威 (2)(U)(U) U インスタント 対象の対戦相手のコントロールする全てのクリーチャーは、このターン可能なら攻撃する。そのプレイヤーの次のアンタップ・ステップに、そのプレイヤーのコントロールするクリーチャーはアンタップしない。 サイクリング(2) 描かれているシーンはラザケシュVSゲートウォッチ軍団の中で、ジェイスが頑張って戦闘に貢献している時の図。このテレパス、いっつもこんな仕事しかしてねぇな。あとはずっと魔法で姿隠して逃げ回ってるだけで、なんかTRPGで「インビジブル」唱えて様子見てるエルフのシャーマンを思い出すわ。さておき、そんなジェイスの必殺技は「睡眠(M13)」をなかなか面白い形でアレンジしたもの。「睡眠」は単にタップして起こさないが、今回は青のもう1つの色特性である「攻撃強制」と組み合わせて同等の効果を実現した。「睡眠」と比べて優れている点は、攻撃強制によって相手の意に沿わぬアタッカーをブロックで殺せるかもしれないところ。逆に劣っている点は、馬鹿正直に殴られるのでダメージをくらうのは間違い無いところ、引いたターンにゲームを決められず、タップカードとしては1ターン遅れるところ、警戒持ちには意味が無いところ、戦闘前に使わなきゃいけないのでガードががら空きになるところ、第2メインフェイズでクリーチャー出されると意味が無いところ。……ジェイス、お前駄目なんじゃないか? まぁ、弱体化してるからサイクリングでお茶を濁しているわけだが……。ラザケシュに「殴ってこいよオラ!」っつっても8/8トランプラーのパンチをジェイスが受け止めきれるとはとても思えない。
Jace’s Defeat ジェイスの敗北 (1)(U) U インスタント 対象の青の呪文を打ち消す。それがジェイス・プレインズウォーカー呪文であるなら、占術2を行う。 「敗北」サイクルのジェイスは、シンプルに「反論(THS)」の上位互換。「反論」も時勢があえばちょこちょこサイドボードに顔を見せるカードなので、こちらの呪文もメタ次第で構築レベルである。しばらくは「奔流の機械巨人」も一線を退く気配はないし、活躍のチャンスは多いのではなかろうか。まぁ、こんな呪文が刷られたタイミングではあんまりメインメタにジェイス本人が絡んでこないあたり、やっぱりあのテレパスは狡猾だよなぁ。イラストでは「流れ込む知識(SCG)」に負けず劣らず、顔中の穴から何かをだばぁしてるジェイスさんが実にみっともないし、ボーラスさんとはなまじ知り合いなせいでホント辛辣なコメント頂いてますけどね。なお、この呪文でボーラスさん本人もカウンターされてしまう模様。
Kefnet’s Last Word ケフネト最後の言葉 (2)(U)(U) R ソーサリー 対象のアーティファクトか、クリーチャーか、エンチャントのコントロールを得る。あなたのコントロールする土地は、次のあなたのアンタップ・ステップにアンタップしない。 ケフネトさんの超督励サイクルはなんと「支配魔法」である。しかもオーラじゃないのでほぼ後腐れ無しでのパクりカードということで、近年では「慮外な押収」に近い効果だが、制限無しで1マナ軽く、色々とあり得ないスペックである。もちろん超督励なので次のターンの土地には不自由するだろうが、元々パクり呪文ってのは相手の最強パーマネントがこっちに来る時点でアドバンテージ2枚分に近い効果である。普通の状況からこれを1ターンで取り返すのは案外難しい。というか、割とどうしようもないことも多い。どうせ明らかに決定打だと分かる対象が登場するまでは温存するからあまり序盤のマナ勘定を考える必要はないし、「通れば勝ち」のシーンが多そうなのでデメリットはそれほど考える必要はない。唯一相手が青の場合はバウンスでちょっとしょんぼりする場合もあるだろうが、その辺はプレイングでカバーするしかないな。相手が「ロナス!最期の抵抗!!」っつって繰り出した5/4トークンをこれでパクったら、あの娘どんな顔するんだろう。 <白>
Act of Heroism 英雄的行動 (1)(W) C インスタント 対象のクリーチャーをアンタップする。それはターン終了時まで+2/+2の修正を受けるとともに、このターン追加でもう1体のクリーチャーをブロック出来る。 今回の白コモントリックのコーナー。攻め気が強く、とにかく速い環境では結構なニーズがあった「力強い跳躍」の後枠がこうして防御主体のカードになっているあたり、製作サイドがリミテッドをどういう速度にしたいかが何となく見えてくるようだ。アンタップするので督励サポートに使える部分はまだ攻め気があるように見えるが、せっかくなので確認しておくと今回のセットで白に収録された「攻撃時に督励」カードはなんとたった2枚。コモンに2マナ3/1、アンコに4マナ3/2(タッパー)。どちらも攻めのカードではあるが、これまでのように次々と攻めのカードがピック出来る状態ではない。なるほど、今度こそ、ホントに今度こそ、環境のスピードも落ちるんじゃなかろうか(俺、毎回こんなこと書いてる気がする)。
Adorned Pouncer 典雅な襲撃者 (1)(W) R クリーチャー・猫 1/1 二段攻撃 永遠(3)(W)(W) 永遠能力のお目見えとなったカード。リーク時点ではルールテキスト無しのプロモカードだけが判明していたため、一体どんな能力なのかと色々と想像を巡らせたものだが、結果的には4/4二段攻撃のでっかいゾンビ猫になる能力でした(個人的には名前の響きから破壊不能が付く能力だと予想してたけど)。1/1二段攻撃で2マナは「剣術の名手(RTR)」と同じなのでアンコレベル。カルトーシュや装備品などのギミックで底上げ出来ればボチボチの活躍が見込めるが、まぁ、適当に討ち死にして墓地に行くところまでが前提条件。永遠コストが5マナと格安であり、このコストで4/4二段攻撃が出てくるとか、冗談にしてもタチが悪い。まぁ、レアだからなぁ。後ろに「威厳あるカラカル」とか置いとくとオーバーキルもいいとこである。今回もゾンビ支援カードが多いようだし、サポートには事欠かないだろうなぁ。
Angel of Condemonation 糾弾の天使 (2)(W)(W) R クリーチャー・天使 3/3 飛行 警戒 (2)(W)(T):対象の他のクリーチャーを追放する。次の終了ステップの開始時に、そのカードをオーナーのコントロール下で戦場に戻す。 (2)(W)(T)、〜を督励する:対象の他のクリーチャーを、〜が戦場を離れるまで追放する。 このセットのレア天使。ちなみにこの世界における天使は「王神にのみ従う」という機能を有しているため、基本的には悪役である。そして、アモンケットから引き継いで全て男性形。これはアモンケットの時点で「なんか他の次元と違っているという不穏な印象」を与える為のデザインだったらしい。決してボーラス様が女性形の天使を嫌うホモというわけではない(多分)。さておき、書いてあることは実にデンジャラス。普通に運用するだけでも自由に操れるブリンク効果は汎用性が高く、適当な187クリーチャーと組み合わせるだけでゲシゲシアドバンテージを稼ぐことが可能。「グレイブディガー」やら「戦炎の投槍手」と手を組んだだけでもゲームは終わるだろう。そして、督励能力を使えばそんなパートナーすら必要としない。2ターンに1体のペースではあるが、相手クリーチャーを好き放題異次元に吹き飛ばせる能力はなかなかのチートっぷりだ。ご丁寧に警戒まで付いているので殴ってから起動出来るのもポイントが高い。まぁ、除去られればそれまで追放した連中が一気に帰ってくるのであんまり依存しすぎるのも危ないのだが、そんなことを考えてたらレアは楽しめませんからな。リミテッドでは鬼カード。構築では……いくらなんでものんびりしすぎだ。
Angel of the God-Pharaoh 王神の天使 (4)(W)(W) U クリーチャー・天使 4/4 飛行 サイクリング(2) アンコ天使だけど「それだけかよ」っていう何とも地味なデザイン。コモンの「微光鱗のドレイク」が1マナ重くなったらパワーが1増えただけである。それでアンコを名乗るのはちょっと……。まぁ、「有翼の番人」よりも強いってことなんだろうけどさ。今まで「有翼の番人」入れてた枠があるなら、そこに差し替えてもいいだろう。あるならね。ヤソ曰く、「サイクリングは実質罠」。
Aven of Enduring Hope 尽きぬ希望のエイヴン (4)(W) C クリーチャー・鳥、クレリック 3/3 飛行 〜が戦場に出たとき、3点のライフを得る。 「慈悲の天使(10ED)」の種族変更再版。これまでずっとアンコだった天使がコモンで提供されるあたり、まだまだクリーチャーパワーは高いと言えそうだ。今回はこうしてライフを得るタイプのカードが白・緑を中心に割と多く設定されており、試合を早く終わらせるよりも先延ばしするデザインが意図されている。5マナ3/3フライヤーはいつの世界でもエース級なのだから、そこにおまけがついた元アンコモンに文句などあろうはずもないが、これ以降のマナ域では永遠能力によって4/4の時代に突入することにも注意する必要がある。上手く地上を捌いて、空から殴り切るデザインが作れるかどうか。
Crested Sunmare 冠毛の陽馬 (3)(W)(W) M クリーチャー・馬 5/5 あなたがコントロールする他の馬は破壊不能を持つ。 各ターンの終了ステップの開始時に、あなたがこのターンライフを得ていたなら、5/5で白の馬・クリーチャー・トークンを1体生成する。 何故そこで馬ッ!?(CV井上喜久子) 突如現れた神話馬。全ウマに能力を与えるので史上初の馬・ロードと言えなくもない。よし、さっそく現スタンダードで使えそうな馬を探してみよう。……いねぇよ。そもそも馬クリーチャーの時点で「グール馬(SOI)」と「灰口の雄馬(SOI)」の二種類しかいねぇよ。なんでこんなカードが出てきたのかはとても謎。エジプト神話からのトップダウンデザインなのかとも思ったが、情報を探しても「そもそもエジプトには馬がいなかった」とかいう実も蓋もない情報がヒットするし……というわけで、その強さは単体でお楽しみ下さい。5マナ5/5な上に、ライフゲインからばんえい競馬もびっくりの特大馬を召還。そしてそれらが全部破壊不能。恒常的にライフゲイン出来る手段があれば毎ターン1点でも構わないので、あっという間に馬天国。絆魂でもいいし、アモンケットなら「選定の司祭」の能力、さらに相手に究極の選択を迫る「侵入者への呪い」なんかもお似合い。馬子にも衣装とはよく言ったものだ。まぁ、どうあがいても自分自身は破壊不能にならないので、さっさと処分される可能性もあるわけだが……ウマいことギミックを考えてあげたい。一応何とかしてコピートークンが作れれば互いに破壊不能を与え合う無敵のバ(馬)ディになる。竹馬の友ってやつだな。うむ、だいぶ強引になってきたのでやめる。馬脚をあらわす前にやめる。
Dauntless Aven 不屈のエイヴン (2)(W) C クリーチャー・鳥、戦士 2/1 飛行 〜が攻撃するたび、対象の、あなたのコントロールするクリーチャーをアンタップする。 督励と組み合わせてくださいと書かれたがっつり攻めのフライヤー。タフネス1は生きにくい世の中かと思われていたが、現環境でも「枯死コウモリ」はしょっちゅうゲームを決めているわけで、やっぱり除去は弱い世界だった。幸い今回は黒にはタフネス1だけを狙い撃ちするカードは無く、気にするべきは赤に収録された−1の「かすむ刀剣」くらい。タフネスの低さはそこまで失点にならず、ヒッターとしての性能や督励サポーターとしての能力の方が注目されそうだ。2ターン目「突風歩き」からのコレだと、毎ターン5点分の飛行ダメージになるんだけど、生きられる奴おるか?
Desert’s Hold 砂漠の拘留 (2)(W) U エンチャント・オーラ エンチャント(クリーチャー) エンチャントされたクリーチャーは、攻撃もブロックも出来ず、その起動型能力を起動出来ない。 【砂漠条件】〜が戦場に出たとき、あなたは3点のライフ得る。 「拘引(RTR)」の上位互換カード。もしくはライフゲインまで含めれば「信仰の足枷(RAV)」の亜種と見ることも出来る。「拘引」はあらゆる世界での必須除去なのだから、その時点で当然必須。「強制的永眠」と違って不朽・永遠クリーチャー達に余計な余生を迎えさせることもなく、エンチャント対策の困難なこの世界ではどんな除去よりも安定していると言えるかもしれない。砂漠条件でついでにもらえる3ライフも抜群に嫌らしく、今の世界は「楽園の贈り物」の3ライフでもキーになり得るくらいにライフの減少がデッドリー。除去が更に延命まで行ってくれるというのだから至れり尽くせり、願ったり叶ったり。相手からしたら踏んだり蹴ったり。
Disposal Mummy 廃却するミイラ (2)(W) C クリーチャー・ゾンビ、ジャッカル 2/3 〜が戦場に出たとき、対象の、対戦相手の墓地にあるカード1枚を追放する。 細かい心遣いのミイラ。素のステータスはどうってことない。能力の方もささやかな補助。そこまで慌てて取るようなカードでもなさそう。「仕える者たち」がたくさんあった時代を懐かしく思うことが多くなるだろう。一応、今後の永遠能力の悪さ次第では価値が急上昇する可能性はあるか。不朽でも充分強かったのに、永遠能力は1枚でゲームを決められるために墓地1枚の価値はかなり高く、更にさっさと起動出来た不朽と違い、永遠はどうしても墓地に眠っている期間が長くなりがち。こうしたちょっとした補助でも、案外馬鹿に出来ないんじゃなかろうか。まぁ、メインでスタートするのはゾンビデッキだけにしたいところだけども。
Djeru the Purified 目を開いた者、デジェル (3)(W)(W) R 伝説のクリーチャー・人間、戦士 4/3 警戒 〜が戦場に出たとき、あなたのライブラリからプレインズウォーカー・カードを1枚探し、それを公開して手札に加える。その後、あなたのライブラリを切り直す。 いずれかの発生源があなたのコントロールするプレインズウォーカーにダメージをあたえるたび、そのダメージを1点軽減する。 サムトの親友としてアモンケットの運命に弄ばれた可哀相な一般人代表。才能溢れる若者だったらしいのだが、サムトと違ってアモンケットのシステムに疑問を抱くことを頑なに拒絶し、さっさと「激情の試練」でハゾレトに殺してもらおうと思っていたのに、よりによって「ギデオンの介入」でそれを阻まれてしまい、滂沱の涙を流すという何とも憐れな男。このカードの様子からすると一皮剥けてようやく欺瞞に気付いたようだが、時すでに遅しとなっていないことを祈るばかりだ。さておき、見ての通りにとにかくPWが大好きでしょうがないというカード。「ゲートウォッチ招致(OGW)」をその身に宿し、登場時に最低限のアドバンテージを確保。その後も生きている限りはPWを守り続ける献身を見せ、自己犠牲の塊であるギデオンとは俺が俺がの譲り合いの精神に溢れる。複数のPWを駆使するデッキではかなりの効果であり、かつての白緑ヒーローズのようなデッキが登場したなら、案外馬鹿に出来ない1枚である。まぁ、フレーバーを考えれば出来たらサムトかゲートウォッチをサーチしてほしいところ。これでボーラス様引っ張ってきたら流石のデジェルも泣くと思う。万一そういうデッキを組んじゃった場合は「王神様がご帰還なされた!」って感動に打ち震えながら使うこと。
Djeru’s Renunciation デジェルの拒絶 (1)(W) C インスタント 対象の2体のクリーチャーをタップする。 サイクリング(2) 青はタップした後に塩漬けにするが、白はタップするだけ。これは青が防御、白が攻めに使う効果なんだよ、ということをはっきりさせるため。同型の呪文は直近なら「邪悪の暴露(SOI)」があり、あちらは同じコモン、同じコストでありながら、おまけ能力が調査だったので「後からサイクリング」が可能、この呪文が勝てる要素はあんまり無い。さらに同型の「闇の追い返し(ROE)」は3マナだがキャントリップ。やっぱり、これくらいの効果だとドローの補填が欲しくなるのが人情というものだ。サイクリングだけだとちょっと弱いよな。そもそも、この効果って攻めのタイミングならエンドカードになるし、負けてるタイミングなら相手の攻撃を多少なりとも抑止出来るから、明確にサイクリングしたいタイミングってのがあんまり無いんだ。まぁ、攻めのデッキなら使えなくはないのだが。
Dutiful Servants 従順な召使い (3)(W) C クリーチャー・ゾンビ 2/5 かつてタルキール次元では時間跳躍を行ったサルカンの冒険を通じて「改変前」と「改変後」の次元が描かれたが、その中で「変わらないものもある」ということを表すためにどちらのセットにも収録されたのが「山頂をうろつくもの(DTK)」である。カードとしては全く同じで、イラストとフレーバーテキストに微妙な変化を入れることでヴォーソス寄りの人間を喜ばせてくれた。そして今回も、アモンケット次元の「ボーラス到来前」「到来後」の世界が描かれており、そこには「変わってしまったもの」がたくさんあるのだが、「あんまり変わらないもの」もあるということがこのカードで描かれているのだった。イラストを見れば一目瞭然だが、元ネタになっているのは「仕える者たち」。元々この次元では死者をミイラにして使役する技術があり、ヘクマの中ではきれいに処理されたミイラに雑事を全て任せていた。そんなきれいなミイラもヘクマの崩壊で「ほころびミイラ」になってしまったわけだが、別にボーラスさんはミイラたちを好んでぶっ壊すことはない。狙っているのはあくまでも永遠衆だけなので、すでに機能していた従者ミイラをどうこうしたいわけでないのだ。そんなミイラ達は、今や命じる主人を失ってしまったため、おそらく事前に入力されていた命令をただ黙々とこなし続けるだけ。ちょっとだけコストもタフネスも増えたが、やりたいことは変わらないのである。……まぁ、3マナと4マナでは使い心地がだいぶ違うので「仕える者たち」ほどのニーズがあるかどうかは分からないが……容易く突破出来ないタフネス5に、無視するにはちょっと大きなパワー2。「古代ガニ」よりはこちらの方がインパクトがありそうだ。
Gideon’s Defeat ギデオンの敗北 (W) U インスタント 対象の、白の攻撃クリーチャーかブロッククリーチャーを追放する。それがギデオン・プレインズウォーカーであるなら、あなたは5点のライフを得る。 公式プレビューの口火を切り話題を読んだ「敗北」サイクル。流石のボーラス様。矮小なゲートウォッチごときが束になってかかってきても屁でもない。1人1人を丁寧にそいつ向けのいじめで叩き潰し、その存在を遺憾なく発揮している。各PWが打ち倒されていくイラストの構図は全て同じものに統一されており、さらにコレがかつてボーラス様が威光を示した「残酷な根本原理(ALA)」(アラーラ版)の構図とも同じなのである。実に凝っていて良いね。まぁ、ギデオンのヤツは「乳首ドリルじゃねぇか」ってツッコミがあって笑ったけども。ドリルすんのかーい。あと、フレーバーテキストも各PWにわざわざボーラス様がお言葉を下さっているので必見。色々と見どころの多いカードである。さておき、カード自体はかつてテーロスでも採用された「同色いじめ」タイプの色対策カード。それぞれ特定PWを狙い打ちに出来るようにしつつ、色特性を保持しているデザインは面白い。白は「神聖なる評決(M15)」の機能制限アップグレード。白クリーチャーならわずか1マナで完全に対処出来るため、対策カードとしてはトップクラス。アヴァシン絡みのデッキなんかには刺さるだろうし、もちろんギデオンが殴ってきた時にも効果は抜群だ。ここまで効果がでかいと、サイドボードに仕込んでおきたい魅力に駆られるのだが、ここまで限定的だとスロットを割くべきかどうかが悩ましい。禁止カードで混沌とした現在の環境、どの程度メタが読み切れるだろうか。
God-Pharaoh’s Faithful 王神の信者 (W) C クリーチャー・人間、ウィザード 0/4 あなたが青か、黒か、赤の呪文を唱えるたび、あなたは1点のライフを得る。 ほーらー、いきなり馬のためのライフゲイン装置があるじゃないですかー。しかし……何とも歪なデザインだ。特定のトリガーで1ライフというと、近いのは「魂の管理人(M10)」あたりのクレリックだが、こいつは何故かウィザードである。まぁ、ニコルさんの信奉者はクレリックよりもウィザードの方がテイストが合うってことかな。こいつ自身が白クリーチャーなので、青黒赤3色全部の呪文を使いこなすのは無理だろう。普通はリミテッドで白青・白黒・白赤デッキに入れるということになる。白を使っていれば単純に3/4の確率で採用可能ではあるが……出来れば白じゃない呪文の数を増やしたいので、白メインではなく青にタッチ白のデッキなんかでの運用が理想。そうすると、1ターン目に平地からこれをプレイ出来る可能性はちょっと下がるかもしれない。まぁ、別に慌てて呼ぶようなカードでもないが、他のカードよりも先に置いといた方がいいわけで。……しかし、どの程度ライフが得られるものかねぇ。とりあえず1マナタフネス4という圧倒的壁なので、理想としては青白飛行デッキあたりで地上を守りながらのライフゲイン。あと馬。
9月2日 ドラフト模様(EMN×2 SOI) ピック順 【Sangriter】→【Alessi】→【Serra】→【Thraxi】→【Mei】→【Sea-chicken】→
カラデシュが……カラデシュが来るぅ……やっぱり2ブロック制になったせいか、やたら回転が速い気がする。スポイラ急ピッチで仕上げるこっちの身にもなれよ!(自主的な活動です) さらにモダン云々も計画してしまったため、9月はMagic関係だけで割と埋まりそう。ワーイ、趣味に没頭して生きられるって幸せだなー。 モダンデッキについては、想定していた面子からはすでにレシピをもらったのでボチボチ準備を始めたいところですが、一応もう一週間くらいは受け付けておきます。黒が空いてるからオススメやで。
気付けばフルスポ出るまでもう2週間しかないのでは? このわずかな期間でラージエキスパンションのスポイラ書ききるのは結構な荒行なのでは……。しかし、とんでもねぇ世界がきたもんだな。
○製造X(Fabricate X) このクリーチャーが戦場に出たとき、この上に+1/+1カウンターをX個置くか、1/1で無色の霊気装置(Servo)・アーティファクト・クリーチャー・トークンをX個生成する) 「砂草原ののけ者(FRF)」に似たギミックがキーワード化。ただし今回はトークンが飛んでいない。単純にサイズが可変になることと、質はさておきアーティファクトの数を増やすこと。この世界ではどちらが重要になるだろうか。
○搭乗X(Crew X) と 機体(Vehicle) あなたのコントロールする望む数のクリーチャーを、パワーの合計がX以上になるように選んでタップする:ターン終了時まで、このカードはアーティファクト・クリーチャーになる。 このセットの肝の1つといえるギミック。「機体」は全てアーティファクトだが、通常はパワーとタフネスを持ち合わせていないにも関わらず、カードテキストとしてははじめから(仮想の)P/Tが書かれているのが最大の特徴だ。イメージとしては召集に近いが、クリーチャーとしては「ケルドの闘車(PCY)」あたりが元ネタになってる気もする。クリーチャーによってクリーチャーを運用するギミックであり、リミテッド的にはデッキの中のクリーチャーの数がますます増えそうだ。一応ソーサリー除去で処分されにくい、というメリットはあるが、カードの枚数が必要なので、安定感には欠けるか。
○エネルギーカウンター(energy counter) 無色マナシンボルに続いて、また新たなシンボルマークが生み出された。イメージとしてはMagicの生みの親であるリーチャード・ガーフィールドのデザインした「キングオブトーキョー」のエネルギーマークに似てるな。この新たなリソースは、マナではないというのが最大のポイントで、それってつまりフェイズの終わりに消失しないってこと。名前の通りにカウンターで管理し、好きなだけ蓄えて様々なカードに運用出来るという形になる。マナとは別軸でのリソース管理を楽しめる事に加え、色の概念を取っ払い、全ての色で共通して管理出来るリソースが新たに生み出されたことでかなり色々な常識が覆ることになるかもしれない。 基本的に、こうして「セットの中でしか運用出来ないシステム」っていうのはあまり評判がよろしくない。戦ディカーの嚥下+昇華者のように、他のセットとの組み合わせが難しく、すごくその場しのぎのイメージがあるからだ(その最たるものが神河の秘儀だったという)。さらにこのギミックは典型的なA+Bギミックである。A+Bギミックとか、特定の前提条件を満たさないと機能しないギミックのことで、たとえばマッドネスの場合は共鳴者(A)が無ければマッドネスカード(B)は機能せず、ドラフトではそのどちらもデッキインする必要があるからデッキ構築が大変になり、バランス調整が難しい。このギミックも、カウンターを生み出すカード(A)がなければカウンターを使うカード(B)が運用出来ないという難点がある。幸い現時点で発表されているカードはどれもカウンターを生み出す能力とそれを使う能力が併記されたものになっているが、いざリリースされた後にこのギミックが活用出来るかどうか、今後のカード情報が気になるところだ。
以下個別カード。
8月26日 ドラフト模様(EMN×2 SOI) ピック順 【Alessi】→【Mei】→【Thraxi】→【Serra】→【Sea-chicken】→【Sangriter】→
実に3週間ぶりのドラフト! いやー、もう異界月のイの字も覚えてない状況ですね。オンラインに自信ニキはさぞかしプレイしてるんだろうと思いきや、「シャドバしかやってねぇ」とのことです。ほぼみんなリハビリ状態ですよ。かてて加えて、この日はドラフト前にコンスピラシー2イベントも開催。6人中5人はダブルヘッダーという構成です。なお、コンスピドラフトは僕のクソ5色デッキが勝利しました。政治力万歳。 コンスピ発売で新しいお話が始まったばかりだというのに、あっという間に次の次元・カラディシュも情報が漏れ聞こえはじめました。カラディシュの発売日は9/30。フルで回しても異界月環境は残り4試合です。かなり混戦模様の環境になっておりますが、最終戦績はどんな感じで落ち着くんでしょうね。
あとは追加イベント連絡。ちょっと話しましたが、夏休みオリジナルイベント、「モダンのデッキを持ってみよう」を開催します。開催趣旨としては、「コンスピのカードを片付けなきゃいけないし、環境の節目はスタン落ちのカードを収納する関係でカードボックスをひっくり返すので、そのついでに過去のカードを使ったデッキを組もう。モダンのデッキは1回組んでおけばそこからマイナーチェンジを繰り返せば長く使えるので、この機会に個人で1つ2つ持っておくのは悪くなさそう」的な感じ。元々、俺が管理してるカードも「俺の所有物」ではないし、渡しておけばそのまま持っててもらえるはず。デッキ構築方法は以下の通り。 1.まず、デッキタイプを1つ定める。(例えば「ドレッジ」とか「ミラクル」みたいにざっくりしたアーキタイプを決める) 2.核となるデッキレシピを決める。流石にどこかからレシピをコピーすることになると思うので、そのままテキスト形式でもらうか、urlを送ってもらえばいい。ドラフトの時に紙でもらってもいいです。 3.当然、バリエーションはあるはずなので、同タイプのデッキリストでサブとなるものもいくつか添付してもらう。自分で考えた「このカードも使えそう」といったアイディアがある場合、個別にカードを指定してもらう。 4.以上の行程を受け、私がリストアップされたカードを全てパッケージしてお渡しする(今回はサイドボードも込みです)。もちろん持ってないカードも多いので、その場合は一旦代用カードで渡します。そのまま代用カードで運用してもらってもいいし、シングルで買うかどうかは好きにして。タルモみたいな高いカードは無いのが多いけどな(ブラッドムーンを持ってないのは割と痛い)。枚数が少ないカードは、レシピの受付が早かった方に優先して正規のカードをお渡しします。 5.1人あたり、持てるデッキの数は2個までを想定していますが、こんな面倒臭い企画に興味を持ちそうな人間はどうせ2,3人しかいないので、大してリクエストがなければ1人で3つも4つも持ってもらっても構いません。対戦相手は多い方がデッキ持つモチベーションもあがるし。追加希望は様子を見て受け付けます。 以上、お暇な時に考えてみてください。
Adriana’s Valor アドリアナの武勇 C 策略 秘策 あなたのコントロールする選ばれた名前のクリーチャーが1体攻撃するたび、あなたは(W)を支払っても良い。そうしたなら、そのクリーチャーはターン終了時まで破壊不能を得る。 秘策カードはその性質上カード自体に色がないわけだが、そこに色特性を与える為に考え出されたのが今回のコモン秘策サイクルである。特定タイミングで色マナを要求することで、事実上の色つきカードとして扱えるわけだ。そのため、カード枠もそれ用の色つきのものになっている(枠自体は色つきのドラフト時能力を持つカードと同じもの)。さておき、そんなサイクルの白は分かりやすく前のめり。「ナヒリの策謀」効果がやろうと思えば複数のクリーチャーに伝播するというのだからアタック時の安定感は格別。コモンとは思えない影響を与えることも。でもまぁ、あくまでもクリーチャー1体が対象で、他のタイミングでの除去なら自由自在となると、そこまで激烈な結果にはならないかな。アタック時誘発能力を持つカードをサポートしてやるのには丁度良いので、今回のカードなら「銅角笛の斥候」あたりがちょうどいいかも。
<白>
「Affa Guard Hound/アーファの番犬(ROE)」 U また絶妙に渋いところから……。一応トリック兼肉。そして今回白青が微妙にフィーチャーしている瞬速持ちだからか。当時もそこまで使った記憶無いんだけどな。
Ballot Broker 投票の仲買人 (2)(W) C クリーチャー・人間、アドバイザー 2/3 投票の間、あなたは追加でもう1度投票しても良い。 「ブレイゴの名代(CNS)」の調整盤。あちらは1/4と守備寄りだったが、いくらか攻撃的な性能になった。また、微妙に投票権獲得のテキストも変更になっており、「ブレイゴの名代」は「追加の票を得る」という表記だったのに対し、こちらは票を投じても投じなくても良い。何故このように変更されたかというと、旧コンスピの「投票」カードは2つの選択肢でオールオアナッシングだったため、自分に有益な結果に2票投じることが絶対に無駄にならなかったからだ。今回は票を入れた分だけ効果が誘発する「動議」であり、相手の使う動議効果は自分に害するものがほとんど。そこに追加の票を投じてやる義理も無いってことだ。
Custodi Peacekeeper カストディの平和の番人 (2)(W) C クリーチャー・人間、クレリック 2/3 〜をドラフトするとき、あなたはこれを公開してドラフトし、このドラフトラウンドに〜を含めて何枚のカードをドラフトしたかを記録する。 (W)(T):対象の、パワーの値が〜によって記録された最大の数以下であるクリーチャーをタップする。 「何手目でピックしたか」が関係してくる、「隠れ潜む自動機械(CNS)」の系譜を継ぐタッパー。先輩カードは純粋に「ピックした順目分のパワーとタフネス」というカードだったが、今回はピックした順目でタッパーとしての性能が変わってくる。面白いのは、あくまでドラフト中に記録した最大の数が適用されるところ。「隠れ潜む自動機械」は無色のクリーチャーだったので卓のプレイヤーは誰でも無難なタイミングでピックする選択肢があったのだが、今回は白のクリーチャー。つまり、3パック目で登場した場合、いらないプレイヤーは出来たらピックしたくないカードである。これだけ骨太なタッパーだが、ひょっとしたら5手目、6手目あたりまで流れる可能性も充分あり、そうなればそれまで1引き、2引きで押さえていた同名カードも全て強化されるのである。ピック時に公開されるのでヘイトドラフトは簡単。ユーザー以外のプレイヤー間での押し付け合いまでが想定内のカード。嫌らしいわぁ。
Custodi Soulcaller カストーディの魂呼び (1)(W)(W) U クリーチャー・人間、クレリック 1/2 会戦 〜が攻撃するたび、あなたの墓地にある対象の、点数で見たマナコストがX以下のクリーチャー・カードを戦場に戻す。Xは,この戦闘であなたが攻撃したプレイヤーの数である。 大軍で攻撃すればするほどに存在感を増す虎の威を借る狐。単体で攻撃しても、2/3で墓地からコスト1のカードが釣れるので効果としては「再誕の宣言(DIS)」に近い。一応そこそこ意味はあるだろう。3体以上での攻撃になればかなりの盛り上がりを見せ、会戦がフル回転していれば4/5とかで殴りつつ墓地からコスト3,4くらいを回収出来たりする。ここまで来ると流石にやばそう。満遍なくヘイトを重ねて全方位に喧嘩を売る覚悟を持とう。殴っても目減りしない低マナのフライヤーなんかを多めにとっておけばそのまま押しきれるかもしれない。
実はけっこう久しぶり? 今回のイラストはマスクス版。確かに見た感じフィオーラっぽさはあるんだけど、フレーバー見ると世界観はマスクスだ。
「Doomed Traveler/宿命の旅人(ISD)」 C コンスピラシー1からの連続登板。このコモンとは思えない充実性能。
「Faith’s Reward/信仰の見返り(M13)」 R コンボデッキのバーツとしての印象が強いカードだが、多人数戦でよく見かける全体除去や理不尽な一掃呪文へのリカバリー手段として優秀。除去に対するカウンターとして1枚構えておけるならそこそこ信頼性はありそう。相手ターンにクリーチャーの出し入れが可能なので、統治者権のコントロールなんかでもひょっとしたら役に立つかも。まぁ、レアだけどさ。
<青>
Arcane Savant 秘儀の学者 (3)(U)(U) R クリーチャー・人間、ウィザード 3/3 あなたがゲーム開始時にデッキをシャッフルする前に、あなたはこのカードをデッキから公開し、あなたがドラフトしたがデッキに含まれていないインスタントかソーサリー・カードを1枚追放してもよい。 〜が戦場に出たとき、あなたは〜によって追放したカードを1枚コピーする。あなたはそのコピーをマナコストを支払うことなく唱えても良い。 場に出たときお望みの呪文が唱えられる、って言われるとそれだけでどこぞのポルトガル人とかの影が脳裏をよぎって強そうな気がするが、強い呪文が使いたいならそのカードを直接デッキインすればいいわけで、わざわざこのカードを経由する意味はそこまで多くはない。嬉しい点があるとすれば大きく2つで、1つは純粋に3/3という追加戦力があること。まぁ、5マナ3/3がついてくるなら、追加効果が「送還(M13)」だろうが「予言(M15)」だろうが大体ありがたいわけでね。そして2つ目の利点は、コストの踏み倒し。これを経由して6マナ以上の呪文が唱えられれば、それは総じて得になる。これをピックしておけば、後から「抹消(8ED)」が流れてこようが「嵐の獣群(GPT)」を開封しようが気にせずピックしてデッキイン(正確にはデッキアウト)出来るわけだ。まぁ、ないけど。そして、レアケースではあるがこのおっちゃんが2枚以上ピック出来た場合には汎用性もプラスされる。宣言時はこいつ1枚につき1つのカードを追放しておくが、実際に唱える時にはどのカードを唱えるかを1枚選択する形。このおっさんが超便利なチャームみたいな機能を果たす可能性も微レ存。謎のおっさんコントロール、もし組めたら拍手喝采。
「Bond of Quicksilver/水銀の縛め(SOM)」 C いわゆる青除去オーラは今回これが担当。今回そこかしこで瞬速がフィーチャーされているので、その流れだろうか。
「Caller of Gales/突風の統率者(ZEN)」 C 統治権獲得のためにもフライヤーは量産出来るに越したことはない。ゼンディカー当時はその能力の割にさっぱり活躍しなかったカードだが、今回はいくらか注目される存在になれるだろうか。
Canal Courier 運河の急使 (5)(U) C クリーチャー・人間、ならず者 3/5 〜が戦場に出たとき、あなたは統治者となる。 〜と他のもう1体のクリーチャーが異なるプレイヤーを攻撃するたび、〜はこの戦闘でブロックされない。 統治権くれる系のクリーチャーだが、珍しいことに「統治権があったらさらにボーナス」でもないし「統治権を取られにくくする」能力でもない。なんと、「再び統治権を取り返しやすい能力」である。効果はちょっと癖があって、他の仲間が別なプレイヤーを殴りに行けばコイツ自身がブロックされなくなる。つまり、仲間の犠牲を払えば割と簡単に統治者を殴れるのである。このクリーチャーが2体並べば互いにアンブロッカブルを付与出来るようになるので完璧だ。統治権を維持したいデッキを組むなら1体くらいいると嬉しいかも。ただ、ラストのタイマン勝負になったときには絶対アンブロッカブルにならないので鉄火場での決め手に欠けるのは注意。
「Cloaked Siren/擬態するセイレーン(JOU)」 C シンプルに強キャラ。多人数戦はあれこれカードを抱えて色々とやりたいことが出来るためにマナ勘定が大変だが、こうして瞬速持ちのカードがキープ出来ると戦線拡大とその他行動の選択がしやすくなってありがたい。会戦能力狙いの安易なアタックを潰すのなんかにも重宝する。まぁ、何をどういじっても「強い」の一言で片付くんだが。
「Covenant of Minds/精神の制約(ALA)」 R 登場には「あれ? これ別に得してなくね?」と話題になった謎レア。何しろ青なら3枚ドローは4マナあれば出来るわけで、わざわざ5マナ払ったら「純粋な3ドロー」よりも強くてしかるべき。それなのに、何故かドロー3枚を公開しなきゃいけないし、あげく強い3枚だと引かせてもらえない可能性すらある。代償の5ドローはでかいが、それだって相手に選択権がある時点でメリットにはならないのだ。このカードが今回再録されたということは、統治者のように1人だけ有利なプレイヤーが突出した際、他の面子が談合を行えるようにするためだろう。「5枚引かせてくださいよ」といって仲間プレイヤーを籠絡すれば、めくるめくドローライフへ。変なカードも環境と使いようである。
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声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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