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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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8月21日 ドラフト模様(ORI×3)

ピック順 【Sangriter】→【Sea-chicken】→【Thraxi】→【Mei】→【Serra】→【Alessi】→

 

 お盆休みを挟んでのオリジン環境4戦目。そろそろ安定してきた頃かな。そして、世間的にも基本セットとは思えないくらいに色々とドラフト戦略についての議論は盛り上がっているみたいです。そうこうしているうちに、もうお外には秋の風。気付いたらゼンディカーなんてあっという間ですよ……。

 来週はオリジンで確定、再来週はメンバーが1人足りないみたいなので未定ですが、とにかく次の回もオリジンが確定してます。余ってるパックを消化するためにタルキールもやることにはなるはずだけど、問題は季節の特別イベントをやるかどうかだな。

 


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8月7日 ドラフト模様(ORI×3)

ピック順 【Thraxi】→【Alessi】→【Sea-chicken】→【Sangriter】→【Serra】→【Mei】→

 

 オリジン環境3戦目。ぼちぼち世間的にもこの環境の大筋が固まって、戦略性も見えてきた頃合いでしょうかね。残念ながら我々の中ではあくまで「3回目」でしかないのだけども。とりあえず割と馴染んできたみたいなので、しばらくはこのままオリジンで様子を見ましょうかね。タルキールも余ってるパックがあるのでいつかは帰還することになるけども。

 なお、今後のことを書いておきながら次回はお盆休みとなります。さらに翌々週もどうなるか分からないってことなので、しばらくはカードに触れない日々が続くかも。9月にならないとゼンディカーの情報こないしなー。

 


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7月31日 ドラフト模様(ORI×3)

ピック順 【Sea-chicken】→【Mei】→【Thraxi】→【Sangriter】→【Serra】→【Alessi】→

 

 夏ですね。オリジンですね。今回は、とある東の方に住んでいる愚の字のおかげでタダドラでした。流石にモダマスでもらったカードをそのままにしておくのはどうかと思ったので売り払って還元したのです。まぁ、ぶっちゃけボブ1枚でほとんどまかなったんですけどね。こうして時代を超えても現役面子の役に立ってくれてるのはありがたいことだけど、某氏曰く「あいつ、どうせ夏休みになったらオリジンの箱抱えて京都に戻ってくるんじゃねぇの?」。

 そんな気もします。 

 合議の結果、次回もオリジンです。

 


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7月24日 ドラフト模様(ORI×3)

ピック順 【Thraxi】→【Sea-chicken】→【Serra】→【Sangriter】→【Alessi】→【Mei】→

 

 先週は台風の襲撃などもあり、残念ながら新環境の幕開けを飾ることが出来ませんでした。おかげで2週間ぶりのドラフトにして新環境。正直、個人的にはこの日色々ありすぎて、夜中には眠気がピークだったのであんまり覚えてないんですが、皆様、どんな印象だったでしょうか。個人的には、なるほど基本セットではあるのだが、流石に今までの基本セットとは雰囲気が違い過ぎるな、っていう印象。戦闘が1つたりとも気が抜けないのが怖い。

 


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7月10日 ドラフト模様(DTK×2 FRF

ピック順 【Thraxi】→【Alessi】→【Sangriter】→【Sea-chicken】→【Mei】→【Serra】→

 

 今回のドラフトは緊急事態でした。具体的には、①ピックした場所がカードテキストもろくに読めない上に何故か謎のシンナー臭がする暗がり。②慌ててその場所から逃げ出したものの、試合は6人中4人が立ってやらなきゃいけないという試練。③クソ暑い。

 以上の要因から、今回は簡易版のドラフトということになりました。ピック表も書いていない(1引きだけ何とか思い出してもらった程度な)ので、ボクはなんとか他の連中のデッキを思い出しながら書かなきゃいけないけど、よりによってそういう日に限って土曜日に別件があって記憶が薄れてから書くっていう。まぁ、ホント適当です。また、対戦成績についても、記録写し取るの忘れてたので、ストレート勝ちと2−1の区別もついてません、あしからず。

 あ、来週から最低2週間はオリジンです。

 


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<多色>

 

Cloudblazer 雲先案内人 (3)(W)(U) U

クリーチャー・人間、スカウト

2/2 飛行

〜が戦場に出たとき、2点のライフを得てカードを2枚引く。

 大胆に、素直に、臆面もなく、アドバンテージを取りに来るよく分からん人間クリーチャー。言われてみりゃぁ、確かにこいつは「熟考漂い(LRW)」だ。想起能力を失って利便性は大きく低下したが、その分ライフを提供することで微妙な埋め合わせを実現している。クリーチャータイプが人間になっていることも、今の御時世では明らかなアドバンテージだろう。バント人間というデッキが次の環境にも生存するかどうかは分からないが、もしあるならば充分な選択肢なのは間違いない。白青が推す自軍バウンス戦略の決め技にどうぞ。ちょっと重いが自軍クリーチャーを戻し続けられる「抽出機構」なんてカードも。悪そうだなー。

 

Contraband Kingpin 禁制品の黒幕 (U)(B) U

クリーチャー・霊基体、ならず者

1/4 絆魂

アーティファクトが1つ戦場に出るたび、占術1を行う。

 戦隊ものの悪役にいそうなナイスな外見なんだけど、1/4なんだよな。最近のセットは多色アンコを見れば大体その色が推しているアーキタイプが分かるように出来ているのだが、このカードは……わからねぇな。当然「アーティファクトをいっぱい出せ」だろうけど、それはどの色を使ってても同じだろうしなぁ。ここから分かる情報は、少なくとも青黒は速いデッキを推していないだろう、ということ。2マナ1/4というナイス壁ボディに、ジワリと効いてくる絆魂がベストマッチ。これで「3/3と1/3でアタック」みたいな状況でもシャットアウト出来てしまうのだから、攻め気のデッキはさぞかし難儀することだろう。そして、待っているあいだはジリジリと占術で優位を広げていく。イメージとしては多少なりとも打撃を考えた「書庫の霊」みたいなもんか。これでアーティファクトクリーチャーだったりすればもっとハマる部分も多かったのだが、流石にそこまで明確なポジショニングではないか。

 


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Accomplished Automaton 成し遂げた自動機械 (7) C

アーティファクトクリーチャー・構築物

5/7 製造1

 成し遂げたらしいです。何をかは分かりませんが。フレーバーとイラストからすると、「自分自身がアーティファクトのくせに製造能力で機械を作るっていう無限ループを成し遂げた」ってことでいいのかな。ロボの上にちょこんと座ったミニロボがなんか可愛い。で、そんな革命的な進化を遂げた素晴らしい自動機械だが、残念ながらその技術を獲得するための費用は莫大なもの。コストあたりのサイズは充分だし、「六角板のゴーレム(MBS)」の完全上位互換というアピールはあるのだが、このコストで単なるデカブツが出てくるだけ、というのはいかにも物足りない。アーティファクトであることは一応メリットでもあるが、世界に数多くのアーティファクト破壊が待ち構えていることを考えると、余計なリスクを背負ったカードと考えた方がいいだろう。なかなか出番は無いと思われるが、よっぽどアーティファクトでデッキを統一したいとか、緑以外の色だからデカブツがいなかったとか、そういう時のための保険程度に。

 

Aetherflux Reseervoir 霊気貯蔵器 (4) R

アーティファクト

あなたが呪文を唱えるたび、あなたはこのターンに唱えた呪文1つにつき1点のライフを得る。

50点のライフを支払う:〜は対象のクリーチャーかプレイヤーに50点のダメージを与える。

 先に書いておくと、カラデシュ環境の1回目のドラフト、記念すべき第1パックからコレが出てきたら、俺はパック叩きつけて帰るからな(フラグ)。もう、一目で分かるアホ設定のアホカード。なかなか見かけることのない「50」という数字が目に眩しい、ネタ枠レアである。公式記事でも統率者での使用法が説明されるだけということで、これが構築やリミテッドで活躍することは一切想定されていない。「ライフゲインの量がそのターンに唱えた呪文数に依拠するんだから、1ターンに何度も呪文を連打すれば……」とか必死で考えようにも、必ず思考のゴールは「このカードじゃなくていいな……」になるはずだ。あくまで多人数戦でわいわいやる時のネタとして、1セットに1枚くらい入ってても怒られないだろ、っていう存在。まぁ、使いたかったら使ってもいいけど……。公式でも微妙にお茶を濁してるが、50点のライフを使うんだったら「忍耐の試練(JDG)」でいいんだよなぁ。あー、でも「忍耐の試練」はモダンでも使えないのか。スタンダードやモダンで、「スーパーウルトラハイパーミラクルライフゲイン」とかいうデッキが組みたいなら、このカードの出番だ。「フェリダーの君主」がまだ使えるって? 両方使え両方!

 

Aetherworks Marvel 霊気池の驚異 (4) M

伝説のアーティファクト

あなたがコントロールするパーマネント1つが墓地に置かれるたび、あなたは(E)を得る。

(T)(E)×6:あなたのライブラリを上から6枚見る。あなたはその中からカードを1枚、マナコストを支払うことなく唱えても良い。残りをあなたのライブラリの一番下に無作為に置く。

 エネルギーを夢に変える魔法の装置。真っ先に発表されたエネルギー関係カードだったので当初はどう扱っていいものかといぶかしがられたものだが、セット全体が揃った後になると、「エネルギー6個くらいならどうにかなるやろ」というので、この夢の効果を求めて、割と人気は高まっている様子。確かに、エネルギー6個ってカード2枚で出来る値。「織木師の組細工」なら1枚でもOKだ。上手くエネルギーが工面出来るようになれば、そのご褒美はどう見ても破格。なるほど、これなら神話にもなるだろう。ご丁寧に唱えてしまっているので、さっそく全国各地のエムラクールさんがアップを始めているという情報も次々と。多分リミテッドで開けちゃったらエネルギーデッキに一直線なんだろうなぁ。まぁ、リミテッドでこの効果を起動してどれくらいうま味があるかは分からないけど。

 

Animation Module 活性機構 (1) R

アーティファクト

あなたのコントロールするパーマネントの上に+1/+1カウンターが1つ以上置かれるたび、あなたは(1)を支払っても良い。そうしたなら、【霊気装置】トークンを1体生成する。

(3)(T):対象のパーマネントかプレイヤーに置かれたカウンターを1つ選ぶ。そのパーマネントかプレイヤーに、その種類のカウンターをもう1つ与える。

 今回3枚用意された、「機構/Module」の名を冠するカード群。これの元ネタ(?)はフィフスドーンに存在していた「基地」サイクルで、サイクルを全て集めるとループが発生して勝利出来るというデザインになっている。ただ、「基地」サイクルは4枚(+何か1マナアーティファクト)が揃えば無限ループで勝利確定だが、こちらの「機構」はこのカードに「1マナ支払う」が含まれているため、ループはあくまで「マナの続く限り」継続するに留まる。一応まとめておくと、なんらかのクリーチャーが戦場に出ると「抽出機構」の誘発型能力でエネルギーが得られる。エネルギーが得られると「製造機構」の能力が誘発してクリーチャーに+1/+1カウンターが置ける。そして+1/+1カウンターが置かれると「活性機構」が誘発して、1マナ払うとトークンが出る。トークンが出ると最初に戻る、というデザイン。つまり、1マナにつきエネルギーと、トークンと、+1/+1カウンターが1つ増えていくことになるのだ。そして、今回は「基地」サイクルと異なりこうした誘発能力をサポートする起動型能力も与えられており、このカードは自身か「抽出機構」を無理矢理誘発させる能力。これ、どこをどう見ても増殖なんですがね。このカードを見て初めて、エネルギーってのもカウンターで与えられることに気がついた。つまり、エネルギーカウンターは史上3つ目の「プレイヤーが得るカウンター」なのだね(ちなみに2つ目は統率者デッキの経験カウンター)。モダンなら、ミラディン環境の増殖カードと合わせて何か凶悪なことが出来るかもしれない。このカード自体は、能力の誘発条件がちょっと厳しいので単体では活躍させにくい。もし1つでも+1/+1カウンターがある状態なら、毎ターンそれを増やしつつトークンも出せるようになるが、トータルで4マナはそこまで効率がいいとも言えないか。リミテッドなら、これだけがサイクルで唯一のレアなので、こっそり引いておいてループ成立を狙う、というのが一応の楽しみ方。あとは各人の自己責任で。

 

Aradara Express アラダラ急行 (5) C

アーティファクト・機体

(8/6) 威迫 搭乗4

 でか〜い! 説明不要! なんと、Magic史上初の「電車」クリーチャーである。残念ながらタイプとしては「機体」でしかないので他のカードとの区別はつかないが、名前とイラストは紛れもなく列車。こんなでかいもんでひき逃げアタック出来るようになるってんだから、長年Magicをやっていると何が起こるか分かったもんじゃないな。ちなみにこれ、普通にギラプール市内を走っている交通機関らしいのだが、そんなもんでアタックしちゃ駄目だろ、っていうクレームはスルーの方向で。当然アタック時は「在来線爆弾!」と叫びながら突っ込むわけだ。在来線爆弾はさぞかしでかいだろうと思いきや、搭乗4からのパワー8なので、増加量は4点。5マナで出したクリーチャーのパワーが4なら案外普通のレベル。まぁ、コモンだから。威迫がついているのでチャンプブロックは認められず、ブロックするなら一撃で破壊出来るだけのパワーで合体ブロックするだろう。それで2体3体とクリーチャーが巻き込めれば充分。場合によっては別な機体と正面衝突してぶっ壊れるかもしれないが、コモンだったらそんなもんだろう。そこかしこで大規模な交通災害が発生するカラデシュ、怖い。

 

Ballista Charger バリスタ突撃車 (5) U

アーティファクト・機体

(6/6) 搭乗3

〜が攻撃するたび、〜は対象のクリーチャーかプレイヤーに1点のダメージを与える。

 その名の通り、車のてっぺんにバリスタがついてるというよく分からないデザイン。おそらくバリスタの巻き上げは走行時のホイールの駆動に連携しているのだろう、射出のためには何とかして車を動かす必要がある。まぁ、6/6というサイズだけでも充分でかく、それが進軍出来るのなら1点のダメージなんて誤差みたいなもんだが、霊気装置のような細かいトークンのチャンプブロックで時間稼ぎされなくなるのはありがたい。搭乗コストも現実的な範囲に留まっているので、堅実に運用出来る機体として人気を呼びそうだ。パラリラパラリラからのズドン。

 

Bastion Mastodon 砦のマストドン (5) C

アーティファクトクリーチャー・象

4/5

(W):〜はターン終了時まで警戒を得る。

 各色コモンに与えられた、「バニラなんだけど色マナでその色のキーワード能力がもらえるよ」サイクル。サイクルの共通点は、どうやら博覧会の見せ物らしく各々がちょっと変なクリーチャータイプのアーティファクトになっていること。象クリーチャーは過去にも多数存在しているが、アーティファクト製ってのは流石に始めてだ(「ストラタドン(PLS)」は現在ビーストらしい)。警戒が得られる象さんのステータスは5マナ4/5。なんと、他の色のバニラだったとしても遜色ない充分サイズが手軽にアーティファクトで提供されている。どうもこの次元はマナさえ払えば他の次元ではあり得ないサイズのクリーチャーが気軽に手に入るようで、同じ5マナ域で比べて見ると白には3/4飛行、黒は5/4,赤は4/5威迫、緑は攻撃時に+2する4/4トランプルという陣容。そうして並べて見るとなるほどこの象は無色どまりという感じもあるが、ちゃんと白いデッキで使えれば攻守に立ち回れる4/5になる。手軽に拾えるカードでこのサイズなら充分だろう。高マナ域がこれだけ優遇されているってことは、「派手な試合を楽しんで!」という粋な計らいなのか、それとも「この次元では5マナ以上なんてどうせ使えねぇんだよ」というメッセージなのか、果たして……。

 

Bomat Bazaar Barge ボーマットのバザール船 (4) U

アーティファクト・機体

(5/5) 搭乗3

〜が戦場に出たとき、カードを1枚引く。

 ドロー補償があるのでかなり使いやすい機体。ステータス面はおそらく機体カードとしては平均的な部類なのだろうが、タフネスも充分な数値なのでブロッカーにも回しやすく、攻守の別なく使えるので様々なデッキデザインで採用可能だろう。搭乗3は決して小さい数字ではないが、クリーチャーを並べる手伝いをこれのドローがまかなっているのが綺麗なデザイン。とりあえずおさえておいていいカードだ。

 

Bomat Courier ボーマットの急使 (1) R

アーティファクトクリーチャー・構築物

1/1 速攻

〜が攻撃するたび、あなたのライブラリのトップを裏向きで追放する。(そのカードを見てはいけない)

(R)、あなたの手札を捨てる、〜を生け贄に捧げる:〜の追放した全てのカードを、そのオーナーの手札に加える。

 この「起動型能力が色マナ」シリーズ、事前にはレアにサイクルがあるのかと思っていたのだが、蓋を開けてみたらコモンの動物シリーズが5色サイクルになっており、レアにこうしたカードがあるのは赤と黒だけだった。この2色は「アーティファクトが場に出たとき」「アーティファクトがあれば」能力を持つので、多少数が水増しされているのかも。このクリーチャーは、赤が得意とする「一時的ドロー」の亜種のようなデザイン。攻撃するたびにこいつの上にドローが蓄積し、枚数が溜まってきたら手札を総取っ替え出来るという。ただ、この手のカードには珍しくストックしたカードの中身が確認出来ないため、一体なにが引けるかはほぼ博打となる。同じ枚数のカードを入れ替えるにしてもちょいとした冒険になるかもしれない。また、アタック時にカードが積もる設計上、この1/1は早々にカードを蓄積出来なくなると見ていい。速攻があるので隙を見て1枚くらいは背負えるかもしれないが、中盤以降に引いてもあまり意味の無いカードといえる。いっそ1マナ1/1でも速攻クリーチャーなのだと割り切ってダメージソースとカウントすべきなのかも。ダメージソースとして見れば、速攻なので最低限の仕事はしてくれるし、バーンデッキに採用した場合、火力をこいつの進攻のために費やしても、その分のカードを稼いできてくれる可能性がある。起動時に手札を捨てるデメリットも、全部使い切ってしまうバーン用に調整されていることを示唆しているだろう。「速いタイプのアーティファクトデッキ」みたいなやつで、意外なアドバンテージマシンとして活躍するかも。しないかも。

 

Chief of the Foundry/鋳造所の隊長(ORI)」 U

 オリジンが落ちるタイミングでの生き残り再録。元々カラデシュ次元のカードだったのだから再録されたのはある意味当然だが、イラストもフレーバーも完全にそのまんまってのはちょっと残念かな。とりあえず、赤青だけがアーティファクトの専門色だったオリジン環境と異なり、この世界はどんな色からでもアーティファクトにアクセス出来る。つまり、こんな便利なカードは誰から見ても引く手数多なわけで……アンコで出ていいものかどうか。霊気装置が全部2/2の時点で結構世界が変わるぞ。


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Inventor’s Goggles 発明者のゴーグル (1) C

アーティファクト・装備品

装備したクリーチャーは+1/+2の修正を受ける。

あなたのコントロール下で工匠が1つ戦場に出るたび、それに〜をつけてもよい。

装備(2)

 「紅蓮術士のゴーグル」に続く、史上2つ目のゴーグル。まぁ、元祖ゴーグルは装備品じゃなかったけど。あのヤヤ=バラードが使っていたという「紅蓮術士のゴーグル」は壮絶な効果を発揮したので構築でも暴れ回った1枚だが、こちらのゴーグルはとっても庶民派。何故かパワーまであがるのは謎だが、「暴動用具(GTC)」と同じ修正値がより軽いコストで手に入るのだからありがたい。さらに工匠クリーチャーならば眼鏡を見つけた途端に装備するデコデコデコリンモードも搭載しているため、トータルコストはより経済的に。工匠クリーチャーは総じて武闘派じゃないはずなので、この修正値がただでもらえるのは非常に助かるはずだ。惜しむらくは装備品の性質上、機体クリーチャーにはあんまり付けられない(付けられるけどターンエンドに剥がれる)というところだが……まぁ、自動車や船が眼鏡かけるのも変な話だしな。

 

Iron League Steed 鉄華会の馬 (4) U

アーティファクトクリーチャー・構築物

2/2 速攻 製造1

 火星に作られた民間の警備会社は「鉄華団」。前髪が邪魔でしょうがないオルガさんがリーダーで、火星のお偉いさんの娘、クーデリアの地球への搬送任務を請け負ったことから、彼らのガンダムを巡る大冒険が始まるのである。「鉄血のオルフェンズ」の第2シーズンがこの秋から始まるのは楽しみではありますが、この馬はそんな宇宙ネズミの話とは全然関係無い。なんと、4マナ3/3速攻スペックをアーティファクトでも実現してしまった1枚。さらに、上述の「成し遂げた機械」が頑張って7マナもかけて成し遂げた「アーティファクトによる製造」を4マナで成し遂げる。なんだ、成し遂げやすい仕事だったのかよ。4マナ3/3速攻ならどんなデッキでもある程度のニーズはある。相手のダメージ計算を狂わせることが出来るのだし、アーティファクトの数を増しつつ、それなりの戦力を投入出来るというだけでありがたいデッキもあるはずだ。さらにこいつはアーティファクトを2つ出す選択肢も持ち合わせており、状況に応じて数と質を変化させることが出来る。まぁ、全ての製造クリーチャーがそうなんだけど、どの色でも使えるっていう利便性のおかげで額面以上に便利に見えるのは事実。多分、こういう中庸なカードは入らないデッキが組めればベストなんだろうが、そこそこレベルでフォロー出来るカードがあれば助けられるピックもあるだろうよ。阿頼耶識システムは身体の負担が大きいから無茶するんじゃないぞ。

 

Key to the City 街の鍵 (2) R

アーティファクト

(T)、手札を1枚捨てる:対象の最大1体までのクリーチャーは、このターンブロックされない。

〜がアンタップ状態になる旅、あなたは(2)を支払っても良い。そうしたなら、カードを1枚引く。

 なかなか面白いデザインのカード。「鍵」というのは時にアンブロッカブルの象徴になっており、例えば「鍵達人のならず者(GTC)」はラヴニカの鍵事情を知りつくしていたのでブロックされなかったし、コンスピラシーに登場した「鍵守り」は国家の大きな秘密となる地下の鍵を持ち、なんと全軍にアンブロッカブルを与えていた。この鍵もどうやらカラデシュの街の大切な鍵のようで、ひとたび起動すればクリーチャー1体がどこでも自由自在に移動出来るようになる。当然レンタルコストはかかるのだが、わざわざ鍵を開けてどこかに入ったのだ。次のターンにはその見返りとしてカードがバックされる(有料)。トータルで見ると、「2マナ払って起動したら1体アンブロッカブルにした上でルーター1回分」という結果になる。レアとしてはやや地味だが、やっぱりアンブロッカブルが自由に付けられるというのはなかなか恐ろしい。ルーターの価値が高いリミテッドならば充分活躍出来るだろう。そして、「ただで手札を捨てられる」というのはマッドネスとの絡みもサポート出来る。構築環境ではマッドネスデッキが上がってくればニーズがあるかもしれない。一応、何か別な方法でタップ出来れば純粋にドロー1枚分にもなる。上手い活用法がないもんかね。

 

Metalspinner’s Puzzleknot 金属紡績工の組細工 (2) C

アーティファクト

〜が戦場に出たとき、あなたはカードを1枚引き、1点のライフを失う。

(2)(B)、〜を生け贄に捧げる:カードを1枚引き、1点のライフを失う。

 組細工サイクルの黒は、黒らしいドロー装置。ただ、トータル(4)(B)で最終的に得られるものが「誘惑に負けて」と同じというのはちょっと……。他のカードでも代用が利いちゃうことを考えると、下手したら赤いやつよりも使いたくない可能性すらある。まぁ、腐ってもドローなので、カードの枚数が足りないときにキャントリップ穴埋め要員として使うことは出来るが……。ただ、黒はコモンレベルで「アーティファクトが1枚でもあれば」と書かれているカードが多数存在しており、質を問わずにとりあえず置いておけることは価値のある色。親和よりの設定だからこそ黒と赤の「組細工」は多少弱めに設定されているのだろう。出来ればデッキに入れたくはないのだが……。

 

Metalwork Colossus 金属製の巨像 (11) R

アーティファクトクリーチャー・構築物

10/10

〜を唱えるためのコストは(X)だけ少なくなる。Xは、あなたのコントロールする、クリーチャーでないアーティファクトの点数で見たマナコストの合計である。

アーティファクトを2つ生け贄に捧げる:〜をあなたの墓地から手札に戻す。

 やっぱりアーティファクト次元といえばこれがないとね。というわけで巨像枠である。今回も1010という充分サイズ。「ダークスティールの巨像(M10)」「荒廃鋼の巨像(MBS)」と並ぶとちょっと小さいが、その分はキャスティングコストの削減案で解決するという、カラデシュなりのエコロジーなデザイン。今の時代、パワーがどうとか、排気量がどうなんて規準は流行らねぇんだよ。あくまで軽量化、燃費の良さが売りなのである。コスト削減方法は割と大胆な手法が採用されており、たとえば「拡大鏡」や「面晶体の記録庫」をセットすればそれだけで4マナ軽くなり、次のターンにはこれが呼べてしまったりする。もう、巨像としての矜恃は特に感じられないホイホイ出てくる設定。下手したら0マナで呼べちゃう可能性もあり、ちょっと大きな「メムナイト(SOM)」レベル。凄いぞ巨像、安いぞ巨像。その分破壊不能もトランプルもない単なる肉でしかないのだが、死んでも戻ってくるために対処は難儀。アホみたいにガオーしてればその内相手も音を上げてくれるかもしれないので頑張ろう。正直、構築で暴れるデザインって感じはしないのだが、リミテッドならそれなりの爆弾。開けたパックから出てきたら……どうしましょうね。

 

Multiform Wonder 多用途な逸品 (5) R

アーティファクトクリーチャー・構築物

3/3

〜が戦場に出たとき、(E)(E)(E)を得る。

(E):〜はターン終了時まで、飛行か、警戒か、絆魂のうちあなたが選んだもの1つを得る。

(E):〜はターン終了時まで+2/−2か−2/+2の修正を受ける。

 ウルザの報復者(5ED)」あたりがベースになっていると思われる、細々とオプションをつけて強化出来ますよ、というオーダーメイドマシンの最新版。最大出力で殴れば5/1飛行絆魂警戒とかにもなるので、1枚でゲームを決められる可能性がある。そうでなくとも3/3飛行絆魂だけでも割と優秀。あとはご家庭のエネルギー事情次第だ。自前で3つのエネルギーが持ち込めるので、出た次のターンに5/1飛行絆魂を一発たたき込めるだけでもライフ差は10点。それだけでも割と満足出来る値。状況に応じて色々つけられるのが売りなので、たとえば相手が2/2フライヤーなんかを構えていたら、とりあえず飛行だけつけて殴ってみる、という節約が可能なのが最大の利点だ。トータルで見れば5マナとしてはやや小粒なので、是非他所で頑張ってエネルギーを稼ぎ、格好良い活躍をさせてやりたい。「1/5にしてブロック……あ、一応絆魂も付けときます……」とかいう場面は見たくない! でもありそう!

 

Narnam Cobra ナーナムのコブラ (2) C

アーティファクトクリーチャー・蛇

2/1

(G):〜はターン終了時まで接死を得る。

 色マナ起動サイクルの緑は、極彩色鮮やかなコブラである。このカラーリングは毒持ってるわなー。まぁ、作り物だけど。こういうのを見ると、カラデシュが「インドっぽい文化+スチームパンク」というデザインになってることを思い出すね。2マナ2/2の「歓待する構築物」があるので、緑ユーザー以外がこのカードをピックしにいく意味は薄いが、緑ユーザーに渡った時には接死が大きな意味を持つキーカードになりうるので渡したくないという気持ちもある。素の状態で「耕地這い」と同じスペックだもんなぁ。今回は「捕食」のように手軽に使える格闘スペルがないので大きく得を取るのは難しい気もするが、やっぱり安い接死は正義ですよ。

 

Ovalchase Dragster 楕円競走車 (4) U

アーティファクト・機体

(6/1) トランプル 速攻 搭乗1

 「高速警備車」の廉価版。機体性能をピーキーにしたため、速攻は維持出来たが車体強度が下がり、壊れやすくなった。でもまぁ、これだって充分にボールライトニング。追加コストとしてクリーチャーのタップが必要ではあるが、このダメージのためならそれくらいのコストは余裕で払えるだろう。本家同様にトランプルがあるのでダメージ効率は文句無しだし、本家と違って使い捨てってわけでもないので、相手は渋々ブロッカーを差し出さなければならない。そしてなにより、このカードはボールライトニング業界では非常に珍しい、アンコモンで与えられたのだ。今後の世界ではこいつがそれなりの頻度で人の命を奪っていく姿が確認出来ることだろう。

 

Panharmonicon パンハモニコン (4) R

アーティファクト

戦場に出るいずれかのアーティファクトかクリーチャーが、あなたのコントロールするパーマネントの誘発型能力を誘発させるとき、その能力は追加でもう1度誘発する。

 色々と物議を醸しそうな、問題作アーティファクトが登場。どんな組み合わせがあるだろう、と色々考えるのが面倒臭いので似たような能力を持つ「ストリオン共鳴体(M14)」のWikiでもリンク張ってごまかそうと思ったのだが、残念ながらこのカードは「なにかが場に出たことで誘発する能力」しかコピーしないので、「ストリオン共鳴体」とはちょっと違った。では「出た時の能力」でキーとなるものは何かといえば、やっぱりブリンク能力との相性が気になるところ。たとえば今回は187でクリーチャーを1体ブリンクする「たなびき織りの天使」がいるが、この天使を2体用意し、天使Aがいる状態で天使Bを出すと、天使Aと何か別のカードをブリンク出来る。そして天使Aが戻ってきたらまた別のカードと天使Bをブリンクして……という風に無限ブリンクが可能になる。他にも、コストいらずの自動コピーなのでいくらでも過去の187能力とのあくどいコラボが可能で、あらゆる環境で地雷になる危険性を秘めているといえる。さぁ、世界中のデッキメーカーさんたち、頑張れ。

 

Perpetual Timepiece 終わりなき時計 (2) U

アーティファクト

(T):あなたのライブラリを上から2枚墓地に置く。

(2)、〜を追放する:あなたの墓地から好きな数のカードを加えた上で、ライブラリを切り直す。

 なんとも通好みのヘンテコ装置。タップするだけでライブラリが2枚も削れる、という部分だけを聞くと私のような人間は心ときめくものがあるが、残念ながら削れるのは自分だけ。となると、今度は削ったカードから欲しいものだけを入手することが出来る「写本裁断機(RTR)」みたいなもんかと思いきや、残念ながら手札にカードを入れる効果もない。出したら間違いなくアドバンテージは失われるカードだ。それじゃ、一体何をしてくれるのかというと、自分で壊したライブラリの修復作業。この上ないマッチポンプであるが、じっくり削り、丹念に直したライブラリは伝統を重ねた秘伝の味。極端な話、ライブラリ全部を削ってから修復すれば、在りし日の「最後の審判(6ED)」のアップグレードである。流石にそこまでいかずとも、試合中盤以降に土地以外のカードを戻してやればゴリゴリの濃厚ライブラリを楽しむことが出来るようになる。あとは、この効果を使うのにトータル4マナ+カード1枚を高いと見るか安いと見るか。……微妙だな……まだ動きに余裕がある2ターン目におけて、そこから毎ターン起動しつつライブラリ構成プランが練れるなら、実は結構な爆弾カードといえる可能性もあるのだが、果たしてそんな悠長なプランを待ってくれる環境になるかどうか……。まぁ、世の中には「ランタン・コントロール」なんてとんでもねぇデッキを開発する人間もいるのだから、このカードだって未来の地雷デッキのパーツになるのかもしれない。ライブラリを削る、それは正義の証なのだよ。

 

Prakhata Pillar-Bug プラカタの柱行虫 (3) C

アーティファクトクリーチャー・昆虫

2/3

(B):〜はターン終了時まで絆魂を得る。

 色マナ起動サイクルの黒は、なんかよく分かんない虫。フレーバーを見る限り、デザインは虫だけどお仕事としてはルンバみたいなものらしい。結局なんなんだ、プラカタクラブ。得られる能力は絆魂なので悪くないのだが、3マナ2/3というのはそこまで必死に確保したいステータスではない。絆魂付きだとしても、最低限、同マナ域と相打ち出来るくらいのステータスでないと登用は難しいだろう。相手が2/2クラスのカードを多用する速いデッキだった場合には値千金の活躍を見せるが、チャンプブロックで人生を終えるようだとちょっと寂しいかも。まぁ、黒にはアーティファクトの設置が重要なカードも多いので、単にアーティファクトの数合わせとして重宝するんだろうが。

 

Prophetic Prism/予言のプリズム(GTC)」 C

 ほどよい優しさの万能マナフィルターが2度目の再録。コモンにこれがあるということは、それなりに色を広げるプランはあってもいいのかしら。手札を減らさずにアーティファクトを1枚展開出来るカードというだけでもそれなりのニーズだし、「自分のパーマネント戻し」系との相性も良好。「テラリオン」的な速度で回収を。

 

Renegade Freighter 改革派の貨物車 (3) C

アーティファクト・機体

(4/3) 搭乗2

〜が攻撃するたび、〜はターン終了時まで+1/+1の修正を受けるとともにトランプルを得る。

 これも電車……なのかなぁ。どう見ても「動物戦隊の合体メカの1部」にしか見えないのだが。ボクとしてはキューブエレファントの方が好きですね。3マナで手軽に運用出来る機体。その分サイズは4/3とかなり庶民派だが、誰かが乗り込んでアクセルを踏めば5/4トランプルと急に迫力が増す。「せっかく機体なんてギミック使うんだから、防御を考えずにガンガン殴りましょうよ」っていう製作チームからのメッセージだろうか。これなら搭乗でパワー2を使っても1点分は払い戻しがあるので搭乗させることへの抵抗が少しは薄まるだろう。それにしても、3マナでこんなものが使える世界ってのはどういう戦闘シーンが繰り広げられるのかまったく想像がつかない。4ターン目に5/4トランプルが突っ込んでくるって、なんというブン回りゲー。


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7月3日 ドラフト模様(DTK×2 FRF

ピック順 【Thraxi】→【Alessi】→【Serra】→【Sangriter】→【Sea-chicken】→【Mei】→

 

 ちょっとお話しした通りに、せっかく頑張って「俺マスターズキューブ」を作っていたのに、まさかのオリジンのアーキタイプと3つも被るという事態に遭遇し、流石に挫けそうな僕です。まぁ、白でエンチャントはね、安易だからね。僕は白緑にエンチャントを充ててたんで、そこはまだいいです。青黒で墓地ってのもね。墓地の使い方もたくさんあるから、これも別に被ったといっても問題無いんだ。でも青赤のアーティファクトはなぁ……。今回は実物のカードでピックアップするんじゃなくてデータでリスト作成してたからまだ傷は浅いんだけども。赤のリストの一部はこんな感じになってたよ!

 どうしよ……このまま続けるか、それとも全部リセットするか、諦めるか……。

 


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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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