最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
4月27日 ドラフト模様(DKA ISD×2)
ピック順 【Thraxi】→【Serra】→【Mei】→【Sangriter】→【Metallica】→【Alessi】→ 約半年のお付き合いだったイニストラード環境にも別れの季節がやってきた。これが今セットの最終戦。次なるアヴァシンの飛躍に向けての、旅立ちの時である。この環境はラスト2回がカラオケボックスドラフトという訳の分からない幕引きになったわけだが、闇が隆盛したというこのイニストラードが我々の手向けのために送り出してきたものは、想像を絶するプレゼントだった。今回開封したパックの1つを見てみよう。「意志の詐欺師」「塔の霊」「嵐縛りの霊」「捕海」。うん? なんだこれ。全てのレアリティに綺麗に偏ってないか? まぁそんなパックばかりのはずはない。隣の人間が開けたパックはこうだ。「流城の隊長」「溺墓の隊長」「ゲラルフの精神壊し」「悲劇的な過ち」「魂を捕らえるもの」「死の愛撫」。……何これ。そうか、これが闇が盛り上がった証拠だったのか。おかげで最終戦は阿鼻叫喚。薄暗いカラオケボックスは、混沌のなかで幕を閉じたのであった。 PR
フルスポイラ出来。結局全部書いたか……
オールリストは右側柱部参照。 こちらのエントリーではまだあげてなかった残り分だけです。 Builder’s Blessing 建築家の祝福 (3)(W) U エンチャント あなたのコントロールするアンタップ状態のクリーチャーは、+0/+2の修正を受ける。 Blessing、ということで、これまでMagicでは様々なものから祝福を受けてきた。大御所さんでいったら「アクローマの祝福(ONS)」や「ガイアの祝福(TSB)」。妙なところなら「ネフェリムの祝福(DIS)」に「ヒルの祝福(BOK)」まで。我々は、色んな人に支えられて生きている。で、今回もそんな祝福祭りに新たな名前が加わるわけだが……誰やねん。建築家って。今までMagic業界で建築関係の人間なんて「大建築家(SOM)」くらいしかおらんやないか。彼の祝福なら喜んで受けるが、どうやら本当にその辺のおっちゃんの祝福らしく、効果は「城壁(7ED)」そのまんま。まぁ、堅いからいいけどさぁ。祝福っていうか、「作業」じゃん。左官屋さんじゃん。 Divine Deflection 神聖なる反撃 (X)(W) R インスタント このターン、次にあなたやあなたがコントロールするパーマネントに与えられるダメージをX点軽減する。これによってダメージが軽減されたなら、〜は対象のクリーチャー1体かプレイヤー1人に、それに等しい値のダメージを与える。 白の得意技であるダメージ反転の新作。ダメージ反転は、単に軽減したり、単に与えたりするよりも強いのでレアに所属することが多い。そして当然バランス調整が難しく、ちょっと盛っちゃうだけであっという間に「輝く群れ(BOK)」になっちゃうし、かといって調整しすぎると「形勢逆転(DKS)」どまりになっちゃうのであまり面白くない。絶妙な押し引きが要求されるジャンルだ。今回もレアに分配されたわけだが、なんだか初心に返って分かりやすい効果にしてみた感じ。軽減先は問わずに、この手のスペルならたいてい書いてあった「発生源1つ」とかいう文言もなし。とにかく、一度に与えられるダメージは全て引き受け、まとめた上でよいしょと投げ返す。「地震」みたいな全体除去から自軍全体を守って相手にぶん投げられたら芸術点。そうでなくともクリーチャーが除去れたらアドバンテージゲットだぜ。リミテッドならあらゆるシチュエーションで無駄にならないマストゲットなトリックカードだ。これで送り先の対象を取らない、とかなら構築でも出番があったかもしれないんだけど、流石に無理だよなぁ。 Goldnight Commander 黄金夜の指揮官 (3)(W) U クリーチャー・人間、クレリック、兵士 2/2 他のクリーチャー1体があなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたのコントロールするクリーチャーはターン終了時まで+1/+1の修正を受ける。 大体、自軍全員を1だけパワーアップさせる効果は2マナ程度で発動する。現時点での評価軸は「栄光の突撃(M10)」だからだ。それにおまけがついた「暁天」なんかが拡張セットにいるのも分かりやすいだろう。そして、このクリーチャーはそんな2マナインスタントの効果を、四六時中味わうことが出来るという。タイミングはソーサリーになるだろうから使い勝手は違うが、仮に2マナの「恐怖」や「火葬」撃ち放題と考えたら目眩がするわけで、つまりこのクリーチャーは強い。あげく「町民の結集」やら「未練ある魂」やらで一気にクリーチャーを出すとエラい騒ぎ。リミテッドでもFlickerを使えば充分ゲームエンドを演出出来るはず。「黄金夜」ってつくクリーチャーはろくでなししかいないよ。 Nearheath Piligrim 近野の巡礼者 (1)(W) U クリーチャー・人間、クレリック 2/1 結魂 〜が他のクリーチャーと組になっている限り、その両方は絆魂を持つ。 絆魂結魂。日本語テキストで見ると絆魂と結魂は分かりにくすぎるよ。とりあえず、2マナ2/1絆魂だけでも割と優秀。そして、事前に出しておいたパートナーにより、相手のライフカウントを大きく狂わせることが出来るというのも立派なもの。現在も「勇壮の時」で結構稼がれた上で逃げ切られる、なんて展開はちょいちょいあるので、この人の場合は「ウィニーである」「とにかく数が増える」「ライフも増える」で素敵要素はそろい踏みだ。まぁ、今回結魂クリーチャーのせいなのかなんなのか、2マナ2/1がおっそろしく多い気がするけどな。それにしても、なんでこの人は近野なんかに巡礼しに行ったんだろう。あんなとこ、行っても4/1不死くらいしかいないだろうに。 盲信の一撃 Zealous Strike (1)(W) C インスタント 対象のクリーチャー1体は、ターン終了時まで+2/+2の修正を受けるとともに先制攻撃を持つ。 【このカード】「……あっ、あの……なんていったらいいのか……」 【熟練の突き】「あぁ、気にしないでいいよ……別に……」 【このカード】「イッ、イラストはそっちの方が格好いいですし!」 【熟練の突き】「マジでいいから。もう、ほんとに」
<多色>
Advent of the Wurm ワームの到来
(1)(G)(G)(W) R インスタント 5/5でトランプルを持つ、緑のワーム・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。 「うわー、相変わらずセレズニア頑張ってるなー、今度は4マナで5/5トークンかー」→「げっ、トランプルまで持ってるのか、まぁなー、ワームだからなー、レアだしなー」→「インスタント?!!」ってな衝撃を受けたスペル。ホントに最近のクリーチャーはサイズとかなんとか、色々と節操が無くていかん。しかしこれは本当に……弱いことが何一つ書いてないからな……。これでセレズニアは2ターン目ケンタウルス(3/3)、3ターン目象(4/4)、4ターン目ワーム(5/5)という綺麗なマナカーブが形成されたわけだな。これでも不満なら1ターン目に巡礼者で2ターン目4/4,3ターン目5/5も可。これでもトップ取れない環境とか、メルカディア市民が見たらちびると思うわ。セゴビアの人間なら見ただけで昇天するレベル。1パック目で剥いちゃったら、祈る思いで3パック目の居住カードを待つんだろうなぁ。
Ascended Lawmage 上昇する法魔道士 (2)(W)(U) U クリーチャー・ヴィダルケン、ウィザード 3/2 飛行 呪禁 白マナを足したらパワーが上がった「エイヴンの瞬翼(M12)」の上位種。もしくは青マナを足したら呪禁がついた「突撃グリフィン」。アンコモンなので当然といえば当然だが、このパワーを持つフライヤーに呪禁の組み合わせはかなり強力。オーラの土台に最適だし、単に置いておくだけでも充分なクロック。アゾリウスの基本戦術であるフライヤービートでは核となるカードである。まぁ、「構脚のトロール」や「両生鰐」でぴたっと止まることも多いので、やはり何かしらの増強策は欲しいところだが。ちなみにこのクリーチャー、種族はヴィダルケンなわけだが、空を飛ぶヴィダルケンというのはなかなか珍しい。これまで飛行を持つヴィダルケンは2体存在しており、それは明らかに騎獣に乗っていた「イスペリアの空見張り」などである。イラストを見る限り、このヴィダルケンは自力で空を飛んでいる。飛行魔法は「空中文字(DIS)」っぽいデザイン。空に字を書くのってアゾリウスの得意技なんだな。多分、条文とか通達文を速達で送りつけてるんだろう。ラヴニカ流の迷惑メールやな。
Beetleform Mage 昆虫体の魔道士 (1)(G)(U) C クリーチャー・人間、昆虫、ウィザード 2/2 (G)(U):〜はターン終了時まで+2/+2の修正を受けるとともに飛行を得る。この能力は、各ターンに1回だけ起動出来る。 クリーチャータイプが人間で昆虫でウィザードといえば、あの青い悪魔「秘密を掘り下げる者」と同じ所属である。デルバーは変身して初めて昆虫フォームを手に入れたが、こちらは好きなように飛び立つことが出来るのがシミックの努力の成果である。しかしまぁ、当然そんなすげぇコモンがぽんぽん登場するはずもなく、こいつはあくまでマナに余裕があるときにのみ離陸する。離陸後は「大気の精霊(M10)」と同じサイズってんだからそうとうでかい昆虫だが、起動コストがかかるので毎ターンというわけにもいかない。シミックならば1ターン目に出た「雲ヒレの猛禽」がもっとお手軽にでかいダメージをたたき出すのだから、能力としては穏当な部類。もちろん、形はどうあれコモンで4/4フライヤーが手に入るというのはなかなかの事件である。進化などのシナジーに一切絡めそうもないのが気に掛かるが、コストもさほど重くないし、手軽なダメージソースとして今後のリミテッドではお世話になったり血反吐を吐かされたりするのではなかろうか。
Blast of Genius 天才の煽り (4)(U)(R) U ソーサリー カードを3枚引き、その後手札を1枚捨てる。〜は、対象のクリーチャー1体かプレイヤー1人に、捨てたカードの点数で見たマナコストに等しい値のダメージを与える。 煽りの天才。確かにラルさんは煽りとか上手そうな顔をしてる。昼間っからネットに張り付いて色んなところで必死チェッカーを回しているに違いない。さておき、そんなラルさんが開発した、いかにもイゼット風なドロー兼火力。イゼットカラーのこの部門の代表作というと「予言の稲妻(APC)」があるが、このカードは多少重たいソーサリーなった分、ダメージが可変という実に天才らしいギミックが加わった。3枚引いて、他の手札も含めた全てから選べるのだから、最適なダメージの値が導き出せる可能性は高い。駄目なら単なる「材料集め」だったと思って諦めればいいのだし、何一つ損をせずに決め技にもなるかもしれないのだ。追い風としては、今回レアとアンコに大量投入された分割カードの存在がある。分割カードはスタック上にある時は個々の呪文として扱うが、それ以外の領域ではコストが足しあわせたものになっている。おかげでこいつで引いてぽいっと捨てれば、軽く6点7点ははじき出せてしまうのです。そりゃラルさんだってステマとかしたくなるわ。リミテッドなら実にシュートなエンドカード。構築だと流石に重すぎるのが残念だが、マジで分割カードとかと組み合わせたらワンチャンないもんだろうか。お供には「異教徒の罰」もどうぞ。
Blaze Commando 猛火の猛士 (3)(R)(W) U クリーチャー・ミノタウルス、兵士 5/3 あなたのコントロールするインスタントかソーサリー呪文がダメージを与えるたび、1/1で速攻を持つ、赤白の兵士・クリーチャー・トークンを2体戦場に出す。 読めば読むほどひどいことが書いてあるアンコモン。どうやらミノタウルスは「ボロスの反攻者」なんてヒット作を出してしまったせいでちょっと調子に乗っているらしい。日本語のカード名がそのまんまなので無闇に格好悪いのがざまあ見ろである。5マナ5/3はそこそこのステータスだが、そこに搭載された人員調達システムがひどい。インスタントかソーサリーが「ダメージを与えたら」である。どこに与えなさいという指示は無いので、単に火力でクリーチャーを除去っても、ぽこっとトークンが2体。2体て。しかも速攻持ちって。ボロス業界ではこのコストでも「重たい」と言われるのが救いだが、リミテッドでは自身が充分なヒッターとしてプレッシャーになるため、かなりキツいリソースジェネレーターになり得る存在だ。これのためだけに「構造崩壊」をぶち込むまである。……いや、すまん、無い。いっそ過去のラヴニカに戻って「連弾炎(GPT)」をぶちかましたり、それに合わせて「ぶどう弾(TSP)」使うとエラい騒ぎに。
Blood Baron of Vizkopa ヴィズコーパの血男爵 (3)(W)(B) M クリーチャー・吸血鬼 4/4 絆魂 プロテクション(白) プロテクション(黒) あなたのライフが30点以上で、いずれかの対戦相手のライフが10点以下である限り、〜は+6/+6の修正を受けるとともに飛行を持つ。 またしても繰り返される悲劇。例によって日本語版誤訳の犠牲になったカードである。正確には上記テキストのように、下の能力は「30点以上かつ10点以下」であるが、日本語版はどちらかを満たせばいいかのような表記になっている。こんな大事なこと間違うなよな、ホントに。さておき、オルゾフに与えられた神話は、どこの誰かもよく分からない吸血鬼だが、分からない上に神話なので質が悪い。5マナ4/4絆魂だけでも割と充分なのに、そこに与えられた2色のプロテクション。白も黒も自分の色に対するプロテクションが多いカラーではあるのだが、この大盤振る舞いっぷりは「神話だったら何をやってもいいだろ」感が半端無い。多色環境においてこのカードを処分出来る単体除去は本当に一握りである。何しろ残った色が青・緑・赤で、除去出来そうな色が赤しかないのだから。なんとか「急速混成」や「変化/点火」に頑張ってもらうしかないのである。下の誤植能力など無くても、このデフォルト状態だけでもかなりのコントロール力を発揮し、すぐにライフの優位などひっくり返すことが可能。一度突き放されれば泣き面に吸血鬼で手も足も出ない。「ライフ10点以下になったの? じゃぁ10/10で飛ぶね」って、鬼畜過ぎるだろ。同じ神話の「害霊」さんの謙虚さや優しさを見習って欲しい。
Boros Battleshaper ボロスの布陣者 (5)(R)(W) R クリーチャー・ミノタウルス、兵士 5/5 各戦闘の開始時に、最大1体までの対象のクリーチャーは、この戦闘で可能ならば攻撃かブロックを行い、最大1体までの対象のクリーチャーは、この戦闘で攻撃もブロックも出来ない。 赤白の能力でたまに出てくるのが、こうしたコンバットコントロールである。白が行動抑制と攻撃抑止、赤が行動強制とブロック抑止ということで、こういう能力が生まれるのだろう。最近だとオドリック先生が偽大軍能力を使ってひどいことをやらかしているし、同じボロス所属なら「手練れの戦術(RAV)」なんて決定版も存在している。それら先達に比べると、このカードはまだ穏当だ。選択出来るのは各戦闘で強制1体、抑止1体。ボロスが使うことを考えれば、アタック時にブロッカーを排除するのが主な役目になるだろう。出した時点で使えるのである意味187のタッパーみたいな効果だし、その後は相手の戦闘でもアタッカーを自由に抑止出来る。ゆーたらボロスのくせに留置持ちみたいなずるい奴である。ま、7マナなんだから多少はっちゃけても文句は言いませんけどね。出てきたら色々と終わってしまうのでリミテッドなら1引きするか悩む恒例イベント発生。
Bred for the Hunt 狩りの仕込み (1)(G)(U) U エンチャント あなたのコントロールする、+1/+1カウンターの乗ったクリーチャー1体がいずれかのプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、あなたはカードを1枚引いても良い。 全ての進化持ちを「泥棒カササギ」に。なかなか達者なアイディアであり、ドローの第1色である青と第2色である緑が手を組んだエンチャントとしては納得の仕上がり。緑は進化と活用という2つの方向からカウンター戦術をサポート出来るので、今後の環境でもそこそこ運用しやすい効果ではある。どうしてもダメージを通さなければいけないサボター能力は扱いにくいイメージがあるが、ブン回ったときに「雲ヒレの猛禽」→「シュラバザメ」→これとかいう周り方だと、相手は2ターン目終わりまでは単に1/2しかいないと思っていたところに突然のドローを持っていかれる。緑青黒の組成ならば1ターン目から「ラクドスの哄笑者」→「不気味な人足」でも爆発的アドバンテージが狙える。案外馬鹿にならないカードなのは間違いないだろう。ただ、やっぱりこの手の「上手く組めたデッキが更に上手く回る」カードってのは使いにくいんだけどね。活用にしろ進化にしろ、結局クリーチャーの数がほしいわけで、このエンチャントにスロットを割いていいのかどうかの判断は非常に難しい。前の環境の「獰猛さの勝利」くらいの立ち位置だったら立派だけども。
Carnage Gladiator 殺戮の剣闘士 (2)(B)(R) U クリーチャー・スケルトン、戦士 4/2 クリーチャー1体がブロックするたび、そのコントローラーは1点のライフを失う。 (1)(B)(R):〜を再生する。 「戦いの重圧(ODY)」を内蔵した前向き向こう見ずスケルトン。「戦いの重圧」自体が超マイナーカードであり、当時の構築でもリミテッドでも見向きもされなかった1枚だが、こうしてそれなりのステータスが揃ったクリーチャーに付けられると案外恐ろしく見えるから不思議なものである。パワー4の再生持ちヒッターは相当恐ろしく、なんとかチャンプブロックなどで時間を稼いでいくしかないのだが、こいつの場合には能力のおかげで時間稼ぎが非常にやりにくい。当然、ラクドスカラーならば周りにはブロックなんて考えたこともないような解鎖クリーチャーが並んでいるわけで、自身にはデメリットが無い状態でガンガン前に進む、というのが正しい使い方。ブロック1回につき1点というのは数字としては大したことが無い気もするが、壁をずらっと並べてごまかすようなデッキでは洒落にならないダメージである。もちろん、こいつ自身はブロックになんの制限もないので、多少の矛盾ははらみつつも、強力な再生ブロッカーとして立ちはだかることも無視出来ない。このマナ域が不足気味だったラクドスには良い選択肢である。
Council of the Absolute 不可侵議員 (2)(W)(U) M クリーチャー・人間、アドバイザー 2/4 〜が戦場に出るに際し、クリーチャーでも土地でもないカード名を1つ宣言する。 あなたの対戦相手は、選ばれた名前のカードを唱えることが出来ない。 あなたが選ばれた名前のカードを唱えるためのコストは(2)少なくなる。 イラストだけを見たらどう見てもアウグスティンさんなんだが、まぁ、アゾリウスの議員連中はみんなこの恰好なんだろうな。てっきりこいつがアゾリウスの迷路走者かと思ったら、レジェンドではない単なる神話だった。4マナ2/4は大判事よりちょっとだけタフネスがあがり、今度はどんな無茶な法規制を強いてくるのかと思ったら、制限付きの「金輪際」だった。なーんだ、大したことねーや、と思ったら、そこは判事のお友達だもの、自分にメリットを付けるのも忘れてはいない。相手には使わせないけど、自分で使う分には2マナのディスカウント。つまり、2通りのおいしさが味わえるカードになっている。ミラーマッチでない場合には、「金輪際」と同じようにして相手のキーとなるカードを封じる使い方が1つで、自分のヘヴィースペルのサポートが1つ。基本的には、何かしらサポート出来る重めの決め技を投入しておき、相手が的を絞らせないようならとりあえずそれを宣言しておき、致命的なスペルを使ってくる相手だと分かれば先んじて封じておく、という姿勢か。まぁ、どうせクリーチャーが軽くならないのでかなり絞り込んだデッキでないと両面に活躍させるのは難しいが、「歩く金輪際」だと考えるとそれなりのニーズなのかもしれない。カオスになるのはミラーマッチの時で、はまれば相手を締め上げつつ自分にはメリットのダブルアタック。ただ、当然相手もコレを使えるので、同じ宣言ならマジ金輪際。そうでないときは色々ややこしい。これ、むしろレジェンドだった方が話が早くて良かったんだがな。
Deathbridge Chant 死橋の詠唱 (4)(B)(G) M エンチャント 〜が戦場に出たとき、あなたのライブラリを上から10枚墓地に置く。 あなたのアップキープの開始時に、あなたの墓地のカードを1枚無作為に選ぶ。それがクリーチャー・カードであるなら、それを戦場に加える。そうでないなら、それをあなたの手札に加える。 神話レアエンチャントという珍しいジャンルのカード。すげぇ余談だが、「神話のエンチャントってこれまでどんなのがあったかな……」と思って検索したら6件がヒットした。「天使の運命(M12)」「時を超えた詠唱(ROE)」「狂気堕ち」「大渦のきずな(ARB)」そして「全知」。ここまではいいのだが、残る1枚はなんと「ネクロポーテンス(5ED)」……どうやら、数年前に発売された「From the Vault」セットで再録された際に神話認定されたらしい。流石ネクロやで。さておき、神話なので特に捻らずにとにかく強いことさえ書いてあればいいや、というカード。置くだけでゴルガリの財布である墓地が一気に膨れ、毎ターン自動で行われるランダムリアニメイト。ランダムの範囲がクリーチャー以外にも広がっちゃったので博打性が更に広がってしまったが、はずれてもアドバンテージは取れるので特に問題は無い。ゴルガリデッキでなくとも、なんとなく突っ込んでおくだけでそれなりに強いカードである。弱点は大きく2つで、1つは墓地を綺麗にされると途端に魅力がなくなること。リアニ全盛の世の中なので、墓地をメインに据えたこのカードは風当たりが強い。まぁ、そこまで墓地にこだわらなくても、死んだクリーチャーが勝手に帰ってくる装置とみればそれだけで強いのだが。そして、最大の弱点は6マナと重たいこと。こればかりはどうしようもない。どうせゴルガリですし、そこは「蠢く甲虫」の活用を1ターン我慢すればなんとかなりますので。「ライブラリ、削るの?!」とかいって「ダスクマントルのギルド魔道士」が寄ってくる可能性があるので、そこは自己責任。 <緑>
Battering Krasis 乱打する混成体 (2)(G) C クリーチャー・魚、ビースト 2/1 トランプル 進化 コモンの進化枠は、瞬速がなくなった「シュラバザメ」。いや、トランプルあることはあるけど、コストが重くなったことも合わせて考えるとそこまで嬉しいサービスではない。トランプルが欲しいなら「冠角獣」を呼んでくればいいじゃない。そこまで楽しいカードには見えない。そもそもこいつの存在自体が気持ち悪い。クリーチャータイプが「魚・ビースト」ってどういうことやねん、と思ったら、よりによって頭が魚って。シュモクザメの頭に四つ足って、ものすごく間違っちゃったガオハンターの合体パターンみたいや。こんなパワーアニマルばっかりだったら確かに狼鬼も悪堕ちするわ。シミックの連中は何を目指して研究してるやら。
Kraul Warrior クロールの戦士 (1)(G) C クリーチャー・昆虫、戦士 2/2 (5)(G):〜はターン終了時まで+3/+3の修正を受ける。 名前から色々とネタを考えたけど最終的に「ドルヒラ」絡みになってしまったので、そこは気にせずに行こう。一応フレーバーによればクロールっていうのは昆虫型生物のことらしい。そしてこいつも上のシュモクザメ同様にかなり気持ち悪い。さっさと火星にいってゴキブリとドンパチ交えて殉職して欲しい。こんだけ気持ち悪いのにステータスは単なる熊。能力が1つついているが、いつどうやって使うのかは謎が多い。これがわざわざコモンで投入されたということは、やっぱり制作陣はこの環境を相当遅いものと見ているってことなんだろう。「岩石樹の発動者(LGN)」よりは大人しいので、オンスロートほどのお馬鹿環境ではない……のかしら。ま、何にせよ熊。
Maze Behemoth 迷路のビヒモス (5)(G) C クリーチャー・エレメンタル 5/4 トランプル あなたのコントロールする多色クリーチャーはトランプルを持つ。 迷路ガーディアンのトリを務めるのは当然緑のエレメンタル。一応緑らしさをアピールするために5/4というバランスの取れたステータスを持っているので、「ゴルガリの長脚」や「ザル=ターの豚」の後詰めの単なるコモン肉としてそれなりに運用出来る。まぁ、そのマナ域が必要かと言われれば微妙なところだが、でかかろう強かろうの戦術が成立するなら、そのまま「長脚」と「豚」がトランプルを持って突っ込めるのは悪くない。どうせなら黒いガーディアンと組み合わせてトランプル接死の「破滅のワーム」でもぶち込んでみるのはどうだろうか。この時点で6マナ3枚必要だけども。 <赤>
Awe for the Guilds ギルドへの畏敬 (2)(R) C ソーサリー 多色クリーチャーは、このターンブロック出来ない。 赤名物、ブロック制限カード。「究極の価格」が除去としてちゃんと機能していたことをかんがえれば、この制限でもそこそこの仕事にはなるだろうか。こればかりはその時の相手のデッキ次第なので判断が難しいところである。「ウザい単色ブロッカーが多いデッキ」というと、遅めのオルゾフやディミーアよりもセレズニアのイメージが強い。トークンでのブロックが非常にやりにくくなるので、そういうデッキ相手のサイドボードとしては面白いかもしれない。まぁ、個人的にはブロッカーを排除してとどめをぶち込みたいなら「反逆の行動」の方がいいとは思いますがね。
Clear a Path 障害排除 (R) C ソーサリー 対象の、防衛を持つクリーチャーを破壊する。 一番正確に書くなら「オーガの門壊し(DIS)」の能力をカード化したもの。過去にも似たような防衛ヘイトカードはあったのだが、昔のルールだと「倒壊の言葉(MMQ)」のように「壁を破壊する」になっていたのである。同じラヴニカ世界で再び「門壊し」能力が帰ってきたのは不思議な因縁だが、それだけこの都市世界には門っぽいものの存在感があるということなのだろう。今回のセットで登場した防衛持ちはコモン2枚アンコモン1枚と特に多くはないが、他のセットの防衛といえば、イゼットの申し子「門衛」に「高射砲手」、ゴルガリの名キーパー「構脚のトロール」、オルゾフの守銭奴「聖堂の護衛」に、死なばもろとも「死体の道塞ぎ」と、それなりのラインナップである。相手のデッキが防戦の構えならば、ラクドス・グルール・ボロスなどはひょっとしたらコレが欲しくなる時があるかもしれない。そして、私が相手の場合、これで「門衛」を殺すだけで一気に戦意を喪失する恐れがある。結論、「勘弁してください」。
Maze Rusher 迷路の急襲者 (5)(R) C クリーチャー・エレメンタル 6/3 速攻 あなたのコントロールする多色クリーチャーは速攻を持つ。 赤の迷路ガーディアンが与える能力は、サイクルの中でも随一の意味の無さ。6マナクリーチャーが特攻ぶち込んだ後に出てくる速攻クリーチャーに果たして何の意味があるものか。もちろんあって困る能力じゃないが、次のターンに突然テイサさんが転がり出したり腹音鳴らしのおっさんが吠え猛ったりすれば話は別だが、そんなものは文字通りのレアケースである。このカードの存在意義は、基本的に「単なるシングルシンボルの6マナ6/3速攻」だ。つまり、ちょっと変形した「長屋壊し」だ。「長屋壊し」はデッキ次第でたまに出てきてたから、まぁ。
Possibility Storm 吹き荒れる潜在能力
(3)(R)(R) R エンチャント いずれかのプレイヤーが手札から呪文を唱えるたび、そのプレイヤーはその呪文を追放し、その後自分のライブラリを、そのカードと同じカード・タイプが追放されるまで追放する。そのプレイヤーは、そのカードをマナコストを支払うことなく唱えても良い。その後、そのプレイヤーは〜によって追放された全てのカードを、無作為に自分のライブラリの一番下に置く。 割とお馴染み、赤のアホエンチャント部門。相変わらず書かれたテキストは抜群にややこしいが、簡単に書くと「どんな呪文を唱えても、ライブラリの中からランダムに違う呪文として解決されるよ!」ということになる。過去にも似たようなコンセプトは無いわけではなくて、ちょっとテイストは違うが「変身」のような呪文は似たようなコンセプト。クリーチャー以外の全てのタイプの呪文に適用されたのが、このカードの新しいところだ。基本的にランダムのカードなので、デッキインするとしたらコンボを考える以外に無い。分かりやすいところでは、デッキに「ティボルト」1枚と「ニコル・ボーラス」1枚だけしかプレインズウォーカーが入っていなければ、2マナでニコル様が出せるようになるってことだ。キャントリップの1マナソーサリーを大量に詰め込み、そこにクソ重いソーサリーを1枚忍ばせると凄い勢いで目的地まで掘り進むことも可能。でもまぁ、これ自体5マナだからな……基本的にネタカードの域は出ない。ただ、全てのプレイヤーがこれの影響を受けるので、呪文をカウンターするのがものすごく難しくなるのは間違いない(カウンターを打ったら違う呪文になってしまう)し、コストにXを含む呪文はこれでほぼシャットアウトされる。デッキのどこを切っても似たような構造のビートデッキはクリーチャーがクリーチャーになったり、火力が火力になるだけなので影響が小さいが、コントロール色が強い受けのデッキではこれを置かれるだけでデッキプランは大きく崩れることになる。ヘイトカードとしての採用が……無いかな……ちなみにフラッシュバックスペルはそのまま解決されるなんて小技もあるが、だからどうしたと言われると困る。
4月20日 ドラフト模様(DKA ISD×2)
ピック順 【Mei】→【Alessi】→【Metallica】→【Thraxi】→【Sangriter】→【Serra】→ いよいよこの環境も残すところあと2回、というドラフト。しかし、そんな郷愁の念に浸る余裕は我々には無い。なにせ、長きにわたるドラフト史上、初のチャレンジが試みられたのである。普段使用している場所が、この春先にはちょいと使いづらい。場所を奪われた我々が選択した「新たなる地平」、それは、夜中にフリータイムになっているカラオケボックスであった。コミュニティの中でも「ヒトカラ上等」の急先鋒たる3人を含む謎の6人組は、大量の土地やスリーブを持ってカラオケボックスに出現し、広い部屋をキープしておもむろにパックを向き、延々カラオケ画面が流れ続ける中でドラフトを行った。別にそれだけならば「単に場所が変わっただけ」なのだが、画面を見ているだけで「ドラフトとか置いといてマイク握ろうぜ」という人間にとって、この環境は最大の難敵だったのである。「負けた人間だけが憂さ晴らしで歌える」というよく分からないルールの下、絶叫と熱唱が混じり合うドラフトが幕を開けた。なるほど、「闇の隆盛」って、ひょっとしたらこのことだったのかもしれない。あまりの隆盛っぷりに、なんか裁断ミスったエラーカードがいっぱい出ちゃうくらいに。さて、来週はどうなることやら…… <黒>
Bane Alley Blackguard 破滅小径の悪党 (1)(B) C クリーチャー・人間、ならず者 1/3 黒い「ルーメングリッドの管理人(10ED)」。一昔前ならば「まぁ、黒だからな」と言われておしまいだったカードだが、現在は黒も堂々と2マナに熊が持てるようになった。未だに熊ステータスが許されていないクリーチャー後進国の青クリーチャーと比べてもちょっとガッカリなのである。ま、各色にある熊が止められるのだからニーズはそれなり。止めることを考えるくらいなら、自分も「排水路潜み」で殴りに行った方がいいとは思いますけど。一応のポイントとして、こいつの職業がならず者である、というのは気をつけよう。つまり死教団が止められる。でっていう。
Blood Scrivener 血の公証人 (1)(B) R クリーチャー・ゾンビ、ウィザード 2/1 あなたが、手札が無い状態でカードを引く場合、代わりに2枚のカードを引き、1点のライフを失う。 2マナ2/1で普段よりもカードが引けるクリーチャーといえば、なんと言っても「土地がめくれたら宇宙ですよ!」でお馴染み世界のボブ・メイヤーである。流石にボブはもう印刷したらあかんということで、調整版として産みだされたのがこのカード。フレーバーからするとオルゾフ所属のクリーチャーなのだろうが、ニュアンスとしては旧ラクドスギミックの暴勇であり、何となく「ぼろ娘(DIS)」に近いイメージ。手札が無い状態ならば「ファイレクシアの闘技場(9ED)」が内蔵された状態になるわけだ。手札の動きからすると「生態融合帽(7ED)」なんかも近いかもしれない。攻めるデッキだったら当然この能力は強烈であり、このカードは自分のドローステップ以外のドローも全て効果範囲内なのが強み。たとえば最後の手札がキャントリップインスタントだった場合には、解決時には手札が無い状態なので2枚引けるわけだ。ガンガン手札を使うデッキならば2マナ2/1の前のめり体型も強力な武器になるし、素体だけで見てもなかなか有望な良いレアである。このデザインならリミテッドでも使いやすそうだな。
Crypt Incursion 墓所への乱入 (2)(B) C インスタント 対象のプレイヤー1人の墓地にある、全てのクリーチャー・カードを追放する。あなたは、この方法で追放したカード1枚につき3点のライフを得る。 ライフゲインに墓地対策。どちらの効果も「別にそこまで欲しいものじゃ……」と言われる類のものだが、その2つが噛み合って出来上がったこのカードは案外馬鹿に出来ない。形こそ違うが、ちょっと前までライフゲインカードとは思えない活躍を見せていたあの「骨までの囓りつき」に迫る回復量なのだ。相手の墓地を肥やすデッキといえば当然ディミーアであり、ディミーアならば長期戦を狙ってライフが欲しくなるので、この効果は綺麗に噛み合っている。試合中盤、まだ一押しも二押しも足りないような状態でそこそこライブラリを削って死にかけたとき、これを使えば、軽く15点くらいの回復は見込めるのではなかろうか。3マナインスタントでそれだけ押し戻せれば、次の一手も考えやすいし、試合前半から多少無理してライブラリを狙うアクションも採りやすくなるだろう。ただ、「囓りつき」と違うのは再現性が無いこと。一度使うと相手の墓地にライフの源は無くなってしまうので、試合中に炸裂させられるのは1回である。2発目は自分の墓地に打つ、という手もあるが、イニストラードじゃないんだからそこまで自分の墓地は潤っていないだろう。デッキに大量に詰め込めないので、なかなかバランスが難しいカードだ。もちろん、相手がゴルガリだったら適当に放り込んでおくだけでもいい嫌がらせになる。
Cathers’Crusade 聖戦士の十字軍 (3)(W)(W) R
エンチャント クリーチャーがあなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたがコントロールする各クリーチャーに+1/+1カウンターを1つ置く。 最近は「清浄の名誉」がやたら活躍しているので改めて脚光を浴びているのは、白が脈々と受け継いできた全体強化エンチャントの流れ。そしてその始祖となるのが、ご存じ「十字軍(6ED)」。このカードは、そんな大先輩の名前を受け継いでの豪華版。出た瞬間には何の仕事もしてくれない5マナの置物というのは酷いが、そこから後続がやってくれば、味方の士気はうなぎ登り。何故ミラディン人たちにこのカードを分けてあげなかったのかと、遅きに失したことが悔やまれる。もう、このイニスト世界の人間どもは元気すぎるからこんなんいりませんやん。書いてあることは相当強いので、リミテッドならば凶悪カードなのは間違いない。でもまぁ、5マナで設置した後にちょろちょろとクリーチャーを水増しする展開はあまり考えられないので、構築だとちょっと厳しいか。これの後に窮地版「町民の結集」使うと突如6/6が5体立ちはだかったりするのは愉快だけど。あと「ゼンディカーの報復者(WWK)」で屋上屋を架すのもお勧め。わざわざ専用デッキ組もうとは思いにくいデザインだな。 Emancipation Angel 解放の天使 (1)(W)(W) U クリーチャー・天使 3/3 飛行 〜が戦場に出たとき、あなたのコントロールするパーマネント1つをオーナーの手札に戻す。 化け物じみた天使だらけの新たなイニスト世界において、アンコモンで手頃なサイズが出てくるとすげぇホッとします。いや、3マナ3/3の時点で既にかなり優秀なはずで、過去の比較対象なら「憑依の天使(APC)」みたいなとんでもねーデメリット持ちがいたわけで、この程度のデメリットで手軽に3/3フライヤーが手に入るのは大したもんだ。と、褒めようと思ったんだけど、性能から考えると「銀のドレイク(PLS)」とそんなに変わらないかもしれん。いや、戻せる範囲がパーマネント全部に広がったおかげで運用は相当楽になってるのは間違いないけどね。なにより、イラストがきれいだ。この世界の天使はかなりビジュアル面に気遣った連中が揃っており、「天罰の天使(TOR)」なんかのあんまり人目を気にしてない奴らとは一線を画すのだ。もう、毎ターンこいつを出し入れして「うはっ! 毎ターン天使がキャスト出来る!」とか楽しむのもアリだ。いや、すまん、無しだ。 <青>
AEtherling 霊異種 (4)(U)(U) R クリーチャー・多相の戦士 4/5 (U):〜を追放する。次の終了ステップの開始時に、〜をそのオーナーのコントロール下で戦場に戻す。 (U):〜はこのターンブロックされない。 (1):〜はターン終了時まで+1/−1の修正を受ける。 (1):〜はターン終了時まで−1/+1の修正を受ける。 これが普通レアで提供されるあたりが現代クオリティ。着実に続編が作られ続けている「変異種(USG)」の後継クリーチャー最新作。最近作られた「茨異種(CON)」は神話だったんだが、今回は神話に枠が残ってないからな。いや、枠が無いならどうせ次元なんて気にしないんだから、次のセットに回ってもらっても良かったんだけども。おまえ、どこのギルドのもんやねん。ちなみに過去のラヴニカにも「風を裂くもの(DIS)」なんて変異種リスペクトなカードがいたのだが、こちらは流石にデチューンされすぎていて出番は無かった。今回は「茨異種」に負けないくらいに充分なスペックがぎちぎちに盛り込まれており、儚く散った先輩の無念をはらせそうな期待感はむんむん。青クリーチャーのくせにステータスはやたらでかいし、回避能力と除去耐性という2つの必須能力を有している。そしてそのどちらも考え得るほぼ最高水準のものなのだ。これが青単色で使えるってんだから、多色環境ってなんなのさ、という。出す、殴る、通す、パンプ、8点。わぁ。5マナかかるのがせめてもの救い。これはヤバいですぜ。
Hidden Strings 見えざる糸 (1)(U) C ソーサリー 対象のパーマネントをタップ、またはアンタップしても良い。その後、もう1つの対象のパーマネントをタップ、またはアンタップしても良い。 暗号 「束縛の手」をどっかいじったような暗号呪文だが、その用途は全く異なっている。対象が増えた上にアンタップまで出来るようになっているが、拘束力が無くなってしまったせいでディミーアに必須だった疑似除去としての効果は一切期待出来ない。おかげで、暗号を通した後に使ってもあまり意味がなく、アンタップ効果を使って自分の土地を起こしたり、アタッカーを起こして疑似警戒的に使うしかない。ディミーアにとってこの効果はそこまで有難いものではないので、価値は高くないだろう。「破滅小径の仲介人」のようにタップが絡むカードがあるならまだ使い方は増やせるかもしれないが。やっぱりタップから相手ブロッカーを消して次のアタックに繋げるっていう自己完結性が無いからなぁ。青の呪文のくせにソーサリーでタップってどうなのよ。
Maze Glider 迷路の滑空者 (5)(U) C クリーチャー・エレメンタル 3/5 飛行 あなたのコントロールする多色クリーチャーは飛行を持つ。 青の迷路ガーディアンは飛行を与える。効果範囲は少々違うが、狙うポイントとしては「サファイアのドレイク」と同じくらい。飛行はキーワード能力の中でも強い部類なので、それがばらまかれる可能性はそれなりに買える。このくらいなら6マナでも我慢出来るデッキは少なくないだろう。相変わらず「青いクリーチャーだったらそもそも空飛んでる奴が多いだろ」ってな意見も出るが、このコストのシングルシンボルならばタッチもしやすいし、打撃力に自信のあるグルール・ラクドスあたりにタッチでぶち込めればいいフィニッシャーになってくれるかもしれない。っつうか、そもそも6マナ3/5フライヤーならそれなりである。こういうときに青は恵まれてるよな。 |
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