最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
ゾンビ強化年間、第8話。今年のアニメ業界はよっぽどそっち推しがしたいんでしょうか。こういうのって重なる時にはとことん重なるもんだな。
そんなわけで、14話はゾンビ映画の大定番をそのままパロディに仕上げた、ちょっとこれまでとは趣を異にしたエピソード。パンティたちはダテンシティを離れ、田舎の警察署に立てこもって突如現れたゾンビたちと死闘を繰り広げることになる。いわゆるゾンビもののお約束を丁寧に踏襲しつつネタにしており、燃えるパトカーから幕を開け、必死に立てこもる様子や、窓硝子を突き破って現れる大量の腕、避難民の一部が炎を持って飛び出すところや、ゾンビに噛まれた人間がゾンビ化するところまで、きっちり「この絵」でもってネタにしている。あげくストッキングが「まるっきり普通のゾンビじゃん! つまんない!」と文句を言い出す始末。ここまで緊張感も恐怖感ない「ゾンビもの」は初めてである。 そしてデーモン姉妹がその正体を現したあとは、徹底的に定番を茶化した展開に。駆け込んだ武器屋で手にした装備はバイブだし、武装を整えて「さぁいくぜ!」と飛び出したパンティは、ドアを開けるなり「気持ちわりぃ」と引き返してしまう。ゾンビに噛まれたことで囮役に名乗りを上げた青年はどこか悲壮感のないアホなキャラだし、彼に人生録(3ページ)を渡された女性もどこか抜けている。そして、何より彼を送り出す主人公一行が全く悪びれずに「死に損ないなら囮に最適ね」と送り出してしまうのがひどい。もちろん、そんな彼は何一つ仕事をせずにゾンビに魂を売ってしまうわけだが。こうしてみると、やっぱりホラー映画やハリウッドのパニックもののテンプレートって、古式ゆかしいコントの趣があるよね。 そしてシリーズ最高レベルのぶん投げオチ。まぁ、こいつらならコレが一番ふさわしいオチな気がしなくもない。ガーターは「貴様等が相手ならば不足はない!」と司令官らしからぬ吹っ切れっぷりで戦闘を楽しんでいる風なのが最低。「子供ゾンビに噛まれる」というお約束シーンを演出した警察署長、「彼」のノートを死守しようとしてあっさり噛まれた女性キャラ、誰も彼も瞬殺でしたからね。しかも、お前だけバイブ使ってる意味がわからんし。地味に一番ひどい奴がガーターだっていうのがこの作品のお約束オチ。下ネタ無しでメインキャラたちのゴミクズっぷりが綺麗に出るお話っていうだけで、なんか無駄に活き活きしてて楽しかったです。 Bパート15話は、理屈の通じない天使たちを計略で貶めようという法廷もの。こちらもいかにもアメリカで人気がありそうなB級バラエティのパロディっぽい雰囲気が徹底している。というか、メインのゲストキャラに三木眞、森川、西村知道っていう時点であまりにやる気がありすぎる。胡散臭い「検察尋問」のテンションとか、予定調和過ぎる審議の流れとか、最低の主人公たちを追い詰める最低のスタッフたちの悪ノリが相変わらずのハイテンションである。4話に引き続き小松田大全のコンテ回ですね。 画面としてはスタジオにパンティたちが座りっぱなしなので地味なものになりそうなのだが、その分変身シーンをいじるネタとか、ゴーストのデザインとかで飽きさせない工夫が徹底している(被害者ゴーストのモーションとかは、ディズニーや「トムとジェリー」あたりのパロディっぽい)。そしてクライマックスとなるサルネタ、そして電撃を浴びたり、拘束されたりした時のパンティとストッキングのふざけた顔。電撃エクスタシー時のストッキングのイカれた表情とか愉快でたまりません。 今回も「出てくる」→「得意がる」→「やられる」の悪役三段活用が綺麗に決まっていたデーモン姉妹。色んな特技を見せつけてくれるが、ピンポイントでの登場しかないのにいつの間にかすっかりキャラが固まって見やすくなっている。今回は黒こげになった後でかなり大胆な格好になっているのだが、やっぱりこの絵ではなかなかセックスアピールはしてくれないな。またリアル絵で出てきてほしいもんだけど。 そして相変わらず秀逸なのが、この作品のゲストキャラのキャスティング。上記の「全力でふざける吹き替え声優陣」も必聴だが、Aパートで日笠、Bパートのゴーストには生天目仁美。何故こうも的確に芸人側の声優陣を配置出来るのだろう。マネージメントしてる人、心得すぎだろうに。藤村・ナバと並ぶ賢プロ声優陣は本当に良い仕事をしてくれているな。あとは新井里美の登場とかに期待しようかな。浅野真澄でも可。 PR ガイナックスの無駄遣い、第7話。いや、ネタとして成立してるんだから無駄ではないのか。いやしかし…… Aパートはまさかのロボットネタである。というか、タイトルからそのものずばり、トランスフォーマーの完全パロディである。ナレーションに始まり、顔のデザインや機械生命体のキャスティング、カットを繋ぐアイキャッチの演出にいたるまで、あらゆる部分をアニメ「トランスフォーマー」に対応させ、いちいちそれを崩すことでいつも通りの「パンスト」にもなっているという、絶妙なさじ加減。ま、「トランスフォーマー」自体が現在ではすっかりギャグ作品としての立ち位置を確立させてしまっているので、メカものと言ってもそこまで食い合わせが悪いものではない。むしろパンストがパロディを狙ったというより、あのふざけたトランスフォーマーの世界が気紛れにダテンシティに出張してきたようにも見える。歴史の積み重ねがある作品は、流石に懐が深い。 個人的に「トランスフォーマー」にそこまで思い入れがあるわけではないのだが、ガイナックスの無駄な技術力を駆使した変形シークエンスなどの力の入れようは伝わってくるし、数々の全力でふざけたパロディはボディブロウのようによく分からないところに蓄積する。「グレンラガン」では月が変形してアンチスパイラルの決戦兵器となるシーンがあったわけだが、それをパンティたちの部屋の家具や、タイトルロゴでやっちゃってるわけだ。なんでこんな方向に力を注ぐことになってしまったのか……いいぞ、もっとやれ。 心を寄せている少年から「あんな醜いもの」呼ばわりされるヒロイン勢って本当にどうなんでしょうね。かたやオムツだし、かたやねじ回しで性行為だし。でも、一番の鬼畜はそんなヒロインの影でちゃっかり食い物を増やしてるガーターだったりするんだけどな。あぁカオス。単なるパロディ回ではあるのだが、独特のトランスフォーマーの絵柄をパクりつつ、それを「パンスト風」にまとめ上げるバランス感覚が秀逸でした。 Bパートは、割とシンプルに天使たちが初めて現世のお金を稼いでみるというお話。労働の仕組みすらよく分かってない状態であれだけの散財をしていたかと思うと空恐ろしいが、途中まで見てりゃ、なんだかんだで案外仕事が出来ていた気もするのがさらに恐ろしい。そもそもパンティの設定はヤリマンビッチなんだから、さっさと身体を売って金を稼ぐようにすれば良かった気もするけど。 駄目人間のゴールは博打と相場が決まっており、リスキーダイスもびっくりの幸運でコインを積み上げる二人に対峙するのは、悪魔姉妹の妹、ニーソックスさん。どんな手段を使ったのか分からないが、ルーレットのスローをコントロールする技術を身につけているらしい。学園のアイドルも色んなスキルが必要なご時世である。一時は希望の船に送り込まん勢いで文字通りに身ぐるみを剥いだニーソックスだったが、ブルセラオークションを経て最終決戦ではあっさりと敗れ、お約束のゴミ箱行き。今回特に何もしてないスキャンティさんはとばっちりですね。 当然、途中の段階で「そんだけ稼げるなら最初から下着を売り払えば300万くらい……」などというのは野暮な話。あのモデルで脱がれても別のエロくも何ともないのだが、時たま入るリアル基調の画でもって一応のサービスはしようとしてくれているのがせめてもの情けである。でも、カートゥーン画でもストッキングがそれなりの巨乳であることは分かり、それだけでもけっこうエロい気はしました。パンティは、しょっちゅう脱いでるから全然ありがたみがないわ。この作品の場合、「BDなら乳首が!」みたいなセールストークが要らず、本放送から全力で下劣な方向の描写が出来るのは強みですね。いや、ひょっとしてもっと下品な方向へ……
「こんな中身」でも「あれ、割とまともじゃん」と思えてしまう病巣根深い第6話。ここまでやっておいて、あげくアニメシリーズとしてもきちんとメインラインを作ろうなんて、ちょっと虫がよすぎやしませんか?
今回はこれまでのようにお下劣なメインテーマがあるわけではなく、初の30分1本構成をまとめるプロットは「ライバル登場」。2話の時点で学園の女王がライバルっぽかった気もするんだけど、あいつは瞬殺されてしまったので、今回改めて学園に転校生として新キャラが現れた。表の顔は市長の娘姉妹、才色兼備で、パンティたちがぶち壊した学園を規律で締め直した才女。容姿、家柄、学力に視力聴力まで、パンティたちは何一つかなうところがないという。そしてその実体は、この世に遣わされた悪魔姉妹。どこをとってもパンティたちとは正反対のスキャンティ&ニーソックスが、ついに最大の敵として立ち上がる…… というわけで、いかにもシリーズアニメなら6話目くらいで出てきそうな流れ。あらゆる要素を単純にメインヒロインの裏返しにした敵キャラ2人は、冷静に考えればすげぇ適当なキャラ設定のはずなのに、パンティたちのキャラクターが固まった後に登場したおかげで、視聴者は勝手に読み込んでしまうというずるい設定だ。どうせなら本当に全部正反対にしちゃえばいいのに、「なんか下品」っていう部分だけはそのままなのがこの作品のひどいところであるな。 「パンティたちの凋落→地下からの復興→復讐成功」という流れは分かりやすくて、これまでのようにヒネた下ネタや露骨なパロディなんかは控えめで、とにかく悪魔姉妹の悪辣さが綺麗に出て、それに対する天使姉妹の苛立ちを徹底的に描くことで、これまでのシリーズでも屈指のスピード感とコッテコテの乱雑さが凄まじい。正直、1回観ただけじゃ何が起こっているのか分からないくらいに乱雑で、ベースとなる下品さと相まって本当に「ひどい」ものに仕上がっている。もう、1回目の感想で書いた通り、「確かに作ってる側は楽しかろうよ」としか言いようのない画面である。リアル描写の変身シーンにも気合いが入っているし、いきなりパンティが多用した様々な銃変形のシークェンス、ストッキングの双剣の付けはずしを多用したアクションも見栄えがする。対するスキャンティたちも同じような激しいアクションを見せるので、一瞬たりとも休みがない、へとへとの画面だ。これがこの作品の真骨頂なんだろうなぁ。 ま、終わってみりゃ「いつも通りだったな」という感想しか出てこないのがナニではあるが、いつも通りっていうのは、この作品に対しては最大級の褒め言葉になっている気がする。 キャストも全力投球です。藤村歩がどれだけ便利な役者か、これを見ても分かるでしょう。時節柄、「ミルキィホームズ」のへんてこ怪盗姉妹とキャラが被って見えたのはご愛敬。そして雑魚ゴーストには「下品なギャグならいない方がおかしい」愛河里花子。無事に夫婦揃っての出演達成。そしてダテンシティの市長、ラスボスに陣取るのは千葉繁。ただじゃ済まない臭いしかしねぇ……
この作品の根深さを改めて痛感させられる業の深い第5話。普通の人が「毎日ステーキばっかり食ってたら飽きるだろうから、たまにはお茶漬けでもどうだい?」っていうところを、この作品は「毎日ステーキばっかり食ってたら飽きるだろうから、たまにはすき焼きでもどうだい」って言って大量の肉を口に突っ込んでくる感じがします。
まず、下品なネタと言ってもトップレベルの小学生臭のする第9話。この作品はいきなり1話からウンコだったわけだが、とにかく排泄されるものだったら何でもネタになる、ということで、人々の鼻腔の奥の奥にスポットを当てた一本となっている。もちろん、それだけでは他のエピソードよりもパンチが弱くなりそうなので、「鼻をほじる」という行為そのものをパンティとストッキングの2人のメンタリティにぶつけることによって破壊力を倍加させている。 パンティの方は、「身体の内部をまさぐられる快楽」というファクターを置換して彼女が日常的に満喫している性行為に対応させてプレイを披露しているし、ストッキングの場合、彼女の飽くなき食欲と「鼻くそほじって食う」という小学生でもやりたくない行為に対応させることでアブノーマルレベルを底上げする。さらには、無闇に止まらない鼻ほじりを月まで飛んでいくエネルギーにまで置換してしまい、噴出する体液を宇宙への希望に繋ぐ。同じガイナックス作品では「グレンラガン」が「月が迫る」というシチュエーションを活用し、月そのものを最大級の敵として描写していたわけだが、今回はそんな月に迫るサイズの巨大な鼻くそゴーストでそれに対抗し、最後はちゃんと「月のくしゃみ」で締めている。なんだこの脚本。 そして、この9話のコンテが板垣伸というのが垂涎もの。滑空するゴーストの上でこれでもかと活劇を見せてくれる2人に加え、無駄なスピード感を演出する月への突撃シーンなど、今石・板垣という希有な「動画屋」2人のスキルを遺憾なく画面にぶつけてくれている。「こんな作品に精力をそそがんでも……」と思わないではないが、そこまで本気になっているからこそ、この作品は大馬鹿なのである。 そして、板垣コンテを腹一杯堪能した後の10話が、なんと小林治コンテ回である。もう、このギャップにはついていけませんがな。どこまでアクの強いクリエイターを引っ張ってくれば気が済むのだろう。 突如現れたダテンシティーとは似ても似つかないうらぶれた町、リトルトーキョーの中で、一切萌えも燃えもギャグもエロもグロも存在しない、うだつの上がらないおっさんの日常。初見で小林治だと分かるアクの濃い絵柄と、魚眼などの癖の強いカメラワーク、不必要としか思えないディティールまで描き込まれたつまらないおっさんの人生を体現するかのようなごみごみした下町の町並みには、良くも悪くも、これまでの9話で構築されてきた「パンスト」のテイストはかすってもいない。見れば見るほど鬱が進行するようなキツい日常風景は、「何で馬鹿アニメ観てるはずなのにこんなものを見せられるんだ」と絶望する以外にない。 そして、そんなおっさんの鬱憤は確実に堆積し、それが吐瀉物の形をとって一気に吹き出す。その異形は、我々視聴者が鬱々と蓄えていった「なんでこんなことしてるんだろう」という気持ちの表れでもある。そして、そこにようやく、見慣れたデザインのパンティとストッキングが駆け付けてくれるのである。いまだかつて、ここまで格好良く、美しく見えた2人があっただろうか。いつも通りのノリでゴーストを瞬殺した天使たちは、うらぶれたおっさんの願いを聞き届け、サインを置き土産に再び自分たちの町へと帰っていく。残されたのは、やっぱりおっさん。ただ、娘さんの机の上のサインや、小言を言う上司の机の後ろに飾られた巨大な亀の置物など、少しばかり、おっさんの人生も上向きになったような希望は残されたのだ。なんだ、このちょっといい話は。こんなのパンストじゃない! 結局何がやりたかったのかと言われれば、「馬鹿なことがやりたかった」といういつものスタイルと何一つ変わっていない気もする一本。もう一度観たいかと言われたら首を捻らざるをえないのだが、相変わらず手を抜くということをしらないこの作品らしい、奇天烈でインパクト充分の出来ではありました。 一応中の人の話。10話は清川元夢や屋良有作など、無駄に豪華なおっさんキャスト陣が眩しい。本当にゲストキャラについては一切手を抜かないのな。娘役の藤村はちょいちょい端役で顔を出してますね。そして、9話の杉田だ。……絶対楽しんでるだろ。あれが全部ディレクション通りだなんて、絶対信じないぞ。
芳忠さーーーーーん! な第4話。Aパートのゴーストも勝生真沙子さんだし……無駄にゴーストがはっちゃけてんだよ。いや、芳忠さんが変態役に向いていることはしってますけど。
今回はこれまでよりも(比較的)大人しい題材ではあるのだが、その分病巣の根深さが確認出来るとんでもない仕上がり。特に、話の筋がものすごいありがちだったおかげか、Aパートの「ダイエット・シンドローム」の向こう見ずな勢いがより際立っていた。普段突っ込み役に回っていたストッキングメインの回だったから、より際立ったのかな。 細かいネタの回し方が秀逸で、様々なBGMが色々と「微妙に違う」パロディ音源になっていて、例えば微妙に節が外れたロッキーとか、とにかくバシバシと短いカットを連打する中で最低限のシナリオを伝達する音響、演出のキレがたいそう気持ちいい。また、今回は「ジャパニメーションとしてのカートゥーン」の持つ独自性が上手く出ており、リズムの付け方と、独特の画作りのこだわりが面白すぎる。楳図かずおのごとき1枚絵や佐藤順一ばりのぐるぐる走り。クライマックスには「あしたのジョー」ネタなのでもろに出崎統のパロディまで。変幻自在のネタ画の連打は、この作品の真骨頂だ。今まで見てきたエピソードの中で一番刺激的だったかも。ちなみにこの回のコンテは、つい2日前に「刀語」で感心した小松田大全というクリエイター。忘れられそうに無い名前になりました。 強烈だったAパートに比べるとBパートはまだ大人しい印象。立て続けに見ると、キャラクターデザインすら1話1話コロコロ変わっているのが見えて面白いけどね。あれだけ最低のネタを転がした後にヌーディストの話をされても別に驚きゃしません。パンツ降り注ぐさまも、別作品で飛び交ったパンツに比べれば大人しいもの。オチのひどさがこの作品特有の売りではあるが。ま、芳忠さん劇場が楽しかったからいいけどね。パンティって誰の下着でも武器化できんのね。しかもその人の「もの」を具現化させて。ってことはパンティ自身は……(自粛) この作品を見ていると、思い出すアニメが1つある。それは「ギャラクシーエンジェル」だ。エンジェル隊よりも3人少ないが、この野放図な感じと、15分区切りで後のことを考えない投げっぱなしが癖になる感覚、あの全盛期のGAのイメージなのだ。ま、単に今回教会サイズに膨れあがったストッキングを見て、でっかくなって「バーンてやりたい!」って叫んでたミルフィーユを思い出しただけかもしれませんが。パンティのビッチ属性とか、ダイエットに奮戦する姿とかは蘭花とも被るし、ミルフィーユ・フォルテ・蘭花・ミントの4人分くらいの属性は2人のエンジェルで埋め合わせがききそう。ガーターの濃さはウォルコットよりも強烈だしな。 ってことは、この作品だってシューティングゲームやカードゲームにすることだって……いや、いいです。この作品のBD−DVDは12月24日発売だそうですよ。どんだけ嫌なクリスマスプレゼントだよ。これで第3回まで収録されてれば「ホワイトクリスマスだね」っていう最低のジョークが使えるぞ。使用後は自己責任で。 「もうやだこの国」認定断トツ作品第3話。これが日本人の本気やで。 いや、もうほんとに最高に最低なんで、書くべきことも無いんですけど、このアニメを放送するために日夜努力している人たちが業界にたくさんいるっていうことを思うだけで、頭が下がります。もう、前を向けません。ただ1つだけ分かることは、「コレ作ってる人たちは本当に楽しそうだなぁ……」ってことだ。やっぱり作り手側が楽しんでないと、消費者層も楽しめないからネ! 何事にも限度はある気がするけどネ! 今回のお話は、5話がパンティとストッキングの喧嘩。コンビものでは絶対に1回は挟むことになるコンビ解消話なわけだが、この2人、もともと仲が良さそうに見えない上に人間としては最低の部類なので、その喧嘩の顛末も放送禁止用語が乱れ飛ぶ最低のもの。でも何でだろう。個人的にはストッキングがどんどん可愛くみえてくるんだ。パンティの方も、ビッチ設定があり得ないくらい前面に押し出されてるのに、この清々しさは納得いかないものがある。敵キャラゴーストも愛嬌があるし、戦闘シーンを含めた全てのシーンがクルクルとひたすらネタを吐き出し続けるので、本当に飽きる暇も無い。コンテ演出に山本沙代が参加しているのだが、個性のキツい才能がガンガンぶつかり合って生み出された画面だっていうのがよく分かる、何とも目の醒めるイッパツである。 そして6話。もう、これは脚本段階で飲んだくれが関わっているとしか思えないひどさ(褒めてます)。絶対に深夜の居酒屋でおっさん4,5人が盛り上がった末に生み出されたとしか思えない、くだらなさを体現した出来。脚本の細部にまで徹底的に隠語を絡め、扱っている素材が「コレ」ってんだから、アニメを作ろうとしたこと自体がすごいし、それが放送されたというのも1つの奇跡。この3話は色々と放送前に局と揉めたらしいが……そらなぁ。無事に放送出来て何よりでしたわ。 ご存じの通り、この作品はいわゆるアメリカンスタイル、カートゥーン的なスタイルで構成されており、演出なども海の外のアニメーションにインスパイアされた部分が多くあるわけだが、こうした細かいネタの振り方と、病的な下世話さ、馬鹿馬鹿しさの緻密な詰め込み具合は、やっぱり変態帝國と名高い日本の作品だなぁ、という感じがする。日本人がこの手のパロディで海外勢にかなわないのは、時事ネタ、世相を斬るダイナミックさ。元々対外的なスキルに乏しく、内にこもりがちな国民性も影響しているだろうし、宗教ネタ、戦争ネタなどに対する鬱憤の蓄積具合は、どうしても他国に負けるのが日本のお国柄。「サウスパーク」のような作品に比べると、日本のそっちテイスト作品はやはり弱い(「ムダヅモ無き改革」とか「大魔法峠」みたいな水島努作品しか思いつかないが)。しかし、ことが性癖の話、下ネタとなれば、これは国民性によるビハインドがない。むしろ、長年蓄積されたHENTAI文化と、独自の進化を遂げたMOE文化があるジャパニメーションが、この方向に開花することは当然の流れと言えたのかもしれない。 そして、それを生み出したのが、天下のガイナックスであったと。そう思ってみれば、この作品のピー音も、新たな時代のあげた産声に聞こえてきませんか? そうでもない? えー…… |
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Thraxi
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声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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