忍者ブログ
最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
[4] [5] [6] [7] [8] [9] [10]

 2つ、いい事を教えてやろう、第5話。1つ、本能字学園のトイレは意味もなくトゲトゲがついててすげぇ用が足しにくそう。1つ、ピンポイントの出番でも、やっぱりマコは狂ってやがる。なんでだろう、ケーブルカーのくだりで爆笑してしまった。あんなくだらねぇのに。

 新キャラ、黄長瀬紡(きながせつむぐ)登場。ビジュアルだけ見て「おっ、キタンか。グレンラガンより1話遅いな」とか思ってたら声はカミナだった。どんなポジションのキャラになるかと思えば、早くももめ事がややこしくなる第3勢力である。「世界制服」を狙う鬼龍院と、それに仇なす流子という対立構図に、鬼龍院・流子のどちらにも仇なす「神衣狩り」の男。美木杉先生とは旧知の仲であり、「ヌーディストビーチ」という訳の分からない組織の一員であるらしい。まぁ、「服による圧政」を狙ってる人間たちが「服からの解放」を歌って全裸になるのは分からないではないが……いや、わからねぇけども。むしろ神衣覚醒した状態の流子や皐月が一番ヌーディストだよな。

 第三勢力は、これまで何故出てこなかったのかと訝しむレベルで強い。皐月との強さの差がどの程度かは定かでないが、体調が悪い(太り気味)とはいえ、ちゃんと覚醒した流子相手に勝ってみせたのだから実力はホンモノ。あのまま三つ星と直接対決していたらどんな結果になっていたのだろうか。芯の通った人間のようなので今後は味方として活躍する場面も多くなるだろう。気になるのは美木杉先生が離していた「キヌエさん」という存在であるが……まだ謎めいた(というか単に訳の分からない)過去も多そうだね。はたして、それなりにシリアスな昔話に絡んでいる人って何人ぐらいいるんだろう。マコの親父とかが絡んでたら嫌だけど……CVを考えると、あの親父が先の展開で化ける可能性って否定出来ないよね。何しろあの満艦飾家。史上最強は疑いようもなく、今回だって流子の一番のピンチに駆けつけ、制服の下の着やせした乳を惜しげもなく披露してくれた。あれ? マコちゃん意外にエロいの? あのキャラ相手にどういう反応したらいいのさ。今回も、確実に史上初となる、「ローアングル・ブリッジからの三回パン」という空前絶後の画面を実現。あの「マコ劇場」の爆発物みたいな危険性は、毎回ハラハラしながら見てるよ。きっと満艦飾家は全員あれが出来るんだろう。何しろ、「ふすまの間からのぞき見る」という行為を、一切縦に並ばずに一家5人でやれる家族である。確実に次元をねじ曲げる能力くらいは持ってる。ああいうさりげないトンデモギャグのインパクトがいちいち刺さるんだよなぁ。だんだん書くことも無くなるだろうと思っていたこの作品だが、毎回マコをいじることだけで盛り上がりが冷めない。助けて。

 あ、あと、内藤玲と森訓久がコンビで出演してるの久しぶりに見てちょっと嬉しくなった。もりしゃんたちのこの名脇役っぷり、好きだなぁ。

拍手

PR

 オイ…… ヲイィ! 第4話。もう、言葉がねぇよ。

 これまでだってそうだった。「満艦飾家が出てくるシーンだけあいまいみーじゃねぇか!」と思っていた。ということは、作中ずっとマコが出ずっぱりだったら? ……あいまいみーが30分だよぉぉぉぉ! ずっとみぃのターンだよぉぉぉぉ! ぽのか先輩が放心しっぱなしだよぉぉぉ! どないやねん! 作中で唯一テイストが変わったのが前回の決闘シーンの回想だけで、そこが逆に浮いてるってどういう現象やねん! もうやりたい放題だな! こんな時は、呪文を3回唱えると落ち着くことが出来ます。「このアニメはパンストスタッフの悪ふざけ」「このアニメはパンストスタッフの悪ふざけ」「このアニメはパンストスタッフの悪ふざけ」……ふぅ、少しは落ち着けた。今回小ネタ多そうなんだけど、何かとんでもない悪ふざけが隠されたりしてないかなー。 

 ゲストキャラの大暮役は、「グレンラガン」でヨーコを務めた井上麻里奈。こんなところの捨てキャラに使うのは勿体ないんじゃないか、と思ったが、充分過ぎるくらい濃いキャラだったし、忘れられないインパクトを残してくれましたね。偽学校トラップが発動した後に、絶壁に突き刺した鉄骨に立って挑発したのって、まさか男塾リスペクトじゃあるまいな。

 結論:昭和って素晴らしい。来週以降もこのテイスト……じゃないよな。「第4話」っていう話数は、そういえばグレンラガンでも小林治回として波紋を呼んだ話数だったな……今石さん、ひょっとしてそんなとこまでネタにして悪ふざけしていたのでは……どうせなら小林治を呼んできて欲しいのだが。……多分1回くらい当番回ありそうだな……。

拍手

 だから、その展開は12話目くらいでやる奴じゃねぇのかよ。第3話。なんで毎週クライマックスやねん。なんで覚醒イベントが装備して2話後やねん。

 やっぱり勢いしかねぇ作品。求められているものを100%でペイしているのだからそこに文句の言いようがない。今週はAパートが割とおとなしめだったので「流石にそろそろ抑えてくるよなぁ」と思ったら、後半がいつも通りだった。でも、現時点で流子が鬼龍院と良い試合してるってことは、わざわざ間に学園ぶっつぶす行程を挟む必要は無い気がするのだが……まぁいいか。

 冒頭は鬼龍院が自分の家に伝わる(?)神衣、純潔を身にまとうところから始まる。もうその時点で割と驚きなのだが、今まで彼女が着てたのって、単なる制服だったんだよな。それで前回流子を完全に手玉にとってたの? すげぇなんてもんじゃないよ皐月さん。どっちかっていうと今週の方が苦戦してたよ皐月さん。露出度高くて良い身体してるよ皐月さん。でもマコちゃんから言わせると流子も負けてないらしいけどね! まー、この作品に「破廉恥」とか「お下劣」って言葉は似合っても「エロい」は無い気がするから別にいいんですけどねー。鬼龍院さんは、目的のためなら乳房を晒すことなど何とも思わないらしいです。すげぇ下世話な見方だけど、中の人の魂の咆吼に聞こえなくもない。なんか色んなところでキャストがリンクしてる気がするのがなー。あ、ちなみにもう1人水着で余裕だった声優が満艦飾家のお母さんの中の人です。そちらは露出狂な流子ちゃんを見てあらあら言ってました。

 何かよく分からない理由で神衣をまとってしまった皐月さんと、何かよく分からない理由で覚醒することに成功した流子と鮮血。二人の死闘は今まで以上に激烈であり、エラいことになってるのは間違いないはずなのだが、やはりこの世界で一番のクラッシャーは相変わらずマコである。あの子、2着の神衣がぶつかってる試合会場でも吹き飛ばずに平気で割って入れるんだぜ。フィジカル最強だろ。そういえば前回の函館さん率いるテニス部のマシンガンサーブも全部余裕で受けてたよな。この世界はギャグが最強か……私、よりによって直前まで「洲崎西」聞いてたもんだからマコの大活劇でダメージが倍増した。もう、色々羽ばたいちゃったよ、洲崎も、小清水も柚姉ぇも。でも、個人的に好きなのは裁縫部のうえだゆうじと、鮮血役の関俊彦です。関さんに次回予告で「アニメなんか見てないで早く寝ろ」って言われたので、さっさと寝ます。このテンションから就寝って、ハードル高いよ……

拍手

 桑田怜恩なら死んでいた、第2話。まー、2話で落ちるとは思ってなかったけど、ホント落ちねぇな、テンション。どさくさに紛れて作画枚数削ってる部分も結構あるのに、「そういう演出方向」だから何の問題も無くやってるし、そもそもそれでも絶対枚数多いよあれ。背景動画多すぎんだろ。

 シナリオラインに特に触れることが無いよ。前回の予告で「テニス部部長が」って言ってたらホントにテニス部部長が来て、ホントにそれをやっつけただけだったよ。よりにもよってテニスを選んでしまったせいでどんな超次元の試合をやっても全部二番煎じに甘んじたのはちょいとしたお茶目だが(実をいうと「そふてに!」を入れると3番煎じくらいなんですよ)、それでも笑うしかねぇ画面の連続でどうしようもない。そして、この世界で一番イカれているのは、流子でもなければ鬼龍院でもない、周りで暴れている満艦飾マコであるということが確定もした。ただでさえ異次元な世界観の中、アイツだけ更に別次元だ。テニス勝負を受けるときの「無茶苦茶な理屈」→「3回どころか67回くらいパンしてもう訳分かんない」に爆笑。目にうるさい演出効果使いすぎやで。個人的には満艦飾家のガッツが出入りするあたりのカット割りが一番キチピー感が出てて好きです。あの神がかったテンポはどうやったら作れるのだ。満艦飾家のぶっ飛んだ時間感覚に比べれば、美木杉先生のポーズ連射なんか常識の範囲内やで。あれくらいなら「ピングドラム」でもやってた、多分。

 今週はめでたくオープニングがつきましたが、これまた問答無用にイカスとんでもない出来。ホントベタベタな「オープニング映像」なのに、全部手間が半端じゃないのでガツッと曲にはまる。今期のオープニングでアレに比肩する作品なんて、「タイトルロゴがドーン!」くらいしかないわ。手を伸ばしてるーよー。あと、すげぇどうでもいい事なんですが、オープニング見てて「……なんか道満先生っぽい」と漠然と思ったのだが、すぐにその原因は判明した。今週の敵キャラである函館臣子さんがレズビアン番長にそっくりだったせいだ。うん、本当にどうでもいいですね。

 シナリオで意外だったのは、まさか2話で鬼龍院との直接対決が実現するとは思わなかった、ってことかな。流石に強かったですね、あれを打破するまでには時間がかかりそうだが、既に「最終回っぽいことは20話くらいでやっちゃう」って言ってるんだよな……残りは一体何が起こるんだよ。……「満艦飾家の反乱」じゃないかと勝手に予想。多分違う。あ、あと意外だったのは、「流子さん、割とエロく見えてきた」。流石に破廉恥すぎんよー。

拍手

  その名に恥じない、最終話。ある意味、この作品に求められ、恐れられた要素が全て詰め込まれた締めくくりだったのではなかろうか。

 全編通して大迫力アクションで怒濤の攻めを見せる「ラストバトル」。その前振りとなるのは、「主人公が能力を失い、一時前線を離れる」という、ヒーローものではありがちな展開。イカ娘も海に帰っていたし、今期のヒロインは挫折度合いが半端無い。が、そんなお涙頂戴の展開は一瞬で、しかもきわめて下衆な方法で解決してくれるのがこの作品。全くそぐわない「ハイジ」のごとき牧歌的風景で新しい人生を見付けたかに思えたパンティが、ガーターの手の上で踊っているだけで、あっという間に悲劇のヒロインレベルをアップ。表面だけ見ればきれいなお話ではあるのだが、わずか数分で片付けるために、ガーターは手段を選ばないのである。流石に創世記を作り上げた百戦錬磨の猛者は違うぜ。「北斗の拳」パロディなども入れつつ、舞台は最終決戦の市庁舎ビルへ。

 あとはもう、ひたすらガイナックス動画ですよ。史上最も処女膜とチンコという単語を連呼した濃密なアクションバトルは、千葉繁や石井康嗣の大迫力演技にも助けられ、なんだかよく分からないままなのに大盛り上がり。ヘルズゲートを開くための庁舎ビルの変形ギミックなんかはたまらないものがあり、最後にパンティたちが発射した特大P&Sキャノン砲のデザインなんて、あくまで彼女達の武器であるパンツやストッキングの集合体であるはずなのに、幾何学的な配列と豪奢なエフェクトのせいでむやみやたらに格好いい。あれだけ格好いい武器なのに「使い方を間違う」というひでぇネタに使い切りというのもすごいが、そこからさらに意味の分からない実写パートへの繋ぎである。もう、何がなにやら。とにかく1つだけ分かるのは、「製作陣は楽しかろうなぁ」ということである。

 ガーターの復活、コルセットの爆破、そしてゴーストの封印。文字通り絵に描いたようなきれいなエンディングでエピソードは締められる。「え? ストッキングって天界に帰ったんじゃないの?」とかいう謎を残しつつも、めでたしめでたしな空気のおかげで、視聴者も「妙だけどいい作品だったな」と晴れやかな表情。

 が、そこで終わらないのがこの作品の本当に本当にひどいところで。驚愕のCパートは、展開も収束もあったもんじゃない、史上まれに見るぽかーん具合。……もう、好きにしてくれ……だって、それがやりたかったからわざわざ13話もやってきたんだろ? 大丈夫だよ、一度はゾンビになって生き続けてた天使姉妹なんだから、あれくらいの展開では視聴者はびくともしないさ。……\すげえ/

 

 というわけで、アクション、下ネタ、投げっぱなしと、3拍子揃った最高に最低なエンディングでした。もう、この作品にあれこれいうのは無駄だよ。最後の数分間で今まで味わったことがない感情を経験できただろ? それだけで充分じゃないか。2期があるとか無いとか、実はストッキングが「ああ」なってしまった伏線があるとか無いとか、そんなことは些末な問題なんだって。……確かにゴーストに惚れたりしてたからなぁ……

 今回個人的に一番嬉しかったのは、どさくさに紛れてチャックが大活躍したことである。天界兵器の力を借りてパワーアップしたチャックは、地獄の門番へと姿を変えて大爆走。永遠のライバルと思われたファスナーを一蹴し、特大ゴーストの封印に貢献した。最後の最後にチャックが「チャック」であることの意味が視覚的にものすごく分かりやすく見せてくれる演出の抜け目無さに感嘆する。そして、個人的にずっと気になっていた「エンディングの謎」が解明したのが一番の収穫である。

 エンディングテーマのバックイラストでは、「天使姉妹が死ぬ直前の情景」がたくさん描かれているわけだが、そのほとんどにチャックも巻き込まれている。最初のギロチンのシーンは一緒に切られそうになっているし、丸鋸で切られるシーンは鎖に吊られている。鳥葬されるラストカットでは既にハゲタカに食われたチャックの欠片が確認出来る。2番目の車で転落するシーンだけはどこにいるか分かりにくいのだが、画面切り替わりの際に一瞬だけ地層の中に埋められたチャックの亡骸が確認出来る。つまり、5つの「死の情景」の中に、4匹のチャックがいるのだ。しかし、「怪物に食べられそうになる」シーンだけは、どこを探してもチャックがいない。ず〜〜〜〜っと気になって探していたのだが、今回のチャックの変身のおかげで、「怪物自身がチャックであった」という驚愕のネタが明かされることに。なんというどうでもいい伏線。確かに「他のどのシーンにもいるチャックが見あたらないなら、消去法で画面に唯一映っている怪物がチャックである」という結論になるのは当然のことだ……って、わからねぇよ。

 エンディング映像については気になって調べてみたのだが、各所でその「含意」についての議論があってちょっと面白かった。最後に天使の輪をはずして飛んでいくシーンだけストッキングが長髪になっている、なんてのは気付かなかった部分で、今回の驚愕のエンディングを見ると、そのへんもひとネタ仕込んであると考えるべきだろうか。つまり、それまでの惨殺のシーンにいるストッキングと、最後に挨拶するストッキングは別物。そして、最終回で我々を驚かせたストッキングは長髪である。つまり、それまでパンティと一緒に殺されまくっていた短髪の彼女が実は……ってな具合。

 でもなぁ、この作品を真面目に議論するのって、すごく徒労感があるんだよなぁ……

拍手

  まさかの展開、第12話。この作品のことだから最後まで投げっぱなしのイロモノ展開で来るのかとばかり思っていたのだが……意外や意外、ちゃんと最終話に向けて風呂敷をたたみに来た。

 Aパート24話「D.C.コンフィデンシャル」。ダテンシティ市長・コルセットと、デイモン姉妹がいかにパンティ達に苦い思いをさせられているかを振り返る、一種の総集編のごときエピソード。デイモン姉妹の報告とともに過去のゴーストたちの活躍の様子がプレイバックされるが、元々の映像がかなりキているので、総集編でまとめようとしてもしっちゃかめっちゃか。おまけにスキャンティ姉さまが「大便」だの「鼻くそ」だの「精子」だのを連呼するため、真面目な事務報告をしているはずなのに何とも救いようのないお下劣な印象になってしまう。そりゃま、この作品なら仕方ないことなんですけど、改めて振り返られると本当にひどいことしかやってないことがよく分かる。

 まとめて流されるとよく分かるのが、作中でのコンセプトの統一効果。特に毎回ゴーストが爆発する実写の特効シーンは、今回のようにまとめられると1つの指標として統一感があり、あれだけやりたい放題の話なのに何となくまとまっているような気がしてくる。各回の演出方向の違いが顕著に出てしまうため、どこか1つでも共通のパートがないと、多分エラいことになっていただろう。

 律儀に全てのエピソードを振り返っているのも馬鹿正直。例えば「チャック・トゥ・ザ・フューチャー」なんかはデイモン姉妹たちは振り返る必要が無いので2人でいちゃいちゃし始めているところに映像が流れるだけなのだが、それをちゃんとファスナーが見ていて、色々とリアクションしてくれているのが面白い。そして、最後には「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ガーターベルト」や「インナーブリーフ」の映像で、コルセットがガーターの存在に気付くわけだ。総集編ぎみのくせに細かいところでの構成にちゃんと筋が通っているあたりが小憎らしい(しかし、ガーターが地下の秘密基地でSMプレイに興じている映像は、一体誰が撮ってきたものなんだろう)。

 「ま、単なる総集編兼クライマックス前のワンクッションだし」という軽い気持ちで見られる1本だとは思うのだが、実は貴重なデイモン姉妹メインのエピソードであることを忘れてはいけない。二人がいちゃいちゃする様子は、是非ともリアルパートで描いて欲しかったところなのだが……どこまでいっても引き立て役か。エロいキャラなのにサービス控えめ、それが彼女たちのルゥール!

 Bパート25話「パンティ+ブリーフ」。まさかの天界帰還エピソードで、あれだけぶつくさ言いながらの仕事だったにも関わらず、いつの間にやらヘヴンが溜まっていたことが判明する。前回の「ナッシング・トゥ・ルーム」の時もちょっと驚いたのだが、やっぱり2人は天界に帰りたがっていたのだなぁ。なんだかんだと後ろ髪を引かれながらも帰ろうとする2人なのに、何故かパンティだけが乗車拒否され、追試のために地上に取り残されてしまう。よくよく考えてみると、ダイエットしたり恋したり、ストッキングをフィーチャーした回はそこそこあったのに、パンティオンリー回って今まで無かったのか(一応4話はそれっぽいけど)。

 天界に戻る権利を失い、さらに愛銃バックレース、愛車シースルーにまで愛想を尽かされる堕天使パンティ。最後に彼女を受け入れてくれたのは、まさかのイケメンモードを搭載していたギークボーイ、ブリーフであったと。うーむ、まさに最終回に向けて、って感じの展開で、あんまりこの作品にそぐわないからコメントのしようもないな。あんなしおらしいパンティを見てもあんまり面白くないんだが……ま、千葉繁がトバしてるので、それを見て楽しむことにしましょう。次回はいよいよ最終回。何がどうなるか、見当も付かないし、正直どうでもいい気もしますが、とりあえずデイモン姉妹には幸せになって欲しいです。あとチャックにも。

拍手

  実験作と言ってしまえば何でも許される第11話。……すげぇのは間違いない。そして、本当に許されるのも間違いない。この作品でしか出来ないことを、事ここに及んで引っ張り出してくるスタッフの貪欲さには惚れ惚れするばかりです。

 Aパート23話「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ガーターベルト」。前回がブリーフとチャックという2人のサブキャラ回だったわけだが、今回は3人目の主役とも言えるガーターがメインの回。パンティたちが実はあまり詳しく知らないガーターの日常を探りに行くお話なのだが、その内容がどうこう言う以前に、とにかく吉成曜の一人コンテ演出回であるというのが凄まじい。氏はカートゥーンに対する造形も深いらしいのだが、そのこだわりに独自の演出技法(勿論爆発シーンもね!)をミックスし、唯一無二の画面を端から端まで一切隙を残すことなく構築しきっている。ガイナックスだからこそ出来る贅沢な起用である。

 冒頭、まずはパンティたちがガーターを追ってダンジョン探索をするパートでは、ベタベタなトラップに引っかき回される2人の動きが実に賑やかで、マッチを擦った後に揺らめく炎の影の出し方や、マッチを口にくわえながら動くストッキングの細かい動きにいたるまで、現実味がないのにどこかリアルであるという、アニメのお手本のような仕上がり。

 そしてガーターの日記を読み始めてからの嘘創世記になるとドラマティックな演出はさらに勢いを増し、息つく間もない怒濤の大河ロマンをギャグに昇華しつつも壮大に描き上げる。例によって「こんなんキリスト教文化圏で放送していいんかな」と思えるほどのひどさなわけだが、あまりに真に迫ったガーターの熱演のおかげで、これはこれで1つの「信心」の物語としてはありな気がしてくるのが恐ろしいところだ。もちろん、オチはいつも通りの最低な内容なので一安心。結局ガーターの日記(というなの厨二小説)が本当だったのかフィクションだったのかは謎のままだが、あんな終わり方されたら、もうどうでもいいと思えてしまうだろう。チャックが自然にガーターのプレイを手伝っているのが痛々しくて笑える。

 Bパート24話「ナッシング・トゥ・ルーム」。Aパートとは対照的に、画面自体の動きは皆無で、ほぼフィックスで流れる、こちらも実験作と呼べるもの。コンテは平松禎史氏と、やはりガイナックスパワーに満ちあふれている。

 話の筋自体は本当に「ただ部屋の中でいつも通りの会話をしているパンティとストッキング」というだけの内容で、正直クスリとする余地も無いような「だらだら」っぷりなのだが、これが何の苦もなくするりと15分まるまる見られるのが恐ろしいところ。モラルの欠片も無い2人のトークと、時折挟まれるえげつないまでのクオリティを持つアクション動画。画面がフィックスであるからこそ、そうした細かい部分の「動き」にごまかしが効かず、徹底して描かれていることが分かる。

 個人的にはフィックスというと最近では山本寛のイメージがあって、例えば「ハルヒ」28話「サムデイインザレイン」だとか、「かんなぎ」7話「キューティー大ピンチ!(略)」など、敢えてフィックスで見せることによって他のシーンでの動きと対比させたり、空間独自の空気を作り出す技法が面白い。今回の平松コンテの場合、ヤマカンの「フィックスをどう使うか」という挑戦に加え、「止めた画面の中でどう動きを見せるか」という要素も加味されており、相応の技術の高さが伺える。一部屋しかない画面の中で、舞台演劇のように「テーブルの前と後ろ」という奥行きの使い方が効果的に使われているのがポイントだろうか。こういうのを見せられると、まだまだナンボでもアニメってのはやれることがあるんだと再認識させられる。

 そうした実験的な内容に加え、ひたすらパンティたちのトークが流れ続けるシナリオになっているために、二人の関係性を改めて確認することも出来るのが、ファンにとっては嬉しい部分だろうか。「天界にかえる方法」のくだりでは、「あぁ、パンティってここまで脳内がお花畑なキャラだったんだ」と知ることが出来たし、ストッキングの食べ物に対する執着も、改めてその恐ろしさが垣間見える。そして何より、「なんだかんだいいながらもこの姉妹は本当に仲が良いなぁ」というのが分かってほのぼのしたりもするのである。

 デイモン姉妹が2週続けておやすみだったのがちょっと寂しいが、これはこれでこの作品に望んでいるものである。残り話数も少なくなってきたが、このままの勢いで一気に逃げ切って欲しいものである。

拍手

  ほとんどメインヒロイン2人がしゃべってない第10話。ここに来てこのあり得ない変化球。もう、誰もついていけない領域。

 Aパート「インナーブリーフ」。一応ブリーフメイン回ということになるんだろうけど、その実メインはガーターである。これまでも数々の最低な行為を繰り広げてきた破壊坊主のガーターだったが、今回は「パンティたちがブリーフの体内へ」というよく分からないシチュエーションに便乗し、ついにブリーフ攻略に着手。おかげで予想通りに最低の結末を迎えている。散々ひどいひどい言われてきたこの作品だが、今回ほど誰も得しないエピソードもないだろう。「ワシとワシのワセリンを信じるのだ」って、ここまでひどい台詞、アニメはおろかAVでも聞いたことねぇよ。なんか画も変な回だったけど、この作品に作画云々とかいう言葉は通じないな。

 Bパート「チャックトゥーザフューチャー」(1/2/3)、今度はまさかのチャックメイン回。一種のサイレント劇なわけだが、「チャ」と「ク」だけでも余すことなく感情が表れるチャックが無闇に可愛らしい上に不憫。

 とにかく動きだけで見せてくれる作劇になっているので、いかにもカートゥーンらしい勢いが面白い「1」。これまでほとんどスポットが当たらなかったファスナーとの絡みもあり、「使い魔(?)世界も色々と大変だったんだなぁ」というのがよく分かる。ファスナーさん、学生時代は帝王でイケメンでスケコマシだったんですね。でも、中の人(??)は女性だよなぁ。

 「3D」と銘打たれて、やたら画面の押し引きのダイナミックな動画面が売りの「2」。これって本当に3Dになったりするんだろうか。こういう全力で無駄がやれる精神は素晴らしいものがある。でも、中身はものすごくどうでもいい内容なんだけどな。中身の小さいおっさんも大変だな。

 そしてサイコホラーのような奇妙な雰囲気に終始緊張感が維持される「3」。扱っているモノがチャックなのにこの不安定なイメージが現れる作劇は、多分なにか洋画のパロディなんだろうけど、よく分からない。分かるのは、「チャックのキャストの人(中村たかしさんというらしいが、何者なんだろう)が頑張っているな」ということくらいなものだ。そして、あまりに意外な最低のオチ。これって「実はファスナーと仲良しになりました」っていうことでいいんだろうか。っつうか、あいつらはどんな生命体で、どういう繁殖の仕方するんだよ。もう、すげぇよ。

 余った時間のCパート「2人はエンジェルHELP!」。徹底してPV風の作りを維持した画面になっており、曲ロゴや紹介テロップなど、全てどこかで見たことがあるものを再現。さらに数々のメジャーPVのパロディを織り交ぜつつ、こっそり最低な演出を交えるなど、本当に怖いもの知らずのやりたい放題。そのくせどこかスタイリッシュに決まっていて「格好……いい?」と思えてしまうのが恐ろしいところだ。

 ライブシーンはふざけた画面かと思わせて実はかなり入念に作られており、昨今では既に定番となった「ライブアニメ」としてもきっちり見せられるものになっている。ボーカルのパンティは熱の入った歌唱が曲にマッチしているし、ベースソロパートがあるのでサポートのストッキングにもきちんと見せ場が用意されている。特に左利きの設定も無かった気がするのだがベースがレフティなのは……いや、何も言うまい。ドラムのガーターにギターのチャック、こいつら、普段は仲悪いくせに妙な連帯感があるよなぁ。

 無茶苦茶が「こういう方向」にも出てくるということを知らしめる実験作となった今回だが、この作品の場合、こんな無茶苦茶でも実験とも言い切れないやりきった感があるのが不思議なところ。1つだけ分かるのは、多分サントラは間違いなく買うだろうということだけだ。

拍手

  逆にびっくりする第9話。こういう回もあるのかぁ。

 Aパート16話は、いまさら「サービス回だよ」などという胡散臭いナレーションから入る水着回。いや、だからこのデザインで水着って言われても……ただ、むしろ今回大サービスしてくれたのはデイモン姉妹だった気がする。実は一番きわどい水着を着ていたスキャンティおねぇ様に、どんな格好であろうと自分を失わずに「ルゥ〜ル!」を堅守するニーソックスさん。彼女たちが策謀も巡らさず、正面から天使姉妹に戦いを挑む様は、実に活き活きして見応えのあるものだった。今回はりょーちもの演出作画なので、奇妙な色気と魅力のあるデイモン姉妹がディティールまでこだわって描かれていた気がする。

 この作品にしては捻りのないストレートなビーチバレー勝負なのだが、この絵柄では出ないような切れの良い動きのおかげで、普段なら絶対見せられない天使姉妹の健全なスポーツシーンも気持ちよく見られる。勝負の決着まで正々堂々だったのは驚きだ(途中でチャックが尊い犠牲になってるけどね)。健全な試合だと、やっぱり一番魅力的なのはニーソックスさんだなー。

 そして、最後は決着が付いたと見せかけてのグダグダエンド。タコのゴーストは出たけど、今期大人気のイカ型ゴーストが出なかったのは惜しい。「海辺アニメ」「イカが出る」「オチがない」の3拍子揃えれば完璧だったのだがなぁ。

 Bパート17話は、まさかまさかの、捻りゼロの「そのまんま」ストーリー。こういう構成も繰り出してくるんだなぁ。油断ならぬ。ギャグ成分が薄かったのでトータルで見た満足度はイマイチだが、ちゃんとこの絵で普通のシナリオも書けるんだ、ということを示すだけでも、ひょっとしたら意味があったのかもしれない。

 ピンと来なかったのはストッキングの悪趣味っぷりだけ。最初は何かひどいオチがあるんだろうと思っていたので気にせず見ていたのだが、あのオチだったおかげで結局釈然としなかった。いや、個人の好みなんて口出しするもんじゃないけどさ。今まで全然そういうステータスが描かれなかったもんだから、流石に唐突な気がした。なんか堕ちもの系エロゲで調教がすんだヒロインみてーだな。

 形はどうあれ「キャラもの」として成立している作品なので、純愛を通じてストッキングの魅力を引き出す、というのはある意味ものすごく正しい方向性。ついでにパンティの控えめな姉妹愛も感じることが出来たし、普段とは違った方向からいいアクセントになった気もする。これで逆にパンティの純愛エピソードとかが入ったらものすごいことになりそうだけど。

 丁寧な画面構成もさることながら、今回は音響面が実に印象的な回。「ショコラ・ショコラ」のちょっと不思議なBGMが何ともセンチメンタルな雰囲気を出していたし、無音の繋ぎなど、シリアスをきっちり支える音の使い方がハイレベルである。オープンエンドもシングルカットされないみたいだし、この作品のサントラが出たら是非ともおさえたいね。もちろん、ドラマを作り上げたキャスト陣もね。ブサメンゴースト役が谷山紀章ってのは、エンドロールを見るまで全然気付きませんでした。やっぱりゲストキャストが一筋縄でいかないよなぁ。あと、今回衣装デザイン協力に伊瀬茉莉也の名前がクレジットされていたのがちょっと気になる。そういう仕事も声優にさせるんか。

拍手



忍者ブログ [PR]
カレンダー
01 2025/02 03
S M T W T F S
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28
ブログ内検索
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
ーーーーーーーーーー
↑越えられない壁
沢城みゆき 斎藤千和 
中原麻衣  田中理恵  
渡辺明乃 能登麻美子
佐藤利奈  佐藤聡美
高垣彩陽   悠木碧
最新CM
[01/30 NONAME]
[01/27 デュッセル]
[01/21 デュッセル]
[01/20 NONAME]
[01/20 NONAME]
バーコード