最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
てるてる坊主に紛れてノーバ作ってくる特撮オタの鑑、第8話。円盤生物に晴れを願う効果はあるのだろうか……。 タイトルからすれば青山妹回なのだが、今一度チアフルーツの強みを確認するための溜めの回の印象だろうか。「演出がいいか悪いか」ってなかなか完成品だけ見てもわかりにくいところなんだけど、今回の演出特訓回を見れば、その良し悪しが……いや、よく分かんないけども。どう考えても青山妹が無茶振り連発してカオスになっていくシーンは失敗フラグにしか見えなかったのに、終わってみたら「意味のわからない特訓でも、後になってその意義が理解できる」みたいないい話になっていたのは謎だよな。まぁ、王道ではあるんだけどさ。 前回みかんちゃんが覚醒して脚本はしっかり用意できるようになり、その効果もあってか集客は上々。駅の利用者数が2倍やら3倍やらって、まぁ、今までやってなかった催し物を駅の中でやってるんだから、そりゃ嫌でも利用者は増えるだろうけども。今までどれくらい少なかったんだろうな。序盤のカミダイオーパクリやってる時代にすでにグッズの売り上げが100万単位に到達していたことを考えると、ヒナネクターの売り上げも同じくらいの規模を想定していいのかな。もう女子高生が片手間でやってるボランティアでは終わらないレベルだよな。そういやキャップ以外のメンバーってあれだけ全力で仕事に打ち込んでちゃんと給金は支払われているのだろうか。どこぞのろこどるは公務員だったから完全時給制だったが、こっちは夜中まで稽古やって、家では脚本やら演出やらの宿題までやって……これで全員ボランティアだとしたらちょっとヤバいかもしれない(緑だけはしっかり稼いでそう)。 さて、青山妹の演出論だが、一人だけ舞台に上がりようがないメンバーということで、割と客観的な視点は持ち合わせているようで、その辺りの「冷静な意見」は純粋にプラスになっているはず。アイディアマンとしても有能で、基本がアホの子ばかりのチアフルーツの中ではまさに博士ポジションと言える。ただ……多分この子も特撮好きなんだよな。妄想の中で展開していたワイヤーアクションの登場シーン、100%でジェットマンの再現だったしな(まぁ、脚本家のせいだが)。この世界はキャップの叔母さんまで特撮脳(あしたへ向かってダッシュ)なので、もう人類総特撮脳だと思った方がいいのかもしれません。 しかし、クールが売りだったはずの妹さんが何故か演出家に任命されるとよくわからない壊れ方になり、大量の灰皿が飛翔する愉快なステージに。何故か杏にだけ大量にぶん投げてましたけどね(避けるあたりが流石である)。「カミダイオーのパロディに終わるな」っていうのは的確なアドバイスだし、他にも「観客が設定を忘れたとしても、キャラを演じる自分だけはその気持ちを守っていけ」っていうのは意義のありそうなアドバイスだとは思うのだが、尻相撲や滝行はさすがに意味ないと思われる。単に見たかったから……かな。みかんとはつりで尻の大きさが全然違うというのは非常に重要なポイントですね。そして、ロコ先輩に対する無茶振りはなんとキャップの誘惑。完璧超人だと思われていたロコ先輩だったが、こうして正面から願望が成就しそうになると突然ポンコツ化。案外そういう押しに弱い性格だったのか……完全にギャグになってしまった悩殺シーンは、中の人の顔がちらついてちょっと笑ってしまう。 こうして準備が整い、あとは本番を迎えるだけ。色々とやりすぎた感のある青山妹だったが、最後は姉からのフォローも入り、姉妹愛を確認するエピソードとしてもしっかり機能していました。ロリ時代の姉妹は可愛らしくて良いですね。さて、これだけしっかり準備した特別公演、成功するのか否か。 あ、ムラムラちゃんはそのままで。下着姿でテーブルに登るのはお嬢様らしさがなくてよ。 PR 圧倒的黄色回、第7話。そして唐突な温泉回でもある。特撮のお約束エピソードをこなしながら、きちんと萌えアニメのお約束も消化するという卒の無い脚本だな(?)。 戦隊でもライダーでも、やっぱり欠かすことができないのは特訓エピソードだろう。戦隊で特訓といっても割とバリエーションがあり、例えばメインとなるレッドだけがなんらかの特訓をして新たなフォームを手に入れたりするが(最近はこれが多いが)、その他にも、実は黄色も特訓のイメージが結構あるのだ。まぁ、個人的に印象深いゴーゴーファイブのイエロー修行回のおかげかもしれないけども(ダイナマンの黄色も特訓で苦労してたっけ)。最近だとキニンジャーなんかもそっち方向のイメージかな。あと、「自分はひょっとしてチームに必要ないんじゃないか」って思い詰めてしまって戦隊を抜けようとするのも定番エピソードの1つと言える。個人的にはシルバー加入後にグリーンがいじけてしまったゴーカイジャーが印象深い。とにかく、今回の展開のベースはバッチリ戦隊ものなのであるが、それを温泉宿に行くことで解決するあたりが「チアフルーツ」なのだよな。まぁ、サブタイトルだけ見たらロボコンだしな。 前回ピンクが加入したばかりということで、これが1年スパンの戦隊モノだったらたっぷり時間をとって「さぁ、ピンクはこんな子なんだぞ」っていうのを放送するものだが、1クールのアニメではそんなことやってる余裕はないし、前回の1本だけではつりちゃんがやばいことは充分に伝わった。そこで、あとはこれまであまりスポットが当たっていないメンバーに光をあてるということで選ばれたのがみかんだったのだ。冷静に考えて、脚本担当ってメンバーの中でも相当重要なポジションだからな。そして、ある程度ショーの方向性が固まり、回数が重なることで行き詰まっちゃうのも脚本担当の宿命。アクターもこなしながら脚本を一人で執筆するって、並大抵の苦労じゃないぞ。メンバーの中でもそこまでモチベーションが高くない気がするみかんがここまで頑張れたのは、ひとえに彼女が良い子だからなのだろう。 限界がきたみかんに対しても、キャップは実に冷静にリテイクを出す。これも実は並大抵のことではない。普通、高校生が自分たちと同い年くらいの人間の出してきた「原稿」の良し悪しを判断するというだけでも難しいのに、それを「リテイク」といってしまえる胆力が凄まじい。遠慮していたら良いものはできない、という信念があるのだ。そして、そんなキャップを一切傲慢に感じさせないのは、今回特に彼女自身の苦労も掘り下げられたため。このお嬢様、チームの運営について一切他者のサポートを受けていないのね。家人に頼めばサポートするマネージャーの一人くらい派遣してもらえそうなものなのに。「脚本とアクターの2足のわらじが大変」と書いたが、キャップの場合はシナリオ監修、舞台監督、営業担当に経理、総務の全てを一人でまかなっている。途中からロコに手伝ってもらえていたみたいだが、2人でやったってしんどい業務には違いない。実はチアフルーツってのは裏方に超人が多いのである(まぁ、舞台役者も相当なもんだが)。 そんなスーパー経営者のキャップに刺激を受けたのか、みかんもただ折れるのではなく、突如合宿を申し出て自分の脚本の肥やしを作るという斜め上のブレイクスルー。その発想が出てくるだけでも職人気質だよ。見事、素敵なトラブルもあってこれが仕事の成果に繋がってるんだからな。最後に背中を押してくれたのは青山(妹)。ちゃんと双子の入れ替わりトリックがみかんの発奮材料につながっているというのがニクい構成である。あと、殊更に見せつけない温泉シーンのナチュラルエロも高得点ですね。青山(妹)の設定のおかげで、裸体でベタベタくっついても何も不自然じゃない姉妹愛な! 最後の早口言葉は正直意味がわからんが、とにかく脚本家も無事にトンネルを抜けた様子。次のエピソードは……演出かぁ。演出家のアレコレってドラマにするの難しそうだけど、どんな話になるんでしょうね。 墓地が7枚で第8話。スレッショルドって言葉はMagic以外の文脈でなかなか聞かないんだけど、元々の意味は「閾値」とかそういうやつね。 それにしても毎回毎回凄まじい作品である。これだけ無茶苦茶やってるんだからもう少し話題になってもいい気がするんだけども……まぁ、ニッチな作品になってるってことなんかなぁ。前回の「ソシテダレモイナイ」もものすごいデザインが目を引く作品になっていて、一体誰の仕業かと思ったら千明孝一氏だったんだ。そして今回の監督は石山タカ明。あんまりGONZOの印象は無い人だったんだけど、今作の監督は希望者が参加してるっていう形なのかしら。 今回は「聾」という難度の高いテーマを掲げた世界になっており、「聞こえる世界」と「聞こえない世界」の2種類の魔女による世界が描かれる。そして「聞こえない」表現が割とダイレクトに描かれているのだが、気をつけてみると(聞くと)BGMも含めて色々と音響面でも気を遣っていることがわかる。普段だったらあまり見かけない音の少なさは、今作が「聾者でも見られるアニメ」として成立させようという意図で作られていたためだ。まぁ、字幕をつければそれでいいじゃないか、という意見もあるわけだが、それだけだとどうしたってアニメの画と音が分離してしまうことになる。我々も海外のドラマなんかを観る時は字幕のお世話になるわけだが、あれって、耳の聞こえる人間からするとちゃんと元の役者が喋っているタイミングが「音として」聞こえているからこそ字幕で補完することができるんだよね。どのタイミングで喋っているかがわからなかったら、まずは唇を追って「話者」を認識してから字幕を追うという手順が必要になる。普段そんなことを考えたこともないが、おそらく耳の不自由な人はそうしたコミュニケーションを日常的にこなしているのだ。 そして、そんな人たちにもなるべく自然に「世界」を受け入れてもらおうというのが今回のヘンテコアニメ。まぁ、別に最大目的がそこにあったわけではなくて、あくまでも「聾の魔女」という話を描くための装飾の一部ではあるが、聞こえたり、聞こえなかったりする様々な音を画面の中で「目で追う」必要がある作劇は新鮮だった。ちゃんと言葉にならないニュアンス(「?」とか)まで文字として現れるのが普通の字幕とは異なるところよね。 まぁ、そうして描かれたストーリーが面白かったかどうかは定かでないがとにかく「見たことがない」ものだったのは事実。なんともストイックにオリジナル路線を貫き続けるアニメだなぁ。 僕の好きなピンクはタイムピンクとボウケンピンクですよ、第6話。しょっちゅう言ってるけど、やっぱり気の強いお姉さんタイプのピンクが好きです。最近だとキョウリュウピンクも大好きですけど(エロいから)。 追加戦士加入の後にピンクが入ってくるというのはかなりイレギュラーな展開だが、純正戦隊ものじゃないなら仕方ない。まぁ、ブルーは追加戦士って感じでもなかったから普通に「赤+黄+緑」のところに青とピンクが後から加わる形なんですかね。ゴーオンジャーみたいなデザインかな。 さて、無事に戦隊らしい5人組が揃い、敵幹部も複数名で出揃った。従来の意味での追加戦士が存在しないとするなら、ここからがようやく本格始動といったところ。戦隊ならどれだけ遅くとも10話以内にはこのあたりの段階になるだろう(戦隊ものの場合は1回目の合体ロボ完成形もこのあたりか)。このアニメの場合はこれがちょうど半分の6話目だ。今後は一体どんな展開になっていくのだろう。ご当地ヒロインをやっていく上での生臭い問題はまだまだ色々あるんだろうなぁ。とりあえず次回は脚本のことで悩むみたいだが、その他の問題ってどんなのがあるでしょうね。権利関係を乗り越えたチアフルーツに敵は無いのだ。 それにしても、今回メインだったはつりちゃんも相変わらずキャラがぶっ飛んでいる。今回キャップとロコが廃電車の客車シートで普通に対話してるシーンがあって「どんな絵面やねん」と笑ってしまうが、はつりちゃんは負けじとショベルの中に引きこもる。生まれながらにして採石場の似合うキャラってどういうことやねん。一応確認したけど、危険物取り扱いの資格ってマジで年齢問わずで誰でも取れるのね。もちろんしっかり勉強しなきゃ取れないのだろうから、はつりちゃんはお勉強もちゃんと出来る優秀な子なのだろう。もしくはあの通りの家庭に生まれ育ったせいで土建屋のプロフェッショナルとして英才教育を施されており、他のことはからっきしという可能性もあるが、彼女の場合はそれ以外にも「演技派女優」っていうスキルも持っているので、おそらく土建スキル一辺倒ということもないだろう。割と普通に青春もエンジョイしているのだし(?)、見た目には普通の女の子。ただちょっとだけ、チアフルーツにとって都合がいいスキルを全部乗せで持っていただけだ。このくらいのご都合展開になるとむしろギャグとして引き立つよな。元々キャップが地元の名士の娘っていうところから企画が始まっているわけで、多少コネクションが優秀でも不自然ではないのだ。癒着ではないのだ。 そんなはつりちゃんがメインになったおかげで、史上最もクレーンが格好良く活躍する謎アニメになった。ぶちギレ金剛じゃねぇぞ。そしていかにして発破を使いこなすかという、これまでありそうで無かったテーマを真面目に検討するという、本当に「ホームメイド戦隊ショー」アニメとして真っ当な手順。いや、火薬取り扱いキャラがチートなのでやってることは相変わらず無茶苦茶なのだが、確かにこれまで裏方さんがどうやって火薬を扱ってるかなんて考えたことなかったしな。まぁ、「ご当地ヒーローアニメ」自体にほとんど前例がないのだけど……。とりあえず、これでおおっぴらに特殊効果まで使えるようになったチアフルーツ。あとはショーに足りない要素って……なんかあるかなぁ。 相変わらずギリギリのネタを放り込んでくる本作だが、今回ついにキャップの口から「9人の救世主」って言わせてしまった。流石に今いうのは早過ぎないか? キャップ(の中の人)はその一員なんだけど、いいのか? いいんだろうなぁ。なお、荒川さんはちゃんと脚本で参加してました。これ、マジで許可取ってやってる奴だな。 ラストの台詞はダイナマンか〜、第5話。絶対知ってるのに何だか思い出せなくて確認して「あぁっ」ってなる。くそぅ、持ち歌なのになぁ。普段は歌として認識してるせいで、どうしても台詞になるとパッとイメージが接続出来ないよ。 というわけで今回も特撮オマージュてんこ盛りでお送りしております。いや、アルマジロングは知らないですけども。ところどころで台詞が浮いてる部分があると何となく「元ネタあるんやろなぁ」って思える不思議。好き放題ぶっ込んできてるのは完全に脚本家の趣味の領域だ。心はたまごだからなぁ。ネタをぶっ込んでくるだけで知ってる人間はそれに付随する情報が脳からズルズル引きずり出されてきて勝手に美味しくなるのずるい。まぁ、パロディってのは元々そういう目的で使われるもんだからね。 本作の場合、そうしたパロディだけのネタ作品に終わらないようにしなきゃいけない、という意識がしっかり働いているのが注目ポイント。極端な話、一切回収もしないやりたい放題のパロディは、気付かれなくても一向に構わないのだ。知らない人は知らないなりに、そのまま「町興しヒロイン物語」として楽しめば良い。今回はアイドル崩れの青山姉加入回ということで、ちゃんとみんな良い子だし、しっかりと物語性も維持している。青山姉妹の過去話とか、ちゃんと仲が良いことが分かってほっこりしますよね。そして、そんな過去の思い出からお姉ちゃんが復活するモチベーションが構成されることになるわけだ。歌うだけの約束だったと思ったのにいきなり追加戦士として登場するとは思わなかったが。追加戦士って、敢えて元のメンバーとは違うテイストで思いっきり浮かせて見せることも多いよね。最近だとスターニンジャーみたいな立ち位置だ。つまりおいしい。アイドル出身だからいきなりの舞台でも立ち回りは安定してて使いやすそう。 そして、新加入の青山姉以外の人間も、掛け合いの中でちゃっかりキャラを強めに押し出せているのは見るべきポイントだろう。個人的に気になるのはロコの鉄オタ発言の数々。いや、鉄オタなのかどうかもよく分からないのだが……電車で寝泊まりしている駅長の娘さんが電車に詳しくない訳がない。ただ、今回の暴走っぷりは「何でも出来ちゃう優秀な参謀」ポジションとしてはどうかと思いますが(いや、でも考えてみたら登場時点で電車の精霊と会話する危ない人だった気もする)。もう、メンバーに加入しちゃったらコワレ方向でも見せていくのが大事ですよね。ちなみに、舞台上での衣裳だけを見れば、むしろチアフルーツよりも敵サイドの方が気合いが入ってるくらいの出来。こういうのって、ヒーロー側よりも悪の方に力が入るものよね。 ちなみに、実際のアニメーションとしてはどうかというと、もう潔いくらいに止め絵なのが今作の恐ろしいところ。練習シーンもそうだし、本番のライブシーンもほぼ止め絵。昨今巷に溢れるアイドルアニメが何とかして出色のライブシーンを見せつけようと必死になる中で、「別にこの作品が視聴者に見せたいのはそこじゃないので」とでも言いたそうな何とも投げっぱなしのライブなのである。だが、それでいいんだろう。別にそこに尺使ってほしいとも思わないし。あくまで「舞台を作るまで」の物語なのだから、その上で披露されたものはきっと成功しているのだ。そういうところで割り切ってサクサク話を進めてくれる良さってのは間違いなくあるだろう。以前のように決めシーンになるアクションさえバシッと完成度を上げてくれれば文句は言われないのよ。まぁ、出来れば杏ちゃんとムラムラちゃんの腹筋対決なんかは是非とも詳細に見せて欲しかったところではあるが。あのアホ2人のおかげで気楽に見られるので本当にありがたいですね。 ショートアニメの感想は書かないんだけど、今期では何故かトップクラスに楽しみな作品になってるから一回だけ書かせて。この2本がセット販売になってるのは、偶然なのかもしれないけど構成上けっこうなアドバンテージにつながってる気がするんだよね。チキンナゲットにバーベキューソースとマヨネーズがついてきたときみたいな感覚で、2つの全然違う味で一度に美味しい。
・アホガール 4ふさ目 「突入!アホガール」 15分アニメじゃなかったら視聴者と中の人たちが保たないと思われるアニメ。やっぱりショート枠って大事だ。「てーきゅう」みたいに理不尽が炸裂するわけでもないし、早口アニメでも無いのだが、とにかく血管ブチ切れるテンションがどうにも止まらない。キャラが全員、つまりキャストが全員絶叫するアニメって、一体どんなだよ。おいちゃんは本当にこの作品で殺されるんじゃなかろうか。ただでさえ今期はシンフォギアだのサクラダリセットだの色々と面倒な作品が多いというのに。最近「妖怪ウォッチ」でイナホの出番が少ないのはおいちゃんの療養のためじゃないのかと勘ぐってしまうくらいだ。 よしこ・あっくんの2人を別にしても、お子さんトリオのキャストがゆかち・しーたむ・前田玲奈という謎の高密度。変な声がなんか並んでる。麻子とそど子が仲良く絶叫してる。そういやヘボットも割とツッコミサイドだよな……。こうして並べてみるとシンフォギア関係者がやたら多いのも謎だ。あと、上坂・浪川と何かと賑やかな面子が顔を連ねているのも特徴かもしれない。この作品、変なオーラを持ってるんだか持ってないんだか……。あと、個人的には先生役が佐藤利奈なのが最高。最近はやたらと先生とか指導者役が多くなっており、今期だけでも実力至上主義の教室で担任やってるし、「ゆゆゆ」も先生だし、来期はどこぞの魔法先生として出てくるし。普通「先生役のサトリナ」は落ち着いた大人の女性としての見せ場が多いのだが、今作ではやっぱり可哀相なぶっ壊れ。こういうテンションのサトリナボイスが聴けるチャンスはかなり少ないので、本当に貴重です。「アザゼルさん」の新作はまだでしょうか。
・徒然チルドレン 第4話 「ラブコメディ」 こちらも中の人要素がめちゃめちゃ強い作品で、佐倉さんでグッと押して、そこから花澤がスッと引く、最後にいのすけで一押しという並びが実に豪華。トップを飾った鬼頭明里もヘンテコ設定をものともせずに実に良い雰囲気を醸し出してくれる。こんだけ短期間で色んなタイプの女の子が出てくると、これだけでも幕の内弁当みたいな楽しみがあります。そして、「コレ別に映像化しなくてもいいだろ」という感想は当然出てくるはずなのだが、実は割と1枚絵の説得力があり、例えばベッドシーンでの脱ぎ方がしっかりエロかったり、壁ドンが壁ドンらしい迫力を持っていたり。案外見ていて退屈しないようにも作られているのだ。「アホガール」で荒れた胃に馴染みやすい濃度を維持しながら、淡泊すぎるお茶漬けポジションで終わらないだけのボディもある。味わい深い。
オチ笑うわ、第3話。「そりゃそうなるんじゃねぇかなー、まぁ、アニメだからその辺突っ込まれないのかなー」と思って油断してたところにごく当たり前に現実的な指導が入る。この辺りが陽菜野市の厳しいところである。 やっぱりよく分からない方向に色々突き刺してくる作品。スポ根的、部活もの的な定番の流れをしっかり押さえ、特撮もの特有のベタさ加減を存分に発揮しつつ、それだけに終わらずどこか変なところでひねってくるけれん味たっぷりの脚本は本当に「流石荒川稔久」と唸る出来栄えである。この人のパロディのバランスは本当に良いあんばいで、あんまりくど過ぎても鼻につくし、サラッとやられると気付かれずにスルーされてしまう、その絶妙な合間を縫った配備が何かをくすぐるのである。いや、私の場合は特撮ビギナーなので全然わからずに繰り出されてるパロディもたくさんあるのだろうけど。しかし、なんで次回予告は関係無いアニメパロディなんだろう。2話が「きんぎょ注意報」で3話が「魔神英雄伝ワタル」なんだよな(1話は分からなかったから調べたら「超人機メタルダー」だった。別に荒川さんに関わってる作品でもないしなぁ。謎である。 さておき、中身の方はというとムラムラちゃんこと紫村果音ちゃん大活躍エピソード。こちらも一目で分かるベッタベタの金髪ツンデレ娘なのだが、そんな彼女が突っかかってくるのがこの作品の心臓部とも言える絶望的無敵娘の赤来杏であり、そんな彼女との絡みの中ではツンデレもなかなかテンプレ通りの機能を果たせず、自然にぶっ壊れていく様子が素直に愉快。「全力で戦ってあなたが負けたら」のあたりとか、前代未聞の発言のくせに「言われてみればそうだよな」という至極納得いく提案である。無茶苦茶やってるけど芯はぶれてないんだよな。こんだけアホで無茶な子が最終的に仲間になる展開を思えば胸アツだ。 他にも、前回鳴り物入りで仲間に加わったロコ先輩がさっそく尋常ならざるスペックを発揮してたり、その他の仲間達も「お前ら本当に単なる女子高生かよ」っていう高出力であっという間に手作りヒロインショーが商業レベルにまでのし上がっていく展開は引き笑いみたいな状態で見守るしかない。この世界の女子高生は誰しもベンチャー企業が興せるくらいのスペックである。そして、ムラムラちゃんに寺の本堂を潰されたものの、一瞬で「廃駅のホーム」という訳の分からないロケーションで復活出来る都合の良さも実にひどい。ロコ先輩の訳の分からない住居設定はこのためだけにあったんやな。何がずるいって、別に鉄道オタクでも何でもないけど、男の子からすると「廃棄された電車の中で生活する」っていう彼女の謎空間にすごく憧れてしまうところ。いいなぁあれ……。でも、「父親が駅長」ってのと「駅に住んでいる」は絶対に関係無いよなぁ……。どういう業務体制なんだろうなぁ……。 そして、次第に盛り上がるカジュダイオーに、ムラムラ先輩が成りゆきで乱入。今週はそれまでさほど見どころが無いかと思われていたアクション要素が、ムラムラちゃんの加入で一気に引き締まり、マジで惚れ惚れする「女子高生新体操アクション」が繰り広げられる。何がすごいって、新体操の要素を加えながらも、きっちり「特撮の殺陣」のモーションが出来上がっているところ。ゴーグルファイブもびっくりだ。いや、最後はライダーキックでしたけども。ムラムラちゃんのライダーキックのカットが微妙に安っぽいというか、体勢がちょっと崩れてるのも、むしろ本家に合わせて「人間が出来る動き」の範囲に収めているあたりは本当にこだわりが強い。今作で原画描いてる人はどれだけ「気付かれなくてもいいや」って思いながら描いているやら。 そして、こんだけ良い話で盛り上げておきながらのまさかのオチである。そりゃね、グッズで百万単位も売り上げてたらね……。パロディだらけの今作でこの展開を持ってくるあたり、どこまで意識的なのやら……。 ホントに変な作品。第3話。この距離感というか、この質感のどこを楽しませようとしているのかは何とも計りづらいデザインなのだが、決して悪いものが出てきているわけではない。このご時世、こんな自由でチャレンジングな作品がまかり通るものかと感心すらする。 1話と2話はテイストが全然違ったし、3話もまたがらりと印象の違うお話。公式ページで確認すると、どうやら本作は「各話監督制」を採用しているとのことで、言ってしまえば毎回が新しい作品みたいなもんである。そりゃ印象が変わるどころの話じゃないよな。かつて「全部監督が違う」という謎の売りを標榜した作品には「迷い猫オーバーラン!」があったが、あちらは結局一本の原作の上に成り立つ作品だったので、監督を変えることの面白味というのはそこまで純粋な売りにはなっていなかったように記憶している。対してこちらの作品は、各話を結びつけるものは「夢」「魔女」といったわずかなキーワードと、ろくにキャラも固まっていないような主人公の遥人たち3人だけ。それ以外の舞台設定、シナリオ、ゲストキャラや演出まで、全て好き勝手に1から作って良いのだから、そりゃ印象が変わるのも当然だろう。 しかし、こんなに接点が乏しいにも関わらずどこかちぐはぐな印象を受ける部分もある。たとえばこの3話の場合、最後にヒロインの佳世ちゃんとお別れした後、遥人は顔をくしゃくしゃにして涙するのだが、2話であんだけ平然と殺人犯を見送った今時のドライな若者遥人像が残っていると、今回の涙はなんだか違和感のある反応だ。まぁ、別に「どっちも遥人だよ」と言われればそうなのかと納得するしかないのだが……。 まぁ、ぶっちゃけ今作はそんな細かいところはどうでもいいのだ。結局「夢」がテーマに設定されている時点で細かい整合性など望むべくもないのだし。しかし、今回の話数はそんな「夢」要素は残しつつ、割とクレバーな構成になっていた気がする。特徴的なのは、全く同じシーンを遥人側と佳世側の2方面から続けて描くというデザインで、1度ならず2度も繰り返しが挿入され、最初は「佳世サイド→遥人サイド」という風に「ネタばらし」が展開されるが、後半では「遥人サイド→佳世サイド」と裏の感情がさらけ出される。冒頭の「佳世サイド→遥人サイド」の構成はそこまで意味があるとは思わなかったが、後半は「佳世の秘めた想いが露わになる」という意味でリピート演出に意味がある。おそらく、こうして「リピートもリピート」という複層構造にすることにより、今回の「初恋の魔女」の夢は「終わらせたくない、短い一時をなるべく楽しむものにする」という理念を表出させようとしていたのじゃなかろうか。繰り返しが続けば続くほど、最後に訪れる「終わり」の印象が強まるわけでね。まぁ、途中で飽きちゃう人もいるかもしれないので良し悪しだとは思うが……。 何とも珍妙な作品だが、この3話目ではようやくヒロインが「可愛い」と思える表情を見せてくれて、作画面でも印象が良くなってきた。まぁ、毎回作画体勢も入れ替わるみたいなので、今回たまたまたよくても次回以降に何の保証も無いのが残念だが。 そして今回のゲストヒロイン・佳世ちゃんのCVは田村奈央である。なんかもう、最近はネジルとミュージモンの声しか聞いてなかったもんだから、可愛い方の声聞くのがすげぇ久々だったからすっかり忘れてたわ。 実は2期目からかなり楽しんでいたりするよ、第19話。ホントは先週時点で感想記録しておきたかったんだけど、今期の週末は本当にバタバタしててなかなか記録が残せないのよね。 前回、そして今回の共通点といえば、もちろん下村さんの大活躍である。いや、戸崎が捕まっちゃってるんだから活躍っていうのもおかしな話なのだが、先週は特に「外野から付き合ってるとか言われてマジで変な声が出ちゃう下村ちゃん」がすげぇ可愛くてキュンキュンしてしまった。今作はただでさえ女っ気が少ないので、彼女の持つ圧倒的ヒロイン力、戸崎への献身は素晴らしき清涼剤として機能しています。ポリゴンピクチュアズ作画なので萌え度数は低いはずなんだけど、回を重ねるごとにどんどん可愛くなってきてる気がするなぁ。おっぱい立派だしなぁ。 今回はついに、戸崎と下村さんの出会いのエピソードが明かされ、彼女の忠誠の理由がほんの少しだけ垣間見えた。今回のお話だけで彼女が戸崎に絶対服従する理由になるとは思わないが(やろうと思えば戸崎をぶっ殺して逃げることは簡単なわけだし)、亜人の秘密とか、拾われた恩義とか、そういうものを超えて純粋に人間としての戸崎に惚れちゃってるんだろうねぇ。まぁ、性格は最悪だけど賢いしエリートなのは間違いないしな。最近の状況だけを見てたら不器用でどんどんピンチになっていく情けなさばかりが際だってる気もするけども……こればっかりは戸崎のせいじゃなくて理不尽過ぎる仕事が悪いわけだしな。下村さんは、自分はあまり頭がよくないことを知っていて、戸崎が自分の能力を一番有効に使ってくれる事を知っている。扱いはぞんざいだが、その裏でしっかりと信頼してくれていることも知っている。この度登場したアメリカチームが完全に主従関係だけで繋がった残念なコンビなのが分かりやすい対比になっており、パツキン美人に罵声が浴びせられるほどに、下村さんの扱いの良さ、幸せな人間関係が確認出来るのである。圭がどれだけクレバーにベストの判断を下し、下村さん自身も圭のいい分が正しいことは理解しながらも、彼女は戸崎を放っておけない。だって、馬鹿なんだもん。そして、そんな真っ直ぐな不器用さが彼女の魅力なんだもの。最後には、どうあがいてもブレない下村さんの決意に圭も折れるしかなかった様子。まぁ、貴重な戦力である下村さんが今後欠けてしまうことを考えれば、多少リスクが高くても戸崎は拾っておいた方が良いっていう打算的な部分もあるんだろうけども。 2期に入ってからの「決死のアクション」ならぬ「死んでもいいアクション」は、必要以上に「死ぬシーン」を大仰にせず、それこそ死ぬほどあっさりと死んでは生き返る戦い方が随分馴染んできて、「ならでは」の魅力になっている。CGワークの生きる派手なドンパチも健在だし、最初は違和感だらけだったこの絵面も、しっかり馴染んでしまったものだなぁ。 |
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HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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