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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 いいよねぇ……第3話。新番チェックの時も書いたんだけど改めてもう1回言いたかったんです、僕ぁこの作品、好きですね。

 まず、画が好き。アニメとして特段モーションが必要な作品でもないし、他作品と比べて何がすごいってこともないはずなんだけど、1枚1枚のつやつや感というか、キラキラした新鮮さが良い。動画にそこまでこだわらなくていいおかげで原画自体にカロリーが使えるってことなのだろうか。どのキャラもみんな可愛いし、程よいデフォルメ具合とかも見ていてほっこりする。

 そしてお話が好き。なんかこぅ、バランスがいいのよね。「江戸前」+「エルフ」ということで一応は日本の伝統文化をテーマにしており、豆知識程度の江戸文化が描かれたりして、一見すると日本マンセー作品のようにも見えるが、別にそこで「江戸前」にこだわるわけではなくて、現代クソオタクのエルダを通じて、どちらかというと現代日本の「あるある」に近い文化ににじり寄る印象。この「過去を振り返りつつも現代日本を心から楽しめる世界」っていうのが本当に癒し要素になっており、ちょっとした幸せも噛み締められるようになっている。

 話の絡ませ方も興味深く、例えば今回はAパートは「お取り寄せ」をテーマにしたお話になっているが、江戸期の舶来品文化などに紐づけてエルダの「新し物好き」が印象付けられ、「江戸っ子もそうだし、基本的に日本人はヨソのものでも平気で取り込んで楽しめちゃうよね」という節操のなさを体現している。そこから通販商品を食い漁る流れがエルフや巫女の外見とのギャップも生み出し、なおかつ丁寧な食いもん描写のせいで結構な飯テロにもなるという。転移しようが不老不死だろうが、同じこの国で生きているのだから、同じものを食って、同じものを楽しめればそれでいいじゃない。

 Bパートはようやく小糸が「継承の儀」を行うというので、「江戸の夜」というテーマからちょっとだけ静謐な気もする「都会の夜の暗さと明るさ」をフィーチャーし、これまたわかりやすい「ちょっとした幸せ」へと繋げてくれる。真冬の夜中、コンビニ前でのカップ麺ってのは本当にお手軽ながらも充分に飯テロ。これも間違いなく、良き日本文化なのである。

 肩肘張らず、なんとなくでも観られる作品ではあるのだが、どうせだったらきちっと浸って味わいたい作品。この3話で印象が落ちることなく続いているので、アニメが終わったら原作漫画も買おうかなぁ、と思っているのである。

 

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 そうか、この世界線にはCV花守ゆみりのアイドルもいるんだよな……第3話。いや、考えてみりゃ至極当たり前のことなのだが、アイマス界隈については全くの門外漢なので本当に考えたことすらなかったので。こんなキャラが、まだ広大なソシャゲ時空には多数眠ってるんだ……。

 というわけで、私にとってのいちばんの衝撃が、「ちょっと前まで宇宙を股にかけて人類を滅ぼしかねない勢いだった兄弟が、狭いスタジオ内でスパチャ稼いでワーワー言うとる」って事実である。まさかこんな形でもともよ×ゆみりの現代最強声優コラボが実現するとは思わんかった。そして、赤城みりあちゃんについては以前のデレマスアニメのおかげで割と馴染みんのあるキャラだったが、しゅがーはぁとこと佐藤心については何も知らなかったため、「これまたおいしいキャラだな……」と感心した次第である。あのウサミンと並び立つキャラがいたとはねぇ。アイマス沼、ほんとにハマらんでよかったわ。

 とまぁ、ゲストキャラの方にばかり目が行ってしまったわけだが、こうして毎回「大人アイドル」をゲストとして出演させる方向性、ファンからしたら嬉しいんだろうけど展開としては諸刃の剣だよなぁ、と思わんでもない。前回の仁奈ちゃん回もそうだったが、基本的にドラマを回すための「悪役」サイドになるのがゲストキャラなんだよね。いや、「悪役」は言い過ぎだけど、どうしたってストーリーに刺激を与えるためには何かしらの事件が必要になるわけで、前回・今回と、幼女たちに一切の禍根を残さないようにするための配慮なのだろう。トラブルの種は全て問題ある大人たちによってもたらされている。この構図、幼女ファンからしたら「彼女たちはこんなにも頑張ってるのに、理不尽な大人たちのせいで!」という構図が完成するのだが、逆に大人たちサイドのファンからは「いや、俺の推しはこんな酷いことしないんだが?!」みたいな反感を買いかねないんじゃないかと心配してしまうわけだ。まぁ、前回登場したフレたちなんかは最初から問題児の設定だろうし、いじりやすいキャラをゲストにしてギャグの範囲内で収まるようにはしてるんだろうけども。どこかで決定的な軋轢が生まれないようには祈っている。

 そうまでしてとにかく「幼女」という存在に徹底して善性を与え続け、ただひたすらに小学生を可愛く描くことだけを目的としたアニメ。今回のお話だって、すでに伝説となった「みりあもやるー」というただ1つのギミックを1本の物語にまとめ上げ、赤城みりあという存在の持つ魅力を最大限に描出してみせた。そろそろ善性を飛び越えて神性にまで到達している感があるが、スタッフ・視聴者ともども大丈夫だろうか?

 いや、でもさ、考えてみたらこの作品は何もおかしなところはないんですよ。だってテレビ業界の昔からのセオリーで「動物・子供・食べ物は数字を持ってる」みたいなことが言われてて、困った時には子供を映せばみんな見てくれるわけでしょ? 幼稚園児や小学生を追いかけるテレビ番組が「ロリコンを助長する!」なんて叩かれることはないわけで、それがアニメになったところで問題などあるわけないですよね。

 よし、これで理論武装は完璧にできたので(??)安心して幼女たちを愛でてもらって構わないです。

 このロリコンどもめ!!!

 

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 いい……最終回だった……最終話! どうせ最終感想があるからひとくくりにしてもよかったんだけど、この最終話はやっぱり取り上げた方がいいよね。ここまでも高め安定で来てた作品なのだけど、最後の最後でもう一跳ねしてくれたのは嬉しいね。

 基本的には阿漕なまでのエロやらシモやらが売りの作品である。そう割り切って考えれば、最終話が温泉回というのもいわば必然。中学生女児が中心のお話でそこまで露骨なエロができるものかという不安も今作では無用のもので、もちろん湯気はフル回転でほぼ水着と同程度の露出度は維持するのだが、その中でくんずほぐれつでやってることがいちいちエグい。色々あった結果最終的に得られるのが「妹に強制的に自分のちんこを握らせる兄」なのだから、そりゃまぁどこぞの団体からクレームを入れられるのもやむなしというものだ。そして、そんなエグい展開ですらも、このおにまい空間ではどこかにてぇてぇ成分を孕んでいるように見せられるという魔術。エグいネタをエグく見せるだけなら簡単である。そこをさらに飛び越えて、一見してエグくないように、病巣のより深い部分にうっかり一般人が足を踏み入れてしまうようなトラップを仕込めるのが、今作の最も罪深いところと言えるんじゃなかろうか。

 巨乳2人とぺったんこ2人というバランスが実に良いとか、よりにもよってちょっとそっちのケがあるもみじに代表させてまひろのまたぐらに首を突っ込ませるとか(あのあたりのシーンの構図の取り方がいちいち神がかっててほんとに救いようがないな、って思うよ)、全ての要素に地雷を仕込んで最後の最後で大暴れをしておきながら、きちんとゴールの線は「お兄ちゃん」の「おしまい」要素という構造も綺麗。どこぞの小学生探偵が戻りたくても戻れずに違法薬物を巡ってすったもんだしてるというのに、こちらの主人公は自らの手で「戻らないこと」を選択。本来ならおっそろしい決断をあっさりしているわけで、もっともっと心情の伏線要素とかをマシマシにしなきゃいけないシーンのはずなのに、「まぁ、せっかくの温泉旅行中だし、ここで戻ったら台無しじゃん」という非常に刹那的な理由が前面に出て選択を後押しするようになっているあたり、下手したらそこまでがみはりの仕込みなんじゃないかと疑いたくなるほどである。

 もちろん、みはり自身もそんな兄の状態を消化し切れていないのでどちらに向かった方がいいかは分かっていないだろうが、兄も妹も、(みはりは自分のせいでこうなってるくせに)、まだまだアリ? ナシ? で揺れているのが実に悩ましくも、まだまだ引っ張れそうな感情。こんだけ背徳的なTS設定でよくもまぁこんな煩悩垂れ流し設定がうまくはまったもんである。今回のエンディングのおかげで、「本作は最終的に兄と妹の兄弟愛がメインテーマです。お好みでこれを百合と受け取っていただいても構いません」という心の領収証が切られた。さて、あなたはこのお話をどう観ますか?

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 とにかくゴールできてよかったね……最終話! なんとか今年度中に肩がついたので私としても助かりました。作中ではおじさんとたかふみが出会って1年近くが経ったらしいが、まさかのリアル時間でも3クールが経過するとは思わなんだ……。

 確認したら前回の放送は12月。せっかくのクライマックスなのに何があったか1ミリも覚えてねよ! というのが正直なところなのだが、それでも大きな問題はないというのが今作の強いところ。始まってすぐにメインヒロイン3人が揃い踏みしており、それぞれに自分勝手な魅力を振り撒きながら雑におじさんに絡む。それだけで可愛いのであとはすごいドラゴンが何しようが知ったこっちゃない。たかふみはようやく訪れた最大級の異世界的展開に盛り上がっていたが、ぶっちゃけそんなもんは他のなろう作品でもいっぱい見られるシーンなのであまり希少価値はない。今作でしか見られないもの、それはヒキニートな氷の一族とか、嫉妬から容赦なく勇者を害する意識がありありな高貴なエルフさんとか、そんな様子を見ながらドン引きの藤宮さんなのである。そこんところは最後までフルスロットルだったので何よりでしたね。おじさんもおじさんで最後まで肝心なところで空気を読まないムーブが徹底されており、もう、ここまできたら逆に空気を読んで動いてくれてんじゃないか疑惑すらある。エルフさんへの当たりの強さは結局解消されなかったわけだが、その分メイベルとアリシアに対するサービスが色々と行き届いてるんだもんな。まぁ、アリシアは単にいい娘だから丁寧に接するのは当然だけど、エルフさんと比べても圧倒的にクソ野郎なはずのメイベルにも優しく接してあげているのって、もしかして同族的な何かを感じているせいなのだろうか。改めて、今の時代のおじさんにメイベルをどう思ってるか聞いてみたいところだ。

 原作も終わってないようなので当然のように「俺たた」エンドだが、おじさんの冒険はすでに終わっているのだからこれからも何も無いというも妙な気分。原作はきっとまだおじさんの思い出を掘り起こしていることだろうが、どうせなら藤宮さんを真剣攻略する現世編も是非とも盛り上がって欲しいものである。

 

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 田中宏紀の1人コンテ演出回! 第8話! だからさぁ、本当にこのアニメは人材をなぁ……。注ぎ込めるものを全力でぶっ込んでくれる製作体制、助かります。

 というわけで、普段から作画クオリティが高くて安心して見ていられる作品ではあるのだが、今回は作劇のクセも色んなところに滲み出ていていちいち目を惹くお話になっている。細かいモーション演出を見ていくとキリがないのだが……個人的に笑ってしまったのはもみじと朝日のじゃんけんのところかな。別に動画枚数が特別多いとかじゃないし、細かい作画はむしろ歪みも際立つ造りになっているくせに、総体としてのモーションが面白いものになるという、お手本のような「アニメーションの作画」になっている。中学生女子4人の全体的なもちぷに感を伝えてくれるスキンシップの濃さも実に素晴らしい。キャラ単体でも、たとえば朝ごはんをもちゃもちゃしてるまひろなんかは可愛いよね。きちんと作品の良さを活かす方向で魅力を伸ばしてくれるのは大変ありがたいのである。

 そんなリソースを費やして描かれるのがなんの変哲もない中学生のお泊まり会ってのが今作の業の深いところだが、何故たった1日のお泊まりイベントを描くのにここでも尿が絡んでくることになるのか……もしかして、この作者の性癖のコアな部分に尿が関係しているな? え? なんで俺はよりによって尿が絡む回だけ記事が立ってるのかって? そらぁ偶然だよ。なぁ……。

 他にも関係性が密になればなるほど病巣の深さを滲ませる美夜の性癖もまひろにはだいぶ掘り下げられているし、よりによって観測者足らんとしている美夜がメンバー唯一の巨乳でそっち方向のいじりが加速するという可哀想な展開。確かに中学生くらいだと同性間でもあの乳はいじられる対象になるよなぁ。そうそう、乳といえばみはりも負けてないんだよね。冷静に考えると相当アウト寄りな兄妹(姉妹?)のお風呂シーン、このキャラデザのくせしてみはりの乳だけはエロい気がします。

 

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 樹の国 船の国、第6話。もしくは「水のない国 水のない国」でも可。……こりゃ戦争は避けられねぇわ。

 手に汗握るリリハ救出作戦! のはずなのだが……なんだろ、いちいちコントみたいな流れになっとったな。バルギア兵の察しの悪さはなかなかのものである。まぁ、見張りで手抜かりがあったのは「まさかこんなところで取り返しにくるやつおらんやろ」って油断してたのはしょうがない気はするけど、あんだけ甲板でどったんばったんやってても気付かないものなんだろうか。実際の「船」なら波音があるから船内まで音が聞こえない可能性もあるのだが、雪海を走る船の場合、どういう状況なんでしょうね。流石に音がしないはずはない……かな? 軌道樹を降りてくる時に使った謎のレーザーガンをそのまま救出用武器として使ってる発想は面白かったんだが、あれってどれくらいの破壊力があるんだろう。綺麗に錠前だけ寸断してたってことは、あれは出てくる熱線(?)の長さが決まってるってことなんだよな。もし突き抜けるくらいの高出力だったらリリハまで焼き殺してるはずだもんな。

 そうして相手の隙をついての檻降下&檻破壊。しかし、狭い船のこと、当然脱出先などあるはずもなく、3人は必死に知恵を巡らせて生き残る方法を模索していく。リリハの提案した船を囮に使う作戦も功を奏し、無事に生きながらえるわけだが、多分バルギア兵の捜査がなおざりだったのって、大将がおっかなすぎるせいだよな。完全な恐怖政治を敷いている国のようだが、この短期間で自分の部下を2人も3人も殺してる。そんな状況で他の部下連中がまともな思考力が維持できなくなっていたとしてもしょうがない……。万が一ミスったらてめぇも斬られるって恐怖感があるんだからもっと真剣にできるだろ、という気もするが。こういう逃走劇って、普通なら「こっちに隠れたと思わせて、実はこんな意外な抜け道があったんだぜ!」みたいなネタを入れがちだが、今作はマジで「隠れられそうなとこに隠れてたら、運良く見つからなかった」というだけの話なんだよな。どうもそういうところにギミックが今ひとつ。船外への積荷の持ち出しも随分ザルだったしなぁ。

 やってることは面白いのにどうしても詰めが甘くて乗り切れない印象。いよいよ巨大要塞バルギアに到着し、相変わらずよく分からんビジュアルで迫力は感じられるので、次なる地・バルギア編でもう一つ盛り上がりが作れるかどうか。

 

 

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 気づけば王家姉弟はどっちもプリキュアかぁ……第5話。世界は全てプリキュアで出来ている。

 先週怒られたからもうちょい何か有意義なことを書こうかと思ったのだが、やっぱり今作は分からんことしかないので……「分からん」しか書けねぇんだよな。一応、改めて分かったこと、分からないことはまとめていくしかないのだけど、ちょっと展開がダレてきているので、来週どうしたもんかは決めかねる。

 まず、雪海についての情報更新。今回カイナたちが海底ならぬ雪海底を進んでいたのでいくつか情報が増えたといえば増えた。まず、雪海の中では会話は出来ない。これはまぁ、普通の水中と同じ理屈だろう。別に水が音波の振動を伝達しないわけではないが(むしろ水のほうが空気よりも伝導率が良いのだが)人間の発生器官は水の伝導率に最適化されておらず、まともに音を伝えることが出来ない。ボンベを背負った状態の雪海の中は、おそらく声を発することは可能なのだろうが、それがうまいこと相手に伝わらないということだろう。ただ、それが「伝導率の違い」によるものなのかどうかがちょい微妙なのは、カイナもヤオナも、雪海の中でもほぼ地上と同じくらいの効率で飛んだり跳ねたり出来てるのよね。カイナのボウガンも地上と変わらぬ精度で使えてたし。となると、雪海に満たされた物質(便宜上、今後これをユキと呼称しよう)は水と違ってほとんど抵抗がない。となると、ユキと空気の音波伝導率もほぼ似たようなものであると考えられ、そうなると何故音声が伝わらないのかはよく分からないのである。

 また、ヤオナの案内でたどり着いた雪海への入り口が「もう雪海よりも下」と言われていたのもよく分からない現象である。雪海と大気はいわゆる気圧・水圧と同じ関係性でその接点が維持されていると考えられるわけだが、普通に考えたら水面の高さは一定でなければいけないはずで、あの軌道樹の下の方にまで空気があったのはどういう構造なのかがよく分からない。「空気だまり」のような場所は、まぁ、後から水深ならぬユキ深が上昇したってことなのでその際に偶然残された文字通りのエア・ポケットなのだろうが、王国から梯子で移動できる場所にそうした「たまり」のような部分が残っていたのは不思議といえば不思議。

 そして、やっぱり不思議なのは酸素ボンベの秘密。「空気の実」とやらを中に詰めることでそこから酸素が供給される仕組みなのだろうが、この装置、「排気」がほぼないのである。つまり、現実の酸素ボンベのように圧縮空気を効率的に梱包した構造ではなく、「空気の実」とやらがタンク内で吸気と排気を循環させて維持しているようなのだ(よく見ると、たまに口元のマスクあたりから排気っぽいものが見える時もあるので100%の交換率ではなかろうが)。とんでもなく優秀な仕組みなのだが、これを天膜育ちのカイナが持ってきたという謎が深まるばかり。「空気だまり」の存在が知られていたり、雪海の下から人類が上がってきたという歴史があったり、おそらくこの世界の人々は「雪海の中に入る」ことは考えていたはずなのだが、そうした装置が地上に残っておらず、精度の高い維持装置が天上にのみ存在していた。普段、カイナたち天膜の住人はあのボンベを何に使っていたというのだろうか。

 その他、「雪海の中には魚のような生物がいる」ことや「地上は地上で、雪っぽいものが降っている」という情報も新しく出てきた。あのお魚たちは……どういう存在なのだろう。まぁ、雪海馬みたいな変な生物もいたのだから、この世界に版図を拡大し続ける「雪海育ち」の生物が増えることは進化の過程としては必然なのかもしれないが。「地上に降る雪」に関しては、当然水分は含まれていないと考えられる(もし普通に水であるなら、水不足緩和の役にたつのだから無視できないだろう)。とすると、多分あの雪は「ユキ」で出来ているはず。そしてそれが蒸散しないとすれば、なるほどヤオナの言っていた「雪海は上昇している」という話とも整合性が取れる。この世界は、水ではなく、しかも人がその中では暮らすことが出来ない厄介な「ユキ」が少しずつ積もっている世界。なるほど、ちょっと見えてきたかも。

 まぁ、それはそれとして、カイナたちの「交渉場所もよく分からん状態で、見切り発車で雪海に飛び出した挙句に目的地ミスってダメだった」「しょうがないから一か八か、どこに行くかよく分からない魚(?)にモリを打ち込んで移動に使った」「まぁ、その時点で時間切れだったからあんま意味ないけど」などの行動がどうにも場当たりすぎていまいちついていけないのだけど。この世界の住人、どこまで先を見据えて行動してるんでしょうかね?

 

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 エンドカード見て「まぁ、渡辺明夫が描くとしたらやっぱそのキャラになるよな……」という納得があった、第6話。八重歯、お膝に絆創膏、死ぬまで変わらぬ属性であってほしい。

 さて、1話目で衝撃を受けた今作だったが、正直、作品クオリティになんの不満もないけど特にいじるポイントも無くて記事としては立てていなかった。今回はいつにも増して性癖温床のオンパレードだったり、新キャラ2名を追加して放送も折り返しという節目のタイミングということで一応触れてみた。ほんと、ハイクオリティで放送してるせいで許されてる感はあるが、冷静に考えると実に異常性の高い、キワキワな作風で攻めてるのは違いない作品である。視点次第では確実にエロ漫画なのでアウトはアウトなんだよな。

 先に処理しておきたいのは、今作最大の焦点となるまひろの精神性である。本来ならば外に出ることすら滅多にないヒキニートだった「お兄ちゃん」が、みはりの数々の調教を経て、ついには学校に通い出すまでになった。ふつーに考えれば学校なんて朝ははえーわ時間は管理されるわコミュニケーションは強制だわ、ヒキニートにとっては鬼門でしかない存在。私自身に当てはめて考えてみても、今この歳になって小中学校のような規則正しい生活に戻れと言われたらまっぴらごめんである。であれば、まひろは「中学に行け」という指令には一も二もなくノーと答えるはずなのだが、「勢いに流されて」とは言いつつも、気づけば無事に登校している。これはやはり、幼女化以降時間が経過し、何人もの人間と新たな交流を持ったことで、まひろの精神性がどんどん変化していることの証だろう。まひろが「変えられた」のは性別と年齢。年齢に関しては「もともと幼稚な精神性だった」という可能性もあるが、やはり相応の中学生マインド(それも幼い寄り)に変化しつつあり、今では妹の背中に隠れるなど、兄目線では絶対やらないようなことも平気でやっている。そして性別に関しては、男子トイレのエピソードなどで分かるように習慣的な部分では時折「男」が顔を覗かせるが、それでも着実に女の子に変化しつつあるということだろう。

 何が怖いって、「薬の影響」でそうして本人も気づかないうちに精神面でも変化を強制されているという部分である。今回みはりは「薬が残っている」という表現を使ったが、これだけ持続的に幼女形態が保持されているのは、もう薬の成分が残存しているとかではなく、体組成そのものがすでに変化してしまっているということであり、もし元の状態に戻りたいなら、「薬が抜けるまで待つ」はもはや意味がない。おそらくみはりに依頼し、逆の効能を持つ新たな薬品を開発する以外ないだろう。アポトキシン4869をパイカルで中和するような真似はできないのである(あれも原理は分からんが)。そうなると、あとはみはりにどの程度「戻す」モチベがあるかって話になるのだが……現状、みはりの当初の目的って力づくで兄の現状をぶっ壊して真人間に更生させることだと思うのよね。要所で「実は兄のことは尊敬していた」風の描写が見えるので、最終的には「ちゃんとしたお兄ちゃん」を復活させたいと思ってるのだろうが、どうにも幼女まひろを相手にして可愛がってるうちに愛着が湧いてる節もある。みはりは「兄」と「妹」のどちらを最終的に選択することになるんだろう。当のまひろは、多分どっちでもそこそこ幸せにやっていけそう。

 で、そんな幼女兄の動向の中に様々な倒錯シチュエーションを盛り込むために病巣の深い作品になっているわけだが、何故か知らんがすでにおもらしシチュエーションが2回目。いうほど女子中学生って漏らすか? まぁ、男に比べると女性の方が尿意を我慢するのが苦手、なんてデータもあるようなので、身体の変化についていけなかった結果なのかもしれませんが……単に作者の性癖だよなぁ……。そして性癖といえば、今回投入された新キャラはシンプルに属性鬼盛り。バカな子(朝日)の方は真っ直ぐで特に捻らないキャラだが、その脇に控える内気属性の子(美夜)が中学生女子にして「同級生の百合フェチ」というあまりにもあまりにもな設定。そしてそれに合わせるかのように、もみじがどうにも過剰な独占欲をまひろに対して発揮しているという。あれか、結局津田ちゃんボイスだとユルい百合がゴールか。さもありなん。

 ……こうしてみると、なんぼでもいじるポイントはありそうだな……。

 

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 サブタイ、そこなんだ、第4話。確かにあの人は存在感あったけども……この世界の中心的存在なんでしょうかね?

 ようやくこの世界の全容が見えてきたんじゃないでしょうか。まぁ、そこに至るまでのすったもんだというか、踏んだり蹴ったりがあったわけだが……最終的にリリハだけがさらわれてカイナが無事だったくだり、割と強引で意味が分からんのだけどな。よく分かんないままリリハすらぶっ殺そうとしていたバルギア人からすれば、そのお付きのものである(っぽい)カイナなんて一番生かしておく理由が無いはずなんだけどね。他の兵士は問答無用でバキバキ殺してたのに、カイナだけはわざわざ船に引き上げてまで生かしておいた意味がマジで分からんのよな。一応、「変な格好だからもしかしたらこの世界の住人じゃないかもしれない」っていう意識は働いたのかしら?

 とにかくカイナとリリハはあっさりお別れ、分かりやすい「囚われの姫」の構図が完成した。リリハの遺言(?)のおかげでカイナは無事にリリハの母国・アトランドにたどり着くことが出来たが、素性もよく分からぬカイナの扱いなんてお察しレベル。護衛隊長みたいな人はそれなりによくしてくれたんだけど、どうやらリリハさんは家族関係はあまりうまくいっていなかったらしく、お転婆姫は国からしたら問題児扱い。そのままお役御免でポイされそう。そうなると、そんな姫が連れてきた何処の馬の骨とも分からんやつだって、わざわざ丁寧に扱ってやる必要もないわけで。怪しいってんで尋問にかけられなかっただけでもマシってもんだろう。ただ、カイナの見事なまでの空気読まないスキルや、本当に何も知らないクソ田舎者っぽさはいくらか信ぴょう性があるようで、物を知らんのも一長一短ではある。天膜の文化と地上の文化、少なくともカイナが生まれて以降は一切の交流がなかったはずだが、言語とか住居の施設とか、ほぼ問題なく通じ合ってるのは逆に奇跡ではあるんだけどな。

 他にも、軌道樹の仕組みや「雪海」の中身についてもうっすらとわかってきたことがある。一番興味があったのは前回も首を捻った雪海という物質そのもの。今回冒頭の「沈む」シーンで一度かなりの深さまで潜ってから浮上してくる様子が伺えたので、どうやら水に比べたらかなり密度が薄い「何か」が満たされているようだ。それが空気以外の「何か」であることは疑いようのない事実であり、少なくとも雪海の中は「息が出来ない」という。そしてその比重は確実に空気よりも重いが、空気との接地面では白濁した泡のような物質が常に発生し続けている。ただ、雪海に入ったカイナたちの様子を見ると「何かが口に入ってくる」といった感じはなく、人体に有害なのかどうかもよく分からない。

 あと、カイナの持ち物に謎のボンベがあったのは不思議といえば不思議。雪海に潜ることを前提とした装備が天膜に既に存在してたということになり、それを雪海の人間たちが知らなかった。何故地上で失われた技術をカイナが保持しており、また、わざわざあの難行だった下り道ででかい荷物を抱えてこようと思ったのか。その辺もよく分かってないことなのだが……もう、あんまり説明されない気がするな……設定が分かれば分かるほどに、謎が増えていくんだよな……。

 

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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