最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
提クレの入り方よ、第7話。どうなのさ、スポンサーに喧嘩売る形にすら見えるんじゃないの? いや、いわゆる「おいしい」やつなのか。どうせこんな作品に出資する企業なんてまともなはずないからな!(偏見) さておき、すっかり世間では「話題の人気作品」という評価を確立した本作。一部には腐女子向けのレッテルを貼って忌み嫌う層もあるみたいだが、今作はそんな甘いもんじゃない。だって、六つ子の絡みが売りだっていう作品なら、どう考えても今回の3本目みたいなのは出てこねぇからな。いや、誰向けの作品だとしても出てこない気もするが……ひょっとして腐女子ってダヨーン×デカパンでも文句無くいけるの?! だとしたら私の想像の範疇は飛び越えてしまうので何も分からないけども……。改めて見るとデカパン以上にダヨーンって狂気の塊みたいなキャラなんだよなぁ。笑うとか冷めるとかいう以上に恐怖を感じるわ。そもそもサブキャラ連中ってシチュエーションによってコロコロ立ち位置が変わるから、六つ子以上に謎多き存在なんだよ。チビ太は辛うじて定職もあるし、常識人なのでイメージは固定されてるが、デカパン・ダヨーン・ハタ坊あたりは設定自体がもう不気味だ。今回のお話はそこにガンガン燃料をぶっ込んで明後日の方向に射出したものだ。出張コントみたいなショートなら勢いで逃げ切れるが、長尺だと……SAN値がガリガリ削れるなぁ。 さて、そんな3本目はいいとして、今回のメインは文句無しで1本目だろう。やってることは「一人だけ抜け駆けしようとしていたトド松が残り5人に襲撃される話」なのだからパチンコ警察と全く同じ展開ではあるのだが、あのときは軽めのネタ扱い、今回はがっつりメインで一本分。病巣は深く、救いようは無い。いつものように六つ子それぞれの表情をどのように区別していくかがエキサイティングだ。個人的には十四松好きなので、ヤツの「完全にハズれながらもどっかでほのぼのさせようとしてくる感」が実に病んでいて良い具合。残りの兄弟が全員便所に放り込まれたのに1人だけ床掃除して放置されてるシーンとかはなかなかいい味だし、一松との謎の漫才コーナーも2人の狂気が分かりやすく表れている。やっぱりおそ松家の爆弾は四男・五男よな(世間では数字松と呼ばれている?)。 しかし、この話の最大の問題は、「トド松は他の5人さえいなければ普通に働けるし、社会で問題なくやっていける」ということがあからさまになったことである。兄弟間では「ドライ・モンスター」と称されているが、どっちかっていうとドライというより「打算的」「理性的」な特性であり、他の5人があまりにも社会的な計算と縁がないことの方が問題。トド松単体ならば、「ドライ」部分は対人関係ではあまり問題にはならないだろう。まぁ、あんだけ平気で嘘つくやつだし、無事に合コンに行けていたとして、その後女の子との関係性がどう発展していくかは定かでないが……。 こうして「能力の高い」トド松を全力で下から引っ張る残りの5人。5人も5人でそれぞれ全然違う性格なのだからまとまることもない気もするのだが、何故か「トド松の阻止」という目的意識だけは一致している。そういや扶養家族面接に至る過程でも割と団結してたっけ。「兄弟が足並みを揃えること」に関しては、プラス方向でもマイナス方向でも絆が強固になるようだ。そんな5人を相手にしてトド松単体で勝てるわけがないよなぁ……(カラ松1匹だけなら割と撃墜出来そうだけど)。 今週の裏ハイライト・一松がスタバで実弾投入。やっぱり一番キレてるのは一松で間違いない。 今週の表ハイライト・一松にパフェ食べさせる十四松。多分、この辺はそっち方面の方々にはガチポイントなのだろうなぁ。 PR 自ら進んで尻穴を捧げていくスタイル、第6話。しかし、そっち系ユーザーの方々は、こうして進んでケツを出されるのはどうなんでしょうね。ひとまず、「尻に何かを刺される際、十四松は『よいしょぉ!』と叫ぶ」っていう事実が判明したので、これは歴史的事実として刻み込んでおきましょう。 Aパート、これまでサブキャラの中でも活躍の機会がなかったハタ坊メイン回。イヤミとかデカパンみたいな「おかしさを理解出来る」他のキャラと違って、ハタ坊っていじっちゃいけないような危うさが隠れている気がしてちょっと怖いのだが……ひとまず「斉藤桃子に仕事が増えた」っていう事実だけでも喜ばしいことですね。 そして中身の方はというと、案の定、これまでの中でもダークさが際だつエピソードになった。何が怖いって、六つ子はそれなりに(外見は)成長してる気もするのに、ハタ坊は一切変化してないってこと。あ、でもいつぞやのお話でハタ坊のハタ坊がマグナムだっていうことだけは判明してるけども……あれも「尻用」なんですかね……。とにかく、何がどうなったのか、旧知のメンバーの中では圧倒的に出世してしまったハタ坊。その割にBパートではイヤミの適当な言葉にしたがってお百度を踏んでたりするし、おそらく彼はいくら金を稼いだところで大した意味は無いのだろう(その割に「情報商材」とかはっきり言ってたけどな)。金が欲しいところに金は回らず、持ってても仕方ない奴のところにばかり集まる。ああ無情。しかし、ハタ坊がミラクル出世してしまったのは偶然の産物だということで納得するが、彼の下を支える組織が何故あんなにも殺伐としたバズーカ集団になったのかは分からない。ミスターフラッグを支える組織の運用は、誰がやっていることなのか。その辺の管理運営に絡めば六つ子やイヤミだって簡単に金は稼げそうなもんだけども……旗がなぁ。 珍しく六つ子が一方的に押されるだけの展開だったのでそのあたりの絡みは控えめではあるのだが、「匂いでハタ坊を認識出来る十四松」「初対面の他人にまでスルーされるカラ松」「そのカラ松にここぞとばかりにバズーカをたたき込む一松」など、関係性は随分安定している。中でも一際キャラが立ったのは、ただ1人、ハタ坊の資産を使い込むことに反対したチョロ松ではなかろうか。あんなクズ集団の中にあって、唯一の常識人なのだなぁ。いや、たまに訳の分からないところでクズには戻るんだけど(パチンコ警察とか)。大金を前にして怖じ気づいたのかしらね。そう考えると、「良心」っていうか「小心者」なだけか? Bパート、前回の予告でイヤミが喜んでいた通り、紛うことなくイヤミメイン回。まぁ、今作におけるメイン回ってつまりは「生け贄」だけど。中盤以降の展開はいわばお約束みたいなもんなので、一番笑ったのは競馬のくだりだよな。「時空を超える気配はまったくありません」っていう台詞が割とツボ。あと、歯が無くなったイヤミが本当に特徴の無い単なるおっさんになってるのも笑える。彼はその歯とたった1つのギャグだけで何十年も生きてきたんやで。市役所だって少しは考慮してくれても良いじゃない。しかし、競馬はケンタウルスに騎乗するのはルール違反だったのか……ちゃんと事前に言ってくれないと知らないよね、そんなこと。いや、正体隠して走ってたんだから、本人(本馬)は知ってたってことなんだろうかね。だったら試合直後に脱ぐなよな。 俺、なんでこんなアニメに真面目に突っ込み入れようとしてるんだろ……。 ようやくストーリーものっぽい展開もあったぞ、第5話。まぁ、Aパートのオチ部分とかはやっぱり驚愕するしかないけども……。 前回までに比べればギャグの勢いは多少抑えめ。そりゃ一応Bパートなんかは「いい話」でもあったわけで、全力でクソバカギャグに割り振った話数とは比べるのがおかしいってもんで。それでも、ようやくここまで話数が重なり、世間的にも六つ子のキャラ付けが定着してきたからこそ出来る面白味ってのがあるもんでね。今回はそうした「六つ子の関係性」のあれこれを垣間見るのが楽しいお話。 Aパート、満を持してのカラ松メイン……だが、一番おいしい六つ子の絡みのシーンに登場出来ない時点で、カラ松がメインといえるのかどうか。「六つ子の中でもトップレベルにいらない奴」というカラ松の個性が際だったのは事実であるが……。まず、チビ太のおでん屋シーン。今作で唯一と言ってしまっていい良心であるチビ太。クズの六つ子相手に律儀に商品を出してやる義理もないはずなのだが、それでも面倒見ちゃうあたり、昔から面倒見の良い奴だったよ。屈託のない十四松に「おでんおいしい!」って言われるだけでちょっとデレるのホントちょろい。そして支払い。おそ松は6円(六つ子だから)、カラ松は2円(次男だから? 最少額で使えなさをアピール)、チョロ松は8円(一応最高額)、一松は猫の足跡(事実上何も置いてないよな)、十四松はドングリ(トトロか!)、トド松はビールの王冠(何もだしてない上に呑んでたビールのものだとしたら最低なのでは?)。やっぱり異彩を放つ十四松のドングリが吹くわ。アイツの場合、マジでどんぐり出せばどうにかなると思ってる可能性もある。あと、地味にひどいのがおそ松。「割り勘だ割り勘!」って言っておきながらの6円だからな。まぁ、他の兄弟が出せるとも思ってないだろうけども……競馬での勝ち分はどこにやった。 キレたチビ太が名台詞「てやんでぃバーローチキショー!」を連呼しながら、よりにもよってカラ松を誘拐。海に浮かぶ杭とかの舞台設定だけでも色々と手が込んでいて彼の職人気質が確認出来る。おでんバズーカー、勿体ないけどおいしそう。そして他の5兄弟は安定のスルー。そりゃ早朝の10時とかみんな寝てる時間だしな! 十四松は元気そうだったけど。彼のシリアスな表情は初めて見たな。カラ松の誘拐を知った面々の鬼畜過ぎる対応は流石の一言。「カラ松兄さん助けるのに百万〜〜〜??」ってマジで嫌がってるトド松が一番の悪だが、一松 - カラ松間の険悪さもよく分かる。カラ松がいなくなったことで珍しく浮かれる一松。「カラ松って誰?」と吐き捨てる一松。なんでそんなに憎悪しているのか。ただ、後のBパートを観るとその理由は何となく想像もできるんだよな。微妙にキャラ被る部分があるんだよ。この2人。一松はマジもんの厭世観があってあのキャラだから、格好ばっかりの厨二病患者であるカラ松にはいらつくのかも。まぁ、憎悪も何もかも、「母親が剥いてくれる梨」には勝てないんですけどね。そういや、六つ子だけじゃなくて母ちゃんもカラ松スルーしてるっていう事実は……先週分参照。 あとはオチ部分へ一直線だが、5人が窓から思い思いのものを放り投げてるシーンで一松がこっそり石臼をぶん投げているのは要注目。確実に殺す気でやってます。そこから流れるようにあのオチ。どないしたらええねん。 Bパート。邪魔なカラ松が排除されたため、満を持しての一松回。余計な1人がいなくなったおかげか、いつもよりも五つ子の絆みたいなものがクローズアップされましたね。なかでも良かったのが、十四松・一松の「言葉が通じないコンビ」の関係性。一松のために手を尽くしてくれる十四松は六つ子の中では唯一、優しさを持った男だ。まぁ、あぶねぇけど。一松をして「お前怖いよ!」って言われる十四松。それでも、要所要所で一松のために行動してくれる十四松を観てると、なんか「言葉は通じないけど友情が生まれるエイリアン」みたいなシチュエーションが想起される。あとはなんだかんだ言いながら微妙に兄弟全員をコントロール出来ているおそ松の立ち位置かな。クソ野郎なのは間違いないけど、一応回りからは多少信頼されてるし、それに応える行動はしてくれてるんだよな。 あ、時節柄「気持ちいい薬」はやめてね。すげぇ危ないからね。 Aパート終わりから「心が叫びたがってるんだ」のCMにつながって、「あなたも叫びたいことありませんか?」とか言われてて吹く、第4話。まぁ、色々言いたいことはあるわな。チョロ松は特に。 こんだけ腹抱えて笑えるギャグアニメも久しぶりな気がする。いや、合う合わないはあるんだろうけど、不条理ギャグの中にうっすら原作の理不尽さが残ってる感じがとても好き。そして、ニートものということで個人的な心の傷をザクザクえぐってくるのはたまらんものがある。今週のAパートとか、「いかにして親の扶養に居座り続けるか」というニートの永遠のテーマを真剣に(??)作品化したものだからな。もう、共感しかない。そして、だからこそ辛い。全国のニート諸君、限界いっぱいまで頑張ろうじゃないか。 Bパートはそこまででもなかったので今回はAパート中心に。まず、1人で就職活動に(形だけでも)行っていたチョロ松から物語が始まる。アイドルのマネージャーとか言ってる時点で既に駄目臭いが、平日昼間から自宅でゴロゴロしてる残り5人よりかはマシ。あの狭い部屋の中で成人男性5人が昼間っからゴロゴロしてる様子って、もうこの世の地獄だよな。そして、そんな5人の中でもチョロ松とまともに会話が成立するのはおそ松とトド松だけなんだよな。一松はどこぞのネコと2人で語り合い、カラ松は1人鏡とにらめっこ。おそ松は漫画を読みながら転がっており、十四松とトド松がなんと野球盤で遊んでいる。いつの時代なのかよく分からないが、多分おそ松一家は昭和のどこかで時間が止まってるんだろうな……十四松は今回Bパートでも執拗に野球推しだったけど、好きなのかしらね。こないだはどぶ川でダイナミックなバタフライを披露してたけども……おそらく六つ子の中ではパワータイプなのだろう。中の人的にも近距離パワー型なのだろう。 駄目な六つ子をこれまで二十年以上支えてきたのが立派なご両親。そういやこんなデザインだったな。CVは母ちゃんがくじらってのはよく分かるのだが、親父の方が井上和彦という謎。片や新婚さん(?)、かたや離婚慣れしている声優。この一家は中の人まで全部含めてネタ要素で満ちている気がする。あ、六つ子の中の人もいい歳なのに(公式に明らかにしている)既婚者はいませんね。チョロ松はどの口で孫を保証していたやら。 さて、いざかじるスネが無くなるという事態になったら脅威の団結力を見せる六つ子の尽力により、あれよあれよと開催される運びとなった「扶養家族選抜面接」。しかし、扶養になるのはいいとしても、母ちゃんの方は収入あるのかな……パートだけで3人とか養えないだろうし……離婚の慰謝料と養育費でまかなえるものなのか。いや、そもそも成人したニート軍団を引き取って養育費とか出るのか。謎である。そんな謎空間を淡々とコントロールする母親、そして、いち早くそのルールを察知して抜け出るトド松。こいつ、こんだけ卒のない人間だったら職に就くくらい簡単だと思うんだけども……クズはクズでもやっぱり個々に違う方向性のクズなんだよな。一抜けしたときのトド松のテンションが笑える。 2番手はなんと十四松。アピール内容は肩の強さと本塁打数。年間20本だったら確かに検討の余地はある。しかし、残念ながら採用側は外野を任せる予定だったらしく、肩がいまいちだったおかげで一発レギュラーには残れず。……うん、なんの話だ。そして十四松は一体どこへ向かっているのだ。こいつ、もう放っておいても野生に返って生きていけるんじゃないかな。 3番手は「被扶養動機」という斬新な日本語を展開した長男・おそ松。雇う側の母親は冷静な対応ながらも、実直なおそ松の態度が母親のよく分からない琴線に触れて2抜け。まぁ、実際母親ってこういうところあるよね……いかにそれを悪用するか……いや、この話はやめよう。 4番手カラ松、不発。そして「一番行動が読めないジョーカー」一松。正直笑った。この一松の存在感はまさにジョーカー、自分の持ち味をよく分かっている。母ちゃんもあの反応ってことは、一松の普段の様子から警戒心はあったんだろうな。こいつ、マジで放っておいたらどうなるんだろう。犯罪者になるだけの甲斐性があるならどうにかなりそうな気もするが……。 そしてこの時点で面接は打ち切られる。「残り3人は父さんの方へ」という指示に、チョロ松は「この2人と暮らすのは絶対無理!」と絶望。確かに、確実に救いようの無い方2人が残ってるもんな。こうしてみると、六つ子で一番スペック低いのってダントツでカラ松だな。しかし、チョロ松はここ一番で策士っぷりを発揮。最終手段「孫の顔」を発動して事態を振りだしに戻す。母親に「誰が一番性欲強いの?」とか聞かれる、改めて、この世の地獄だ。 オチは流石のシュールさ。しかし、いざドラフトするとチョロ松で競合なあたり、意外と両親はクレバーだよな……ドラフトネタ、時節柄上手いことはまっちゃったあたりが今作の持つ不可思議なパワーを感じさせる。 BパートはAパートに比べるとそこまで勢いがあるわけじゃないが、トト子ちゃんも安定のクズであることが確認出来ただけでも充分か。ちなみに、読み上げていたカンペ、よく見ると台詞が書いてあるのはあの部分だけだったりするのが狂気を感じる。そういえば、こうして全キャラが並ぶと今作は圧倒的にしろくまカフェなんだな。ペンギンさんとパンダ君はクズだったりニートだったりするあたりが共通している。 そしてBパート最大の山場は間違いなく「十四松、卍固め」。あの顔で予備動作無しで一発にキメにくる実力、怖い。 あ、あとエンディングではやくもチョロ松が2回目なんだけど、今回はラストに「おそ松!」っていうのね。逆になんか怖い。 もう、最低だな、って言葉しか見つからない。ホント最低でたまらないな。3話でこの構成って、もうやりたい放題だろ。 本当に馬鹿馬鹿しくてどうしようもないんだが、嫌いになれないこの感じ。ベタなネタは徹底的にベタなのに、分かっててもなんか変な笑いが漏れることがある不可思議な攻め筋。これを今の時代に作ろうと思った勇気をまず褒めたいわ。そして、アニメーションとして充分なパワーを持った作劇でちゃんと馬鹿やれてるところも褒めたいわ。ネタによってテイストはちょこちょこ変わるけど、ベースになってるパステル調のまるっとした画が安定してるからこそいじれる部分が多いんだよな。 冒頭の宇宙ネタからしてもう意味が分からない。いや、この理不尽さ、オチのコマで「ちーん」だったらそれで成立してるかのようなユルさ。言われてみれば昭和ギャグってこんなんだったかも。ハロウィン話も大体そんな感じだな。今の時代だと「おそ松一家最低だな」で終わってしまいそうなところだが、これがギャグだったのだと思い出させてくれる。そういう意味ではデカパンマンもネタとしては同方向か。同じシーズンにアンパンマンとワンパンマンとデカパンマンが同時に見られる俺たちは幸せだな!(幸せとはなんなのか) 個人的には「OAW」のしつこさが好き。おそ松くんといえばやっぱり六つ子が同じ顔であることをネタにしないと始まらない。殺人者役の髙木渉がいい仕事してて、必死にホラーっぽいテンション出しながらもギャグに落とすメリハリが良い。あと、オチで処分されるのが十四松ってのも良い。あいつ、多分チェーンソーくらいだと死なないと思うけどね。あ、でもこのエピソードのせいで難点も見つけた。「全員、寝起きで半目だと一松に見える」。アイキャッチのロックマンとかストⅡとか、六つ子ネタではきちんと6人の区別がつくんだけどね。昭和の当時はこれが全部同じ顔になってて完全にネタとして次元が違ったんだよなぁ。ところで、全員「ジャパーン」なのに微妙に日本各地に散っているのは何故なのか。 謎のシュールさを誇る「密漁」。そして古き良きコントの趣の「寝かせてください」を挟んで、最終的には最低最悪の「銭湯クイズ」に突入。すげぇ、小学生の発想だ……。誰だ、こんな脚本考えつくのは。そして実際にやるところまでゴーサイン出したのは。これ、小学生ならネタだけど、実際ちんこ出してるのは全員成人男性だからな(ハタ坊含む)。六つ子ってちんこも同じデザインなんでしょうかね。「全員のちんこを思い出して……」って、6人全員で見比べたことがあるんだろうか。そして差があるんだろうか。これを期に6人全員のちんこの公式設定が出れば、薄い本が捗るな(どのジャンルだ)。子守歌歌ってやろうか。 あ、これマジでヤバいやつや、第2話。なんかもう、トバす方向が未来である。 正直、一番笑ったのはアバンだったりする。ニートの六つ子は白昼堂々釣り堀に遊びに。しかも何故かカラ松、トド松という謎のコンビ(女好きコンビだからナンパにでも繰り出したんだろうか)。六つ子は基本的にそのほとんどがボケに回るが、このコンビだとトド松が末っ子ってことで突っ込みに回る。そしてカラ松のボケはかなり病巣が深い。確かに、ボケというよりサイコパスである。露骨に異常な他の兄弟と比べるとまだ枠内に収まっているのかと思っていたが、実は一番ヤバいのこいつなんじゃなかろうか。彼を奮い立たせる熱意はどこから来るものなのか……。そして、そこに突如現れる十四松とチョロ松のコンビ。釣り堀から現れた理由、突然のコントの理由、ひじりさわしょうのすけの存在、そしてオチ。何も説明が無い。「なんか怖くない?」 いや、おめぇが怖いよ。ここでよりによってチョロ松がボケに回ってるのはどういうことだよ。どこかに救いを用意してくれよ。 1本目、「働かないことがいかに尊いか」ということがよく分かる、ニート要請のための一本。職安での六つ子の対応はそれぞれに個性が出ているが、イカレてる奴らを除くと一番のクズがおそ松ってのが確認出来る。カラ松のキャラって「スカシ」「ナルシスト」だけじゃなくて「中二病」もあるのか。なんか、中の人の役柄に引っ張られてないか? 同じ構図で同じ顔のシーンが続くのに、ちゃんと6人全員が顔で分かるってのが凄い。特にトド松はちゃんとベイビーフェイスでちょっと可愛く見えるんだよな。その後の居酒屋のシーンで一番気になったのは、カラ松にだけやたらキレる一松。なんか、闇が深い。 なんやかんやでイヤミを通じてブラック企業に就職する流れ、一番の疑問は「そもそも原作における六つ子とイヤミの関係性ってどんなだっけ」っていう。当時はこいつら小学生だったんだよな。イヤミは当時からおっさんだったわけで、イヤミの方からおそ松一家に絡んでた状況は割とおかしい。そして、気付けば十数年後、おそ松はイヤミに対して「親友」と言っている(適当だけど)。人間関係がよくわからねぇ。そもそもイヤミって現時点でも何ものなんだろう。鬼! 人でなし! 人格者! 高額納税者! イヤミ曰く「子供の頃にちやほや育てられたからモンスターに育ってしまった」。なるほど、六つ子ってことで珍しいから甘やかされたのかな。この歳になるまで誰にも止められなかったのは不幸以外の何ものでもないな。 ブラック工場でのカイジパロ、なかなかに気合いが入っている。こうしてみると赤塚ギャグと福本ギャグって何か通じるものがあるな。ところで、アイツ誰だ。 2本目、ようやく六つ子が別々に動き出し、長男をメインとして各キャラが改めて掘りさげられる。そして確認されるおそ松のクズっぷり。チョロ松へ散々なことをやらかしておいて「良かれと思って」とかいうゴミ。ホント、「S○X」って言いたいだけ。 チョロ松。割と常識人のはずだが、ドルオタという残念なステータスが発覚。しかもイタい系の駄目なファンだ。それにしても、キモオタのキモオタらしい演技が安定するな、神谷兄ぃ。 カラ松。ただの馬鹿。あのファッションは当然自分でコーディネートしてるんだろうが、どこで買ってくるんでしょうね。ちなみに、今回トト子ちゃんに出番がないので遠藤綾はここでモブな女の子役。 トド松。顔は他の連中と同じだけど、しっかり女の子にモテるという裏切り者。コミュ力高いんだろうな。なら働け。 一松。未だ謎多き男。結局、どういうことだったんでしょうね? 怖い。 十四松。説明不能。今回最大の収穫は、十四松が本当に本当の意味で壊れているという事実を確認出来たこと。常に口が半開きで目の焦点が合ってない。テレビで放送しちゃいけないタイプの危険因子。「小野Dが大声でしゃべってるキャラです、あとは察して下さい」。察しすぎた。 ほら、もうイカれたやつしかいねぇ。チビ太さん、もっと頑張って更生させて下さいよ……。それにしても、チビ太って今いくつなんだろ。 イイハナシダッタナー、最終話。もう、大団円ってのはこういう時のためにある言葉ですわ。まさかえとたまに泣かされるとは思ってなかった。いや、多分泣く奴あんまいないとおもうけども。 綺麗にまとめてみせました。前半はチュウたんにゃ〜たんによる圧倒的CGバトルを中心としたシリアス展開。最終話は単に殴り合って拳で理解し合うだけかなーと思っていたのだが、ここで神楽遷偶を巡る過去の秘密が明らかになるという最後のサプライズが用意されていた。なるほど、神楽遷偶は必ずしも干支魂を破壊する負の技というわけではなく、他人の傷つき穢れてしまった干支魂に直接触れて浄化する手段としても用いることが出来るわけだ。諸国漫遊していたにゃ〜たんは、過酷な任務で心に負のエネルギーを蓄積させていくチュウたんを見かねてこの技を(どうやってか)会得。チュウたんを休ませるために行使しようとしたが、既に負のモードに突入していたチュウたんにそれを返されてしまい、結果的に記憶を失って今の状態へいたったと。その過程でチュウたんは「猫は敵」という認識を得てしまい、その後記憶を失ったにゃ〜たんが相変わらずブラブラしているのを見ても、「あいつは裏切り者」という認識だけが残り、更に負のエネルギーから解放されることもなかったためにあのような状態になってしまったわけだ。 非常に明快な伏線回収でほぼ謎は残らなかったわけだが……他の干支神はもう少しなんとかせーよ、とは思うな。チュウたんが負担を抱え続けたのは回りの11人にも責任があるわけだし、メイたんやシャアたんみたいにある程度チュウたんと肩を並べて話し合えるメンバーもいたんだから、もう少し負担を分け合って彼女を救ってあげる方向で動ければ良かったのに。あー、でもウマたんも似たような負担を抱えて参ってたしなー。案外役立たずが多いのか、それとも他の干支神も自分たちの仕事で手一杯なのか(とてもそうは見えないが)。特に犬と猿、てめーら仕事しろ。 まぁ、そんなわけで過去の全てが詳らかになったわけだが、今回一番嬉しかったことは、ここまで溜めに溜めたチュウたんというキャラクターが一気に噴き出し、それが見事に最終回のカタルシスへと繋がったことである。これまで完全に「悪役」だったチュウたん。その傾向は前回モーたんを滅殺することで決定的になり、流石にここから平和的な終幕などあり得ないと思っていたが、見事にこの「悪のチュウたん」をわずかな時間で「本当は愛しい奴」にスイッチさせることに成功している。あれだけ強がって虚勢を張っていたはずの人間がこれほどまで見事に萌え方向に転換出来るというのは、にゃ〜たんの言葉を借りれば「キャラがブレ過ぎ」のはずなのだが、不思議と違和感はない。これまで「ねずみの猫に対する情念」はずっと描かれてきたファクターであり、彼女がデレることもしっかりと織り込み済みで話が進んでいたため、最後の見事なデレがハマる結果になったのであろう。生まれ変わった白チュウたんはとても素直で、真面目で、よい奴だということが分かる。その上でもう1人の「最強」であるにゃ〜たんともしっかりキャラが描き分けられており、オチまで転がり続けるラストのギャグパートにもすんなり落ち着くことが出来たわけだ。良いキャラになって本当に良かった。エンディングの浄化イラストも最高です。 もちろん、最終回ということでアクション成分も増し増し。これまで以上にてんこ盛りのCGバトルは、見たこともないような動きが満載で、チュウたんの使う鞭の動きがユニークなので非常に見映えがする。ラストの大技対決、力と力をぶつけ合う神楽遷偶の打ち合いなど、緩急のついたモーションがCGでここまで表現出来るというのはすごいことだ。また、クライマックスの人情芝居までもがCGの表情で描かれるわけだが、ここもきちんと入り込めるようになっているのは素晴らしい仕事だと思う。どっちのデザインも可愛いのよね。 というわけで、最後は「チュウたんのキャラが良かった」というお話なわけだが、何故ここまで手放しで褒めるかといえば、そりゃ中の人のことですから。もうね、大原さやかの全てが見られましたね。たまりませんね。これ、さぁやファンは必見必聴ですよ。最近は色んな作品で「おっかなくて強い役」か「純正お母さん役」が多かったので、なかなか「かわいい系」の役を聞く機会が無かったおかげで、デレチュウたんの破壊力は当社比70倍。やばい、こういうノリは久しぶり。ホントに全部持ってかれます。また「チュウたんVSにゃ〜たん」というのが俳協の同門対決になってるのも良いところで、稀代の爆発物村川梨衣が、大先輩にぶつかり、謎のビッグバンが起こっているのです。事務所の先輩っていうか、もう完全に娘を見守るお母さんみたいなスタンスですけども。りえしょんに向かって「うるさい!!」って言ってるさぁやが本当に楽しそう(そしてウザそう)でよろしい。 あー、終わってしまうかー。でもラストのCパートを見れば、ギリギリで続編期待してもいいのかなー。このままわずか一本で終わってしまうのは勿体ないコンテンツだと思うよ。いくらでも掘りさげようがあるんだから、是非とも今後の展開を期待したい。 案の定、エンドカードで色々無かったことに、第11話。知ってたんだ。中の人に絵心がないことは……何とか頑張ってえとたま風にしようとして額にマークつけてるあたりが甲斐甲斐しい。 ラストへ向けてのホップステップジャンプでいうなら「ステップ」の回。過去に干支神のあいだで一体何が行われ、にゃ〜たん、チュウたんを巡る事の真相に迫っていく。これまで勘違いしていたが、2人の確執の最大要因は別に2000年前の第1回ETM12ではなかったのだね。確かに、あの昔話のように「猫は鼠に騙されたせいでレースに参加出来なかった」という体にはなっているものの、それはにゃ〜たんの望んだ通りのことだったし、その後干支神が決定した後にもにゃ〜たんとチュウたんの間に軋轢はない。そもそもにゃ〜たんもハナから干支神になってなりたくなさそうだった。つまり、2人の問題はそこからしばらく先の時代にあったってことであり、2000年近くもうまくやっていた干支神の関係性が、ここ60年でついに崩れてしまったということなのだろう。 その内情についても、今回の描写でおおよそ推測できるものになっている。チュウたんは元々、生真面目ながらも干支娘の中では控えめで、目立たない性格。実力こそトップレベルではあるものの、融通が利かないので他人の上に立つ仕事にはあまり向いていない性分だったのかもしれない。自分とは正反対の性質を持ちながらも同様に「実力者」と目されるにゃ〜たんに対しては並々ならぬ執着を持っており、それは憧れであったり、恋慕であったり、はたまた苛立ちであったりしたのだろう。自分に出来ないことを平然とやってのけるにゃ〜たんに憧れを持ちつつも、規則に縛られずに好き勝手な行動をする部分には反感もあり、手のかかる異端分子として、干支神のリーダーとなった後には複雑な感情を持ち続けていた。にゃ〜たんはそのことに気付いていたのかどうか。猫ってのは元来束縛されることを嫌う生き物であり、干支神なんてかたっ苦しい栄職に就くことは自ら辞した。他の12人にメインを任せ、自分は遊撃部隊として、日本という国を守るために奔走していたのではなかろうか。チュウたんからすれば、そんなにゃ〜たんは憧れの的であり、自分に出来ないことをいともたやすく成し遂げてしまう嫉妬の対象であり、永遠に理解の及ばない畏敬の対象にもなった。 そして、干支神のリーダーとしての仕事を長年勤め上げてきたチュウたんも、少しずつ疲れが見え始める。生真面目過ぎる性格のせいで、なかなか1つにまとまらない干支神をとりまとめることにも必要以上の気苦労があっただろうし、好き勝手やっているにゃ〜たんと比べれば比べるほど、自分の現在の状況が辛くなっていく。そんな憧れが、ある日ついににゃ〜たんに対して爆発してしまったのではないか。「自分の苦労を分かって欲しい」という感情が募りに募って、それはいつしか憎悪へと変わる。何がきっかけかは分からないが、ついに我慢の限界に達したチュウたんはにゃ〜たんのえとたまを傷つけてしまい、にゃ〜たんは記憶を失うことに。しかし、記憶を失いながらも天真爛漫なままのにゃ〜たん。しかも回りの干支神からの信頼は何故か厚いままで、チュウたんが苦労して維持している人望にも事欠かないと来ている。一度は滅した相手に対して、歯車の狂ってしまったチュウたんは未だ憎悪を持ち続けており、長年蓄積したそれは、今や他の10人の力をもってしても浄化することは叶わないものになってしまっていた。この状況を打開出来るのは、ことの当事者たるにゃ〜たんしかいないのである。 と、ここまでが今回の流れから想定される実情。ディティールは違ってるかもしれないけど、大体あってるんじゃないかしら。まぁ、もっと決定的な事件が隠されてるかもしれないけども。とにかく、チュウたんの持つ感情ってのは簡単に割り切れる単純な「憎悪」ではなく、元々にゃ〜たんに対して持っていた憧れに端を発しているというのが色々と面倒な部分。単なる敵愾心だけならば叩いておしまいにも出来るのだろうが、少なくとも最終回でチュウたんをボコボコにするわけにはいかないのよね。まぁ、残りの干支神の助力もあれば、なんとかにゃ〜たんが浄化してくれるとは思うのだが……それにしても、十二支がいるのに11人がよってたかって1人を抑えられない状態ってんは問題だよなぁ……。 今回はモーたんの弔いに始まり、チュウたんメインなのでとにかく明るい要素は何一つ無いはずなのだが、こんな回でもちょいちょいネタを仕込んでくるあたりが抜け目ない。シリアスの中に半端なギャグを入れてしまうと浮くことも多いのだが、決してテンポを崩さずに「シリアスになりきらない」ギリギリのところを狙っているのはなかなかうまい。ウリたんのくれたゴマ油は絶対に何かの伏線だろうと思って見てたのに……マジで単なるお土産品なのかよ。油を43℃で飲むって、拷問以外の何ものでもないんじゃないですかね? 柚胡椒を混ぜたヌルい油……想像するだけで嫌だな。 あと、シャアたんがチュウたんから「師匠」って呼ばれていたのが意外であった。干支娘の間にもけっこう師弟関係があるものなのね。全員生まれた年とかは同じなんだろうか、それとも2000年前の時点で神格に差があったんだろうか。まー、インド起源のシャアたんとか、中国起源(っぽい)ドラたん、シマたんあたりは年季が入ってるのも分かる気がするけど。そうか、そう考えるとにゃ〜たんもエジプト文明の代表と考えれば、実力者なのは納得できるな。エジプト要素が欠片も見あたらないけど。 二人目の死者が出てしまった……第10話。今回は、どうやらあんな死に芸キャラのネタ披露回ではなく、終盤に向けて、シリアスに大きく舵を切る1話となりそうである。まぁ、その割に次回予告のテンションは相変わらず軽いんだけど。 冒頭、いきなり前振り無しにウリたんとのバトルが展開しているところでまず驚く。絶対何かネタを仕込んでるのだろうと思いきや、なんとウリたんはそのままガチでにゃ〜たんにぶつかり、単にネコキック一発で沈むのである。お師匠様、とても弱いですです。まー、師匠といっても肉体面ではなくてあくまで座学における師匠なのだから、ステゴロで負けるのはしょうがないのであるが……ならピヨたんみたいにもう少し別な戦い方があっただろうよ。何で殴り合いでにゃ〜たんの実力を計る必要があったのやら。一応「チュウたんの動きが不穏なのでにゃ〜たんの実力を確認するとともに、あわよくば多少なりとも警告しておくですです」と思っての措置なのかしらね。まぁ、直接言えって話だけど。おそらくごま油一斗缶アタックを決めていれば、にゃ〜たんなんてひとたまりもなかっただろうに。 さて、こうしてどさくさに紛れてソルラルシールをゲット。もう、残るシールもあとわずかとなり、ETM12もクライマックスである。このまま残ったシールを取りに行くかと思われたのだが、話はここで別な視点に振られる。まずは、今回サブタイトルにもなっているモーたんについて、にゃ〜たんとの愛情物語である。まだ記憶が残っていた頃のにゃ〜たんは、モーたんの生き様(人間と一緒に生活して、人に喜びを与える)に共感し、彼女を気遣ってくれた。本当に何気ない一言であり、普通に考えれば「ちょっと気のいい友達」程度の発言だったとは思うのだが、モーたんはあれでスイッチが入ってしまうらしい。確かに「家族になってあげる」はある意味でプロポーズといってもいいわけだが、あの流れで発言されたものに対し、66足もの靴下を強奪して匂いプレイに耽溺するようなヤツが「家族」とかいう概念を扱ってはマズいのである。どう考えてもあの回想シーンから今の2人の関係性には辿り付かないよなぁ……一体モーたんに何があったのでしょうね。何事にも全力で当たる性格が災いしているのでしょうか。 そして、そんなモーたんの愛情は、密かに爪を研いでいたチュウたんに対しての敵対行動として表れる。チュウたんの抱える底知れぬ憎悪と、モーたんの持つ無償の(埒外の)愛情はその矛先が完全にぶつかる。にゃ〜たんを交えずともお互いを否定するためのバトルは可能なわけで、にゃ〜たんのクライマックスよりも先に、干支神のランク2位とランク2位の対決という、頂上決戦が幕を開ける。今回のバトルはまさに頂上決戦という名前が相応しいものになっており、お互いが持てる武力を全てたたき込む様子がダイナミックなCGバトルで展開される。モーたんはプロレス技をベースとした独自のスタイルで戦っているようで、冒頭でいきなり炸裂させた投げっぱなし(というにもいくら何でもぶっ飛びすぎる)ジャーマンや、フィニッシュでみせた最大必殺技の「肉牛超弾丸祭」の迫力はキン肉マンのごとく。ボウアンドアローの体勢でそのまま落下してダメージをたたき込むというのはこれまで様々な「ドライバー」を開発したキン肉マンでも未だ見たことのない荒技。確実に相手の背骨は砕け散ることになるだろうよ。流石に干支神ランク2位の実力は伊達ではない。普段は変態だけども、もしこれでにゃ〜たんがガチ殴り合いバトルを申し込まれていたら普通に負けてたんだろうな。モーたん格好良い。 しかし、どんな技を使っても、どんな説得を試みても、復讐の鬼と化したチュウたんに決定打は与えられなかった。そのまま無情な返し技で一閃され、最終的には「えとたまを抜き、破壊する」という禁断の秘儀「干支魂神楽遷偶」で存在そのものを滅されてしまうのである。今回の「死」は、3話の時のウリたんのものとは明らかに扱いが違う。ウリたんの「死」については回りの連中の反応から「あまり重大事じゃない」ことは分かったし、事前に「干支神はエネルギーチャージが自動で行われる」ことを聞いていたので「まぁ、大丈夫なんやろな」とは思えたが、今回のモーたんの場合、存在そのものに否定を叩きつけられたようなものであり、来週以降、彼女が戻ってくる保証は無い。普通に考えるなら、抹消されてしまったモーたんはもう二度と干支神に戻ることは出来ないだろう。 まー、この作品でそんなネガティブで悲しい結末は見たくないので、最終的には何らかの方法で復活してくれると信じているが、とにかくシリアス展開が止まらない今の流れは、もうこのままのテンションで余計な茶々入れ無しに走りきって欲しいもの。残るバトルでにゃ〜たんがどんな引き出しを開けてくれるのか、今から楽しみです。そして、改めてモーたんのご冥福をお祈りします。本当にいい奴だったなぁ……。エンディングで走馬燈モードが流れてたのに、シリアスに使える部分がほとんど無かったのも何ともなぁ……。 |
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