最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
だからエンディングウゥゥゥゥゥ! 第10話。この展開、このシチュエーションであのエンディングはあかんやろ! しかも微妙にアレンジ効かせて台詞変えてやがるし! 違う! そういう手心はいらないのよ!
これまでの「いぬぼく」からは想像出来ないシリアス展開。蜻蛉のせいで最後の最後まで悲願であるお茶会が出来ない凛々蝶が、ついに双熾との関係性にひびを入れてしまうという衝撃エピソード。一応蜻蛉メインのシーンではギャグタッチ強めでの展開であったが、凛々蝶メインのシーンに切り替わった際のどこか影を帯びたような暗い雰囲気は、なんとも不安感をかき立てる恐ろしげなものになっていた。 今回は、そんな「らしからぬ」薄ら寒さみたいなものがそこかしこに感じられる奇妙な回だった。コンテ演出を担当した大谷戸さんという方はあまり情報が無くてどういう人なのか分からないのだが、細々とした演出方向のこだわりは、色々と考えたんだろうなぁ、という苦労が見て取れるものである。まぁ、原作知らないから、ひょっとしたら原作画をそのまま持ってきただけなのかもしれないけど。具体的には、空や校舎などを基点にして無機物に焦点を当てたシーンの切り替えや、冒頭の蜻蛉の乱交(?)シーンの分割画面(しかも片方の分割は誰にもカメラがあっておらず、ただ窓が映っているだけという)。そして問題のシーンでの色変換とメロンへの描写など。これまでの「いぬぼく」はとにかくデフォルメキャラを有効利用して可愛らしく描くことを意識した構成になっていたが、今回はそうした「キャラありき」の構図を少しずらして、物語としての「転機」も暗示しているかのように見える。 なんと言っても衝撃的なのは双熾の部屋の前での凛々蝶たちの対話だろう。風呂上がり私服姿の双熾というだけでも驚きなのだが、彼の口からは信じられないことに凛々蝶を誹謗する言葉が飛び出してくる。その後すぐに取り繕うかのように凛々蝶を丸め込んでしまったわけだが、それでもこれまで「犬」としての双熾しか知らない人間にとって、あの台詞は非常にショックである。それこそ、張り付いたようないつもの笑顔に恐ろしさを覚えるほどに。結局、蜻蛉とのバトルもそこそこに次回へ続く展開になってしまったので、一体双熾が何を知っており、蜻蛉との「罪」が一体何なのかということも分からないし、何故双熾が突然あんな台詞を吐いたのかも分からずじまいであるのだが、次週以降、最終回へ向けたラストスパートでこの状況をまとめ上げることが出来るのだろうか。 ほのぼのムードが楽しかった身としてはこの不可解なシリアスぶりは不安要素になってしまうのだが……ちゃんとけりは付くんだろうか。凛々蝶は今まで通りの愛らしさを維持出来るんだろうか。まぁ、今回もシリアスというほどシリアスにはなりきれておらず、ちょいちょいデフォルメも飛び出して可愛かったし、冒頭では相変わらずのサービスカットから登場してニーソパッチンなんかも見せてくれてたんだけどさ。 カルタちゃん、北京ダックはそうやって食べるもんじゃない。 PR
イエェス、メィニアック! 第9話。今回も色々あったはずなのに……もう忘れちゃったよ……杉田の馬鹿……
「約束の日」なのに、結局あれだけ頑張って準備したお茶会が結局出来ていないという可哀想なお話。本人が別に悔しそうじゃないから別にいいんだけど、視聴者側としては、ミリグラム単位まで計測して作り上げたコーヒーってものがどれだけ美味しいものか、是非知りたかったのだけれども。ただ、代わりに今回も妖館の面々の色々な表情は知るコトができました。凛々蝶・カルタ・野ばらの絡みさえ観られればそれで充分過ぎるくらいなんですよね。まぁ、それでいいんなら「ロウきゅーぶ」観てろって話なんだけど。違う、ロウきゅーぶには卍里がいない。ちのちゃんもいない。ちのちゃんのお馬鹿っぽさは、テンプレ豊崎キャラかと思ってたらまた絶妙なニュアンスのお馬鹿なので新鮮。「博識なオカマ〜!」のところがむやみにかわいらしかったですわよ。 そして、何故か今回気になったのは連勝さん。冒頭で正体バージョンの状態で食事してたんだけど、あの状態で飲み食いして一体身体のどこに入っているのかがすごく気になります。さらに「箱の中身は」のときの完全にフラットなテンションとか、オーム書くのが案外上手いところとか、すごくどうでもいい次元での正体が明らかになっていきます。相変わらず野ばらさんとは特に仲良くもないんだけど、適度に2人で絡んでいるのを観ると、「まぁ、普通の主従関係なんてこのくらいの温度の方が長続きしていいよね……」とも思える。野ばらさんの相方だったら、彼女に手ぇ出そうと思わないくらいの朴念仁がちょうどいいのですよ。遠慮無くメニアック妄想に浸れますのでね。 そんな野ばらさんに狙われるのは、今回も絶好調のカルタちゃん。ひたすら食べ続ける食欲の化身にとってデパ地下は魔の空間ですな。伊勢エビだって何のそのだし、卍里の知識クイズだったら何でも来い。すげぇぜカルタちゃん。ただ、1つだけ分からんのは、「テスト勉強……」っていって凛々蝶を誘ったはずなのに、いざ一緒に勉強すると鉛筆転がし始めるところですよ。やっぱりアホの子だったのか! そりゃ、あの状態で学業だけそこそこ出来たらおかしいけども。あの鉛筆は一体なんの科目で使おうと思ったんだろうなぁ。わざわざアレを振るために丁寧に削って書き込んでいるカルタちゃんを想像するとかなり笑える。適当に思いついた言葉を書き込んだんだろうけど、それってつまりペリーは知ってるってことじゃねぇかよ。書くな書くな。 周りを固めてもらえば、ストレートな愛らしさが際だつ恵まれたメインヒロイン凛々蝶様。今回も虚勢に彩られた実直さが愛らしい。ジャージをまとって熱心に部屋の掃除にいそしむ様子なんかは、もうそのまま嫁にしても問題無いくらいだ。えぇとこのお嬢さんのはずなのに、やたら所帯じみた細かい掃除方法まで心得ているのは流石だ。そして、「流石」の一言は画面を作り上げるスタッフ陣に贈るべき言葉。今回はシンプルな線での素直な作画面も多かった気がするが、いざ凛々蝶が動き出すと、本当に細かいところに溢れるフェティシズムがたまらない。冒頭のシャワーシーンは単なる撒き餌でしかない。ジャージ+スパッツでの、ポーズの取り方、構図の取り方。絶対にあそこが今回のハイライト。膝の裏が、膝の裏が良い。 違う、俺は別にロリコンじゃない。
次回予告がエラいエロいことに、第8話。本編がせっかくいい話だったってのに……一体この作品のスタッフは何をやってやがるんだ……次回もこの調子で頼むぜ……
妖館の住人たちの関係も一通り見終わったところで、無事に帰ってきたのはやはり凛々蝶と双熾の関係性である。今回のシナリオを一言で説明すると、「凛々蝶様が双熾をお茶に誘ったらリアルにハアハアされた」で終わり。なんてアニメだ。でも、それだけでも充分見てて楽しいんだよなぁ。幸せな作品だと思うよ、本当に。 今回最大の眼目といえば、やっぱりあふれ出る凛々蝶様の不器用さ加減と、それに起因する可愛らしさ。学校生活にも少しずつ馴染んできて自然体で振る舞えるようになってきた凛々蝶様は(というか、学校の周りが凛々蝶に慣れただけという話もあるが)、余裕が出来たことでいよいよ双熾との関係性に突っ込むことになる。周りを見れば他のSSと主人たちの関係性は、自分たちよりも近しいように見えてしまう。どこか壁を作っているかのような一方的な双熾の奉仕に疑問を感じた凛々蝶は、自分が出来る最大限の「仕返し」として、コーヒーを作って飲ませようと企むわけだ。 もう、本当にそれだけのことなのに、凛々蝶にしてみればたくさんの壁が立ちはだかる。コーヒーを作るだけならなかなかの手並みだが、どうやって誘ったらいいのかがまず分からない。様々なプランを立ててみるも、自分のステータスに合致するような作戦はなかなか出てこない。結局、一晩悩んで締め切り間際の缶詰め作家みたいになったあげく、何も出てこずにギブアップである。今時の若い子とは思えないくらいに手書きの文書を大事にするところは感心するが、本当に駄目な子だ。色々と悩んでみたあげく、最終的にはいつも通りの高圧的な態度から自然にお茶に誘えてしまったあたりは拍子抜けだが、このくらいの関係性が、やっぱり今の2人は精一杯なのかなぁ、と微笑ましくもなる。歩み寄り方は2人から少しずつ、ね。 改めて書き起こしたら本当にシナリオはあっさりなのだが、この作品独自のかわいらしいデフォルメ混じりの描写と、ワイシャツ完備の凛々蝶様の阿漕なエロ可愛らしさなどを振りかざし、直球勝負の見せ方が気持ちいい。実はこの作品、割と細かいところまで演出が行き届いていて、今回はアバンでコーヒーを入れる凛々蝶様の様子なんかがすごく丁寧に描かれていて見栄えがするのだが、そうした「真正直な」演出方向以外でも、なんだかちょっとはぐらかすようなあざとさが味になっている。こういうのを、世間的には「ちょろい」という。 それ以外にも、今回は学園生活で凛々蝶・かるた・卍里の3人の絡みとかもほのぼの愉快だったね。「素直クールな食いしんぼキャラ」「ツンしゅん」「勘違い不良」の3人という訳の分からないトリオ漫才は、一切かみ合わないはずなのに無駄に可愛い。考えてみりゃ、この作品の萌えキャラトップ3だもんな。せんせーい、髏々宮さんがもの食ってないタイミングがありませーん。ほんとに燃費の悪い娘やで。そして、長屋好きとしては地味に嬉しかったのが、今回初めて野ばらさんと連勝がポジティブ方向に絡んでいたこと。この2人って、一体どんな距離感で主従関係結んでるのかさっぱり分からなかったから、「あぁ、そういう方面でなら仲良く出来るんだ……」とよく分からない合点がいった。兎と狸については相変わらずだけど……凛々蝶はアレを見ても「近くていい関係」に見えるんだもんよ。
ほら! やっぱりエンディングで全部ぶっとんだ! 第7話。視聴中は色々と考えてるのに……エンディング見ると全部忘れちゃうんだよ。しかし相変わらずぴかしゃは歌がうますぎるな。きれいなデュエットでしたよ。
さて、今週も可愛かったですね。あなたにとって1番可愛かったのは誰ですか? 1,凛々蝶様 2,かるたちゃん 3,野ばらさん 4,ちのちゃん 5,卍里 6,ウサギ。大穴で6番……いや、個人的にはやっぱり1番かなぁ。1番から2と5に流す感じで。とにかく全員愛嬌たっぷりなんですわ。こういう群像劇っぽい構成になると、賑々しさもよく出て素敵だなぁ。 まずはけいおんメインボーカル2人を要する野ばら組。怪異が発動したときに野ばらさんが真っ先に救ったのは愛しのちのちゃん。そりゃま、より戦闘力の低い方を優先して守るのは当然なのかもしれないけど、おまえさんは誰のSSなんだ、ということを小一時間。別に連勝も気にしてないみたいだからいいけどさぁ。あんな百合百合しい部屋に一緒に寝泊まりしてもぴくりともしない連勝さんマジ不能。ただ、それ以前に野ばらさんの変態レベルがどの程度のものなのかが気になりますけどね。ちのちゃんはずっと妖館に住んでいるわけで、今までもずっといたずらするチャンスはあったはずなんだけど、結局野ばらさんはちのちゃんとか凛々蝶に手は出してないんだよね。妄想するだけして手は出さない正しい紳士なのかもしれない。ちのちゃんのデフォルメバージョンは平沢さんちの娘さんに見えて仕方ないですね。 百合百合しい面子とは対照的に野郎2人で隔離されたのは狸兎コンビ。卍里は本当に愛くるしいね。単なるバカなんだけどさ。ウサギのテンションはいついかなるときもあんな感じなのかしら。そして、無駄にハイテンションなコンビのことなど一切眼中にないのは一人きりで隔離されてしまったかるたちゃん。前回がメイン回だったので今回はそこまで前に出てこないかと思ったのだが、台詞は無くとも存在感は抜群。次々繰り出される食材をことごとく調理し、無駄なセレブ感を演出。いざ食べる段になったら卍里のピンチを第六感で察知し、今回一番のハイパーアクションであっさりと結界の間を飛び越えた。やっぱりがしゃどくろは強いなぁ。でも、多分燃費がすごく悪いんだろうなぁ。何はともあれ可愛いなぁ。 そして最後は、たっぷりの尺でいちゃいちゃしてくれやがったメインの2人というわけですよ。考えてみりゃ、凛々蝶様はここ数話の間ずっと「どうやってお礼をするか」だけを考え続けているんだな。プリキュアやらサザエさんだったら確実に1話で片付く問題だと思うのだが、この作品の場合には「ツンしゅん」が主人公なので、単に一言お礼をいうのにもいくつもの障壁が立ちはだかる。今回の件で凛々蝶様はノルマをクリア出来たと思っているのかどうか……もういいじゃんね、双熾は充分満足しているんだから。幼女と密室に2人きりな状態で、風呂を勧めたりベッドを勧めたり、事情を知らない人間からみたら双熾はやましさ満点の変態野郎にしかみえないところなのだが、その状態から悶々とするのが男でなくて女の子の方だけ、というのがこの作品の特異なところ。現役女子高生が「これだから思春期は!」って自戒するシーンってのはなかなか見られないと思いますよ。凛々蝶様が一人で悶々としているおかげで、里奈ちゃんの息芝居がたっぷりと楽しめるのが実にありがたいです。1クールどころか2クールくらいかけてゆっくりツンの部分を解消していってほしいもんですね。
圧倒的カルタ回、第6話。この手の賑やか長屋ものは個々のキャラの掘り下げだけでも数話カウント出来るわけだが、安易なだけにきちんと作るのには神経を使う。そういう意味では、今回は本当に丁寧な作りで、やるべきことをちゃんとやれたな、という感じ。
これまでのエピソードでも要所要所で存在感をアピールしてきたカルタちゃん。花澤ボイスの天然木訥キャラというイメージは充分に培ってきたわけだが、今回はそうした積み重ねを大々的に見せるお披露目回といえる。理科の実験中に焼き海苔をあぶったり、調理実習の最中に唐辛子をかじり始めたり、謎だらけの彼女の行動だが、基本原理はきちんと存在しており、今回明らかになったのは、「基本的に卍里が好き」というもの。二人とも精神性が幼いので男女の恋愛というところまでは行っていないみたいだが、彼のためには平気で身を投げ出したり正体を明かしたりするし、普段の奇行も卍里のことが気になっての場合が多い。そんなカルタの行動を見て、ちゃんと卍里もナイトたろうと努力しているので、なかなかほほえましい関係だ。まぁ、カルタは卍里じゃなくてあの蜻蛉のSSなわけなんだけど……変態ウサギを蜻蛉にくっつけてこの2人を幸せにする方法はないものなんでしょうか。 今回はカルタのほわっとした性格さえ出せればそれで良かったわけだが、その陰でこっそりと凛々蝶の精神面でも進展があった。若い身空で突然授業中に「発情してたのか」とか言っちゃ駄目。概念としては間違っていないのがまた困りものだが、本当に不器用な娘だこと。そういえば今回初めて気づいたのだが、凛々蝶って鬼の先祖返りだから「天の邪鬼」な性格なのかな? だとしたら……いや、特に何も無いけど。あと、カルタが「頭は悪いが本能的に物事を理解している」っていう性格も、思考能力がほとんどないくせに妖怪としてはビッグネームなしゃどくろの先祖返りとしての能力の一環だと考えると納得出来るような、出来ないような。そもそも死者のありようの一種であるがしゃどくろに子孫がいる時点で謎すぎるんだけどさ。難しいことは考えちゃ駄目。物事の本質は見極めって、カルタさんも言ってましたから。 シンプルな萌えキャラと愛らしい萌え狸のカップルという、全面的に応援したいほっこりエピソードを締めるのは、毎度おなじみ主要キャラの歌うキャラクターソング。そして、花澤香菜に歌わせるときには台詞要素多めにすると破壊力が上がる、というのが「恋愛サーキュレーション」によって得られた人類の叡智。卍里との関係性を優しく歌ったオリジナルソングは、ふわっとした映像とも相まって実にハートフル。先週のエンディングの記憶を優しくケアだ。まぁ、最近の花澤さんは歌唱力もそれなりにあげてきているので、普通に歌わせても面白かったと思うんだけどね。これはこれで。やっぱり「恋愛サーキュレーション」の時と同じようにパステルカラーのイメージになるのよね。
なんかもうほんとひどい、第5話。このアニメさぁ、いいところもたくさんあるし、笑えるところもたくさんあるから視聴中に色んな感想が出てくるのに、最終的に全部エンディングがもっていっちゃうんだよね。コンテ板垣さんかよ、調子に乗りすぎやで。
色々とあった感想をこまぎれにして列挙していくと、まず徹底的に足アニメ。凛々蝶が1人でいるシーンなんかは、やたらと足からなめるカメラワークが多いのである。それが世界の選択なら仕方あるまい。「幼女の足裏にフェティシズムを感じさせるとか倫理的にどうなんだよ!」と思うのだが、そのたびに凛々蝶が実は女子高生であるという事実も思い出したりする。いや、女子高生でもアウトだけども。双熾とのカップリングはやたらと年の差を感じさせるセッティングになっているから違和感があるんだろうか。少しずつ2人の間に積み重ねられる何ともいえない感情も、絶妙な背徳感を感じさせるものである。 そして、そんな女子高生を付け狙うのが、今回メインで登場した、登場してしまった仮面の男、青鬼院蜻蛉である。というか、もう面倒くさいから「杉田」って呼びたい。杉田と中村悠一という「ちょっと油断すると休み時間の男子高校生にしかみえない」コンビが結託して、全力でこの作品を壊しにかかる。いや、別にゆうきゃんが悪いとこはないんだけど……幼なじみ的に絡んでいる2人のキャラを見てると、どうしても中の人のことが透けて見えてしまってね。この2人にぴかしゃも絡むと、ネタ度合いが半端ないキャスティングである。 あとはまぁ、杉田劇場が延々繰り広げられただけで終わり。せっかくAパートなんかは凛々蝶の感情が丁寧に追えそうだったのに、ぶちこわしだよ。でも、これで文句ないよ。「思い出のアルバム」をバックに流された幼い悪ガキどもの回想シーンとか、声出して笑いましたわ。狸のいじられ具合が半端ないな。実は一番の萌えキャラはあいつなんじゃないかという気がする。いや、今回登場したろりちよ様の破壊力も尋常じゃなかったけど。幼女がさらに幼女になって素敵ってのもどうかと思うな。あとはうどんを二杯も駄目にされた連勝さんも良いキャラクター。ゆるいしゃべりのせいでスルーされがちだけど、ひょっとしてこの人、結構大事なこと言ってるんじゃなかろうか。 そして、最大のクライマックスとなるエンディング。今回もすごかったですね。杉田がばっさばっさとアニメスタッフにSM判定を行っていくという、未だかつて無いし、今後二度と無い試み。うちの小さいテレビ画面じゃ確認しきれないのだが、キャスト陣も全員SM分類されているので余力のある人は是非調べてほしい。ぱっと見た感じだとぴかしゃはMだ(知ってる)。江口君はドMだ(個人的にはS寄りな気がしている)。花澤さんはどっちでもいいらしい(ずるい)。里奈ちゃんもMらしいが、たぶん嘘だ(願望)。 なんだこのアニメ。
ウサギがおいしいとこ全部持って行きやがった、第4話。ほら、やっぱり今回でこの作品も本気出してきたぞ。
個性的な面々が集う妖館。これまでも野ばらや連勝など充分面白いキャラクターが出てきていたわけだが、今回は更に、ほぼ館の住人を網羅する勢いで新キャラ(正確には、これまで画面の端々にいた連中もいるけど)が大挙して、予想通りに賑やかな展開になった。「長屋もの」であり、ギャグ多め、チビキャラ多め。そりゃもう、大好きですよ、こういう話。 新キャラは、下手したら凛々蝶よりも(見た目に)可愛らしい豆狸・卍里と、そのSSであるウサギ野郎・残夏。チビキャラになると可愛らしいのは当然なのだが、豆狸なんて、日本妖怪の中でも花形のマスコットキャラですよ。いや、金玉広げるとグロいけどさ。とにかく、この作品でもちょろちょろと動く狸の愛らしさは作品にマッチしていて素晴らしい。そして、そんな狸で遊ぶのがウサギである。丁度「カチカチ山」みたいな取り合わせなのね。基本的に変態宮野キャラはかっ飛ばしすぎてウザくなるのだが、このウサギもご多分に漏れずウザい。ただ、そのウザさが最後に流れたエンディングで全部ネタとして振り切れた感があり、「まぁ、こういうのもいいか」という気分にさせられる。 その他、豊崎ボイスのコロポックルは変化球じゃない真っ直ぐな萌えキャラ。最近は豊崎キャラも色々とバリエーションが増えていたので、真っ正直なキャラ作りは案外久し振りです。これで軽音部員が2人揃ったわけだ。まぁ、RO−KYU−BUメンバーは既に3人いるけどな。その他、だいちゅうボイスのオカマとか、いかつい顔の猫耳キャラ、変なリーマンなど、癖の強そうなキャラがてんこ盛り。これだけでもしばらく引っ張れそうなセッティングである。なんか、「とにかく変なキャラ出してれば何となく話になるよ」っていうシナリオ設計は「ジャングルはいつもハレのちグゥ」とか「荒川アンダーザブリッジ」に通じるものがある気がするけど、ガンガン系作品のスタイルなんでしょうかね。 そして、これだけ色んなキャラが出てくるとどうしても焦点がぼやけてしまいがちだが、この作品の場合には「とにかく最優先で描くべきは凛々蝶」というラインが維持されている。チビキャラになって一番可愛いのは当然凛々蝶だし、野ばらにいじられた時の阿漕な萌え演出なんかも小ずるい。「ツンしゅん」キャラもだんだん定着してきており、悪態をつくのに基本的に良い子、というセッティングが絶妙な味になっている。卍里との初対面挨拶の時とか、散々憎まれ口を叩いておいて険悪なムードになったと思ったのに、自己紹介する時はちゃんと「凛々蝶です」って丁寧語なんだよね。おかげで予測している「平易な」会話パターンから逸脱するので、そのズレがこの娘独特の味わいになっているのです。 そして、最後は原因不明の「不整脈」に悩み1人部屋で悶々とするシーン。文字を織り交ぜてちょっと浮いてるみたいな妙な演出になってたのがいいのか悪いのか分からん(今回の単一エピソードとしてはちょっと合わなかった気もする)が、凛々蝶様の吐息を静かに聞く、というフェティシズム溢れるプレイだと考えると、これはこれで行き届いた心配りである。里菜ちゃんの吐息を延々聞くだけのプレイとか、是非バイノーラルで収録していただきたい。我ながら気持ちの悪い感想だが、声優ファンブログとしては正しい結論だ。
ここまでが1話だな、第3話。ひとまず凛々蝶と双熾の主従関係だけはきっちりと「両者が合意のもの」にしておかなければいけないわけで、これくらいの話数で一旦「契約」を成立させるのが無難なタイミング。
とは言ったものの、今回の顛末は流石にどやねん、と思う部分もある。元々双熾の一方的な献身で成り立っていた契約、そこに1話2話のお話のおかげで「凛々蝶も歩みよってきたのか」というタイミングで、双熾があの騒動を起こす。そして、それが凛々蝶を裏切る行為に見えてしまったという。うーむ、凛々蝶がどの程度の精神年齢なのかっていうのにもよるのだが、結局双熾と凛々蝶の間にある情は男女のそれだったのか、というのがしっくり来ないのである。双熾の献身は「男性が女性に対して思いを寄せる」それとはちょっと違うものであり、凛々蝶は「男性として」双熾を見るよりも、親として、肉親として、友達として見ている部分が強いと思っていたのだが……そのへんはこっちの勝手な思い込みなのかしらねぇ。 実際は、凛々蝶は双熾の振るまいを見て一瞬でも「裏切られた」と思ってしまった。「情愛が偽りだ」と思ってしまった。そのこと自体にも何だか違和感があったのだが、その後、凛々蝶がすぐに自分の「悪癖」絡みでそのことを反省してしまったのもちょっと不思議。単なる一時の激情ということだったのだろうか。「裏切られた」と思って一時でも感情的になったのだとしたら、そのことをきちんと解決して「収める」理由も何か欲しかったところなのだが。パーティー会場での一件は、双熾の今まで通りの「献身」は表しているが、「不誠実」と罵られた部分を解消するようなものではないのでねぇ。まぁ、凛々蝶の持つ性質は「ツンしゅん」なので、そんな上がったり下がったりも含みで彼女の持ち味とも言えなくもないけどね。やっぱり30分1話で「一旦切れて、より強い絆で舞い戻る」っていうくだりをやるのは大変なんだろうなぁ。 というわけで、シナリオ面は何だかぬるま湯みたいな展開だったので今ひとつだった感はあるが、この作品の場合にそこは大きな問題じゃない……ことにしよう。今回だって凛々蝶が適切なタイミングで可愛かったからそれで良し。そして本人も言っていた通り、野ばらとは1対1では初の絡み。カルタとのよく分からない友情パワーも美味しいところだ。次回は妖館の中の突っ込んだお話になるみたいだし、多彩な面子による「長屋もの」としての賑やかさに期待したい。
意外と嫌いじゃない第2話。今期はバタバタしてるせいでなかなか気になる他作品も気合いを入れて視聴出来ていない現状なのだが、この作品は、そこまで肩肘張らずともゆるりと観られて何となく楽しいので、ホッとする部分があります。こういう作品ばっかりだと困るけど、メカとバトル、キチガイアニメが交錯する中に、こういういわゆるスタンダードなものがあっても良いのではないでしょうか。
1話目時点で持った印象をほぼそのまま維持しつつ、ハードな展開などなく、ややギャグ方向の色合いを強めてお送りした第2話。凛々蝶と双熾の関係性の「犬」の部分を強く押し出して、この作品で一番の胆である(と思われる)双熾の無私の奉仕を笑いに変えるついでに、自然な方向性でシナリオに馴染ませてくれる。基本的に「なりふり構わずにご奉仕の姿勢を見せるキャラ」っていうのはいかにも最近のアニメっぽくて辟易する部分が多いのだが、ある程度自虐的に笑って見せることで、「そこの善し悪しは突っ込まないで」という暗黙のお願いみたいなものが読み取れるのが面白いような、あざといような。でも、凛々蝶の場合、双熾以外のキャラとの絡み方は至極普通なので、これくらいのネタ要素が混ざっているのは割と受け入れやすい。 そして、今回割と気に入ってしまったのが、ユルさ全開の一反木綿、連勝。細谷佳正の声ってのはあまりプラスに働くキャラがいないんじゃないかと思ってたんだけど、なるほど、この使い方か。どうしようもなく気怠い感じや、空気を読まずに発揮する適当さなんかは実に良い味になった。どこかで聞いたと思ったら、「会長はメイド様」のクロタツっぽい使い方。見た目にも可愛いし、この一反木綿はアリだ。その他にもメニアックおねーさんなんかのキャラも良いし、「長屋もの」としての賑々しさが今のところはとても好印象なのである。 そして、やっぱり凛々蝶のキャラが一番大事。1話目では「日高里菜の声がやや殺し気味の低音で、無理してる感じが勿体無い」と書いており、実際に今回も「この音域出すのはキツそうだな」と思いながら聞いていたのだが、凛々蝶のキャラクターであるツンデレっぷり(原作者の言葉でいうと「ツンしゅん」らしいが)を発揮するためのギャップである、というのが見て取れると、これはこれで仕方ないのかな、とも思う。連勝とのユルいやりとりのテンポは良いし、何よりも今回のCパートで見せた「しゅん」の後の素直な愛らしさは、なるほど是非とも里菜ちゃんの愛らしい声で欲しいところだ。「ツン」と「しゅん」のギャップの見せ方が凛々蝶を見せるための最大のキーポイントであり、ひいてはこの作品最大のポイントになると考えると、やはり1つ1つのシーンできちんと役のメリハリを付けられるだけの腕を持った役者に任せたのは正解といえるだろう。結論つけると、「凛々蝶様ちょっとイイと思えてきた」ということである。 |
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HN:
Thraxi
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男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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