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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 2シーズン続けて女の子が魚をさばくアニメだ、第3話。こっちは放課後こくぼう日誌ですね(うまいこと言うた)。朝からお造り食べ放題とか、なんて贅沢な職場なんだ。

 冗談はさておき、しんみりと見せてくれるお話で、動きはなくてもきちんと興味は維持できるようになっている。そしてあっという間にミコちゃんの株がストップ高になってしまっており、実にヒロイン度数が高い。いや、メインヒロインはクラウのはずなのだけど、今作の場合ヒーローがクラウでその周りにヒロインをはべらせるハーレムものみたいな見方をする方が正しい気がするんだよね。今回はがっつりミコちゃんの魅力を提供してくれるお話になっており、1話目で見せた「火の玉ノータリン娘」みたいな印象は全く無くなり、女子力高めで慈愛に満ちたワルキューレの鑑にまで登り詰めている。なんとしても最終回まで生き残って欲しいと願うばかりだが、この作品の雰囲気からして、メインキャラが何人か死んでもおかしくないのがすごく怖いんだよなぁ。散華するときはワルキューレ五箇条を叫びながら散っていくとかになると涙が止まらない。

 中盤では調査任務を謳いながら女の子が単に休日デートに洒落込む様子が見られるおかげで「結局脳みそ空っぽの萌えアニメになるのでは?」みたいな不安をよぎらせていたのだが、そこからラストのエピソードに持ち込むことで高低差が激しくなり、よりずっしりとミコちゃんの覚悟が伝わるようになっている。ここで興味深いのは戦乙女たるワルキューレの威名をそれぞれのキャラがどのように捉えているかという部分で、オーディンとの繋がりが密なクラウの場合、どうしたって背負わされた運命の重みばかりを意識しがち。常に最前線に立って戦い続けているのだから「周りの味方がどんどん死んでいった」というのは半ば当然の事実のはずなのだが、それでも「死神」と言われれば、やはりダメージは受けてしまうだろう。

 しかし、そんな「死神」という呼び方も、館山基地に来れば随分印象が変わる。何しろ、ミコちゃんがやっている「看取り」の行為も、間違いなく「死神」なのだ。おそらく館山ではこれまでにも何人もの兵士が犠牲になっているはずだが、その犠牲者の死の床には、いつだってミコちゃんがいたはずなのだ。常に死者を看取り、命を吹き消していくようなその振る舞いは、まさに死神である。そしてもちろん、そんな彼女の行為を責める人間は誰一人いないだろう。一番苦しいのはミコちゃん本人だということは明らかであるし、彼女が「死を看取る」ことは、救いでこそあれ、そこに神への冒涜や憎しみは介在しないのだ。女の子に「私のいいところは」と訊かれて「自分よりも長生きしてくれるところ」と答える今回の兵士さん、枕元の写真の存在も含めて、あまりにも劇的である。単なるモブ兵士のドラマではあるが、今作の世界観を見せるのに効果的なストーリーテリングだったのではなかろうか。

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 これはすごいアニメかもしれん……圧倒的にダメな意味で……。普段、記事を立てる時は「面白いアニメの記事を書きたい」というモチベーションしかないのだけど、ここまでダメな駄目がダメダメに集まっているアニメは久しぶりに見たので、かえってテンションが上がってしまった。もしかしたらこれは、現代のDYNAMICな何かと言えるのかもしれない。いや、ダイナミックも現代だけども。

 シナリオラインがなんか怪しいなぁ、というのはすでに1話目の感想時点でも見えていた部分だし、「なーんか、バトル描写がもっさりしている」という不安も同じく1話目時点で見えていた。でもまぁ、コロナ下のことであるし、多少の品質の問題は目をつぶってもいいだろうと思っていたのだが……二話三話と続けてみていくうちに、そういうレベルの話ではなくなってきた。なんと表現したらいいのかよく分からないのだが……アニメの、基本的なコンテの切り方を知らないような、そんな支離滅裂な構造になっているのである。なんでこんなとんでもないことになっているのだろう。コンテ・監督を担当している人だって、別に素人じゃないんだから勘所は分かっているとは思うのだが……それが一切具体的な製作チームに降りていかないくらいに状況が逼迫しているんだろうか? やっぱり大人しくもう1クール延期してマシなレベルにする努力が必要だったんじゃなかろうか?

 今回はそうして「駄目な部分」がとにかく気になってしまい、次第に画面から目が離せなくなった。静かなパートはまだ「うん? なんか作画が雑すぎるな……」くらいで我慢できるのだが、ヘリに乗ってバトルを始めたあたりで臨界点を突破する。前後のカット割りが繋がっておらず、あらゆるシーンでキャラクターが瞬間移動しているように見える。カメラワークの基本ができていればおよそ生み出されないような奇怪な接続がそこかしこに発生する。おそらく、キャラを動かす余裕がないので止め絵見たいなショボい絵面で画面をつなぐしかなく、カット毎の接続なんてものにまで気が回らなくなっているのだろう。

 さらに音響との不和が目立っているのも気になる部分で、最高潮に達するのは、絶対に侍がなんか喋ってるはずなのに(口ははっきり動いてるのに)何も聞こえてこないというシーン(ヘリから飛び降りた侍の手を忍者が掴んだとこ)。よく聞くとちょっと笑ってるような音声は入ってる気もするが、リップシンクを考えると絶対におかしい。もちろん、その逆で「全然口は動いてないけどめっちゃしゃべる」というシーンも用意されており、全体でのバランスはバッチリだ(????)。まぁ、結局はどの画も動かないってのが根本的な問題なんだろうが、作画のショボさも相まって、全てが悪い方悪い方へとシナジーが接続しているのである。挙句にシナリオも「どないやねん」になっていき、ラストシーンのジビエ化のとことか、「いや、そこはまずその可能性から考えるやろ」というツッコミ待ち以外の何ものでもない。なんだか、各方面から「現代のMUSASHI-GUN-」を狙ってるんじゃないかと思えるようなクオリティである。

 現代でもまだまだ、こういうアニメは生まれる可能性があるんだなぁ、としみじみ感心した次第。今後、このアニメがネタ以外で生き残る道はあるんだろうか??? 天野喜孝に訴えられないことを祈ろう。

 

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 正しいタイトルは「邪神ちゃんドロップキック」ですの、第4話。まぁ、この程度のネタ回しは今作ではごく普通のことではあるのだが……なんとなくオープニング見てて「オープニング映像でもあんまりドロップキックしてねぇなぁ。これ、もしかしてオリジナル映像に編集されてるのか?」って思ったけど別にそんなことはなかった(メイン技がロイヤルコペンハーゲンなんだよな)。もう、四十数回のドロップキックで打ち止めなんじゃなかろうか。

 今作に関しては、2期制作までの道のりに紆余曲折があったことが幸いして(?)すでに放送前に完パケ、全話納入済みという、コロナ禍の中では貴重な安定供給が保証されたアニメである。まぁ、なんでよりによってお前やねん、という気もするのだが、何は無くとも安心して見られるのはありがたい話だ。……と思っていたら……そうか、そりゃそうだよな。当然こんなアニメなんだからオリンピックネタはこすってくるよな……。まさか鉄板だと思ってたオリンピックネタがこんな形で時期外れになってしまうなんて、制作当時のスタッフも思ってなかっただろうよ。全人類誰一人として予測できなかっただろうよ。何しろ半年前どころか四ヶ月前の時点で、オリンピックの不安といえば会場のことやら利権のことやら、もっと生臭い話ばっかりだったもんな。やっぱり邪神ちゃんは何か持ってるとしか思えないネタの落とし方である。ぺこらはオリンピックボランティアすら奪われてしまうのだなぁ……。

 ま、そんなネタもありつつ、気づけば2期になってペルセポネがすっかりレギュラーとして定着しているのはなんだか不思議な感じ。1期は放浪ネタのみでいじられていたのに、そこがなくなって単なる毒舌キャラになってしまった。一応中の人的にはμ’sAqoursの夢の共演なのだが……ここに関しても「よりによってその2人なのかよ」って感じではあるな。それに加えて天使たちもいつの間にやらトリオになっているし、どんどんキャラの人数は増え続けている。こんな中じゃぁ元祖レギュラーであるメデューサやミノスもキャラを出していくのが大変である。邪神ちゃんとゆりねについてはそういう心配は無用だけど。……と思ったら、ゆりねが今回珍しく特に理由もなくミスをしている。あれだけ用意しといて単なる回し蹴りを外してしまうゆりねってのも妙なシーンである。何か理由があるのかと思ったが特にフォローもなく、単なるドジだったという処理になっているのが気にかかるのだが、この作品では多分本当に理由とかないんだろうな。

 そしてオリンピックも空気を読まなかったが、さらに季節感も話数も読まずにこのタイミングでの水着回。パーフェクト邪神ちゃんが出てくるのは素直に喜ばしいところではあるが、冷静に考えて常時全裸の邪神ちゃんからすると露出度は減っているな。他のヒロイン勢も惜しげも無く水着だが、別に今作にエロ要素は求められていないため、そこまでサービスかと言われると困ってしまう。まぁ、ミノスは当然でかい。そしてそんな牛に対抗できるレベルでぴのもかなりでかい。実はゆりねもイメージに反してそこそこでかい。うーむ、変な集団だ。

 そしてさらなるカオスとして新キャラ・キョンシーまで投入された。もう、とりあえず新キャラ放り投げとけの精神で、どれくらいキャラに差があるのかもよくワカンねぇな。しかもオチがクラーケンだし。自由なのは良いことですよね。

 

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 顔パックしようとして眼帯外してたゆりねって貴重じゃない? 第9話。今までゆりねが眼帯外したことってあったっけ?(あったかもしれん) あの眼帯に特に意味はないんですかね。邪王真眼かな……。

 いつにも増して雑多でカオスなお話。これだけ前後の脈絡なく、下手したらオチすらない話をつないで悪びれもしないのが今作の良いところ(?)である。だって冒頭でいきなり前回のタイムリープ設定引き継ぎからスタートだからな。そんな適当な設定で何すんねん、って思ったら、マジで何もしなかった。単に邪神ちゃんが2万回近くパチンコでスるだけである。さすがに同じパチンコ屋で1万7000回スるのって難しくない?? どんだけ渋い店なのよ。邪神ちゃんもいい加減店変えろよ。そして、そのままATMと銀行に行って謎の銀行コント。最終的にメデューサが幸せそうならいいお話だったんじゃないでしょうか。

 2本目、唐突にミノスの1日。こいつ、なんで今作にいるのかよくわからないくらいシンプルで引っかかりのないキャラなのだが、改めてメインのエピソードやっても、やっぱり何もない。この適当さが良い緩衝材になってるということなのだろうか。実は単純なパワー型悪魔ってミノスしかいないからな。こんなミノスでもお風呂シーンが挟まると案外サービスになるのは意外である(人による)。なお、ちょっと出てきたぺこらが相変わらず可哀想なのは触れないことにする。最近、悪魔の世話になることにも大して抵抗がなくなってるんじゃなかろうか。そして何故かガキどもとのデュエルに挑もうとする邪神ちゃん。邪神ちゃんだってそれなりにおっぱいあると思うんだけど(何より丸出しなんだけど)、少年たちには一切響かないか。

 3本目、堕天使ぽぽろんのバイト繁盛記。ゆりねさんはなんだかんだで邪神ちゃんの食事の世話はちゃんとしてくれてるんだから優しいよね。結構食べるものが偏ってるけど。あと、指はへし折るけど。邪神ちゃんって再生能力高いくせに痛覚は人間並なのは明らかに欠点だよな。

 インターミッション、文房具。なんだこれ。ものは大事にしろよ。

 4本目、プリンと透明人間。冷蔵庫に入れるときに名前が書かれてる面を前にして置いとけよ、とは思う。邪神ちゃんも炊事は割とやるから冷蔵庫の中身の管理は2人でやってるんだろうしなぁ。アイアンメイデンって通販で買えるんですね。

 謎の5本目。夢オチだけど、そこに至るまでの迫真のバイオハザードっぷりは一体なんなんだろう。「カメラを止めるな!」が大ヒットしてるが、なんとなくつながる部分がありますね。全力で走ったり泣いたり、表情豊かなメデューサが見られる貴重なお話。ゾンビ映画ならとりあえず適当なところに斧が置いてあるのはお約束。しかし、ゾンビに怯えたり銀行強盗に従順だったり、邪神ちゃんって本当にモンスターとしてのレベルが低そう。

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 パチンコ人は本当にこういう思考回路だ、第8話。私の知り合いにもパチンコ好きがいて、普段は本当に聡明でいい人なのに、なぜかパチンコが絡むと「トータルでは勝ってる」とか「情報があれば負けない」とか言ってて……いや、楽しいと思ってれば別にいいんですけどね、個人の趣味ですからね。……日頃の行いがアレな邪神ちゃんじゃ、そんなレベルの話にはならないのよね。

 それにしても、まさかこの作品でまでループ展開とは……いや、こんなクッソ適当なループ展開なかなか無いだろうけども。結局同じような毎日が続いていくっていう事実こそが、究極のループ展開なのかもしませんね。いや、そんな締めでまとまるような話でもないが。考えてみりゃ、この作品ってやってることは毎回ひたすら同じなので、そういう部分こそループもの……いや、日常系作品? こんな殺伐とした日常系がなぁ。

 Bパート、なぜかこの時期に節分のお話。邪神のくせに魔を払って福を招くってどういう神経してるのかよくわからないが、日本の、しかもせいぜい数百年しか歴史がない節分が魔界でも同じように展開されているのだからしょうがない。魔界でも鬼に豆をぶつけるらしいですが、そもそも「鬼」って何か具体的な対象を指し示す語ではなくて、いわゆる「悪いもの」を総称する概念だったはずなんだよな。魔界は一体どういう発祥でこの伝統が成立したというのだろう。しかも「鬼」っていう種族はそれ単体で成立してるみたいだし。もう訳がわからんけど、これもそれも全部次元の穴によるループで説明してしまえばいいんじゃないだろうか。

 一番の謎は、ほとんどセリフが無かった鬼役でわざわざ久川綾を使っていたことです。一体何故????

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 あらやだいい話、第7話。何故か邪神ちゃんとメデューサの話はクッソゲスいはずなのにちょっとした百合として受け入れられてしまう。メデューサの優しさがあればこそだが、邪神ちゃんも「不良が雨の日に子犬助けてた理論」みたいなのがあるよね。

 Aパート、腹黒天使ぽぽろんの復讐。完全に逆恨みではあるのだが、それに対する邪神ちゃんも記憶にないわ食い物だけ覚えてるわでなかなかの扱いだ。天使と悪魔の因縁の対決ながら、興味のない相手とぶつかる時の邪神ちゃんの適当なテンションはそれだけでネタ臭くて良い。そしてめでたく2人目の天使の輪っか撃破。「オラワクワクしてきたですの」は文字列としておかしすぎる気がする。

 Bパート、メデューサと邪神ちゃんの痴話喧嘩。なんか、すでにこういう流れだけでも何度も見た気がするんだけど……その度に邪神ちゃんのヒモっぷりの酷さには胸焼けを起こし、無償の愛を捧げ続けるメデューサには胸を痛めてきたわけだが、今回は多少なりとも「いい話」だったので心が浄化された気がします。めでたく人間態を手に入れた邪神ちゃんのおかげで、かなり真っ当な百合カップルデートみたいな絵面が整いましたしね。一度でも足がついて「人間っぽさ」が感じられるようになると、普段全裸の邪神ちゃんってもしかしてすげぇエロいのでは、という気が……あんまりしない。ゆりねのパンツ履いてるのはそれなりにエロい妄想が出来なくもないか? そう言えば、邪神ちゃんが元に戻った時にパンツがどうなったのかはかなり気になります。あとお台場のユニコーン。マジでユニコーンかよ。

 今回普通の格好してたおかげでやたら印象的だったのはメデューサのメイク(?)で、普通の顔に見えて目尻に赤みがあるのって、エジプトっぽいイメージなんですかね?

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 焼きそばバゴーンは東日本限定、第6話。今更なんですが、今期いくつかある純正ギャグ作品の中で、一番好きなのがこれなんです。毎週それなりに楽しませてもらってたけど、今週の話はなんか好きだったのでせっかくだから記事立て。

 1本目、カレーからのタイムスリップ。この作品は1話目からしてそうだったけど、やたらと食い物の話が出る(ミノスとぺこらのせい)ので、深夜に見るとむやみに腹が空く。別に映像部分でうまそうに見えるほど映像面が優れてるわけではないのだが、今回だったからカツカレーからのハンバーグカレーとか、それに対するゆりねの反応とか、そういう部分で何かが刺激されるんじゃなかろうか。ちなみに私はカレーにマヨ賛成派です。過去に死ぬほどカレーを食い続けて飽きた時期に色々試した結果、手軽な味変の選択肢としてマヨネーズは重宝しました。辛すぎる時の緩衝材にも良いぞ。

 2本目、なぜか続けてかき氷。遊佐とコウジが再登場するとは思わなかった。遊佐さんは毎回出てるけども。今回はコウジが血液をぶっしゃぁ〜するシーンしかなかったけど、最初の男はレモンの方が美味しいって言ってたんだよなぁ。問題あるよなぁ。そして遊佐未森とかぶっ込んでくるあたりが今作の今作らしいところ。扱い悪いわ。

 3本目、ぺこらVS後輩。今作の難点をあえてあげるとするなら、ぺこらの境遇が純粋に不憫すぎるので笑うよりも先に同情がきてしまうという部分だろう。ぺこらさん、一部は自業自得ではあるけど、基本的には単なる被害者なんだよな。可哀想なのに、さらなるどん底に送られるぺこらさんまじ不憫。彼女のまん丸に開いた目がどんどん濁ってくると切ないやら可愛いやらで本当に悩ましい。まぁ、今回は(本当にちょっとだけ)ハッピーエンドなので救われたよね。ところで、突然邪神ちゃんがタイガージェットシンになったのは何だったんでしょうね。今回は最初から最後までずっとカレー縛りだったからインドつながりなのかしら。

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 シンクの皆さんの男前っぷりホント好き、第10話。今作で最大の癒し成分は女子高生なんだよなぁ。ラスピリにおけるワイズマン枠やで(だいぶ違う)。

 なんか予想外の展開に進んだもんだ。まず、レンちゃんたちがドームで巻き込まれた大ピンチを救ってくれたのがシンクの皆さん。「たまたま利害関係が一致しただけさ!」というのもあながち嘘ではないだろうが、それでものこのこライバルであるレンちゃんの前に顔出しちゃうあたり、もう単なる仲良しである。その後のシーンでレンちゃんが「手負いだろうが知ったことかぁぁ! 絶対殺すぞピトフーイ!」と心構えを新たにしたことで、事情をじっくり聞いて共闘してくれちゃうシンクの方々との対比が鮮明だ。まぁ、リアル人命がかかってるヘンテコ事件に巻き込まれてしまったと聞いたらなぁ……。普通、オンラインゲームでこんなこと言われても「何言ってんだコイツ」で終わりそうなものだが、シンクの面々の場合はちゃんとリアルでレンちゃんとの交流があり、お互いの人となりが分かった上でコミュニケーションとってるからね。あの状況から一転して共闘ムードになるのは仕方ないところである。正直、シンクのリベンジマッチを期待してた部分はあるのだけど、さすがに今回のミッションをレンとフカの2人だけでこなすのは無理があるので、仲間が増えたことは素直に喜ぼう。

 そしてまぁ、このシンクってチームが思い切りのいい作戦でシャキシャキ動けるわけですよ。事前に「LM」対策として盾をぶっ壊す方法を用意していたというのも、エムが前回優勝者であったことを考えれば自然な流れ。本当なら「レンたち」に向けられていたはずの武器が、結果的にレンを助けるための武器になるというねじれ方はなかなか格好いい。まぁ、対策っつってもひたすら大火力で吹き飛ばすというシンプルなものだが……ゆーみんボイスのデブ(アバターがね)が堂々たる仁王立ちならぬ仁王座りで役割を果たしている様は圧巻。他の面々も実に効率的に、そして機能的に動いていることがわかり、シンクというチームの完成度の高さをうかがわせる。もう、このチームを主人公にした作品が一本見てみたいもんである。

 全てが狙い通りというわけではないが、最終的にエムの盾を吹き飛ばし、完全防備と思われていたPM4の門をこじ開けることに成功。本来ならここで挟撃を行い、裏から迫ったレンちゃんがピトと本気の殺し合いを演じるはずだったのだが、なんの因果かうっかり残っていたヘタレスナイパーの手によって一足お先にゴートゥーヘヴン。なんやねん、そんなに簡単に撃たれるのかい。この程度なんだったら、もうちょい作戦を練りこめば、別にあいつじゃなくてもピトの暗殺はできた気もするな。まぁ、3チームの強豪が入り乱れての乱戦だったからこそ可能だったアクシデントなのかもしれんけど。

 まさかの狙撃で生死の淵を彷徨うピト。さっきまで「殺そう」と思っていたレンちゃんが必死に無事を祈る倒錯した状況。さらにもう1チームが乱入してきて現場はカオスに。しかし、すんでのところで「魔王復活」が間に合い、ミリタリゲームには一切そぐわないライトセーバーで返り咲くピトさん。うーむ、やっぱりこの人は勢いまかせだな……エムはどんな気持ちで彼女の復活を待ったんでしょうね……。

 ログハウスに乗り込んだ一団は復活のピトによって瞬殺。となると、あとはレンちゃんたちとシンクの残りメンバーがチームを組んでピト包囲戦に挑む構図か。果たしてここから勝機はあるのか。そして、勝ち負けによってピトの人生は変わってくるのか。こんだけ楽しんでるんだから、もうずっと生きとけばいいのにね。

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 鹿児島県民が北海道民の役やってる違和感、第9話。北海道にGがいないっていうのはよく出てくる逸話ではあるけど、逆でいうなら鹿児島はG天国だったりするんだろうか。

 さておきタイトルドン。予定通りのピトさん劇場が展開される。でもまぁ、これくらいの大暴れなら大体予想通りだからそこまで驚くもんでも無いよな。すでに第1回大会でレンちゃんだって似たような功績を残しているし、チームPM4は他の面子も優秀な人材が集まっているらしいので、ピトさん1人の無双にもちゃんとバックアップがある分一応の説得力はある。……まぁ、なんであの展開から徒手空拳で相手をなぎ倒していくのかは謎ではあるが。この世界って銃も刃物も使わないで人殺すの割と簡単だよな。途中で切られたプレイヤーとか殴られたプレイヤーが「いてぇ!」って叫ぶんだけど、さすがに痛覚は無いよね? なんとなく痛そうに感じてるだけだよね? そうでないと色々と凄惨すぎるシーンが……。あとよくわからんのはピトさんの活躍を見て「すげぇ筋力だ!」って言ってたところなんだけど、このゲームって生身の身体能力はどういうふうに反映されるんだろう。SAOとかと同じギミックってことは頭にギア被って寝てるだけなんだよね。肉体全ての情報をギアが電気信号とかにして読み取ってるってことなのかな? だとしたらマジで切られたり撃たれたりした時に痛い可能性もあるが……。

 とにかく、生身でも充分戦えるレベルの立ち回りを見せつけたピトさんが一気に台風の目に。さりげなくエムは作戦の口火を切る時に策略を巡らせていたりするのは偉い。単なるチート無双劇で終わってないのがね。あとはまぁ、ピトさんのイカれた精神性も今回のことで多少は確認できたかな。根源的には「死にたがり」のはずなのに、その裏返しで殺すことも問題なく楽しんでいる。殺すにしろ死ぬにしろ、自分で望んでしまった時点でそこに倫理が介入する余地はなく、言ってることもやってることも本当に最低。そりゃま、なんとかして粛清してもらわないとゲームの品位が危ないわな。

 しかし、そんなピトさんに負けず劣らずレンちゃんもやばい。ピトさんは20人殺しだったらしいが、レンちゃんだって十数人はサツガイしてるわけで、こちらも充分イカれキャラである。ピンクの煙幕は一応自分の個性を逆手に取った妙案のようだが、あれって別にピンクである必要ないよね。煙幕が充満した時点でレンちゃん自身がフカに「もう見えないから」って言ってるわけで、相手側もピンクだろうが黒だろうが見えないことは一緒である。気分的なものなんでしょうかね。あとはまぁ、少しでも見えにくくする工夫ではあるか。

 途中様々なピンチを挟み、ストレートな変態との心温まる交流なんかもあったが、最終的には銃弾の補充を済ませて再びのピンチに転がり込む。やっぱり優勝候補はかたっぱしから狙われるのが辛いところよね。でもまぁ、今のところ戦ってるのは全般的にモブ顔っぽいのでなんとかなるでしょ。ドームから出てシンクとかちあったところからが本当の勝負かなぁ。

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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