最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
睾丸はお持ちですわよ、第8話。まったく、美人声優朝井彩加さんになんてこと言わせるんですか(野太い声)。 いよいよ始まった第2回SJ。とはいえ、序盤戦は当然有力者たちがマップの各地に分散させられるため、まずは露払いのターンである。第1回大会では誰が強者か定かでなかったために流れも一切読めない乱戦模様になったが、今回はちゃんと「倒すべき敵」がある程度絞り込まれているため、全体的な流れもいくらか組織立って読みやすいものになるはず。 幸か不幸か、レンちゃんが配置されたのはピトさんの真逆のポジション。まぁ、運営側からするとピトが危険人物かどうかは確認できていないわけで、おそらく前回優勝者のレンとエムが一番距離を取る配置になるように設定されていたのだろう。同様にシンクの面々もマップ隅に追いやられてしまったようで、本命同士の対戦は今後のクライマックスまでお預け。それどころかピトさんたちの戦いは今回一切描かれず次週までお預け。まぁ、サブタイトルからして壮絶な展開になるのはほぼ間違いなかろうが。 そのほか、今大会から出場したと思しき注目株がいくつか。描写のウェイトから考えると、主に雪山にいた集団と緑髪の女の子のチームの2つが今後も絡んでくる勢力ということになるだろうか。これだけでもレン・ピト・シンクと合わせて5チーム。殺し合いをするには充分な数である。まぁ、ぽっと出の新キャラたちがストーリーを進める上でどれくらい絡めるかは定かでないのだけど。第1回の時だって初見では「なんやねん、このゴリラの集団」って思った連中が大活躍してくれたわけで。また新しい厄介者が出てくることを期待しよう。今作の場合、リアルとアバターの2種類のキャラのギャップで見せることができるのでキャラの楽しみ方が多いのは良いところだね。 そして、今回活躍の機会が与えられたのは何と言ってもフカ次郎である。ぶっちゃけ素人なので開幕からいきなりレンちゃんの足を引っ張ったり、自分の足を欠損したりしてるんだけど、さすがに単なる雑魚はこの大会には呼ばれない。「いっぱい練習した」とかいう適当極まりない理由により、何故かグレネードの遠距離射撃が超強い。いや、それで1チーム殲滅できるほどの火力が出るなら、どのチームでもそういう重爆撃兵を1体くらい雇っておくのでは……まぁ、今回はたまたまエムが出資してくれたおかげでクソ高い武器を揃えられたというのもラッキーの1つなのかもしれないけども。一応他のネトゲでの経験値も活きてるって設定になってんのかな。そんな手軽に新しいゲームに対応できるのかどうかは知らんけど。変なとこ繊細なくせに、肝心なとこで大雑把なゲームである。 そして、そんなフカの活躍すらも凌駕してしまうレンちゃんの圧倒的王者の貫禄。「第1回優勝者の実力を見せてやるよ!」って言ってたけど、マジで優勝がどうこうとか関係なしにこの子強いんやな。そりゃピトさんだってこの子に殺されたくなるのもわかる気がするわ。ピンクのうさぎには牙がある。うむ、「対魔導学園35試験小隊」でそんなくだりを見たことがあるぞ。うさぎにだって牙はある。 PR 赤﨑千夏さんがWIXOSSからログアウトし、GGOにログインしました、第7話。どちらにしてもテンションは常に高めですが、こっちではせいぜい幸せなゲーム生活を送ってほしいものです。 1クール作品だろうから1戦目と2戦目の間にあんまりブランクを設けるわけにもいかないのね、もう始まってしまったよ第2回SJ。作品世界内ではどれくらいのインターバルがあったんだろうか。少なくともフカ次郎(以下フカ)がある程度トレーニングできるくらいの期間は欲しいところだが。そもそも、フカの中の人のことはこれまであんまり描かれていないので、なんでレンちゃんが彼女を誘ったのかもよくわからないんだよな。会話から察するに、わりとネトゲ廃人だから理解が早いだろう、ってことなのかな。あんまりGGOの機微を理解しているようには見えなかったが……前回はエムの指示の下でレンちゃんはあくまで一兵卒として作戦を遂行していたが、今回は同じ二人小隊でも確実にリーダーがレンちゃん。自分の意思、自分の考えでピトとの対決に挑まなければならないのは色々大変そうである。 そして、大変な要素はそれだけにとどまらない。何しろ前回優勝者の威名はゲーム内に轟いているわけで、前回のように「ちっちゃくてピンクだから」という理由だけで軽んじてくれる相手はいないだろう。はっきりしたキャラクター性がある分だけ、寄ってたかって狙ってくる連中も照準を絞りやすいはずだ。まずはピトやシンクの面々よりも前に、それ以外の参加者をどうさばいていくかの勝負になるんじゃなかろうか。今回からサーチ機能にチーム名も搭載されるようになり、レンちゃんは「ピトが見つけやすくてラッキー」みたいなことを言っていたが、逆にピトの方からも見つけやすいのだし、前回優勝者の首を狙って攻めかかってくる輩がいることを考えれば、純粋にデメリットでしかない気もするのだが……もう、その他の有象無象は相手にするつもりもないってことなんですかね。強者ですかね。前回の優勝だって、そこそこビギナーズラックの領域だった気もするのだが……。 それぞれの目的を胸にスタートするSJ。今のところ、ピトを警戒している人間はあまり多くはない。こうした大々的な対人戦闘イベントが無かったのか、気の狂ったプレイヤーがいてもゲーム世界はずっと平和だったようだ。さて、ここからピトの悪名が轟くことになるのかどうか……。
銃が出てくる作品ばかり書いてる小説家はもう協賛に回れなかったのか……第6話。まぁなぁ、前回のアレで運営側と問題になったみたいだしなぁ。 さぁ、第2章の幕開けだ。今回は残念ながらドンパチのシーンはなかったが、その分頭のおかしさは存分に楽しむことができる展開になっている。現在は他作品では「奴隷区」でも「頭のおかしい人」が活躍中ですが、なんらかの流行語になったりしたらどうしよう。まぁ、色んなところにいますよね、頭のおかしい人。「キチガ○」が使えないならこういう風に表現するしかないのです。 さておき、殺伐とした雰囲気よりも前にレンちゃんのお家にたくさんの女子高生がやってきたことをお祝いするべきだろう。正直いうと中学生かもしれないと思って公式で設定確認してきたんだ。みんなして本当にちっちゃいんだよな。その辺もレンちゃんと対比になってるのが面白いところなんだろうけども。さすがにまだ6人全員の区別がつくほどキャラが立っているわけではないが、6人ともキャスト陣が実に賑やかで聞きごたえのあるパーティなのである。中でもリーダー役をあやちゅが務めているのがポイントで、この子は本当に地声から萌え声までのメリハリが良い。「ユーフォ」の葉月とか聞いた後で本人の勇ましい声を聞くと結構なギャップで驚くからね。さらに副官役には我らがゆーみんも控えているし、顔文字さんとのチーム編成は「とじみこ」でも見られる安定のコンビネーション。内山ネキとM・A・Oネキという、現代声優業界におけるサブキャラのスペシャリスト二人がいるだけで僕はこの上ない幸福感を覚えてしまうのである。これに種﨑敦美まで加わり、単なる女子高生集団にしておくのはもったいないくらいだ。まぁ、だからあんなゴリラなチームが完成しているとも言えるのだが。 女子高生との交流会は無難に終わり(まぁ、たまたまご近所だからって女子大生が高校生集団と積極的につるむ理由もないわな)。もともとソロプレイヤーだったレンちゃんは、この程度のつながりでゲームのモチベーションが上がったりはしないようである。Pちゃん(二代目)見つけた時の方がよっぽどいい顔だ。 そんな状況で、もし2回目のSJが開催されてもレンちゃんは見る側に回る……はずだったのだが、さぁ、やってきましたリアルエム。想像以上にイケメン風だったのは驚いたが、中身はきっちりぶっ壊れ。そして、明らかに「頭のおかしい人」であるはずのエムも、あくまでピトというラスボスの斥候でしかないのである。エムを突き動かす諸悪の根源、さぁ、いよいよ出てこいピトフーイ。彼女は一体何者なのか、という部分が掘り下げられ、なんとここでまさかのSAOとの関係性が明かされる。なるほど、こういう方向でちゃんと原作設定を活かしてくるわけね。スピンオフ作品だというのに本当にそつがなくて感心する設定だ。いや、別に無くてもいい設定ではある(単なる変態にすればいいだけだ)が、わざわざスピンオフにしているのだから、共通のキャラが出て来ずとも「世界観を共有しているんですよ」ということがより直接的に伝わるのは原作ファンには嬉しいサービスなのではなかろうか。SAOサバイバーでは無く、SAOルーザー。そんなカテゴリに負い目を感じるのは、よっぽど頭のおかしい人だけなのだが……世界にはそういう奴もいるってことだ。そこに一切歯止めをかけない面倒臭い手下のエムが加わってしまえば……さぁレンちゃん、想像以上に厄介な状況に巻き込まれてしまいましたよ。この地獄の闘争劇から、生きて帰ることができるかな? まぁ、別にレンちゃんは負けても死なないけども……。 ちなみに、180センチを超える彼女はどう考えてもこれまで壁ドンなんてやられたことないだろうし、もしかしたらあの壁ドンがきっかけでエムにちょっとときめく展開もあるかとおもったのだが、頭のおかしさが斜め上を行ってたので全くそんな展開にはならなかった。自分よりもでかい人に壁ドンは抵抗あるよなー。 これが……後書き作家の底力……総集編! 総集編でも楽しませてくれるアニメは有能。 まぁ、総集編が無い方がファンとしては嬉しいわけですが、尺の問題だったり、製作体制の疲弊だったり、致し方ない事情もあることなのだろう。昨今のアニメでは1クールでも間に休憩を入れる作品が増えてきている。そうした実情を「いかにお茶を濁すか」ではなく、「いかに視聴者を楽しませるか」で考えてくれている作品というのは嬉しいもので。最近では「Re:CREATORS」が総集編にもかかわらずとんでもねぇ新規カットをぶち込んだ上で度肝を抜いてくれたし、作画チームの労力を減らしながらも工夫できる余地ってのは案外あるものだ。芸人を集めて訳のわからないことをやっている「BEATLESS」は見習って欲しいもんである。 今回はピトさんとMの二人対話の形式をとった総集編。完全にメタ視点から「今までの物語を振り返ってみよう!」みたいな中身ではなく、あくまでエムが戦果報告するためのアーカイブという立ち位置で語られているのが興味深く、例えば本人は絶対に言いたくない「あのくだり」についてはなんか自然にうやむやのままで話が繋がっている。エムさん側の事情を考えればそこは察してあげられるところだろう。また、いちいちBGMの入れ方にこだわったりして新たなテイストを盛り込むところも興味深く、クライマックスのレンの大活躍はまさに「エムさんが頑張ってピトのために編集したレンちゃんのいいところ動画集」みたいな趣が愉快である。本編中ではあまり触れられていないピトとエムの関係性も今回の対話から掘り下げられているため、新規の情報も上乗せされて単なるまとめになっていないのは丁寧なところ。これって流石に原作には無いパートなのだろうし、わざわざ原作者自らアニメのために「総集編のシナリオ」を書き起こしたってことなんだよね。そういう一手間がやっぱり嬉しいところ。 そして、そんな一手間が二手間にも三手間にもなっているあたりが業の深いところで……後書きちゃうやん。単なるMADやん。原作者がフルで遊んじゃうアニメって凄いな。今後も出番があるんでしょうかね、「銃が出てくる作品ばかり書いている小説家」。 最後の顔よ、第4話。もう、あの顔で「レンちゃん可愛い」って言いたいだけのアニメな気もするのだが、それで満足なので結構です。 今回はリアルの描写が一切入らず、GGOの中の世界オンリーのお話。まぁ、やっぱりこういう構造になっていくよね。別に「SAO」の時みたいにリアルのボディが死にそうになってるとかいうわけでもないのだし。ただ、そうなってくると「これ、オンラインゲームじゃなくてそういうファンタジー世界のお話と何が違うの?」というお約束の疑問が生じてくる。私が常々SAOに抱えている不満ポイントがここで、「ゲームの死がリアルの死に直結するからとんでもない!」って言ってるけど、それってだからゲームの中の世界を描いたアニメと変わらないじゃん、っていう。今作の場合、そのあたりの「ゲームである必要性」が諸々の設定部分で満たされているのが筋立ての妙になっており、今回明かされたエムの強さの理由は、「リアルでも狙撃スキルがあったからゲーム的なオート調整に頼らずとも戦える人間だった」というもの。なるほど、強キャラであることが素直に伝わってくる(非常にお手軽な)設定であるし、「ゲームの中は現実の戦闘とここがシステム的に違うんだよ」ということをちゃんと説明してくれれば、「ゲームならではの戦闘」に意味が生じるので作品のオリジナリティにもつながる。別に取り立てて新しい方策でも無いのだが、こうしてちゃんと必要と思われる部分に説明が付されていくのは筋を追う上で大きな安心感につながるのである。突然「現実には絶対ない超硬い金属」が飛び出してくるのもご愛嬌である。 そうして「わかりやすい」シナリオラインを作りながらも、今回は最後の最後で大どんでん返し。お手紙読んで突然のエムさんご乱心。そのタイミングでエンディングに入られたので「うわー、これは理由が気になるまま来週に続くパターンだー!」って思ったら、何とCパートでもっと訳のわからない展開が待ち構えており、「うわー、何を楽しみに待てばいいかもよく分からなくなったー!」っていうカオスな状況。そらレンちゃんだってあんな顔になるわ。お手紙の主はピトさんなんだろうけど、このタイミングでの同士討ちと、エムさんのとんでもないメンタル形成は全く説明が思いつかないので予想することも諦めた。来週、何が起こるんでしょうかね。
何しに出てきた原作者、第3話。「キノ」のときもそうだったけど、この人、割とホイホイ作品世界に登場するな……まぁ、別にそれでいやな気分にならないから構わないのだけども。銃が出てくる作品ばっかり書いてる小説家……捕まらないことをお祈りしています。 第1話でいきなりスクワッド・ジャムの戦闘シーンから入ったので、そこに至るまでの過程が描かれた2話・3話は全て予定調和ではあるのだが、パートナーとなるエムとの出会いと交流が存外あっさりしていたのは驚いた。これだけでもコミュニケーションが取れるようになっているあたり、レンがもともとそれなりに人懐っこい性質だったのか、それともピトの影響で多少なりともコミュ力が上昇しているのか。ほんと、アニメ業界ではぴかしゃの軍門に下ると少なからず影響が出るよなぁ。この世界も日笠陽子に支配された世界なのかもしれない。まぁ、あれだけしつこくレンたちの好きな歌い手の話が出てくるってことは、「そういうこと」なんでしょうけどね。友人の結婚式(迫真)。 とりあえず現状は「レンちゃん可愛い」だけでも割とテンションを維持できる作品になっており、ずっとつるんでいたピトさんの顔がぶっちゃけあんまり可愛くないこともあり、ちまっこいレンちゃんがコロコロと表情を変えたり、実際にコロコロとフィールド上を転がったりしている様子はちゃんと可愛い。ピンク一色というゲーム効率度外視の外装も、やはり女の子らしい可愛さという武装を考えれば欠かせないものであろう。別に自分の意思で動かせるわけではないのだろうが、時たま揺れているうさ耳もさりげないチャームポイントである。あとはこんな子がナイフを振りかざして白兵戦に挑まなければ万事OKなのだが……今回のフリを考えれば、どう考えても機動力を活かした近接戦闘がメインになりそうだよなぁ。 はっ、花森〜〜〜!!!! 最終話! ちょっと待て、どう考えても今回のMVP花森だろ。いくら宇宙を救うからって、あいつ1人だけ失ったものが大きすぎるやろ。他のみんなが「元の生活に戻っていく」ってだけなのに、あいつだけ16年分のウラシマ状態って……いくら真道さんでも部下に押しつけていいことと悪いことがあるやろが。 いやぁ、なるほど想像の斜め上。流石のザシュニナさんも慌てふためいてすげぇ三枚目っぽくなってたわ……。最終回で「ザシュニナが人に触れたことで生まれた感情を大切にする」っていうのはお約束の要素だったはずで、実際に真道との別れのシーンなんかではそれがしんみりさせる方向に働いていたはずなのだが、それだけで終わらせずにひっくり返すあたりが原作者の底意地の悪さである。「感情を手に入れちゃったけど、怒りとか、恐怖とか、そういうヤツも一緒に」って、本当に可哀相。 超次元バトルアニメになってからというもの、一体どういう幕引きになってしまうものかとハラハラしていたのだが、最後はきちんと「SFっぽさ」を活かしたオチ(?)に辿り付いてくれてよかった。いや、どう考えても真道さんの思いつきは無茶過ぎると思うんだけど、それをやってのけるからこその「人類」だってんなら説得力はあるよな。実際、娘が生まれたところでそれがどうなるかなんて運否天賦なんだから、確信があって実行した作戦でもなかろうし。「えっ、ツカイさんってこれまで地球上で繁殖行為に及んでなかったの? そんだけ宇宙ファンなのに? じゃぁ、試しに子作りしてみる?」って、ものすげぇ発想だよな。実際に、37次元存在と4次元存在を掛け合わせたらより高次元な存在が生まれちゃったらしいです。何そのシンプル過ぎる足し算(かけ算かな)。まぁ、「やれることは全部やる」のが交渉人の心得ですので。ヤることには性交渉だって含まれてるわけですよ。すげぇオチだ。 まぁ、こうしてネタだけ拾うとなんだか下世話な展開のようにも見えるが、この作戦だってきちんと真道さんがザシュニナについて理解していたおかげで実行出来た作戦ですからね。いつの間にか「ザシュニナさんをびっくりさせようゲーム」がスタートしており、前回作ったフレゴニクス発生装置云々あたりはあくまで「異方存在程度でも気付くような策」どまり。そこからひっくり返す最大の要因は、異方存在が認識しない「産む」という行為から着想を得たのだ。そう、ザシュニナさんも言っていた。人類という特異点は、接触することで異方にすらないものを「変成する」のだと。だったら、ザシュニナ対策の新しい展開を自作しちゃうのが手っ取り早いというわけで。理にかなって……るのかなぁ。ナノミスハインなどの異方装置だけではザシュニナの裏をかくことは出来ないわけで、そこに「人類」という不確定要素を混ぜ込むことは必然ではあるのだが……その結果花森が歳を取った。もう、ツカイさんは彼にだけもう一回ナノミスハイン使ってなんとか調整してあげて。 クライマックスは真道の死亡後に訪れてしまったわけだが、その前の対話のシーンにおいても、2人がツーカーの関係になっていることがよく分かってニヤリとさせられる。真道を取られておこになっちゃったザシュニナさんを見てるとなんだかホモホモしい匂いもするのだが、真道さんだって可愛い女の子の異方存在の方がいいに決まってるんだからしょうがない。寝取られ(?)ザシュニナは更に相手カップルの娘にフルボッコにされるという恥辱の極みでこの世を去ったわけだが、ただひたすらに「正解」を求めたザシュニナに「途中」という言葉をたたき込んでぶっ殺したユキカさんはなかなか含蓄がある。「正解」とはつまりゴールである。全てが解析可能で、何もかもが分かっていると思ってしまった時点でザシュニナの負け。「正解」を求めるこのアニメが出した答えは「答えなんか出しちゃ駄目だよ」ということなのであった。真道がザシュニナに送ったものが「途中」を象徴する「本のしおり」だったというのもニヤリとさせられる伏線でしたね。 人類は途中でもこのアニメはとりあえず幕。出来ればワムくらいは残ってる状態の人類も見てみたかったが、まぁ、おそらくこれから先は思春期真っ盛りのユキカさんが若すぎるお母さんと喧嘩して異方に家出する話とかもあるんじゃないですかね(願望)。あ、品輪博士はとっくに(略)。 Magicプレイヤーなら絶対読み間違えるサブタイトル、第11話。結局、謎多きこのサブタイトルが何を言いたいのかは良く分からずじまいだったな。次回はもっと分からないしな。 もう、すっかり対決ムードのお膳立て完了。物語は「人類の敵ザシュニナ」と「人類の庇護者ツカイ」と非常に分かりやすい分化が行われた。別にザシュニナさんだって害意があるわけじゃないのに。単に自分勝手なだけなのに。まぁ、真道さんから見たら「再びであったらすぐに消されてしまう」危険性があるのだから、流石にわがままとかいうレベルでは済まされないのだけど。幸か不幸か、実際のザシュニナさんは真道の想定してなかった変化を起こしてるんだけどね。 閉鎖空間でツカイさんといちゃいちゃするしかなかった真道だが、2人で話し合った結果、対異方存在兵器みたいなものが一応あることが分かり、そこからはとんとん拍子で話が進む。ザシュニナは止めなきゃいけない。そのためには、ザシュニナに感づかれないところでこっそりと最終「交渉」への準備が必要なのである。とは言っても、今回真道が用意したのは、ある意味ではすげぇ簡単な対策。彼の必殺武器であるフレゴニクス兵器(あのハンドソニックとかがそうなんでしょうね)を一時的に無効化する反物質、その名もアンタゴニクスである。開発には、どんどん異方存在に近づいていく品輪博士の超頭脳と、過去に真道が築いておいた冶金技術のコネクションが役に立った。各業界に顔が広いと色々便利ですね。まぁ、どっちかっつうと閉鎖空間と言いながらホイホイ外に繋げて人員を拉致出来るツカイさんのスキルの方が便利だと思うんですけど。最初の品輪博士の段階でザシュニナは真道たちの動きに気付いてたみたいだけど、敢えて出方が見たくて泳がせてたんだろうね。 「ザシュニナさんは驚きたい」というのが真道さんの名推理。まぁ「驚く」というのはあくまで語彙をシンプルにした結果だと思うが、とにかく「瞬間的に意味の分からない情報」が快感なのだろうと踏んでいる。だからこそ、ここ一番で真道が「訳の分からない対応」をした方がお眼鏡に適うという話。実際にザシュニナが真道を野放しにしているのは、そうした「人類ならではの不確定」を楽しみたいからなのではなかろうか。そのためにも、ザシュニナとツーカーになり、更に彼の企みも全て知っている「オリジナル真道」は貴重なのである。 品輪マジックで開発されたアンタゴニクス兵器。どう考えてもクソダサいのはそういうセンスがあるスタッフがおらず、機能性を大事にした結果と諦めるしかあるまい。効能としてはせいぜい「最初の一撃をかわす」くらいしかできない気休めみたいなものらしいのだが、さて、真道はここから一体何を見せてくれるのか。ザシュニナさんの方はというと、最初に真道に嫌われちゃったところから何か歯車がずれてしまっているようで、順調に計画を進行しているように見えて、どこか上の空。オリジナルの真道と複製体の真道ではやはり何かが違うということなのだろう。退屈なのか興がのったのか、複製体の真道さんをボコボコ転がして暇つぶししてるところを見たら、ツカイさんなんてひっくり返るぞ。なお、そのツカイさんは真道さんとすっかりラブなモードが定着。まぁ、お互いに命を救い、救われてる関係ですからね。あとツカイさんは人類大好きですからね。真道みたいな人間のそばにいるのが楽しいのは、多分ザシュニナもツカイさんも同じ。ツカイさんの実家にあいさつに行ってもビクともしなかった真道さんが素直にキスシーンに応じてくれたのは意外といえば意外だが。ツカイさんのねだるような積極的キスシーン、とても煽情的で良いですね。 さて、お互いの思惑が大体分かったところで、次回はいよいよクライマックスでしょうか。でもさ、もう完全に品輪博士がフラグ立ててるんだよね。異方につながっちゃってるよね。単に彼女が自発的に旅立つエンドだったら穏当でよいのだが……。あと、花森の扱いがどうなることか。 はだかワイシャツ! 第10話! それに対しての体育座りで背中向け! 真道さん、普段の態度からは想像出来ないようなベタな童貞っぷりを披露。いやまぁ、あの状況で何が正解か分からんけど。 なんか、普通のアニメみたいだな! いや、多分これまでで一番訳の分からない展開になってるはずなんだけど、「あとは勢いでバトっておこう」っていう流れが何かとても「アニメっぽい」。37次元を操るザシュニナさんが普通にハンドソニックとか指弾とか(違う)で攻撃してくるあたり、ひょっとしてザシュニナさんはそっち系の情報ソースも読書で仕入れてたんでしょうかね。火の鳥とか読ませておけよ。 今回は「ツカイさんと巡る、楽しいこの宇宙ツアー」がメインテーマ。冒頭、数百億年という桁外れのスケールで「繭」から宇宙が誕生し、現代につながるまでの映像(映像はイメージです)が展開。「誰のスクリーンセーバーだよ」っていうくらいに意味が分からない映像だったし、宇宙完成後は「教育テレビで流せよ」みたいな内容だったのだが、それを実際に全部見守ってきた存在がいたってんだからしょうがない。繭の中にたまたま誕生したこの宇宙。あまりにも予想外でエキサイティングだったもんだから、その中に飛び込んじゃった酔狂な異方存在が現れてしまったんですね。それが、徭さん改め、ツカイさんである。彼女はこれまでの人生を一体どのように歩んできたのだろう。異方存在としての記憶はどの程度保持していたのだろう。人間としての新たな「生」をどのように楽しんだのだろう。何もかもがぼんやりした状態で描かれていたが、今作の恐ろしいところは、こうして描かれてきたツカイさんの謎多き探求行動が、たった一言で説明されてしまったこと。ザシュニナに対してツカイさんが叫んだ一言はよりにもよって……「この宇宙のファンなんです!」 ……この言語センスが野崎まど。いや、普通そこはもうちょっと言葉選ぶだろ。すげぇシリアスなシーンなんだからさ。もっとこう……高尚な言葉をね? 選ぶじゃない? でも、それをやらない。だって、この台詞が一番情報量が多いんだもん。そう、ツカイさんは、もう理屈抜きでこの地球が、人類が、宇宙の有り様が大好きなんですね。自分の存在から次元情報を切り捨てて異方存在として欠陥品になろうとも、この宇宙をずっと見守っていきたいくらいに好きだし、この宇宙の理を乱さないように絶対異方存在っぽい行動をしないように気をつけるし。もう、この献身的な寄り添い方は、「ファン」という他ないんですよ。ツカイさんは、常に最前列の一番良い席で「宇宙」を見続けてきた、単なるミーハーな「ファン」なのだ。 そんなこと言われちゃったら、ザシュニナさんだって納得するしかない。「こいつ、駄目だな」って思ったら、容赦無く(元)同胞でも亡き者にしてしまいたい。彼が目指しているのは常に「正解」である。その正解とは、頑張って醸成させた「人類」という情報価値の高いお宝を、異方に引っ張り出してさらに身近で楽しむこと。残念ながら人類を異方に引っ張り出したら大半の人類は壊れてしまうと予測されるが、まぁ、数十億いるんだし、中には品輪博士とか真道みたいな「選ばれし者」もいるんだから、1人ずつ連れだしていけばその内成功(正解)するでしょ、っていうスタンス。人間がワクチン作る時に片っ端からマウスにウィルスを投与していくのに似てるかもしれない。しかもザシュニナは人類の複製も自由自在ですので。人類の情報価値さえ歪めなきゃ何したっていいんです。わざわざ異方に連れ出すために、ワムから初めてナノミスハインまで、人類を少しでも異方の感覚に触れさせていたのは「正解」のためなんでしょうね。 結局、「いいものが出来たんだからこのまま触らずに保存しておいてよ」というツカイ派と、「いいものが出来たんだからあとはこれを異方用にチューンして持っていくよ」というザシュニナ派は相容れない。異方存在としての純度の高いザシュニナの方が戦闘力は圧倒的に上。ツカイさんも殺されかけたが、彼女の愛すべき「人類」代表の真道さんが男を見せる。もう、2人はちょっとした次元の壁なんか飛び越えて理解し合える存在になっていましたね。あの一日デートのおかげやな。ツカイさんが「私は異方存在なんですよ」って訴えたあとの真道の「俺『達』人間は」っていう台詞がとても良いと思います。 一時的にツカイさんを取り逃がしたザシュニナは、とりあえず想定していたルートに軌道修正するため、クローン真道を引っ張り出してナノミスハインの導入を開始。これによって、また1つ人類が異方へと歩み寄る。少しずつ人類は変容していく。異方へと近づき、別のものに変わっていく。ツカイさんはそれを止めたい。そしてザシュニナは……どうなんでしょう。真道を誤射し、消してしまったその瞬間に、ザシュニナは今までに見せたことのない表情を見せた。それはどこか、寂しさや後悔を伴うような。「正解」があると主張し続けたザシュニナも、ちょいとこの宇宙に長居しすぎた、そして、真道と時間を共有しすぎたのかもしれません。ツカイさんほどの「ファン」じゃないだろうが、何か、異方存在を変えてしまうような「おかしさ」が、この宇宙にはあるのかも。 |
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プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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