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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 そっちかーーーー、第4話。なるほどな展開だが、冷静に考えると「……だからどした?」と思わないでもない。

 そろそろマンネリになってくるんじゃないかと気が緩んだ4話。実際、どんどん凄惨になっているが一応スカーレットがやってることは毎回同じと言えなくもないわけで、なろう的退屈感は出はじめる頃だ。というか、どんな物語でも序盤の盛り上がりが終わった4話、5話あたりは中だるみが付き物である。今作もそんな展開に……。

 なった気がしたんだけど、そこも拳でぶち抜いていこうぜ。さぁ、運命の歯車が回り出した。いや、最初から回っていた。当初の目的は王国に根を回す奴隷制度の撲滅。政府要職の人間が大きく関与しているというのでジュリアスが抜本的な解決に乗り出すのはもちろんのことだが、その脇で偉そうな顔してるスカーレットの目的は「むかつく悪徳貴族をとにかく殴りたい」というそれだけ。未だに慣れないが、ほんとにこの女は人間に拳を叩き込むことに快楽を覚える単なる異常者なのだ。サブタイトルにもあるように「拳の想い人」と書いて「サンドバッグ」と読むし、今や人の「身体」とすら呼ばずに「肉」としかいわなくなってしまった。おもしれー女には違いないが、こんなもんと関わり合ってたら将来的に王国は転覆するリスクも高い気がするぞ。たまたまスカーレットの望みが現時点では王政にマッチしてるからいいものの、もしどこかで袂を分かった場合、単騎で軍隊並みの兵力になるこの女を城内に住まわせておくのはとんでもなく危険である。ジュリアスさんはそれでも抑え込めるという自信があるからこそ、火中の栗を拾ったり眺めたりいじったりするのである。

 それにしても……この国の人たちは悪役の方がよっぽど気が利いて空気を読んでくれる。毎回「悪役がいっぱい出てくるシーン」ではそれぞれに悪行自慢をして自己紹介してくれるし、あまりにもそうした腐敗権力が蔓延しているせいだろうか、第2バカ王子の時もそうだったが、コンプライアンスを気にするそぶりは全くない。よくもまぁ、こんなガバガバの秘匿意識でこれまで奴隷売買制度が逃げ続けられたものである。

 でも大丈夫、見つかったら見つかったで、悪役さんたちがいちいちスカーレットに対してノリツッコミしてくれたり、全面的に撲殺劇に協力してくれるぞ。何しろBGMを奏でるために専用のオーケストラまで手配してるってんだからね。……オーケストラの皆さんも仮面してましたが……この人たちって裏社会の人たちなんでしょうかね。金で雇われたその辺の楽団だとしたら、どうやって口封じしてるんだろう……。

 さらに、一応の親玉と目されたゴドウィンさんはラスボス(仮)の矜持を持って屋上にそれなりの最終兵器も用意しており、あわよくば亡命も兼ねて自分たちだけ逃げ出そうという算段。しかしそこに待ち構えていたのはスカーレットに負けず劣らずの脳筋バカ、隣国の王子様アルフレイム(CV細谷)だった。「なんぼ殴られても大丈夫なように、とにかく硬い」というスカーレットに配慮した能力を持つアルフレイム。どつき漫才を繰り広げながらも初めてスカーレットと渡り合える人材かと期待が寄せられたが、多分スカーレットは「刃牙」とかの格闘漫画も読み込んでいるのだろう。外殻が硬いやつは内部を揺らす。これはもはや格闘漫画の鉄則である。「首相撲からの膝連打」というキン肉マン以外では見たことがない光景を繰り広げ、脳を揺さぶり判定KO。ギャグ漫画でしか見たことがない「遠く放り投げて星にしちゃう」という攻撃をガチで繰り広げてこの場はおしまい。48の殺人技の1つ、「宇宙旅行」じゃないかよ。もしかしてスカーレットたちが住んでる場所ってキン肉星だったりしない?

 思わぬ乱入者もさっさと撃破し、残るは親玉ゴドウィンのみ。命が惜しいゴドウィンは余計なことまでペラペラしゃべり……そして明かされる意外な事実。1話で出てきた「悪役令嬢」(?)のテレネッツァさん、なんと彼女こそが、「転生悪女」だったという……まぁ、「だからどやねん」なのだが……どうやら彼女こそが本当の意味での「純粋に悪い加隈亜衣キャラ」なのは間違いなさそうだ。エンディングのあの優遇っぷりとか、オープニングの謎演出とかもこれでなんとなく説明はつきそうやね。

 さぁ、クマちゃんVS瀬戸ちゃん、こいつぁ大一番やね。

 
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 令和拳合戦ぼんぼこ、第3話。どう考えても「ボンボコ」は擬音としておかしいやろがい、って予告の時点で思ってたので、ちゃんと突っ込まれててよかったです。

 まだちゃんと1話あたり2、3回くらいは「どないやねん」っていうツッコミポイントが入ってるので楽しいです。まぁ、流石にここまででスカーレットのキャラも固まってきたので、ぼちぼちマンネリにはなりそうだけど……こいつの際立ってるところは、目的の最上位が「人を殴ること」って部分なんだよな。なろう的な勧善懲悪作品では上位貴族だろうが王族だろうが神だろうがボンボコしちゃってよくて、前クールでも「第七王子」あたりは結局ボンボコしてたわけだが、そこには色々と打算や目的がある。世界平和を願ってのこともあるし、わがままななろう系転生主人公は私欲の場合もたまにあるし、「ざまぁ」な復讐劇の場合も多いだろう。

 しかしこちらのスカーレットさん、ざまぁ展開は1話目で完全終了してしまっているために「復讐」は全くモチベーションにカウントされない。今回は奴隷売買を裏で取り仕切っている腐敗した貴族の打倒というのが表向きの目的だし、ちゃんと貴族としての正義の道をまっとうしているようには見えるのだが、それなら兄ちゃんが言ってる通りに無理やり現場に出てくる必要もないのである。そこであえて最前線に立って危険に飛び込み、さらに直接黒幕と対峙しようとしている理由はただ1つ、「合法的に人を殴りたいから」である。ここまで真っ直ぐな暴力衝動で生きてる人間、「刃牙」でもなかなかお目にかかれない逸材だろう。まぁ、身分と実力がなければ単なる異常者でしかないのだが。

 異常者は異常者と引き合うというのはよくある話でして(そうか?)、そんなスカーレットをひたすらにストーキングするジュリアスも今回は割と腹を割って本音を語ってくれた。世の中には「おもしれー女」という便利な言葉があるが、はっきりと当人の目の前で「お前が一番おもしれーから追っかけてるんだぜ」と宣言する王族。さらに、馴れ初めのエピソードも今回語られており、「今まで見たこともないような冷たい視線で見られた」ことがスカーレットに惚れ込むはじめの一歩だったという(そこまでは言ってない)。どうにもこちらもかなりの変態レベルである。ジュリアス側からはスカーレットを追いかけるモチベが100%で存在しているのに対し、スカーレット側からはジュリアスの相手をするメリットがほとんどないという歪な状況も、彼女のしかめっ面に拍車をかけている。まぁ、一応は王族のコネやらなんやらが最終的に彼女が傷害を起こしても許される免罪符の役割は果たしそうであるが……多分スカーレットはそんなんなくても人は殴り続けるだろうしな。

 そうそう、今回よく分からなかったのは、スカーレットの強さの秘密の核となる部分である。荒くれ者の鞭の一撃を軽々と片手で止め、その後も眉一つ動かさずにムキムキをぶっ飛ばした。以前のような集団戦闘での有利については「時を加速できるから」というので説明がついたが、今回のようにタイマン勝負の場合は、純粋に筋力が上回ってないとああいうことはできないと思うのだが……まぁ、ほんとにゴリラなんだろうな……市場でもその辺の壁をぶっ壊してたし、多分指貫きグローブ無しでも拳が傷つくことなんてないくらいの「鉄腕」なのだろう。なんやその化け物設定。

 そんな絶望的な設定のスカーレットだが、そうした凄絶さをちょっとだけ和らげる設定に「お菓子は好きだからアップルパイでおとなしくなる」というよく分からん属性が付与されている。……身体動かすには糖分が必要だからね……それにしてもチョロい。今期は別作品にも食い物で強固につながった姫&王子様がいるからややこしくなりそうだ。みんな、女の子は食べ物で釣ればいいらしいぞ。

 

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 拳(フィスト)は淑女(レディ)の嗜みでして、第2話。あらゆるところのアイコンとして指抜きグローブが使われてるのいちいちおもろい。

 ぼちぼち新番チェックも沈静化し始めるので個別感想も立てていこうと思っているが、よりによってその第一弾がこの作品っていう。ちなみに他にも悩んだ作品はあって、2話目で良かったのは「SANDA」と「東島丹三郎〜」だったんだけど、一旦据え置きに。その結果2クール続けて「タイトルもサブタイもクソなげぇアニメ」の感想を真っ先に書いてしまっているが、まぁ、今作はだいぶワンパターンだし、来週以降は書かなくなる可能性も割と高いとは思っている。

 基本的にはやってることは1話目の延長でしかない気がする今作の感想をわざわざ書いた理由はたった1つで、「お供に引き入れたサブキャラ第1号のCVが富田美憂で、このまま恋太郎ファミリーが結成できるのでは?」って思ってしまったから。そう、今作は相手役のジュリアスが恋太郎役の加藤渉なのですよ。この人地味に芸歴長くて、ようやくここ最近でメイン級の仕事が増えてきたのは喜ばしい限り。そしてそんな恋太郎(?)の相手を務める彼女第1号、ぶっ飛んで「おもしれー女」であるスカーレットさんのCVが瀬戸ちゃんということはつまりナノなわけですよ。恋太郎ファミリーにまずナノが引き摺り込まれ、2番目にそんなナノに巻き込まれる形でカラネさんが加入した。……まぁ、普通に考えたらここで打ち止めなんですけどね。スカーレットさん、多分すでに100人くらいは殴り倒してるだろうから「100カノ」ならぬ「100サンドバッグ」とかならクリア。

 というわけで、とにかく血の気が多いスカーレットさんの素っ頓狂な言動を楽しむだけのアニメ。この人、狂犬姫とか鮮血姫とか言われるの嫌がってるくせして目立つイヤリングが絶対に血飛沫モチーフなのイカレてんだよな。そのくせジュリアスから「貴婦人」と言われるとおりにツラだけはいいもんだから、いちいちギャップが楽しい。冷静に考えると「女性が拳で解決する様子を見て笑う」って、構造だけで言ったら単なる「スカッとジャパン」でしかないんだけどな。まぁ、ここまで常軌を逸してたらセーフってことで。

 ついでに、今回はスカーレットさんの口からその強さの秘密が明かされ、なんと「実はホワイトスネイクとパイツァダストが同時に使えるんですよー」とかいう頭抜けたチート持ちだったことが判明。普通に考えりゃ「ずるすぎるやんけ」ってんでなろう嫌いの私からしたらマイナス印象しかないのだが、この人に限ってはどんだけチート握っても「それを利用して右ストレートでぶっ飛ばす」しか考えてないからどうにも憎めない。いや、現実にこんな奴がいたら問答無用で大っ嫌いだとは思うのだが、ギャグ漫画の文脈にのっちゃうとなぁ。

 2話目も作画はシャキシャキしてて、いかに拳の鋭さを表現するかだけで突っ走ってくれそうなので、3話目でその真価を判定しましょうよ。

 

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 「よふかしのうた」、最終話! やっぱこの締め方ですよね。そうあって欲しいと前から思ってたので、きちんと予想通りにやってくれたので嬉しかったです。

 それぞれの夜が過ぎていく。探偵さんのお話はこれにて一旦終幕ではあるが、決して餡子の人生が幕を引くわけじゃない。コウくんもナズナちゃんも、決して餡子憎しで対立していたわけでもなく、水入りとなった現状では純粋に彼女の行く先を心配もする。ことにナズナちゃんはかつて「先輩後輩」の仲だったわけで、彼女がしっかりと社会復帰して新たな人生を歩むことを望んでいるだろう。いや、別に現状もドロップアウトしてるわけじゃないけども。「10年が無駄になった」と咽び泣く餡子に対し、ナズナは「別にそんなことなくね?」くらいの軽いテンション。まだ人生経験が浅いコウくんはなかなか慰めの言葉もかけづらく、新たに「探偵さんの10年を無駄にさせない」というおせっかいな目標が人生に追加された。そのためには、自分と吸血鬼の在り方について、改めて向き合う必要があるだろう。

 エピローグの中の餡子は基本的に単なる飲んだくれ。憑き物は落ちたが、ついでにハードボイルドな格好よさも落ちちゃったもんで、駄々っ子のようにコウくんと添い寝するくらいしかやることがない。そんな餡子の様子を見たあとで、コウくんは改めて吸血鬼たちの夜会に参加。今までぼんやりと描いていた「大人たちの夜」の実情が、よりはっきりと見えるような気がする。身勝手な吸血鬼たちのそれぞれの人生、眷属との付き合い方、そして、そんな眷属たちの人生。

 吸血鬼が悪いわけじゃない。もちろん、人間だって悪くない。餡子の家族を台無しにした事件については、きちんと結論を出さなければコウくんの中で「吸血鬼」という存在に結論は出せない。だからまだ、夜は終わらないのである。

 次の目標に向けて、ナズナちゃんと頑張ってみよう。人前ではできないようなことも、夜なら隠してくれるからね。

 
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 ガス切れのライターが照らすいきさつ、第11話。餡子編の決着、探偵さんは変わらずいい女だよ。

 銃撃を受けたコウくんだったが、すでに魔境に足を踏み入れていたおかげで死に至らずに済んだし、なんなら超回復のおまけ付き。一瞬だけ餡子のトラウマを刺激しかけたが、そこからのギャップがかえって浄化に一役買ってくれたようだ。とにかく、都合が良すぎるくらいに八方丸く収まって大団円である。

 とはいえ、今回の顛末が餡子に与えた影響は大きい。ナズナちゃんの回想なんかからも分かっちゃいたことだが、餡子は基本的に聡明な人間である。自分で考えることができるし、色々と察することもできる。そんな彼女がある種「盲目的に」なってしまっていたのは、あの夜に見た光景が埒外すぎて、「理」をもって処理することを拒否し続けてきたから。父親が死んだ、否、父親を殺したのは吸血鬼が悪いから。そう決めつけて、その前提で動かないことには何もできなくなってしまうから。そうして止まった時間の中でも、おそらく餡子は他者に対して冷徹になりきれていなかった。どれだけピカロを気取ろうにも、依って立つ基盤がブレブレの状態ではどうしたって収まりが悪い。その結果が、「緩やかな自殺」という突拍子も無い行動だったのだろう。

 しかし、ナズナとコウくんの荒療治でもって強制的に「目を覚させ」られた餡子はもはや目標を失った。失った10年を考えると、今後の人生も虚しくすぎてしまいそうなところだが……コウくん曰く、28歳はおねーさんですよ、と。……まぁ、実際そうだよな……たかだかアラサーで何を諦める必要があるものか。そっから先の方が人生なんてずっと長いのだし、餡子は気づいてなかろうが、この10年で彼女が培い、蓄えてきたものだってきっとあるはずなのだ。なんぼでもやり直せる、いやさ、始められる。そんな素直な男子中学生のお言葉に、無事に餡子はリスタートできるのである。まぁ、「それを示すために髪を切りました」ってあたりがすげぇ安易ではあるけど。多分、この人って根はものすごく素直なんだろうな。

 さて、餡子の問題が完全に解決したとなれば、後に残されたのはコウくんの進路相談だけである。超回復を見せたということはいよいよ吸血鬼になったか? と思われたが、どうやらあの日の餡子同様、まだギリギリゴールインする手前で止まってる段階。でもまぁ、そこまで行っちゃったならあとはほんのちょっと背中を押せばゴールテープは切れそうですけどね。肝心なところでナズナちゃんの性格がアレなもんで結局は足踏みなのだけど……下世話な酔っ払い探偵がかえってブレーキ役になっちゃわないかと心配である。でもまぁ、可愛い餡子さんは見てて楽しいから別にいいかな……。

 浄化された探偵さん、以前のようにライターカチカチすることもなくなりましたね。人間にしろ吸血鬼にしろ、目の前にいくらでも選択肢は広がっているのですよ。

 
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 夜を巡る戦い、第10話。なんか、すごく腑に落ちたよ。探偵さん、自分の無力さが悔しいよね……。

 強行策にうって出た餡子。街中で吸血鬼を次々に狙撃し、因縁の校舎でナズナを待ち受ける。そして散々にナズナを煽り散らかして……自分の墓標を刻む腹だったらしい。まぁ、やっぱりそれくらいしかやりようがなかったんだろうな。直接物理で殺すには凄まじい手間がかかってしまう吸血鬼という存在。これまでなんとか「人間だった頃の品物」なんかの力も借りて細々と討滅を続けてきたが、ここにきて吸血鬼たちが「過去は傷になりうる」という事実に気づいてしまった。また、そもそも餡子が最初に出会った吸血鬼であるナズナちゃんは「弱点となる過去」すら持ち合わせていない。当然そのことは餡子も調べがついているはずで、もがけばもがくほどに自分の限界が見えてきてしまう。そこで辿り着いたのが、今回の荒唐無稽な「絶滅」作戦だったのではなかろうか。

 正直、ここまでされても餡子がどこまで本気で成し遂げようとしていたのかは分からない。というか、本気で討滅を図るのであれば、「映像」はなんとかなるだろうから、そこにプラスする「自らの死」は何かで代替できたのではなかろうか。確かにマスコミなんかを使ったところで虚構を疑われたらキリがないが、むしろ高度情報社会に今だからこそ、ぼーっとした吸血鬼たちを出し抜いて世間にその存在を暴く方法くらい、餡子なら思いついた気がするのだ。

 しかし、餡子は最終的に「ナズナに殺されること」に固執した。これが彼女なりのケジメというか、両親の思い出との帳尻を合わせる手段だったのだろう。そして、そんな計略の中には、「ナズナに気づかれてしまうこと」ももしかしたらおり込み済みだったのかもしれない。実際、最終的に餡子を看破したのはコウくんではあったが、それ以前のバトルシーンでナズナちゃんは餡子の違和感に気づいてはいた。事実上コウくんを「人質に」取られてしまったから強行策に出ざるを得なかったが、その状態でなお、「コウくんを救いきれない」くらいに餡子に対する思いは複雑だった。餡子がそれを見たかったのかどうか。その辺りは、来週以降にもう一度探偵さんとしっかり対話して心中を聞き出すしかないだろう。

 あまりに突飛だし、実現不可能だと思われる「夜を殺す」プラン。餡子1人の思いつきとしては荒唐無稽なのは間違いないが、この「よふかしのうた」という作品においては全くもって正当な工程である。そう、どこまでいっても今作の主人公は「夜」であったはずなのだ。吸血鬼でも、背伸びした中学生でもなく、「夜」を描くための物語であったはず。であるならば、憎き夜の「眷属」を殺すのが敵キャラたる餡子の役割ではない。「夜」そのものを殺すプランを練ってもらうべきなのである。コウくんが憧れたあの夜を、そして、餡子の人生を台無しにしたあの夜を。

 餡子の野望は絶たれた。これで残された分かれ道はコウくんに託される。夜か、明るい世界か。まぁ、もはや選択の余地もなさそうだけど。

 
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 祝、アキラちゃん久しぶりに登場、第9話。ヒロイン大渋滞だけど相変わらずアキラちゃんは可愛いなぁ。ちなみに全然関係ない話だが、偶然にも今週は「きせこい」にもアキラさんという女性が登場している。

 全てを語り終えたナズナちゃん。そして見計らったようにコウくんの下を訪れる餡子。彼女からしたら親切心のつもりかもしれない、吸血鬼ナズナとの共生の道を歩み続けるコウに対し、最後の宣告。吸血鬼の全てを憎む餡子からすれば、今のコウならまだ救えるが、自分が踏みとどまった最後の一歩を踏み出してしまえば、もはやコウも「敵」になる。そうなれば躊躇は無い。そして図らずも、餡子は労せずにコウくんの「人間だった時」を手に入れることが出来る。吸血鬼の道を選べば、もはや分かりあうことはないと。

 そんな餡子の忠告を受け止めながらも、コウくんの意思は変わらない。それは長年の憧れもあっただろうし、このタイミングで全てを打ち明けてくれたナズナちゃんへの答えでもあったのだろう。コウのそんな様子を受けてか、ナズナちゃんはさらに吸血鬼コミュニティにも餡子の真実を伝えていく。「そうであってほしくなかった」という苦い過去の記憶を共有し、吸血鬼ガールズもナズナの苦悩に一定の理解を示した(それ以上に彼女の変化と成長を喜んだ)。夜に限られるとはいえ、人間など軽々と凌駕する吸血鬼の力を持ってすれば、今更餡子1人が襲ってきたからとてそこまで大きな問題にはなるまいと、今はまだ鷹揚に構えていられそう……だった。

 餡子の両親の命日でもある「Xデー」、それがハロウィン。名探偵コウくんはこの日に何か起きるかもしれないと読んだ。それはもしかしたら、まだ人間である者だけが感じ取れる何かしらの憐憫。餡子は大々的に動き出す。彼女の手にはどこで調達したのか、無骨な実銃が光り、衆人環視の中で堂々とニコを狙撃。さらに追っ手をかわしながらセリにも銃弾をぶち込んだ。「銃なんかで吸血鬼は死なない」という事実はそれこそ吸血鬼ハンターの餡子は一番よくわかっているところで、わざわざそれをやって回ることの「裏」が気になるコウくん。長年こじらせた怨念が無意味な八つ当たりに終わるとも思えず、この先の餡子の計画は気になるところだが……そこに割ってはいるのは後輩であり、助手であり、親友であり、怨敵でもあるナズナちゃん。この介入は探偵の計算を狂わせるのか、はたまたここまで全てが計算ずくか。因縁の決着はどこに転がるのだろう。

 ……というシリアスで緊迫感あふれるお話だが、やっぱヒロイン勢がわちゃわちゃしてる部分は理屈抜きで楽しいよね。久しぶりにコウと話ができたアキラちゃんはコウの乱れきった(?)交友関係に呆然。いろんなタイプの年上おねーさんをよりどりみどり。アキラちゃんからしたら別世界の存在にも見えちゃうよ。なんで行き合う人たちみんなしてエロいんだ、と思っただろうが、その実一番エロいのがアキラちゃんなのも困ったもんだ。名前的に無理筋だろうが、アキラちゃんも夜の眷属になりませんか?

 あと、途中で餡子が助けてた謎の女性、わざわざ名前付きでCV羊宮妃那という訳のわからんキャスティングだったんだけど、あれだれだよ。


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 そりゃぁないぜ、第8話。そりゃぁ、ほんとにないぜ……。

 ナズナと餡子、その過去の顛末。あまりにも不幸な偶然が重なった悲劇。誰が悪いでもないのに救われないお話。いや、総括すれば「どこぞの吸血鬼が悪い」だけの話なのだが……今作ではここまで「悪い吸血鬼」というものがほぼ存在してこなかったので、今回の展開は衝撃的でもあり、いささか突飛でもあり。どうなんだろ、そりゃ超人的な力を持つ吸血鬼のこと、どこぞで人間を食い物にして悪さをしてる奴もいるのかもしれないが……ほんとにたまたま、それが餡子の家庭に降りかかってしまったというのは運命の悪戯という他ない。あれって、親父の浮気相手が吸血鬼だったんかなぁ。この街にはどれくらいの吸血鬼が住んでて、同族どうしでどれほどその状況を共有できているのか。少なくともこの時点でカブラさんは吸血鬼としてこの街で活動しているはずなのだが、彼女だって吸血鬼になってそこまで時間も経ってないし、あんまりその辺りの情報をナズナちゃんが得ることはできなかったのかもしれない(そもそもナズナちゃんはカブラさんとの接点もほとんどないのかな)。

 タイミングが悪すぎたのは、よりによって餡子が吸血鬼という存在を知り、そのナズナちゃんから眷属へのお誘いを受けた後だったということ。何なら噛まれて眷属の内定をもらった後くらいの状態だったわけで、ギリギリ「成る」前のタイミングで餡子から吸血鬼に対するぬぐいようのない忌避感が生まれてしまったが故のキャンセル。もし事前に吸血鬼のことなど何も知らず、ついでにナズナちゃんの正体すら知らなければ、2人の未来にはもう少し別な選択肢もあったかもしれないのだが。

 しかし今更そんなたらればに意味はない。おそらく餡子の家庭はどこかの吸血鬼の悪意によって壊された。親父さんが暴走したのは眷属に対する能力だと思われるし、ナズナが尾行しようとした時にタクシーの上で妨害してきたのがおそらく相手の吸血鬼ということなのだろう。この街には確実に悪意を持った吸血鬼が潜んでいたのだ。であれば、餡子の復讐は「そいつ」に向かうべきなのだろうが……現状、彼女も相手の正体を把握できてないのかな? だから片っ端から吸血鬼を滅そうとしているのか。……話にだいたい辻褄が合っちゃったなぁ……。現在の餡子を象徴する装飾品であるライターは完全に親父さんの遺品であり、自分と父を繋ぎ、断ち切った因縁の代物。これを手放せないことが餡子の呪縛の象徴か。そしてもう1つの遺品である眼鏡。長年かけ続けていればおそらく度は合っちゃう気もするのだが、「父親の視界」に依存し続け、歪んだ像を結んだ世界を見続けているのだとすれば、これもまた随分病的な状態である。あの夜で止まってしまった餡子の時間は、復讐以外の方法で進めることができるのだろうか。

 そして、今回重要なのはそうした過去の因縁をナズナちゃんがすすんでコウくんに話して聞かせたこと。「最初の眷属(候補)」の話とか、今まで黙っていたのはコウくんに無駄な期待を抱かせないためだったのか。そして、今になって話すのはその必要性を感じて、彼を巻き込むこととの天秤にかけた結果だろう。ナズナちゃん、あんな様子でも色々と考えることは考えているのだ。

 オープニング映像でことさらに強調されている餡子VSナズナの構図、これはもはや、対決は避けられそうもない。

 
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 過去が苛む、第7話。まさかの舞台にまさかの展開、夜のドラマは底が見えない。

 謎の学校に侵入するナズナちゃん(なぜかついでにコウくんとキス)。一応10年前くらいの記憶は残っているとのことでその手がかりを探しにきたというのがナズナちゃんの弁だが、コウくんは事情もよく分からぬままにただホイホイついてきただけである。こないだの病院もかなりクリティカルな情報源だったので流石にあそこまでのことはないやろ、と勝手に思っていたが、なかなかどうして、出生の秘密に負けない地雷が眠っていたようだ。ナズナちゃん曰く「死ぬまで言わないつもりだった」らしい過去の一頁。別にニコにちょっかい出すためだけに来て不慮の事故で垂れ流しになったというわけでもないのだろうし、なんだかんだでコウくんにも語るつもりになったから連れてきたのだと思うのだが……その辺で本音を見せないのがナズナちゃんが(ギリで)吸血鬼らしいところではあるかもしれない。

 不登校児の時間、夜のバイトの時間、ナースの夜勤の時間、これまで本作ではさまざまな「夜」が描かれてきたが、まだまだ夜に動いている世界はあるもので。今回の舞台は学校、そして以前真昼たちと乗り込んだ肝試し的な学校ではなく、今回はきちんと機能している「夜間定時制の学校」である。そしてそんな職場で働いていたのが「夜のお仕事」をしているニコだったわけだ。ここで働いてるってことは、ニコはある程度ナズナの過去の出来事については知ってたってことなんだろうか。でも今回の反応を見る限りではあまり事情を把握しているようには見えないので、今回ナズナちゃんから語られた思い出話は、もしかしたらコウくんが初めて打ち明けた人間だったのかもしれない。

 舞台は10年前のこの学校。まだまだ人間社会のあれこれを勉強途中だったナズナちゃんはこの学校の定時制教室に流れ着いたが、授業があんまり面白くないってんで流れ着いたのが文芸部室。そしてそこで目代キョウコという文芸部員と運命の出会いを果たすことになる。その声から一発で分かる、その正体は現代の鶯餡子。今まさにこの街の吸血鬼たちが警戒している、厄介な探偵その人だ。彼女の目的は未だ謎ではあるが、少なくとも多くの「同胞」が狙われているのは間違いない事実。そんな事件を引き起こしているのが、なんとナズナちゃんの過去の知り合いだったとは。

 目代キョウコはかつてナズナちゃんと知り合い、その様子のおかしな謎の少女とは次第に打ち解けていった。文集にもナズナちゃんとの思い出を綴っているということは、目代にとってもナズナちゃんとの関係性は決して悪いものではなかったのだろう。適度にボケて、ツッコミながら、2人はすぐに仲良くなった。まだ無垢な部分が残っているナズナちゃんを奇異の目で見ながらも、目代は「自分の身の上」がことさらに特別ではないかもしれないと考え直す。そして、ナズナちゃんの夢を叶えるかのように、ちょっとずつ現実の「探偵」へと傾倒していく。

 最初の任務は自分の父親の浮気調査だった。というか、ほんとは探偵とかなんとか理由をつけて、それを調べてみたかったのだろう。しかし、父親の周りを探れば探るほど、自分の想像は勘違いだったかもしれないと思い知らされる目代。このままいけば、普通は単なる勘違いから生まれたファミリードラマになるはずなのだが……ナズナちゃんははっきり言っていた。「目代の両親は目の前で吸血鬼に殺された」と。

 さて、ずいぶんがっつりナズナちゃんとつながっていた餡子のライン。クライマックスに向けて何かが加速していく。

 
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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