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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 エロ水着にてなおエロからず、第6話。いや、エロいことはエロいんだろうが……考えてみりゃ、吸血鬼って割とスレンダーなイメージが強いような。いや、現代アニメにおいてはその限りじゃないけど、エロに特化したサキュバスとどこかで棲み分けしてる気もする。「月詠」「ダンスインザヴァンパイアバンド」と、幼女吸血鬼の例も多いしなぁ。

 でも、残念ながら(?)なずなちゃんは立派な大人だけどこの体型。女子中学生なくせにやたら巨乳なアキラちゃんとは明確な差別化がなされているし、今回メインだったOLの白河さんも日笠ボイスなので(?)それなりに乳はあった。そんなふつーのOLに初対面から物おじせずマッサージ出来るコウ、かなりの大物なのかもしれない。

 夜という絶対的な時間の素晴らしさを謳うこのアニメは「朝」との対比がよく用いられてきたが、今回の対照関係にあるのは「大人」と「子供」だろうか。単純に区分けすれば、夜は「大人の時間」である。子供がおいそれと立ち入れない禁忌の領域だからこそ、子供は夜更かしをすることに罪悪感を覚えるとともに、他では味わえない特別な味も覚える。中学生のコウが初めて夜に家を抜け出した時の「特別感」は、子供から大人へ、脱却しようという成長願望の表れとも言える。そんな夜に待ち受けていたのが大人とも子供とも取れぬ境目の存在であるなずなちゃんだったというのも面白い話だ。

 対して、フツーの大人である白河さんは、ただ当然のようにして夜を享受する。いや、享受していたはずのものが、いつしか当たり前になり、夜の持っていた「特別感」は失われて久しい。そこに再び「特別な夜」をもたらしてくれたのはやはりなずなちゃんであり、ストレスまみれでボロボロになった白河さんは、一時の解放を求めて再びなずなちゃんの下へやってきた。しかしそこは気まぐれ吸血鬼のこと。現れたのは夜の使者たる吸血鬼ではなく、明らかに夜の住人として異質な男子中学生。しばらくは戸惑っていた白河さんだったが、なんとなく流されてマッサージを受け入れ、「夜の中学生」という奇異な存在によって、次第に自分の抱えていた澱を吐き出すことになる。

 この時のコウ君はあまりに空気を読まないというか、遠慮がなくてかなり強い存在に見えるのだが、ひとえに「夜の特別感」を持ち続けているが故の強みなのだろう。既に惰性で夜を過ごし、夜を忌むべきものと見てしまっている白河さんにとって、純粋に夜を楽しめるコウは眩しすぎる。その対比のあまりの無情さに泣き出してしまったわけだが、そこはなずなちゃんの荒療治とコウの無遠慮なカウンセリングによって無事に解消へと至る。「同じように普通じゃない存在なんだったら、面白い方がいい」という彼の台詞はけだし名言であろう。世間も知らぬガキの発言だと言われればそれまでだが、彼の中の「夜」の特別感というのは、そうして自由を謳歌し、許されるものなのだ。「道路の真ん中にも立てる」と言って裸足で路面に立つ2人。残念ながらその間にはくっきりとセンターラインが描かれ「大人」と「子供」の埋められぬ溝を描いているが、最終的に現実に戻ろうと白河さんが背を向けた時に、コウは易々とそのラインをも飛び越えている。「大人」と「子供」の過渡期である中学生だからこそ出来る芸当だ。彼のマッサージが白河さんに効いたかどうかは微妙だが、間違いなくリフレッシュ効果はあったはず。

 で、それだけで終わってれば「コウは強いな……」で終わる話なのだが、なんとBパートはナイトプール。こちらはコウが言っている通り、夜は夜でも明確に「大人な夜」。そして、残念ながらまだまだコウには理解し得ない世界だったようで……いやしょうがねぇじゃん。俺だってあんな世界は理解できんわ。そういう「夜」もあるってことよねぇ。なずなちゃんはその辺りも使いこなせているのはさすがだが、Aパートでちょいと持ち上げられたコウ君も、まだまだ「夜」の世界に片足を突っ込んだだけの子供であることが再確認できるわけだ。3歩進んで3歩戻される。そんななずなちゃんのプレイに、まだまだ振り回されそうね。

 

 

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 ふしだらなアニメですね、第5話。そりゃこのタイトルでこの内容なんだから当たり前だろ、という認識を今さら更新したが(思い立って初めて原曲の歌詞も確認したが)、とはいえ単にあけすけのエロではないあたりに色んな関係者のこだわりを感じる。

 なんと前回までの盛り上がり(?)をなかったことにするかのように、今回はアキラちゃんが全く登場しないというとんでもねぇ展開。せっかく彼女のおかげで色々捗ったのに! いや、何がどう捗ったかはよく分からないので一旦落ち着こう。第3のキャラが登場しなかったということは、当然第1、第2のキャラの絡みが濃密になるということ。冒頭、珍しくナズナちゃん視点から始まり、彼女がコウとの「夜ふかし」をどのように考えているのかがちょっと垣間見える内容。これまで彼女は掴み所の無い態度でのらりくらりとコウのアプローチをかわしている印象だったのだが、どうやら少なくとも現状においては彼女もこのヘンテコな夜を楽しんでいるようである。しばらく「退屈な夜」「やることがない夜」というニュアンスのシーンが続いて「あれ? 夜の使者たるナズナちゃんが夜に退屈してたらどうしようもなくない?」と不安になったのだが、それってつまり「コウがいないと物足りない」ということだったらしい。おかげで今回のコウいじりはいつもに増してあけすけでひどいものが多く、理不尽さが限界マックスであった。

 そんな2人のいびつな交流の中で、彼女の「前職(現職?)」である「添い寝屋」の存在が発覚。「エロい商売でしょ」と言われて否定していたが、まぁエロい商売だ。そんなエロさを積極的にアピールするためか、マッサージプレイからのふともも描写がこれまでに無いエロさでこれまた限界マックスである。なんだろ、これまで今作にあまりエロスを感じたことはなくて、どっちかっていうとアキラちゃんのおっぱいに希望を見出すことが多かった。ナズナちゃんはコスチュームこそエロいものの、何故かあんまり性的にそそられる部分がなく、なんなら今回の入浴シーンも別にエロくない。しかし、マッサージシーンはそこから一歩進んでエロくなっている。彼女の中で何かスイッチを切り替える能力があるのだろうか? まぁ、単に演出スタッフがどこをどう見せたいかって話ではあるのだが……露骨に見えるお風呂姿よりも、見えそで見えないコスの太ももの方がエロい。これが真理ですね。

 そして、そんなエロ業務を生業にしていたというナズナちゃん宅へついに「第四のキャラ」となる新たなお客さんが到来。まさかの女性客、まさかの百合展開!? かと思われたが……ナズナちゃん、それはあまりに理不尽な対応だよ……。中学生相手の2000円はあまりにリアルな数字だけど、そんな中学生にいきなり真似事マッサージさせるのはかけらもリアルじゃないよ……お客さんもそれでは納得しないだろ、とは思うが、考えてみりゃ自宅に連れ込んであれこれやってる時点で、すでに風営法とか色々アウトな気がする。健全な精神で健全なお金を稼ごうよ。吸血鬼には無理かぁ? でも、別に日光浴びても灰になるような性質だとも思えないんだよな。単に眠くて朝は寝てるだけなのでは……。

 

 

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 今期3大幼馴染ヒロイン、藤宮さん・アキラちゃん、あと一人は? 第4話。ちなみに条件に「巨乳」を付け足しても結果は同じになります。にゅうぼうが大きい幼馴染しか世界に存在しないのかしら。

 少しずつコウ・ナズナ・アキラのトライアングルの接点が強くなっていますね。興味深いのは、アキラちゃんが積極的に絡むようになって作中でも「朝」や「昼」の時間帯は描かれているのだが、そこに決してコウが存在しないという部分。あくまでも朝昼はアキラちゃんの時間であって、ラストシーンではナズナちゃんが見送りのために起きてはいたが、やはりメイン2人の活躍の舞台は夜に限定されている。本来なら朝の象徴たるアキラちゃんと夜の象徴たるナズナちゃんが交わることはないはずなのだが、そこは前回同様、「夜ふかし」なのか「早起き」なのかというボーダーな時間帯を描くことによって接点を見出している。とはいえ、今回のアキラちゃんは早起きってレベルじゃなかったから明らかに夜と呼ばれる時間だったのだけども……これって、なんやかや言ってアキラちゃんはコウのことが心配なので、自分は朝の住人であると主張しつつも、少しずつコウのナワバリににじりよってるってことなのかもしれない。彼女の「早すぎる早起き」は偶然なのか、それともコウを想うが故の行動なのか。まー、普通に考えれば後者なのだよね……実に健気で献身的なヒロインだが、唯一の心配は、そんなタイムスケジュールで起きてちゃんと学校での活動が出来るのかって部分である。0時起床、帰宅後の17時くらいに即就寝のスケジュールなら一応睡眠時間は足りてる計算になるが……多分、そのスケジュールでも人間の生活リズムはどっかおかしくなる気がする。ちゃんと早寝早起きの習慣をつけろという高校の先生の指導は全くもって正しい。

 でもまぁ、あれだけいろんなことを見せつけられたら、そりゃ「コウが気になる」とかどうか以前に、何が起こるのかって部分に好奇心が抑えられなくてもしょうがないよね。そうでなくてもナズナちゃんのトンチキなキャラクターは放っておけない危うさを感じさせるし、まさに「1日に満足できていない」という物言いは、「どうにもナズナちゃんが気になってしょうがない」の置き換えな気がする。このままナズナちゃんとアキラちゃんがくっつくっていう斜め上の展開でもわたしゃ嬉しいくらいだが、絶対そんなことないよねぇ。ナズナちゃんはあんまり明確な吸血衝動は無いみたいなんだけど、試しにアキラちゃんから吸う、みたいなことはしないんだろうか。それとも破廉恥すぎて出来ないんだろうか。

 破廉恥といえばもちろんアキラちゃんのおっぱいであるが、今回はたいそう丁寧に彼女の入浴シーンが描かれたのに、なんだろう、どこかエロに振り切っていないような、不思議なアンニュイさも持ち合わせているのが逆にそそる画になっていた(結局エロいんやんけ)。そして、アキラっぱいはブラ外して床に着いたあとにも形が崩れなすぎるあたりがちょっと若さに極振りすぎる気もする。あんなおっぱい、なかなか無いやろ……。ちなみに今回やたらおっぱいにばかり言及しているのは、今作を見ていて、過去に女性から直接おっぱいの好みについて問われた際のことを思い出したためです。女性の方、男に「おっきい方がいいの?」みたいな質問をする際は、きちんとその後のトークの処理まで責任を持つつもりで質問してください。私の場合、「これは……ミスったらやられる質問だ」と思い、熟考の上、とてもとても真剣に答えたところ、「そこまで聞いてねぇ」という引き気味の対応で流されました。おっぱいは……そんな軽い問題じゃないだろ!

 

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 夜と朝の邂逅、第3話。何回でも言うけど、やっぱり綺麗な作品。色彩のエッジの効かせ方はマジで初期の新房作品を彷彿させる。思い返せば私が新房さんに惚れ込んだのは陰影際立つ「宇宙戦艦ヤマモトヨーコ」だったし、その次に話題になったのは、奇しくも今作と同じく吸血鬼の少女を主人公にした「月詠」だった。もしかしたら板村さんもあの当時の色彩設定とかライティングを参考にしてる部分があるのかもしれない。

 新キャラ・アキラちゃん登場。前回の登場時点で「きゃー! CV花守ゆみりの新キャラよー! 素敵―!」ってなってたけど、期待を裏切らず、的確に良いキャラであった(ナズナちゃんとのバランスを取るためかおっぱいはやや大きめである)。先に中の人談義を消化してしまうと、女子高生のキャラだけど音域はやや低め。その上で回想シーンだと「声がそこまで高くない女子だけど幼女だからいくらか高い」という絶妙のラインを作る演技プランがお見事。「なでしこより低め」っていう線引きが綺麗。そして大人になると、花守流の程よい息の抜き方、気怠げな印象が今作の「夜」性に違和感なく溶け込んでいる。

 とはいえ、彼女のフルネームは「朝井アキラ」であり、ネーミングからもはっきりと「朝の使者」であることが分かる。ナズナちゃんという「夜の死者」によって「夜ふかし」の世界に誘われたコウだったが、そんな彼がアキラに再会したのは早朝4時。当人たちが「深夜」「早朝」と意見が分かれたことからも分かる通り、(季節によってだいぶ違うが)朝とも夜ともつかない狭間の時間。この宵闇と朝ぼらけの溶け合ったような時間のえも言われぬ不思議な感覚が、今作独自の色彩感覚でなんとも幻惑的に描かれている。今作で「朝」の要素が出てきたのはこれが初めてで、改めて「吸血鬼の夜」「人間の朝」という区分がはっきり示され、その間をふらふらしているコウはまるで不思議の国のアリスのようである。

 こうしてみると「異界から来たようなとんでもヒロインに巻き込まれ、惹かれていく主人公」って構図は「だがしかし」の再定義なんだよな。あっちは世間離れした駄菓子クイーン・ほたるさんによって非現実に引き込まれるのを幼なじみのサヤちゃんが必死に引き留める構図だったが、今回は「夜」のナズナさんに惹かれようと努力する(?)コウをアキラちゃんが止めている。アキラちゃんはあんまり「朝」を象徴するような明るさを見せてはいないのだが、いきなり太陽サンサンな眩しい光に照らされるよりも、こうしてじわじわと「人の世」が見える方がこの作品らしい玄妙さに通じる。コウの物言いからして、アキラちゃんにもしばらく会わない間のなんらかの事情もあるみたいだし。しばらくはこのダブルヒロインで回してもらえるんでしょうかね。もっとヒロイン2人の掛け合いも見てみたいね。

 「朝と夜が交わる時間」ってのも、今作で取り上げる「妙なワクワク」の一例ではなかろうか。かくいう私も今作のコウとは事情は違うが、基本的に寝るのが下手で幼少期から不眠には悩まされ続けている身。そんな人間が「寝なくても良いんだ」と心の開放感が得られたのは、義務教育も高校生も終えて、自由すぎる大学生の身になってからのことだった。仕事もねェ、学校もねェというあまりに世間の時間にとらわれないニートもどきにとって、出歩く人間のいない夜の時間は特別なひととき。そこから朝につなげて「この接点は俺だけがみているのだ」というよく分からない達成感にも繋がるのである。……まぁ、今になって思えば「生活リズム、大事にしろよ」としか言えないのだが……。

 

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 やっぱり綺麗な作品だなぁ、第2話。1話目で確立させたアートワークはおそらく今作を最後まで覆い尽くすものだろう。ってことは本当に「夜」から出る気がない作品なんだろうか。アニメとしてはかなりチャレンジングなことになりそうなんだけども。

 「1話目はメインほぼ2人しか出てこなかったし、こっからどういう風に話を広げていくのかが全く見えねぇな」と思っていたのだが、なんと、2話目では……ほとんど広がらなかった。恐ろしいことに、未だ延々と2人のだべりが続き、恋にも至らぬ、下手したら友情にすら至らぬ「恋人未満、友達未満」の関係性が綴られていくのみ。これもまたチャレンジングといえばチャレンジングである。2人のコミュ障が繋いでいく、どこかズレてるけど微笑ましさもエロさもある不思議な距離感・温度感の会話劇。よくもこんなもんをアニメ化しようと思ったもんだし、なんならよくもまぁ漫画にしようと思ったもんだ。スタート地点が「ヒット曲のイメージ」ってのが全く想像できないんだよな。これのエンディングで流れてるのがくだんの「元ネタ」のはずなのだが、曲の雰囲気とか歌詞からこの漫画が生み出されるとはとても思えない。どういう発想の飛ばし方でこんなニッチでファンキーな作品になったんだろう。

 吸血鬼というモチーフを扱う上でインモラルな要素ってのは避けて通れないと思うのだが、今作における「エロ」のバランスもなんだか際どいような、そうでもないようなところを攻めていて、逆に「痒いところに手が届いてない」感じがイタ気持ちいいみたいな感覚がある。まぐわいにも至らないのは「友達未満」なのだから当然だが、何故か面と向かってのボケ・ツッコミが普通にできる関係性で、空間を飛び越えてあえてトランシーバーでつながる秘密めいたつながり。どうも「夜ふかし」にしろ「トランシーバー」にしろ、今作で扱っているモチーフは「子供の頃に感じた不思議なワクワク」みたいなものをそっと刺激してくれる感覚があるのよね。何が楽しいのかがうまいこと説明できないけど、他じゃ味わえない珍味を出してくれる、そんな変なお店である。

 そして、2人の世界にはもう誰も入ってこないのかと思っていたら、最後に打ち込まれたキャラがまさかの花守ゆみりキャラという。こいつぁ刺激がとまらねぇぜ。

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 嬉しい時にメガネのつる触るのって言うほど普通の癖か? 第5話。あそこ、かなり意識的に手を持っていかないと触らない気がするんやが……(いちメガネの感想です)。

 そんな細かいことはさておき、とても良い話であった。前回の「もう尊のトラウマに突っ込んでいくんかい」という展開から綺麗にその回収。流れは全くもって想定通りのものだが、「こういうのでいいんだよ」を地でいくような丁寧な流れでなんの不満も無い。それぞれのペアが正面を向いて戦っているし、尊と元バディの子の過去を掘り下げて交流の深さを示した後に、お互いを想い合っての雪解けという収束が綺麗に決まっている。その上で、現バディの宮澄とは「いくらなんでも近すぎる!」というダイレクト濃厚接触でその関係性を見せつけて「やっぱ今が最高!」ということも示しており、メインターゲットのそっち系を見たい人にも安心の配置である。なんだろうね、特段ホモくさくせずともこうして「それっぽい関係性」っていうのは描けるものよね。ちょっと前だったら「SK∞」なんかも近いものがあったが(いや、あれは異次元だろ)。

 そうして関係性にはきっちり蹴りをつけ、それが画面でわかるようにたっぷりと試合シーンで語ってみせる作劇も好みのタイプ。クライマックスとなった尊のジャンプにつなぐラリーが格好いいのよね。バドミントンの切れ味鋭い球筋や個々のモーション、今まで少なかったことが不思議に思えるくらいにアニメ映えするなぁ。これを機にもっといろんな競技のアニメ的可能性を探ってほしいもんである。まぁ、この手の点数競技はどうしても展開が冗長になるからドラマ作りにくいのはしょうがないけどねー。

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 1クールアニメなんだろうなぁ、ってのがよく分かる展開の早さ、第4話。正念場がサクサク訪れるこの感じは嫌いじゃないわ。社会人競技だといわゆる甲子園的な「最後の大舞台」が無いので、試合のスケジュールを組み込むにしても割と大雑把にでかい試合が用意できるのね。

 それにしても、試合の行方よりもネギジンジャーの行方が気になっちゃうというのは今作のコンセプトとして良いのか悪いのか。まぁ、こんだけ「リーマン」要素を推してるんだからおそらく望んだ通りなのだろうが、なんだか月9のドラマをみているかのような、企業の頑張りを見守る変なテンションはなかなかこの時間帯のアニメには無かった感覚。制作秘話も割とベタだし何か新しいことをやってるわけじゃないのだが、それがスポ根アニメの幕間劇として挟まるとなんとも言えない異物感というか、新鮮さがあるな。是非ともネギジンジャーで成功して尊が社内での地位を向上させる展開が見たいものだ。あと、飯テロってほどでもないのだろうが、あまりにも露骨にネギ推ししてくるもんだから無性にネギが食いたくなるというのも困りものである。こんな露骨で偏狭なご当地売りある?

 バドの方もさっさと必要な要素は出し切る展開のようで、1組目のペア(未だチームメイトの名前とかろくに覚えてないゾ)も尊同様にトラウマを抱えてる奴が1名いるのだが、このトラウマがなかなかしょうもない来歴なので同情していいものかどうか悩ましい。尊の過去話は一応悲劇だったしこいつの思い出だって悲劇は悲劇なのだろうが……うーむ。同じ状況に立たされたら、俺かてトラウマにはなるんだろうけどな……なんかな……。

 そしてもう1人、シングルスの方の奴も抱えてる問題が分かりやすく提示され、こんだけアホみたいなチームの一員のくせして競技に対する接し方があまりにクールすぎるというのが問題のようである。このチーム、尊がくる前まではどういう形で維持されてたんだろうな。まぁ、こうして問題をさっさと吐き出してくれたので、あとは解決編で埋めていくだけ。非常に展開の見やすいアニメではある。

 そして、尊にはトラウマの元凶となった元バディがもう繰り出された。尊の今後を左右する重大キャラだからてっきりもうちょい引っ張るのかと思ったが、もう、このままトラウマ解消まで突き進みそうな勢いだな。尊のイップスについてもいち早く感づいていたし、どうやら悪い奴ではなさそう。さっさと喝入れて尊が飛べるようにしてくれ。

 あと、エクストリーム応援団の女の子が可愛い。チアをやるにはおっぱいが大きすぎる。

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 いい感じ、第2話。1話目だけで出落ちになる作品もあるのでドキドキしながらの2話目だったが、ちゃんと面白さが持続しているので一安心である。

 なかなか切り出すのが難しい面白さではあるが、一番手応えがあったのは試合シーンの描写かな。1話目はそこまでがっつりバドの試合が描かれていなかったのだが、2話目では記念すべき主人公バディの初試合。限られた時間でどこまで見せるかってのが難しい部分だったと思うのだが、シーンの取捨選択がうまいというか、全部が全部全力作画の気合いれまくり、みたいな作りにせずに抜くべきところをきちんと抜いて、緩急織り交ぜた描画になっている。「ハイキュー!」みたいに全部の行程が全力だったらそりゃ凄まじい画になるに決まっているだろうが、毎回そんなんしてたら普通はガス欠起こして死んでしまうだろうし、そもそもバドのダブルスでそこまでギッチギチに全てのターンがキメシーンになるわけがない。端折れるところをはしょりつつ、それでも「ちゃんと試合してるなぁ」と思わせるバランスを維持するのが肝要である。

 カットの見せ方に関しても、例えばシャトルがどこに行ったかが見えないアングルなんてのも結構あって、全てのシーンで「どっちのポイントになったか」を同じように見せることをしていない。シャトルの飛び方を色々と切り替え、他の要素から「あ、得点出来たんだな」と自然に見えるようになっているし、もちろん重要な局面であればゆっくりとモーションを重ねてがっつりシャトルが叩きつけられるところをカメラで抜いたりもする。やっぱりバドって「重み」もそうだけど一番の見せ場ってその軽快さというか、スピーディーに様々なフォーム、陣形が入り乱れるところだと思うのよね。その辺りの柔軟な演出がちゃんと出来てるなぁ、と感じる作品である。

 次第にキャラが増えてきたが、最大のハードルは女の子が1人も出てこないような状態でキャラを識別しながら追いかけられるか、という部分。今んところ味方チームも敵陣営も潔くキャラを描き分けているので問題なく行けそうな気はしてるよ。さすがにハリセンスマッシュはどうかと思うが。

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 裏世界彼氏づら、第4話。本当にそれ以外のことを何もしてないのがすごい。リピート放送でも見てんのかな、っていうくらいの中身である。

 だって今回のお話、2話の八尺様の時の構図を鳥子と空魚の位置をちょいと入れ替えてもう一回やってるようなもんだからね。結局「裏世界は危ない」→「でもサツキが助けたいから行く」→「行ったら行ったで変なもんが見えて命の危機」→「仲間がいるから大丈夫」っていう展開しかないわけで、あとはその周りを「なんかよぅ分からん怪現象」が包んでいるだけなのだ。そしていわゆる妖怪もののアニメとかと違って、今作における怪現象には取り立てて名前が無いものも多い。おかげで「なんかよく分からないけど危なかった」以外の結論が出てこず、前に進んでいるのか、足踏みしているのかもよく分からないままなのである。

 では、わざわざ30分画面の前でこれを見続けて、何が得られるのか。それは無論、空魚と鳥子の関係性の進展である。前回の一件で本当に懲りた空魚は、「サツキさんとかよく分からんし、命が危ないのはよくないよ」と鳥子を説得。もちろんそんなことで納得してくれるような奴ではないので、あっさりと関係性はご破算。鳥子は1人裏世界へ消える。それを放っておけるはずもなく、博士(博士ではない)という可愛いキャラの手助けも受けて渋々裏世界に足を踏み入れる空魚(不可抗力)。あとはまぁ、再会して、本音をぶつけて、イチャイチャして終わり。「めんどくせぇ女!」って思うくらいなら放っておけばいいものを、それが出来ずに鳥子の後ろをついていくしかない空魚君は不憫なような、幸せなような。

 まぁ、今回は空魚の過去がちょっと紐解かれて、本当に少しずつではあるが情報量は増えていると言っていいのかな。あと、ちゃんと本格的に博士(博士ではない)が可愛くなってきたからそこは良い。

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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