最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
えっとね、なんか、グッときますね、第22話。突然の記事立てで申し訳ないんだけど、ほら、1期を酷評してた身としては、「最近割と楽しんで観てます」っていうのは一応報告しとかなきゃいけないっていう義務感に駆られまして……。 まー、終わってから最終感想で全部書いてもよかったんだけど、少しでも最終回ラッシュの時期の負担を軽くするために今感じてることは今書きます。まず、1期から大きく変わったのは、そりゃまぁ「ストーリーがクライマックスだから」というただ1点ですね。もう次回が「最終決戦」ってことで2クールで完結するお話だったみたい。「そんなあっという間なんかい」と思って確認したら元のアニメシリーズはやっぱり4クール(1年)あったし、今回のシリーズが超駆け足ということなのか、それとも原作に忠実に必要な部分だけをアニメ化したら2クールで済んだのか。とにかく、2期に入ってからの展開ったらそりゃもう超特急でね。あまりに突き進むもんだから青山くんの属性がコロコロ変わって「どれがほんとのお前やねん」と戸惑ってしまうくらい。 でもまぁ、やってることは割とお約束な展開なのでそこまで混乱することもなく、「あー、確かにセーラームーンとかもなんだかんだでハードな展開が多いよなー」と思い出すような辛さをどんどん積み重ねていく、少女漫画では案外ありがちかもしれない「意外と現実の厳しさ容赦無く叩きつけるやつ」である。そんでね、今作のいいところ(?)は、相変わらず普段の画はゆるいんですよ。「これで作画リソースもうちょい割けてたら『ダイの大冒険』くらいのリメイクは成立したんじゃねぇの?」と同情しちゃうくらいに映像としては微妙な作品なのは間違いないのだが、そのユルさもあり、今回みたいなドシリアスのシーンでのエグい演出が結構映える。今回はいちごの大反逆シーンがグレンラガンばりの白飛ばしだったし、その後のみんとにぶん殴られるシーンでの絶望顔が、メインヒロインがやっちゃいけないレベルの顔だったのはかなり本気の仕上がり。実に嗜虐心をそそるいい面構えになってまして、オチもの系の嗜好が刺さる人には良い燃料である。こういうところをちゃっちゃとやりたい作品だったのだとしたら、ここまでの20話も無駄じゃなかったのかもしれない。 まぁ、元アニメのファンからしたら短すぎて「手抜きリメイク」みたいに言われちゃうのかもしれないけど……長ければいいってもんでもないし、初見視聴者はこれでいいと思っとるよ。
PR あそこまで騒いでたら、その間に息子さんは落ち着きを取り戻すもんじゃないですかね? 第5話。いや……若いっていいよね。 急に下世話な話から入ってしまいましたが、あんまり記事立てするタイミングがなかったのでなんとなくあげときます。というのも、新番チェックの時にも書いたのだが、本作は期間限定無料配信の時にちょっとだけ読んでいたので、既読の部分に関してはなんとなくで処理してたのよね。今週放送分あたりからいよいよ知らない話に入ってきたので、色々と気になる要素も増えてきたというわけで。 ちなみに、今作は今季放送アニメの中ではかなりハイクオリティな方である。これは完全に感覚だけの話なので色々と嘘まじりの話だが、ここ最近、アニメって格差がどんどん大きくなっている気がして、「良いアニメ」と言われるものは本当に予算がじゃぶじゃぶ注ぎ込まれた超クオリティを実現できるが、ショボいアニメは「ほんとに今は令和か?」と思うような、やっつけ仕事の極みで放送されるものが少なくない。その中間の「可もなく不可もなく」みたいな帯域が減ってる気がするんよね。ほんで、今作は間違いなくその区分での「ハイクオリティ」の方に入り、1枚1枚の絵の力がかなり高い、恵まれた作品になっている。 そうして世界がガッツリ構築されているおかげで、本作の持つ独特の味わいというものがアニメになってより際立っているように感じる。今作最大の特徴はなんと言っても全く捉え所のない2点構造。大雑把に壁の「内」と「外」という認識なのだが、この内外がほんとにシームレスにサクサク繋げて放送されているのに、その接続は一切語られないおかげで色々と妄想も捗るし、不穏感が倍増している。また、今回の話をみていて改めて認識したのは、「過去の文明が滅びた気がするけど、今はまだ大人たちがその文明の記憶を持っている程度には直近の時間」というのも実に際どい設定で、ちょっとでも配分や描写を誤れば矛盾が生じて破綻してしまいそうなお話である。もちろん、現時点ではこれが本当に「成立して」いるのかどうかも知る術はないが、よくある「人類が滅びてウン千年後……」みたいな設定ではないので、いろんなところに新鮮な刺激が転がっている。 また、そうして失われた「先史文明」というものを必要以上に神聖視していないというのも妙なリアリティがあり、文明が失われたはずの「外」の連中の方がよっぽど下世話で世俗的な生活を送っており、文字通りの純粋培養で育てられた「内」の子供たちの方が「音楽に合わせてただ踊る」「石を持ち上げることで力を誇示する」といったよっぽど前時代的な動きをしているのが面白い。この辺りの描写を挟んで、最終的にこの「壁の内外」がどのように融合していくのかが見せ場になるのだろう。 ただ、そうして「途方も無いことをやっとる……」と感じれば感じるほどに、このアニメを追いかけることの心理的負担が大きくなっていく。だって、完結しないんだよね……原作終わってないしね……。極端な例えだが、例えば「火の鳥」の望郷編とか未来編とかの結末を知らない状態で「これから半分だけアニメにして放送します」と言われて観たいかどうか。「流石に完結してから観た方がいいな……」ってならない? わたしゃそういう気分で今作を観ているんですわ。 ……完結してから観た方がいいんだけどな……。
またオールストン家か! 第9話! というか、キャロルメインの話、いちいち破壊力が高い気がする……。 なんだろ、単に俺が今作でキャロル沼にハマっちゃってるというだけなんだろうか、阿漕に阿漕を重ねたような典型的でズルいだけの萌えキャラデザインのはずなのに、掘り下げていくとどんどん珍妙な魅力が出てくるのよ。いや、おっぱいじゃなくて(おっぱいもいいけども)。今回はトモとジュンの2人を完全に差し置いて、圧倒的にキャロルが主人公のお話。部長との関係性を見てりゃ「そりゃそのうちくっつく系のやつだろうけど、どーせこのアニメはトモジュンの関係をやるので手一杯だし、適当にその辺でいちゃいちゃしてろや」と思う程度だったのだが、まさかそのキャロルと部長の話をここまで煮詰めてしまうとは思わなんだ。キャロルのぶっ飛んだ思考のおかげでいちいちやることが常軌を逸しており、そこにジュンが巻き込まれることで一応メインの話には絡んでいるが……もう、本当にキャロルが主人公のラブコメっていう認識でも良かった気がする。 そして、そんなキャロルのお話に一石を投じてしまうもう1人の面倒、それがみすず。トモが単純バカなせいで、周りのキャラに曲者2人が配置されてしまっているのが今作の業の深いところで、普段なら茶々入れや引っかき回しがお仕事の厄介2人も、いざ自分が中心になると狂言回しというわけにはいかない。キャロルの問題がマジになってしまえば、冷やかそうとてぐすね引いていたみすずも思い切りスカされ、危うい展開には冷や汗ものである。今作の見どころって、キャロルの傍若無人なぶっ飛びムーブと、それに振り回される「自分は振り回す側だと思ってるのに」っていうみすずの困り顔なのかもしれない。 そうして紆余曲折を経た結果辿り着くシンプルなラブストーリー。キャロルはそのまんまでも可愛いわけで、さらに本気で嫉妬して暴れたりしたら、そりゃもうてんてこ舞いよ。キャロルのバタバタシーンのフルスペック作画、凄まじいものがありましたよ。そしてそれを諌めるでもなく、きっちり上から締め上げるキャロルママンの動き方なぁ。この母娘、ほんとに始末に悪い……。
人のトラウマ抉るのやめぇ! 第7話! ……いや、なんのことやら分からん人もいるかもしれませんが……界隈の人はみんな同じことを思ったと思うので、わざわざ記事を立ててご報告しておきます。 まず、なんとはなしに見守っている本作「D4DJ」。以前にも書いた通り、ブシロードコンテンツなので追いかけたいモチベもあるにはあるんですが、バンドリとの両立は私のマインドキャパを超えるっていう理由と、あとは単純に「DJプレイってそこまで心踊らない」ってんでスルーしてるんですよ。アニメはFirst Mixから観てて、アニメーションとして普通に面白かったからそれは問題無いんですが、そこからキャラの全般に愛着が行き渡るというほどでもないんです。だから、正直今期はそこまで乗り気でもなくて、毎回「こんなユニットおったなー」くらいの感覚で見守っています。正直、ハピアラ以外のユニットは何となくの特性くらいしか把握しておらず、個々のキャラの配置なんて全然覚えてないんです。 そんな状態でも、今期は「1話で1ユニット」という区切りが明確なので特に混乱することはなく(前話はある意味でめちゃめちゃ混乱したが)、ながら見するのにちょうどいいくらいの配分。7回目となった今回はフォトンメイデンが中心のお話で、「あー、あみたが変わっちゃったとこなんだよなー、つむつむがつむつむっぽくないキャラでしゃべってんだよなー」くらいの理解で見ていた。今週もそんなテンションで終わるかと思っていたのだが……。 あるキャラが、なんかね、過去の心の傷を抉ってくる感覚があるんですよ。ぶっちゃけ、最初は気づいてなかったんです。「まぁ、よくある新曲作りたいバンドの話だよね」って思ってたんです。でも、途中でその傾向がはっきり見えてきたんです。やらかしやがったキャラの名前は福島ノア。どうやらチームの中でも割と頭脳派よりのポジションらしく、今回は「プレゼン」の中心に立った人物。今回のお話は、彼女がフォトンのやりたいことは何なのか、良いプレゼンとは何なのかで思い悩み、必死に先人たちに知恵を借りようと虚勢を張るお話。「かの有名なアインシュタインは……」「ゲーテの格言にこんなものがあります……」。 待てェ、ちょっと待てぇ。お前のその言説、どっかで聞いたことあるぞ? いや、お前のその声、どっかで聞いたことがあるぞォ? お前誰だ!? …………………………星見純那やないかい! 佐藤日向と書いて星見純那やないかい! お前まだそんなこと言っとんたんかい! 大場ななにバッキバキにへし折られたあの矢を、まだ後生大事に抱えてたんかい! 「そんな借り物の言葉では届かない」って言われてたじゃん! あの日、三方を前に涙した、星見純那はどこへ行ったんや! もうね、台詞と声ががっちり噛み合っちゃったせいで、私の頭の中の大場ななが「ペン:力:刀」を朗々と歌い出すよね。でも残念ながらこの世界に大場ななはいないからね。いや、他所のグループには(中の人が)いるらしいですけどね。こっちのばななはバナナイスじゃないから多分檻をぶっ壊したりはしないと思います。 …………以上です。多分、界隈を跨いで応援してる人には「フォトンのうち1人が割と星見純那だぞ」ということは有名だったのかもしれないけど、私は知りませんでした。そういうことを軽々しくやって視聴者をポジションゼロに追いやるのやめてもらえませんか、ブシロードさん。
オールストン家の女たちのあまりの事態に思わず記事立て、第5話。普段あんまりこうして中の人単体の影響で記事立てしないんだけど、久しぶりの衝撃だったし、こうしてたまには私の依って立つところを思い出す必要もあるかもしれないので、どうかご容赦ください。 別に今作に関してはそこまで興味も無いがネガティブな印象も無いというニュートラルなポジションで落ち着いている。新番チェックの際に「男役の方の精神性がおかしすぎる」みたいないちゃもんをつけてたが、ジュンががっつりトモのことを意識してることは割とあっさり露呈して、その葛藤に必死に戦っている様子もいちいち描かれているため、これはこれで青春の悩みを描いた真っ当なラブコメとして成立している。ただまぁ、そのラブコメ部分が面白いかと言われたら「普通……」くらいで、ジュンがみすずと付き合っていたという事実が判明した時には「すわっ」と荒れる展開も期待したのだが、残念ながらその程度で何かが動く関係性でもなかった。でもまぁ、今回の後半パートみたいにお約束ながらも確実に揺さぶりをかけていく展開もどんどん出てきているので、多分1クール分くらいは緊張感を持続させる内容はあるんじゃなかろうか。単に勿体無いのは、我が家の枠だと長瀞さんとこれがほぼ並びなのよね……長瀞のやつ、すでにもうイジるとかそういうアイデンティティをすっかり忘れてデレ過剰期に突入してしまったため、流石に似たような甘々展開をラッシュされるとこちらも胃もたれしてしまう。そういう意味では、ジュンには申し訳ないが、今後ともギリギリの関係性で粘っていただくようにお願いしたい。……これさぁ、気のないふりしてるとトモの方からガンガン寄ってくるもんだからジュンの心理的負担が増えるっていう悪循環(?)なんだよなぁ……どこまで耐えられるもんかね。 とかいう普通のラブコメ部分もまぁいいのだが、今作においてもっと見るべき点は、実はトモの女友達だったりする。1話目時点でキャラが立っていたみすずは言わずもがなだが、そこにブッ込まれた爆弾・キャロルの破壊力が尋常ではない。登場直後は「留学生キャラでかき回そうとするとは、なんと安直な」という印象だったが、すぐにこいつがとんでもねーカオスキャラだということが判明し、そこからはキャロルが出てくるだけで常にハラハラが待ち構えているという、狂言回しのお手本のような存在になった。またねぇ、この子の声が良いんですよ。中の人・天城サリーは英語ネイティブのようだが、英語力とは関係ないところで次元を超えた発声を聞かせるキャロル。サブキャラというには濃すぎる存在感。 そうしてキャロルが散々に作品世界をかき回してくれている状態で、今回はさらにお宅訪問からご家族登場。「母親」キャラなのに萌え袖。そしてそのCVが……いやぁ、ぼかぁこういう声も久しぶりに聞きたかったんですよ……なんのこっちゃと思う人はたまにこのブログの右の柱を確認してくださいね。私にとって、大原さやかボイスは天上の存在なんです。最近はどうしても落ち着いた役、威厳のある役、はたまた底意地の悪い役なんかが多かったのだが、娘のキャロルをも上回る、世界ぶっ壊し系のテンション。多分キャロルの演技が最初にあって、そこに合わせる形でのディレクションなのだろう。ネイティブの娘に負けない英語力を存分に発揮し、アニメのママさんキャラの中でも異質の存在になったんじゃなかろうか。ちなみに同時に登場したみすずのママン(こちらも良いキャラ)はCV川澄綾子。母親世代は同年代である(トモの母親はナベクミさんなのでこっちはだいぶ上)。いわゆる「アイリスフィールとセイバー」コンビ、なんかいろんなところで見る気がしますね。いや、私の中ではいつまでも「あいさんとうにゃぎ」なんですけどね(知らない子はいちいちググらなくてもいいぞ)。
えぇ最終回やった、最終話。本当に何事もなく迎える最終回なので、当然のように「2期はいつあるかなー」ということばかりが気になってしまいますね。こういう作品の2期が作られるような世界でありますように。 最終話でも特に一果たちの生活に変化はないが、せっかくなのでハレのエピソードってことでお誕生日の話を最後に持ってきた。和が緑松にやってきてからほぼ1年、この1クールで京都の四季を駆け足で巡ってきたことになりますわ。和菓子というテーマが四季折々の変化とかっちり噛み合うので、このサイクルは本当にちょうどよかったですね。もし2期があった時は同じように綺麗な尺がはまるかどうかがなぁ。このまま時が進むと一果ちゃんが小学校卒業してしまうんよなぁ(中学生一果ちゃんはそれはそれは可愛かろう)。 記念すべき誕生日プレゼントに和が選んだのはなんとひらパー。まぁ、言われてみれば他にどこに行くかって言われてもあんまり浮かばんけども。京都市内だとあんまりそういうアミューズメントは無いからねぇ。手近なところならやっぱひらパーなのか。ただ、残念ながら当方生粋の関西人ではないために、実はひらパーは行ったことない。あんまり大人になってから積極的に遊園地に行く理由ってないよね。京阪に乗ってると脇を通ることはよくあるのだが……そうや、緑松の住所から考えて、わざわざ和が必死に車ださんでも、出町から京阪に乗った方が一発で行けた気がするんですけどね。 まぁ、そうして無難に選んだつもりの場所だったが、よりによって一果にとっては「父親との思い出の場所」だったという和らしい残念な展開。ただ、そうして父親の思い出を追跡していると、むしろ「それでも大丈夫になってきた」という一果の成長が伺えるようになってるのよね。出会った頃の「父親を思い出すとナーバスになる一果」が少しずつ払拭されて、まだ心に傷は残っているものの、ぼちぼち1人で立ち上がれるようになってる姿を見るのは素直に喜ばしい。それが和の野郎のおかげであることを認めるかどうかは別問題だが……このまま和が「父親」になっちゃったらそれはそれで問題あるしなー。 結局、この1クールでは父親と一果の直接の邂逅は無し。まぁ、その方が心穏やかに見られたので結果オーライだろう。何気なくすっと終わっていくこの感じも、実に「らしい」幕引きでよろしかったんじゃなかろうか。今度聖地巡礼(近所の散歩)行ってくるわ。
女の子が取っ替え引っ替え部屋に来てるのに頭の中は先輩のことばっかり、第11話。この構図、「アスナとかアリスとかいっぱいいるのに思い出すのはユージオのことばっか」なキリトくんとめっちゃかぶるんですよ。結局この2人の関係性に女人の立ち入る余地が無い……。 いつものネタはさておき、変なサブタイトルだと思ったらお話の中身が「善哉」だったというお話。一応気になってぜんざいの語源をググってみたが、はっきりとはわかってないみたいですね。少なくとも今作は「善き哉」という解釈だったということで。まー、このアニメはどのお話を見ても最終的には「善き哉」となるんですけどね。いや、どうだろう、どこをどういじったところで、やっぱり一果が親父さん(巴)にやられたことはほんとのほんとに畜生の所業なので、今後再会する展開がきたときには、どう足掻いてもそこに言及する必要はあると思うのだが……まぁ、あんだけ長いことほったらかしだったお母ちゃんとの再会でもそこまでピリピリした展開にはならなかったのだから、案外親父相手にも丸く収めることができるのかしらね。ここまでずっとクールにキメてきた一果ちゃんが、唯一の弱点(?)である父親の顔を見て揺らいで壊れる姿は、見たいような見たくないような……まぁ、そうして壊れないようにするためにあんだけクール系リアリスト小学生を演じているのだろうけども。彼女の内面にどかどか土足で踏み込んでくる和はある意味で人の心がないのかもしれないな。 Aパートは病床の和が先輩との過去を夢を通して思い出していく展開。夢と現を行ったり来たりするお話ってのはアニメにおいては幻想的なモチーフを扱ったりするものなのだが、今回の夢に関しては単なる回想シーンでしかないので、そこに想像が絡む余地はあまりない。むしろこうして現実から切り離されたところで回想されるにとどまったが故に、和の口からフワッとした情報しか出てこず、「和の話す先輩=一果の親父」という視聴者目線では明らかな事実が作中人物たちにとっては明確でないという、ある種の叙述トリックみたいな状態になっている。でもさ、今回の記憶を見るに、緑松の親父さんと女将さんは一果の親父のことを認識してるはずなんだよね? 和の先輩として何度も店に顔を出してたんだから顔見知りなはずだし、ちょっと会話してたような描写もあるし……でも、和に対して「一果の親父、お前の先輩やで」という話はしてないという。巴が一果を店に連れていくまでに疎遠にはなってたようなので、その間につながりが切れてしまってたのかしら? よくわからんけど、本当にギリギリのバランスでつながりそうなところが繋がってないのはアンジャッシュコントみたいでハラハラするわね。 そんな状況でも一果ちゃんは気丈に生きているが、今回は「雪」という記憶トリガーに心を揺さぶられてちょっとアンニュイ。普段から不機嫌そうにしてることは多いけど、今回はどっちかというと「不安」かな。意外だったのはそんな一果の変化に、和がきちんと気づいていたということ。朴念仁に見えて、そういうとこで意外とポイント稼ぎにくるんよな。美弦ちゃんも佳乃子さんも、そういうところにやられてしまったのだろうか……今回のリアクションを見る限り、彼女にしたときに危険度が高いのはむしろ美弦ちゃんの方な気がするよ。
遊佐浩二やんけぇ! 第10話。すでに7話の時に言ってた通り、やっぱ京都人といえば遊佐浩二になるんですよ。あと小岩井ことりもがっつりキャスティングされてるのもポイント。京都声優大集合作品の看板に偽り無しや(いつ掲げた?)。 だいぶ暑くなってきたこの時期だが作中ではお正月。ただし、だからって晴れがましいドンチャン騒ぎが起こるでもなく、ひっそりと年を越し、ちょっとだけ福を祈るくらいがこの作品にはちょうど良い。まー、実際はちょっと足を伸ばして八坂さんとかにいくとエラいことになってるはずだが……緑松も一応下鴨神社が近いのでそれなりに賑わってもおかしくないが、京都の老舗なので時流に揉まれずがっつりと正月はおやすみするのだろう。正直、私も「正月3が日くらい世間は休めよ」と思ってる古いタイプの人間なので、この姿勢はとても肌に合う。もうなんなら初詣に行く必要すらないで。まぁ、和たちは簡単にお参りはしてたけども。……やっぱり境内の様子を見ると田中神社っぽいんだよなぁ……緑松の所在地が仮に緑寿庵のあたりだとすると、ストレートに考えりゃ吉田神社の方が近いのだが……節分祭の時に本腰入れて行くんでしょうかね。 というわけでAパートはお正月の話だったが、新鮮だったのは紹介されたお菓子の中身だろうか。そうかぁ、和菓子ってゴボウなんてのも使うのね……普段ほとんど接点が無いので全然知らんかった。「ちょっと食べてみたいな」とも思ったのだが、お正月の縁起もんだとしたら流石にこの時期は売ってないかなぁ。 Bパートは「梅」を中心とした新旧小梅ちゃんのお話。この世界はプリキュアも和菓子モチーフだそうだが、「ピンクの子は和菓子が得意」ってことは、もしかしてキャラによってお菓子の国籍が違うんだろうか? ……和食・洋食・中華……どっかで見たことがある配置だが……いや、流石にお菓子モチーフだったらセンターは洋菓子にしとけよ。ホイップにしとけよ。召し上がれよ。まぁ、必殺技で「ヘル」とか言ってる時点できっとプリキュアとは違う制作理念の作品なのだろう。 そんなアニメの話はどうでもよくて、これまでこっそり画面の端とかに写っていた「緑松の最後の1人」、お鶴さんにようやくスポットが当たったお話。変なおばあちゃんキャラだと思ってたら、なかなか刺激的な過去を抱えていましたね。この店の爺さん婆さんは、みんなして若い頃の経歴が充実してるんだよなぁ。もしかしたら一番薄いのが親父さんだったりしてな……。和も老後に孫達に自慢できる人生を送ってほしいですね。小学生にお年玉が出せるくらいにはね……。でもさ、あげる立場になって初めて分かるけどさ……お年玉って毎年出してると少しずつプレッシャーが上がっていくのほんとイヤ。来年はいくらぐらい用意せなあかんのかなぁ……。(なんだこのアニメ感想)
古谷徹ボイスで「アテナの意向に従うまでだ」とか言われたらまた別のキャラになるやんけ、第10話。もしかして「アムロレイヤ」の最後の「イヤ」の部分だけ別なキャラ由来の可能性が微レ存? 今週も中の人ネタから入りましたが、しょうがないじゃんね、ほんとに今作はキャストがゴリゴリに濃くて、その辺を歩いてるモブ女子にもなんか知らんが耳が向いてしまうのである。イヴが一緒に遊んだパンピーコンビ、やたらアイドル要素が高い2人で笑ってしまうわ(ハロハピ&虹ヶ咲だからな)。加えて「先週は御坂をやっつけて、今週は黒子と戦うのかよwww」なんてネタポイントもあったりして、本当に使える弾は全部使う気概でのキャスト配置。こんだけやってなんとなくで終わってしまったら本当に「無駄遣い」と揶揄されかねないのだが……このまんまなんとなく終わりそうだよなぁ……(流れ的に、先週出てきたサトリナ、もう出てこないんじゃないか?)。 日本編をどういう流れで持っていくのかというのは2週前くらいから気にしていたことなのだが、これがまー、見事にわちゃわちゃしておる。先週時点では「葵と同じ高校に入ったし、そこから葵と抜きつ抜かれつでいちゃいちゃするのかしら?」とか思ってたのに、当の葵は「イヴが日本に来たってことは、もう放っておいても逃げ出せねーだろ、試合はゆっくり後からでいいやぁ」くらいのスタンス。かつてあれだけイヴとの試合を切望していたお嬢はどこへ行ってしまったんだろう。まー、ホームグラウンドに場所を移したし、平和な日本国内だったらそんなにカッカせんでもそのうち遊べるっていう安心感もあるのだろうが……残念ながらこれまで常在戦場で平穏とは無縁の生活をしてきたイヴにはそんな感覚はわからんのだよな。……とか思ってたのに、そのイヴも時間を持て余した結果が「女子高生ナンパからの街ブラ」というよくわからんプランだったし。こいつら、本当に何がやりたいんだろう。 ゴルフの展開もカオスの度合いは増しており、バリバリのプロゴルファー猿だったところが、いつの間にやら自然にライジングインパクトに着地したっぽい。シャイニングロードはパットメインの選手だったら当たり前のように持っているものなのだろうか。さらに五感を寸断する能力者も現れ、これまでとは違った方向でのカオス具合は増している(ゴルフのプレイ中に味覚を遮断されても関係ないやんけ)。葵達と同じ学校の部長さんあたりは意味もなく強キャラオーラを出しており、「まぁ葵の関係者なら肩を並べるくらい強くないと困るかぁ」と無理やり納得したんだが、そんな連中が大会に出るわけで、そりゃライバルだって同じくらいふざけた強さを持ってないとお話が成立しないんだよな。……もしかして、日本って超絶ゴルフレベルが高くてローズとかヴィペールって世界基準だと雑魚だった可能性ってあります? ……流石にそんなことはないと思うのだが……ここからどんなスタンドバトルに突入するのか、我々は指をくわえて見守るしかないぜ。
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プロフィール
HN:
Thraxi
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男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧 |