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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 これホントに6話か? 第6話。普通に考えて12話目くらいにやる話な気がするんだけど、それをやっちゃうのがこの作品なんだろうなぁ。まぁ、三つ巴の状態から1つの勢力が潰えただけだしなぁ。

 理屈も何もない、気合い一辺倒のクライマックスバトル。最後の最後にロボから降りて生身同士でぶつかり合うあたり、「グレンラガン」なんかを思い出すが、戦闘の結果が気合と根性と勢いで決まるあたりもまさに天元突破な印象だ。最終的な決まり手は「正義は下駄よりも役に立たない」だからな。すげぇ言葉だ。少なくとも主人公が言っていいセリフとは思えないが、それでも宗矢ならそれを言ってもいいかな、という気にさせてくれるのが不思議なところ。下駄、大事だもんな。虎居さんに褒めてもらったのは伊達じゃねぇ。

 結局、前回組まれた2つのマッチアップはそのまま解決されるわけではなかった。ジジイVS宗矢はもちろん一発で宗矢の勝ち(決まり手・気合い)。そして局長(龍造寺)VS閣下は閣下が用意された設定を一気にまくし立ててくれた後は尻をまくって逃げたために水入りであった。残念ながらここで封印派との決着には至らず。しかし、結局龍造寺は宗矢に敗れたわけで、閣下があれだけ押されてた状態から逃げた現時点での強さランキングで言えば宗矢>龍造寺>閣下、つまり穏健派>ドラゴン>封印派なんだよな。いや、封印派で最強なのが閣下かどうかも分からないけどさ。「派」って言ってるんだからそれなりに支持している層がいるはずなのだが、現時点では白石くんと閣下の姿しか見えてないから「封印派」って言われる陣容がどの程度のものか想像しにくいんだよな。

 まぁ、とりあえず封印派は一時避難を決め込んだ。曲がりなりにも閣下を押し込み、あわや踏み潰しそうなった龍造寺の正体は、なんの因果か分からないが地球に紛れ込んだ龍の残滓。じじいが流れ星から拾い上げたということは、おそらく封印派が亜空間に飛ばしたと思ったものの断片が、何かのミラクルで地球に流れ着いてしまったということなのだろう。今後その辺りは正式な説明があるかもしれないが、なんとなくで処理してしまってもあまり問題にはならない。とにかく、封印派は「崇高なる自分たちが宇宙全体の安全体制を管理するやで」と言っているくせに、結局ドラゴンの封印に失敗して地球に「武力」を渡してしまっているあたり、割とガバガバな連中であることが露見してしまっている。うーむ、やっぱりそうなると封印派に賛同するのは難しいかなぁ。

 とはいえ、今回の対決では複数の「正義」の構図が正義でもなんでもない感情に負けてしまったのは事実である。封印派ですら「街に害を及ぼしちゃいけないワン」ってんで戦いに気をつけていたくらいなので、三つ巴とは言っても全ての勢力に「悪意」があるわけではない。封印派は封印派なりの、そして龍造寺には龍造寺なりの(独善的な)正義が間違いなくあったのだ。しかし、それをなぎ倒した宗矢は今のところ「正義」という言葉を振りかざしたことはない。それこそ下駄よりも役に立たないものだし、自分が戦っている根源的な動機が「兄や種族全体の仇討ち」であることは自覚している。つまり、身もふたもない言い方をすれば「私怨」である。もちろん地球の住人の被害が出ないように頑張ったり、お世話になった委員長を代表とした地域住民の安全確保は考えているのでこちらも「悪」ではないのだが、宗矢にとって戦う理由の大小などさほどの問題ではないのだろう。まぁ、先生や銀子達だって、未だに何がモチベーションになって戦ってるのかわからない部分があるからね。

 それぞれに振りかざした理由がぶつかり合い、今回はたまたま宗矢が勝った。そしてそれは、現時点で地球からドラゴンという大きな武力が排除されたことを意味するのである。次回のサブタイトルからすると、今後は封印派が目の敵にする「武力」として外宇宙からやってきたシリウスの血が関わってくることになるのだろうか……。あ、でもそういえば紅華さんの龍の力はまだ残ってるな。あれって龍造寺が死んだら無効化するんだろうか。それとも、今後は2人で封印派と戦う展開になっていくんだろうか(龍の力が使えるなら、ネビュラの面々にお返しするのは自由だな)。とりあえず、先生の内部には2人以上が乗れることが判明したのだし、あのサイズだったら多分2人と言わずにもっと乗れると思うよ。フランクスと違って男女コンビ制限とかもないだろうし、いっそ全員で先生に乗り込んで一致団結して戦っちゃえばいいんじゃなかろうか。

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 普通にバトルが盛り上がるアニメ、第5話。何も特別なことはしてない気もするんだけど、少ない戦闘描写、マッチアップだけでなんとなく盛り上がれるのは貴重な気がします。「壮絶な戦闘描写」のアニメはかえってたくさんあるんだけどね。

 今回の顛末でおおよその組織図は全て明らかになった。残っていた「パラディン側はどういう風にネビュラとつながっているの?」という疑問について、「白石さんはこっそりパラディンに潜入しているだけで、それを前提に動いているのは局長だけだった」というのが正解。とはいえ、あれだけ怪しかったらそれなりに警戒はされるはずで、紅華さんは前回の決別以前からなんとなく怪しんでいたらしいし、おそらくジジイはジジイで「何かがある」ことは分かっていたのだろう。結局、ネビュラ側の狙いはシンプルなものであり、地球に存在する対抗勢力内部に入り込み、そこからコントロールしようという魂胆だったようだ。わざわざそんな小細工を使っているということは、彼らが使っている巨神装光はネビュラがなんらかの目的で地球に提供した技術ではないんだね。やはり「地球人の持つ潜在的な力が覚醒した純正武力」というのが正しい見方なのかな。それこそがネビュラの潰したがっている地球の進化であり、真価でもある。

 ただ、1つ問題なのは局長が本当に「地球人」なのかどうかが疑わしいという部分である。冒頭のジジイの「ほら話」のくだりはなかなかうまいところで、ジジイはやんわりと「嘘だよ」と言ってはぐらかしており、視聴者目線でも本当か嘘かは明示されていないはずなのだが、その後、宗矢が委員長に自分の生い立ちの「本当」を話した後にジジイと全く同じリアクションをしてみせることで、暗に「ジジイが話してたことも本当だよ」と告げている。これにより、局長はジジイの実子ではなく、宇宙から落ちてきたなんらかの外部勢力であることがほぼ確定している。念動巨神装光も、局長の肝いりで用意されたものだとしたら純正の地球技術でない可能性の方が高いのかな? でも、どっちにせよ局長と封印派が別勢力であることは確定したので、現時点では宗矢たちと局長は利害が一致していることになる。ただ、ネビュラを追い返した後でどのような地球を作るかという部分において、局長の作る「平和」像がかなり歪んでいたので、やはり完全なる共闘とはいかないのが難しい。やっぱりどこまでいっても三つ巴の作品。

 今回メインを務めたのはジジイである。これまでただただ「肉食」という謎属性ばかりがフィーチャーされてきたジジイだったが、今回は実子でないとはいえ子煩悩であるところにも焦点が当たっており、何が正義なのかを考えたりするのは面倒臭そうなのに、局長の唱える正義のためならば我が身を犠牲にしてもいいと思っている様子が確認できる。普通なら「心の火」を奪い去ってしまうはずの封印兵器の中でも酒池肉林を満喫してケロッとしており、本当の動機である「我が子のため」という部分はさらけださずに済んだ(おかげでその後フルパワーで宗矢にぶつかることになった)。なかなかしたたかな爺さんだったが、これって、地球人もやり方次第では封印兵器に対応できるってことを示してるんだよな。ジジイくらいにある程度「枯れて」、老獪さを身につけないと難しいのかな。根津屋先輩があんなんになっちゃったしなぁ。

 とりあえず現状は宗矢VSジジイ、そして局長VS封印派首魁(若本)という対決。宗矢の方はなんだかんだでジジイを打ち負かすだろうが、局長の対戦の方がどうなるか。これ、負けた方が退場したら三つ巴の構図が崩れることになるんでしょうかね。

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 漫画みたいな展開になった……第4話。まぁ、これが正しい在り方やね。冒頭、根津屋妄想から始まった時にはどうなってしまうものかと思ったが、多分これまでで一番シリアスな回になった。その割にドーピングとかぶっこんでくるのが油断できないよな。

 4話目にして「セイギノミカタ」が内部崩壊という、ある意味サクサク展開ではある。まぁ、これまでの体制がどうなってたのかもよく分からんような組織だし、そりゃ空中分解するのも当たり前ではあるのだが、本当にこれまでどうやって繋がってたんだろう、という方が気になる。局長と秘書の白石さんがグル。白石さんは封印派の関係者なのでおそらく局長もそう。ジジイは局長の血縁のようなのでこちらもわかった上でやってる様子。問題は、残りの面々がどういう経緯でスカウトされ、これまでどんなモチベーションで地球を守るという仕事についていたのか。作中、第1話で現れたネビュラウエポンはおそらく史上初のものであるが、学校の避難命令がスムーズに出ていた様子なんかを考えると、この世界では「よく分かんないけどそのうちとんでもないことが起こる」というぐらいの推測はされていた様子。そんなあやふやな状態で地球を守るためのチームを結成、管理するのってすげぇ面倒臭そうなんだけど、基本的にメンバーはいい子たちばかりだったので、分からない時は分からないなりにトレーニングとか一般業務に従事していたということなのだろうか。根津屋なんかは「自分が秘密の組織に所属しているんだ」っていう事実だけで満足しそうだけど。

 とにかく、必死の思いで「地球を守る」任務を全うした美羽と熊代。前回に引き続き、清々しいまでに度が過ぎた友情関係ではあるが、いわゆる百合の関係性とも少し違う、絶対に分かたれないという確固たる絆がある関係。しかし残念ながらそんな強い絆と信念は逆に「竜の力」に取り込まれてしまい、かえって街を破壊することに。熊代さんの強い想いは疑いようのないものだが、それと「竜に抗えるかどうか」はまた別問題のようだ。むしろ、「人の心の力」というのは強さの源であり、ネビュラの連中の望まない「地球人の進化」を促進するエネルギー源になってしまっているのかもしれない。現時点で、局長のいう「世界平和」が封印派の主張する安寧と同義なのかどうかは不明だが、今回の暴走は、おそらく封印派にとっても、穏健派にとっても、あまりめでたいニュースではなかったのだろう。

 「共通の敵」を見出したことにより、宗矢とパラディンはすんなり協力体制。まぁ、そもそもタイマンの喧嘩を受け入れてる時点であんまり険悪なムードでもない気がするのだが、メンバーの人たち、特に紅華さんは常識的な人間であり、現状への疑問を隠す気もなかったため、竜に抗えず暴れる熊代を見て、一も二もなく協力するという判断を下した。そして、今回の事件をきっかけに彼女はパラディンからも降りてしまうのである。残りのメンバーはほとんどいなくなってしまったこの状況で、パラディンは次の策を持っているのだろうか。というか、そもそもどういう目的を持っての策なんだろうか。うーむ、分かるようでまだ分からないことが残ってるな。

 とりあえず、今回は先生が合体時にも口が開閉するということが明らかになったので、来年発売されるというフィギュアでもそのあたりのギミックが再現されるかどうかに注目しよう。いや、その頃には多分忘れてるけど。

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 近所に住んでる人は先生の存在に気づいているんだろうか、第3話。あんだけおおっぴらに「巨大先生」が出現したら、近隣住民はさすがに問題にしそうなもんだけど……窓開けたりしてる割に、見つかってないんでしょうかね。

 設定がだいたい開示された。「アニメは3話まで見る」というのがどこまで真理かは定かじゃないが、とりあえずキリのいいところでおよその全体像を描ききったことになる。まぁ、もちろんオリジナル作品なんだからもう1ネタ2ネタ何かを仕込んでいるとは思うが、あとは余計な詮索をせずに観ていくことになるだろう。

 「記憶喪失主人公」というのはなんとも都合のいい存在なのだが、普通ならなるべく引っ張りたいはずの宗矢の記憶は、現時点でもかなり戻っている様子。なんでわざわざ1話目からこの状態にしなかったんだろう? っていうのが構成への疑問として持ち上がるわけだが、おそらく「1話目ではなるべくインベーダーとしての異質さを出したい」という欲求、「実際は戦うのそっちじゃない」という意外性の演出などが1話目で宗矢が記憶を失っていた動機だろうか。また、本人の口から「だいたい戻った」と言わせている通り、どこまでいっても「完璧に戻った」かどうかはわからないというのもポイントで、「記憶をなくしていた」ことが印象付けられれば、その後の展開で新たな記憶を「追加」したとしても自然になるのだ。シリウスという謎の種族について、今後もう一波乱あるんじゃなかろうか。

 それにしても、改めてこの「記憶を少しの間失っている設定」はうまい。色々と副次効果があり、一番大きいのは1話目時点で視聴者に「考えても意味ないんやろ?」と余計な詮索を放棄させる働きだ。主人公が「知っている」ならそれは極力説明したくなってしまうものであり、説明しようとして筆を割いたら30分じゃ足りなくなる。その結果、1話目ってのは往々にして尺不足だったり駆け足だったりと完璧な効果を狙えない構成になりがちだが、本作の場合、3話かけてゆっくり設定を説明するために、一時的に記憶を「奪う」ことで視聴者と主人公の目線を重ねることに成功している。(一応現時点では)地球VS封印派VS穏健派という三つ巴の戦いであり、自然に導入しようとしてもややこしい部分があるので、こうして少しずつ謎解きのようにしながら開示していくのは面白い手法なんじゃなかろうか。

 今回、そうして少しずつ加えられた設定がひとまずのゴールを迎え、宗矢の夢の中では「純粋なる白の封印派」と「混沌なる黒の穏健派」の対立がはっきりと示された。そしてさらに、ネビュラはこれまで裁定者として星々を転々としており、その中でシリウスと呼ばれる一族の住む星を終わらせてしまった過去も語られている。宗矢はその生き残り。先生は、「穏健派が見守りすぎたせいで結果的に星が滅びた」という部分に負い目を感じ、宗矢の世話役を務めるとともに、二度とそのような間違いが起こらぬよう、シリウスを滅ぼした「竜の力」と呼ばれる超常的なパワーを未然に回収して回っているのだ。

 こうなると、穏健派・封印派・地球(パラディン)という三つ巴の影に、「竜の力」というもう1つの存在がどのように絡んでくるのかが今後の謎になってくる。すでにだいぶ明らかにはされているのだが、封印派の秘書を務めていた人物がパラディンの秘書を担当している白石さん。立ち居振る舞いを見ると隊長さんも少なからずネビュラサイドの情報は得ているようだし、あまりにも大きすぎる機体のパワーなどを考えると、どうやらパラディンの上層2人はネビュラであるようだ。なぜ、封印派の連中が地球上でこんな活動をしているのかはまだ分かっていないが、白石さんが淡々とウェポンの破壊指示を出しているあたりに、何かマッチポンプじみたギミックがあるだろうことが予想される。一番ありそうなのは、ウェポンがそのものズバリ「封印」のツールになってるってパターンかな。竜の力を手に入れたパラディンだけを引き込んでウェポン内で戦意喪失させれば「封印」したことになる……かは分からないけども。まぁ、その程度で封印できるなら、もっと小規模に隊長たちが処理してるはずだよな。

 なんだかんだで結局分からないことはてんこ盛りではあるのだが、とりあえず今週も銀子は可愛かった。

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 フィギュアの発売が2月て、第2話。これって2クール作品なのかしら。だとしても放送が終わってからの発売になるけど……大丈夫?

 思いの外設定が明らかになって一安心の第2話である。もちろん突っ込んだ部分にはまだまだ謎も多いが、ベースとなる主人公サイドの行動原理が何となく分かり、いびつな三すくみ構造の理由が判明したことで一気に見やすくなった。あとはこの関係性をどう転がしていくかっていうお話になるのかな。

 地球を守るヒーローたちは純粋にヒーロー。今のところ、最初にやられてしまった哀れな青年(虎居)はどう考えてもいい人だろうし、今回負けてしまった柔道少女(美羽)もおそらくいい子だったはず。愛されるべくして愛されるヒーロー像である。曲者揃いで足並みが揃っていない設定なのかとも思ったが、今回の会議の様子を見る限りでは案外チーム内の関係性も良好のようだし、問題があるとしたらじじいの管理が難しいことくらいだろうか。あと、一応後藤(弱)ボイスの秘書さんが若干怪しげな雰囲気は出しているけど、しばらくはこのままの構図で問題なさそうだ。

 となると、分からないことが多いのはそんな防衛サイドと対峙する主人公サイドということになる。海から迫る謎物体は「ネビュラウェポン」と名付けられ、これが「封印派」と呼ばれる連中のものらしい。なんとまぁ、ちゃんと予想通りに地球人にとっては脅威となる存在だったのだ(そりゃそうか)。なんであんな珍妙な外見でゆっくり海から迫ってくるのかは全く分からないし、わざわざ体内に取り込んで1人1人に夢を見せていく理由も分からないが、「封印するか、見守るか」というレベルで地球人を監視しているらしいネビュラの最終的な目的と何か関係があるのかな。過激派といっても、すぐに大都市に突撃して破壊の限りを尽くすなんてこともないわけで、まだまだ「封印派」にも明かされていない動機がありそう。単純に猫娘(銀子)のいうことだけを信用するのも危ないかもしれない。そういえば、今回の敵は世界中に同時に登場してたっていう描写がなかったけど、もう防衛チームが日本にいることが特定されたから日本にだけ攻め上がってきたのかしら。

 一方、銀子と先生のコンビは「穏健派」と呼ばれる一団であり、一応ネビュラといえばネビュラであることは確定。先生が手元の機械で今回登場したウェポンの映像を映し出していたことから、ウェポンの存在は穏健派の方でも認識している「一般的な」オブジェクトのようだ。先生は自宅のフィギュアを覗き込んだり、手元に置いておけるオブジェクトが好きなだけかもしれないけども。結局、封印派の動きが未だよく分からないので、相対すると言ってる先生たちも信用しきれないままなんだよな。なんで「ネビュラ」っていう呼称が先生たちと防衛側で共有されているのかも分からないのだが、偶然なのか、裏があるのか。

 それなりに見栄えのするアクションと、日常パートの程よいギャグのおかげでテンポよく見やすい本作。できればこのままシナリオも盛り上がる展開になってくれるといいなぁ。あらいけいいちばりの集中線演出は好き。

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 あぁ〜、いいですわゾ〜、第19話。明ちゃんの完全覚醒。まぁ、これまでの様子から大体何を抱えているかは分かっていたのだけども。

 多々良というのも悪い男である。人畜無害な顔をしておきながら、その実彼のダンススタイルは次第にパートナーを変質させていく。単に我が強くて相手に合わせることを強要するとかだったらいくらでも拒否のしようはあると思うのだが、最初は相手を尊重し、個性を消しているかのように見せかけて、少しずつその末端から飲み込んでいくような、何とも不可解なターンの取り方をする。「立ててから、引っ張る」というこの多々良スタイルにガッチリ噛み合っていたのが真子ちゃんで、彼女の場合は持ち前のポテンシャルを多々良に引き出してもらう形で相互に高め合うことに成功した。

 しかし、もともとリードを担当していた千夏の場合はそういうわけにもいかず、出会ったとき以降、特にここ数話は喧嘩しながら互いに互いを引っ張り込もうと躍起になり、何とも歪なコンビネーションを披露していたわけだ。しかし、こうして「合わないと言って揉める」という段階もすでに多々良の手の内とも言える。何にせよパートナーは「多々良の自我」を見て、その値踏みをしながら向き合うことを強要されるわけで、一緒の舞台に立ってしまったのが運の尽き、あとは多々良という面妖なリードに多かれ少なかれ影響されることになるのである。

 普通に考えれば、千夏ちゃんが変化し、ガミガミ言いながらも少しずつ多々良に歩み寄るのは良いことである。千夏ちゃんはそれで個性が死ぬようなヤワな造りではないだろうし、互いにそこから伸ばせる部分を見出していけばいいだけの話だ。しかし、それが我慢ならない人間がただ1人。それが千夏の元パートナーの明だったわけだ。彼女と千夏の馴れ初め、そして2人でダンスに挑むモチベーションに至るまで、今回は回想シーンでたっぷり明ちゃんの内面を見ることができた。その根底にあるのは実にシンプルな千夏への感謝と憧れ。幼い頃に千夏に救ってもらったことへの恩があり、ダンサーとしても女性としても自分には無いものをたくさん持っている千夏が素直に羨ましいという感覚。そして、そんな千夏が気づけば「自分専用」のリード役になっているという優越感。どこまでも卑屈な部分が抜けない明は、そうして自分以外のものを占有しているという事実から、大きな自己肯定を得られていた。

 しかし、そんな千夏が少しずつ多々良によって変えられていき、ますます自分の方を見なくなっているという現状。それが彼女には耐えられない。千夏をここまで支え、ずっと千夏の理解者であり続けたのは自分一人だけ。そんな歪んだ独占欲が、これまでならちょっとした嫌味程度で済んでいたところだが、もう、明確な外敵が現れてしまったのである。かつて千夏に「もう明は頑張る必要など無い」と言われてしまったショッキングな過去。自分は千夏を理解しているはずなのに、千夏はちっとも自分を分かってくれない。自分はこんなにも千夏を欲しているのに、千夏は少しも興味を持ってくれない。そんな一方的な偏執が、「千夏が他者によって変えられる」という事実でますます救えないものになっていく。

 牙を剥く敵意。荒ぶる百合魂。ただでさえ迫力のダンスシーンを描くためのハードな画風で、鬼の形相をした明ちゃんのガン飛ばしが見られる最高の演出。このまま、明ちゃんは千夏を寝取られてしまうのか。それとも、憎き男を打ち倒し、憧れの王子様である千夏を取り戻すことができるのか……。いや、本筋の流れから考えたら絶対に明ちゃんの熱意が成就することはないんだろうけども……。ここまで熱量のある百合は久しぶりに見たので、その歪な欲求は何とかして叶えてほしいものです。頑張れ明。

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 何も捻られなかった!! 最終話! ことごとく予想を裏切ってくれる作品である。まー、さすがに捻ったネタを仕込むだけの尺の余裕はなかったか……。

 前回からの引きで、「さぁ、チェンジリング作戦は今いったいどうなっているんだ?!」とドキドキしたのだが、なんと前回のエピソードで表面上に見えていた図式が全て事実だった。なーんだ。かなりの肩透かし。というか、そうなるとやっぱり前回のプリンセスの反応にどうしても違和感が出てしまうのだが……アンジェのことを大切に思うあまり、彼女の安全確保を狙って多少強すぎる調子になってしまったってことなのかなぁ。でも、それだと最終的にプリンセスはアンジェのことが理解できていなかったし、アンジェもプリンセスの執念を甘く見ていたということなので、百合関係の評点は大きく下がることになってしまう。いや、お互いに本当に大事に思い合っている部分は認めるのだが、こちらとしては「何も言わずとも全てを分かり合える現し身」みたいな関係性を求めていたわけで、痴話喧嘩とすれ違いでドタバタしちゃったのはちょっと残念。

 そこで、今回おもむろに株を上げにかかったのはアンジェ×ドロシーのカップルである。やっぱりドロシーお姉さんは格好いいですね。雪の降りしきるロンドンの街、銃弾飛び交う鉄火場でも常に乳は出しっぱなしというこだわりには畏敬の念すら覚えますよ。まぁ、ちせの格好もおかしいしな。こいつら寒いって感覚ないんだろうな。とにかく、失意のアンジェを救ってくれたのは「お前ら登場が便利すぎる」というツッコミ待ちのドロシー、そしてベアト。ベアトは最終回だからまた何かでっかいキャスト変更があるかと思ったら、結局何もせずにひたすらワーキャーいってるだけだった。だが、それがかわいかった。ドロシーさんはこれまでの鬱憤を晴らすかのようにアンジェに意趣返しの「嘘」を繰り出してしたり顔。その後は持ち前のドラテクでダービー弟すら倒せそうな見事な走りを見せる。この人がいるからチームはなんとかやってこられたんだろうなぁ。そして当然ちせさんは便利な防壁に。もう、この世界の銃弾は確実に刀で落とされるためにある。

 どういう裏事情があったのかはわからないが、とにかくチームはあっという間に復活。あとは肝心要のプリンセスを奪還するだけってことで、ダイナミック潜入アクションになるわけだ。まぁ、反重力ボールさえあれば色々とどうにかできますので。っつうかさ、ドロシーたちがあんだけ簡単に式典会場の屋根裏に進入できちゃったってことは、クーデターチームがあんな大胆な作戦を考えなくても割と簡単に暗殺者とか派遣できそうだよね。ドロシーさんたちはやっぱり特別優秀なのかな。とにかく、式典会場の屋根裏ではプリンセスがゼルダさんや小野Dボイスの格好いい兵隊さんたちと一進一退の攻防を繰り広げていた。プリンセスもかなり追い詰められた状況からのスタートだったが、幸いゼルダの暴走も他の兵士たちとのコンセンサスはない状態なので、プリンセスはとにかく彼女の動きを封じる方向に進めればなんとかなるという状況。ここぞというタイミングで発揮された彼女のスキルが「プリンセス」ではなくて「スリのアンジェ」としての能力だった、というのがなんとも皮肉めいた関係性を匂わせてニヤリとさせられる。有能なゼルダの前では精一杯の抵抗も空回りに終わってしまったが、時間稼ぎが実ってなんとか王子様が間に合った。ドタバタしながらもなんとか「プリンセスの救出」と「女王暗殺の阻止」という2つの目標だけは達成できた。ただ、コントロールとの関係性も含めて、色々と禍根を残してしまったのは事実だよなぁ。今後もプリンセスってそのままのポジションで活動できるのかしら……。

 ラストはサブタイトルから「壁が崩される」のかと思いきや、壊すことができたのはアンジェの心の壁でしたよ、っていうオチ。むぅ、しょうがないとはいえ……やっぱりちょっと物足りないぞ。これは是非とも続きを作ってもらわなきゃいけませんなぁ。いや、続きよりも先に「穴を埋めるエピソード」が必要ではあるんだが。制作チームは、どの程度「この先」を考えているのかなぁ。

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 case23なのかよ、第11話。ことごとく想定をひっくり返してくる作品だなぁ。これで次回ラストがcase24になるわけね。この構成だと、残念ながら将来的に「放送されなかった合間のエピソード」だけでもう1シーズンやることはなさそうだなぁ。

 というわけで、一気にクライマックスに突入。ラスト3話をしっかり時系列順に放送するということは、これまで色々といじってきた話数シャッフル自体に大ネタは仕込まれていないということだ。どういう効能があったんだろうと考えると、一番大きいのはやっぱり「視聴者の興味を引く」っていうところだろうね。先に「出来上がった関係性」を見せておいてからその形成段階に戻ったり、イチャイチャしてると思ってた連中が実はいがみ合っていたり、そういうギャップを引き立たせるときに、普通の時系列で流すよりも際立ちがはっきりするから印象が強くなるんだ。その分、視聴者には余計なストレス(理解にかかるコスト)を求める事になり、シリーズアニメとしてはハイリスクハイリターンの作戦だったわけだが(途中で放り投げる視聴者もいるだろうからね)、今作の場合、狙い通りの効果はきちんと発揮していたし、期待通りの「リターン」は得られているんじゃなかろうか。

 さておき、プリンセス暗殺指令が下ってからの緊迫の展開だが……正直に一言で言うと「もう訳分からん」。いや、素直に見るなら画面に見えてるそのまんまの現象なんですよ。指令を受けて、いかにも胡散臭いヤツ(ゼルダ)が派遣されてきて、その結果ドロシーはお払い箱、ちせも堀河公から事前に呼び戻され、(ベアトはどこに行ったかわからないけど)残されたのはプリンセスとアンジェという、今作のコアというべき2人に関係性のみ。アンジェは当然プリンセスを守るために奔走し、なんとか組織を出し抜いて一緒に愛の逃避行を目論むも、なんと当のプリンセスがこれに反発。あの日の誓いを胸に自分はプリンセスとしてやるべきことが残ってる、ってんで自分の意志で渦中へと舞い戻り、いっそ全ての黒幕を私が担当するわ、と「自分を殺して」てっぺんへと登り始める。

 プリンセスの志の高さには驚くばかりだが、一応これはこれで筋が通っている物語。表面的にはこれで納得してもいいのだけど……、ただね、スパイは嘘つきなんですよ。黒蜥蜴星人の企てをいちいち信用するわけにはいかないんですよ。外部からの圧力に疑う余地はないので、コントロールの上層部がすげ変わったこと、プリンセスの扱いが変わったこと、そしてそれを利用して内紛をけしかけようとしてる勢力があることは全部「事実」である。しかし、その中でゼルダがどういう意図を持って動いていたのかは現時点では不明確。彼女は戻ってきた「アンジェ」をどのように見ていたのだろうか。クーデター軍の人たちには「プリンセスだよ」と紹介していたが、あれが事前の取り決めだったのかどうか。あそこでアンジェが「プリンセスの格好をして戻ってくる」ことはゼルダの想定にはなかったはずなので、すんなりチームと引き合わせて「プリンセスダヨー」と紹介したのは違和感があるんだよな。プリンセスが事前にゼルダと示し合わせていたのであれば話は変わってくるのだが……。

 そして最大の問題は、「どっちがどっちなんだ」である。普通に考えれば、ショッピングの時にブティックで入れ替わった2人は、そのまま逃走し、船に到るまではずっとそのままの状態。そして船内で喧嘩して、プリンセスがアンジェを一方的にフり、そのまま単身でゼルダのところに乗り込んできた、という筋書きである。でも、本当に? それであってる? いくらなんでもあの船内での喧嘩は急すぎない? 2人は「小さかった頃の記憶」を活かし、入れ替わりについては阿吽の呼吸で対応できる。そして、今回の一件、「プリンセス暗殺指令」についても、事前にそうした命令が下ることは充分予想できていたこと。さらに事前にクーデター軍の存在も知っていたとすると、2人には充分に対策を練る時間があったはず。周りをだまくらかすプランを練れたはず。そう考えると、やっぱり矢面に立つのは反重力ボールを操れるアンジェの方が都合がいいわけで、あそこでプリンセスがさも喧嘩別れしたようなていで出ていくのはちょっとおかしいんだよね。まぁ、単に2人の関係性を考えた時に、あんな簡単に破局を迎えるはずがない、って信じたいだけなのかもしれないけど。「入れ替わりを悟られる」ところまでが計算済みなのだとしたら「入れ替わった後で入れ替わって、裏の裏が表」という可能性もあり得るんじゃないかしら。それくらいやってくれないと、黒蜥蜴星の威信に関わりますから。

 まぁ、正直「何が起こっても不思議じゃない」というくらいでとどめておくしかないですけど。一つだけ言えるのは、多分、来週2人は幸せなキスをして終わりますよ。

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 あかん、これ俺がすごく弱いやつ、第10話。「優秀で堅物だった女が、何かのきっかけで転がり落ちて救えないところまでいっちゃう」っていうシチュエーション、精神的ダメージが大きくて、ものすごく辛い気分になるんだけど、最終的に好きなんです。MでNTR好きっていうのはそういう人間なんです。今回の委員長、具体的にどう転げ落ちたかを語らずにカバンの薬物だけでそれを暗示させるところとか、最高にエロくないですか?

 最新話の時系列は最新話だ。一番近いところでアンジェたちの過去が明らかになったcase20の「Ripper Dipper」。あの時点でチームの人間関係はほぼ煮詰まっていて、アンジェとプリンセスの関係だけは他のメンバーに言っていない状況。さらに4話目(case9)ではドロシーはアンジェとは別に、プリンセスの動向に気を配るように上から指示されており、実はドロシー・アンジェ間にはすでに認識の差が生じている状態だったのだ。幸い、他のメンバーについては完全に打ち解けた様子で、アンジェとベアトの連携は安心して見ていられるし、今回暇だったちせとプリンセスのコントなんかも和やかな雰囲気で、ちせさんも割とプリンセスに心を開いているようだった。まぁ、仮に2クール分(25話前後)だったとしたら、case22ってマジで最終盤だからな。だからこそのあんな引きなわけだが……、これで次週は多分case23ではないんだよね。やきもきさせられるなぁ。

 さておき、今回はそうしたチームの中身の話以外にも、与えられた任務が特濃で重たい。「かつての仲間が二重スパイに?!」というのもこの手のお話では割と定番で、そんな疑念がかかってる時点で100%バッドエンドになってしまうことはわかりきっているのだが、ここに「かつて同期だったドロシーとアンジェ」という2人のキャラの認識の違いが確認できるのが興味深い。そして、「すでに同期は3人だけ」という残りの1人、委員長というキャラの存在感。「憧れた人がいた」と言って視聴者には「ライバルには愛憎渦巻く感情を持っていたんやな……」と思わせておいて、ラストで「それはアンジェじゃなかった」と言ってひっくり返す。このシフトが実に憎らしい。だって、「アンジェを超えられなかったのが悔しくて、反抗したいという欲求から裏切った」というわかりやすい感情だったら、よくいるダメなやつじゃない。気持ちは分かるけど、養成所時代に優秀だった人間がそんなことで道を踏み外すなよ、って思うじゃない。

 でも、委員長はそうじゃなかったんだ。「成績なんてどうでもよかった」。つまり、アンジェなんてどうでもよかったんだ。彼女が憧れていたのは「風のような人」と形容したドロシーの方。堅物の委員長は、クリスマスの試験の日のドロシーの笑顔、そして自分を責めずにケロリと遊ぶことを勧めてくれたその自由さに憧れを抱いてしまった。やはり、人は自分にないものに焦がれてしまうのだろう。そして皮肉にも、そんなドロシーの差し伸べた手が、彼女の人生の道筋を小さく狂わせてしまい、気づけば道の隔たりは取り返せないほどに大きくなっていた。ドロシーと出会わなければ、彼女はきっとエリート街道を進めていたのだろう。もしあの日の試験で退学になっていたとしても、彼女は才能を活かして充実した人生を送れていたはずだ。しかし、純粋なドロシーの好意が、純粋なドロシーへの憧れが、彼女に小さな毒を植え付けた。なんて皮肉な慕情であろうか。そうして距離が広がっていくことに苦しむ委員長。自分の行いが、かつての仲間の身の破滅を招いてしまったドロシー。小さなコンパートメントで向かい合う2人の女性の心中はいかばかりのものだったのか。

 そうした2人の関係性を知ってかしらずか、アンジェは一応ドロシーのことを考えて動いてくれていたようなのだが……あそこで取り逃がしてしまったのは、やはり委員長が優秀だったからなのか。結果的には、ドロシーには何よりも辛いシーンを目撃させることになってしまった。あそこで車中に押し入るのは別にアンジェでもよかったと思うのだが、ドロシーが自分が交渉したいと言ったのか、それとも足場が不安定な車外から万一に備えて銃を構えるのは反重力ボールの操作に長けたアンジェの方が適任だという判断だったのか……なんにしても、委員長は7話に続いてスパイという職業の救いのなさを嫌という程に思い知らされる結果になった。どこかで別な道を選ぶことができなかったものか……。

 これだけの境遇にありながら、表面的には冷静を保ちながらきっちり事後報告にいけるドロシーはとても強い女性だ。しかし、そんなドロシー達の前に突きつけられる新たな任務。ついにきてしまった、スパイが身の振り方を選ばなければならない究極の選択の時間だ。さしものアンジェも動揺していたようにも見えたが……これって、アンジェは何をどうあがいてもプリンセスのために動くから取るべき行動は「反抗」だけ。ベアトだってノータイムでプリンセス側につくだろうし、ちせは堀河公に一応打診するかもしれないが、最終的には自分の判断で「主君」を守る気がする。となると、やっぱり問題はドロシーなんだよ……。なんか、この作品ドロシーにばっかりキツくない?

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