最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
今更そのタイトルなのかよ、第19話。まぁ、今回のお話に相応しくはあるのだが……これまで正面から対話しているようで全然向き合ってなかったんだな、この兄妹。 一応名目としては薫子救出戦ということになるのだろうか。ただ、最も警戒すべき敵キャラであるはずのギーさんがなにやら楽しげにアズマの手助けをしており、今回の救出劇も仕組まれてるんじゃないかっていう出だしになっているせいであんまり爽快感が無いのが残念。未だにギーが何を狙っているのかが今ひとつわからんのだよなぁ。前回絶美さんに全部を任せたのも純粋にボーンヘッドだったのか、策略のうちなのかも謎のままだし。流石に今回のアズマへの対応を見ると、全部が全部彼の思惑の中だと考えた方が自然なのだよね。ただ、そうなると劇的な兄妹の再会シーンにしても、颯爽と現れた新走さんの登場シーンにしても、「まぁ、ギーは全部承知の上なんだけどね」って思うと興が冷めてしまうのである。そのあたりの設定がふわっとしたアニメだ。 とりあえず、今回も緊迫したブランキ戦が2局展開されている。1つは、お留守番してる「心臓以外の人々」による礼央子防衛戦。心臓が単体で行動してしまうという、チーム王舞としては信じられない状況なのだが、残りの4人は誰もアズマの身勝手な行動に対して文句は言わない。そこまで織り込み済みでつきあえるくらいの関係性になったということだろう(どうせ止めても聞かないし)。まぁ、的場井さんたちがあんまり戦えないと言っている現状、流石に礼央子を放っておくわけにもいかず、アズマとしても苦肉の策ではあるのだが。 しかし、そんな窮状に敵も黙っちゃいない。「何故か礼央子にご執心」らしいギーさんは追っ手を差し向けており、現れたのはかつて薫子にブランキをレンタルしていたチームのようである。ブランキVS単なるブブキ×4(+石蕗さん)普通に考えたらワンサイドゲームなはずなのだが、優しい石蕗先生のブブキレッスンにより、柊たちのパワーが強化された。まぁ、戦い方を変えたというだけでトータルの戦闘力は変動していない可能性もあるが、とりあえずデカブツ相手に生身で立ち向かう手段は手に入れた。イワトオシと柊はあんな感じだったけど、黄金ちゃんと右手ちゃんのチームとか、どういう融合を見せるんでしょうね。全員が心臓をフルオープンにしているってのもなかなかリスキーな状況だろうが。あと、石蕗さんがそれなりに戦力にカウントされてたけど的場井さんが単なるビビリ役になっちゃってるのがちょっと寂しい。黄金ちゃんに理不尽な「殺すぞ!」をぶつけられるおじちゃん可哀相。最後にもう一度、的場井さんの凛々しい姿が見たいですね。まぁ、炎帝復活は予定調和だから、そのうち完全体・チーム礼央子を見せてくれることを期待しておこう。 そんなチーム礼央子の残りの2人は薫子のところへ。絶美「さん」と一緒に逃走していた薫子は無事にアズマと合流。すったもんだあったけど、まぁ、何となくわだかまりも解消して仲直り出来た……かな? 心臓が2人揃っても戦えないやんけ!ってところにレティシアちゃんが強襲してきたのでピンチかと思われたが、ピンチになったら最後のカード、新走さんを切ればいいだけの話である。以前的場井さんが「宗也は宗也で別なことをやっている」と言っていたが、彼が担当していたのはまさかのザンパザ強奪。えー、一体どんだけ中枢に潜り込んでたのよ。ロシアチームを虐殺してまでして確立させたオートメーションザンパザって、ギーさんの戦力の中でもかなり重要な一品だったのでは……。それをあっさりシステムの秘密ごと強奪してくる新走さん、すげぇ。そして、ザンパザの操縦云々に関して絶美さんがなんも知らない様子だったのが意外。あんた、あれだけ長いことギーの隣にいたくせに、そっちの進展具合は全然聞いてないんだっけ? とりあえず、新たなブランキを入手し、心臓だけで動かせるご都合システムも確率。とどのつまりは薫子の真骨頂ということである。一時は落ち込んでしおらしくなっていた薫子だったが、活躍の場と聞けば持ち前の顕示欲が黙っちゃいない。さぁ、「どこをどう見ても実の兄妹とは思えない2人」の共闘、ここからがクライマックスだ。 なお、チームアメリカは相変わらず元気です。まる。 PR 祝! 絶美さん復活!! 第18話。ぶっちゃけ、この一瞬が見たくて2期目を見守り続けてきたといっても過言ではない。いやー、やっぱりあのコスプレはどう考えてもおかしいよなー。 薫子さんの転落人生もここで一応はストップでしょうかね。前回の炎帝大炎上からは辛うじて抜け出すことに成功したが、炎帝を使いこなせず、さらに反旗まで翻したとなれば、そりゃぁギーさんから愛想つかされるのは当然のこと。元々利用出来るだけ利用してポイの予定だったのだろうけど(そもそもブブキ使いを生かしとくとは思えないし)、今回の一件で思いの外早く二人の訣別の時が訪れてしまった。最後まで紳士的な優しさを見せてあげようとおしゃれな暗殺器具を駆使するギーさんに対し、薫子はファックの精神で応えてみせる。まぁ、年頃の女の子に唾を吐きかけられるってのも人によってはご褒美に見えるかもしれませんが……。結局、熱心なブランキ研究の末、薫子本人が必要ないことも分かってしまったので、ギーさんは薫子の首から下はポイしちゃう予定。ここまでは順調な悪役っぷりなのだが、肝心要の処刑執行によりによってご自慢の秘書を選んでしまうあたり……いや、どうなんだろうなぁ。ここまでのギーの態度から考えるに、隣にいる女が礼央子の腹心だってことは分かってたきらいもあるんだよなぁ。その上で薫子の処置を任せたのは、まだ裏切らないと踏んでいたのか、それとも薫子を解放するところまでがシナリオに織り込み済みなのか。流石にここで薫子を手放すことにメリットがあるとは思えないし、単にギーさんの大ポカに見えるのだが……それだとちょっと情けないわね。 でもまぁ、あんだけ物静かで理知的だった秘書子さんが、天下一のファンキービッチ、間絶美さんだとは思わないのかもしれないなぁ。我々だって、声のおかげでモロバレではあったが、その情報がなかったら案外気付かなかったかもしれないし。まぁ、当の本人も随分無理していたようで、解放シーンのときの弾けっぷりはまた格別。……いや、いつも通りのテンションかな。絶美さん、1期だと正体明かしてからの展開があまりにショボかったので(よりによって柊なんかとライバル関係設定されたせいである)、解放され、なんだか息の合いそうなナイスパートナー・薫子を見つけたことで思い切り吹っ切れることに期待したい。何しろ同僚の的場井さんはここまで実にいい活躍を見せてくれてますしね。まぁ、今回は石蕗さんと一緒に女の子にボコボコにされちゃう可愛そうな役回りでしたけど。まー、あの2人はこれからでも本気出せば結婚くらいは出来るんじゃないかねぇ。ほら、石蕗さんの場合は静流っていう選択肢が……ないかな? とにかく、こうして礼央子四天王の皆さんが活き活きとネタを提供してくれているのを見ると、最後の1人である新走さんにもさっさと帰ってきて欲しいところですね。ここまで溜めたってことは、一番おいしいところで(多分木乃亜のピンチで)駆けつける役割になるのかねぇ。 そんな礼央子サイドの活躍に比して、パッとしないのは僕らの主人公、アズマ。いや、別に悪いことしてるわけじゃないんだけど、礼央子さまを前にしての蝶々探しのエピソードとか、なんか、正義の味方の余裕というよりは、「この期に及んで緊張感のないガキ」にしか見えないのよね。やっぱチーム王舞の面々はアズマのせいで割りを食ってる気がする。まぁ、まだまだここからが活躍の本番ですけどね。とりあえず、このまま絶美さんと薫子が脱出してきたら、愉快なメンバーでの合流チームが結成されることでしょう。礼央子が炎帝にのらない選択肢はなさそうだが、そうなったら薫子はどこで何したらいいんだろう。 リアルロリババア言うなし、第17話。まだ40歳くらいなんでしょ? ロリババアっていうともっと妖怪じみた歳のキャラのことを言うんでないのかい。なお、中の人である潘めぐみは「ニンニンジャー」でリアルショタジジイ(意訳)みたいなこともやってました。 礼央子奪還戦は思ったよりもあっさりと片が付きました。敵拠点には諸々のブランキがあわせて3体も待ち構えていたというのに、実質的に王舞が戦うことはほぼ無く、薫子の造反により敵群勢内での内輪もめの形に乗じることに。せっかく的場井さんたちが色々と策を練ってたのに、相手陣営が割とグダグダだったせいで全部無駄になった。まぁ、結果オーライだから問題は無いのだが。 これまでもずっと自分の在り方について悩んでいた薫子だったが、ようやく正式にギーへの造反の意志を固めたのは、チームロシアの死を知ってしまったため。流石にあれを見てしまった後ではどれだけギーが大義名分を囁こうにも従うことに抵抗はあるだろう。まぁ、彼女がもっと早くにそうした決断をしていればロシアの面々も可愛そうな目に遭わずに済んだかもしれないわけだが。しかし、なんでギー達はロシア組の遺体をわざわざ確保しているんでしょうね。彼らの言うこと(ザンパザはもう操縦者が必要ない)が本当なら、彼らの死体なんて放っておいて良かったと思うのだが。わざわざ5人全員を回収、保管してるってことは、素直に考えたら生存フラグですかね。まぁ、この後ギーに操られたゾンビ状態で再登場することも込みでだが。出来れば今作は少年少女の犠牲者は出てほしくないからねぇ。 その他のチームについても、ロシア組が抹殺されたことを知って動揺する。チームイギリスのレティシアさんは、ギーの欺瞞を理解した上で、それでも自分の夢を叶えるために戦い続けると宣言。身体が不自由な少女に対し、その治療を餌に使役するとかいう夢のような下衆シチュエーションである。確かに不老不死の炎帝の力は表面的には魅力的に見えるわけだが……その直後の礼央子の態度を見てしまうに、レティシアちゃんもなかなか業が深いことが分かるのである。根が真面目なだけに、彼女の葛藤も今回の顛末だけでは終わらないであろう悩ましい問題。ちなみにチームイギリスはパーツの1名しかしゃべってないので、実質2人チームである。まぁ、全部のチームで5人それぞれのキャラを設定していくのはしんどいし、あんまり意味無いしな。 そして、そんなレティシアとの交流が素敵なんだかアホなんだかよく分からない、愛すべき我らがチームアメリカ。エピゾさん、「心臓はものを考えない!」はけだし名言ですな。普通はこういう台詞って冷徹なキリングマシーンみたいなヤツが吐く台詞だと思うのだが、こいつの場合は純粋に「馬鹿だから」こういう台詞が言える。逆に格好良い。アメリカの残り4人はリーダー(?)のこの対応をどんな気持ちで見てるんでしょうか。好き勝手に暴れるだけ暴れておいて、ギーの真実とやらを吹き込まれてあっさり信じ込み、さらにレティシアのお悩みを知って「戦う目的」を見定めてしまう……うーむ、勝手だ。でもまぁ、そこまで含めての愛されキャラ……なのかな? 男の子ならこれくらいで良い気もする。 で、そんなアメリカ・イギリスを相手取って戦うのが薫子なわけだが……ボチボチ限界ですね。炎帝強いなー。目の前で焼け落ちる炎帝を見て、レティシアちゃんは何を思うんでしょうね。流石にもう望みは無いと思うのだが……。いくらなんでも薫子がこのまま死ぬとかいう展開にはならないだろうが、その場合は救出してくれるのはエピゾたちだよね。そうすると、結局全ての主要ブランキがギーを裏切ることになっちゃうんだけど、今後のギー陣営は何をもって戦うんだろう。まぁ、まだいっぱいブランキの控えはあるんだろうけどさ。のんびり畑仕事してていいんですか。あんたの秘書さん、すこぶる怪しいよ。 祝・礼央子四天王生存確定! 第16話。いや、知ってたけどね。的場井さんが無事な時点で他の3人も生きてるに決まってるしね。まぁ、ハザマさんがどこにいるかなんて知りませんけどね。えぇ、知りません。相変わらずこすっからい方法で相手陣営に乗り込むのが好きな 謎の温泉回。今作はちょっと油断するとすぐにロードムービーみたいになるという謎の適当シナリオがあり、1期では電車に乗っての移動しながらバトル、今回は的場井さんが用意した飛空挺で一気に目的地(フランス?)を目指すも、その途中でちょいと温泉地に立ち寄ることに。なんであそこで墜落したのかは明確には説明されなかったが、リンズの影響が云々って言ってたから今回登場したオールドブランキに引っ張られたってことなのかな。それなら一応偶然ではなくて必然の出会いだったとはいえるのだが。それでも静流がなんであんな風に地面に大穴を開けたのかは謎だし、地元の女の子があそこで行き倒れていた理由も謎。その辺は全部「何となく」で処理してしまうのがこのアニメのあんまりよくないところである。まぁ、気にしなきゃいいだけなんだけどね。もちろん、あそこに温泉があったことには明確な理由がありますよ。「てこ入れ」っていう。残念ながらこのグラフィックの水着姿はあんまりそそられないのだが……。個人的には木乃亜や静流の水着よりも黄金ちゃんの幼女水着の方が希少価値が高くてよろしい気がします(黄金ちゃん、あれでも全員同い年だから16歳やで)。 偶然のような必然の出会いによってあっさりと説明されるブランキの成り立ち。今期は「星の巨人」というサブタイトルがついていることからも分かるが、ブランキは他所の星からやってきたいわゆる異星人。ウルトラマンにおける「宇宙人」のように、そのサイズは決して地球人類と同じではなく、純粋にでかい状態でこの星にやってきたらしいが、残念ながら環境が肌に合わず、放っておくと「脳が腐る」という非常に残念な移住計画に。その結果、穏健派のブランキは身体から四肢を解体、さらに脳の代わりに現地人に「心臓」を預けることで生体機能を維持し、地球人に寄り添って生きる道を選択。対して強行派は地球人に隷属することを拒否し、そのまま脳が朽ちて「首無し」になってしまったという。どっちの人生でもブランキの自我を考えるとあまり幸せとは思えないが……でもまぁ、右手ちゃんやイワトオシあたりがブブキ使いと上手くやってることを考えるなら、やっぱり地球人側としては共存を望んで欲しいかなぁ。今回登場したテュロクさんは残念ながら否定派だったようだが、辛うじて未だに脳を残している希少種。ロシアの極寒気候が品質保持に一役買ったんだろうか。どうやら彼女(彼かな?)も間もなく朽ちる運命にあるようだが、事実関係を全部アズマたちに伝えたのであとはお役ご免である。正直これだけ引っ張られた「ブランキの正体」については、アズマたちも汀からそのくらいの真相は事前に聞いておけよ、って思ったけども。別に隠す必要がある内容でもないしな。この世界の大人達は、こうしたブランキの真実についてはどれくらい知ってるんでしょうかね。 個人的には、今回の旅の光景では温泉での水着とかよりも的場井さんと黄金ちゃんの微妙な距離感が好き。決して心を許そうとしない黄金ちゃんだが、なんだかんだで船には乗り込んでるし、以前のように敵対心むき出しってわけでもないしね。木乃亜さんも宗也の生存を聞いて心なしか嬉しそうでしたね。やっぱり礼央子四天王との関係性が見てて一番楽しいや。 そうそう、そんなほんわかムードの主人公チームとテンションが全然違うのは、チームロシアの面々でしたね。なかなか壮絶な全滅エンドを向かえてしまったわけだが……どうなんだろ、流石にあの展開じゃぁマジで死んでるかな……。心臓1人だけ生きててもしょうがないしな……。なんか、テュロクさんの話を聞いて右手ちゃんたちとのほっこりシーンを観たあとだけに、ブブキの洗脳・裏切りによる惨殺エンドってのは結構キツいものがあるよなぁ。まだまだたくさんチームはあるが、残りの面々は大丈夫なんでしょうか。 これはなかなかキますね、第4話。女子小学生にも容赦無いのは「なのは」シリーズの伝統といえば伝統。 ここまでのストーリー、単に貧乏学生が格闘技に目覚めていくまでを描いたスポ根の導入としてとてもとても平凡だったので特に食指も動かなかったのだが、今回はライバルキャラ・リンネの成り立ちを描いた過去話が結構エグい。人間の汚い部分は遠慮せずに徹底して汚く描いてくれるのはとても良い方向性だと思います。まぁ、どうせここからリンネがフーカの力で浄化されていくお話になるに決まっているわけだが、それでもやっぱり、「悲しい過去を背負った孤独なマシン・ファイター」っていう設定がきちんと成立するかどうかは大事な要素なわけでね。 今回のお話もテンプレといえばテンプレなのだが、リンネが悲劇を背負ってそのまま被害者面で終わるわけではなく、最後にきちんとお礼参りしにいくシーンがすげぇ鮮烈。あそこのワンシーンだけで一気にお話が引き締まったし、リンネの確固たるキャラが固まったと思える。その前のシーンのいじめっ子のボコラッシュもそうだが、元々格闘技アニメなので蹴りのモーションなんかは割と体重がのってて良い動きをしている。普通は闘技場の中で対戦相手に繰り出されるべき体術なのだが、それが小学校の昇降口で、同級生の顔面に叩きつけられるだけで一気に事情が変わる。そして、事前にリンネが受けていたいじめがあまりにもひどすぎて「これ、小学生がやっていいレベルじゃねぇだろ」って思っていたところだったので、残虐非道な彼女のリベンジも、一切理不尽な印象はなく、どれだけひどい仕打ちでもちょっとすっきり出来てしまうのだ。彼女の心中を計るに同情する以外はないが、ここからあの完全無欠のファイターが出来上がったのだとするなら、なかなかどうして、皮肉なものである。 この忌まわしい思い出以降、リンネはただひたすら技を磨き続けてきたのだろう。そんな孤独な彼女の心に、フーカは立ち入る事が出来るのだろうか。今後の丁寧なドラマ作りに期待したい。
変わりなき世に、最終話。だれかチトさん柄の光る布地を実際につくってください。 最終話だからって特別なことなんてやってやるもんか。いつも通りの日常が過ぎていくだけだぜ! 今週は突如思い立った真琴がローブを作りに行くお話。すげぇ、まるで魔女みたいだ。Aパートのほとんどが真琴とチトさんの2人の対話になっており、おそらく史上もっともチトさんの台詞(?)が多い回といえるだろう。もう、それだけで満足な感すらある。その他にも、今回のチトさんは上に下にと大活躍。まず、これまで誰よりも大人で良識のある人物(?)として描かれてきたチトさんだが、そこはやっぱり猫なので、バリバリはやってしまうみたいです。真琴にもママさんにも指摘されて気まずくて逃げ出すチトさんが最高にキュート。悪いことしたって分かってるんだよな。その他の細かい動作の「猫らしさ」も本当に素晴らしい描写が多く、冒頭の座布団でののび、そしてホウキの上で香箱を組む様子なんかが絶妙なリアル加減。しかし、あの真琴のホウキってやっぱり不思議な存在感だなぁ。棒の上ならまだしも、ホウキの先の部分(あれなんていうんだろう)にチトさんがどっしり座って問題無いってことは、多分あの形状で硬質化(固定化?)してるんだろうけど。以前からの描写を見るに、ホウキが一本ふわっと浮くというより、ホウキを依り代にして回りの空間に浮く地場みたいなものを発生させてる感じなのかな。あ、あと座ってる真琴のストッキング(略) 布地を買いに行く道すがら、オールスター総出演の様相で茜姉ぇや犬養さん、なおちゃんにも遭遇してるあたりがちょっと最終回っぽさ。でも、実際にお店に着いてから魅せてくれるのはやっぱりチトさんです。自分柄の布、ほしいんだぁ……。 Bパート、千夏ちゃんも加わり、今度は幼女のためのローブ作り。「鶴の恩返しと同じです」の一言に容赦無くふすまを開け放つ千夏ちゃんに溢れ出んばかりの君主の才能を感じる。「最後はおじいさんおばあさんも開けてたじゃん」ってのは恐ろしい論法だな。この子、本当に物怖じしねーな。でもまぁ、それがイヤミにならずに魅力になるのも千夏ちゃんの強みだから。無事に完成したローブは素晴らしい出来で、千夏ちゃんも上機嫌。真琴は料理も上手だし裁縫も達者だし、本当に良い嫁になりそうだよなぁ。ちなみに、妹が針仕事に勤しんでいる中、姉は酒飲んで友達に絡んでました。個人的には踏みつぶされそうだったアル君が心配だったけど、生きててなによりです。 あ、そういえばこのアニメには圭っていう男の子もいましたね……忘れた頃にポロッと登場する圭の不思議な存在感。でもドーナツ。千夏ちゃんに食べられるなら望むところだ。まぁ、今までの茜姉ぇの破天荒な振る舞いを考えれば、ドーナツにするくらいの魔法はひょっとしたらあるかもしれませんからね。その茜さんはべろんべろんで帰宅しながらも、縁側でなかなかのマジカルサプライズに遭遇。こうして何の前触れもなく突然異界の扉が開くのも今作ならではだ。土の魚で「どんぎょ」。よく分からないけどマンドレイクが好物なんですかね。魚なんてへたしたらちょっと気持ち悪いくらいの存在のはずなのに、不思議と可愛い土魚の群れ(なお、土魚を追いかけるチトさんがもっとカワイイ模様)。 ラストはエンディングテロップを流しながらのねぷた祭り。祭りのお話をがっつりやるのかと思ってたけど、ねぷらみたいに絢爛豪華なお祭りは全部描こうとすると大変なので、ラストの華やかな雰囲気を何となく醸し出す止め絵で勘弁。これだけでも充分に日本の夏は感じられますかね。あくまでも日常、それがふらいんぐうぃっち。 あ、終わった……終わったのか……そうか……。いい、最終回だった……。 かぜのさかな! かぜのさかなじゃないか! 第11話。こうして見ると、クジラが空を飛ぶのってあんまり珍しいことじゃないのかもしれませんね。 いつも通りののんびりムードかと思いきや、今回のAパートは無駄に壮大。まず、朝靄の中をやってくる新聞屋さんから幕を開けるのだ。この世界、割と平気で異形のものがぶらついてますね。春の運び屋さんとは親戚筋とのことですが、確かにそのサイズのでかさは通じるものがあるかも。あっちは割としゃべるけど、新聞屋さんは無口です。「魔女が朝玄関で待っていると来る」ってエラい緩い出現条件だな。そんな新聞から得られた情報を元に、いざホエールウォッチングへ。ホウキで飛ぶために茜姉ぇちゃんの懐に潜り込む千夏ちゃんを見て「そこ代われ!」と叫んでしまうが、果たして代わって欲しいのは千夏ちゃんのポジションなのか、それとも茜さんのポジションなのか。 クジラが背後からぬっと出現するシーンのとぼけた雰囲気は流石だが、そこからのシーンはきちんとクジラの雄大さが分かる描写が光る。特にクジラの上にある遺跡のディティール。マジでRPGでこんな場所があったらワクワクしてしょうがないだろうな、っていう神殿模様。ゼルダだったら割と高レベルのダンジョンだろう。魔方陣があったり、何故かクジラの背中にクジラの壁画があったり……あれを作ったのはいつの時代のどんな人たちだったんでしょう。元々クジラたちも集団で空を飛んでいたという話もあったので、ひょっとしたらこんな神殿が大量に大空を舞っていたんでしょうかね。ホント、普段あんなにぽやぽやしてるのに突然のファンタジー要素が無駄に魅力的だ。 クジラの上で杏子ちゃんと合流し、Bパートはご自宅でホットケーキパーティ。まぁ、焼くのは男の子の役目なんですけどね。感情を失ったホットケーキ焼きマシンが、今目覚めるよ。そして、初めて圭たちの家を訪れた杏子ちゃんをもてなしたまさかの人物(?)は、なんとケニーさんだった。ケニーさんは考古学・人類学分野における杏子ちゃんの師匠。クジラについても割と熱心に追いかけていて、この場の誰よりもクジラについての知識が深い。あんな顔して、実はめっちゃ優秀な研究者なのね、ケニーさん。慈愛に満ちた仏のような視線で、杏子ちゃんと話が弾むケニーさんが文句無しで今週のMVPですね。一言一言が本当に可愛いのよ。たとえ人類の研究をしていて、将来人類を滅ぼす存在だとしても……(そんな事実は無い)。 そして幕を開ける、今作恒例の飯テロ。なんと、クジラも立派なCGで描かれていたが、まさかのホットケーキモデリングである。圭の腕が良いというのもあるのかもしれないが、少しずつ焼けて色づき膨らんでいくホットケーキを、ここまで微に入り細を穿ち描ききったアニメというのは史上初だろう。この労力を注ぐ間違った情熱、最高ですね。バターを溶かし、蜂蜜をかけて……うわぁぁぁ、腹が減るわぁぁぁ。 ホットケーキについての豆知識も色々と蓄えられたし、ケニーさんの教養の深さも確認出来たし、フクロウがやってきて茜姉ぇちゃんが毎度のようにオチをつけてくれたし、めでたしめでたしですね。 次回最終回か……ねぷたの記事が最後に出てきてたけど、ラストはせっかくの青森アニメってんでねぷたに行くんですかね? 何故殺した、最終話。あそこで晴風が沈む必要は欠片もなかった気がするのだが……敬礼ポーズで締めたかったのか、はたまた「続編なんてねぇよ」と伝えたかったのか……港湾で接岸してる状態なのにあんなに綺麗に沈むもんですかね? 水深どんだけあるんやろ。 最終話は流石のドンパチバトル。「ラスボス」武蔵との対決シーンはそりゃもう、これまでの蓄積が活きる最大の見せ場であろう。実際、最後の勝負を決めた接触シーンなんかは他作品では見たこともないような映像になっており、頑張って艦のモデルを3Dでしっかり描き起こした甲斐があったというものだ。同様の戦艦バトルは「アルペジオ」があったが、あちらはトンデモ戦艦ミラクルフォームに変形してしまうために完全なファンタジー。こちらの作品は、「もし武蔵と戦うならどうやって勝つ?」という、「もし熊が襲ってきたら」的な男の子ドリームがあるのだ。ホント、さっさと方向性を定めて、「ちっちゃい晴風でどうやって日本軍が誇る数多の戦艦を打ち倒していくか」っていうバトルものにすれば、今回みたいな盛り上がりが毎回演出できたと思うのだが……それじゃ駄目だったんですかね? 他にもバトルは各所に見応えのある部分もあり、明乃も咄嗟に舵の代用を思いついて実行するなど、「ひらめき型の天才」的な挙動をようやく見せてくれた。最初からこうして「敏腕艦長」っぷりが見えるバトルが演出されていれば「空のストパン」「陸のガルパン」にならぶ「海のハイフリ」になった可能性もあったのだが……。 確かにバトルシーンは見どころが多かった。だが、やっぱりこの期に及んで今作は謎シーンが多すぎる。せっかくなので最終回まで首尾一貫して文句を書いていこう。まず、結局ブルマーや教官たちにとって晴風ってのがどういう存在だったのかが分からなかった。今回、冒頭部分では「3分でいいから足止めして」と言われていた晴風。そりゃ当然のことだ。実際に武蔵と接触したシーンを観ればそのサイズ差は明らか。とてもじゃないけど正面からぶつかって太刀打ち出来るマッチメイクではないし、それは晴風側も重々分かっている。足止め程度なら何とかなる、ってのが校長の判断だったのだろうが、しかし、ことは言わば「戦争」である。最後に晴風が沈んでいったことからも分かる通り、一歩間違えば多数の人命を犠牲にしたかもしれない状況なのだ。そんな中、たかだが「3分の足止め」程度を依頼するために、幼気な女子生徒たちを数十人単位で死地へ向かわせる判断はどうかしている。3分稼いだからって何が変わるもんでもないだろうに。さらに、その後比叡やらなんやら、主力クラスの艦隊が武蔵に追いついており、やっぱり晴風いらないじゃん、ってなる。「晴風が足止めしたから間に合ったのだ」ってことなんだろうけど、別に武蔵が陸に近づいてから追いついてもそこまで問題無いのでは。いくら武蔵とて、接岸してすぐに壊滅的な被害が出せるわけでもないだろうし、そもそも何で陸に向かってたのかも分からんし。 さらに加えて、加勢に来た増援部隊が晴風に対して見せた姿勢もひどい。「晴風の援護を!」じゃねぇ、お前らが行くんだよ。なんで満身創痍の晴風に最後の仕事させようとしてるんだよ。とっとと場所入れ替われよ。明乃も明乃で援軍が来たのを見て「これならまだ行ける」とか言って方針変えちゃうしね。下では必死に艦が沈まないように頑張っているクルーたちがいて、ギリギリのところで延命を図っているというのに、「大した戦力でもない」はずの晴風を突撃させるため(おそらく武蔵艦長に会いたいがため)に転身しているのである。みんなして積極的に晴風を沈めたがっているようにしかみえない。 そして、この転身に至る前のシーンの描写が本当に分からなかったので、ここで細かく記載しておこう。どういうシーンかというと、機関室に浸水が報告され、もうどう頑張っても保たないと思われた後のシーン。「副長が離艦を促す」→「艦橋クルーでも意見が割れる」→「ぽけ〜っとした後、泣き出す明乃」→「なんかちょっと口元が笑ってる」→「副長も笑い返す」→「離艦命令を出す」。このシーン、なんで2人して笑ってたんだ? 命の危機に瀕して笑っちゃうのか、「やっぱり私たち程度じゃ駄目だったね」っていう諦観だったのか。何にせよ、一番緊迫していて笑顔なんか見せるシーンじゃないと思うのだが……誰か納得のいく説明プリーズ。 まー、最後は一応狙った通りのゴールに入ることが出来たのかな? 陸に上がって喜ぶクルーたちを見ると、本当に明乃艦長は沢山の人たちに迷惑かけてきたな、ってしみじみ思う。まぁ、前にいっぺん陸に上がったときはトイレットペーパーだけ抱えてさっさと乗船しちゃったし、あんまりありがたみ無いんだけどさ……うーむ、消化し終わったはずなのに消化不良だな……。 キャストにはきちんと青森ネイティブを揃えるアニメ、第10話。完全に方言だけど理知的に見えるキャラって良いよね。大体、アニメで東北訛りだと「そういう」キャラ付けになっちゃうけど、今作だと家庭科の先生みたいに普通のキャラで訛ってるからなんか新鮮。 いつも通りの癒しの時間ですよ。Aパート、なんとなおちゃんメインのお料理回。この高校の調理実習、やたらレベル高いな。多分あの様子だと4人1班なんだろうが、授業時間中にハンバーグ・カレー・サラダ・クッキーの4品目って、かなり効率よく動かないと相当時間がかかってしまうだろう。3人だった真琴班は、真琴と圭がしっかり料理の出来る上級者だからこれで回せるって判断なのかな。しかし、意外にもなおちゃんはいわゆる鍋爆破系のキャラらしい。と言っても、この作品は安易に爆発させたり、鍋が紫色になったりするわけではない。あくまでも常識の範囲内での「初めてのお料理」。実際は、台所を出禁になった理由もほんの偶然みたいなものだったし、レシピ通りにやればそこまで難しいもんじゃないですよ。卵の割り方すら知らないレベルの素人が、それなりにちゃんと料理を作れてしまうあたりが「ふらうぃ」クオリティ。ちゃんとハンバーグにソースまで用意してるんだから立派なもんだ。まぁ、脇で粛々とノルマをこなしていく圭や、余裕を持って小指作っちゃう真琴の料理パワーは圧倒的だけども。ちなみに、今回なおちゃんが言ってた「キモ気持ちいい」だけど、元々「キモい」が「気持ち悪い」から来てるわけで……良いの? 悪いの? どっちなのさ。 ご飯炊き忘れという安定のオチから速やかにBパート。CM明けがいきなりだらしなく寝てる茜姉ぇ。こいついっつも寝てんな。そしてだらしないな。今週の「こだわりの下半身」は、だらしなく寝そべった状態から起き上がる茜姉ぇのシーンでした。そして、史上最も丁寧に農作業を描くアニメは、今度はリンゴの摘花という作業に出発。これはなかなか見たことがない行程ですね。後で圭(と父ちゃん)が説明してくれたが、なるほど、リンゴ農家の人はそんなことを毎年やってたわけか。流石に機械でどうにかなる行程じゃないし……大変そう。そして、こんな地味な作業をアニメの1話まるまる使って放送するというこの作品の方向性。流石です。 家族揃っての体験学習みたいな農作業はいかにも今作らしい、ほのぼのとしながら適度に教育的で、適度に愉快な内容。まず何と言っても、うららかな日射しの中でのんびり過ごす猫2匹が最高ですね! チトさんとケニーさん、最初は2人並んでのんびり縁側でひなたぼっこ。そこからまさかの農作業に付き添い。トラックの上でも一切ブレないチトさんたちだったが、トラックが停車したときにちょっとブルブル震えるのが恐ろしく可愛い。このアニメの猫描写は絶妙にリアル猫とアニメ猫のいいとこ取りでずるいのである。似たようなデザインだと「魔女宅」のジジを思い出すな。その後も要所要所でチト・ケニーコンビが画面に入ってきてのんびりした今作の空気を盛り立ててくれる。「一服すんべ」と言われて最初に映るのが人間のお茶じゃなくて猫の水っていうのが素晴らしい。 その他、無邪気にはしゃぐ千夏ちゃんは相変わらずの可愛らしさで、茜がついてくるといった時に素直にはしゃぐ様子なんかを見てると「この子をずっと養育していこう」っていう気になります。将来はクリーチャータイプが「魔女・忍者」になるらしいですが、一体どんなワザマエを習得するんでしょうね。茜も「OKOK」じゃねぇよ。そんな茜さんは枝で頭を打つフラグを回収するなどして、珍しく普通に働いていたのが意外。またなにかよからぬことを思いつくかと思ってたけど。それにしても、確かにあのなりで日本人だって説得するのは難しそうだな……あれって、「極度の日焼け」なんでしょうか。ブルキナファソなんかに出張してるから……。ちなみに、今回も以前と同じようにパパさんの圧倒的津軽弁がスルーされるという案件がありましたが、以前のに比べたら割と分かりやすい内容だったんじゃないでしょうか。その後圭くんが通訳してくれたわけだけど、実はこっそり、その後に「花を地面に捨てる」という部分を「花をナゲル」と言ってるんですね。これ、方言で「捨てる」の意ですよ。圭くんもあのお父さんと同じ家で育ってるんだから、もっと方言出てもいいのにね。ただ、不思議なことにそんなパパさんと長らく生活を共にしているお母さんはほとんど訛ってないんだよ。多分他所からの入り嫁なんだろうけど、ずっとあの環境にいて染まらないのは凄いな。おかげで圭も千夏ちゃんもほぼ標準語で生活出来てるんでしょうね。若い子から方言ってのは廃れていくのよねぇ……。 最後はマメコバチとのご縁があって締め。史上最も農業を真摯に描くアニメなので、史上最も昆虫に愛を持って描いてくれるアニメでもある。テントウムシさんに続いて、蜂さんも実に愛らしく描かれている。実際は、農作業しようと思ったら蜂以外にも虫がいっぱいいるから俺なんかは辟易すると思うけどね……。刺さないけど噛む虫も勘弁やで。 今週のまとめ・チトさん可愛い(定期) |
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HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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