最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
なんだこれ、第8話。何がどうなったらこういう方向にぶっ飛ぶんだ。いいぞもっとやれ。 確かにブランキは複数体あることは言われてたわけで、オーブ、炎帝(あと先週までのやつ)以外にもたくさんあってもおかしくは無いが、何故か国籍を看板にしたチームがまとめて2つも。チームアメリカ、チームロシア、それぞれにブブキ使いが5人ずつ、全員色彩やらコスチュームやらがいちいちかっ飛んでいる。これまでのアズマVS礼央子の構図以外にも、色々と面倒臭い連中が増えまくって一気に賑やかに。 いや、まぁ、その方向性で新展開があるのは別にかまわんのだが、今回の珍妙な空気は一体なんだったんだろう。この作画でギャグに完全に振り切れると訳の分からん方向でポップになるな。作画……っていうのかなぁ、元々CGなんだから描き込み方ってそんなに仕上がりに影響は無いものだと思っていたが、こんな分かりやすい方向で毛色を変える方法があるとはおもわなんだ。ギャグにありがちなデザイン性にはデフォルメってのがあるわけだが、このCG作画の場合には別個にキャラデザインを立て直さないとデフォルメ絵にならない。そのまんまのキャラクターでギャグタッチにしようとしたとき、モーションの面からギャグっぽさを出そうとして、「コミカル」を演出すると不思議と「安っぽさ」が出てくるという。いや、ここで「安っぽい」ってのは別に悪口ではないんだ。コメディを表す記号としての「ヘンテコな動き」が絵を固定して描かれるとこういう風になるんだ、っていうのがむしろ新鮮。でも、「絵を固定して」「モーションでヘンテコ」って方向から、なんか「てさぐれ」的な廉価アニメとイメージが被るようになるんだよな。普段は「CGで出来るだけ自然な動きを」っていう方向で力を割いているスタッフが、その動きを別方向に振り分けた時にどういう絵になるか、改めて見直して堪能してみたい。 この妙なデザイン性が一番端的に表れたキャラが、アメリカ代表のデブだったってことやね。あのデブが面白すぎて、それでいてキモくて、この感情をどう表せばいいのかよく分からない。ネガとポジが同時に大量に押し寄せてくる。こんな形で細谷の才能が活かされるとは思ってもみなかった。他のメンバーも色々と濃いなぁ。来週以降、チームアメリカがどういう絵で描かれることになるのかが今から気になる。流石にこの流れで来週以降もギャグを維持することはないだろうし。こうして外敵の数が増えると、相対的にチーム礼央子の四天王が味方っぽく見えてくるので、四天王ファンが増えた今は嬉しいサービスよね。
PR ぴかしゃ+うさ耳=裏切り者、みたいな風潮、第5話。こういう蓮っ葉な女をやってる時のぴかしゃも楽しそうでよいなぁ。なお、相変わらず乳はでかい模様。 今作は少しずつ盛り上がってきてる感じが良いですよ。正直最序盤は設定が訳分からなくてついていけなかったのだが、最初のオーブ戦が終わった後は目的意識がはっきりしたし、少しずつ5人の関係も掘りさげられているので、ロードムービー(?)としてはだいぶすっきりして見やすくなった。デカブツマシンバトルだといまいち新鮮味の無かったサンジゲン映像も、人VS人にブブキが絡むデザインだとモーションが見やすくなるし、このくらいのバランスが一番売り出しやすいところなんじゃなかろうか。ブブキ戦の設定がガバガバなところなんて、些末な問題ですよ。 まぁ、ぶっちゃけると敵キャラの濃さが良い。味方陣営がいきなり仲間になっちゃったせいでなかなか浸透しなかったのに比べて、敵方四天王は登場時からキャラが恐ろしく分かりやすいものになっていて、先週退場してしまった的場井さんも強烈なツダケンキャラとしてたっぷりチンピラの魅力を振りまいて沈んでいった。電車を止めようとしてる時の「死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ!」って叫びがすげぇ楽しかった。そして今週メインでバトルを行ったのは、木村昴ボイスが絶妙にマッチする更なるチンピラ、新走さん。記憶の想起、洗脳機能を持つ指輪なんて雑に強そうなブブキを所持し、過去に籠絡したピュアッピュアな木乃亜さんとの因縁を持つ。あかんやん、もう完全に薄い本設定ですやん。堕ち物系ですやん。口では何を言っても身体は正直なパターンですやん。過去に一体どこまで行ったのか、とか考えるだけで妄想が止まらないシチュエーションです。ヤンキーにいいように調教されるピュアっ子っていうだけでも萌えるのに、今となってはそのヤンキーに対抗心を燃やして散々に罵倒するっていう設定も「でも、実は?」みたいな展開が期待されて素敵。いや、木乃亜さんの場合は割とその辺は片付けちゃってるみたいなのでそれ以上の部分は期待出来そうもないけども。 今回はそんな木乃亜さんのバトルを放っておいて、残りの面々で「ブブキにも感情はあるの?」みたいな話をしてたけど、そこはもう少し前に片付けておくテーマだった気もするんだけどね。既に黄金ちゃんと右手ちゃんのおかげで「ブブキという個体」との接し方は片付いてるもんだとばっかり思ってたのだが、反抗期の柊君はそのあたりの問題がまだ片付いていなかったらしい。そして、そんな柊とブブキとの関係が紡がれるのが、次回の第3ブブキ戦ってことになるんだろうね。ぶっちゃけぴかしゃがなんであそこまで徹底して味方のふりをしていたのかはさっぱり分からないので「どないやねん」とは思うのだが(まぁ、本人も暇つぶしだって言ってたんだからしょうがないけど)、とりあえず「非情な策謀家」と柊のマッチメイクということで、次回は柊の正義感に火がつくことに期待しよう。おそらく相手側が散々にブブキのことをなじって道具扱いしてくる展開が予想されるので、そこで何かに目覚めることになるんだろうな。全部アズマの思惑通りってな気もするんだけど、敵側も単にオーブを止めることが目的って感じじゃないし、まだもう1つ裏があるんじゃないかな。でないとここまであっさり四天王が2人も退場してる意味が分からんしな。 祝! エリザベス先輩復活! 第9話。 そんだけ! いやー、嬉しかったですよ。ねー、5話でボロカスに叩かれて廃人認定されたときには本当にどうしようかと思いましたもん(まぁ、すげぇエロかったですけども)。あんないい人がズタボロになるひでぇアニメだ! って憤ってたら、翌週今度はサテライザー先輩まで肉人形にされちゃってどうしたらいいか分からなくなってたんだけど、無事に復活しましたよ! しかも、やけにあっさりと! まぁね、人の命を奪わない程度の電気椅子ってなんやねん、って話ですからね。生きてるんだったらそのうち復活してくれると信じてました。しかもサテラ先輩との友情パワーも深まったみたいだし、非常に微笑ましい展開でしたよ。 しかし、それ以外の部分は相変わらず予断を許さない状態ではあるんだよね。大問題になってるわりにはパンドラ側の反応がうすいなー、とか、未だに個人の主義主張が分かりにくいのが難点で、「1期も2期も結局内ゲバばっかでノヴァとか関係ねーな」とかいう疑問もちらついたりするんだけど、今回一番驚きだったのはシフォン先輩の立ち位置なんだよね。エリザベス先輩の復活で心強い3年生が一気に戦力補強されるのかと思っていたのに、シフォン先輩が意外にもついてきてくれなかった。しかも、次回予告を見る限りではどっちかっていうと敵側に回ってるようにも見える。まー、確かに先輩のいうことにも一理あるし、相変わらず善悪の判断がつきにくい世界だからしょうがない部分もあるのかもしれないけど……今まで割と「いい人」属性で売ってきた人だけに、ここで対立されるとちょっと寂しい。出来れば共闘態勢になって欲しいものなんだけどなぁ。 あと、今回新たに参戦したはずなのに単にコスをビリビリされただけのラナは何しに出てきたんだと。「フリージングの割に色気が足りない!」ってんで慌ててサービスのためにかり出されたのだろうか。大丈夫ですよ、今期は「ワルロマ」でお色気成分は足りてますから。 良い話風にまとめてんじゃねぇよ、第7話。くそう、前回、前々回とガチ陵辱展開が続いててかなりhshsしてたのに。まー、これが青年誌の限界ですわなー(いや、このままバットエンド一直線されても困るけども)。 結局、カズヤとの愛の力でマジキチ弟を打破するのである。本当は先週分で盛り上がっていたところの感想を書きたかったのだが時間がなかったから今週無理矢理書いている。もう、この作品は1期から「能登麻美子をいじめ抜く作品」という看板が楽しみで見ていたわけだが、前回がその真骨頂でしたからね。今回は弟さんもあっという間に情けない状態に突入しちゃったし、あろうことか最後に改心までして罪を無かったことにしようとしていたので、大変けしからんことである。どれだけ心を入れ替えても、お前のマジキチっぷりは忘れないからな! やっぱり視聴年齢制限のある作品に出てくる野島健児キャラはマジキチばかりである。あまりにおねーさんのことが好きすぎて相方であるホーリーさんのモーションも一蹴するかと思ったけど、ちゃんと据え膳だけは頂いているあたりは流石だけども。ホーリーさんもさぁ、もう少し男は選んだ方がいいと思うよ。あんなシスコンのどこに慕う要素があるのさ。答え・家の財産。 すげぇどうでもいいポイント1・サテラ先輩が決闘してる時にカズヤがボーッと見てるだけだったので「フリージングを使うのは卑怯なのかな」とか思ってたら、普通にルイス君は使ってきた。カズヤ、先輩が惨殺されようとしてるの見てるくらいなら助けてやれよ。すげぇどうでもいいポイント2・姉を人形のように支配しようと思いついたルイス君。そのきっかけとなった過去のエピソードで分かるが、幼少期の声は大量のドールのマスターになってたあの人。やっぱりお人形好きと言えば真田アサミボイスになる。すげぇどうでもいいポイント3・今作のオープンエンドを担当している鈴木このみは、まだ未成年だからAT−Xでこの番組を視聴できない。まぁ、許可されても見ないとは思うけども。 良い話やないか、第2話。Eパンドラの子達も、素直で真っ直ぐな子達ばっかりだし、それを受け止めたエリザベス先輩の対応も百点満点。えがったえがった。 えーと、今回わざわざ記事立てしたのはたった1つだけ言いたかったからです。「サテライザー先輩可愛いな!」 カズヤと相部屋になってラナにドヤ顔してるサテライザー先輩がめちゃくちゃ可愛かったので、それだけが言いたかった。にやけ顔を必死に隠しながらドヤる先輩がマジラブリー。接触禁止の女王は一体どこへ行ってしまったのでしょうね。 模擬戦を通しての純正品とE-パンドラの対決は、どう見てもE-パンドラ側が主人公になるべきだろ、みたいな設定で、集められた学園側が悪役みたいに見えてしまっていたのだが、最後にちゃんと責任感と包容力のあるエリザベス先輩が全てをまとめてくれたおかげで、すごく良い話になった。あそこで下手に「あなたたちも強い」とかいうのではなく、「あなたたちを強くするために私たちは応えていく」と言い切れるのは、やっぱり恰好いいですわ。 それだけに、今後起こるであろう人災を考えるとやるせないよね……。 ファンタジッタッドー! 第4話。もう完全になめきってて視聴の順番がすげぇ後回しになってたせいで今頃観たんだけど、なんやこのアニメ。おもろいやんけ! 今までじわじわ溜まってきたアホが4話でボロボロとキャパを超えてこぼれだした感じだろうか。 「朝アニメのよう」というのがこのアニメによく見られる感想なわけだが、確かに朝アニメっぽさというのはそのままである。そして、朝アニメというのは、往々にして特大の狂気を孕んでいるものらしい。私は毎度毎度そういう番組を逃してしまう残念な人間なので具体例はなかなか出てこないのだが、「マイメロ」なんかはかなりのピーっぷりだったらしいし、「ジュエルペット」の危険さなんかも漏れ聞いている。現在放送中の「マイリトルポニー」だって、その恐ろしさは説明不要だ。そうした「隠そうとしてもにじみ出る狂気」成分を深夜アニメ枠に持ち込もうというのがこの作品の目的なのだとしたら、なるほど、これは成功といえるかもしれない。まぁ、今のところどこまでが制作者側の狙いなのかは定かでないのだけども。 狂気の片鱗はシナリオ上の様々なポイントで確認出来る。前回あれだけ思い悩んでいた「ホントはホラー苦手なのに」を秒で解決するくだりなんかは軽いジャブ。「お風呂ルーレット!」→ヨーヨーとかもひでぇインパクトがあるし、ドールどうしの戦いが緊迫したのに、生身の人間のワンパンでドールが吹っ飛ぶシーンなんかも容赦無い。「酷い事」が描かれているはずなのに何の溜めもなくごく当然のように流されるのが狂気に感じられるんだろう。今回キャラ作画はどこかおかしな部分があったのだが、その分クライマックスでアクション作画などが面白く、画面も退屈が無かった。コンテ演出に越田知明氏という名前がクレジットされている。こういうクセが出る描き方が出来る人は良いよね。 しめじの辛い過去が明かされ、旧友アロエとの関係性も分かった。その上で「泣きのエピソード」が入り、しっぽりするはずのお話なのに、窮地で突如現れる特大バッテリー(電池)とか、衝撃の「不採用通知」など、理不尽のオンパレードで泣く暇を与えない。というか、そもそも泣かせる気が無い。最後にあのにーちゃんが改心するくだりなんて、説明一切無いからな。このちぐはぐなテンション、嫌いじゃないぜ! もう、ホントにこの世界のルールはわからねぇな。アロエに使われたカードの効果とかもさっぱりで、「ザ・ゴッドオブサンダー」かと思いきや謎のお仕置き自爆装置になったり、この世界のカードはどこまでも自由。マドレーヌさん、のんびり解説してないでさっさと助けてよ。 繰り返しになるが、不安定になるシナリオラインだけでそんなに食いつけるわけではない。覚醒したしめじによるアクションシーンのモーションが本当に見事だったために、ワンランク上の狂気が演出できたことが大きなプラス。まぁ、その割にアロエ自爆シーンがすげぇあっけなかったり、色々とバランスがおかしかったりはするのだが……このドキドキ感はお利口にまとまったアニメじゃ楽しめないものですよ。斎藤久はもっとガンガンこういうヘンテコ愉快な画面で楽しませてくれればいいと思うの。 勉強になるアニメだなぁ、最終話。いや、別に詐欺の手口なんてもんは調べりゃすぐに分かるんだろうけど……なかなか真に迫って見せてもらいました。実際にああいう風に八方ふさがりになったりするんだろうなぁ。怖いなぁ。自分のように明日も分からない生活をしてる人間からすると、ああいう手口で突然経済的な大ダメージを受ける可能性があるっていう事実だけで怖い。怖すぎて闇金ウシジマ君が読めない人(1巻だけ読んで泣きそうになった人)。 さておき、先週分がクライマックスだったので、今週は本当に「なーんもない」幕引きエピソード。普通に考えれば、構成次第で先週のエピソードをここに持ってくることだって当然出来たのだろうが、敢えてそうせずに最終回に「どうでもいい話」を持ってくるあたりに、スタッフのこの作品に対する姿勢が伺える。バトルはするし、ファンタジー要素だってあるんだけど、あくまでこの作品のメインは「なんちゃって日常アニメ」なのである。そうした側面がはっきり見えるエピソードっていうのは、やっぱり良くできている。まぁ、見ている方としては「終わったの? え?」ってなる気もするんだけどね。この自然なフェードアウトこそが日常アニメの真骨頂。これ、人気あるだろうから2期にそのまま進むんだろうなぁ。 天使の襲撃時には大して動じていなかった魔王が、12万円の支払いが告げられたとたんに右往左往。そりゃ確かに、緊急の支払いだっていうんでバイト休んで派遣に出てたら更なるミッションが出てきたってんだから、絶望的なのは間違いない。それこそ、ホンマにこの状況になったら闇金のドア叩くしかないレベル。クレジットカードが作れるレベルの生活ならまだマシなんだろうけど、多分魔王はそんなもん持ってないよな……そもそも戸籍がな……。しつこく12万を連呼してる魔王に、とてつもないわびしさを感じるのである。 しかし、そんな窮地を救ってくれたのが、やはり我らがヒロイン勇者ちゃんだったわけだ。彼女がアドバイスをしてくれた時にはさらっと流してしまったが、確かに「コールセンターでバイトしてるからそういう事情に詳しい」という設定になっているわけで、しっかり勇者が「勇者独自の力」を使って魔王を救ったと言えなくもないシチュエーション。ラストの傘のこともあるし、いわば勇者ちゃんがはっきりと「デレた」ターニングポイントとも言える。彼女のデレは恋愛感情という形ではなく、「殺したいほどの恨みの緩和」という現象で現れるわけだな。ただ、親を殺された云々については、勇者の悩ましい立ち位置を端的に表す言葉ではあるのだが、先週までの流れがあるんだからわざわざ最後に持ち出す必要も無かったと思うけどね。もうなあなあになってしまっているのは明らかなのだし、芦屋の「悪の手先」コントなんかを見ても、既に魔王が「悪」でないことははっきりしているわけだし。でもまぁ、そこが無くなっちゃうと、ホントにこの作品って単なるバイト成り上がり物語でしかなくなっちゃうからなー。難しいとこだ。 ま、個人的にはラストでちゃんと勇者ちゃんのところに話が戻ってきたので満足です。トイレの個室で電話してるシーンが流れるメインヒロインってのもどうかと思うけども。スーツが似合うヒロインって、なんか新鮮で良いな。 終わっちゃったな……最終話。まぁ、ラスト1話でまとめるならこれくらいの流れになるんだろうな、という覚悟はあったわけだが、思いの外あっさりと片付いてしまいました。出来ればもう1話欲しかったところかなぁ。 想像以上に強かった、なんか分からん「ラスボス」。その力は天草など比べものにならないレベルで、ダルタニアンと義仙は「どっかにぶっ飛ばされた」という。更に各機撃墜任務に当たった幸村・千姫軍団もぶっとい触手でガンガン殺戮。ラストの台詞を聞く限りでは、どうやらマジで殺していたらしい。なるほど、サムライブライドの生成には「命に関わる気のやりとり」が必要だったわけだが、既に死んでしまった人間が集まるならば問題無いということだったのか……うそォ。せっかく今期のエピソードでじっくり数を増やし続けたマスターサムライ達が、まるで備蓄食糧のようにガツガツ消費されていく姿は、実にあっけなく、物足りなさを感じさせてしまう。一応、個々のバトルと散り様はきちんと描かれており、千姫を守って犠牲になる半蔵の献身的な姿や、最後まで抗った幸村・又兵衛コンビの奮戦など、いかにもラストバトルっぽい見どころは多い。互いに思いあう兼続と佐助の獣コンビの友情も、初めて見られた良いシーンである。 しかし、いくら気合いで乗り越えようとも、敵の強さは圧倒的。味方陣営は次々と飲み込まれて残されたのは宗朗と十兵衛のみ。そしてこの2人も割とあっさりとワンパンでのされてしまう。結界破壊もとんとん拍子で進み、最後の最後は嘉彦自ら出陣して防衛に当たるところまで行く。まぁ、嘉彦も戦力としてはものすごく大きいわけで、もう少しもったいぶらずに最初から出てきてくれれば戦局も作りやすかったんじゃないか、という気もするのだが、司令官ポジションは簡単に動くわけにもいかないからな。ラスト数分、もう駄目かと思われたところで、胤舜の最後の願いを受け取った十兵衛が覚醒。これに宗朗も続き、ラスボス体内で「殺された」仲間達と合流、めでたくノリと勢いでサムライブライドが覚醒するに至った。まぁ、細かい説明はいいじゃない。とにかくしぶとい連中が、ピンチになったからスーパーサイヤ人理論で目覚めたんだよ。きっと。あそこまでの窮地じゃないと、他の連中も十兵衛に力を注いで団結しようとは思わなかっただろうし。 最終回最大の見せ場である「剣妃」、サムライブライドの誕生。この作品ならやるかもしれないと思っていたが、衣装のコンセプト、そして攻撃方法に至るまで、マジもんの「花嫁」である。「お二人の初めての共同作業です、それでは、入刀!」(ラスボスザクー)。なんだろう、あの攻撃で昇天させられた又右衛門と小次郎が凄く不憫に見える……二人とも、既に邪悪な意志に操られているという事実に辟易していただろうし、安らかに眠れるようになるのだったらそれは「救い」なのだろうが、あまりにもあっさりしてたので「それでええんかい」という散り方。せめてもう1シーン欲しかった。胤舜は自らの意志を貫いて最後の最後に十兵衛との友情を確認出来たのでそれなりの扱いだし、武蔵も(今までのプロセスはなんだったんや、という気もするが)一応ラストにもう1度十兵衛と剣を交えることが出来たのだからギリギリ良かったと思うことにする。いやぁ、でもやっぱりあっさりしすぎたなぁ。武蔵はもうワンシーンくらい丁寧に十兵衛と別れを惜しむシーンがあっても良かったはずだ。ただ、今週はただでさえ駆け足だったわけで、削れるシーンもない。……やっぱりもう1話欲しかったなぁ。 最後に何故か佐助が美味しいところ(?)を持っていっての幕引き。これってひょっとして、「鎮護石はまだ安定してない状態なので、充分3期やれるで」っていうことなんでしょうかね。今回完全に置いてけぼりだった義仙の存在もあるし、一度は平定したと思われたこのタイミングで、再び天草の侵攻、っていうのが良い3期の流れかもしれない。その時には、何らかの陰陽道的なものでダークサムライ4人との共闘が見られればパーフェクト。ちょいと消化不良ぎみなので、なんとかそういう企画が通らないもんですかね。あ、でも史上2本目の「しゅが美がラスボス」作品だったので、それはそれで満足したいと思います(ちなみに1本目は「K」である。「三鼎」も一応そう言えなくもないけどさ)。 なんかもう、色んなキャラが中の人に毒されすぎだろ、第12話。女性声優いじられ代表、日笠陽子。男性声優いじられ代表、下野紘。 事実上のクライマックス。魔王が主人公のアニメなんだから相手取る悪役は天使であるのは当然。まぁ、最近のアニメではやたらと悪魔が主役で天使やらなんやらが悪役になってる気がするけど。いや、昔からかな。とにかく、散々ヒロイン勢に罵倒された変態天使がラスボス格ということに。大胆なカットインから2大ヒロインにたたみ込まれるように罵倒されてたのはなかなかうらやましいシチュエーションである。まぁ、バトル中のエフェクトとかを見る限りだと多分お強いキャラなんでしょうけどね。いかんせん相手にしたのがオレツエー状態の魔王だけなので……何がやりたいのかはよく分からないキャラになってしまった。っつうか、正直言って今回のバトルで何が起こってたのかがよく分かってない。鈴乃ちゃんは改心して一体何をしたのか。暗躍していたっぽいオルバはどういう風に絡んでいたのか、それを相手に漆原が何をしたのか、魔王は何故力を得ることになったのか。そもそも変態天使の目的はなんだったのか。どうもギャグ中心に笑いながら見てたせいで、色々と設定が追いついてない部分があるらしい。 でも、天使の目的ってちゃんと説明したっけ? 勇者の身体に宿った聖剣を奪いに(取り返しに?)来たとのことだが、その過程で何でケンタッキーの店長をやる必要があったのかが分からん。魔王に嫌がらせするような恰好になってたのはたまたまなのか狙ってやったことなのか。そもそもエンテ・イスラにおける天使っていうのがどれくらいの存在なのか。オルバや鈴乃ちゃんは単なる人間で、教会所属の人間ってのは天使から直接的に指示を受けて行動するものなのだろうか。でも、あんな下衆い天使だって知ったら信仰心なんてなくなりそうなもんだけどな。もっとどす黒い何かなのかな。鈴乃ちゃんの回想シーンをもう少し真面目に見直すと分かるんだろうか。謎である。 まぁ、とにかく魔王がぶん殴っても問題無いような悪人がそこにいるよ、ということさえ分かればそれでいいんだけどさ。鈴乃ちゃんは過去のしがらみのせいで天使の言うことを聞いていたが、魔王の人柄や千穂ちゃんとの関係性を振り返ることでそれを打開し、無事にころげて魔王側につくことに。まぁ、「人間側から魔王にころげる」という仕事は既に勇者がやってしまっているわけで、ヒロインの座争奪戦ではあんまり説得力が無いのだけどもね。今回は魔王が千穂ちゃんを助けるために颯爽と現れて色んなところに格好良さをにじませていたわけだが、結局、行き着くところは勇者との熟年夫婦みたいな漫才である。以前は単にキャッチされただけで見事なエルボーをぶちかまして自爆していた勇者ちゃんだが、今回は魔王にお姫様だっこされたときにも大人しくそれを受け入れていた。しかも、「胸はだけてるぞ」と言われても激昂したりせず、ちょっと恥じらいながらもさりげなく直す仕草が可愛らしい。なかなかいい物を見せてもらいました。 その他にも、相変わらず良いリズムを刻んでくれるアクションシーン、漆原が謎の高速移動からアッパーをたたき込むコンボ発動など、クライマックスなりの盛り上がりは随所に見られた。巨大ハンマーに変形する飾りを外して髪を下ろした鈴乃ちゃんの流れる黒髪とかも綺麗で、やっぱりこのアニメは作画で1段上にいってるなぁ、と感心。今回は流石の監督コンテ回なのである。いい仕事するなぁ。そういや「入院着を来たジジイとへろへろの患者のバトル」なんて珍しいものも見られたし、相変わらずシリアスしながらの空気の抜き方が上手い。唐揚げ食べたい(オチ)。 |
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声優のこと全般
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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