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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 どないやねんのオンパレード、第11話。10話もの間悩まされ続けてきたものが雰囲気で打開されるという、ある意味ありがちな展開ではあるのだが、この突っ込み待ちな感じはなかなか容赦無い。「封印なんて気で吹き飛ばしちまえばいいのさ!」「なるほど、そうか!」→かめはめ波。おい宗朗。

 教科書通りの最終回1話前。この「もうとにかくまとめちゃうから」感は戦隊シリーズの最終回前に繋がるものがある。敵の強さがどうとか、味方の窮状がどうとか、これまで築き上げてきた一切合切を、とにかく「最後に巨悪と戦うから、その1点に集約させますね」という容赦無いまとめっぷり。正直、今回だけを見ても分からないことが目白押しである。まずは上で突っ込んだ宗朗の封印。ずっと悩んできた今期最大の問題であり、わざわざ武蔵が大切に持ってきた呪符を目の前で焼き捨てられてしまうという絶望的なシーンまで演出しておきながら、「いや、それ気合いで解けるから」という恐ろしい回答。そりゃま、確かにこれまで「気合いでどうにかしよう」と思ったシーンは無かったかもしれないけども。でも慶次との気の修行の間とかに気付いてもよさそうなもんだけどな。それとも、十兵衛たちのピンチを見て宗朗のヒーローパワーも一気に成長したということなのかしらね。

 そして、もう1つ分からんのが鎮護石を巡る駆け引きである。ややこしい奸計を巡らせていたのは相変わらずの嘉彦様で、①あからさまに胡散臭い罠的なロケーションで又右衛門を釣る、という作戦は冷静な小次郎が荷担したことによって失敗。しかし、②実は鎮護石を攻められても大して問題じゃなかった、という驚きのどんでん返しを披露。どうやら鎮護石そのものはやたらとディフェンスの高い物体だった模様。まぁ、そうじゃないと大日本悠久の歴史を支えたりは出来なかったんだろうけども。そして、そんな鎮護石本体に相手が手こずっている間に、完璧な防御結界を完成させる手はずが整い、ものの一時間で誰にも破壊出来ない完璧な結界が出来上がるとのこと。素晴らしい段取りである。

 で、相手方の巨悪(以下正体もよく分かってなくて面倒なので『ラスボス』と呼称)もそのことに気付いたのかどうなのか、これまで単独活動を認めて諜報や破壊活動を任せていたダークサムライたちを結集させ、最後の大決戦に挑む巨大化形態を準備。それこそ戦隊シリーズのラストバトルである。ラスボスの目的は、鎮護石の破壊よりも嘉彦が画策する結界の破壊なのだろうか。結界呪法を打ち砕くためには何をしたらいいのかよく分からんし、さっさと鎮護石本体を叩いた方が早いんだろうけど。小次郎たち単体ではかすり傷しか付けられなかったが、あの巨大ロボの破壊力だったら何とかなるだろう。

 結局、ラスボスは「大日本に仇なす邪悪な意志の集合体」ということでいいのだろうか。その中心に具体的な人物が居る様子はないのだが、意志自体がちゃんとしゃべってるんだから、誰か歴史的な大悪人をまとめ役に用意していてもいいと思うのだが。ラスボスの声はエフェクトのせいで誰なのかよく分からないんだけども、キャスト表に乗ってないから誰かの兼ね役だよな。ちなみに、キャストが他にいないおかげで嘉彦配下オペレーターのキャストが無駄に豪華なのがちょっと笑えるのである。

 で、そんなこんなで無茶苦茶な展開になっているのだが、悔しいことにそんなことはどうでもいい程度には盛り上がってもいる。特に、これまでこの2期シリーズで培ってきたダークサムライ達のヒロイズムがクライマックスを迎えており、今回は「全てのダークサムライたちが、復活に際して身体のどこかを犠牲にしている」という事実が明かされた。前回の又右衛門の四肢についてはなかなか衝撃的だったが、他の3人も各々五感を犠牲にして現世に舞い戻ってきたということである。Wikiを見ると原作だとそのあたりはもう少しフィーチャーされていたらしいのだが、アニメでは4人とも万全の状態で戦っているように見えたので、まぁおまけ程度の設定だ。むしろ小次郎なんて視力を失ったせいでもっと強くなっちゃったきらいがあるし。ただ、それでもやはりみんながみんな又右衛門と同じような負い目を感じているというのも事実なのだろう。結局「自分たちは死から舞い戻った自然の摂理に反する存在である」ということを自覚せざるをえないわけで、そこには操り人形として戦わなければいけないことへの悲嘆がある。吹っ切れて快楽を求めるために暴れる又右衛門、そんな彼女の悲痛な思いを理解して協力する小次郎の2人はまだ幸せなのかもしれない。

 悲劇の渦中に巻き込まれたのは残りの2人。武蔵は、仲間達が辛い現実の中で散り散りになる中、1人約束を果たすために柳生道場へ。対決を前にしてラスボスが動き出してしまったために彼女の願いは水泡に帰すかと思われたが、それに応えたのは十兵衛だった。エンディングでは十兵衛も「もっと戦いたかった」と語っていたが、わずかながらでも宿願を果たせた武蔵は満たされたのか、それとも、なまじ戦うことが叶ってしまっただけに、その後に待ち受けていた抗えぬ運命に絶望を深めるだけだったのか。結局、彼女も駒の1つでしかなかった。そして、武蔵よりも明確な形で運命に抗う決心をしたのが胤舜であった。彼女は元々他の3人ほど好戦的な性格では無かったこともあるのだろうが、おそらく十兵衛との交流を経て、自分たちが復活した意味を考え直したのだろう。同じ運命を抱えた又右衛門達に真っ向からぶつかる決意を固め、単身戦地に赴いた。しかし、彼女は元から依り代として選ばれた身。願いもむなしくラスボスのコアとなり、最後の望みを十兵衛に託す他はなかった。

 ここまでしてもらったからには、次回は何とかして4人に救いを与えて欲しいものである。彼女たちの不完全な状態を見るにつけ、もう静かに眠らせてあげるのが一番の救いであるように思えてならないのが悲しいところ。サムライブライドには彼女たちを救えるような力が与えられるのだろうか。そういえば、今回ぎったんにはそれなりの見せ場があり、ダルタニアンと組んでの白墨タッグはなかなか恰好良かったのだが、結局彼女は中途半端な立ち位置のまま終わってしまうのだろうか。それはそれでなんか勿体ない気がするんだけどな……。

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 芦屋という存在を考える、第11話。もう、なんかあいつ放送されてる時間の半分ぐらい寝込んでる気がしてきた。

 一気にラストに向けての締めに向かう展開。当然最後は「魔王は魔王だから倒さなきゃいけないよ」派と「魔王だけどもう単なるフリーターだから放っておいてもいいよ」派の抗争ということになる。その争いに「地球での魔王はいい奴だから殺すなんて許さないよ」派が加わった3人の絡みが今回のメインであり、その全部の派閥がヒロインで固められているのが実に阿漕であることよ。見やすくていいんだけどね、今回はAパートの作画が割とへなへなだったので、対比してBパートの議論部分は見応えがありました。やっぱり「迫真の顔を描く」っていうのがこれまでの顔芸で培われてきたので、シリアス顔もちゃんと溶け込むようになっているのが良いね。

 そんなヒロインたちの関係性だが、魔王に対する立場が二元的なものだとすると、その両端にいるのが鈴乃と千穂ちゃんということになる。鈴乃は、あの怪しげなケンタッキー店長にそそのかされたこともあり、エンテ・イスラでの記憶を鮮明にさせ、やはり何が何でも魔王の悪行を許すわけにはいかないという思想を固めた。これまで穏健でやってこられたのは勇者の顔を立てていた部分が大きかったのだろうが、流石に外野から突っつかれると辛抱たまらなくなったということだろうか。テンションとしては初期の勇者と全く同じなのだからおかしなところはないのだが、これまでずっと潜伏していた思慮があるだけに、最後に突然エンジンがかかっちゃったのはやっぱり違和感はある。裏付けを作るための回想シーンだったわけだが、回想に対して抱えていた思いはこれまでのギャグシーンでもずっと同じだったはずだからねぇ。どっちかっていうと回想で浮き彫りになったのって魔王軍以外の人間側が一枚岩じゃない現状だし、鈴乃も「人殺し」には違いないという事実であるから、あんまり裏付けにもなってなかった気がするし。むしろ鈴乃は魔王の存在を通して自分の過去の罪を見てしまっているのかもしれない。

 それに対して、ちーちゃんの立ち位置はとても明確。「何も悪いことしてないんだから魔王が殺される理由は無い」。すごくもっともなご意見。そして、今回嬉しかったのは、この二項対立の図式の中で、きちんと勇者ちゃんが自分の立ち位置を表明したことだ。「地球人としての千穂」「エンテ・イスラの急進派としての鈴乃」という2極の間に、「エンテ・イスラの穏健派としての勇者」というポイントが出来たわけだ。元々は急進派代表だった勇者が、様々なコミュニケーションを経て穏健派へと回ることの説得力は、これまでのシナリオできちんと補強されてきた。勇者も単なる妄信的な正義の提唱者ではなく、魔王という1人の人間を見た結果の判断として現在の立ち位置にたどり着いたことが分かるし、その上で監視をやめずに地球に滞在していることで使命も満たすことが出来ている。無茶苦茶だと思っていた勇者ちゃんのOL生活も、実は割と理にかなった選択だったってことですね。あとは、鈴乃が訴える急進的な(そして真っ当な)主張を退けるだけの実際的な証拠がフォロー出来れば完璧なのだが……こればっかりは魔王があの調子だからどうしようもないよな。

 ぶっちゃけ、ここで突然魔王が鈴乃の思っていた通りに本性を現して暴れ始める、っていう展開だったらものすげぇ面白いんだけど(千穂ちゃんのレイプ目とか見られそうだし)、残念ながらこの作品でそれは絶対にあり得ない。残りの話数でとりあえずのハッピーエンドに落ち着くためにも、魔王は鈴乃を背中で説得できるような良い仕事をして欲しいものです。あと芦屋は寝てろ。

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 次回予告の嘉彦・ダルタニアンこむちゃコンビがあまりに馴染み過ぎてて違和感が仕事しない第10話。ダルタニアンが作中で一番サムライっぽいのってどうなんでしょうね。

 サブタイトル通り、これまで蓄えられてきた謎が一気に判明したお話。大日本の礎となった鎮護石の存在と、その破壊を目論む悪の存在。1期の物語との接続説明に、ダークサムライたちの正体も判明するなど、ようやく「ドタバタメイド喫茶萌えアニメ」でしかなかった本作が「サムライアニメ」としての形を成し始めた。エロギャグとシリアスでどっちがいいかは議論の分かれるところかもしれないが、ここまでたっぷり時間をかけてキャラを積み上げてきたおかげで、割とテンプレ通りの分かりやすい物語も、それなりに見応えのあるものになっているとは思う。

 嘉彦から明かされた現在の状況は、決して明るいものではなかった。天草の陰謀による義仙と十兵衛の対決を経て、鎮護石を守護する結界は甚大な被害を受けたという。いかなダルタニアンといえども、全ての迫り来る悪を排除するには至らなかった。未だ見えぬ敵側黒幕の手によって目覚めさせられた4人のダークサムライは、これまでの歴史が積み上げた武力の粋である。4人がかりで挑まれては、いかに将軍の騎士であるダルタニアンも退けることは出来ない。嘉彦の入れ知恵により、彼女はいったんダークサムライたちの視線を十兵衛に逸らし、その間に結界再構成の時間を稼ぐことに。十兵衛が覚醒出来なくなっていたことは誤算だったが、結果的には武蔵のキャラと相まって一ヶ月の時間を稼ぐことには成功した。しかし、惜しくもあと1日というところで時間が足りなくなるかもしれないという状況。果たしてダークサムライとの対決に打ち勝つ打開策はあるのだろうか。

 それぞれの使命を持って決戦の日に向かう柳生道場の面々。将である宗朗は胤舜に施された結界と抗うも、結果は出せず。千姫と半蔵は武芸の稽古。半蔵があそこまで露骨にサムライブライド絡みでデレることになってるのはちょっと意外である。お前さん、ここまでの流れで大して宗朗とフラグ立ててないやん。まだべーたさんの方がありそうな気がするで。幸村と半兵衛は嘉彦から引き取った資料を漁り、ひたすらサムライブライドについての資料集め。ようやくその手がかりを掴むことには成功したが、その内容はあまりに衝撃的なものであった。これから先の戦いでキーとなるであろうサムライブライドの存在は、果たして8人が一致団結して導き出せるものになるのかどうか。そもそもマスターサムライって、今7人じゃなくて6人と1匹なんですけど、それはいいんですかね? 兼続、飯食ってる場合じゃない。

 そして、今回「7人のマスターサムライが」と数に言及されたことで完全に宙ぶらりんの状態になったのは義仙である。結界崩壊の一因となっていたことも明かされ、またもグレーな状態に転がり込んだ義仙。回想シーンで久しぶりに見せてくれた白墨を見ると、やはり彼女は異端の存在であるという気がしてくる。彼女も対決の日までに「何か」を狙っているようなのだが、それは宗朗を守護するための方策なのか、それともダークサムライとはまた別の、「悪の」企みを持つものなのか。最後の最後までやきもきさせやがる。

 そんな柳生道場の面々との対決を控えるダークサムライ4人衆の存在こそが、今回一番のトピックスといえるだろう。巨悪の正体は未だ闇の中だが、ついに明かされたダークサムライ誕生の目的。そして、4人が4人とも異なった意志をいだくことになってしまった悲しい過去など、今期の主役はどちらかというと柳生の面々ではなしにこの4人であると言ってしまってもいいだろう。

 現在の状況を作り出した最大要因である武蔵。「対決バカ」と言われた彼女の場合、本当に全く裏が無かった。とにかく「強い奴と戦いてぇ」だけが行動理念であり、それ以外の部分では生前に持ち続けた無骨な「武士道」を貫き通す。「最も強い敵を倒す」という目的意識は黒幕の願っていたものであるはずなのだが、やはり曇りのない志のおかげで、大日本転覆を企む悪の意志とは多少ずれてしまったようである。改めて小次郎や又右衛門から復活の目的を聞かされても、おそらく彼女はさほど動じないであろう。そんな武蔵に振り回され、彼女の背中を追い続ける小次郎。策謀を巡らし、影で動くスタイルを維持していため、真っ先に自分たちの境遇を知ってしまった不幸な立ち位置である。又右衛門の不遇を見て逡巡する彼女も、「敵を打ち倒す」という目的そのものに不平不満は無いだろう。しかし、彼女が第一に理念として掲げるのはあくまでも「武蔵のため」という部分である。邪悪な思惑によって武蔵の信念が崩れてしまうような事態になれば、彼女はきっと自分の意志で動くことになるだろう。

 残された2人は「悲劇のヒロイン」と言ってしまっていい。前回まで必死に又右衛門の暴走を抑止していた胤舜は、どうやら「黒幕」の影響を最も強く受ける人物である。「依り代」と呼ばれていたことからも分かる通り、ラスボスの最終的な顕現先はおそらく胤舜だ。彼女は自らの意志でそれに抗い続けているのだろう。十兵衛との友情を守るために、彼女は厳しい自分との戦いを続けなければならない。そして、胤舜よりも一足先に「堕ちて」しまった又右衛門。復活が完全な形ではなく、それ故に悪の意志の影響を一番強く受けてしまう「操り人形」。全ての事実を知っても呵々と笑って戦乱へと進み始めた又右衛門の真意は、果たしてどこにあるのか。そして、そんな又右衛門を残りの3人はどのように見るのか。今回の又右衛門のネジの外れた演技は、エネルギーの塊、戸松遥の真骨頂。やっぱりこういうブチギレ方が最高にクール。

 今回のことではっきりしたのは、ダークサムライ側も間違いなく「サムライ」であり、大日本という舞台を長いスパンで観れば、間違いなく主人公側に回るべきキャラである。おそらく辛い戦いが待っているのだろうが、何とか邪悪な楔を解き放って、サムライとしての活躍を見せて欲しいものだ。一応、宗朗側のマスターサムライを除いて残りの戦闘要員をカウントすると、ダークサムライ4人、ダルタニアン、義仙、そして少々無理矢理だが前田慶次。一応、もうワンセットサムライブライド分の7人はかき集められるんだ。全員の友情の矛先は十兵衛にしか向かないから、十兵衛を加えて慶次を外してもいいかも。つまり、柳生道場7人でレベル1サムライブライド、残り6人を更に突っ込んでレベル2サムライブライド。……そうなったらアツいんだけどなぁ。流石に無理かなぁ。

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 人が飯食ってるのにあの距離で腹壊した奴がトイレって、流石にキツくないだろうか、第10話。あの造りだと仕方ないんだろうけども……あと、魔王のたまごごはんの食べ方が納得いかない。あの割り方だと絶対茶碗からこぼれる! そして、ご飯の上に割るとその後潰すとき混ざりにくいだろ! あなたは溶いてから入れる派? それとも魔王と一緒で直接割る派?! (どうでもいい導入)

 まぁ、このアニメで別にどうでも良くない内容ってあんまりないんだけどね。今回は一応「水着回」かなぁ。多分ちーちゃんの水着で眼福った紳士たちがたくさんいたのだろうなぁ。なんやねんあのハンバーガー水着は。でも勇者派の僕にはあまり関係無い。奇乳はちょっと引く派。そしてぴかしゃのナイムネンタープライズを見てるとホッとする派。ま、こんだけ色んなところで活躍しているとぴかしゃの巨乳キャラも山ほど居るんですけどね。幸い木曜日のぴかしゃは綺麗にひんぬーである。

 さておきさておき、そんな水着姿でアトラクションを楽しむご婦人を見て心いやされるエピソード、相変わらず変顔、へちょ顔が見られるのでそっち方面でも心が和む。個人的に好みなのは「あ〜、ですよね〜」の時のちーちゃんとか、ちーちゃんの水着を横目で見てものすごいフラットな表情になっちゃう勇者とかがツボ。最近、勇者ちゃんもだんだんアカン方向に落ち着いて来たよなぁ。もうちーちゃんが魔王にうつつを抜かしているのを見ても「頑張れ若者」くらいのスタンスにしかなってないやないか。流石にこんだけ長いこと今の魔王を観察してたら、「もういいかなぁ」っていう気分になってるのかもしれない。一応鈴乃に対する外面とかもあるから「魔王許すまじ」の姿勢は崩してないけどね。でも、とげとげしてない勇者ちゃんを見ても今ひとつ盛り上がらない……今回は久しぶりに「勇者バージョン」の勇者ちゃんも見られたので、そちらのイメージだけでとりあえず満足しておくことにする。まぐろバーガーな勇者ちゃんでも凛々しくしてれば可愛さ倍増ですよ。

 結局、今回は事件も大きく動くことなく、タイトル通りに日常を過ごしただけで終わった。それでも作画的に不満が出ず、ダラダラ見てても飽きずに愉快っていうのは良いことである。ぶっちゃけ、お化け屋敷の中身、わたしも怖かったです。水着着用で防御力が低いところにあんなクオリティのお化け屋敷は絶対に無理。泣く自信がある。「水着だと漏らしても処理しやすいから都合がいいね!」って開き直るまである。ちなみにお化け屋敷絡みで楽しかったのは、すげぇ微妙な距離感で並んでる勇者ちゃんと鈴乃ちゃんの関係性だけどね。「こいつ、勇者なんだけどなー」とかどういう風に処理していいのか困ってる鈴乃ちゃんがなかなかよろしい。

 ちなみに今回のコンテ演出は小林智樹氏。好きなクリエイターさんなのでもっともっと仕事を見せて欲しいところなんだけど、最近監督任されないよなぁ。

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 正解は③!(前回感想参照)第9話。無事に2人がマスターサムライとなり、これにて柳生道場の戦力はほぼ揃った形。あとは義仙を残すのみだが、彼女の場合は相変わらずグレーのままだから最後にどういう立ち位置に落ち着くのかはまだ予断を許さない状況である。

 ドあたまで驚いたのが、前回あれだけ謎めいていた通り魔の正体が開始2秒で明らかにされたことである。容疑をかけられていたのが胤舜だったわけだが、彼女は当然(通り魔事件に関しては)濡れ衣であり、実は犯人は隣の又右衛門の方だった。まぁ、彼女なら通り魔だろうが強姦魔だろうがやってもおかしくないので、正体を明かされたところでそこまで驚くことじゃないが、今回の件でダークサムライ側にも色々な事情が垣間見えるようになったのは実に興味深い部分である。

 まず、かねてから薄々分かっていたことではあるが、彼女たち4人も一枚岩では無い。普段あの墓場で4人固まって何してるのかもよく分かってないわけだが、「何となく同時に復活した」4人組というだけで、お互いのことも全て理解しているわけではないようだ。言い換えれば彼女たち4人が一丸となって何か大きな野望を持っているというわけではないので、(自覚的には)彼女たちが大きな秘密を隠し持ち、悪行を企んでいるということはないようである。ただまぁ、「彼女たちを蘇らせた意志」がどこかに介入しているのは事実だろうし、又右衛門1人とはいえ、着実に国家の基盤を成す鎮護石への害意を持たされているわけで、最終的には彼女たちよりも上位の存在により、暴走させられて敵対する展開はありそうだ。

 せっかくなので4人のキャラを今一度振り返ってみると、武蔵は見た目以上に「俺よりつえぇ奴に」タイプに裏表がない。メイド喫茶通いの時点で裏も表も無いだろ、とは思っていたが、今回の十兵衛との対話でそれがよりはっきりした。「卑劣なことを働いたら仲間でも叩き斬る」と宣言しており、どうやら武士の気概の方が一時的な仲間意識よりも根幹にあるようだ。まぁ、だからって事情も聞かずに胤舜に斬りかかるのはどうかと思うけども。

 武蔵のことを大切にし、何かと裏で暗躍するのが小次郎。ただ、彼女が武蔵のことを思っているのはおそらく生前のライバルとしての記憶によるものなのだろう。転生後は何かと武蔵を気にしている様子はあるのだが、武蔵の方は特に興味もない様子だし、今のところ8話でちょっと暴れた以外に大きな動きは無い。他の仲間についてもあまり知識は無いらしく、今回の又右衛門の暴走にも単に驚き、観察しているだけだった。「石がなんちゃらとかいうてた」との台詞から、彼女も鎮護石の存在には特に興味がなさそうである。

 そんな又右衛門が、急に物語の渦中へ飛び込んできたわけだ。「何ものかの意志」が介入しているのだから、彼女たちの自我が働かないところで強制的に何らかの使役を受けることはあり得る事態だとは思ったが、その標的として選ばれたのが単細胞の又右衛門というのはある意味当然だったのか、それとも、4人全員にある属性ではなく、単に又右衛門個人の意志として鎮護石を狙う理由があるのか。相変わらずあっけらかんとした彼女の様子を見る限り、やはり通り魔側の属性は彼女のキャラではないだろうけども。又右衛門1人であれだけの強さの「魔」なのだから、今後残りの3人にも似たような影響が出始めたらどうなるのかは想像するとちょっと怖い。

 そして、そんな3人を静かに見ていた胤舜。先週の動きを見る限り、彼女は明らかに又右衛門が通り魔であるという事実を知っており、それを先回りして抑えていた様子だ。彼女の目的が何なのかは未だ謎のままだが、考えられるのは「仲間意識」か「監視役」のどちらかだろう。前者ならば、同じような境遇で闇の意志に抗えない又右衛門を心配して大事にならないように押さえ込んでいたことになるし、後者の場合、鎮護石を巡る事件が大事になるのがまずいため、暴走する又右衛門をある程度コントロールするために動いていたということ。彼女が武蔵たちにも事情を明かさず動いていたことを考えると、まだ何か裏がありそうだが……。

 ひとまず物語の芯となる「鎮護石」という言葉が定義され、クライマックスに向けての準備は整った。もののついでにようやく半蔵・又兵衛組も覚醒に成功し、相変わらず無茶苦茶なマスターサムライギミックで楽しませてくれる。半蔵さん、覚醒してもちょっと地味ですが……べーたさんは「破邪の力」なんてあからさまな主人公クラスの能力で相変わらず優遇されてます。べーたさん、でかいよな(色んな意味で)。そして、今回も単に捕まって蹂躙されるだけという役回りの千姫様……乳首丸出しのこの作品、絵柄のせいかあんまりエロいと思って見ることはないのだが、流石に今回の千姫の執拗なフェラシーンはエロ過ぎたと思うの。薄い本が必要ない公式は助かるな! あと義仙、チンコチンコ言い過ぎだから!

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 何この商売繁盛バイトアニメ。ファーストフードチェーン店のアルバイトと経営戦略にここまで焦点が当たったアニメ、なかなかないぞ(ワグナリアは商売として成立してない)。

 前回正体を明らかにした鈴乃ちゃんが、今回をもってぐいぐい来るに違いない、と思っていたのに、今回メインだったのは意外や意外、勇者のお友達の鈴木さんであった。「鈴木梨香」って、メインキャラにする気が無いくらい普通の名前だと思ってたのに、単なるお節介焼きが割とキャラになってるのが面白い。タイミングのせいで中の人がフジイにしか聞こえなくてちょっと困ったけど、普通に聞いたらフジイと同じ人には見えないはずである。当然、勇者ちゃん同様に顔芸は達者だし、根拠のないお姉さんぶった態度がなかなか面白い。

 「勇者は鈴乃ちゃんを魔王に近づけたくない」というたった1つの情報から修羅場を想像してしまうのは仕方ないことだろうか。勇者はあの通りの性格だし、どれだけぎゃんぎゃん喚いたところで、傍からみれば確かに面白そうな状況。梨香ちゃんほどのお節介焼きでなくても、ちょっと見物してみようかな、という気になるのは分かる。そして、彼女の場合は無駄にアグレッシブで遠慮が無い子だった上に、タイミング良く(悪く?)芦屋まで絡んできちゃったからさぁ大変。多分生活が落ち着いてからずっと考えていたのだろう、芦屋の話した「何となくニュアンスを伝えるたとえ話」が存外にしっくり来るように出来ていたのは驚くのと同時に笑ってしまった。「そうか、勇者は派遣なのか……」まぁ、間違ってないかもしれない。

 壮絶な派遣社員との戦いに敗れた魔王は現在マクドの責任者。ケンタッキーと戦うための戦略を巡らすが、なかなか実入りは無い。いや、そりゃそうだろう。どれだけ営業努力をしたところで、流石に新規店舗オープン当日に勝てるわけがない。しかも客帯がほぼ同じファーストフードなのだから、客が流れれば売り上げが落ちるのは仕方がないところ。こういうシチュエーションの場合、普通の料理漫画、少年漫画だと、「いつも通りに心を込めてお仕事をなさい。そうすれば物珍しさで流れたお客さんはきちんと帰ってくるものなのだから」っていう脚本になると思うのだが、魔王の場合はそんな我慢はしない。初日からいきなり客を取り戻そうと動けてしまうのである。流石「元会社経営者」だ。七夕の笹作戦は、割と真っ当な戦略であり、お祭りのタイミングとかこつければ、あそこまでの影響力は無いにしても、それなりに効果が期待出来る作戦ではあるだろう。少なくともちーちゃんや梨香さんの好感度を上げるくらいの効果はあったはず。そこになにやら魔力的なものがくっついてきたため、結果的には大入り満員。魔王にとっては大成功なんだろうが……どうやら鈴乃ちゃんが何かを感じ取っちゃったみたいですね。まぁ、最終的な敵キャラは当然ケンタッキー店長の方になるんだろうが、あいつ、漆原以上に弱そうなんだよな……。

 今週も、気付けば魔王の回りには、勇者・ちーちゃん・鈴乃ちゃん・梨香さんと、相変わらず見事なハーレムっぷり。こんな無茶な揃い方なのに、あまり嫌みにも感じないし自然に見えてしまうのは魔王のキャラのおかげなのか、それともネタに走っても文句を言われない脚本運びの賜物なのか。あまりに回りがはしゃぎ過ぎちゃってるせいでだんだん勇者ちゃんも慣れてきちゃって、魔王に対しても反応が適当になってるのが気になるところです。いくら憎いあん畜生だからって、ハンバーガー屋でクレーマーになって経営者に迷惑かけちゃダメだろ。まぁ、魔王も店内に客が居る状態で堂々と戦略会議したり、あんまり「お客様第一」に見えなかったのが難だけど。アイドルタイムは清掃が飲食店の基本だ。暇ならガタガタ言わんで掃除するべし!

 そういえば、今週はやたらと芦屋のやつれっぷりが気になったけど……あいつ、魔王の心配ばっかで自分は食べてないんじゃなかろうな。ハンバーガーだけだと、流石に死んでもおかしくないぞ。

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 思わずキルミン! 第8話。だって、あおちゃんとしゅが美の直接対話って言われたらそれしか思いつかないもの。個人的にはあのシーンだけでも大満足でした。なんかもう、好きな声優どうしが絡むのを見てるだけで満足してしまう不自由な身体です。

 今回は割とおとなしめのエピソード。謎が解決されないままに次回に引いたというのが一番の理由だろうが、中心となっていたのが相手側は胤舜、味方側は従者2名というのがそこまで大きな動きになっていなかった理由だろうか。半蔵が次回予告でやたらとテンションを上げていたわけだが……あのフリだと次回マスターサムライには絶対なれないような気がするのだが……いや、でもあと該当する人物がいないしなぁ。①半蔵だけマスターサムライ化、②べーたさんだけマスターサムライ化、③2人仲良くマスターサムライ化、④全然関係無い別な新キャラがマスターサムライ化、⑤突如寝返った胤舜がマスターサムライ化。さぁ、どれ?

 とまぁ、茶化してはみるものの、なかなか重たい話ではあるのだよね。ぐつぐつさんですらあっさりと覚醒したというのに、従者組2人は主人に義理立てする必要があるせいで、おちおち宗朗とキスするわけにもいかず、なかなかマスターサムライにはなれない。覚醒イベントを経ないことには戦力としてカウントしてもらうことも出来ず、直接ダークサムライとの戦いに絡むことも出来ない。そして、義理立てしているせいで表には出さないが、実はこの2人だって結構な度合いで宗朗に対しては好意も持っているのである。まぁ、ハーレム設定については置いとくとしても、一番大事な「主人への忠義」という部分で力になれない歯がゆさは2人とも少しずつ募っているだろう。又兵衛も半蔵も、目の前で主人を通り魔にいいようにされるという屈辱を味わってしまったために、その悔しさもひとしおだ。是非とも次回は2人で覚醒イベントをクリアして、一矢報いてほしいものである。

 そんな通り魔騒動に裏で関わっている様子なのが、ダークサムライで一番目立っていなかった宝蔵院胤舜である。目立ってはいなかったが、実は初戦では宗朗に呪いをかけるという一番重要な役割を果たしていたりもする。今回、一番御しやすい(?)十兵衛との接触を経て、実は敵味方の隔てが無ければ案外素直で良い子だった、というフツーの事実が判明した。これまでほとんど自分の意見、キャラクターを押し出してこなかったわけだが、いざ蓋を開けてみれば、なんのこたぁない、普通の可愛い子だった。今のところ、作中で一番可愛いまである。今回の通り魔騒動の中心人物なのは間違いないようなので、是非とも次回も活躍して欲しいところだ。ちなみに通り魔騒動に関しての「鎮護石」などのターム、そして通り魔の正体などについては、一切が謎のまま。通り魔は胤舜とも敵対関係にあるようだが、これが今期のラスボスの正体に関わってくるのだろうか? 武蔵と小次郎も、「何故自分たちが目覚めることになったのか」と不安げな台詞を口にしていたが……どうも、ダークサムライたちは本当の意味で「悪い奴じゃない」ようである。気のいい連中も多いのだし、このままなんか適当な巨悪(今回の通り魔みたいな不定形の化け物でもなんでもいいや)が何となく現れて、最終的に2大勢力和解からの共闘っていうのが一番平和的なエンディングな気がする。まぁ、あんまり面白くなさそうなのが難点だけども。

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 ブレない落ちない、第8話。今回もとにかく3人のヒロインが顔芸てんこ盛り。勇者が吠え、ちーちゃんが壊れ、更に鈴乃ちゃんもあっという間にぶっ壊れた。なんか久しぶりだよね、「異世界から来たおかげで常識がない」ネタ。あとから参加したはずの漆原に一切そっち方向のネタがなかったからなぁ。漆原の扱いが、完全に中の人のソレと同じなのがなんか笑える。……しものさん、この現場では最年長だよねぇ……。

 気付けばこの作品、あんまり「メインの筋」ってないんだよね。前回勇者たちがコンビニで襲われた犯人捜し、っていうのが唯一のメインっぽいファクターであるが、今回はそのことにほとんど触れてなかった。となると、単にエンテ・イスラからきた連中がどうやって平穏無事に日本で生活するか、っていう部分だけが注目される、愉快な日常アニメになってしまうわけだ。そして、これがまた問題無し。今回はサブタイトルでも分かる通りにちーちゃんを中心とした修羅場(っぽい)シーンが多数の刺激を与えてくれており、それを見てるだけでも楽しい。「顔芸が売り」というのは簡単だが、本当に細かいカットでの表情の付け方がいちいち笑えるものになっている。営業スマイルを維持しながらも苦虫を噛みつぶすという器用な技を見せた店長とか、ジト目を通り越してへちょ絵になっていた勇者とちーちゃんの救いようのなさそうな顔は、「今度はどんな顔するんだろ!」って見てるだけでも楽しいし、キリキリ回るから笑える上に気持ちが良い。勇者だけがヨゴレ役かと思われていたが、ちーちゃんのズタボロっぷりとか、鈴乃の駄目駄目っぷりも充分楽しめるレベルなのであった。勇者の友達の子までなんか愉快そう。フジイの中の人、なんで修羅場とかそういう生臭い話が好きなんだろうね。

 ちーちゃんの傷心ダッシュなんかも楽しかったけど、やっぱり個人的には勇者と鈴乃のブチ切れ喧嘩シーンが楽しかった。鈴乃のすっとぼけっぷりはテンプレ通りではあるのだが、中の人がトナカイ知らずのかな恵ちゃんだったことを考えると、なんかそれだけですげぇ自然。そして、キョドる勇者ちゃんが相変わらず可愛い。魔王と仲が良いって言われるとやっぱりイラッと来るらしいし、「イルゥァッ!!」ってなってるときの様子が最高。これも中の人パワーの強さによる恩恵が強い。そして、1つ1つの描写についても台詞ばかりではなくてきちんと細かい仕草や表情でも見せてくれているのが相変わらず気が利いていて良い。必死に勇者の真似をしてコーヒーを飲む鈴乃ちゃんのガッツポーズとか、すごく切なくなる良いシーンですよ。それにしても、あの「ぬ」の着物、一体どこで買えるのだろうか……天の助だったら知ってるかな……。

 ま、どうせここから鈴乃ちゃんもずるずるべったで勇者と同じようなスタンスになるんだろうから、もうひとバトル盛り上げるケンタッキー側との対決が次の見どころになるのかしら。既に鈴乃ちゃんと勇者は意思疎通が完了してるわけで、また魔王側がちょっかい出してこないことにはもめ事も起こらないはずなのだが……結局、エンテ・イスラから何人ぐらい関係者が来てるんだろう。ケンタッキーの店長、どうみてもコジロー(ロケット団)だったんだが、あのデザインでいいのだろうか。

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 やっぱり勇者ちゃんメインだとはちゃめちゃに安定感があるな、第7話。今回ちょっとキャラデザおかしくてボチボチ作画班にも負担がかかる頃なんだろうなぁ、とか思っていたわけだが、勇者のバトルシーンあたりは短いながらも割と見応えのあるシーンになってたので、そこまでがっかりするようなもんでもない。ただ1つ分かったことは、勇者ちゃんのデコの広さは非常にデリケートなバランスで成り立っていたということくらいである。

 一応、今回のエピソードで勇者の立ち位置が何となく分かった気がする。エンテ・イスラに帰ればいいじゃん、と思っていたのだが、やっぱり魔王+側近2人なんて状態で無視するわけにもいかないんだね。まさかこんだけ時間が経ってるのに律儀にストーカー業務を続けているとはおもわなんだ。普通に生活出来るくらいの時間帯で勤務して、その上でストーカーまでやらなきゃならないって、かなりのハードスケジュールだよ。そりゃご飯だってコンビニ総菜になるよ。それでもめげずに頑張ってぶっ倒れたりしないのは、流石の勇者様だ。まぁ、今回エネルギー補充の手段も手に入れたみたいだし、もう少しうまく立ち回れば多少なりとも楽は出来ると思うけども。真夏の炎天下でブラ透けするくらいに汗だくになったのに、そのまんまあんな狭い勇者の部屋になだれ込むなんて、度胸ある。しかもその直後に勇者にお姫様だっこされて完全密着ですからね。相当臭いが……いや、いいや。

 ちなみに、「助けてもらったのにその直後に思い切り肘撃ちを見舞う」という本当に外道としか思えないような行動に出ている勇者ちゃん。普通、この手の「ツンデレのツンが行き過ぎちゃったキャラ」というのは「単なるキチガイやないか」と嫌悪感を抱かれるものだが、勇者ちゃんの場合は大丈夫(私調べ)。その理由は2つあり、1つは、純粋な勇者はデレることがないため。いつの間にかなあなあになっているためにその辺があやふやだが、現時点において、勇者が魔王に対して嫌悪感を抱き続けているのは事実である。いわゆる典型的なデレ展開にはなっていない。どれだけ恩義があろうと、どれだけ命を助けられようと、あくまで魔王は「許されざる者」。その線引きが(たとえ理不尽だろうとも)はっきりしているのだから、勇者ちゃんは悪くない。そして、なんだかどうでも良くなる2点目は、肘撃ちを喰らわせて魔王がぶっ倒れたのと同時に、勇者ちゃんも脳天をしたたかに打ち付けてうめき声を上げていること。あくまでも不幸になるならみんなで一緒。魔王も苦しむ、勇者も呻く。これでイーブンね! 間抜けな姿がとても似合う勇者ちゃん可愛い。

 前回初登場した謎の隣人・鎌月さん。結局今回のエピソードでは何がなにやらさっぱり分からなかったわけだが、まぁ、多分この作品のキャラなんだから最終的にはろくでなしなのだろうな。今からどういう展開で踏んだり蹴ったりされるのかは楽しみである。まぁ、中の人かな恵ちゃんだし。放送中に入ったCMが「織田信奈」→「劇場版いろは」と謎のかな恵スペシャルだったのがちょっと笑った。その他、エンテ・イスラで勇者と連絡を取り合っている子はCV浅倉杏美。ちょっとイラッとするテンションの子であるが、どうやらやってることを見ると実力はあるらしい。魔王の方ばかり使えない部下が揃ってるというのに、勇者側はバックアップが万全なのがずるいな。ただ、その割には謎のコンビニ強盗(仮)もろくすっぽ打ち倒せないのだから、実際勇者は大したことない。人間界に迷惑をかけないように意識するなら、あのシチュエーションで賊を逃がしたらあかんと思うのだがね。そして、なんだかやたらと存在感があったコンビニ店員。まるで水島努が悪ふざけで出すキャラみたいな顔して出てきたけど、そのあと割と台詞があって笑った。「コンビニバイト語」って、いくら何でも曲解されすぎてるよな。「うーーーーい。(ォライッ、ォライッ)」はコピペでしか見たことないぞ。

 そして締めはちーちゃんでした。あの子も順調に人格崩壊しとるな。意外と珍しいよね、あそこまで積極的にアピールしてくるのにかわいい系のヒロインって。流石に今回の騒動で「かわいい系」も限界な気がするが、かっ飛ばしてた方が作品のテイストにマッチしてて面白いから、それでいいや。勇者ちゃんと組んでがっつり笑わせる側に回ってほしい。

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