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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 サバサバした能登ボイスって良いよね、第6話。麻美子の声は歳を重ねても微動だにしない安定感が魅力だが、敢えてウィスパーメインじゃない方向に活かされるこういう役はそこまで多くないので貴重。また劇場に巴さんの勇姿を観に行きたいものである。

 さて、毎週それなりに楽しく見させてもらっている今作。前回のM−1みたいに本当にしょうもない話も混ざってくるのは作品の性質を考えれば致し方ない部分はあるが、今回みたいなノリのお話は割と好き。なんちゃって時代劇なので、中の人たちが変な方向に楽しめるのが良いのですよ。どんどんヒロイン勢が増えているせいで、普通の作品だと影が薄くなる奴が絶対に出てくるはずなのだが、今作は、何故か柳生道場の面々が毎回きちんと自分なりの仕事をしてくれているのが嬉しいのである(まぁ、佐助は流石に出番無いけども)。特に今期のぐつぐつさんの扱いの良さ(本人にとっては悪さだろうが)がファンとしては嬉しい限り。普通の萌えキャラのはずなのに、何故ここまで残念な完成度を誇るのか。世にも珍しい犬小屋ヒロインの勇姿が拝めるのはここだけですよ。

 そして、今回はそんなぐつぐつさんが、新キャラ前田慶次と夢のコラボレーション。途中から次第に豊崎ボイスと能登ボイスが混ざり合うような感覚に陥り、実に愉快な中の人フェスタが堪能出来る。あいなまは声質が尖っているくせに本当に起用に声を使える役者なので、麻美子の元気ボイスに合わせるようにして少しずつ慶次の本性が出てくるパートが絶妙なさじ加減で表現されている。まぁ、全力全開の能登ボイスをトレスしようとすると完全に物まね大会になるので、さばさばボイスだったから合わせられたってのはあるんだろうけども(業界的には、「物まねされる声優」の第3位が能登麻美子であるという。ちなみに第2位が金朋、第1位は当然あの人である)。

 その他、一応メンバーには参加しているはずなのに立ち位置が微妙で今後の関わり方が気になる義仙の存在とか、相変わらず弱さを見せない敵キャラ4人衆の動向とか、1期よりもシナリオの複層性がありそうなので、中間地点を越えたここからの盛り上がりに期待したい。流石に4人の敵キャラをラストで一気に蹴散らす展開は無理があるので、出来たら1人ずつ丁寧に打倒するところがみたいんだけどね。順番にやられるとしたら、まず小次郎か又右衛門がやられるだろうなぁ。最後にしゅがぴかのコンビネーション技とかが見られたら嬉しいんだけど。

 中の人の話しかしてない気がするけど、冒頭の4人衆対慶次の対決とか、それなりに画面も面白いことになってましたよ。墨汁の種類って、現時点で黒・灰色・青・赤の4種類が出てきてるけど、あれって使い分けの意味はあるんだろうか。4人衆は青で統一してるのかしら。

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 確かに間違いなく階段はのぼってたな、第6話。実を言うと先週の予告の時点で「えー、なんだ、この作品学園物になっちゃうのー、なんかベタやなー」と思ってたのだが、決してそんなことはなかったぜ! まるで先週の事件を反省するかのように、本当にしょうもない(褒め言葉)一幕でしたとさ。しかし、旧校舎に入るときに渡り廊下を歩いてた気がするんだけど、ちーちゃんたちは何でわざわざ新校舎の方から入ったんでしょうね?

 一切迷い無しで魔王の家に居候を決め込んだルシフェルこと漆原。実際に名前を呼ばれてみると、本当に「ルシフェル」という音の響きが「うるしはら」と似ていることが分かって愕然とする。ラテン語風に発音すればルシファーであり、更に似る。魔王や芦屋が若干無理矢理だった分、この符合は驚異的だ。いや、そんなことどうでもいいんだけどさ。結局漆原ってどの程度日本に住み着いてたんだろう。いくら何でも馴染みすぎやないか。多分魔力はすっかり失った状態になってるんだろうが、全然困った風でも無いし、単なるニート生活がやたら板についている。あの神官のおっさん、よくこんなのの面倒見てたよな。ただ、魔力(?)を変な方向に活かす術だけは残っているらしく、一発でテレアポセンターにハッキングをかけられるくらいの便利さは残している。ネトゲ出来ないスペックのパソコンでもそんなことできるってすげぇな。しかもテレアポセンターって仮に番号が分かってても、どの担当者に振られるかなんてわからんだろうにな。狙った勇者のところに繋げられるあたりがすげぇな。そして、冷静に考えるとぴかしゃボイスのテレフォン相談員って、すげぇうらやましいな。金払って聞くべき声がただで聞けるのかー。

 いや、どうでもいい話だな。勇者ちゃんについては、今回きちんと「帰ろうと思えばいつでも帰れる」という言質が取れたので、かける言葉は「さっさと帰れよ」しかないはずなのだが、この作品から勇者ちゃんが消えてしまっては全くもって存在意義が無くなってしまう恐れがあるので、彼女がツンデレながら魔王に粘着している現状は大人しく受け入れよう。既に一度は関係性が片付いたと思ったのに、気付いたら夜中にストーキングしてる勇者ちゃん萌え。先週までの立ち位置だったら一応メインヒロインとして見せ場も多かったのだが、今週は単に面倒臭い近所のおばちゃんみたいになってるやないか。少しずつ現世での罪状もたまってきてるし……彼女は一体どこへ行くんだろうなぁ。

 一方、魔王の方は残念ながらエンテ・イスラに戻る魔力は残っていない。おかげで漆原の胡散臭い誘いにものるしかないのだが、現世では着実に出世しているとのこと。ニートまで増えたのに家計を支える、まさに一国一城の主である。そして、そのサポート役の芦屋も、少しずつ存在意義は示し始めているようだ。気付いたら普通にちーちゃんとかと会話出来てるんだから、日本語はいつの間にか完璧に習得してるんだよね(漆原もだけど)。「ガルガンティア」のレドがなかなか言語の壁を越えられないのを見てると、やはり魔族というのは凄まじい才能を持っているものだと感心させられる。いや、単に滞在期間が長いだけかもしれないけどさ。色々と日本の文化にも馴染んでるしな。一応今回開かずの間を開ける前に異状に気付いたのも芦屋だったし、参謀役としてはそれなりに信頼していい奴なのかもしれない。しかし、彼が突っ込みを入れていた「携帯電話の話なんて云々」って、今の時代だったら別におかしくない気がするんだけど。ちーちゃんが現役女子高生だとすると、「彼女が生まれる前からある」怪談って、16〜7年以上前ってことだが、その時期って既に携帯は出回り始めてたと思うんだけども。まぁ、流石に高校生が平気で持ち歩くようになるにはしばらくかかったっけか。

 ま、そんな重箱の隅はどうでもいい話で、ラストは新キャラのかな恵ちゃんが登場。胡散臭い物ばかりが集まってくるあのアパートって、結局妖怪アパートみたいなもんだよなぁ。大家が最終兵器だからなぁ。

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 どんどん当初の目的がどうでも良くなってる第5話。このままだと一大アルバイト奮闘アニメとして収束していくことになるわけだが……なんの問題も無いのか。それでいいや。

 1話の異世界を除けば、ようやく本気でのバトルモードである。とは言っても、主人公の魔王はめっちゃ重い高架を延々支えていただけで、本人曰く「恰好もやってることも超地味」。まぁ、確かに。あれがなければものすごい数の死人が出てたわけだから功績としては大きいのだろうが、あまり魔王っぽくは無いし、魔力も使った甲斐が無いな。いや、ちゃんと良い仕事してるんですよ。わざわざ「ゆっくり降ろす」時に下敷きにならないようにいちいち車の位置をずらしてから着地させたりしてるしな。流石にマクドで働いてるバイトクルーは気配りが細かいのう。どこまでマニュアルに書いてあるんでしょう。

 一応バトル展開ってことで我らが勇者ちゃんも正式参戦。髪の毛の色が変わってもスーツ姿はそのままっていうのはなかなかフェティシズム溢れる良いビジュアル。顔だけ見るとどこぞのガレット王国の閣下に見えなくもないけども。しかし、勇者ちゃんはあれだけの力を残しておきながら、ギリギリまでそれを解放しなかったのはあかんよな。一応魔王に突っ込まれて答えてはいたが、周りで大量の人間が犠牲になろうとしてるときに出し惜しみしてる場合じゃなかろう。結果的に魔王の方が先に人命救助してしまったわけで、あらゆる点において勇者の面目丸つぶれだ。ツンデレにばかり力を入れてないでもう少し冷静になりましょうよ。ま、今回の魔王の発憤のおかげで多少なりとも吹っ切れた部分はあるみたいだけども。今週も相変わらず嫌そうに口元をねじ曲げている表情が可愛かったので良しとする。そういやどさくさに紛れて芦屋さんも参戦してたけども……主従揃って緊張感無いな。ボチボチ彼も諦めがついて、魔王の不可解な行動についても気にしなくなってきたしな。もう、すっかり人間界に染まってしまったのだろうなぁ。

 今回暴れた敵側は、エンテ・イスラでのもめ事の中核でもある、人間と魔族のタッグチームだ。ルシフェルの方は大体あのくらいの存在だろうと分かっていたからいいのだが、連れ立っていたハゲのおっさんの方は勇者ちゃんもショックを受けていたみたいで結構残念なことになっていたようだ。ここで「結局向こうでの戦争も魔王じゃなくて人間が悪かったんだなぁ」みたいな結論になってしまうと、現在の魔王のスタンスにも説明がつくので話が早いな。一応それなりに策謀を巡らすタイプの黒幕だったはずなのに、魔王を前にするとみんな揃ってギャグキャラになるのは有難いことですな。映画は毎月1日に見ると効率が良いぞ! 混むけどな!

 そういや、結局今回わざわざゲートを通って出てきた2人って、何しにきたんだろう。教会の不義を暴いて勇者を迎えにきたのかな。だとしたら勇者はもう連れて帰られちゃうよなぁ。「お前も早く戻ってこいよ」みたいなこと言ってたけど、そんな里帰り感覚で行き来出来るようになってしまっていいものなんだろうか。芦屋さんが涙ながらに復権を切望してるのがアホみたいである。

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 相変わらず勇者ちゃんが悩まし可愛い、第4話。後輩ちゃんの活躍によって女性キャラへの票も割れ始める頃だろうが、依然としてこの作品は勇者ちゃんで保っていることは疑いようがありません。制作陣の力の入れ具合が半端無い。

 今回は全編シリアス展開ということでこれまでとは毛色の違うお話になったが、このぐらいのタイミングで作品の根幹部分に関わるシリアス要素がきちんと描かれたというのは、今後の物語を推し進める上で良い配分だったのではなかろうか。特にエミリアの過去が明らかにされ、彼女が単なるファッションとしての「勇者」ではなく、信念を持って魔王討伐を志した「正義の」人物であったことが分かるというのは、感情移入しながら視聴するためには重要なファクターである。どこぞの、魔王と仲良くなった勇者の場合は何を大義名分に動いているのかすらよく分からなかったからなぁ……。

 対して、勇者視点で物語が進んだこともあり、魔王側のモチベーションについては、ほぼ明かされることなく終わった。勇者が「何故人を助けるのか」と涙ながらに訴え、その答えに期待はしたのだが、魔王の返答は「なんか、スマン」というはっきりしないもの。この部分については、おそらく最後まで明示されることは無いのだろう。「異世界では悪逆の限りを尽くしていた魔王が、人間界に降り立ったら健全なバイトクルーに」というのが本作最大のネタであり笑いどころなわけだが、それが「何故」起こったのか、という部分には、現時点ではおそらく理由付けは出来ない。敢えて言うなら「とても根が真面目な青年だったので、エンテ・イスラでは周りから『あなたは魔王なのでしっかりと世界征服業務を行ってください』と期待されていたのでそれに応えた」というのが無難な答えだろうか。魔王にとって、エンテ・イスラで村を焼き討ちするのも、マクドでキャンペーン商品を売りさばくのも、同じくらい大事なお仕事だったのだろう。そんな不条理な倫理観に振り回される勇者は本当に可哀想なのだが、転移したことで魔王が「切り替わって」しまったのだからしょうがない。今後は、人間世界で新たな倫理観をマスターした魔王としか対峙出来ないわけで、彼女が追い求めていた冷徹な魔王は既に存在すらしないのである(元から存在しなかった可能性もあるが)。なかなか難儀な関係性だ。

 そして、今回もそんな悩める勇者ちゃんがガッツリと尺を取って描かれているのが眼福である。面白かったのは、魔王と言い合いをしている時の、行き場のない怒りを抑えている時の歯茎のアップ。なかなかああいう描写ってしないと思うのだが、力の入りようが分かりやすい面白いカットだった。くるくると変わる表情も実に愛らしく、まだまだ彼女を見てるだけでも楽しめそうである。また、今回勇者のサポートに回ってくれたお友達の梨香ちゃんも可愛らしかったのである。興味深いのは、中の人がフジイ・西明日香なのだが、彼女が梨香と全く同じで兵庫県出身という部分。残念ながら彼女は年齢非公開だが、普通に考えたら梨香と大体同い年くらいだろう。彼女も震災の影響は少なからず受けていたはず。キャスティングされて、どういう気持ちで演じていたのかは興味深い。いや、完全にリンクしてたら洒落になってないけれども。こういう話を見ていると、既にあの震災が「歴史的な事件の1つ」としてフィクションの中でも過去語りに含まれる時代になったのだなぁ、としみじみしてしまう。先の3.11も、いつかこうしてギャグがメインの小説の中に盛り込まれるような日が来るものだろうか。

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 テンション落ちない、勇者ちゃん可愛い、第3話。今期はぴかしゃのキャラの周りに奇乳がいるんだね! 中の人の絶叫が聞こえてくるみたいですごく素敵です。大きければいいってもんじゃないよね! 今作はどこまでいってもひたすら勇者ちゃんの顔芸を楽しむアニメです。

 まだ3話だってのに、魔王と勇者のなあなあぶりが半端ないなー、と思ってたけど、一応シリアス展開になって多少締まったかな? 地震の影響で人間界にもギャグではすまないレベルの被害が出たのはちょっと驚いた。このお話はそういうことをしないもんだとばっかり思ってたからさ。そして、そんなシリアス展開に毒されたのか、勇者が突然魔王の背中を狙いかけたのも驚きである。別に、魔力が完全に枯渇した訳じゃなかったんだから、今までだってチャンスはあったよね、一つ屋根の下で寝てたタイミングとかさ。そういうところで命を狙わなかったのに、今回の窮状で一瞬でも「殺せる?」って思っちゃったのは……まぁ、積年の恨みによるものだと解釈しておこうか。エンテ・イスラで魔王が相当悪逆だったのは事実だろうし、災害の影響でそういった殺伐としたイメージが蘇ったのだという風に解釈すれば筋が通る……かなぁ。あんまり真剣に見ても仕方ないけども。

 この作品の場合、どちらかというとそこにいたるまでの茶番が本編だからな。すっかりおかんと化してしまったアルシエルの残念ぶりとか、そんな残念部下と貶し合う勇者の残念ぶりとか。前回は勇者と魔王がマクド風のやりとりで喧嘩するっていうシーンがあったけど、今回は謎の脅迫者と勇者がテレアポっぽく会話してるシーンがやっぱり面白かった。テレアポは本当に色んなお客さん相手にしなきゃいけないから大変よね。真面目なトーンで話してるんだけど、電話口の向こうにいる声が下野の時点であんまり緊張感ねぇけども。

 新キャラも出てきて多少なりともシリアスが絡んで来るとなると、1,2話目で見られたような日常ほのぼのギャグは今後減ってしまうのだろうか。今回の「身分証明書と印鑑で魔王が勇者に迷惑をかける」みたいな、なんちゃってファンタジー(というかなんちゃって現実?)ネタが楽しいんだけどなぁ。もしくは、延々勇者だけを追いかけ続けるドキュメンタリーとかでもいいや。今回のハイライトは、勇者と千穂ちゃんの大げんかのところ。ようやく女性同士の絡みで活きの良いところが楽しめたよ。もっと勇者が猛り狂うところを楽しみに待っています。ぴかしゃが冷静にファッションチェックしてるところとか聞いてるだけでなんか笑えてきます。もう一人が奈央ぼうってのがまたなー。そうかー、ユニクロ駄目かー。……しまむらだな。

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 どう見ても長編エロ漫画の第1話じゃないですか、第2話。すげぇ節操の無さ、今回立てたフラグだけでも、純愛、強迫、近親、百合、なんでもいけるじゃないですか。どう考えてもこの学校おかしい。

 振り返ってみると、我らが変態・橘純一君って凄かったんだと思う。1話目から全力で多人数相手に(オムニバスだから1度に1人だが)無茶苦茶な要求をして、それが通っても何となく「アマガミ空間だから仕方ない」と思える部分があった。彼の素晴らしいところは、真っ直ぐにエロかった、真っ直ぐに変態だったことである。今作も同じようなセッティングになっているのは間違いないのだが、こちらの前田君はそういう設定じゃない。写真部との距離の置き方、ヒロイン守るような台詞など、どうも「真面目な青年」キャラを定着させようとしている感がある。そのおかげで、どう考えても殿様仕様にしか見えないが新体操部へのアポが取れそうだったり、突如メインヒロインに写真撮影のOKを出されて2話目でいきなりプールサイドの水着写真撮影に突入したりするのである。幼なじみだったらなんでもいいのかって話だ。梨穂子や棚町さんが2話目でエロ写真を撮らせてくれたかどうかを考えてみると、多分無理だったんじゃなかろうか(梨穂子はワンチャン)。前田君は、どうもその辺の前提条件をすっ飛ばしていきなり紳士レベルマックスなのである。これはこまってしまう。

 やっぱり、どれだけ紳士的な態度をとろうとも、写真部男子は女子に気を許される展開はなかなか無い。普段からカメラ持ってうろうろしてるだけでも若干怪しいし、今回なんて、授業中にゴミ捨てに行ってこいと言われたタイミングですらカメラ持参だ。もう、校則云々以前にアウトだ。この学校の女性達は、早くこの男の危険性に気付くべきだと思う。真っ直ぐに下衆い方向に向かってる残りの写真部連中なんてピュアなもんやで。

 まぁ、このおかしな流れは女性陣にも責任はあるだろうけども。やっぱりかな恵ボイスの幼なじみのガードのユルさと、そこまでかッ飛んだキャラがいない中で飛び抜けて妙な生徒会長のキャラ。千和もおかしければひーちゃんもなんかボーッとしてる。まぁ、アマガミだってこんなもんだった気もするが……ここまで女性の警戒心を下げられるのがカメラの魔力なのか……恐ろしいことだ……。カメラがあるから、みゆきちボイスの百合っ子も油断してしまったに違いない。ちなみに、ミズハスボイスの彼女はよく分からない存在です。「逆光は勝利!」って鳥坂さんが言ってたから、きっと彼女もそれに従って撮影してたんだね。光画部ネタって、今の若い子はどれくらい分かるんでしょうね。

 ひでぇ話の筋に笑ってしまうのが本作の基本的な楽しみ方で問題無いと思うが、阿漕な写真のデザインについても流石に力を入れて作っている。今回は幼なじみっ子の水着写真だが、水着のヒモ部分が身体に密着せずにちょっとだけ浮いて見えるところとか、なんだか妙に艶めかしい部分がある。やはり写真をメインテーマにしている作品なので、あの撮影パートは気合いが入ってるんでしょうね。多分ゲームと同じような絵になってるんだろうな。これからものすごい勢いで残りのヒロイン勢も攻略していくんだろうが……恐ろしい作品だぜ。

 ちなみに、誰の共感も一切得られないと思うが、毎回気になっていたのでせっかくなので書いておくと、オープニングのイントロ部分が、アストロマンステージのBGMになんか似てる気がした。それだけ。

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 やばい、勇者ちゃん可愛い、第2話。べたべたなツンデレのはずなのに、なんか憎めない。この不思議な感覚は……ぴかしゃのウザキャラ?!

 同じようなネタやってるんだからすぐ飽きるかと思ったけど、2話目も割といい感じだったよ。なんかしゃきしゃきしてるんだよ、このアニメ。そりゃWHITE FOXなんだから上手いこと描けるのは普通といえば普通なんだけども。今回だって岩畑さんのコンテだし、ギャグのメリハリの付け方とか、そこから一気に緊迫させる押し引きとか、色々と気持ちいい。魔王と勇者のハンバーガー注文コントのとことかは普通に笑える。流石にギャグの底は見えてきたけど、それでもやるせない生活感の出し方とかが楽しいのよね。「トイレットペーパー」→「お総菜のコロッケ」っていうカットの切り方とかさ、多分あそこで勇者もみんなと同じように考えたと思うんだよね。「あー、トイレットペーパー安いけど、まだうちに割とストックあるしなー、でも次にこんなに安くなるタイミング分からないから買っておこうかなー」とか、「コロッケ……と唐揚げだとちょっとバランスが……あぁ、でも今日はもう料理する元気なんて無いし、コロッケだけじゃおかずじゃないし……いいや、食べきれなかったら明日の朝食べよ」とか思ってたに違いない。勇者は1人暮らしだから魔王城よりは生活に余裕があるみたいだけど、テレアポのバイトだけで食うのはなかなか大変だろうなぁ。女性の方が金はかかるしなぁ。

 そして、そんな勇者ちゃんが色々可愛いのです。あしらわれてふくれっ面の勇者ちゃん、強がってみたけど財布落としちゃったせいでどうしようもなくなってしょんぼりの勇者ちゃん、今までの人生を振り返ってむなしくて泣けてくる勇者ちゃん。頑張れ勇者ちゃん。まぁ、一番可愛かったのは部屋の外で恫喝してるのに無視され続けて泣いちゃった勇者ちゃんだけども。本当に中の人が良い仕事してる。あとバイト仲間の奇乳ちゃんも割と可愛い気がする。あと勇者ちゃんのバイト先の友達がフジイだ。今後も女の子が可愛いアニメでありますように。

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ふざけたタイトル、ふざけられない最終話。これが1年間この作品を追いかけ続けた集大成。言葉も無い。

 これまでのエピソードでも要所要所で圧倒されてきた今作であるが、最終話はやはり最大の「決め所」。手抜かりは許されない晴れ舞台だ。原作がまだ続いている作品を途中で終わらせるアニメ化というのは大体において最終話あたりでうやむやになって尻すぼみになるものだが、このアニメの場合、「千利休の生涯」というはっきりしたテーマで39話を駆け抜けて来たおかげで、最後の最後まで気を抜かずに作り込むことが出来ていた。ラストシーンは多少なりとも抽象的な表示に逃げたきらいはあったが、それでもこの最終話を見終わった余韻の出し方としては文句も付けられない。このドラマを作り上げた原作もきっと凄いものなのだろうが、それを真に迫った造形美を伴って作り上げたアニメスタッフも同様に凄い。結論、凄い。

 わざわざ細かい部分を切り出してエピソードを語るのも野暮なことだろうが、いつにも増して見事だった「へうげ」ワールドの有終の美を、少しずつピックアップしたい。開始直後、辞世の歌をしたためて満足した後、謎の殺戮マシーンとなった利休が控え室から登場し警戒に当たっていた上杉の面々を黙々と殴り倒していくというシーン。もう、面白くて仕方ない。元々利休はばかでかくておっかないジジイだったわけだが、この当時の70歳なんて、現代でいえばどれほどの高齢者になるというのか。普通に考えたらしわくちゃのよれよれであろう。しかし、利休は違うのだ。諸肌を脱いで現れ出でた彼の肉体は、確かに年相応のみすぼらしさではあるのだが、それでもがっちりと筋肉が締まり、並み居る武士たちを殴り倒すのに不足はない。ご丁寧にバンデージまで巻いてひたすら顔面に鉄拳を見舞う利休は、これまでで最も「へうげた」姿であった。

 そんな利休の介錯を務めることになってしまった、本当の主人公、古田織部。彼の苦悩も1つの見どころではあるが、今回最も苦悩していた男は、そんな織部にすがりついた秀吉ではないだろうか。力無く俯きながらも、どうにもならない非情の決断を告げる秀吉は、最後の最後に、あの織部に「友であって欲しい」と本音を漏らした。野心に燃え、乱世を謀略でくぐり抜けてきた山猿も、最愛の主君を失い、信頼ある弟を失い、尊敬する師をも失い、寄って立つものが何も無い状態。ただの一家臣である織部に弱い部分を見せるなど、天下人たる秀吉にはあってはならぬことだが、もう、そんな虚勢も限界だった。浅黒い彼の顔には諦めと懇願があり、古田織部は自らの義を通すにも、そんな「主君」を捨て置けるほどに計算高い男ではないのである。

 そしてクライマックスとなる、茶室での利休と織部の師弟対決。本当にどうかしちゃったんじゃないかと思えるほどに罵詈雑言を吐く利休と、最後の最後まで見透かされていることにぐうの音も出ない織部。真っ直ぐに切腹を終えるかと思われたギリギリのタイミングで、織部は利休の真の「もてなし」に出会う。茶人としての死とは、茶室で死ぬことでも、茶を点てながら死ぬことでもない。あくまで、自分が対する客人をもてなすことにあった。それに気づいてしまったら、やはり織部は師を切ることなど出来ない。

 そして、利休はそんな織部の心中すら理解し、自ら道化を買って出ることで、織部の「自分」をそっと差しだしてやった。「それがあなたなのです」。師は最後の最後まで師であり、弟子はその末期にまで、学び続けなければならない。希代の大茶人の最期は、弟子に全てを伝えた、一片の悔いも無い晴れ舞台であった。
 

 本当に素晴らしい。こういうシーンのことを「名シーン」と言うのだろう。シナリオの含みの持たせ方も凄いのだが、これを映像にしたときのビートレインの力の入れ方が見事。利休の横顔を映し込んで一切音を入れずに数秒保たせる無音の「情感」や、織部が涙を溢れさせた際に、実際に涙が流れるカットは一切入れずに、ぐしゃぐしゃの顔を映すことで感情の溢れ方を見せる切り替えの妙。これに田中信夫の絶対的な「利休の声」が込められ、全てが完成する。圧倒されることの多かった今作のラストに相応しい、歴史に残る名演だったのではなかろうか。

 お見事。いやさお見事。

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残すところいよいよあと1話、第38話。この期に及んでがっつり話が進む。この作品最大の見どころは、真下作品であるにも関わらず、きっちり話が進んで全く退屈しないところにあったのかもしれない。

 前回の利休の堂々たる挑発行為に対しても、秀吉は苦しみながら決断を下せずにいた。自分が慕い、焦がれていた人間に手をかけるという行為は、既に信長討伐で体験しており、その苦しみは嫌というほど理解している。そして、信長の亡霊に襲われたときに必死に助けを求めた先こそが利休なのだ。そんな父親同然の人間の命を奪うことなど、出来るはずもない。そんな秀吉の判断を確認すると、利休は全てのことが終わったことを確認し、静かに大阪を去ることになる。「全ては失敗に終わった」というメッセージを愛娘に残して。偉大なる侘び数寄の退場に、細川・織部の2人も粛々と見守るしかなかった。

 しかし、事態は誰もが望まぬ方向へと動く。明智の意志を継ぎ、次代を作らんと意気盛んな徳川、そして、利休の意志を不幸な方向へと解釈してしまった愛娘のお吟。利休を亡き者としようとする三成の陰謀とも絡み、秀吉の不安は最高潮へ。しつこく斬首を進言する三成に、弱々しく切腹の報だけを命じてしまった。ついに、この物語の主人公である千利休に終わりの時が来てしまった。

 
 これまでの物語の積み重ねが、一気に崩れて、なだれ込むように「最後」へと向かう。最大のトピックスは当然利休の最期ということになるだろうが、その他にも、細川家のドタバタやお吟の情念、茶々の思慕、三成の陰謀とそれを見守る徳川勢の狙いなど、あまりに多くの思いが渦巻いている。そしてそれが、最終的には豊臣秀吉・千利休という2人の男に収束するのだ。「豊臣の世」への思い、それを打破せんとする思い。2つの流れが急激にぶつかり合い、その中心で、利休が打ち立てた「侘び好きの世」がもみくちゃになっている。これこそがまさに「大河ドラマ」なのだなぁ、と圧倒される。これだけの内容でありながら「もう終わってしまう」ことが勿体無くてしょうがない。

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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