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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 110の王、第4話。思いついたことを適当に書いてしまいました。意味は特にありません。

 うーむ、今作について、認識をさらに改める必要があると感じました。今まで「エロとギャグって相性がよくない部分があるけど、今作のギャグはちゃんと面白いよね!」という評価軸で見ていたのだが、今回はそれに加えて、「あれ、実はエロ方面もちゃんとエロい……」という評価が追加された。というのも、Aパートの健康診断ネタ、雑な紳士枠だったら「ハイ健康診断の現場に忍び込みました。みんな健診のために脱ぎますねー、触診とかしたらおっぱいも触るよねー、エロいねー」くらいで終わりだと思うのだが、今作においては、主人公・キクルの懊悩がなんだかやけにリアルに情欲を描出している。「エロいことなんかしたくない……わけじゃないけど、ホラ、世間体もあるし、俺はそんなことしたいわけじゃないんだよ?」みたいな体面を守ろうとする心の動きがある反面、目の前に陳列されたご馳走をいただかないのももったいなすぎてどうしたらいいか分からないという二律背反に思い悩む。「みんなのリーダーだから一番のモラリストなんだけど、それでもやっぱり男の子」というバランスが実に背徳的なエロスに繋がっている。なるほどこれが不徳のギルド。

 さらに、パーティーメンバー4人が満遍なく被害に遭っているわけだが、その探求の仕方にもいちいちこだわりがあって紋切り型のエロだけで終わらない。いきなりラスボス級のハナバタから切り出してくるあたりも作者のこだわりの表れなのだろうか(そして丁寧すぎる陥没乳首は作画スタッフのこだわりの表れなのだろうか)。個人的には「実はトキシッコを診る時が一番興奮する」っていう心理がなんだかよくわかる気がする。普段エロを意識させない異性に垣間見える性的な部分が一番そそる。なるほど真理だと思います。いいものを拝ませていただきました。

 一転、Bパートは純正のパーティーもの……というのもどうかと思うが、こちらも今作の楽しさの一端を表したお話になっているじゃなかろうか。なんと看板娘(?)のひたむきが一切登場せず、組み合わせるのは普段あまり絡みがなかったメイデナ&トキシッコという貧相魔術コンビ。タイトルの通りに「白と黒」の組み合わせなのだが、トキシッコの場合は単なる「黒」で終わらない問題児なので、組み合わせる人材も色々と難しい。これまでは「善」のサイドにあるひたむきや旧友のハナバタとの絡みだったのでうまくいっていたが、純然たる規律サイドのメイデナとのマンツーマンはいつの間にやら丁々発止。こういう新鮮な絡みが見られるのも、「パーティーもの」の妙味の1つだろう。もちろん、そんなロリっ子コンビの絡みにもガッツリとエロを仕込むのも抜かりなし。トキシッコ、ノーブラで運動しても大丈夫やねんな……そうか……。でも、今なんとなくWiki確認しに行ったら、トキシッコのバスト、78センチのBって書いてるんだけど。……これで貧相とか言ってたら相当数の敵が生まれる気が……。まぁ、残りのパーティーメンバーとの相対評価ってことで、ひとつ。

 

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 今週の大久保瑠美ニュース、第3話。先週、妙な形で「ギルド受付嬢界隈がおかしい」という話をお伝えしたわけですが、あれから「もう流石にるみるみラッシュは来ないやろ……」とたかをくくっていたら、なんと「ビーストテイマー」では異世界サブヒロインとして登場。前クールは「異世界に行ったら上田麗奈を連れていくこと」というルールが適用されていたが、今期はその枠がるみるみになっているようである。

 そして、そんな「ギルド受付嬢」というなろうワールドには絶対存在するよく分からない役職も、なろうの枠に縛られない今作では立派な餌食候補。わざわざフィールドに引き摺り出してまで辱めを与えるというよく分からないサービスの方向性。しかもそんな「第5のヒロイン」になったエノメさん、「実は子持ちの人妻」とかいう異世界ファンタジーあるまじき方向性での「不徳」を攻めてくるという。なんやこのアニメ。

 改めて振り返るに、こうした「紳士枠」と呼ばれるジャンルはずっと放送されていたと思うのだが、ふつーに見てて笑ってしまうほどの展開が見られたのはもしかしたら初めてかもしれない。まぁ、シュールな笑いという方向ならかなり初期も初期の「聖痕のクェイサー」という作品があるにはあったが、完全にギャグでやってのける「エロ」というのはこれまでありそうで無かったジャンル。そりゃね、エロ部分をエロとして活かそうとしたらギャグが邪魔になるだろうし、ギャグで売りたいならわざわざエロい描写に力入れる必要がないし、なかなか両立が難しい形態だからね。今作でもその問題が完全に解消されたとは思わないのだが、それでもある程度は「エロいシチュエーションになること自体がギャグ」というフォーマットを受け入れつつ、視聴者目線で白けてしまわないように主人公が気を遣って動いているのが分かるというだけでもだいぶ印象は良いものだ。ギャグだと遠慮なくメタ発言も放り込めるし、ネタへの転化が分かりやすいというのは大きな武器になっているだろう。

 考えてみりゃ、ファンタジーギャグの大先輩である「このすば」もエロい部分があるといえばあったんだよな。駄女神やめぐみん、くっころ騎士をテーマにした薄い本が大量に作られていたことからも分かる通り、このすばヒロインズはエロ方向への伸びしろもかなりあり、回し方次第ではいくらでもサービスをばら撒くことができたはず。ただ、やはり「エロとギャグの噛み合わせ」の問題があり、そっち方向をなるべく意識させない形での筋運びを心がけていたからこそ、このすばは結果を残すことができたとも言える。今作はそんな「まだ見ぬ一歩」を踏み出した勇気ある作品と言えるんじゃなかろうか。 え? そんな大層なもんじゃないと? まぁなぁ。ほら、でも「現実世界では根絶されたブルマだって異世界の民族衣装扱いにすれば堂々と展開できる」とかいう発見もあるじゃないですか。あれ、どんな素材でできてる設定なんだろうな。

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 こちらもクライマックス、第11話。ラスボスについてはね、正体分かってたからね(主にアイキャッチのおかげ)。今になってアイキャッチをみると、象山先生の遺影みたいになっててちょっと寂しい。

 最終決戦の前にまず必要なことは、「そもそも何でこれが最終決戦になるの?」という状況設定の確認。新撰組なんて本来なら敵対勢力も色々と存在するはずなのだが、そこは分かりやすくするために長州藩の一本に絞り、その長州が黒船撃沈を皮切りに霊式兵装でもって完全なる攘夷を成し遂げようとしているという設定。そしてそんな長州の荒ぶる御霊を利用し、ラスボスはさらなる最強兵器を京都に確保しようとしている。安倍晴明、これまで数多の作品で散々擦られてきた大人物であるが、ここでもまた便利な存在として使い倒される。陰陽って言葉さえおいとけば、それだけで時間も空間も全部飛び越えて理屈になるから便利よね。

 そんなラスボス勢力に対し、新撰組が取れる対抗策はどこまでも地味。向こうの狙いもはっきり分かってないし、藤堂は負傷しちゃってるし、できることと言ったらひたすら地道に足を使って物証を取りにいくしかない。幸い、敵側もポロポロと手がかりは残しているので、いつの間にやらチームを分散させて京都の各地で格好撃破のプランは定まっていたようだ。結局最後までチーム分けに変化はなかったですわね。せっかくのチームものなんだから、もうちょい別なユニットでの絡みとかも見てみたかった気はするのだが……多分そんなことをやってる余裕はないし、そういうことを求められる作品でもないのだと思われる。でもアキラと某の組み合わせとか、何が起こるかわからなくて面白くない?(多分アキラも困ると思う)

 というわけで、逆太郎・某のコンビはいつも通り。朔夜やアキラと言った個体スペックの高い連中はなんぼでも単独行動は可能だし、医者&坊主のコンビも、ここにきていきなり坊主の存在感が増したことでバディとしてはそれなりに形になったか。ラスボスの性質がアレなんだから、いっそ坊主が最終戦の陣頭指揮を取ってもおかしくないくらいだけどな。そして一番星は弟の最終対峙へ。絵に描いたような綺麗な洗脳っぷりだけど、本人の意思はとっくの昔に挫けているようなので、この兄弟についてはハッピーエンドにたどり着けそうですね。……朔夜はさ、ちゃんと過去の罪を償ってハッピーな雰囲気を醸し出せるんですかね?

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 おまけコーナーくらいはアキラちゃんの水着を見せてくれてもええねんで……第10話。ところでアキラちゃんは沖田総司として水着着る時はやっぱりふんどし一丁で出てくれるんでしょうかね? 一応「男のフリしてる」設定だから水着では出てこられないのかな……どっちかな……。(今、「江戸時代 水着」でググったら夢も希望もない画像しか出てこなかったのでやっぱりどうでもいいです)

 志々雄真実が成し遂げられなかった京都大火が終わり、次は志々雄真実の真の狙いだった軍艦がらみのミッション。そうか、この時代だからもうとっくに黒船は来てるんだね。下関事件も終えて、外国人との軋轢が増えているが故の攘夷思想。今作においてはその先鋒を長州藩のみが務めており、今回はいよいよその長州が武装してこの国をぐちゃぐちゃにしちゃいそうな展開に。流石に雑面軍団だけでは武力として国家転覆までは届かないだろうから、そこは雑面が長州藩を煽って暴れさせる流れが既定路線か。いや、それだけでも外憂に対抗するには足りないはずなんだけど、この世界はどうやら海外の技術に対抗する「霊的兵装」ってものがあるんだわ。そこは史実と異なる点なので、最終的に雑面がどこまでやろうとしているのかはちょっと気になるところ。単に攘夷を成すっていうのが目的じゃないよなぁ。もっと何かあるよなぁ。

 そして、大火に続いて軍艦作戦もほぼ雑面側の完勝。タレコミがあったにも関わらず独立部隊の新撰組しか警備についてなかった時点でいろんなところに落ち度はありそうだが、まぁ、そもそもいきなりあんだけでけぇ軍船を乗っ取られた上で好きに操縦までされることは想定してないかもなぁ。アメリカ人、ちゃんとその辺も管理しといてよ。これで民衆の不安はがっつり煽られることになり、何しろ京都が燃えて、大阪で軍艦大暴れである。そりゃ世紀末だと思っちゃうよね。テロリズムも真剣に考えるよね。流れが完全に出来上がり、ここから新撰組が対抗する術があるのかどうか。一応、今回の顛末で「羅生丸が揺らぐ」っていう大事なイベントがあったのでそこが逆転の布石になっているのだが、あいつ、雑面側の幹部クラスのはずなのに、メンタル面めっちゃ弱そうなのがな……。

 

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 CV上坂すみれのキャラってなんか料理ができないイメージがあるよね、第9話。いや、分からん、完全に偏見なので探せば料理上手のキャラもたくさんいるかもしれんが……。あ、ボルシチとかペリメニ作るのは上手そう。

 京都大火という、志々雄真実ですら実現できなかった偉業を成し遂げた雑面の鬼。まぁ、志々雄の場合は京都大火自体が壮大なおとりだったわけだが(ネタバレ)、こちらの作品世界では何と明治維新を遂げるよりも前に京都が焼け落ちるという大変な事態に。これって天明の大火をモチーフにしてるんでしょうかね。ただ、凄絶な事件だった割に京都の住民たちは元気で、新撰組の連中と一緒に復興する手も早い。まぁ、江戸期の火事って「焼けることはある程度覚悟して、その上で復旧がスムーズに行くようにする」みたいな文化もあったかもしれないのでね。木造家屋の多い日本ならではの火事との付き合い方。

 そうして復旧を進めていると、あんだけギスギスしていた新撰組の隊内の人間関係もいつの間にかなあなあに。特に一番変化が大きかったのは一番星と朔夜の関係で、羅生丸との対決や一番星の決死の覚悟もあり、多少なりとも朔夜の方から歩み寄った形だろうか。お互いに過去の打ち明け話をし、それだけでわだかまりはかなり解消したようだった。それで済むんならもうちょい早めにそれくらいの話はしておけよ、とは思うのだが、片や馬鹿、片やコミュ障の2人なので拗れてしまったのはしょうがなかったのかもしれない。

 この2人の関係さえ修復できれば、あとはみんなして(罪人なのに)気のいい連中ばかりである。某と逆太郎はいつも通りの雰囲気だし、藤堂の治療にあたった医者、雑面の真実に一歩近づいた坊主のコンビも相変わらず。こうしてペアリングしていくと、やっぱり余るのはアキラちゃんなのだが……もう、桂とくっついちゃえばいいじゃんね。この2人だけ完全に別世界でイチャイチャしてるのが何とも……。桂はひょっとして、アキラちゃんが脱いだら結構おっぱいが大きいことも知っているのかしら?!

 とまぁ、どん底から這い上がったおかげでいい感じのムードになっている新撰組だったが、逆にダウナー展開になっているのが羅生丸の方。こちらはどうにも一番星との接触で根底にあった信条が揺らいでいるようで、そこに追い討ちをかけるように象山先生からピンポイント正論爆撃である。時代の先を読み続けている象山のこと。組織に縋って脳死している若者の姿を見るのは耐えられなかったのだろう。結局その説得が実を結ぶことはなく、佐久間象山は暗殺される。しかし、確実に羅生丸の心に楔が打たれており、今後の一番星との対話で崩される下準備は完了したようだ。ぼちぼちクライマックスですからねぇ。

 ちなみに、佐久間象山の暗殺については、三条大橋近辺に「佐久間象山遭難の碑」という旧跡があるので「だいたいあの辺で殺されたんやろな」というのがイメージできたりする。改めて、京都って人が死にまくってる土地なんだよなぁ……。まぁ、日本中どこだろうと人は死んでるけどさ。

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 アキラちゃんと桂のシーンだけ雰囲気が違いすぎる、第7話。さすが桂さん、文化がハイカラで進んでますな。しかしキスの文化って日本だといつ頃から一般的だったんだろう、と思ってググってみたら、まぁ、当然のことながら愛情表現としてのキスは太古の昔からあったみたいなんですが、こちらのページによれば元々「口吸い」と表現されていたらしく、今回桂さんが使った「くちづけ」という表現は明治期以降からだそうです。つまり史実としてはちょっと変なんですが、まぁ、そこはなんちゃって幕末なのでしょうがない。

 どうでもいい話題から入ってみたのは、流れが非常に無難であんまり触れる部分が無いからである。前回の白川屋の失態で存亡の危機に陥った新撰組。解散って言われた時には「別に藤堂以外はそこまで新撰組に思い入れがあるわけでもねぇし、解散したところでそんなに困らないのでは?」って思ってたんだけど、なるほど、元々死刑囚だった連中が目的を失ったら再び死刑囚に戻されるリスクがあるのか。というか、責任問題での解雇だったら文字通りの「クビ」になる確率は高いわね。それならみんな頑張って解散は阻止しなきゃならんのだが……。

 大手柄を立てればまだ存続の見込みあり、というざっくりした条件提示は「ほぼ死刑」だとアキラさんあたりは言うてたけど、幸か不幸か、この京の街には火種は山ほどある。そしていよいよ歴史が迫ってきたのが、あの池田屋事件である。確認すると今回登場した宮部鼎蔵も古高俊太郎も池田屋事件に実際に関わっていた人物らしい。史実だと古高の方は「拷問の末に白状」というこの通りの流れ。そして宮部の方は池田屋で自刃しているらしいのだが、さて、どうなるものか。まー、そこは史実に合わせてくるんでしょうね。ただ、史実を確認していくと「池田屋事件自体が新撰組の捏造かも」みたいな意見もあって……難しいもんですね。まぁ、こういうのはifの世界を楽しむものだと割り切るべきだからね。多少ファンタジーでも気にすんな(るろ剣ファン並の感想)。

 てなわけで、各々がやるべきことをやった結果得られた「池田屋さえクリアできれば万事解決」という状況。まぁ、その後一番星がどうなるかは分かったもんじゃないし、彼の頑なな態度を見る限り、本人の手で羅生丸との決着をつけるのは難しそうだが……簡単に弟を殺せる主人公よりは、こうしてこだわり続ける方が主人公っぽいですかね?

 

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 京都の地下にはどんな怪しげな巨大遺跡があっても不思議じゃないですからね、第6話。まぁ、今掘っても地下鉄しか出てこないけども……梵字だけじゃなくて古今東西ありとあらゆる怪しげな紋様が掘られているようにも見えたが……まぁ、それなりに年季の入った魔都ですからねぇ……。

 多分「白川屋」という名前なので白川通り沿いにあるんだろう。となると京都は京都でも割と洛外、東の比叡山寄りのポジションにあったと思われるのだが、そこからなら確かに比叡・鞍馬など、ちょい怪しげな場所へのアクセスもしやすい。そんな場所で鬼たちが何か悪巧みをしていたというのは、それなりに説得力のある話ではないか。羅生丸が剣をブッ刺したあの機械がなんだったのかも分からずじまいであるが、この時代の最先端の科学(?)と呪術を詰め込んだヤバげなものには違いないようだ。ちょうど、新撰組側も科学の徒(踪玄)と宗教の徒(鈴蘭)がコンビを組んでいるわけで、敵側もそうして科学&呪法のコンビネーションで攻めてくるのは自然な成り行きなのである。

 そういう意味では、ちょっとノイズが多すぎると思っていた新撰組の配置は意外に無駄がないということになるかな。一応今後の展開の説得力を増す(?)ように世界観が作られてはいる。ただ、今回一番星が仲良くなった内山彦次郎であるが、一番星に徹底して悲劇を浴びせ続ける展開であるなら、いっそのこともうちょい前から登場させて友情をより深く印象付けておいてほしかった気もする。今回、謹慎を言い渡された一番星が飲み屋で管巻いてる時点で「それでええんか?」ってなってたのに、それに加えてどうにもインスタントな「お友達」の登場はちょっと急過ぎて浮いてしまう展開になっていた。まー、単に鬼側の非道を示すための舞台装置でしかないんだろうからあまり扱いを大きくしてもしょうがないのだろうが……。こんだけ人間関係の出入りが忙しないと、一番星のメンタルが心配になるわ。

 ちなみに、私は歴史に疎いので知らんかったから調べてみたのだが、内山彦次郎なる与力は一応実在の人物であるようだ。Wiki情報だとその最期は暗殺されたとのことで、その実行者が新撰組であるとか、そうではないとか、諸説アリババ。その辺りの面白史実をそのまんま今作のプロットに転用しているのは興味深いところ。多分私が気づいてないだけで、もっと他のところにも史実からのネタ回しはあるんだろうな。幕末のこの辺りの時期って、好きな人は本当に好きなので刺さる層も案外広いのかもしれない。アニメ楽しむにも知識はいるわよねぇ……(そんなこと気にするアニメでもなかろうが)。

 

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 桂とアキラの性倒錯劇場がもっぱらの見どころ、第5話。桂が女装してる感はわかるんだけど、アキラの男装は、この世界の住人的には男に見えてるんだろうか……あんまり偽る気があるとは思えないのだけども……まぁ、沖田総司を名乗らなきゃいけないんだからそれなりに意識はしてんのか。

 サブタイトルから坊主(鈴蘭)と医者(踪玄)の活躍回かと思ったのだが、正直、あんまり活躍ってほど活躍はしてない。いや、確実にスポットが当たったのはこの2人なんだけど、今までやってきたことの延長でしかなくて、もうちょい掘り下げが欲しかったかな、というのが正直なところ。話数の配分を考えると、個々のメンバーにスポットを当てる話はあんまり腰を据えてやる感じじゃなさそうね。坊主&医者コンビのお当番回が今回で終了だと仮定すると、もしかして逆太郎&某のお当番回ってもう終わった扱いなのかしら? ……流石に某はなんも語られなさすぎじゃないかい?

 一応、折角スポットが当たったのだから確認だけでもしておくと、まず坊主の方は罪状が「隠れキリシタン」。厳密には、彼自身は特定の宗教に肩入れする気はなく、衆生を救いたいという欲求から、とりあえず手近にある宗教ならなんでも使っちゃうというインスタントな宗教家のようである。だからこそ他人の苦しみを察知する能力に長けており、相手に寄り添った結果、たまたまお上の意向に反してしまったということらしい。おかげで彼の持つステータスは「人間性」以外に特になくて、戦闘スタイルも踪玄に作ってもらった錫杖(と斎藤一の霊力)に頼りきりだし、それ以外の特殊能力も持ち合わせない。なるほど活躍させるのが難しいキャラではある。一応、独自の宗教観や人生観を踪玄と絡ませる時だけは多少なりとも存在感が増し、動乱の世で人が何を糧に生きるかを考えるヒントくらいにはなるだろうか。

 そんな鈴蘭に対して要素がマシマシなのが踪玄の方。性質は「真理の探求者」であり、本質を知るためなら化学・生物学・医学に民俗学までなんでもござれ。とにかく目の前にある現象を突き止めたいという欲求が彼を動かしている。おかげで死体の腑分けが法に触れての身の上とのことだが、そのために人を殺したとかじゃなければ、そこまで極刑にはならない気もするのだが(この時代に死体損壊罪とかあるんだろうか)……どっちかっていうと「安楽死の薬」の方がヤバげなものだったのかもしれませんね。ちなみに踪玄も基本的に戦闘は不向きで、これまでの乱戦シーン(とオープニング)では爆薬を放り投げることでなんとなく戦場をかき回すにとどまっていた。今回、医者坊主コンビが鬼に囲まれるシーンがあったわけだが、あの状況から2人がどうやって生還したのかはよく分からない。剣術はそれなりにできるんだろうか? 守護霊におんぶにだっこでは、主人公チームとしての説得力に欠けるが……。

 まぁ、他の連中だって明確な強さが示されてるのってアキラと朔夜くらいだけどねぇ。朔夜は今回改めて羅生丸と対峙したが、当然決着はつかず。身の上話を共有したことで「父殺しと母殺し」という謎のつながりができてしまい、さらに一番星をカッカさせることになってしまった。今のところ羅生丸側の反抗理由がわかっていないのでなんとも言えないが……最終的には一番星が朔夜→羅生丸の順に許していく流れですかねぇ。「鬼の大将」って名乗ってた割には更なる上役がいることが判明してしまったので、最終的に一番星と和解してこっちに戻ってきてもおかしくない土壌が形成されてしまったのよな。ほんであの謎の仮面ボスは……2話くらいで思わせぶりに登場してた速水奨ボイスの神主が(アイキャッチ的にも)やたら怪しかったんですが、どうなんでしょうね。

 

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 アキラちゃん、あんなむさくるしい男連中と布団並べて普通に寝てる……第4話。いや、多分当人はそういうの全然気にしないだろうし、周りの連中も割とどうでもいいと思ってそうだけども……誰かそっから薄い本スタートさせませんか?

 てっきり逆太郎か某かどっちかを中心とした話になるのかと思ったけど、別にそうでもなかった。ま、結局こいつらって単なる荒くれ者なので、そこまで丁寧に語りたくなるようなバックグラウンドも無いのかも。逆太郎の方は一応「洛中の宿なしどもの取りまとめ役」という前歴があり、そこから情報屋としてある程度機能していたが、残念ながらその脇にくっついてる某は本当に単なるおまけ。この2人って、捕まる前から接点はあったんでしょうかね。ツーカーで通じてる様子から、どうやら元々2人して活動してたようなんだけども。

 そんな逆太郎たちのネットワークを使い、新撰組を取り巻く不穏な動きを少しずつ探っていく様子が描かれている。今回医者と坊主は完全にお休みフェイズだったため、具体的に動きがあったのは一番星と朔夜の関係性と、どうにも替え玉連中とはうまいこと心の交流ができてない様子の藤堂、そして、何故か藤堂に報告せずに独断で桂とのコネクションを結んだアキラ。特にアキラは他の連中では出来そうもな仕事を的確にこなしているのでそれこそ沖田総司の面目躍如なのだが、いくら藤堂から信頼されてるからって、上に報告を上げずに勝手にこれだけ重要な判断をしながら動いてるのもどうなんだろう。幸いにして、彼女が一人で動いたおかげで桂も必要以上に警戒せず、なんとなく共闘体制が敷けたような空気もあるのだが……でもさ、新撰組からしたら長州の言うことをそのまんま鵜呑みにする道理もないんだよね。ぱっと見で桂の野郎が「只者じゃねぇ」ってのがわかるせいで、なんとなく奴の言うことにはねじ伏せられてしまいそうだけども……。「鬼を退治すればWin & Winだろ?」とは言うものの、長州の過激派連中を統制できてないのは桂側の手落ちなだけだしなぁ……これ、新撰組は見て見ぬふりをして長州藩が内部崩壊するのを待ったりできないもんだろうか? ……まぁ、こんだけ直接命狙われてんだから無理かぁ。

 そして、そんな鬼たちの元締めとして立ち上がったのが、かつては一番星と弟同然の付き合いだったという(本当の弟ではないよな?)、「羅生丸」という謎の襟巻き。もうちょい敵ボスの正体は引っ張るのかと思っていたが、この早さでさっさと因縁が開陳された。これでまた一番星は余計なことを悩まなきゃならんようになる。ただでさえ朔夜のことでナイーブになっていたってのに……なんだろう、熱血バカのキャラ設定のくせに、案外鬱々とした悩みを抱えちゃうのでどうにもノリきれてないんだよな。他の連中のクセも強いので、どうも一番星が主人公に見えないのが悩みの種である。

 

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