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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 もうね、なんかね、ラストシーンが「ボーボボかよ」ってくらいに笑ってまうねん、第7話。いや、真面目にやってる、シリアスでやってんだよ。それは分かってんねん。でもこいつぁ……シリアスなギャグ、強すぎるんよ。うわああああああちゃうわ。

 そもそもの問題として、今作の主人公・イヴは基本的に「なんかよく分からんけど全体的にゴルフが強いねん」というフワッとした主人公。まぁ、ゴルフ漫画の主人公なんてだいたいそうなんだけども、結局ドライバーでかっ飛ばす能力が強いとそれだけでライジングなインパクトだし、パッティングなんかはとりあえずみんなして「外さない」前提で話が進むのであんまり個性っていう面では光らないはず。誰もが皆ヴィペールさんみたいなヘンテコ技を持ってれば「能力ゴルフバトルアニメ」にもなるのかもしれないが、ゴルフの競技性を考えるとその路線にも限界があるだろう。

 となると、いったいどこで「いい試合感」とか「成長してる感」を出せばいいのかという話なのだが……その対処法が実にわかりやすい「同門対決」だったという。イヴが「弾丸(バレット)!」と言いながら毎回スイングしてるのも冷静に考えたら意味がわからんのだが、まぁ、チャーでシューでメン的なお作法であると考えると、同様の「バレット使い」が現れ、お互いに同じように飛ばしまくれば自動的に「いい試合感」が出せるという寸法。ローズさんがまさかのそのポジションだったというのは驚きだが、よくもまぁ、「単に技術の高いゴルフをやってる」というだけのシーンでここまで引っ張れるもんである(その間にも、我らがゴルフコース生成マシンは大活躍だ)。

 しかし「このまま単にいい試合感を出されても……」と途方に暮れ始めたあたりで当然動きがある。まずは確実にサブタイトルで勝ちフラグを超えたネタバレにまでなっちゃっている「葵色の弾丸」というひとネタ。友からもらった新たな弾丸はなんなのかというと……単なるスライスだった。でもまぁ、ここまで本当に直球一本で頑張ってきたイヴからしたらそれも立派な成長なのか。「VRすごすぎやろ」とか「つい最近紫色を手に入れたんだとしたら、お前今まで虹色じゃなくて6色で戦ってたってことやんけ」とかいうツッコミはいくらでも出てくるが、そんなこたぁどうでもいい。これが「成長してる感」である。同門対決でしのぎを削る中、片方は新たな友の力を借りての成長。そしてもう片方は……今までの溜まりに溜まったツケを払う崩壊の時……いや、でもその崩壊の仕方は……。

 流石にあのドッキリリアクションを見るとイヴもローズの真実は知らなかったってことなんだよね? だとしたら「背中の弾丸」ってなんだったんだろう。単に「お互いフルスイング続きだったからババアはそろそろ体力的にしんどいやろ」くらいのつもりだったんでしょうかね? まさかあんなところからゴルフ場生成システム以上のミラクルが飛び出すなんて……。まぁ、これでおそらくローズさんの過去も明かされるだろうし、よりダイレクトにレオとの絡みも見えてくるに違いない。……いや、何がどうなったらあんなことになるんだよ……。

 このアニメ、結局葵さん側にいっぱい登場した「なんかそれっぽい高校生ゴルファー」は出番がないまま終わるんか?

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 ヒーラー・ガールズ・バンド・パーティ! 第7話。いやー、やっぱり文化祭バンドはアニメの華ですよ。これまでにも数々の名曲が生まれていますのでねー。God Knows、ふわふわ時間、Determination Symphony、そして今回のこれ……。こうして並べると、予定が狂って急遽ステージに立ったバンドがやたら多いな……。

 Aパートは前回からの続きで文化祭真っ只中。毎回思うし、多分どっかのアニメの文化祭エピソードの時に書いてると思うんだけど、なんでアニメの文化祭ってこんなに飲食が乱立できるんだろう。保健所の指導とか大丈夫なんだろうか。私が高校生だった時は、学内で飲食を扱う権利は3年生だけの特権で1、2年生は他の企画を捻り出さなきゃいけなくて大変だったんだよなぁ……その辺で買ってきたペットの紅茶とシュークリームだけでいくらかでも商売できるんだからちょろいもんである(まぁ、その辺の漫喫とかだって似たようなもんかもしれんが)。

 文化祭の雰囲気を満喫してはしゃぐかなと、それ以上にはしゃぐソーニャ。ただほのぼのと絡む女子高生たちを見つつ「こういうのでいいんだよ……な?」とちょっと不安げに見守るパートである。今作は既に今期屈指の「日常アニメ」としても頭角を表しているので、何一つ不安要素の無い平和オンリーアニメとしても楽しめるのだが、このまま本当に何もなしに文化祭を楽しんで終わっては、先週に続けてヒーラー要素がなさすぎるんじゃね? とちょっと物足りなさを感じ始めてしまう。

 しかしそこはもちろん今作のこと、抜かりなどあろうはずもなく。Bパートではあれよあれよという間にメンバーたちがステージ上に担ぎ上げられる流れとなり、なんと夢のヒーラー5人バンドを結成。途中の流れで師匠が歌う可能性まで出てきて、「全校生徒の前で師匠が歌う歌、教室モノクローム以外ないやんけ」といろめきたったが、流石にそこは大人が出る幕ではなかった。ソーニャちゃんの名采配もあり、我らが主人公・かながメインボーカルとしてセンターに立ち、急造バンドとは思えない堂々とした立ち回り。ヒーラーをやるためには「当然一通りは楽器にさわれ」なきゃいけないんだね……下手な音大生よりも大変やんけ……かなだけが楽器に触れないのって、育ちの悪さなんでしょうかね。いや、でも調音に使われることも多いギター類とか手習の基本であるキーボード(ピアノ)はまだしも、いきなりドラム叩けって言われて叩けるやつそうそういねぇぞ。しかもドラム担当はヒーラーじゃなくてサポートのしのぶだったという……それこそソーニャちゃんのためにリズム隊の練習をしてたってことなんでしょうかね。

 こうして生まれた名もなきバンド。普段のヒーラー歌唱はどうしたってミディアムテンポ以下の曲が多くなるため、今回のようにゴリゴリのバンドサウンドというのは当然初めてのことだし、おそらく今後も登場しない異色の1本となるだろう。中の人たちが全員ひとかどの歌い手ということもあり、その5人が集まった夢バンドの迫力はなかなかのもの。そして当然、今作は映像部分でもきっちり決めており、どこぞのENOZの昔より、バンド演奏シーンはやたらに真に迫った演奏描写が求められることを理解している。やっぱドラムのビートが画からも伝わるシーン作りって好きなんだよなぁ。いいものを見せてもらいましたわ。ぜひ、将来的にはGod Knowsみたいにカラオケにアニメ映像付きで入れてもらえれば……(無いんだろうなぁ……)。

 普段、寝ぼけたキャラがいう「もう食べられないよぉ」はネタ以外の何ものでも無いのだが、今回はそれなりに意味があったのがちょっと笑った。あと生徒会長の変なキャラにも笑った。あいつ、今回までの使い捨てキャラだと勿体無いだろ。

 

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 ヴィペールさんが着実に常識人枠に回ってて草、第6話。思った以上にいい人だった模様。なんであんなトンチキなゴルフスタイルに辿り着いたのか謎すぎる。

 ゴルフ勝負無しのいわゆる「溜め」回。その分背景設定が色々と語られて物語の核心に迫っている感がある。まずはなんと言ってもイヴの生い立ち。「記憶が無い」というおなじみの設定は今後どのように影響してくるのか予想がつかないが、記憶を失った少女のところに謎のシャアが現れて突如ゴルフを叩き込んで消えていったというイカレた設定がどのように回収されるのかは要注目。流石になんの理由もなしにいきなり幼女にゴルフを教えにくる教え魔の権化みたいな生き物はこの地球上にいないだろうから、おそらく彼女の生まれに因縁のある人物だったのだろう(だとしても何してるかはよくわからんが)。彼女がこの若さで圧倒的プレイスキルを手に入れた理由などはなんらかの血脈に由来している気もするし、見たところローズはその一端を握ってる気もする。是非とも天鷲財閥の情報網とか、もしくはヴィペールさんのエロボケ情報網とかで解明してくれることを望む。

 それにしてもローズの動きである。ここまでの演出方向から察するに、彼女は決して悪人ではない。というか、わりぃ奴ではあるんだろうが、彼女の目的はイヴを害することではないし、最終的にはイヴが自分の居場所を手に入れられるように動いてる気がする。今回の一件だって、イヴがいきなり「私のせいで家族が……」とか思い詰めてローズに詰め寄っていたが、別にイヴが勝とうが負けようが、戦おうが戦うまいが開発はそのうちスタートしていたわけで、別にイヴのせいでもなんでもない展開だったはず。つまり、「お門違いだよ!」というローズの返答は至極真っ当なものだったのだ。ただ、もちろんローズもイヴがそのうちに事実を知って突っかかってくるだろうことまでは想定しているだろうし、今回陣営を鞍替えする流れまでもが全部ローズの想定内であるはず。結局「裏世界に両足でどっぷり」になってしまった時点でイヴの将来が平穏になる未来は見えない気もするのだが、ローズの描いたプランで、イヴはカトリーヌ側で安住の地を見つけることになっているのか、それとも陣営も何もなしに、今回のゴタゴタの先に足抜けの未来を見ているのか。葵という「表」の世界とのつながりを密にしたことは、今後のイヴの更生(?)まで見越してローズが仕込んだ救援策であるようにも見えるのだが……。

 ま、とりあえずヴィペールさんが生きてて何よりでした。次の試合はなんとローズご本人がイヴにぶつかってくるという。キャディーまで含めて、乳のデカすぎる試合である。

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 チャンマッ! 第6話。なんかとんでもねぇタイトルになっているが、およそ内容と一致しています。時節柄ロシア関係には風当たりが強いが……まぁ、このアニメは別に関わり合いないからなぁ。

 というわけでロシア代表、ソーニャちゃんメイン回である。ただ、今作の場合は誰か1人だけに焦点を当てて他をないがしろにするようなことはなく、メインの3人にがっつりソーニャちゃんを絡めて、4者4様のキャラを積み上げていくありがたい設計。こうして顔を並べてみると分かるのだが……実はこの4人、響だけはキャラの方向性が真逆ではあるものの、かな・玲美・ソーニャと並べると「割とみんな勢いまかせだし、割とみんなバカっぽい」という部分が共通している。普通に考えると主人公のかなが猪突猛進の正義のヒーローデザインになるはずなのだが(一応そうはなっているが)、だからって隣にいる参謀っぽい玲美がクールキャラかというと一切そんなことはなく、回を増すごとにコワレ要素が増えていき、いつの間にやらかなと双璧をなすか、下手したら上を行くレベルでのポンコツいじられキャラに昇格している。これまでは「師匠フェチ」という属性で引っ張ってきたが、今回さらに「楽譜フェチ」という訳のわからん要素も追加。とにかく音声医学が絡むと昂っちゃう様子で、散々にいじられ、唯一の歌唱チャンスを打ち切られるといういじられポジションを確立させた(今週最大のハイライトは、謎の中腰姿勢で光に包まれ昇天する玲美で間違いないだろう)。

 こうして玲美が壊れちゃったためか、今回に限ってはかなに関しては割と「良い子」な側面が強く押し出され、ソーニャちゃんの無理難題も大きな器でごくんと飲み込む力強さと心優しさを発揮。「文化祭回」なんてクラスメイトとの絡みをたっぷり描かれそうなものだが、かなの場合は限られた時間でのちょっとのふれあいだけでも、充分にクラスの愛されポジションにいるのだろうことが感じられるのである。ちなみに、メインキャストが歌中心であまり本職声優でないせいか、なぜかクラスメイト4名はやたらキャスティングが賑やかになっているのは秘密。

 かなが作り上げていく文化祭。しかし、その背後で全てを支え、盛り上げようとしているのが泣く子も黙るソーニャちゃんである。当初はタカビーライバルキャラだと思われていたソーニャちゃんもかなの実力を認めたことでどんどん節操のない友情を深めており、こちらもポンコツ要素がかなりはっきりと出るようになった。流石に3人のヒロインを厨房にぶっ込んで、うち2人が紫鍋を作れるのはどうかと思うの。あれも音声医学でなんとかなりませんか?

 こうしてドタバタと駆け回っている女の子を見ているだけで楽しいというのが本作の一番素敵な部分で、コロコロ変わる表情もそうだし、独特のやり取りが飛び交うちょいズレ感のある会話劇もテンポが良い。「悪そうな表情も可愛い」ってのはとても素敵なことですね。そして今回は玲美が唯一の歌唱チャンスを潰されたおかげで歌パート無しかと思われたところに、意外や意外、こんだけとっ散らかったドタバタエピソードのくせして歌唱はソーニャちゃんの穏やか子守唄パートだったという。きっとかなもこういうギャップを見せられて、ソーニャちゃんのことをどんどん好きになっていくんじゃなかろうか。

 ところで、あの教室での歌唱は医療行為としてはセーフなんでしょうか……教室外の多数の生徒にまで影響を及ぼしていたように見えるのだが、それって保険効きます? ……医薬部外品、オロナミンCみたいなあつかいなんだろうか。

 

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 お嬢さん、ターンAとは渋い趣味してますな、第5話。なんでそこだけやたら具体的やねん、と思ったが、制作の「BN Pictures」って「バンダイナムコピクチャーズ」か。

 相変わらず想定していない方にお話が転がっていくノンストップなアニメ。前回はイヴと葵の因縁をがっつりと繋げ、「最後まで決着がつけられなかった悲劇の2人。彼女たちが再び交わるのはいつの日になることか……」みたいな雰囲気でしんみりさせてたのに、何と今週もう復帰しちゃった。いや、先週の涙を返せよ。あの魂のこもった「Lier」の文字の切なさを返せよ。……まぁ、よかったよね。どう考えても天鷲のおうちは娘さんとイヴをもう一回繋げる気なんてかけらもないわけで、このまま放っておいたら本当に永劫の別れになるところだった。そこを繋げたのはイヴの直接の上司であるローズさん。彼女は前回もイヴの目の前に葵という餌をぶら下げといた方がエンジンがかかるって論法で各所に働きかけてイヴを手玉に取っていたが、今回も直接イヴのご家庭に圧をかけたり、上司にはあんまり大々的に動かないように牽制したりと、文字通りに暗躍している。最終的な着地点はこのおばちゃんが「根はいい人」なのか、「本当に金のことばかり考えてイヴのことを駒としか見ていないクズ」なのかでだいぶ変わってくるんだろう。まぁ、バッドエンドにはならないだろうからある程度は信じていいのだろうが……今回のラストの引きを見ると……うーむ。

 それにしてもVRである。もう、今回のサブタイを見た時点で若干嫌な予感はしていたのだが、何とこの世界には現実もかくやというとんでもクオリティのバーチャルゴルフゲームが存在しているという。しかも、それを手軽にプレイできる「VR施設」という謎の商業施設が存在し、どなたでも手軽に現実レベルのクオリティでバーチャルゴルフが楽しめるという。……SAOの世界かな? いや、完全にイヴのスイング技術なんかをコピーしていることを考えれば技術としてはナーヴギア以上である。まぁ、前回の「ゴルフコース自動生成システム」を見た後ではどんな超技術も霞んでしまうのであんまり問題はないのだが……そんなふわふわしたところで再会させんなよ。葵がVR上級者ってことは、多分がっつり利用して練習してきたってことだろうから、現実のゴルフとの親和性も高いのだろうなぁ。普通に考えたらクラブも持たずにスイングの真似事しかしないゲームとかプレイしてたら、かえってフォームとかガタガタになりそうな気がするんだけどな。

 まぁ、とにかくこうして親御さんの想定外のところでイヴと葵は再びつながった。当然これはローズの狙い通りなので、ローズは立て続けにイヴに何かを仕掛けていくことだろう。ラストの「家がなくなる」というトラブルにローズが関わっているかどうかはまだわからないが……とりあえず幼子たちが不幸にならない展開にしといてくださいね。そして次回予告では……なんとあのヴィペールさんが早くも再登場。おめぇ1話限りのイロモノかませ犬じゃないんかい。

 

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 一応水着回、第5話。まぁ、今作における水着はあまり重要度が高くないが……「重要度の高い水着」って何だ?

 初めて一切のヒーリングシーンが無いお話。つまりは病気だったり怪我だったりと苦しんでいる人がいないエピソードということであり、全編通して底抜けに明るく、平和である。まぁ、今作はそういう空気もよく似合いますね。舞台となったのは響の田舎。そしてそこでしれっと明かされる響と師匠との関係性。玲美がズルいと噛みついていたが、確かにあんだけお熱の玲美の様子を無視してここまで師匠との血縁に触れてなかったのはなんか意図があったんじゃねぇかと勘繰られてもしょうがない気がする。まぁ、響のことなのでマジで「あれ、言ってなかったっけ?」くらいの感覚だろうけども。師匠の方もいちいちそんなことには触れないだろうしなぁ。

 むしろ触れるべきだろうと思われたのはかなの思い出の方だろう。幼い日に見ず知らずのヒーラーに命を助けられていたかな。彼女は謎のヒーラーに憧れてこの業界を目指したという。そして、そんな大事な思い人の正体も師匠だったことがあっさり判明。一瞬、実は師匠が別な誰かを騙っていて裏があるんじゃないかとか余計な勘ぐりも頭をよぎったが、あんだけスラスラと当時の状況が出てきたところを見ると、マジで師匠は「恩人」だったようである。あっさりと目標が1つ叶ってしまったかなは拍子抜けだが、まぁ、それで腑抜けになるとかいうことも無いだろうし、単におめでたい話だと思っておけばいいだろう。

 そうして2人して師匠との「特別な関係」を築いてしまったせいでご立腹の玲美。彼女も何か特別な思い出が欲しいとおねだりしていたが……多分今後もしばらくはそういう展開はなさそうやなぁ。最終的に見習いから本物のヒーラーにステップアップすることになったら、師匠が直接尻を叩いてくれるかもしれないからそれまで我慢やね。

 響が師匠の親戚、かなの命の恩人が師匠、という秘密が明かされ、そして玲美の秘密は……「マーメイドだった」かな……ほんとどうでもいい情報だな……ま、これきっかけで弟君との関係を深めてもらって、名実ともに師匠の親戚になれば結果オーライじゃない? ……「親戚すじになる」がそこまで求められたステータスだとも思えないが……。とりあえず水中最強となった玲美、さらに陸上で最強だったのが響であることを考えると……かなは空戦最強?

 一応、かなは「最初に師匠に触れた時からヒーラーのイメージが見えていた」という事実が明かされて周りに驚かれていたわけだが、やっぱりあの謎イメージってヒーラーだけが特権的に見えるものだったのか。それならまぁ、前回前々回あたりの景色もだいぶ見え方は変わってくる気はする。あくまであれは心象風景の一部ってことでいいのね。ちなみに、「突然歌い出すことで世界をコントロールする」という現象はヒーラーに限ったことではないらしく、今回はヒーラーでもなんでもない森嶋ファミリー御一行がハイキングをしながら突然のミュージカルパートへとなだれ込んだ。これでもう、歌を合わせるスキルはヒーラーの特権でも何でもないことが確定したわけだが……まぁ、響の兄弟だし、多少はね? ミュージカルパートのテンポが良くて見やすいのは本当に助かるわぁ。

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 ゴルフ場生成シーンで無限に爆笑できる、第4話。いいぞ、これだ。これが観たかったゴルフアニメだ。今作の脚本・シリーズ構成は黒田洋介。やっぱりさ、「面白いと思うもの」の波長が悲しいところでフィットしてしまうのよな。「結局プロゴルファー猿をやればいいんだろ!」みたいな潔さ。全くもって正しい。

 というわけで、路線としてはバカバトルゴルフアニメで確定したっぽいです。いや、もっと前から分かってたことやろ、とは思うが、一応学生ゴルフに主眼を置く流れもありえるかな、とは思ってたんだよ。無かったけども。イヴと葵の激アツ友情バトルは外野の思惑によって水入り。このカップルの行く果てが最大の見どころなのでここで決着をつけないのはシナリオの要請上必然ではあるのだが、その外野のちょっかいの出し方もまた自然で、「お嬢との勝負をうやむやにしとけば、イヴのモチベが下がらない」という雇い主のアイディアは実に秀逸である。そして、そんなカリカリ状態のイヴを引っ張り回して展開するのは、わかりやすい特殊技能ものの超次元ゴルフである。「地下に巨大ゴルフ場」の時点で「あっ、これバカなやつだ」って安心してたのに、そこから更に「ランダムゴルフ場生成機能」とかいう異次元の発想が飛び出し、しかもこれがバーチャルモデルとかじゃなくガチで造成が急ピッチで行われるシステムというとんでもない発想。これが出来る脚本は信頼できますよね!(全くできません)

 あのシステムでどんだけランダマイズされるか分からないが、ある程度の乱数を維持するためにはゴルフ場パターンの土地パーツがどんだけ必要なのか……あと、多分樹木の形状までアレンジしたり、突然カップがカシューーーーって出てくるギミックはいらないと思うの。でもわざわざ用意した。だってその方が見た目におもしれぇから。ひどい話だ。

 そしてもちろん、そんなトンチキゴルフ場でイヴの対戦する相手だって負けずにトンチキだ。今回サブタイで完全にネタバレしちゃってるのは、おどろおどろしい登場の割に小物に成り下がるまで10分くらいしかかからなかったヴィペールさん。多分こんな戦い方するやつプロゴルファー猿にいたよ。知らんけど。プロフゴルファー猿にいなかったらライジングインパクトかダンドーにいたよ。知らんけど。多分将太の寿司だったら確実にいる。

 そんなヘンテコ毒蛇女を演じたのが名塚佳織だったというのも個人的にはテンションあげあげポイント。かもさんのイカれキャラ、なんか久しぶり。乳飲み子を抱えるママさんのやらかしていいキャラじゃねぇよ。また「イカレ」を表現する声の演技が面白くて、なんと「声の高低がランダム」という訳のわからない属性。過去にイカレたキャラなんてのはいくらもいたが、この声の出し方で個性を見せるキャラは史上初なんじゃなかろうか。よくこんな仕事こなしたもんだ。

 そして、超次元ゴルフバトルを好き勝手に描きつつも、メインとなるイヴ・葵カップルの今後への引きも抜かりない。ゴルフボールのぴえん、可愛いですね。飛行機に向かって思いっきりボールを打ち込む発想も割とおかしいが、多分もっとおかしいのは「そんなとこに飛行場つくんな」ですね。

 来週さっさと再会しちゃうの? 出来ればこのまま遠距離恋愛でしばらく引っ張りつつ、イヴを「闇の四天王」みたいな連中が襲う展開が見たいんですが。

 

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 今更ながら師匠の名前がマリアカラスだってことに気がついた、第4話。まぁ、だからなんやねんという話だが。他のキャラたちもどこかにシンガーの謂れがあったりするんでしょうかね。主人公の名前が平凡すぎる気はするのだが……。

 相変わらず、期待を裏切らないシュールさを届けてくれる作品。おかげで何が面白いかもよく分からんし、画だって特別目を引くものじゃないはずなのにやたら癖になる(アイキャッチ好き)。正直、今期はあまり攻めたオリジナル作品が無いので今作みたいな多少の無茶でも振り切っている作品はとても好感が持てるんです。ま、やってることはよく分からんので冷静になればなるほどしんどくなる気はするけど。ドントシンクでフィール。

 今回も「みんなしてきちんと滅菌して万全の状態で手術室に入ってるはずなのに、ちょっと距離をおいたところでふつーのワンピース来た女の子連中が歌っている」というなんともカオスなシチュエーションが実現。そしてそのままガチの医療サスペンスみたいなテイストになってるのも笑うしかない。お医者さんたちが1秒を争う緊迫した状態で状況分析を行ってる傍ら、「私は喉が残っていない」とかいう謎概念を訴えるヒーラーたち。なんだろ、ヒーラーのお仕事ってMPが必要なマジック的な何かなんでしょうかね? その割にはがっつり医学方面からも承認は得られている存在みたいだし、師匠はまさかの医学部からドロップしての音声医学転身という過去を持っていた。やっぱりこの世界ではなんらかの科学的実証性に基づいて音声医学が評価されてるってことなんだよな……。

 何がすごいって、今回の一件だって別に「医療チームがただ頑張っただけでは?」と言われたら反証は何一つないはずなのに、その上で「いやぁ、ヒーラーのサポートのおかげですわぁ」みたいな空気が完全に主導権を得ている部分。そりゃま、ヒーラー目線だと砕ける地面とか、襲いくる禍々しい赤い気とかが全部見えてますからね。いやいや、あの患者さんから溢れ出した妖気はなんだったんだよ。恐ろしいのは、医者サイドがまだ行動を起こせず「転移してるやん! どうしよ!」って困ってる段階、つまり患者の身体にはまだトラブルが起こってない段階であの赤い妖気が迸ったこと。あれって「草茂る大地」とか「割れる地面」とつながる概念なので「その場にやばい状況因子がある」ことの表れだと思うのだが、新人医師の執刀ミスより前に出てたってことは、未来予知みたいに「この先起こる災禍」が滲み出てたってことなんだよな。まぁ、単に医師の精神状態を表したものだとすれば「極度の緊張」とか「パニック」の表れと考えることもできるので辻褄は合うのだが。

 まー、そんなふうに真面目に考えてもしょうがないですけどね。なんとなく歌が身体にいいことが分かれば、この世界はそれでいいのである。ところで、世間の一般的な論説として「女性の方が男性よりも血を怖がらない」っていうのがあると思うんですが、やっぱ個人差があるんでしょうかね? ちなみに私は本当に一滴でも血を見ると逃げ出したくなるタイプ。

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 よその学校のキャスティングが存外えげつない、第3話。今んところ完全にイヴと葵の2人だけの世界だけど、ここに他のチームとか選手が絡んでくるとどういう方向にとんでくかもよく分からん作品になりそう。

 意外にあっさり実現してしまった2人の「再試合」。U15という試合設計ではあるがそれなりに格式高そうな大会だったのに、裏世界のあれやこれやでコネを繋いであっという間に出場。しかも最終日のみコースを回るとかいうよく分からん立場での参加ということで、一緒に回ることになった2人の選手にとっては災難以外の何物でもない。イヴのゴルフは対戦相手をメッタメタに「壊す」ゴルフなのだということが丁寧すぎるくらい丁寧に口頭で説明されていたが……それってプレイスタイルとして実現するものなんでしょうかねぇ。全部外野に説明させちゃったのも、それを試合展開で描くのが難しいからだろうし。ま、どんなスポーツもメンタル面は大事だし、ことゴルフはそのウェイトが大きい競技ではあるだろうから、とにかく荒くれもののイヴのキャラを固めるのはこの方向が一番手っ取り早かったということなのだろう。

 ゴルフのいいところは、別に対戦相手がその場にいなくとも正式に「対戦」出来ているという点。葵とは一緒にコースを回ったわけではないのだが、2人が直接対話することなく、互いにモニターや戦績を通して交流することで、かえってそのつながりの濃さを示しているかのようである。クライマックスには改めて直接対決することで盛り上げポイントも作りやすかろうし、なかなか良い設定なんじゃなかろうか。前回時点では「しばらく試合しなかったらそのうちにお嬢の顔が曇る展開が必須だよなぁ」とか思ってたのだが、もしかしたらこの2人は本当に「ゴルフって、楽しいよね!」のままで突っ走るかもしれんな。個人的には、どんなコースだろうがとにかくピンに叩きつける形でしかパットインしないイヴの力業っぷりは好き。ほんと、あのスタイルはリスクしかないだろうに。

 

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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