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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 心温まるいいお話(も部分的にあった)、第8話。実は今回ハナバタが一切登場しておらず、メイデナもラストカットのみ。トキシッコとひたむきだけでも問題なく回せるんだよな。

 Aパート、トキシッコ共闘編の決着。前半パートは何かの使命感に燃えるかのようにキクル君のアクションが走る走る。無駄にこういうところの描き込みは念が入ってるのが今作の良いところでね。ちょっとふざけたアクションもあったが、一応は「命懸けで巨大モンスターと戦っている」という緊迫感もあった。なるほどこの世界で冒険者として生きていくのはなかなか大変そう。科学技術などが現代水準のくせになんで冒険者ギルドなんてあるんだよ、と思ってたんだけど、これくらいモンスターが凶暴なら、一種の自衛機構として独自発達した文化だと考えれば納得できるかもしれない(まぁ、その他科学技術を考えると、やっぱり戦闘兵器の文明レベルがおかしい気はするが)。

 そして何と言っても、前回に引き続きの圧倒的トキシッコ推しエピソードである。あ、ごめん、トキ×××さんかな(かえって問題)。いやー、やっぱヒロイン勢の中では一番可愛いのトキシッコなんだよなぁ。今回ラストの騎乗位シーンはアングルにしろ表情にしろ見せ方にしろ、「なんだいッ! 不徳のギルドのくせに普通にエロすぎるじゃないかい!」と不覚にも見入ってしまった。やっぱ彼女のおっぱいが優勝ですね。いいものを見せてもらったけど、結局あの後どうなったのかは……まぁ、触れないでおこう(翌日のキクルくんちの物干し竿はみなかったことにしよう)。

 Bパートは、一応メインヒロインだと思われるけどトキシッコに完全に持っていかれちゃったひたむきの救済回。ただ、残念ながら彼女を取り巻く地獄のような環境を掘り下げる結果にもなってしまっている。そりゃまぁ、情操教育によくない人物なのは認めざるを得ないが、それを理由に一般住民(一般住神?)から好き放題にセクハラを受けていいわけではないんだよな……「エロいかっこしてるひたむきの方に責任がある」とか言い出したら、今のご時世だと大問題になるだろうし……いやでもあれはなぁ……。流石に八百屋のシーンの描写が今まで以上にあからさますぎたのでちょっと引く。あと、実はこっそり魚屋のセクハラのほうがより致命的だったので確実に事件性がある。ひたむきは、なんでこの状態で1ヶ月経過してあんだけ元気でいられるんでしょうかね。

 一応キクルが街との接点を見出すっていうのも今回のテーマだったのだろうけど、今作で最終的にキクルがギルドを辞める未来なんて見えないのだし、そこは今掘り下げる必要はあんまりなさそうだな。どうせアニメでシナリオが進むとも思ってないし………………原作買っちゃう?

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 まさかの2話またぎ! 第7話! このアニメで(一応ある程度は)シリアスな展開を見せられるとは……こうして見ると、キクルくんは世のあらゆるなろう系主人公よりも頑張ってファンタジーなモンスター退治してくれてるよな。パソコンとかふつーにある世界のくせして。

 というわけで、まさかのこのタイミングで(それなりに)シリアス話。まぁ、冒険者ギルドを描いた物語なのだからモンスター討伐を描いたシリアスシナリオがあってもなんの不思議もないのだが、これまでのモンスターたちがみんなしていかにひたむきを辱めるかしか考えてないような連中ばかりだったので、いきなり毒全振りで殴ってくる致死性モンスターが登場する心の準備ができてなかった。

 そしてそんな緊急事態は作中のキクルくんたちにとっても同じようで、「ヨケグモ」とかいうよく分からない性質のモンスターの急速成長にギルドもてんやわんや。キクルくんがエースを務めるギルドってのは「そんだけキクルが有能」という意味もあるにはあるが、どっちかってぇと「キクルに頼らざるをえないくらいの人材不足」ということにもなるのか。なるほどこんな重責を負わされた上で、なんとか職務をこなそうとしたら関係者(パーティーメンバー含む)に野次を飛ばされるようでは、さっさと離職したくなる気持ちもうなづけるってもんだ。ちなみに一応名前が出てたのでちょっと考えたが、蜘蛛にやられて逃げ込んできた連中の名前、「用済み」と「戦略的撤退」だな。つかえねー。

 というわけで、「凶悪モンスター討伐」という今までにないシリアスミッションに挑む面々。しかしモンスターの性質を考え、キクルに帯同するのはなんとトキシッコ1名のみ。残りの連中はサポート(&サービス)に回ってもらうということで、基本的に出番はほぼ無い。サラッと触れとくなら、「ひたむき→ピンチになって小刻みに振動するのは色々問題がある」「メイデナ→めいへなってなんだ」「ハナバタ→まさかプレートメイルでも揺らすキャラが現れるとは思わなんだ」くらいに留めておこう。メイデナさん、最終的に絶対パンツ破けて用をなしてなかったと思うのだが、その状態でつけてる意味はなんなんだ。

 というわけで今回は完全にトキシッコの独り舞台。こうして見ると、形はどうあれキクルが一定の信頼をおいて仕事を任せていることからも考えて、案外キクルのベストパートナーとなりうるのはトキシッコなんじゃないかという気もしてくる。キクルもどこか打算的なところはあるし、トキシッコのどんよりした性質は馬が合うと言えなくもない。わざわざ他のヒロインを完全排除してまでキクルとの密会シーンが設けられているくらいだし、もうトキシッコがメインヒロインってことでいいんじゃないかな。唯一の弱点はおっぱいがないことくらいだが、今作を見ていれば、胸が普通サイズであることは武器にもなりうる充分な「ステータス」、「希少価値」。昔どこかの偉くない人も言っていた真理である。そんなトキシッコは今回かなりマニアックなプレイで攻めに転じ、なるほどキクルも言っていた通りに「キスよりもエロい」し、その後の数々のプレイも「○○よりエロい」を地でいく官能プレイだったんじゃなかろうか。

 そして、そんなエロをこなしつつも「実はトキシッコっていう名前自体が存在の伏線だったよ」とかいう、「いや、この雰囲気でそんな真面目にネタ仕込まれても……」みたいな設定。てっきり「毒舌だからトキシッコ」だとばかり思っていたが、親御さんも別に口の悪い娘に育ってほしいってんで名前をつけたわけではないようだ。いや、この世界の名前のルールわからんし、いきなりそこだけ英語由来にされても「ふーん」くらいしか言いようがないじゃん。まぁ、これでこのパーティーには「チャクラのひたむき」「毒無効化のトキシッコ」と治療系スキルをもった戦力がまた1つ追加されたのだ……あれ? メイデナの立場は? このヒーラーたち、めんどくさい……。

 さて、次回で蜘蛛退治は終わると思うのだが、その後のトキシッコと旦那の関係はどうなってるんだろう。これでちょっとでもラブコメ的要素が生まれれば面白いのだが……そういうアニメじゃねぇよなぁ。

 

 

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 スチームクリーナーが大活躍しておる、第6話。この異世界、ほぼ現代社会と同じくらいのテクノロジーレベルなんだけど、リスどもがスチームクリーナーを使いこなしてるとなると、下手したら我が家なんかより文明レベルがよっぽど進んでる可能性が……まだ新規データで上書きするトラブルは解消できないみたいだが、アンドゥくらいすぐにできそうだよな。単にレスミスがすこぶる無能なだけなんだろうな。

 Aパート、「ほう……メイデナ単体での触手プレイですか……たいしたものですね」みたいな展開。この度キクルが連れ出したのはパーティーの中でも扱いやすい(?)方の2人、ひたむきとメイデナ。ただ、よりにもよって「沈黙効果の植物採集」という、メイデナには一切向いてない仕事だったのが運の尽き。ひたむきは新たなスキルを開花させてより便利な犬になっていくが、戦闘力は一向に向上しないのでヤられることは全部受け止めなきゃいけませんね。今更すげぇ普通のこと言うんだけどさ、なんでこういうエロファンタジー世界の魔獣って的確に人型生物の性感帯を刺激することにたけてるんだろうね? 今回登場した触手鳥も、あんだけ平たいメイデナの胸からピンポイントで乳首いじってんだよ。性感帯だって分かってなかったら攻めないポイントだろうから、魔獣たちは「人間たちに快楽を与えて魔力を得る」という行程をしっかり理解した上で、最善の手段をとっていることになる……進化ってすげーなー。

 ひたむき、実はスペックだけで言えばかなり優秀なパーティーメンバー足りうるはずなのだが、何故か「ひたむきだから」というだけで軽んじられている気もする。索敵と回復ができるパーティってだけで文句なしで活躍の機会はあると思うんだけどね。本人がいいと思うかどうかは別問題として。今回メイデナのメーデーに対して元気よく手を振ってお返事をするひたむきのトコがやたら可愛くてよかったです。

 Bパートは一転、ずっとギルドの建物内で面倒臭い親子の相手をする話。もしかしてパーティメンバーが1人も登場しないエピソードは初かしら? ギルド受付嬢のエノメさんは基本的にいい人のはずなのだが、その娘・エシュネちゃんはちょいと問題あり。今確認したら11歳らしいんだけど、小学5年生相当であの立ち回りか……将来有望だな……。まぁ、第二次性徴は既に完了してるくらいのレベルだが……。どういう家系なんでしょうかね(そういう家系だろうよ)。

 確実にキクル包囲網を敷こうとしてくる幼女もなかなか気になる存在だが、こんなエピソードのくせに作中で2回も名前が挙げられたハナバタの方がどっちかというと気になってしまう。110㎝=「1ハナバタ」って言われて「この世界の単位系はそういう名前なのかしら?」って一瞬思ったけど、言ってたのがレスミスだったんで「そういうことかい」ってなる。おそらく小さいドワーフみたいな種族なんだろうが、人1人分の身長を体現できちゃうハナバタさん怖い。そしてそんなレスミスが医院を解雇される理由にもなっているハナバタ。ただ生きてるだけでこんだけ多方面に影響を与えてしまう。巨乳とはかくも恐ろしいものなのですね。まぁ、エノメさんも負けず劣らずの影響力ですが。ことエノメさんに関してはキクルも倫理レベルを下げ気味の傾向にあるんですよね。まぁ、彼の周りにいる女性の中ではダントツでまともな方だし、娘の策略にハマってくっついてみるのも一興なんじゃないですかね。旦那さんとの籍は外してないって言ってるから法的には大問題だけど。

 

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 頂点へ狂い咲け、第5話。なんかこう……「馬鹿なものが観たいなぁ」って思ってきちんと馬鹿なものが観られるのって、すごくありがたいことですよね。こんだけ全力でエロに振り切ってるのに、見れば見るほどにどんどん心穏やかになっていく、ハートウォーミングアニメ。ただし家族で観るのには全く向かないゾ!

 Aパート、特性が1つしかなくていじりにくそうなハナバタを改めて掘り下げる回。4人のメンバーの中では、正直一番押しが弱いな、と思っていたのが実はハナバタである。狂化という特性からのクレイジームーブは確かに売りにはなるだろうが、逆に言えば「狂化しなければ一番の常識人」であったはずだし、どうしても偉大なる女騎士の大先輩であるダクネスさんと比べてしまうと、根源的なねじれ具合はそこまで常軌を逸しているとも思われなかったためだ。今回だって新しい側面を掘り下げるとは言っても狂化が前提になっていたし、特性が研ぎ澄まされたとは言い難い展開。相変わらず「一芸特化」のキャラであり続けている。

 しかしそれでもなお、このハナバタの持つパワーが充分だと感じるのは、作品全体を楽しんでいるが故の贔屓目なんだろうか。狂化後のひたむきとの絡みはダイレクトレズプレイへと移行し、今作にはまだ無かった要素を埋め合わせてくれているかのようである(それがなんなのかはよく分からない)。ひたむきの被虐属性がいよいよ味方パーティの毒牙にまで適用されるとなっては、もうどこからどう観ても「不徳のギルド」を名乗るしかない。そして加えての見どころは、今回もしっかりのっかるところにはのっかるキクルさんの性欲。これまでの傾向から見るに、あんだけひたむきにやいやい言ってるくせにどうにも巨乳には弱いみたいですね。まさか剣と魔法がある異世界ファンタジーで、巨乳レズセックス動画をスマホで録画したい主人公が現れるとは……この世界、文明レベルはほぼ現代と同じなんだよなぁ。あ、トキシッコのお部屋がファンシーで可愛いですね。

 Bパートはタイトル通りの肉の宴が2つの方面から繰り広げられる。ここでもやはりハナバタは最低限まともであることが分かるのは「フレンドリーファイアを受けなければ戦えたかもしれない」という可能性。というか、このパーティはほんとにタンク1枚沈むとそれで全滅確定なのよな。他のシーンでもそうだが、「無い」方の組のエロシーンが描かれるときは執拗に下からのアングルで足・尻にパンし続けるこだわりは評価したい(あとシャツから除くギリギリの谷間)。

 ありがたいことに、ひたむきは「料理がとびきり上手」という放送開始以降最大のプラスポイントが明かされた。5話目にして未だモンスターを1体も倒していないファイター職に用はないが、もういっそ調理師としてクエストに同行したらいいんじゃないだろうか。そして、そんな料理のフィールドでは逆に「酔ってない状態でもやっぱダメ」という片鱗を見せたハナバタ。よかったぁ、みんな馬鹿じゃん。まぁ、全てのくだりを終えた結論が「一番馬鹿な作品は『食戟のソーマ』だった」でフィニッシュなんですけどね。おはだけを全力でやると、乳首だけ布切れが残るんだなぁ……。

 

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 110の王、第4話。思いついたことを適当に書いてしまいました。意味は特にありません。

 うーむ、今作について、認識をさらに改める必要があると感じました。今まで「エロとギャグって相性がよくない部分があるけど、今作のギャグはちゃんと面白いよね!」という評価軸で見ていたのだが、今回はそれに加えて、「あれ、実はエロ方面もちゃんとエロい……」という評価が追加された。というのも、Aパートの健康診断ネタ、雑な紳士枠だったら「ハイ健康診断の現場に忍び込みました。みんな健診のために脱ぎますねー、触診とかしたらおっぱいも触るよねー、エロいねー」くらいで終わりだと思うのだが、今作においては、主人公・キクルの懊悩がなんだかやけにリアルに情欲を描出している。「エロいことなんかしたくない……わけじゃないけど、ホラ、世間体もあるし、俺はそんなことしたいわけじゃないんだよ?」みたいな体面を守ろうとする心の動きがある反面、目の前に陳列されたご馳走をいただかないのももったいなすぎてどうしたらいいか分からないという二律背反に思い悩む。「みんなのリーダーだから一番のモラリストなんだけど、それでもやっぱり男の子」というバランスが実に背徳的なエロスに繋がっている。なるほどこれが不徳のギルド。

 さらに、パーティーメンバー4人が満遍なく被害に遭っているわけだが、その探求の仕方にもいちいちこだわりがあって紋切り型のエロだけで終わらない。いきなりラスボス級のハナバタから切り出してくるあたりも作者のこだわりの表れなのだろうか(そして丁寧すぎる陥没乳首は作画スタッフのこだわりの表れなのだろうか)。個人的には「実はトキシッコを診る時が一番興奮する」っていう心理がなんだかよくわかる気がする。普段エロを意識させない異性に垣間見える性的な部分が一番そそる。なるほど真理だと思います。いいものを拝ませていただきました。

 一転、Bパートは純正のパーティーもの……というのもどうかと思うが、こちらも今作の楽しさの一端を表したお話になっているじゃなかろうか。なんと看板娘(?)のひたむきが一切登場せず、組み合わせるのは普段あまり絡みがなかったメイデナ&トキシッコという貧相魔術コンビ。タイトルの通りに「白と黒」の組み合わせなのだが、トキシッコの場合は単なる「黒」で終わらない問題児なので、組み合わせる人材も色々と難しい。これまでは「善」のサイドにあるひたむきや旧友のハナバタとの絡みだったのでうまくいっていたが、純然たる規律サイドのメイデナとのマンツーマンはいつの間にやら丁々発止。こういう新鮮な絡みが見られるのも、「パーティーもの」の妙味の1つだろう。もちろん、そんなロリっ子コンビの絡みにもガッツリとエロを仕込むのも抜かりなし。トキシッコ、ノーブラで運動しても大丈夫やねんな……そうか……。でも、今なんとなくWiki確認しに行ったら、トキシッコのバスト、78センチのBって書いてるんだけど。……これで貧相とか言ってたら相当数の敵が生まれる気が……。まぁ、残りのパーティーメンバーとの相対評価ってことで、ひとつ。

 

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 今週の大久保瑠美ニュース、第3話。先週、妙な形で「ギルド受付嬢界隈がおかしい」という話をお伝えしたわけですが、あれから「もう流石にるみるみラッシュは来ないやろ……」とたかをくくっていたら、なんと「ビーストテイマー」では異世界サブヒロインとして登場。前クールは「異世界に行ったら上田麗奈を連れていくこと」というルールが適用されていたが、今期はその枠がるみるみになっているようである。

 そして、そんな「ギルド受付嬢」というなろうワールドには絶対存在するよく分からない役職も、なろうの枠に縛られない今作では立派な餌食候補。わざわざフィールドに引き摺り出してまで辱めを与えるというよく分からないサービスの方向性。しかもそんな「第5のヒロイン」になったエノメさん、「実は子持ちの人妻」とかいう異世界ファンタジーあるまじき方向性での「不徳」を攻めてくるという。なんやこのアニメ。

 改めて振り返るに、こうした「紳士枠」と呼ばれるジャンルはずっと放送されていたと思うのだが、ふつーに見てて笑ってしまうほどの展開が見られたのはもしかしたら初めてかもしれない。まぁ、シュールな笑いという方向ならかなり初期も初期の「聖痕のクェイサー」という作品があるにはあったが、完全にギャグでやってのける「エロ」というのはこれまでありそうで無かったジャンル。そりゃね、エロ部分をエロとして活かそうとしたらギャグが邪魔になるだろうし、ギャグで売りたいならわざわざエロい描写に力入れる必要がないし、なかなか両立が難しい形態だからね。今作でもその問題が完全に解消されたとは思わないのだが、それでもある程度は「エロいシチュエーションになること自体がギャグ」というフォーマットを受け入れつつ、視聴者目線で白けてしまわないように主人公が気を遣って動いているのが分かるというだけでもだいぶ印象は良いものだ。ギャグだと遠慮なくメタ発言も放り込めるし、ネタへの転化が分かりやすいというのは大きな武器になっているだろう。

 考えてみりゃ、ファンタジーギャグの大先輩である「このすば」もエロい部分があるといえばあったんだよな。駄女神やめぐみん、くっころ騎士をテーマにした薄い本が大量に作られていたことからも分かる通り、このすばヒロインズはエロ方向への伸びしろもかなりあり、回し方次第ではいくらでもサービスをばら撒くことができたはず。ただ、やはり「エロとギャグの噛み合わせ」の問題があり、そっち方向をなるべく意識させない形での筋運びを心がけていたからこそ、このすばは結果を残すことができたとも言える。今作はそんな「まだ見ぬ一歩」を踏み出した勇気ある作品と言えるんじゃなかろうか。 え? そんな大層なもんじゃないと? まぁなぁ。ほら、でも「現実世界では根絶されたブルマだって異世界の民族衣装扱いにすれば堂々と展開できる」とかいう発見もあるじゃないですか。あれ、どんな素材でできてる設定なんだろうな。

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 こちらもクライマックス、第11話。ラスボスについてはね、正体分かってたからね(主にアイキャッチのおかげ)。今になってアイキャッチをみると、象山先生の遺影みたいになっててちょっと寂しい。

 最終決戦の前にまず必要なことは、「そもそも何でこれが最終決戦になるの?」という状況設定の確認。新撰組なんて本来なら敵対勢力も色々と存在するはずなのだが、そこは分かりやすくするために長州藩の一本に絞り、その長州が黒船撃沈を皮切りに霊式兵装でもって完全なる攘夷を成し遂げようとしているという設定。そしてそんな長州の荒ぶる御霊を利用し、ラスボスはさらなる最強兵器を京都に確保しようとしている。安倍晴明、これまで数多の作品で散々擦られてきた大人物であるが、ここでもまた便利な存在として使い倒される。陰陽って言葉さえおいとけば、それだけで時間も空間も全部飛び越えて理屈になるから便利よね。

 そんなラスボス勢力に対し、新撰組が取れる対抗策はどこまでも地味。向こうの狙いもはっきり分かってないし、藤堂は負傷しちゃってるし、できることと言ったらひたすら地道に足を使って物証を取りにいくしかない。幸い、敵側もポロポロと手がかりは残しているので、いつの間にやらチームを分散させて京都の各地で格好撃破のプランは定まっていたようだ。結局最後までチーム分けに変化はなかったですわね。せっかくのチームものなんだから、もうちょい別なユニットでの絡みとかも見てみたかった気はするのだが……多分そんなことをやってる余裕はないし、そういうことを求められる作品でもないのだと思われる。でもアキラと某の組み合わせとか、何が起こるかわからなくて面白くない?(多分アキラも困ると思う)

 というわけで、逆太郎・某のコンビはいつも通り。朔夜やアキラと言った個体スペックの高い連中はなんぼでも単独行動は可能だし、医者&坊主のコンビも、ここにきていきなり坊主の存在感が増したことでバディとしてはそれなりに形になったか。ラスボスの性質がアレなんだから、いっそ坊主が最終戦の陣頭指揮を取ってもおかしくないくらいだけどな。そして一番星は弟の最終対峙へ。絵に描いたような綺麗な洗脳っぷりだけど、本人の意思はとっくの昔に挫けているようなので、この兄弟についてはハッピーエンドにたどり着けそうですね。……朔夜はさ、ちゃんと過去の罪を償ってハッピーな雰囲気を醸し出せるんですかね?

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 おまけコーナーくらいはアキラちゃんの水着を見せてくれてもええねんで……第10話。ところでアキラちゃんは沖田総司として水着着る時はやっぱりふんどし一丁で出てくれるんでしょうかね? 一応「男のフリしてる」設定だから水着では出てこられないのかな……どっちかな……。(今、「江戸時代 水着」でググったら夢も希望もない画像しか出てこなかったのでやっぱりどうでもいいです)

 志々雄真実が成し遂げられなかった京都大火が終わり、次は志々雄真実の真の狙いだった軍艦がらみのミッション。そうか、この時代だからもうとっくに黒船は来てるんだね。下関事件も終えて、外国人との軋轢が増えているが故の攘夷思想。今作においてはその先鋒を長州藩のみが務めており、今回はいよいよその長州が武装してこの国をぐちゃぐちゃにしちゃいそうな展開に。流石に雑面軍団だけでは武力として国家転覆までは届かないだろうから、そこは雑面が長州藩を煽って暴れさせる流れが既定路線か。いや、それだけでも外憂に対抗するには足りないはずなんだけど、この世界はどうやら海外の技術に対抗する「霊的兵装」ってものがあるんだわ。そこは史実と異なる点なので、最終的に雑面がどこまでやろうとしているのかはちょっと気になるところ。単に攘夷を成すっていうのが目的じゃないよなぁ。もっと何かあるよなぁ。

 そして、大火に続いて軍艦作戦もほぼ雑面側の完勝。タレコミがあったにも関わらず独立部隊の新撰組しか警備についてなかった時点でいろんなところに落ち度はありそうだが、まぁ、そもそもいきなりあんだけでけぇ軍船を乗っ取られた上で好きに操縦までされることは想定してないかもなぁ。アメリカ人、ちゃんとその辺も管理しといてよ。これで民衆の不安はがっつり煽られることになり、何しろ京都が燃えて、大阪で軍艦大暴れである。そりゃ世紀末だと思っちゃうよね。テロリズムも真剣に考えるよね。流れが完全に出来上がり、ここから新撰組が対抗する術があるのかどうか。一応、今回の顛末で「羅生丸が揺らぐ」っていう大事なイベントがあったのでそこが逆転の布石になっているのだが、あいつ、雑面側の幹部クラスのはずなのに、メンタル面めっちゃ弱そうなのがな……。

 

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 CV上坂すみれのキャラってなんか料理ができないイメージがあるよね、第9話。いや、分からん、完全に偏見なので探せば料理上手のキャラもたくさんいるかもしれんが……。あ、ボルシチとかペリメニ作るのは上手そう。

 京都大火という、志々雄真実ですら実現できなかった偉業を成し遂げた雑面の鬼。まぁ、志々雄の場合は京都大火自体が壮大なおとりだったわけだが(ネタバレ)、こちらの作品世界では何と明治維新を遂げるよりも前に京都が焼け落ちるという大変な事態に。これって天明の大火をモチーフにしてるんでしょうかね。ただ、凄絶な事件だった割に京都の住民たちは元気で、新撰組の連中と一緒に復興する手も早い。まぁ、江戸期の火事って「焼けることはある程度覚悟して、その上で復旧がスムーズに行くようにする」みたいな文化もあったかもしれないのでね。木造家屋の多い日本ならではの火事との付き合い方。

 そうして復旧を進めていると、あんだけギスギスしていた新撰組の隊内の人間関係もいつの間にかなあなあに。特に一番変化が大きかったのは一番星と朔夜の関係で、羅生丸との対決や一番星の決死の覚悟もあり、多少なりとも朔夜の方から歩み寄った形だろうか。お互いに過去の打ち明け話をし、それだけでわだかまりはかなり解消したようだった。それで済むんならもうちょい早めにそれくらいの話はしておけよ、とは思うのだが、片や馬鹿、片やコミュ障の2人なので拗れてしまったのはしょうがなかったのかもしれない。

 この2人の関係さえ修復できれば、あとはみんなして(罪人なのに)気のいい連中ばかりである。某と逆太郎はいつも通りの雰囲気だし、藤堂の治療にあたった医者、雑面の真実に一歩近づいた坊主のコンビも相変わらず。こうしてペアリングしていくと、やっぱり余るのはアキラちゃんなのだが……もう、桂とくっついちゃえばいいじゃんね。この2人だけ完全に別世界でイチャイチャしてるのが何とも……。桂はひょっとして、アキラちゃんが脱いだら結構おっぱいが大きいことも知っているのかしら?!

 とまぁ、どん底から這い上がったおかげでいい感じのムードになっている新撰組だったが、逆にダウナー展開になっているのが羅生丸の方。こちらはどうにも一番星との接触で根底にあった信条が揺らいでいるようで、そこに追い討ちをかけるように象山先生からピンポイント正論爆撃である。時代の先を読み続けている象山のこと。組織に縋って脳死している若者の姿を見るのは耐えられなかったのだろう。結局その説得が実を結ぶことはなく、佐久間象山は暗殺される。しかし、確実に羅生丸の心に楔が打たれており、今後の一番星との対話で崩される下準備は完了したようだ。ぼちぼちクライマックスですからねぇ。

 ちなみに、佐久間象山の暗殺については、三条大橋近辺に「佐久間象山遭難の碑」という旧跡があるので「だいたいあの辺で殺されたんやろな」というのがイメージできたりする。改めて、京都って人が死にまくってる土地なんだよなぁ……。まぁ、日本中どこだろうと人は死んでるけどさ。

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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