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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 そして輪廻は戻る、第18話。ようやく全ての事情が巡り巡って戻ってきた。区切りがいいので記事立て。ん? 「他に書くアニメが全然無いからなんとなくこの作品の感想を書くことにしたんじゃないか」って? 察しのいい子供も嫌いじゃないぞ。

 とはいえ、グランプリ記事でもちょっとだけ触れた程度だが、今作は当初の思惑からはどんどん違う方向にズレていったこともあり、一応気になる作品にはなっているのだ。ただ、面白いかと言われるとあまり素直に首を縦に振ることができないのは事実で、要所要所での設定がガバいというか、「戦争」のイメージとかがあまりにざっくりしすぎているので、せっかく設定を色々と盛っているのに、全体的にこけおどしっぽく見えてしまうのが残念なところだ。今回すべての真実が明かされて世界の成り立ちがわかったわけだが、「アルシアの真実」はそれなりに面白い題材だと思うのに、「結局、廃棄戦争って何が原因で起こったものなの?」みたいな根っこの部分がはっきりしていないので、「もうちょいなんかあるやろ」みたいな釈然としない部分が残ってしまうのだよね。

 世界の成り立ちについて、ヒナたちがタイムリープを行なって「できることなら過去改変したい」と思いながらも実現できず、ただ現実を突きつけられたっていうのはなかなか興味深い設計だ。この手の作品ってのはどこまでいっても「過去改変が可能だったらまずスタート地点がおかしかったやんけ」というタイムパラドクスの問題を抱えているものだが、今作の場合は「過去に行くのも織り込み済みでのあの展開」だったというのなら問題にはならない。まぁ、ヒナが過去にリヒトーに出会っていたとするなら、1話目からのおちゃらけ展開の全てがおかしい気はするのだけど。そもそも、ナナが説明したリヒトーの復帰のお話だけでは、仮面をかぶった状態でエロ行為にふけっていたリヒトーのモチベーションも説明がつかないんだよな。まぁ、多分300年が経過していい加減に立ち直りかけていたところ、っていう設定だったんでしょうね。そんだけ時間が経ってるなら、学生時代に経験した不思議な「未来に飛ぶ少女」のことを忘れていてもしょうがないとは思う……けど、その子が「300年後に会いに行く」って言ってんだから、出会ったら思い出してもよさそうなもんだけどな。

 他にも、A組の面々が「何もできないから口減らしのために自害した」なんてあまりにもざっくりした説明があったり、どこまで最初から構想を練っていたものなのかが怪しい部分がいくつかある。ただ、それが事実なのだと言われてしまったら飲み込むしかないし、「そういう世界」なのだと思って見直せば、もしかしたら新しい一面も見えてくるのかもしれない。

 まぁ、そうして真剣に設定を考えれば考えるほど、エロ要素が浮いてしまうのだけども……リヒトーのリヒトーらしさを表現する最大のツールが「エロ」だからなぁ。でも、流石に今週分みたいなシリアス一辺倒の展開で、むりやりパンツを挟み込む必要はなかったんじゃなかろうか。最低1回はやらなきゃいけないノルマでもあるのかな。パンツ作家も大変だな。

 

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 クリティカル美音さん、第3話。毎度毎度、きっちりキャラの想定を超えてくるなぁ。

 1期は全然感想なんて書いてこなかったし、多分今期も黙って見守るだけにはなると思うのだが、色々と良い面が多いのでこのタイミングでフォローしておきたいところ。今回は特にその辺りの印象が強かったので記事立て。

 今作は常に前作との対比が意識されるのがなかなか難しいところで、構成にしろ作画にしろ演技プランにしろ、色々と変化が多いのは間違いないのだが、その都度「なるほど間違ってない」と思わせるだけのものがちゃんと用意されている。今回のお話で取り上げるならそれは2つの側面に表れていて、1つはシナリオの改変部分。美音さん初登場エピソードなのだが、時系列がうろ覚えだったんで「あれ? 美音さんってこんな後になってから出るキャラだっけ?」って思って確認したらエピソード順はだいぶいじられていた。しかし、そのことが矛盾につながるようなことは当然無いし、むしろ由希が両親と向き合わなければいけないという三者面談エピソードに入る前に改めて綾女との関係性を補強する材料としてここに美音さんを挟んでくるのは、しっかりと意味があってのことだ。もちろん、原作の時の兄弟関係とは若干ニュアンスは変わってくるのだが、アニメではアニメなりの順序立てでキャラを切り取ろうという意識が見えるので「なるほど妥当な改変だな」と思えるわけだ。実際、こうして分割クールでまとめた場合、十二支以外のサブキャラが後回しになるのはわかりやすい変更だしね。

 そうしてお話の順番も「別解釈」みたいなものが与えられているわけだが、もう1つの「別解釈」と認識できるのがキャストのお話なのである。そりゃま、開始当初は「由希のこれは良いのか悪いのか?」みたいな感情がゼロではなかったが、今の由希を見ればこれはこれで良かったのだと思うし、杞紗たんは前作が良過ぎたせいで「誰が新キャストになっても絶対文句言ってやる」と目論んでいたのに、絶対文句が言えないところをぶっこんで来て正面から叩きのめされたりした。それぞれ、キャストの方向性が前作と違う部分は大きいのだが、それは最近使われてるような意味での「解釈違い」ではなく、「なるほど、このフルバは納得できる」と思えるような、新しいキャラの置き方を提案するものになっているのだ。

 そんな「こっちもあり」な解釈を提供してくれていた櫻井綾女の下で働く女性が美音さんなわけだが、前作の美音さんは印象がかなり強烈で、「流石にあれを塗り替えるのは大変じゃないかなぁ」と思っていたところに、コレである。むぅ……その発想はなかった……しかし文句のでようもない配置で、これは間違いなく美音さんだ。よくもまぁ、これだけピタリとキャストを用意できるものだと驚かされる。

 あ、もちろん由希の母上についてもね。「嫌な役」ってのも、声優冥利に尽きる配役よな。

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 まさかこんなことされるなんて思ってなかった、第3話。

 完全に油断してたら、まさかこんな叙述トリックみたいなこと仕掛けられるとは思ってなかったので完全に意表を突かれた……いや、ほんとそれだけなんだけど、なんか悔しかったので。こうしてみると、アニメという媒体を活用したら何か斬新な叙述トリックを開発できるかもしれないなぁ。業界関係者のみなさん、トライしてみませんか? なんの話だ?

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 アレックスの奥さん、おっぱいデカすぎない? 第8話。そこまで突出したキャラ作画にしない作品なので、あそこだけギャグみたいに見えたわ。まぁ、アメリカンサイズならあれで納得なのかしら?

 やぁ、一ヶ月ぶりだね。実際の作中でもだいたいそれくらいの時間経過が描かれていたので、視聴者サイドもある意味ではリアルな体験をさせてもらっているわけだが、そんな想定外のサービスいらんねん。まー、本当に狙いすましたようなタイミングからの休止に入ってくれたおかげで、あんまり負担になってないというか、そこまでブランクが気にならない展開ではあるのだけども。

 こうして間が空いたことで、原作3巻の持つ「どないやねん」なスタートが際立つかと期待したが、アニメではAパートを使って2巻と3巻の橋渡しがなされたため、そこまで「どないやねん」な印象は強くない。Bパート冒頭から始まる「謎のアメリカ人の人生記録」の部分も、ああいう区切りで展開していくと割とわかりやすく見えるのでサプライズ要素もほとんどないし(原作でもそこまでサプライズを狙ったわけではなかろうが)。ただでさえややこしいことになる作品なので、アニメでは余計なことして視聴者の混乱を助長することを避けたのだろう。どんだけ親切にしたところで、どーせ12話では……(自粛)。

 あとはクセの強い3巻パートのキャラたちが続々集まってくる展開になるだろう。そうしてシーンが入れ替わる節目で、謎の「死亡キャラ同窓会」が開催されていたのは実に趣味が悪くて好きなデザインだが、最近殺された面子の中にしれっと文緒が混ざってるのがなんか不憫。作品全体がダイレクトに正崎のメンタルを削る方向しか考えてねぇしなぁ。ここにきて家族描写がどんどん増える展開、勘弁してほしい。正崎の奥さんがとてもいい人っぽいのがまたなぁ。ちなみに中村悠一キャラの奥さんといえば、最近では「PSYCHO-PASS」でもひどい目にあってたのが印象的だったので、彼と結婚するとろくなことがないのかもしれません(ひどい風評被害だ)。

 ちなみに正崎の奥さんのCVが中原麻衣、そしてアレックスの奥さんは大原さやか。急激に俺サービスに満ちてきた。さらにアレックス自身のCVも田中秀幸というベストチョイスになっており、マジで想像していたアレックスの人物像にしっくりくる。現代のアメリカ大統領の真逆を行くような人物造形なので、キャラが際立ってるのもなんだかお得だよな。さて、まだまだ各国首脳陣が集まってきますよ。どんなアニメだ(そんなアニメなんで)。

 

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 最悪だったな……第7話。もう、それ以外に言うことねぇよ。

 ただただ現実を受け止めるしかないエピソード。制作側も番組冒頭にアテンションを入れるなど配慮しており、今回がどれだけ最悪な回なのかがよくわかる。曲世愛というキャラの凄まじいところは、これだけのことをやっておきながら、そこに確固たる理由が存在しないという部分だろう。いや、理由ははっきりある。「正崎に自分のことを見てもらうため」だ。しかし、そんな狂人の論理を受け止めきれる人間が世の中にどれだけいるものだろうか。いたらいたで問題だしな。

 今作で刺激として打ち出しているのは、こうした曲世の働きかけも、たった一つの倫理観のひねりから生じているものであるということ。ネット上でよく見かける画像に「からくりサーカス」のフェイスレスの名言「夢はいつか必ず叶う」があるが、今回の曲世もこれと似たようなもので、「言ってるのがお前じゃなけりゃいいセリフなのに」シリーズだ。「同じ人間同士、きっと分かり合える」と訴えて自分の「悪」を見せつける曲世。それはまさに、「人間はきっと分かり合える」と訴えて自分の正義を貫き通し、敵キャラをねじ伏せる正義のヒーローの裏返し。倫理観のどこか一部がちょいと捻れただけで、曲世は圧倒的な「主人公」になれる崇高な行動を起こしているわけだ。ただ1点、それが「悪」であるということを除いて。

 この「転化」を面白おかしく描いているのが第2部の最大の眼目であり、「死」の是非を問う大義名分から、突然曲世・正崎間の「善悪の論理」へとスコープが絞られている。そして今作の場合、最後の最後に見せつけたいものは「正義は勝つ!」ではなく「純粋な信念こそが勝つ」なのである(まさに「愛は勝つ」だが)。ある意味で最高のカタルシス。そして、最低の最悪だ。

 ラストシーンは、これでもかなりソフトにまとめ上げた方だとは思うのだが、制作チームも色々と議論を重ねたのではなかろうか。その結果として「正崎家のキッチンとシーンをリンクさせる」というより一層最悪な演出方向になったのはどうしてくれようか。「正崎の家族」は、この第2部が閉幕した今、本当に唯一残された正崎の拠り所となるものである。これが史上最悪のシーンと重なり、徹底して露悪的な今作の趣向がさらに掘り下げられた感がある(当然イメージのリンクはアニメオリジナルである)。3部に入ると、この家族という存在が……うぅん。

 そして、幸か不幸か、その3部はなんと1ヶ月以上も先の放送になることが正式に発表された。ここまで順調に進んできた今作だったが、ここにきていわゆる「万策尽きた」状態か。風の噂では何やら制作現場が超厳しいということも漏れ聞いているので、むしろこの節目のタイミングまでよく頑張ったと見るべきなのか。ここでかなり大きく期間が開いてしまうのは……むしろいいことかもしれん。ぶっちゃけ、原作も3部の開始時(三巻の冒頭)に「は?」ってなったので、アニメ視聴組は1ヶ月後に同じような「は?」を味わってほしい。もしくは、この1ヶ月を利用して原作を1巻から追いかけてしまうのも手かもしれませんね。

 ちなみに今回「瀬黒がどうなっちゃうんだろう……」というので視聴前から胃がキリキリしていたのだが(そして案の定M・A・Oの苦悶の演技で変な性癖が醸成されそうだったが)、個人的にはその前の九字院さんの渾身の射精談義の方が凄まじすぎて呑み込まれてしまいましたな。流石の櫻井孝宏といったところか。あんだけ情感と切迫感で「男ならわかるでしょう」って言われちゃうと……なぁ。

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 「最悪」だ、第6話。

 今回はひたすら地味なお話なので大して書くこともないんですよ。テレビショーとしてデザインされた斎の計略を本当にテレビで流すとこんな風になるのは面白いなぁ、とか、流石に討論番組としてはお行儀が良すぎるけどそこにリアリティ求めてもしょうがないだろうなぁ、とか、何は無くとも置鮎龍太郎ボイスは無駄に腹の立つ説得力だよなぁ、とか。でもまぁ、本当にただ延々討論番組を進行するっていうお話である。今作は本当にこういうパートが必須なので溜め回があるのは構わない(まぁ、それでもラストは一応どんでん返しか)。

 ただね、最後にね、次回予告がね。そこで曲世かよ……。よりによってそこで「最悪」って言わせんのかよ……。次回、最悪。まじで最悪だよ、次回。

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 冒頭の新幹線のシーンの座席の向きおかしくなかった? 第5話。いや、どうでもいいんだけどさ、東京から京都に向かってる最中なら二人席(D/E席)は進行方向右手になるはずなんだよね。一応「いっぺん関空まで行ってから新大阪→京都のルートをとった」なら成立するんだけども。

 ほんとどうでもいい話からはじめてみたが、基本的に原作通りの進行なのでいじる部分がそこまで多くないからである。ただ、毎回毎回「これ、初見だったらどう反応したらいいんだろうな」という展開ばかりで本当にドキドキしているのは間違いない。自分が初見だったら「ものすげぇアニメにぶつかっちまったなぁ」と食い入るように観ていたはずだ。それだけ、きちんと原作の持つ毒気というか、どうしようもない絶望感みたいなものはアニメにも載せられている。当然カットも多いので口惜しい部分はあるのだが、それでもこれだけスパッと展開しているとその目まぐるしさに気を取られて「削られた部分」にまで気を回す余裕もないや。

 そして、やっぱり曲世が登場する回のインパクトはたまらない。原作でもそうなんだよ。実際に登場するシーンはそこまで多くないし、当然正崎と面と向かって会話なんかできないので、出てきたとしても電話越し、モニタ越しで直接の対話なんてもう今後は無い。そのために登場シーンはかなり限られてくるのだが、いわば「一番おいしいところを持っていく」メインヒロインなわけでね。いや、「一番まずいところで出てくる」が正しいんだけども。今回もラストシーンでの登場は文句なしでインパクト絶大でしたしね。きっちり異様さが引き立つ絵面が作れているのはお見事だ。

 そして、今回は何と言っても「中学生・曲世愛」の登場である。作中でも「インモラル」という言葉が出ていたが、倫理的にも色々問題のあるキャラクター展開。そりゃ画面には何一つ問題のある映像なんて映らないのだが、青山穰の熱演も相まって、そのどうしようもない魔性がふらりひらりと見えかけては消える。セーラー服ってのがまた憎らしいね。脇できちっとスーツを着こなす瀬黒がこの話を聞いてるっていうシチュエーションもなんとも言えないものがある。それにしても、青山穰は最近こういうインパクトのでかい役でよく声を聞く気がするな。昔からアニメにはちょいちょい出ている人だったはずなのだが、個人的には「ヘボット」での出演以降、やたらその声が耳につくようになった。その辺りの時期からアニメの出演も増えてるし、なんか業界的な流れがあったのかもしれない。

 閑話休題、次で2巻は終わらなそうなのであと2話かな? 個人的なお願いとしては、「これ以上瀬黒を可愛らしく描かないでほしい」ってことなんですが……ねぇ……。

 

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 「特定の思想や信条を肯定するものではありません」、第3話。こんなエクスキューズが付くアニメもなかなか無いよな。まぁ、そんなアニメつくんなって話だし、そんな小説書くなって話だけど。いや、いいぞもっと書け。ほとばしれ野まど。

 というわけで無事に第一部完ですね。知らない人から見たら何一つ「完」じゃないやんけ、って感じですけど、大丈夫、このまま突き進むだけだから。そのぽかんと空いた口は今後閉じる予定はないから。ほんとにひどい小説だし、ほんとにひどい作家である。

 ようやく明示されたので改めて書いとくが、今作のメインテーマは「死」。そして今回斎開化が演説していた「死を手に入れる」というのが、作者が打ち出した「if」の設定である。個人的に、それまでほとんどSFというジャンルに触れたことが無い状態で「正解するカド」を観て衝撃を受け、野崎まどの展開してくる「想像を超えた何か」に毎度楽しませてもらっていたが、今作のテーマ設定は比較的地に足のついた、考えるに値する設定になっている。そういう意味では非常にリアリズムに溢れる作品でもあるのだが……それをぶち壊すのが「女」ですね。曲世愛。なんつーネーミング。この人のネーミングセンスも西尾維新なんかに繋がるような独自のこだわりを持つものなのだが、この名前はおそらく渾身の一作だろう。もう、名が体を表しまくり。しかもこれ、多分ほんとのほんとに本名だしな(まぁ、曲世をもってすればもしかしたら戸籍情報から書き換えることも容易いだろうけど、そんなことする意味ないし)。

 曲世のCVが前回伏せられていたのは、まだ「どの女が誰なのか」ということがはっきりしていなかったせいか。まぁ、誰が聞いてもゆきのさつきであることは割と自明だったとは思うが、曲世役にこの人をもってくるというのは一体誰の采配か。なんとまぁ面白い配役になった。今作はそのほかの面々もガッチガチに固められているので、アフレコ現場はさぞかし壮絶な魂のぶつかり合いになっていることだろう。個人的には宝亀さんの野丸がさすがやな、っていうのがまず出てくるが、次週からは原作2巻のパートに入り、新キャラとしてはM・A・Oや稲田さんも参加する様子。M・A・Oは「正解するカド」に続いての野まど作品連投である。さぁ、どんどん転がっていくぞ(まじ勘弁してくれ)。

 それにしても、今回「観たかった」シーンの1つである例のシーンが流れたわけだが……なんか、夢の島思念公園を思い出したわ。今敏が野まど作品を映像化してたら、どんな風になってたのかなぁ。

 

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 どギツい、第2話。OK、わかった、この作品は大丈夫だ。

 2話目だし、もうさっさと核心に触れてしまう内容になったのでこれ以降の記事はあまり立てられないような気もするが、2話目でとりあえず「大丈夫」だったことだけは記録しておこう。第1話が原作1巻の約半分というおっそろしいスピードで進んでしまい、「相変わらず尺が厳しすぎる。現代アニメ業界はなんとかならんか?」と不安に思っていたところだが、2話目はそうして端折ったが故の性急さも緩和され、大きな問題とはならなくなった(まぁ、それでも中身はギチギチに詰まっている印象はあるが)。そして、1話がなんであんだけの速度で回っていたのかを不安視した時、2話目をみたらその答えが提示されているので納得するしかない。そりゃそうだ、この作品は、2話でコレをやらなければ始まらないのだ。この部分こそが、今作の肝なのだ。2話目でたっぷりと尺を取り、官能を溢れさせる執拗な演出を施して視聴者(と正崎)の脳幹を揺さぶることで、2話目は余計なまでに与えられた役割を果たしていた。もう大丈夫だけど、多分もうダメだ。

 しかし、今回の演出の見せ方は色々と凄まじかったな……。コンテ・演出を担当した富井ななせという名義はほとんどデータがないのでどんな人なのか分からないのだが、今回のあけすけで刺激に富む演出をみていると、なかなかの曲者なんじゃないかと思える。はてさて、3話目はこの流れをうまくキャッチできるだろうか。

 

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