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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
今回のエピソードだけで3話くらい使え、第6話。南雲の決心に幼少期の回想を丁寧に分解して1話、告白、入部、そして体育祭で1話。新生柔道着と南雲の血の滲むような努力で1話。それくらいの解像度で描かないと南雲の真価は発揮できない。 南雲安奈の決意。それはただひたすらに、痛々しいほどに一途であった。本当に理由はシンプルなんだよ。幼い頃から一緒に過ごしてきた園田未知。彼女とは偶然部活が別々になってしまい、南雲は剣道で一旗上げ、隣の柔道部では未知が毎日コロコロ転がっていた。高校進学を機によわっちい柔道をやめさせて剣道部に入れられないものかと画策もしたが、当然未知はどこ吹く風。そこに氷浦永遠というイレギュラーも加わり、残念なことに未知は再び柔道の魅力に取り憑かれてしまう。もう、ここから3年間は南雲と未知が交わることが無いと確定してしまったのだ。そして、南雲安奈は、そのことに耐えられるほどに想いの小さい女ではなかった。思い立ったら即行動。過去の名声もかなぐり捨てて、ただ想い人のそばにいることを選ぶ。こんな純愛があって良いものか。 今回は本当に南雲の心情に寄り添った作劇になっており、幼少期の写真一枚一枚に、無限に妄想できるくらいの思い出が詰まっている。2人して暴れ回った幼い頃、きっとご両親も気が気じゃなかっただろう。中学から一緒に柔道を始めた早苗ごときには辿り着けない繋がりがそこにはある。父親に尋ねられ、南雲は改めて自分と未知の関係を振り返る。面倒クセェ奴、いい加減でバカな奴。それでも、隣にいて一番楽しいのは未知だった。だからこそ一緒にいたい。幸いにして南雲家のご両親は娘さんの活動にとても理解のある方々。まぁ、親父さんが警察官ってことは、剣道はもちろんだが柔道だって一通りやってるはずだし、同じ武道での転身というなら、応援もしやすかったかもしれない。娘が中学までに一通りの結果も出しているのだし、新たな道に進むことを応援こそすれ、足を引っ張るなんてことはしない。滝川家のパパさんもそうだったが、親御さんの理解があって助かるアニメである。 南雲の決心のすげぇところは、きっちり剣道部にけじめをつけての転部になったというところ。突然のお別れを告げられた剣道部員たちはそりゃぁびっくりしただろうが、何よりしんどいのは、その後の部活でふつーに南雲が隣で受け身を取っていることである。なんなら更衣室は同じである。一大決心で飛び出したはずの剣道部と普段から活動は一緒という……並のメンタルなら居た堪れなくてしょうがないシチュエーションも、南雲にとっては些細な問題。まぁ、剣道部の皆さんも理解のあるいい人たちばかりでよかったですよ。みんな南雲の性格をよく知っているからこそ、止めるなんてことはしなかったんだろうなぁ。 そして「柔道部員」としての南雲安奈が始まる。運動会のリレーのシーンも良かったですよね。1人1人の走りに性格が現れてて、未知も早苗も最後にコケるのはどうかと思うが、そこから託された永遠が道着を脱ぎ捨ててスパートを決める様子も、かつて「道着を着ると勇気が出る」と殻をかぶっていた永遠からの脱却を暗示させる。そして最後には一番フィジカルで勝る南雲に繋ぎ、彼女は剣道部の先輩を追い越し、「剣道のさらに先」へと駆け出していく。最後には練習の成果である受け身も見事に決まり、新たな南雲安奈伝説の幕開けを華々しく祝しているかのようである。ほんと、まるまる1話使えるプロットだって。 そうして4人になった新生柔道部。しかし、なんと夏の大会はこれでもまだ人数が足りないという。本当に自転車操業でしんどい部活だが……新入部員を今更探しても間に合わないんだろう、ってんで、いよいよ「最後の1人」が登場。今までオープニングとエンディングにはいたはずなんだけど、すみません、ずっと南雲のことしか見てなかったのであまり印象には残ってなかったです。どうやらかつての柔道部に在籍していた先輩のようだが……この4人に割ってはいる先輩、針の筵な気がするのだが……。
PR えっ、やめるとこまで行くんか……第5話。てっきり剣道部との兼部くらいだと思ってたのに……想像以上の純愛やんけ、すげぇな南雲。 ラストの衝撃が大きすぎてせっかく感動的な試合を展開してくれていたAパートの記憶が薄らいでしまったが、スポ根アニメなのだからやっぱり試合の展開を楽しみたいところですよね。因縁の対決となった永遠VS天音については、下馬評通りに永遠の辛勝。どうやって憧れの先輩を乗り越えていくかと固唾を飲んで見守っていたが、見事な二段切り返しのスゴ技で相手の読みを1手上回っての見事な勝利。なかなか見にくいはずの柔道のモーションの中で、きちんとどの辺が凄かったのかが分かりやすいモーション作画も丁寧で実に良い。先輩が「あの日の永遠」のことをしっかり覚えており、それを乗り越えんと見事なカウンターを放ったところまでは良かったが、天才・氷浦永遠はさらにその上をいった。お互いに「相手が自分を超えてくる」ことを前提としてしっかりそれを乗り越えたという、認め合いの勝利である。 そして決勝。未知の大舞台は一番未知らしい幕引き。これはまぁ、最初の方で言うてた「1年生ばっかりで、練習設備もろくにない新設柔道部でどんだけ結果が残せるもんか」という文句にもなんの問題もなく答えてくれる結果になっている上に、園田未知というキャラクターの戦いの結果としても不満が無い、非常に良い落とし所。あそこで守りに入ってたら、そりゃ未知じゃなくなっちゃうもんねぇ。外野も含めて部員が全員一致で攻め続けることを望み、その果てに相手部長の技に一日の長があった。この負けでまた未知が成長できるというのなら、1年生の春に1回負けるくらい、どうということはない出資になったんじゃなかろうか。多分、あそこで勝ってたとしても残りの試合で早苗がついていけなくなってたよ。 開始5話目にて既に大きな大会が1つ終わるというスピード展開だが、ただまぁ、高校の部活のペースってまじでこれくらいなんだよな。普通に2年生3年生がいる部活だったら、1年生の春の大会なんて無いようなもんだしな。弱小であるおかげで、ここでしっかり試合経験が積めたのは珍しい事例なのかもしれない。まぁ、個人戦はナンボでも出たらいいけども。 そうして1つの大会が終わった余韻が残る……はずだったのだが、なんとAパート終わりのラストカットは、晴々とした部員たちの顔とかではなく、部外者のはずの南雲の決意を込めた表情だったという。もう、このアニメは全部南雲を中心に回ってるんじゃなかろうか。色々と意味深な「同性間の感情」が渦巻く今作、そんな中で最もストレートに突き進み続けている女、南雲安奈。そしてその速度はますます高まり、いよいよもって大きな動きを見せることに。……いやぁ、せっかくだから剣道を続けた方がいいと思うのだけど……でも、思い立ったらもう止まれないタイプっぽいんだよなぁ……そこまでして未知といたいってことなのかよ……こればっかりは青春の情動ですので、どうしようもないです。周りの人たちが彼女の決心をどのように捉えるのか、勝負は次回。 毎週もれなく女子高生がくんずほぐれつしてくれるアニメ、第4話。でもこれが微塵もエロくないのが偉いですね。まぁ、野郎どうしの柔道にいちいち性的なものを感じてたらヤベェので、その性別が変わったとしても当然の結果ではあるんですが。 とはいえ、ちゃんと「エロくない」理由は色々あると思うんですよ、1つはそりゃ真面目にスポーツしてるからだけど、もう1つの大きな要因に、「絶妙にキャラが可愛くない」ってのがあると思うんですよ。いや、ディスってるんじゃないですよ、マジで。なんかこう、良い具合にキャラがイモくさいというか、ちゃんと「可愛い女子高生」の要素を残しつつも、そこに無骨な「柔道選手」としての要素が混ざり合って、「エロいとか可愛いとか萌えとか言わせねぇよ?」という無言の圧力がある感じ。これで完全に可愛いを捨てきったゴリラみたいなキャラだったらそれはそれでダメだったと思うのよ。でも、ちゃんと漫画的に、アニメ的に魅力を保持しつつ、「それはそれとして真面目に柔道やりましょうよ」という方向性が明確なデザイン。これはアニメでもとても良い仕事だと思います。 そしてやはり、「真面目にスポーツしてます」という大前提の説得力。今作はそこまで作画枚数を割きまくるタイプのハイクオリティアニメではないのだが、流石に競技シーンにはそれなりの責任を持って作ってくれている。近い事例だと昨年の「灼熱カバディ」があって、別に超絶モーション作画とかは無いのだが、1カットずつ、そのスポーツで見せたい「画」がちゃんと表に出てるという印象。今回の試合でいえば、一番盛り上がるのはやはり永遠VS先輩の実力者対決大一番。柔道の取っ組み合いなんてアニメ的には割と地味な部類の勝負シーンになるはずなのだが、きちんとカットの入れ替えごとに新しい視点を導入して飽きさせないようにしているし、柔道の試合の肝となる要素は押さえている気がする。こちとら柔道なんて高校時代に体育でちょっと触った程度のド素人だが、何となく覚えてる感覚として、柔道ってのは体幹のスポーツ、重心の置き方、足運びでどれだけどっしり構えられるかのスポーツだと思ってる。私の場合、体格は悪くない(デブをオブラートに包んだ表現)ので素人同級生相手だったらそれなりに戦えるかと思っていたのだが、それでもまぁ、普段運動なんかしねぇ陰キャは割とぽんぽん倒されてましたね。その辺は、いくら重かろうが関係ない、柔道の「技」の部分だと思った記憶がある。 そうした「足の見せ方」というか、どちらに体重が移動して、どこに重きを置きたいか、という画面に落とし込みにくい要素にしても、かなり「見せる」作劇ができて気がする。試合シーンが説得力を増せば、そこに至るまでの青春ドラマにも説得力がでますからね。前回あれだけバチバチで険悪そうだった永遠と先輩の関係性、蓋を開けてみればなんてこたぁない、互いのリスペクトがぶつかり合った良い関係の裏返しだったという。こりゃぁどっちが勝ってもおめでとうだけどねぇ。次回予告で未知があんだけ張り切ってたことを考えると、流石に永遠の負けは無さそう(0−2で回ってきたら流石にモチベ下がりそう)。ってことは永遠の勝ちか、競っての引き分けか。引き分けで回ってきた大将戦で勝ったらその場合ってサドンデスとかになるのん?
「たぎってくると指導が理不尽になってしまう」教師は流石にクビにすべきだと思うの……第3話。「指導に熱が入る」くらいなら分かるけど、同僚目線で「理不尽になる」って思ってるのは流石にダメなのでは? というわけで無事に顧問も加わり、正式な再稼働を果たした柔道部。いきなり次回からIHがスタートというスピード展開だが、まぁ、我々素人が丁寧に柔道の練習していく様子を見せられても、ちょっとずつ上達していく要素なんて拾えませんからね。とりあえず試合やって、彼女たちの実力がどんなもんで、今後目指す目標がどうなるのかを示すのが妥当な展開でしょう。現状、3人の中では突出して上手いのが氷浦永遠。メンタル部分も対人関係以外はそこそこのようだが、かつての先輩に因縁付けられたあの表情について、今後どう説明していくのかが気になるところ。残りの2人はずっと一緒に練習していることもあり、はっきりとどっちが上手いってこともなさそうだが、メガネ(滝川早苗)はどうにもメンタルが弱そうなので、実際の大会で結果を出しやすそうなのは主人公(園田未知)の方か。ただ、どう頑張ったところで3人体制という厳しい部活状況では上達にも限度がありそうだし、普通に考えたらあんまりIHでいい成績が残せる学校ではないと思うのだが……その辺にどれくらい説得力を持たせられるかが、今後の展開を見守る上での鍵になりそう。まぁ、1年目のIHで1年生だけの3人組とか、さっさと負けとけっていう布陣ですからね。 とまぁ、柔道アニメとしての展開もそこそこ気になりつつも……やたらと推してくるのは、部員同士の余計なまでの関係性。特に、柔道部でもないのに色々と危ういサインを出しまくる剣道部員・南雲安奈の存在が気になってしょうがない。あいつなんなんだよ。もう、未知に向けての視線が完全に恋心なのよね。髪色のくだりの時なんて即殺されてんじゃん。なんだこのチョロい生き物。一応、他の2人も未知に対しては割と強めの感情を持っているようなのでこの部活はあまりにデンジャラスなのだが、早苗はまぁ、昔馴染みのよしみという枠内で収まる部類か。そして永遠に関しては高校柔道を続けられることになった重要な存在っぽいので、未知への感情はこちらもずいぶん大きい様子。だからこそ、安奈さんもさっさとタイマン張って牽制しにきたんだと思うし。あの2人の関係、どこまで「そっち系の感情」をフォローしつつの勝負になるんでしょう。ポジションを考えると安奈は今のところ未知に深く食い込む手段がなく、どうしようもない状態だと思うが……1話の描写からして、この後も剣道部の籍はキープしながら柔道部を手伝ってくれる出張メンバーみたいな扱いになるんでしょうかね。まぁ、先生も「初心者から練習したら上手くなった」って言ってるし、努力次第でなんとでもなるのかもしれん。 ちなみに、そうして今回のクライマックスとなった謎の電車シーンだが、最初から彩沙ボイスが散々流れているところに、何故か永遠のママンのCVが三森すずこという配置だったもんで、そのまま「列車は必ず次の駅へ。では、柔道は?」みたいな気分になってしまった。ポジションゼロでもういっぽん。 いいアニメだよね、第4話。ここまでダラダラと愛でてきましたが、ここで一旦節目のお話。せっかくなので記念に記事立て。 EP19 恋愛禁止の夏 EP20 兄のように父のように ここまでずっと抱えていた「リリィ可愛いよね」が爆裂するお話。過保護なリン先生との関係性が明示され、そこからニールとの距離もさらに近くなって素直に愛でられる展開。今作の魅力の1つがリン先生とかニックとか、一応「保護者」ポジションにいる連中も割とポンコツ要素強めでみんなしてドタバタできるっていう部分がある気がする。そんなおっさん(?)連中も含めての泣いたり笑ったりの中で、ただひたすら笑い続けられる太陽ヒロイン・リリィ。キャラデザが独特で、口元の猫っぽいデザインとかは日本のアニメだとあんまりみない演出な気がするのだが、こちらのデザインではクリッとした目と合わさって独特の造形になっている。まぁ、人間が存在しない街なんだから独特もクソも無いのかもしれないけども。 EP21 ピクニックに行く前は必ず天気予報を見よう こっからシリアスに入るはずなのに、その前段階としてやれる分だけのギャグをやっておこう、というお話。ポーズと巻き戻しを絡めたヘンテコ演出好き。こういうメタがバリバリに入ったギャグって、スベるとほんと寒いんだけどちゃんと雰囲気を保ったままで無茶苦茶やってくれるのがいいよね。大量に押し寄せる魔王討伐隊の面々も、厳しいはずなのにどっかマスコットらしさを残しててチャーミング。
EP22 製作費は全部 この会につぎ込みました EP23 製作費は全部 前回と今回につぎ込みました 記事立てしようとした最大の理由がこのサブタイトルだったり。こういうこと平然といえちゃう作品、強い。そんで実際に「なるほど製作費」と納得できるだけのクオリティになってるしね。さすがに「羅小黒」を作ったスタジオである。ニールがあの様子で内なる魔王の暴走を許して戦ってる様子、CVのせいで完全に「ワンフォーオールじゃん……」ってなる。結構どろどろした話もやってるけど……こっちの世界はだいぶ救いがあるから大丈夫。
EP24 友よ また会おう! てなわけで大団円。まぁ、まだしこりは残ってるといえば残ってるのだけど……。リン先生なら多分大丈夫でしょ。このタイミングで大団円っぽいお話なんだけど、あと2回分(12話)は続くんだよね? 単に日常パートに戻ってダラダラやるだけなのか、それとも最後にもう一山くるのか。まー、どっちにしてもユルっとみていくことに変わりはないけどさ。
きちくのしょぎょう、第5話。いいんやで、お互いの自撮り写真が流出して……的なやつもあるんやで。 新キャラ本格参戦。この時代にまさかの金髪ツインテ佐倉さんキャラという要素盛りすぎ感のある「3人目」、その名は二暮堂ユリア。「にぐれどう」ってすげぇ名前だな。ゴッドマザーに心酔していたが故にみこの存在を知り、そこから彼女の事情を半端にしか汲み取れなかったもんだからアンジャッシュのすれ違いコントみたいな状況に陥ってしまうという、ある意味でみこ以上の不憫キャラである。まぁ、全般的に責任は本人にあるからしょうがないのだけど。しかし、こんだけ分からせ甲斐のある佐倉さんキャラも久しぶりだな……やっぱりCVに馴染んでいるので、涙目敗走が気持ちよく決まりますね。いや、でも冷静に考えると佐倉さんはこの手のキャラはそこまで多くないのか? ちんもぎさんのイメージが強すぎただけかも知れん(何年前の話だ)。 霊能力が微妙に足りていないせいで結果的に分からせられる側に回ってしまったのがユリアだが、不幸キャラが出てきたからってみこの不幸がなくなるわけではない。例によって「人には見えない」ことから窮地に立たされ、加えて「半端に見える」奴なんか現れたら危険度は増すばかり。未だかつて出会ったことがなかったピンチを前に、彼女が繰り出したのはまさかのスリーパーホールド。裸締めってプロレス技の中でも割と熟練度が試される技で、いきなり素人がやってそんな綺麗に落とせるわけがないんだよね……。私が知ってる限り、きちんと締められる一般女性なんて、プロレスあがりの某声優くらいしか……。まぁ、みこさんにはよほどそういう才能があったということだろう。素人は真似しないようにな。 Bパートはまさかの「2週続けてお父さん死んでるやん」展開。でもまぁ、一応若干のひねりというか、前回とは違う切り口だったのであまり天丼っぽさは無い。正直、今作は「完全に出落ちやん」と1話目あたりで思っていたので、こうして5話目でもそれなりに楽しめている時点で充分という話もある。「おっかなくて見られないかもしれん」って言ってたけど、あんまり「大音量でドーン!」みたいなびっくりさせる演出も入らないから、意外と怖がらずに見られてるしね。ちなみに、毎週一番ビビるのはエンディングの入り。
こういう展開もあるのか、第4話。突発的に出てくる叙述トリックに弱い勢。 まぁ、「見える」っていうのがテーマなんだからこういうネタもできるかもなぁ、ってのは漠然と考えてはいたのだが、まさか4話という早い段階で、しかもこれだけ重要な(?)キャラでぶっこんでくるとは思ってなかったのでちょっと笑ってしまった。当たり前のようにやってたけど、よくよく考えるとなんとも物悲しい展開ではあったよなぁ。 一応、その穴埋め(?)の形で今回は「家族」というのがメインテーマになっていたらしく、けしからぬ弟君のお話も掘り下げられている。姉が雨宮天で弟が花守ゆみりとかいうわけのわからん姉弟で、彼自身はさっぱり「見えない」みたいなのでお姉ちゃんの奇行についてどう思っているのか気になるところだが、少なくとも現時点では何も気づいていないようだ。おかしな様子のねーちゃんの言動を全て常識の範囲内で処理しようとしているため、姉の影に感じられる気配はとりあえず男のせいにしてみる。そして、それが気になるからちょっかい出しに行って、よくわからん形での報復を受ける。こんなエロい一家があっていいものかと思うが……弟君、おいくつくらいなんでしょうかね? 精通が済んだ年齢層であの様子だとちょっと性癖歪むってレベルじゃないぞ。見える子ちゃんも、散々友達のおっぱいに文句言ってたくせに、自分だって決して少ないわけでもなかったし……エロ・ホラー・そしてトリック。3拍子揃った作品である。まぁ、毎回注視しようとは全く思わないけども。
アメリ会長が実質シンフォギア、第16話。中の人的にももっと歌って戦ってるところが見てみたいもんですけどね。 突然の記事あげなんだけども、2期に入ってからも順当に面白いのは間違いない作品なのよ。その上で、1クール目のロイヤルワン争奪戦とかは「まぁまぁ」くらいだったんだけど、ウォルターパーク編ががっつり少年漫画になってて、しかも今回みたいなめちゃ分かりやすい盛り上がりがあるもんだからすこぶる面白いのよ。アブノーマル連中の活躍、ロイヤルワンの時点でちらちら見せておいて、今回のバトルで全員分を一気に解放っていう手順を踏んでるのも分かりやすくて良い。王道展開をやってるのは間違い無いんだけど、その上で見せ方が考えられてるな、って思う。 参加者全員に見せ場があるってのは、いうほど簡単なことじゃない。チームカルエゴの活躍なんかはいかにも用意された能力をそのまま活躍に結びつけました、みたいな感じはあるものの、それぞれのキャラからはみ出ていないので「友情・努力・勝利」をまさかのアブノーマルクラスの連中で見せつけられるし、最後に憎まれ口を叩きながら全部持っていくカルエゴ先生がきっちり株を上げているあたりが憎らしい。オペラの指揮力も含めて「大人って格好良い」が今回見せるべきポイントの1つだったんだろうけど、大人だのみで全部任せるんじゃなくて、きちんと生徒たちに活躍のチャンスがあるのがいかにもカルエゴ先生らしい配慮なのよね。 そしてくろむちゃんの活躍をしっかり前振りにした会長初めてのバトルシーン。あんなに乙女なのにおっとこまえ。成績優秀才色兼備な会長のくせして、能力が意外にごり押しで、しかもよく見ればそれが「自信の裏打ち」を必要としているっていう部分で会長の性格に馴染んでいるという構造が面白い。まぁ、単なる筋肉ゴリラになっちゃうとバトル展開だと器用な活躍をさせにくいのだが……今回はオペラさんを解説に回すことでうまいこと見せ場を作れていましたね。オチの結婚話まで含めて完璧な立ち回り。やっぱり今作は会長のわたわたを見てる時間が楽しいや。 次週、残る1チームからアスモデウス・サブノックの2人の見せ場か。この2人のタッグはありそうでなかったんだよなぁ。今回の面々以上の見せ場が作れるかな?
終わんのかい、終わんのかい……終わんのかいィィ! 最終話! そりゃあんまりじゃございませんか? 誰か、助けて。 せめてこの後に事件がどうなったかだけでも描いてくれるのかと思ったら、なんとそれすら無しでのエンディング。まぁ、およそどんな顛末になるかは想像できるとはいえ、あまりにもショッキングな場面での締めくくりとなった。製作側はどこまで計算してこの構成にしたのかは分からないが、こうなったら原作を買うしかないわけで、私は買うことにしたのである。そういう意味では本当に正しいエンディングだ。だけどさ、だけどさ……。 ミチルは最後までミチルであり続けた。そして、そのあまりに純粋な心にナナは「変えられて」しまった。直前の鶴岡からの電話はナナを引き戻すための最後のチャンス。そこで自身の言う通りに「人類の敵が勝手に殺しあってくれているのだ」という判断がくだせれば、ある意味でナナはもう迷わずにすんだだろう。ミチルは勝手に殺され、「友情」を失ったナナはもう振り返る必要すら無くなる。彼女が幸せかどうかは分からないが、それはそれで答えが出せただろう。しかし、現実にはナナの変質は止まらなかった。これまで嘘をつき続け、人を裏切り続けて生きてきたナナに対し、ただただ正直であり続け、善意のみで人と接するミチル。その裏返しの引力は、ナナを鶴岡の時代へ立ち帰らせることがなかった。もう、ここからは新しい物語なのだ。 ミチルの凄まじさは、ナナの治療を行ったことだけではない。その前には、彼女の過去話から必死に考えを巡らせて彼女の「無実」を証明するという離れ業までやってのけた。もともとそんなに賢くなかったミチルが、これまでナナ本人が気づかなかったような事実を指摘して見せたのだ。岡目八目という事情もあるかもしれないが、それでも彼女がどれだけナナのことを想い、彼女の過去が報われるように考え続けたかが分かるだろう。そうしてナナは過去を清算され、現在を浄化された。そこまでされたら、そりゃ人間が変わるのもやむなし。ナナは、犬飼ミチルという人類の敵との戦いに「負けた」のである。 そうして新たな拠り所を手に入れたはずのナナに対し、運命はひたすらに残酷である。彼女が救われたからこその喪失。そこには厳然たる二者択一の選択があり、ミチルは最後までナナの思い通りの道を進んではくれなかった。せっかく両親の死という重荷から(多少なりとも)解放されたはずのナナに、再び、命の枷が取り付いた。今後、ナナは誰を敵として、何を目的に生きていくことになるのだろう。これまでのような「簡単な」人生ではない、それだけは間違いないのだ。
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声優のこと全般
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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