忍者ブログ
最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
[5] [6] [7] [8] [9] [10]

 制服ヒロイン花盛り、第6話。今期は女子高生が制服のまま戦う姿が活き活きしてますね。中でも今作のヒメと京騒戯画のコトがいい感じ。まぁ、コトの場合は女学生なのかどうかもよく分からないけども。

 中盤戦で一つ目の山場、といったところだろうか。妖怪潰しの結界のおかげで半妖以外は活動出来ず、ヒメ、恭助といった主力がことごとく無効化されてしまった町内会チームの大ピンチ。相手側は半妖だからってぴんぴんしてて動けるなんかよく分からないあんちゃんと、ジジイの手によって増産可能なお化けトカゲの二段構え。更に町から出る気が無くなる呪法まで使われてしまい、東京タワーに結界発生装置があると判明したところで打つ手無し。まさに絶対絶命のピンチだが、ここでようやくことはに見せ場が訪れた。「町から出られないなら、町の中から壊せばいいじゃない」という逆転の発想から、言霊で繰り出したのはなんと列車砲。もう、言霊遣いはなんでも有りやな。「当たると言えば必ず当たる!」というのもなかなか思い切った話で、そこまでやられちゃ結界だって大人しく壊れるしかない。まぁ、最後はちょっとずるっこだったみたいだけども。平凡な町並みの中に突如現れる厳めしい列車砲の画的なギャップも壮絶だし、「列車砲に女子高生1人」もまた画的に映えるのである。ことはの普段からおちゃらけたイメージが、無茶過ぎる突破方法に何となく説得力を与えているのも面白い。

 結界解除後は、恭助・ヒメが機能するようになり、あとはステゴロ勝負。今回、Aパートは長距離砲撃の無茶な絵を見せるパートだが、後半はシリアスなガチンコ殴り合いバトルを濃いめのキャラデザインで見せる独特の絵柄が目を引く。今作はキャラクターデザインも原画によってコロコロとかなり変わるイメージなのだが、このくらいの思い切りがある方がりょーちも監督作品らしいと言えるかもしれない。ぶん殴られて転がり続けるモーションとか、背景動画で動かす町中での密度の高い戦闘なんかは,すごく手作り感がにじみ出ている(骨董屋のおっさんが使っていたロボットアームだけはCGかな)。そして、ヤスダタダヒト絵、CV小野Dで郵便ポストとかぶん投げられると、ほんとに桜新町じゃなくて池袋に見えてしまったりするのである。湯馬崎、セルティ、三ヶ島に静雄ちゃん。結構面子も揃ってたりする。

 結局、結界解除されても敵味方双方の力が解除されるだけということで、トカゲだけは片っ端からぶっ飛ばすも、ヒメ達の劣勢は続いた。骨董屋の親父のサポートも、相手に余計な目標を与えるだけでいまいち効果が無く、ヒメのトレードマークであるマフラーがどんどんほつれてしまう。「このままではアイデンティティが失われる!」と危惧した(?)骨董屋の親父は、まさかの自宅店舗爆破。「必死でヒメたちが守ってくれてるのに、なにしてくれんねん!」と思ったが、どうやら彼の店舗によって、先代町長は龍脈の制御を行っていたらしい。爆破とともに気の流れはヒメに一気に流れ込み、龍槍の完成形態、「逆撫」が爆誕する。これまで幾度となく見せてきた槍術の演舞も破壊力が20割増し。まさに千切っては投げの大舞台に、巨匠・福圓美里が猛り狂う。やっぱり福圓先生は「必死に何かと戦っている」ときの表情が輝いてる。

 さぁ、一気に逆転ムードで押し切るだけのターン。あれ、でもまだコヒメちゃんって人質扱いだった気がするけども。あと、主人公がいまいち地味。今回の一番の働きは、苦い記憶に挫けそうになった恭助に「いい記憶だけ思い出せ!」とアドバイスしてたところ。どこまでもシリアスになりきらないこの雰囲気は何とも良いものだ。

拍手

PR

 いきなりクライマックスな雰囲気、第5話。チーム一丸となっての総力戦って、この作品だと頻度が高いイベント。毎回何かしらの形で全員が戦闘に絡んでくるのよねぇ。

 学園都市にもそんなのあったなぁ、なんてことを思い出させる、「妖怪だけ能力を潰されてしまう」というチート武器、対妖結界。突如襲撃した化け物トカゲを引き連れたジジイ(CV:斧アツシ)が用意した武器の強さは圧倒的であり、チーム町長ズも恭助、桃華、アオとほとんどが無力化されてしまう。半妖には効かない便利設定らしいのでことはだけは元気なままだったが、意外なことにヒメまでがぶっ倒れてしまい、あっさりと衝撃の告白を受けることになってしまった。ヒメの妖怪としての出自、そして、その事実を隠すまでに至った彼女なりの決意のお話。あっさり蘇った記憶にしちゃぁ、なかなか重たい内容である。彼女のマフラーの秘密も同時に明かされ、秋名との関係の深さを伺わせる。まぁ、正直言うと「妖怪である記憶を消す」ことが何故彼女なりの「決意」となるのか、そのあたりの意味はよく分からないのだが、幼少期の関係する記憶を全て吹き飛ばすというのは、誓約としてはかなり大きなものになっている。そこまでして守りたい何かが、ヒメにはあったということなのだろうか。

 結局、「町の妖力を下げる」という逆転の発想で当座を凌ぐことに成功したが、当然問題は一切片付いていない。ジジイの要求はコヒメの町長選辞退にくわえて、ヒメの辞任まで含まれている。彼女の決意の話をされた後では、そりゃぁとんでもない話。骨董屋のじいさんの振る舞いなど、彼女が町長としていかに愛されてきたかは非常に分かりやすい形で描かれているので、なんとしても悪を打倒してもらわないことには話は片付かないのだ。まずは結界破壊と実働部隊の2チームに分かれてのミッションを成功させなければならず、決め技となったのは相変わらずチート級のアオのサテライトである。やっぱりサトリって妖怪としての格が1つ違うよな。まぁ、他の連中も全員チート級ではあるはずなのだが。いざ、決戦は東京タワー……って、昔の怪獣映画のノリやな。

 今回は中心となるストーリーの語りの部分が多かったため、画面に遊びはあまり無いエピソードだったが、相変わらず細かいアクションの描写に一手間加えられている。冒頭、トカゲとやり合うヒメの槍撃は見応えがあったし、個人的に一番感心したのは、ヒメがトカゲに両腕をつかまれ、地面に叩きつけられるシーン。思わず「痛ッ!」て叫ぶくらいのたっぷりした重量がかかっている。相変わらずこだわりが見える画面である。

拍手

 潔いサービス回、第4話。このアニメにそういうサービスを求めている人がどれくらいいるのか定かじゃないが、どのキャラも適度にムチムチしており、年相応の体つきなのはなかなかエロいと思いました。そして、水着って露出度じゃねぇんだな、ということもしみじみ思いました。

 前半パートは慰労会と称したサービスイベント。何が起こっても不思議じゃない桜新町だが、せっかくなのでサービスに向けて異常気象を展開。おかげで「ドキッ、秋名以外は圧倒的女の子な水泳大会!」が実現。マリアベルさんの恰好がどう考えてもおかしかったり、じゅりさんは普段の恰好でも充分エロかったり、なんかフツーのサービスとも違う気はするのだが、事務所の連中はいつも通りの適当な盛り上がりを見せていたので、それはそれでいいんじゃなかろうか。演出方向は割と普通に落ち着いて来た今作だが、水中での細かいモーションや、肉質の見せ方なんかではちょいちょいこだわりが見えて面白い部分は残っているね。

 一通りサービスが終わると、Bパートはシリアスの方へ戻ってくるわけだが、ようやくここで「町長」ヒメにスポットが当たる展開になってきた。まず、その前段階として従妹のコヒメちゃんが登場。なんや、この一族はマフラー装着が義務なのかしら。ヒメのマフラーが黒ベースで割と地味なのに対し、コヒメちゃんのマフラーは年相応のデザインでちょっと可愛い。そして何よりコヒメちゃんの声が可愛い(CV小倉唯も最近は安定したブランドになりつつある)。

 コヒメちゃんを肩車しながら町をぶらつく町長さんのパトロールは実に微笑ましいのであるが、そんな中でもヒメが町長としてどう見られているか、そして、そのことを彼女がどう思っているか、ということが描かれている。脳天気な町民性なのか、多くの人は今の町内を温かく受け入れてくれているようであるが、やはり年齢の問題は払拭できるわけではなく、本心とまではいかないまでも、快く思っていない町民もいるようである。そのあたりの逆風に対して、ヒメがどのように「町長魂」を見せられるか、というのも1つのテーマになってくるのかな。でもまぁ、今回出てきた骨董屋のじーちゃんだって、そこまで本気でヒメのことを嫌っているようにも見えないけども。先代が立派だと跡継ぎが大変なのはどこの業界でも同じよね。しかもCV久保田民絵とかハードルが高すぎるよね。

 そして現れる、七郷を巡る問題。わざわざ秋名が丁寧に成り立ちを説明してくれたのに「知ってるわよそれくらい」って一蹴されてたのはちょっと笑ったけど、その説明はヒメじゃなくて視聴者に向けてされたものだからね。しかし、あれだけチューニングがどうこう言って「こっちとあっちの接続」を問題にしているはずなのに、いざ世界が繋がるとなるとそれも問題になるってのは面倒な状況である。互いの存在すらろくに確認出来ないような関係性の世界が繋がることで一体何が起こるのか、それを推察出来る人間なんていやしないと思うんだけどね。でも、この世界は「七郷が咲くのは困る」が大前提らしい。ふーむ、やっぱりちょっと見てるだけの人間には理解しかねる設定だが……今後の展開でその辺は補強されるのかしら。そして、ヒメのマフラーが外れる日はくるのかしら。あれ、水泳中も就寝中もずっと付けてるんだとしたら、相当臭……いや、なんでもない。

拍手

 こんな設定だったんだ(今更)、第3話。いや、マジで前作の記憶がさっぱり残ってなかったから、なんとなくキャラは覚えてたんだけど、細かい設定なんて綺麗に忘れてましてな。ようやくそのあたりを説明してくれたのが3話目ってのもおかしな話だけど、改めて世界認識することが出来たお話。

 今回はこれまでのような「違和感」を与える演出が確実に減っており、「普通のアニメ」として落ち着いた映像が多くなっている。刺激が足りなくなったと見るか、単に見やすくなったと見るかは自由だが、今回は説明回なので、こねくり回して分かりにくくするよりもこっちの方が合っていたとは思う。やってることもシンプルな「河原での殴り合い」だったしね。強いて特徴を見いだすなら、今回の衝撃はなんと言っても桃華が子供2人を守った時の映像だろう。パトカーが歩道に突っ込んでくるときの背景動画も、ゆっくりとひしゃげていくスロー再生映像もなかなか手が込んでいたが、その直後、守られたと思ったら鬼の力で見事なベアハッグを決められて瀕死の重傷を負った幼子2人の映像がまじトラウマ。これ、冗談で済んだから良かったが、普通の状況だったら自殺ものの衝撃である。まぁ、桃華はこれまでも同じような悲劇に見舞われてきていただろうからなぁ。

 そして、今回明かされた「お役目」のお話だが、「俺のわがまま」とはいえ秋名自身はちゃんと自分の中で良し悪しの判断を下しており、チューニングはしないことを信条としているので分かりやすい。他方、そんな秋名を責める恭助の方は、あるときにはお役目を果たせといい、あるときはチューニングされかけた妹を見て激怒し、「お役目」へのスタンスがブレている。こっちこそわがままだよなぁ、とは思うが、これも実情を考えれば仕方ないところなのだろう。この恭助の「チューニングされれば解決するはずなのに、して欲しくない気持ちもある」というのが、この町に住む妖怪たちが根源的に抱えたジレンマなのだろうし。チューニングが済めば、次元がシフトし、一切なかったことにされるということは、言い換えれば「死んだら死後の世界で幸せになれる」という宗教観を押しつけられるのと同じと言っていい。つまり恭助が「さっさとチューニングしろ」と秋名に迫るのは、「死後の世界で幸せになりたいからさっさと殺せ」と迫っているのと同じこと。そりゃ誰だって嫌だろうさ。

 しかし、今回の桃華で明らかになったように、人間と妖怪の同居に問題が有るのもまた事実である。まー、「人間と妖怪の間のトラブル」なんてのはよくある設定なのだから、町長さんを中心に、そうしたもめ事を1つ1つ解決していくご町内アニメとして頑張ってもらえばそれでいいと思うのだが。ギンさえいなければ、それで充分通用するはずなんだよな。ご町内ドタバタ萌えアニメとしてさ。なにげにパンチラが多いアニメ。ヒメなんてCMでパンチラしてるから毎週見せなきゃいけなくて大変。アオは先週と同じ縞パンなのだが、同じのをたくさん持っているのか、それとも変えてないのか……\やべえ/

拍手

 な〜んか気にさせる第2話。1話と全く同じ感想になってしまうのだが、この作品はどこかに違和感を感じさせる作りになっている。この場合の「違和感」は全く悪い意味を伴っていないということに注意だが、「違和感」止まりなので何故そう感じるのかが今ひとつ分かっていない。

 1つは音響に理由があるか。2話目も1話同様に話が複層構造になっており、1日の出来事が学校に行っているヒメ側と、事務所で仕事をしている秋名側から描かれており、大まかにAパートとBパートに別れて同時進行で描かれている。そして、こうした大きな構成の複層性に加えて、それぞれのシーンでも、常にいくつかの断片が複層構造を成しているのである。会話の奥で別の会話が起こっているし、来客があっても電話は続く。バトルの最中でも平気で外野は独白するし、誰かが何かを考えている間も、他者はそれぞれに思惑がある。こうした複層性は、より現実に即したものであり、「リアルな多面性」を表していると考えるなら、これ以上真っ正直な作り方もない。ただ、どうしても「アニメという舞台の作劇」に慣れてしまっていると、こうした多元的な造りには違和感を覚えてしまうのだろう。

 そうした複雑な状況をアウトプットするためなのか、画面自体にもどこかクセがある。遠景からのフィックスは世界全体を捉えようとしている姿勢の現れだろうが、それ以外にも「人物視点」「モノ視点」と、カメラの方向がコロコロ入れ替わり、「誰が何を見ているか」をいちいち考えさせられることになる。悪く言えば非常に散逸的で、追いかけるのが大変なのだが、この作り方も音響の問題同様、物語の複層性を示すための方策なのだということは理解出来る。視点を1人の人物に定めず、常に揺れ動くことで、「多くの人々がそれぞれに生きている」という群像劇の賑やかさ、忙しなさが否応なく画面に現れることになる。慣れるまでにはまだ少し時間が必要かもしれないが、常に落ち着かない刺激を与えられることで、どうしても画面に見入ってしまうだけの効果が得られているのは困ったものだ。今回も監督コンテなのかと思ったら、鈴木清崇氏という人の手によるものであった。今作では副監督にクレジットされている人だが、前回の監督コンテ回よりも、更にまとまった構成の中でこの「違和感」を見せてくれているように感じられたので、おそらくスタッフ感の意志共有がかなりの精度で出来ているということなのだと思う。

 ま、ややこしい話は抜きにしても、バトルシーンのけれん味あふれるアクション作画なんかは充分に見る価値があると思いますけどね。あと、エロいところが素直にエロいし。アオちゃんの縞パン可愛い。

拍手

この世界はロリっ子中心、第3話。前回まで冷徹非道に敵国を叩いていた軍人さんが、お姫様を前にすると急にやさしいお兄ちゃんになっちゃうのは、この世界の理を体現しているように見えるぞ。ホント、村田蓮爾ワールドのロリっ子は可愛い。前作のアルも容赦無く可愛かったし、「シャングリ・ラ」の3大ロリの破壊力も抜群だったし。

 さて、今回はこれまでのような戦争シーンはあまり登場せず、崩壊してしまった一国家をどのような心情で復興させるか、という気構えを問うとともに、「空賊」という存在を少しずつ明らかにしていくエピソード。前作で馴染んでいる人間からすると当然のように受け入れられる大量のヴァンシップ乗りたちのコミュニティも、冷静に考えてみると、なんやらよく分からない集まりには違いない。そのイデオロギーも分からないし、どの程度の技術を擁した、どの程度の戦力なのかも明示的ではないだろう。それを、ファムたち内部の人間ではなく、ミリアという外部からの目を通して観察させ、中立的な視点から解説していく。

 国を滅ぼされ、流浪の身となったミリアから見れば、命の恩人たる空賊たちも、野蛮な盗人には違いない。国の威信でもあった巨大戦艦は解体されて部品として売られていくし、姉との想い出の品も火事場泥棒的に処理されてしまっている。ミリアは決して頭の悪い女性ではないので、それが仕方ないことであるし、自分が口出し出来る問題ではないことくらいは分かっているだろう。分かっているだろうが、それでも姉の無念、父の無念を思えば、黙って見ていることが出来なかった。細腕1本で何とかしようと駄々をこね、自分の世界を殻で囲ってしまいたかった。

 ここで空賊たちがあきれ果てて彼女を見捨ててしまえば、それはそれで話は簡単だったかもしれない。しかし、ファムはミリアの必死の様子を見て、決して見捨てたりはしなかった。リリアーナやトゥラン王との約束のこともあるだろうが、その本心は、親を失い、居場所を失ったミリアの姿を、「空賊のない自分」と重ね合わせてのものであろう。もとよりファム自身も身寄りが無いはずの子供。誰かの善意で救われたのならば、その善意は他の困っている人間に向けられるべき。ファムのまっすぐな姿勢が、ミリアの頑なな心を次第に解きほぐしていく。心の傷を癒すまでには至らないだろうが、彼女に新しい家庭の断片でも与えられたのなら、それは意味のあることだったろう。

 戦争描写が少なかったおかげで、綺麗な画面でゆっくりとこの世界のあれこれを堪能することが出来た、ようやく訪れた日常回。別に戦艦がゴウンゴウン動かずとも、ただ空を駆ってくれればこの世界の美しさは確認出来る。いささか説明不足の感も残っている人間関係だが、1人1人の心情を分解し、少しずつ画面に落とし込んでいけば、次第に理解は追いつくだろう。掛け値なしで安心して見られる1本だと思います。ロリっ子ファイト。

拍手

 意外に早く試合が始まった第3話。バスケやってナンボと思ってた本作ですが、試合中の選手の動きは案外もっさりしてました。特に対戦相手の男子チームの描き込み、適当にもほどがあるぞコンチクショー。

 結局、この作品を視聴するにあたっての最大の障壁はキャラクターデザインなんだろうなぁ。試合中の動き、例えば愛莉が初めて決めたレイアップシュートなんかはそれなりに基本が出来ている描写になっていて、「選手が何をしたくて動いているのか」が分かりやすい描写も見える。しかし、せっかく本試合が始まったというのに、それ以外のシーンでの動きやアングルがなんだか適当なのは拍子抜けだ。もう少しそこに注力してくれるものだとばかり思ってたんだけどなぁ。そして、動きで見せられないとやっぱりこのデザインはあまり有利な武器になってない。スポーツ向けの身体じゃないんだよね。ひょっとして、製作側の意向としては今回のトピックスは前半パートの保健室行きおんぶだったんだろうか。だとするとちょっと先行き不安になってきた。必要無いパートとは思わないけど、単なる萌え作品なら掃いて捨てるほどあるんだから、そういう傾斜配分ではあまり良い結果にならないと思うんだけど。

 あとはまぁ、チームとして編み出した「秘策」が割とひどいっていうのが笑い処かな。スモールがよくてビッグが嫌だから頑張りますって、どんな暗示だよ。いや、選手のモチベーションをコントロールするのも管理者の大事な仕事だとは思うけどさ。「女バスの選手の方が圧倒的にガタイがいいって、男バスどんだけショボいねん」と思ったが、一応小学6年生くらいだと女子の方が成長が早い時期か。私がそのくらいの歳だった時の同級生とかは……うーむ、そんなデカい女子はいなかった気がするが……そう言えば、結局ひなたがどんな能力を持ってるのか分からず仕舞いだったな。本人も何の取り柄もないことに悩んでいるようだったが、最近の某バスケ漫画にならえば、極限まで存在感を消すっていう方法があるらしいですよ。色合い的に赤と青と緑と黄色が埋まってるから、空いてるの黒か紫のどっちかだし。早く選手同士のシナジーを完成させてもっとアツいバスケものが見たいなぁ。

 そうそう、保険医の先生がサトリナだったよ。「やっぱ小学生は最高だ!」がキャッチコピーな作品なので、指導者・親御さんの世代もなんだか若い気がします。声優も30歳越えたら母親役の1つもやっておかないとね! 

拍手

 井口が次回予告するとどうしてもクイズが出そうな気がする第2話。火憐だぜー、月火だよー。なんやかやでメインヒロインの花澤とならんで井口のインパクトが無駄にでかいのが良い作品。

 そして、思いの外スポ根である。1話の時点でギャグや萌え要素はそこまで多くないのかもしれない、と思っていたら、2話目はほぼまるまるスポ根である。なんだろうね、ここまで捻りの無いまっとうなスポーツものって、昨今のアニメじゃ逆に貴重なぐらいだよね。「バスケがしたいんです……」とか「諦めんなよ!」みたいな展開って、今時見られるのってマガジンかチャンピオンくらいだものねぇ(ジャンプはまっとうなスポ根が育たん)。最近だとこういう「スポーツがやりたい少年少女」を売りにしたアニメっていうと、「おお振り」が一番近いのかな。回りが見えずに自分勝手にスポーツに打ち込んだせいで村八分にされてしまった主人公って、まんま三橋の過去だし。今作では才能を見いだしてそれを支えてやろうしたのが安部とモモカンじゃなくて長谷川姉弟だったと、そういうことだわな。

 肝心要のバスケの勝負シーンは相変わらず頑張っているのが一応分かる出来。なんとか躍動感を出すために色々と四苦八苦しているようで、スポーツメイン、アクション作画メインで引っ張ろうとする姿勢は評価したいところだ。ただ、いかんせん動いてる女の子のデフォルメ体型がなぁ。バスケボールってあんなにでかかったっけ?……別に小学生が主人公でも構わないけど、キャラデザをもう少し「真面目なバスケ」向きにしてもらえてればもっと見応えのあるものになったと思うんだけどな。まぁ、そうすると今食いついている視聴者層の一部は離れる可能性もあるわけで、なかなか両立は難しいところか。

 「コーチはロリコン?!」って、主人公は単に真面目なだけなのにひどい言われようだよな。確かに小学生の小競り合いにまともに介入する男子高校生ってちょっと大人げない気もするけど、考えてみりゃ高校一年生と小学六年生なんて、4つしか歳が違わないんだしな。私なんて普段の遊び相手は5つも10も歳が……いや、何でもない。

 そういや、前回書き忘れてたんだけど、エンディングテーマ作ってるのがモモーイだ。相変わらずの作風で安心することしきり。最近裏方仕事が多くてめっきり声優業は減ってしまったんだけど、たまに顔が見たくなります。

拍手

 開いた口を塞ぐ気が欠片も無い気がする第4話。だからさ、もうさ……

 既に4話目を迎えているこの作品、正直言って、この時期に既にどうでもいい作品の筆頭候補になっているわけだが、その炸裂するグダグダ感はたまらないものがある。どこぞで「ゆでたまごの劣化版みたいな救いようのなさ」という表現をしたのであるが、今回もまさにそんな感じで、作中のキャラクターの反応がいちいちおかしくて、「いや、お前らそこは突っ込みどころとちゃうんかい!」と叫ばずにいられない。なんという冷静で的確な判断力なんだー!

 今回の突っ込みシーンも色々ありますが、やっぱりトップはあれですよね、「もうギャンブルでも何でもないやないか!!」と。やっぱり世界的なディーラーともなるとクレー射撃の一つも出来ないと駄目ですよね。……どうなってるのよ。他にも自販機のちんぴらの話とか、こっそり描かれたリオたちの生い立ちの過酷さとか、どこまで真面目でどこまで冗談なのかわからねぇよ。ある意味すごいさじ加減だぞ。ちなみに今週一番笑ったのは、豊かな髭を蓄えていかにも泰然とした老紳士が「脱衣ゲームは、基本的に小物から取っていくものです」とか語り出したとこ。じいさん、女性相手に何しれっとセクハラトークしてやがる!

 もうそろそろ真面目に見るのやめようかなー、とか思い出していたんですが、最後の最後で、ちょっとラスボスっぽい影が登場しましたね。……うわー、見るしかないわー。黒さぁやキタコレだわー。今期レギュラーあんまり無いと思ってたのに存外忙しいわー。本当に求められる声優って、こういうスタンスが理想なのかもしれません。テレスティーナさん級の悪役希望。

拍手



忍者ブログ [PR]
カレンダー
01 2025/02 03
S M T W T F S
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28
ブログ内検索
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
ーーーーーーーーーー
↑越えられない壁
沢城みゆき 斎藤千和 
中原麻衣  田中理恵  
渡辺明乃 能登麻美子
佐藤利奈  佐藤聡美
高垣彩陽   悠木碧
最新CM
[01/30 NONAME]
[01/27 デュッセル]
[01/21 デュッセル]
[01/20 NONAME]
[01/20 NONAME]
バーコード