最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
時たまとんでもないネタぶっ込んでくるアニメだな、第9話。いや、多分原作からしてこういう「手塚治虫大甲子園」みたいな趣なんだろうけども、まさかの「どろろ」かよ。とんでもねぇ取り合わせだ。 確かにエンディング映像にそういうのがうつってたんだから予測しても良かったんだろうが、流石にネタだろうと思ってたんだ。そしたら、普通に百鬼丸がしれっと外科医になって登場したんだ。そして回りを取り囲むキャラクターも全部「どろろ」由来。まぁ、ぶっちゃけあんまり読んだことないからピンと来ない部分も多かったのだが、ご丁寧にエンディングで人物対応表があるので分かりやすい。こういうはっちゃけ方は面白いなぁ。今期は「おそ松さん」でも「赤塚先生が云々」っていうきっちりリスペクトした作品作りが目立っているが、こちらも手塚プロの監修が入っているのだからしっかりしたものだろう。まぁ、故人の遺志を反映しているかどうかは何とも言えないが……。面白ければそれでいいよな。最近とみに人気の「鬼畜な方の手塚」像だと、こういう無茶苦茶な作品作りでもあんまり問題はなさそう。 で、いざ百鬼丸が現代(近代?)医学ドラマに登場するとどうなるかっていうと、「身体の欠損」という部分が当然フィーチャーされるわけだ。四肢を失った状態の外科医というのもなかなかショッキングな設定であるが、「自分が体験したからこそ患者のことが分かる」というのはなるほどよく出来た設定だ。その上で、義手などの技術開発の話、さらに医学界の狭さと陰湿さのお話にまで広がっていき、きちんと「どろろ」してるのが偉い。いや、やっぱりおかしいけども。そもそもあの時代の車椅子にしちゃよく出来すぎてるよな。義手の技術レベルだけで見たらそれなりに昭和感はあるのだけど、彼の開発したスーパー義手、およびスーパー義足があまりにもうさんくさいので笑ってしまう。百歩譲って換装式の義手はいいとしても、義足のあの機能はいらんやろ。そりゃ依頼主だって写真見たらキャンセルするわ。絶対にあの義手義足は消毒とか衛生面の問題をクリアしてないよな。 ハンディキャップの問題や医学界の闇など、扱っているテーマは非常に重たいのだが、絵面だけを見るとどうしてもナンセンスが先に立つお話。笑って良いものかどうか迷ってしまうが、そこは宮野真守による熱演で割とシリアス目に寄せられている。憎むべき敵に緑川・平川といった役者陣も集まり、このバトルは生中なものではすまなそうだ。まさに無残帳。一体どうなることやら。 ちなみに、百樹先生のフィアンセの澪さんは何ともおしとやかで繊細なキャラ。声を聞いてもキャストが分からなかったのだが、エンドロールを見たらなんと松井恵理子であった。カッター、色んなところから声かかってるな。 しかし……色々と面白ポイントの多いアニメではあるが、一番ずるいのは「とにかく次回予告が意味深で格好良い」ってところだ。正直何が言いたいのか良く分からんポエムなのに、あの声で、あの音圧で読まれるとすげぇ説得力なんだよなぁ。今作の次回予告とアバンのボイスだけ集めたCDとか、割とニーズ多そう。 PR マジびびった、第6話。うん、「マジびびった」ってことをお伝えしたいだけなんだ。 なるほどねー、原作からの要素をこういう風にぶっ込んでくる作品なのね。正直、全然予想も期待もしてなかったし、何となくで「いつも通りの展開やんけー」って思いながら見てたのでオチは腰が抜けるくらいびっくりした。2週も見ていて全然気付かなかったぜ。どうなんだろ、何か気付けるような伏線があったのかどうか……。いや、なくてもいいんだけどさ。どう考えても「こいつ」が「あいつ」になるなんて想像もつかないし。一体どんな人生を歩んだんだろうなぁ。こんな出会いがあったってことになると、ブラックジャックが原作で相対してた時にも色々と思うところがあったんかなぁ、とか想像してみると色々楽しい。アニメ終わったら原作漫画も読んでみようかなぁ。 なお、最近安元がどんどんコワレ気味の役をやり始めててなんか楽しい。捨て鉢の安元のテンションはなんか笑えるんだよな。 ひょっとしたら、メインヒロインはりらさんだった可能性が? 最終話。最終的な印象はハーレムアニメではございますん。 最終回に相応しい、秋名と円神のガチバトル。これで主人公の格好良さが改めて拝めるんだぜ! ……と思いきや、なんと、最後にもかかわらずその主人公はボッコボコ。むしろ悪辣な円神の強さばかりが際だつ展開で、アクションシーンでも一番頑張って見せていたのはマッチョ坊主という謎。どんどん手が紫色に変色していく秋名は絶望的なまでの実力差を見せつけられ、その顔はどんどん歪んでいくばかり。なかなか可愛そうな主人公である。まー、原作の方はまだ続いてるんだろうしね。円神に焚き付けられて、いい事も悪いことも色々と知ってしまった秋名が、ここからどういう風に成長していくのか、っていうのはまた別の話になるのだろう。結局、円神はピンチらしいピンチも迎えず、突然戦場にベッドが乱入してきたことで「興が削がれた」と言い残して退場。7話ではあんなにボコボコにされていたというのに、ちょいと「理論」をお勉強するだけでここまでチート級の能力に仕上げてくるとは。流石にCV関智一は格が違うぜ。女子高生の乳を揉むシーンも自然でナイスである。サラッとエロいのがこの作品の売りだ。 バトルものとしての幕引きは消化不良の感はあったが、この作品の主題はあくまでも「ご町内の平和」であって、「友情・努力・勝利」ではない。円神が一旦引いたため、物語は再びじゅりさん姉妹へ。すっかり毒気を抜かれたヤンデレズ妹さんは、回りの温かい視線にも支えられ、立派な痴女ナースにクラスチェンジ。一体あの手品は何だったんだ、と手品師もびっくりのことはさんも驚いていたが、結局何だったんでしょうね。いやいや、手品ではないだろ。手品であれだけ出来るならMr.マリックでも世界を掌握できるわ。多分、幼いあの日の隕石とかの関係で、スタンド能力にでも目覚めてるんでしょうね。いいじゃない、可愛くてエロければ。 全然活躍出来なくて悄然としていたヒメも、よりダウンしていた秋名に慰められてなんとか気力を充填。またいつものご町内に戻っていくのである。ちゃんと日常へ戻ってくることが一番大事なファクターであり、秋名は死にものぐるいで使っていた「手」を、忌まわしきモノではなく、ヒメと握手をして引き戻すためのツールとすることで元の立ち位置に戻ってくることが出来た。ヒメについても、相変わらず無駄に長いマフラーを駆使して、顔を隠してみたり、首つりのごとくぶら下がってみたり、やっぱり愛嬌がある。今回は桃華も可愛かったし、女の子作画がやたら充実してたのである(もちろん、バトルシーンも相変わらず癖があって面白かったけども)。それでいい。 命懸けでもこのユルさ、第12話。このとぼけた雰囲気は、この作品ならではの味。そして、毎回コロコロ変わるキャラデザの妙もこの作品の味。今回はこのちょっとまるいデザインがしっかり似合っていた。次回予告を見るだけで来週は来週で凄まじいことが分かって期待だ。 襲い来るヤンデレズ妹さん。憧れの手品を磨きに磨いて愛しい姉に接近し、めでたく布団を共にすることに成功。隣には余計な茶々を入れる部外者もいるが、箱に押し込めちゃったから多分大丈夫。これで姉も喜んでくれるだろ、と思っていたのに、なんか反応が薄いので目の前で色々と暴れて見せた。宙に浮く規格外のでかさのソードを見て、事務所の面々もそれぞれに集まってきて世紀のマジックショーを観劇。その中にはついでにやってきたざくろちゃんの姿も確認出来る。半妖軍団・妖怪軍団がよってたかっていなしにかかるも、話が分からないままで姉妹は空へ。ぼちぼち本気でヒメを排除しにかかったりらさんだったが、元老院のあんちゃんの手にかかって戦意喪失。最終的には、岡目八目で姉妹のいざこざを見ていたヒメの一喝により、姉の方がこれまでのわだかまりを吐露して全てすっきり。めでたしめでたしとなるかと思ったが、当然最後に出てくるのは円神である。我らが秋名も現場に駆けつけ、いよいよ次週は最終決戦となる。 うむ、あらすじだけまとめてみると、確かにユルくなるのも仕方ないかもしれない。中心になっているのは単に「お姉ちゃんスキスキ」といってるヤンデレズであり、回りの人間も、命を守りながらも「仲良くすりゃいいのに」と思っているだけだもの。そのついでにダイナミックなマジックまで見せてもらえたし、そんなに目くじら立てるような出来事でもなかったのかも。まぁ、半妖ですらなかったりらさんがあんな特大魔術を披露できた理由はよくわからんのだが……その辺の説明は次週なされるのでしょう。何でもありのフィールドを駆け回る愉快な仲間達が、いつも以上に愉快な絵で描かれていたので、なんだか無闇にポップな感じだった。ことはとざくろさんが出てくるとギャグっぽさが強めになるのだけど、半妖って基本的に脳天気なんだろうかね。ことはは、見えそうな時には微妙にパンツを見せない構図になるくせに、荒事になると遠慮なくモロ見せになるのである。 その他、マジックショーで見せる特大ソードを映す構図でその巨大さが度肝を抜くものであることが分かりやすかったし、1つ1つの芝居も実に丁寧で、ラストシーンで大見得を切る秋名も実に恰好良かった。こういう芝居がしれっと出てくるのがこの作品の一番の見どころなのかもしれない。もう、バトルとかいいからずっとこの連中ののんびりした日常をこのクオリティで見ていたかったなぁ。 ちょっとだけ触手が多い町、第11話。今回もクライマックスに向けての「タメ」のエピソードってことでそこまで大きく動くシーンはなかったのだが、何故か動くシーンが全部触手絡みという。素晴らしいキャラだな、りらちゃん。 前回紹介されたじゅりさんの過去話から繋がる新たな刺客。半妖による妖怪ハンターってのは、純粋に報酬目的とかではなく割と私怨も絡んで動くことが多いようなのだが、今回のりらちゃんは何しろ血縁者が絡んでいるってんだから分かりやすい。彼女は自由意志で姉の探索を続けてこの桜新町にやってきたのか、それとも円神のスカウトで町をかき混ぜに来たのか、一体どちらなのだろうか。まぁ、どちらにしてもとにかく妖怪絡みで事件が起こってくれれば円神としては願ったり叶ったりなのだろうが。 そして、今回紹介されたりらちゃんのキャラがむやみやたらに濃いのである。一言で説明するならば「クレイジーサイコレズ」であるが、単なる同性愛ではなく、姉妹愛というのが実にクレイジー。そして、幼少期からそんな愛のアピールの仕方がトチ狂っているのが素晴らしい。必死に勉強机に向かっていた若かりし頃のじゅりさん。彼女はまだばあちゃんに出会う前なので、まだまだ先祖の汚名を晴らすべく世間に敵対心をむき出しにしていた青い時代のことである。そんな鬼気迫る姉に対して並々ならぬ愛情を抱いていたりらちゃんは、手品を見せたらお姉ちゃんが喜んでくれた、というたった1つの記憶を拠り所に、人智を越えたような手品スキルを磨き上げ、それだけで一生食べていけるレベルのサプライズを産みだすに至った。しかし、最初は喜んでくれていた姉も、そんなクレイジーマジックにはついていくことが出来ず、手品を恐れ、しまいには妹を恐れるようになってしまったという。なんだそのひでぇ話は……わずか一分足らずの過去回想にもかかわらず、なんか色々とヤバい要素が詰め込まれておった。こんなにナチュラルなクレイジーも珍しいのではなかろうか。 しかし、そんなりらちゃんも、過去に一度「死んで」しまっているとのこと。その後一体どのような経緯で復活し、妖怪ハンターとなったのかは定かではないが、とにかく、子供スキルですら姉をどん引きさせられる手品師が、まさに「魔術」となって戻ってきたのである。なるほど、怖い。気になるのは、ことは・ざくろの2人との接触時に、彼女に半妖としての気配が無かったという部分である。一度死んでまさに「フランケン」となったのならば完全に妖怪化したという認識にもなるのかもしれないが、一体どんな過去が隠されているのだろうか。 そして、そんなクレイジーレズが敵キャラということで、攻め方がいちいちエロいのである。「妹が好きだよ」とぶっちゃけていた恭助さんには花束のプレゼントで全面的に応援を。しかし、「幽霊だー」と追いかけてきた女子高生集団にはぬるぬる触手プレイを。そして、姉を寝取った(?!)薄汚い第2の妹には、触手拘束で容赦無く手打ちを。なるほど、確かにヒメにとってはかなり厄介な敵になりそうである。面倒なのは、相変わらずこの作品の敵キャラは「やっつける」というのが「排除する」「殺す」では駄目なところだよね。ざくろちゃんもそうだったけど、基本的に妖怪だろうが半妖だろうが「悪い奴じゃない」が前提なので、何とかして改心させにゃならん。じゅりさんの肉親ってことならば、流石にチューニングするわけにもいくまいよ。このサイコレズを改心させるのはそうそう簡単なことじゃないような気がするのだが……一体どうしたらいいんでしょうね。能力も色々無敵すぎるしなぁ。 他の展開としては、元老院のもじゃさんが盗撮魔だったり(いや、他にももっと大事なこと言ってた気もするけども)、マリアベルが小さい区長に萌えていたり、謎の牛にスネ夫みたいな声でアテレコしてたり、主人公に一切出番がなかったり……平和な町である。それにしても、りらちゃんがかやのんボイスというのがいちいち破壊力満点。“みんな大好き茅野ちゃんち”は何をさせても可愛いな。あと、エンドカードのアオがさやかちゃんに見えて仕方なかったです。 スカート柔道という魅惑的なスポーツ、第10話。本作はあけすけなパンチラというかパンモロも売りの1つなわけですが、なんか想定外のところで突然何の脈絡も無く見えるくせに、いざ見えそうなシーンでは案外見せないのが心憎いです。 ラストに向けてのインターミッションといなるエピソード。前半パートではヒメを中心として彼女の学友、そしてアオとの交流が描かれ、後半は突然じゅりさんの半生が語られるという、やや散逸的な印象の回である。まー、原作が完結してないんだったらこのアニメだって綺麗に終わらせるわけにもいかないのだし、適宜必要な要素はこうして補充しながらアニメなりのクライマックスを盛り上げて欲しいところ。基本的に作画演出アニメだと思っているので、シナリオラインで何が起こってもそれほど気にはならないのだけれど。 前半、風邪気味になったヒメと、その回りを取り囲む賑やかしの女子高生がなんかダラダラする話。別に体調が悪いと思ってないせいで適当に友人をあしらうヒメと、彼女を休ませたい一心でちょっとぴりぴりしてるアオの対比がどこかギクシャクしているのが気になるが、アオは心底ヒメのことを心配しているのが分かるし、友人たちもそんなアオを見て「ちょっとやりすぎたか」と反省してくれるくらいの分別はあるので、基本的にはハートフルストーリーである。教頭が離任要求を突きつけた後の顛末も見ていてホッとするやりとりだし、今まで散々ハードなミッションをこなしてきたヒメにはちょっとしたご褒美程度のお話であった。女子高生だらけなので画面にも華があるし、シリアスになる必要がないお話だったので、要所要所でユルく崩れたキャラ絵になったり、この作品の売りであるバリエーションの多い動画そのものでかしましさを出しているのが楽しい。はたしてことはは何を目撃したのかしら。 Bパートは、風邪を治したヒメが検診に向かった先、じゅりさんの過去話。何でこのタイミングでじゅりさん? と思ったが、どうやら最後に出てきたかやのん魔女っ子はじゅりさんの関係者なのね。これまでずっと脇に控えていただけの存在だったが、ここでバックグラウンドを補強してがっつりメインシナリオに絡んでくる算段か。確かにこの作品って、尺やシナリオの割りには登場人物が多いんだよね。原作でどのように描かれているのかは定かじゃないが、こうして1人1人にスポットを当てていくだけでもかなり色々な話が見られそうである。じゅりさんの場合は、まずこの桜新町に来たときの初志が描かれ、そこから、先代町長との交流を経て落ち着くまでの経緯が何となく良い話として語られた。ばあちゃんの言ってることは割と詭弁混じりな気もするのだが、やっぱり年の功、無闇に説得力はあるのである。そもそもじゅりさんが元々持っていた信念は多少子供っぽかったし、良い悪いは別にして、実際に現在のじゅりさんは丸くなってあれだけいい人になっているのだから、ばあちゃんが諭したことは正しかった。ただ、良い話っぽくなっているけど、無闇に女性陣の体つきはエロいのですね。マリアベルさんがテカテカしてたのがちょっと面白かった。 現在第10話ってことは、今回登場した魔女っ子がラスボスポジションってことになるんでしょうか。七郷を巡る諸問題とはあんまり関係無いようにも見えるが……まぁ、お話はアニメの後も続きますしね。 未だかつてないストーリー紹介に目からうろこの第9話。いや、ええんかい、とは思うけども。 アバンでいきなり不可解なことになってて、マジで「???」ってなってたんだけど、オープニングが更にエラいことになってて、最終的にAパート頭にテロップで全部が説明された。なるほど、今回の話と前回の間にOVA挟めってことなのね。いや、そんなん言われてもなぁ。知らないしなぁ。なんでそんな局所的にOVAにしちゃったのよ。しかもOVAにしたってことは、多分そのエピソードは単体で見栄えがするってことでしょ。くそ、どこかで借りられたらいいんだけどなぁ……。 というわけで、新たなキャラクター、妖怪ハンターざくろちゃんについては、一切情報がない状態でエピローグからスタート。……まぁ、何があったかはオープニングで推測するしかないね。多分またギンになんやかんやで操られてた人なんでしょう。本当の性格は見た通りの穏やかさんだけど、半妖だから力はそれなりにあって、暴走した状態でヒメや秋名と対決したと。そういうことじゃないかしら。その後は他の数多の妖怪同様、桜新町に住むことになり、今のところは鈴と一緒に中華料理屋に住み込んでいるようだ。彼女の苦労話とかが無いと、今回のことは・篠塚との半妖トークはあんまり響くものではないのだが、改めて「人間でも妖怪でもない視点」から七郷の存在意義などが確認出来たことで、これから迎えるであろうクライマックスへのいい下準備になったのではなかろうか。何より、今回はシナリオをスキップしたお詫びとばかりに様々なパンチラ劇が展開され、ハードな展開とは裏腹に目に優しいハートフルな回でもあったし。まぁ、ことはは履いてすらいないみたいだけども。それであのスカート丈はいかんでしょ。ちなみに、じゅりさんの見事なフランケンシュタイナーによるパンチラ(パンモロ)ももちろん見どころですが、実はこっそりとアピールポイントが高いのは、寝こけているコヒメちゃんのパンチラだったりする。アウト。 さて、そんなこんなでまた新しい仲間が増えて和気藹々としているヒメ(風邪っぴき)軍団であるが、クライマックスに向けて、笑顔でばかりはいられない。狙ったようにして様々な陣営が訪れた「墓」の前で、三つの意志が入り乱れての壮絶バトルだ。秋名は円神にいいようにされてしまっているが、現時点での円神はあくまでギンのボディ。そのせいで秋名も好きなように立ち回れないというのがビハインドになっているのだろう(まぁ、前々回はみんなして好きなようにボコってたけども)。円神は謎の記憶転送術で「あの世」のイメージを秋名にたたき込み、おのが絶望を分かち合おうと画策する。ただ、あの攻撃をくらった後も秋名は割と前向きに動いていたので、「記憶」とやらがダメージになったかどうかは定かでない。まー、そもそも「記憶」って言っても円神のねつ造じゃない保証はないからね。 森野のおっちゃんの大活躍を挟んで、元老院のじいさんが現れて「なんで少年漫画のじじいってこんなに強いんだろう」というお約束の大立ち回り。やっぱり今作は動いてナンボやな、と思える分かりやすい見せ場である。ただ、何故かみんなして円神に対しては詰めが甘く、いいように手玉に取ったと思いきや、新しい力を彼に手渡すきっかけにもなってしまっていたようである。元老院側からすると、円神自体は今完全に葬らない方が都合が良いって話もあるのかもしれないけども。「七郷を咲かせる」「七郷を潰す」「それ以外の解決を模索する」という三つ巴の戦いは、まだまだややこしい展開を見せそうである。 一段落……しないよね、第8話。なんか今回、前半パートは今までと毛色が違う作画だった気がするんだけど、何故だろう。りょーちもが総作監から外れてるからかな。別に出来が悪かったわけじゃないから構わないんだけど、しっぽりした空気も相まって、なんだか別な作品みたいに見えてしまったわ。 前回でバトルについては一段落。しかし、ギン(円神)が現れたことで世界には様々な爪痕が残ってしまった。お互いの秘密を共有してしまったヒメと秋名の関係もそうだが、最大の問題となるのが、町の名物であるはずの七郷の存在である。これまではチューニングに必要なシンボルだったものが、今や私怨を晴らさんと企む比泉分家の決戦兵器になってしまっているのである。全てを消し飛ばしてしまえば問題は解決するかもしれないが、今の町を見ればそうもいかない。もちろん、秋名の身体が持たないという問題もあるし、相変わらずチューニングの是非が定まらない状態では、全て無くしてしまっていいかどうかも分からないのだ。結局、ギンという数少ない手がかりを除くと、秋名やヒメには「向こう側」をどう扱っていいのかという判断材料がないのである。どうにもすっきりしないこの状態は、視聴者にもむずむずしたもどかしさを与えてしまう。元老院との対決の場面でも、彼らが「妖怪は毒である」などと言葉を選ばずに断じる行為に及ばなければ、もう少し考える余地ができたのではなかろうか。 幸か不幸か、今回の会合で秋名たちははっきりと元老院と袂を分かつことになった。「妖怪は毒」というのはこれまでの秋名の生活を振り返れば絶対に受け入れられない思想であるし、ヒメをチューニングしてみるか、などと挑発されるのはもってのほか。この辺りの「妖怪を守る」という熱さこそが秋名の良いところである。本来なら「ひょっとしたらチューニングしてやった方が彼らのためになるのかも」という疑問は残り続けているのだが、それに対しての「あちらが100点の生活ならば、こっちは120点にしてやる」というのはなかなか若々しくて良い返答だったと思う。そう、最終的に、こちらの世界に人間と妖怪の差が無くなってしまえば、もうあちらもこちらも関係無いのである。当然、それこそが今作最大の「茨道」なのであろうが、少年漫画の主人公なら、是非ともそれを目指して頑張ってほしいものである。 前半パートでゆっくりと振り返った篠塚との関係性が、そうした秋名の決意を裏づけるいいアクセントになっている。彼の場合には半妖なのでまた立ち位置は違うのだが、妖怪よりも更に微妙な立場にあるはずの半妖も広く受け入れてあっさりと「友達」になってみせる秋名の振る舞いは、元老院のかかげる「妖怪の殲滅」という思想を真っ向から否定するものだ。今作はバトルパート以外には「ご町内アットホームアニメ」になっており、小さな子供たちや女子高生が和気藹々と交流する姿を見ていれば、どれだけきな臭くても、最終的には秋名たちが正しいのだろうと信じることが出来るのだ。そういう意味で、今回のAパートは非常に良いお話だったのではないかと思う。いや、ことはのパンチラ(パンモロ?)がすごく良かったとか、そういうのは置いとくとしてね。なんだろうね、あの堂々としたパンツは。普段あんまりあけすけなアニメじゃないだけに余計目を奪われてしまったよ。直後に「未成年だー!」って声高に叫んでいたわけなんですけど、法的に大丈夫なパンチラでしょうか。ありがとうございました。 シリアスとギャグの狭間、第7話。相変わらずこの辺のバランスが面白い。今回は多分シリーズが始まって以来一番の衝撃が明かされたかなりシリアス寄りのエピソードのはずなのだが、それでもどこか抜けているやりとりが笑いを誘う。下手すると食い合わせの悪くなるセッティングだが、上手いこと共存出来ているのがお見事だ。 前半戦決着。龍槍を手にしたヒメは基本的に無敵で、相手側が最終決戦ということで気を遣って出してくれた巨大トカゲも圧倒する。恭助とのコンビネーションも決まったし、ことは・秋名のタッグも見せた。アクション部分も前回に引き続きこの作品らしいクセのある動きが非常に愉快で、恭助が消火器ハンマー投げの後にわざわざ叫んでいるモーションとか、実に芸が細かい。まぁ、あまりに愉快な動きのせいで、ギンが桃華にぶっ飛ばされた時の顔とか、ゴロゴロ転がるシーンで笑えてしまうのが難ではあるが。ああいうところをスタイリッシュではなくベタッと迫力重視で描くのがこの作品らしい。 話の方は急展開で重要な真実が明かされた。いままで散々ちょっかいをかけてきたじいさんの正体は、体はアオの兄ギンであり、中身はチューニングで島流しにされた比泉分家のもの。美談だと思われていた分家チューニング事件が実は陰惨な過去の業であることが報され、七郷がチューニングのための指針などではなく、向こう側が送り込んできた次元合一のための楔であることも判明。これまで描いてきた図式が大きく歪み、秋名はますます自分に与えられた使命に悩まなければいけなくなってしまった。これまで「あちら側の世界」の存在というものは一切確認出来ていなかったはずなのだが、今回ギンが帰還したことで、少なくとも確実に「ある」ことが分かり、更にあちら側には確実に比泉や現世に恨みを持つ一党が存在していること、その狙いが次元の接続であることも判明している。つまり、あちら側が問答無用のパラダイスなどではなく、「繋ぐ意味」を見出せるような世界であることも分かったわけだ。漠然としか見えていなかったチューニングの意味についても、今後はギンの存在を加味した上で考えなければならず、比泉家当主の責任はどんどん重くなるのであった。 他方、もう1人の重責を担うものであるヒメの方は、今回の事件でお仕事は一段落といったところだろうか。コヒメの町長選についてはとんでもない横紙破りで決着がついてしまったし、今回現職の森野さんの執拗なまでの「実は割といい人」アピールのおかげで、そこまで目くじらを立てて対抗する必要もなくなったのだ。森野さん、確かに憎めない人だよ。おっさんが頑張るシーンは良いものだね。まー、9歳の町長も見てみたかった気がするけど……どんぶり1つで喜んじゃう町長はやっぱりアカンかな。で、町長選については一段落した代わりに、ヒメはギンに対する壮絶な恨みも抱えることになった。秋名が刺された時の回りの連中の反応は怖気が走るくらい真に迫っており、鬼兄妹の無言の鉄拳制裁に加え、ことは・ヒメと順にブチ切れていく情念がよく出ている。中でもヒメの「そいつ殺すから」は流石の福圓節。統一感を捨てて勢いを重視させたキャラ画の迫力もあり、相変わらず退屈させない画面である。今回も2話と同じ鈴木清崇氏のコンテ回。前に比べると慣れたので違和感は減ったが、相変わらず視点の切り替えが忙しくて退屈しない画作りになっている。 次回は一段落して別エピソードに移るかな、と思ったのだが、サブタイトルはまだ同じなのね。かやのん魔法少女とか、どこ行ったんだろう。 |
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Thraxi
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声優のこと全般
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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