最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
数の暴力!!!! まぁ、キュウレンがでてる作品はだいたいその一言で片付いてしまうわけですが……。お久しぶりの正当(?)VSシリーズ。キュウレンジャーVSジュウオウジャーがなくて代わりにスペーススクワッドが制作されたので、一応真っ当なVSものは2年ぶり。でもまぁ、VSシリーズにならない理由はなんとなく想像がつく。何しろほら、キュウレンだけでもこの量だし……まぁ、ヒーロー大戦も事実上のキュウレンメインみたいなやつがあったけども。とにかくそんな久しぶりの作品だが、とにかく「またルパパトに会える!」というのが一番のお楽しみポイントですね。正直、今ひとつリュウソウにハマってない身としては、すぐにでも圭ちゃんたちに会えるってんで駆けていきたい思いでした。まぁ、結局一週間遅れたからパンフレット買えなかったんだけどさ……。
<問題ない気もするけど、一応以降ネタバレ注意>
はいお待たせ、新しい戦隊だよ。ただ、今回はすでに謎の大和さん強すぎ特番でだいぶ顔見せしていたおかげで、1話目っていう新鮮味はあんまりないのだけれど。結局ジュウオウが最強。はっきりわかんだね。 だいたい戦隊ものの1話目ってのは「今年はそういう設定かー」っていろんなポイントを追いかけるので手一杯になってあっという間に終わってしまう。まぁ、40年以上も続けている伝統芸能であり、毎回「前作とどう違うのか」「見たことのない新奇な点はどこか」なんてのを探しながら見て、「この辺りはアレと似てる」「この設定は○年ぶりか……」みたいなことを考えてるとあっという間よね。昨年度のルパパトはあまりにも斬新すぎる設定が多くて1話目から目まぐるしく動いて期待感を高めたし、さらに前年のキュウレンジャーについてもCGバリバリのスペオペ感を高めて他シリーズとの差異を明確にしていた。そして今年は……。 うん、普通。ここのところイロモノ枠が続いていたので、とりあえず原点に戻ろうというのが大きな狙いになっているんだろうか。ジュウオウもそうだったけど、やっぱり何年かに1度はしっかり「依って立つ場所」に戻ってこないとね。温故知新ってやつよ。それにしても恐竜モチーフの帰還が早かった感はあるが……まー、我々おっさん視聴者の印象なんてどうでもいいんだよな。あっという間って言っても前作のキョウリュウからは5年以上空いてるわけで、正しい客層としてのお子さんたちは完全に入れ替わってるはずだもんな(もしまだ観てるやつがいるとしたら、そのお子さんはもう立派な戦隊マニアなのでむしろモチーフ被りは面白いと感じるだろう)。 他にも王道としては5人戦隊の形式は当然として、守り継ぐ伝説の戦士の立ち位置はギンガマンとか、それこそ最近配信を開始したシンケンあたりでもお馴染み。今になって完全ファンタジー設定の「恐竜時代からの一族」がいる状態なのはやっぱりどこかおかしい気がするのだが、実はコテコテのファンタジー色を持った戦隊ってかなり久しぶり。ジュウオウが微妙に違うとすると、ゴセイ以来となるので約10年ぶりである。数えてみてもファンタジー全振りの設定って意外と少ないんだよな。現実感との共存がなかなか難しく、長老のいかにもなデザインなんかは久しぶりで笑ってしまう。まぁ、ファンタジー+恐竜って完全にジュウレンなんだけども……。明確な差としては、ジュウレンにおける恐竜が本当に単なる恐竜(守護獣)だったのに対し、騎士竜は当時の一族が開発した「兵器」であると明示されている部分。完全にメカでしかないのかと思ったが、普通に意思疎通はしていたので恐竜との付き合い方は旧作と同じかな。あれ、でも恐竜モノで相棒が喋る設定はレアなのか。ガブティラたちはしゃべってなかったもんな。 加えて注目すべきは、それぞれの師匠として登場した「マスター」の存在。結局あの3人が死亡扱いなのかどうかはよくわからないが、こうして1話目から「それぞれの色の」師匠が付いているってのは初のパターンだろうか。いきなり画面に溢れる赤赤青青ピンクピンクっていう並びはなかなか新鮮である。緑と黒もマスターがいるんだよね、そっちは生きてるんだろうか。そして、最終的に復活したりするんだろうか。相伝の技術っていう立ち位置は今後も5人の活躍に影響を及ぼしそうである。 個人的に興味深かったのは、かなり思い切った1話目の構成。なんとロボの登場が合体済みの状態であり、レッド1人で操作してその後3つに分かれるという。さらに変身名乗りも無しに初っ端から変身後の状態で戦っていたため、今回のバトルに関しては名乗り無し。それだと物足りないので最後の最後で改めて「3本の剣」で決めポーズをとった。効果のほどは定かでないが、なかなか面白い構成。次回予告でも緑と黒が同行してる様子がなかったのだが、しばらくは3本の剣なのかしらね。あと、合体ロボは「赤がベースで他の色はオプション扱い」ってことでいいんだろうか? CM見る限りでは合体バリエーションを増やす代わりに素体としてのロボは赤だけっぽいんだよね。ゴーバスターエースみたいな立ち位置なのかしら。ロボ戦はかなり動きが激しく、恐竜モチーフらしく巨大戦には力を入れてくれそうなのは期待大。敵ユニットも戦隊ものっていうよりはウルトラマンっぽい造形だったし、なんか巨大戦にはこだわりがありそうな作劇だ。 他のアイテムは……関智一が荒ぶっているとしか……。基本的にシリアス路線の作劇のくせに、アイテムのノリがおかしいし、変身シーンではちっちゃい騎士が周りでよさこいを踊るというわけのわからない演出になっていてなんだか食い合わせが悪い。多分その辺はなるべくご陽気にやったほうが変身アイテムのインパクトが出るので売り上げが変わるんだろうが……「踊って変身する恐竜戦隊」は前回やったんだから、今回は騎士らしくもっと勇壮な変身でもよかった気がするんだよなぁ。そこだけちょっと気になった。まぁ、2週くらいで慣れるだろうけど。あと、サブヒロインのポジションがまさかのお笑いユーチューバーっていうね。これも時代なのだなぁ……。 まぁ、こうやって1話目をみて色々妄想してる時が一番楽しいんですよね。また1年間のお付き合い、よろしくお願いします。あ、ピンクの怪力設定、好きです(強き冒険者好き並の感想)。
あぁ〜、大好きなやつ〜、ツッコミ止まらないやつ〜、でもこまけぇ事どうでもよくなるやつ〜。やっぱりね、僕大好き、スーパー戦隊お祭り作品。 なんでこのタイミングでリュウソウジャーの放送時期をずらしに行ったのかは定かで無いが、希望的に「平成最後ってことでこのお祭り特番をどうしてもぶっ込みたかったから」であってほしい。劇場でお金とって上映されたとしても何の文句もない、東映の悪ふざけの極致である。やっぱりアホみたいに歴代戦士が並んでる絵面、最高じゃないですか? ツッコミ始めたらきりがない。最大の謎は、あんな適当なオファーでよくもまぁこれだけの英雄たちが集まったもんだな、という部分で、例えば今回代表として出ていた圭一郎なんかも、普通の状態であれば訝しんで出場を快諾したりはしないだろう。でもまぁ、そこはお祭り騒ぎだからみんな行っちゃうっていう。わからんよ、全員いるとは言ってないし、一応参加意志がある連中だけだったのだろう(5人ずつ32組って言ってるので、参加者は160名である)。それでも、圭ちゃんだったら夜勤続きでぼんやりしてるところを勧誘されたかもしれないし、多少判断力を鈍らせる魔法的な力がチケットに込められていた可能性だってある。思慮深いメンバーが参加してたとしても、それはキャラのブレではなく、特番時空での特別処置だと寛容に理解したい。完全にネタキャラになってた映士だって、本当はもっと思慮深い性格なんですよ。 それでもなんだかんだで集まってしまった戦隊ヒーロー。どう考えても集まっちゃいけない理由で集まっており、ラストの展開までバレバレではあるのだが、劇場版的お約束で最後に全ヒーローが手を取り合って戦うためのセッティングなのでしょうがないのだ。一番話題にすべきは、そんなてんこ盛りヒーローの中で、なぜこの5人がメインになったのかという部分だろう。いや、キャストの都合っていう大人の事情が一番でかいとは思うけども……以前の劇場版でアムががっつりメインだったのと同じように、カグラががっつりメインってのがちょっと不思議なところ。いや、そもそもトッキュウチームは「あの姿」でエントリーしてる時点でどういう仕組みなのかは謎なのだが……「戦隊にエネルギーを与える要素」と接続してるんだかしてないんだかよく分からない舞台設定が謎よね。変身までたどり着く最低限の保証はあるけど、それ以上の追加戦力は得られない(最強フォーム禁止)ってことなんだろうか。でもさ、それだと結構戦隊によってハンデがでかいよね。実際、走輔は今回それで戸惑ってたわけだし。エンジンソウルが使えないゴーオンジャーってかなり厳しい。あと、絶対描かれないだろうけど外界と接続できないジャッカーって、そもそも変身できないのでは。 まぁ、ツッコミはこれくらいにして小ネタを拾っていきたいところだが、もう、冒頭の「ロビーみたいな空間に全員集まってる図」の時点で妄想が膨らみまくり。戦隊シリーズのずるいところは、変身後のスーツ姿であってもその中のキャラのバックグラウンドがどんどん脳内で再生されるので勝手にドラマが展開するところ。「なんでこいつ、ここに集まったんだろうなぁ」って考えるだけで白飯がいくらでも食えそう。集合シーンは(イレギュラーである追加戦士以外は)一応中の人の姿を描く必要があるため、描写がかなりギリギリの反則技になってるのがニクい。改めて見ると、衣装だけでもちゃんと誰だか識別できるのは偉いよなぁ。後ろ姿でモロわかりのキンジ(スターニンジャー)とか笑ってしまう。個人的にたまらんのはゴウキ(ギンガブルー)が一瞬映ったこと。もう、そこは照英にオファーしろよ。多分喜んで出演してくれるぞ。 そして集められた5人の「メイン」チーム。チーム名が「変わり者チーム」なんだけど、歴代のヒーローの中ではそこまで変わってないので確実にミスキャストである。いや、それぞれに個性的なのは事実だけどね。スティンガーとか、どう考えてもおとなしい方のキャラやろが。大和は……まぁ、確かに歴代レッドの中では特別に真面目、かな。マベちゃんは大和とチームになったのはある意味ラッキーでもあり、アンラッキーでもある。おそらく歴代戦隊ともっとも顔が広いのがゴーカイなわけで、本来なら一番つながりがあるはずなのに、よりによってチームメイトが後輩のみ。それでも偶然面識があった大和がいたおかげでぼっちにならずにすんだわけだが、もう、大和の「ビーストテイマー」という性能のおかげで完全に「手が掛かるけど飼いならされた猛獣」みたいな扱いになってしまっている。マベちゃんをコントロールできる大和、歴代最強の可能性があるよな。まぁ、純粋な戦闘力で言ったらジュウオウジャーって確かに最強クラスだからな。チームに天晴がいるのは……なんだろ、バランス調整かな。いっそ天晴みたいな能天気キャラはずして、「すげぇ空気悪いギスギスチーム」みたいなのを作っても面白かったのに。私の希望は結城凱・仲代壬琴。 ちなみに、我が家の小さいテレビだと他のチームの編成が全部は見えないのが悔しい。どこか、しっかり分析できる人にそれぞれのチーム編成を全部明らかにしてほしいなぁ。みたところ、生真面目チームはバトレン1号以外はゴーピンク、メガブラック、ボウケンピンク、ゴセイブルー。なるほど、確かにこのメンバーなら全員で正座して「世界平和ですね」「そうだね」って結論になりそう。いや、多分耕一郎(メガブラック)はもうちょい具体的な願いがあったと思うけど、周りの空気呼んで「まぁ、それでいいかな」ってまとめてくれる気がする。さくら姉さんとマツリの真面目ピンクの絡み、すげぇ見たいんだけど。圭一郎はさくら姉さんを見て「なんかつかさっぽいな……」って思ってそう。 それにしても圭一郎よ……。素晴らしい、これだけ短い時間で圧倒的に朝加圭一郎すぎた。どう考えても国際警察の権限によっちゃ駄目なシチュエーションだったけども。生真面目バカでもただのバカでも、どんな相手でも完全に調教できる大和はマジ最強。その他のバトルも色々と見応えのあるシーンが多いが、冷静に考えると「そのエリアにあるジェムを先に取ったら勝ち」バトルはターボとかゴーオンみたいな高速戦隊が有利な気もするんだが(どこぞの交通安全が勝てるとは言ってない)。ちゃんと正面きって殴り合うあたりはやっぱり戦隊魂である。殴り合いがメインのバトル設定で対戦相手がいきなり「デカマスターとシンケンレッドです」って言われたら絶望するよなぁ。 そして、もう1つ重要な概念である「戦隊世界における関智一」という存在。基本的にはモバイレーツの人のはずなのだが、2代目(?)アカレンジャーだったりするし、今回は謎の敵キャラだったりする、よりによって次世代リュウソウジャーの変身玩具も担当している様子。まぁ、「大いなる意志」ですんでね。そしてそんな関智一ボイスのガイソーグの中身だが……見た感じと名前の様子からして「鎧が本体」説が最も有力ですかね。マベちゃんを倒した時の中身がルカで、次回予告で出てきたのは今回やられそうな天晴っていうのがしっくりくる。 ちなみに私は知らなかったのですが、「惑星ネメシス」や「リタ」という名前から大枠の設定も大体ファンの人には読み解かれてるみたいですね。恐竜戦隊であるリュウソウジャーへの接続がそこかしこに用意されてるみたい。特番とはいえ、ちゃんとリュウソウジャーの一部としても解釈可能なのかもしれない。要チェックだ。 プリキュアロスが終われば、次に戦隊ロスがやってくる。今年のロスは……でかいぞ……早くVシネの上映が来てくれ……。 ハグプリ、ビルド、ルパパトという最高の並びになっていたニチアサ(ジオウはまだ保留ね)。実に完成した時間帯だった。これだけお手軽に骨太なドラマに接することができる日本の子供達は本当に恵まれていると思うし、今後も我が国の情操教育は東映が担っていくのだという安心感がある。本当に、良い作品だった。 作品を評する時には良かった点と悪かった点を個別にあげていくのが基本的な感想記事の書き方なのだが、今作については、悪かった点がほとんど思いつかない。強いて言うなら「もっと観ていたい」という欲求だけだろうか。いや、それだって尺足らずで物足りないというのではなく、単なるわがままである(ほら、ルパンレンジャー2ndの活躍が1年分観られるわけじゃん)。1年のスパンで構成をみた時にも不満はないし、やれることをこれだけ盛り込んで、破綻なくまとめ上げたというだけでも文句のないところだろう。 大枠だけを見れば、初見の時に思いつく「VSって言ってるけど、どうせ最終的には手を組むことになるわけだし、仲良く喧嘩しながら少しずつ友情を深めていく展開になるやろなぁ」という想像を1ミリも出ない展開ではあるはずなのだが、そんな臆面もない王道展開が非常に端正にキマっている。3+3+1という7人構成は昨今の戦隊モノとしては特別多い人数ではないが、最序盤は「いきなり6人だと取っ散らかるんじゃないか?」という懸念があった部分も、丁寧に関係性をわけ、3・3のチームを少しずつ変性させ、次第に「7」へと融合させていくさじ加減が絶妙。ここまで満遍なく、自然に全てのキャラクターに愛着が湧くようになる戦隊シリーズというのは稀有なのではなかろうか。例えば2年前のジュウオウジャーだって文句なしに傑作と言える作品だったわけだが、果たしてその中の1人であるセラについて、今作のつかさ先輩や初美花と同じくらい思い入れがあったかと言われたら、正直自信はない。とにかく1人1人の顔がはっきりと残る、そんなドラマに仕上がっている。 関係性の妙というのがとにかくうまく、一番上にあるのはもちろん圭ちゃん×魁利なわけだが、咲也×初美花なんてのも放っておけないだろうし、一番薄いはずの咲也×透真ですら、あのレオタードのせいで強烈なインパクトを残しているのがズルすぎる。なぜだろう、一番格好いいはずの透真のエピソードで一番笑えるのが多いのは。まぁ、その辺りのギャップも狙っての構成であるが(困ったらキツツキを飛ばせばいい)。最終的には、この6人にノエルを交えて完璧な「警察と快盗」のつながりが完成し、その上で「VS」という関係性をなおざりにしないままで、無理なく最大限の友情を描ききっている。一歩間違えれば茶番にしかならないはずの設定なのに、最後まで緊張感を維持し続けられたのはお見事としか言いようがない。そして、やっぱりそれを支えたのは2人のレッドの存在感あってこそなのかな、と思う。 個人的には1話を見た時からずっと圭一郎推し。むしろ1話の時点では金髪でチャラそうな魁利なんて「ちょっと番組の顔を任せるのは気に食わない」くらいの印象だったのだが、今となってはそんな魁利がまごうことなき戦隊のレッドになっている。悔しいくらいに格好いいし、愛すべきリーダーになっている。この2人が文字通りに切磋琢磨し、互いを高め合い、深めあったが故に2大戦隊の関係性があることを考えると、やはり今作の功労者はこの2人だと断言できるだろう。わざわざ2つの戦隊を分けた効果もシナリオ構成上の効果が非常に大きく、どこかトリッキーで、颯爽とした格好よさを見せつける新世代戦隊としてのルパンレンジャー、泥臭くて暑苦しい昔ながらの戦隊スピリットを見せつけるパトレンジャーという2つの味わいを時には話数ごとにセレクトし、時には1つの枠の中でぐるぐるとかき混ぜ、様々な表情を見せてくれるシリーズになっている。「2つに分けたから半分ずつ」ではなく、「2つ合わせて2倍楽しめる」という、ありがちな歌の文句みたいな効能だ。今後も、僕らの人生を生きている中で、ふと、朝加圭一郎が今日もどこかで暑苦しく業務に励んでいる姿を想像する機会も多くなるのではなかろうか。 意外だったのは、これだけ戦隊サイドにお話を詰め込んだにも関わらず、それを幹部三人だけのギャングラーが存外受けきっていたことである。歴代戦隊でも「3人」(+ザミーゴ)という敵陣営の人数は少ない方だと思うのだが、それでもあまりマンネリになった印象がない。デストラ退場のタイミングはいいアクセントになったし、最後に大きな役割を任されたザミーゴが少ない出番できちんとインパクトを残せていたのは嬉しい部分。ドグラニオ様が最後に警察に受けた仕打ちだけは若干許しがたい部分はあるのだが(なんやねんあの施設)、それでも最後まで威厳を崩さず、徹頭徹尾、伊達と酔狂を目的に生き抜いた「親分」の姿は勇ましく強大であった。最終回にロボ戦持ち込まずに身体と身体でぶつかり合ったのも嬉しかったよね。鎖ジャラジャラのドグラニオ様のデザインが格好いいんよ。 他にもコグレさんの立ち位置の妙とか、ルパンコレクションの無茶な使い方とか、個々の要素を見てもいくつでも拾える部分はある。実に賑やかで、戦隊シリーズ初の挑戦を彩るのにふさわしい力作になったのではなかろうか。今後も、スーパー戦隊は過去の業績にあぐらをかかず、こうして野心的な挑戦を行い、新たな地平を切り開いてほしいものである。 まぁ、そんなことを言っても次はまた恐竜戦隊なわけだが……どうなんでしょうね。提クレバトンタッチを見る限りでは次のレッドは割とおちゃらけタイプみたいに見えるが……。そして、なぜか放送時期を1ヶ月ずらし、間に謎特番を挟むという展開になった。……なんでなんでしょね? これ、話数はこれまで通りで今後は3月開始にずれこむようになるのかな? それともリュウソウジャーの話数が少なくなるのか。気になることは多いが……とりあえず、特番楽しみ(戦隊がいっぱい出てくるだけで雑に楽しくなるタイプの人種)。
毎月1日は映画の日。この日は出来るだけ効率的に映画を観たいところ。しかし、1本1本感想をかいておきたい民なので、1日に観られる映画の数に限界があるのがとても残念……過去に最大3本までは観たことがあるのだが、続けて観ちゃうとどうしても前の作品の印象が薄れてうまいこと記録が残せなくなってしまうのよね。経験的に、1日に観られる限界は2本な気がする。今回も、せっかく劇場に行ったのだから頑張って3本目まで粘ろうかとも思ったのだが、1本1本で満足してしまったのでもういいや、ってなって帰ってきてしまった。ちなみに今日観た映画は観たかった方から1位2位なのです。3位の映画(「が」)と4位の映画(「F」)は今後観るかもしれないし、観ないかもしれない。一番厳しいのは時間じゃなくてお財布事情だったりするけども……。
<以下、一応ネタバレとか含むかもしれないけど、まぁ、大丈夫だよね>
なんだか周りが随分騒がしくなっており、ついでに今週の本放送の方でもなかなかのサプライズが展開されていたため、さっさと見に行かにゃならんというので行って参りました。劇場で見てると、リアルにお子さんが全然世代じゃないはずのライダーを見て「だぶる!」とか「でんおー!」とか興奮してくれているので、「親御さんの英才教育が出来てらっしゃるなぁ」と感心することしきり。立派な特撮好きに育て上げてください。まぁ、普通の男の子はどこかで特撮離れが起こってしまうのだろうけども……。僕は残念ながらそもそも「幼少期に特撮を見ていた」という記憶がほとんどないので、どこで「離れ」が起こるのかは実感としてはよく分かりませんわ。10年20年と積み重ねる歴史は、どんなファンによって支えられているのでしょうね。
<以下、一応ネタバレ注意だが、まぁ、もういいよね>
「仮面ライダービルド」 ー いい最終回だった……なんか、ダブルのエンディングに対するアンサーみたいなとこありますね。いや、どこもアンサーじゃないけども。 これで「ゴースト」から続けて年間視聴終了ライダーは3作目となった。前作「エグゼイド」がかなり面白かったので(そしてその前のゴーストがさっぱりハマらなかったので)今作はなかなかプレッシャーがかかるぞ、と思っていたが、よかった、ちゃんと面白かった。なるほど、ライダーの中身の変化っていうのはこうしてバリエーションを出していくわけなのね。戦隊しか見ていない人間からするとどんな展開になるものかとハラハラする部分はあったのだが、ちゃんと他シリーズと差別化を図りつつ、東映特撮の見本として立派な筋立てになっていた。 もちろん、不満が無いわけではない。特に中盤以降は展開がツギハギのような印象になっており、さすがにマンネリ気味になってしまっていた。戦兎たちは作中で何回くらい「○○を持って指定された場所まで来い」って言われ続けたことだろうか。エボルさんも、いくらなんでも慈悲の心でライダーを無事で返しすぎだと思うの。途中まではビルドがいないと計画が進まないっていう理由はあったみたいだけど、最終的にエボルが到達したレベルを見れば、絶対自分の手でどうとでもできた問題だよな……結局、この世界における「天才」っていうのがどこに才能を発揮してるのかがよくわからないので、「その時々で一番都合のいい人間が思いついたことが最良の方法として処理されていく」っていうすごくインスタントな天才像なんだよ。時には戦兎だし、時にはエボルだし、葛城親子のどっちも「こんなこともあろうかと」みたいなことをやりすぎていて、現時点で誰の思惑が優先されてるのか、ってのがよくわからないプロットになっている。その結果、「とりあえずボトルもってこいや」展開がやたら多くなって、後半は戦闘がついでみたいな扱いになっていたのはもったいなかった。冷静に考えりゃげんとくんはまだしもカシラは「その辺の雑魚」相手に命を燃やしてしまったわけでなぁ。もうちょいその辺りの配置が慎重だったらより緊迫感が増したと思うので、もったいないとは思う。でもまぁ、エグゼイドだって社長が何回レベルアップして戻って来たかわからねぇしな。毎週戦闘しなきゃいけない縛りがある作品だから、その辺りは少なからずグダッてしまうのは宿命だと割り切るしかないんだろう。 ただ、そうして特撮特有の筋の荒さこそ気になったものの、それらを大人の事情と飲み込んでしまえば、逆に見せ場だらけの派手な演出は常にサービス回だったということもできる。やっぱね、ビルドは基本が格好いいんですよ。賛否両論だったジーニアスもわたしゃ個人的に結構好きでね。あれだけカラフルなギミックがキラキラピカピカしてたら、子供さんはそれだけで嬉しいんじゃないかなぁ。これも毎年のことなんだろうけど、あんだけ動きづらそうなスーツで必死に戦い続ける中の人たちは本当に職人ですわね。途中まで全然パワーアップしないで初期装備だったグリスが最後にブリザードになったのも嬉しかったね。いや、どうせならもうちょっと前に披露して活躍の場を増やして欲しかったんだけども。ベルトのギミックも、それぞれの変身モチーフも一癖あって楽しいし、最終的にラビットタンク→ラビットドラゴンっていうキメ方もベタではあるかもしれないがにくらしい。まさか敵の御大将がわざわざ「初期フォームかよwww」って煽ってくるとは思わんかった。それができるからエボルさんは素敵なんだ。 そして、個人的に今作が楽しかった大きな理由に、「キャストの人がみんな達者」っていうのがある。これまたゴーストの時の記憶が根強いせいかもしれないし、どうしても戦隊のイメージが残っているせいかもしれないが、東映特撮って、そこそこの頻度で演技がまずいキャストが紛れ込んでる印象があるんですよ。エグゼイドだって、初期の飛彩先生はちらほら怪しかったわけだし。その点、今作はまず戦兎役の犬飼くんが最初からすげぇハマってたのに加えて、万丈、一海、幻徳、内海に到るまで、全員ハマってるのよ。いや、内海がブーストしたのはかなり後半からだけども。余計なノイズに邪魔されずに見られたっていうだけでも、かなり印象がいいんだよね。前から言ってるけど、個人的に一番好きなのはマスターなの。最後の最後までエボルと二重写しになってたマスター、あの憎ったらしいのにどこか格好よさが滲み出る雰囲気、私が好きな俳優さんってああいうイメージの人が多い気がする。キャスト関係で唯一残念だったのは、ベルナージュさんの人間形態として中の人・雨宮天が出演することを期待してたんだけど出てこなかったことくらいですかね……同じ事務所からキャンデリラの中の人はちゃんと人間体で登場して、あまつさえワイプで歌って大活躍してたのに……どっかのスピンオフでカメオ出演するのに期待するか……。 気づくとやっぱり中の人の話題になってしまうけど、とりあえず戦兎と万丈は今後とも末長く馬鹿やって欲しいもんです。あれ、そういえば万丈目線からすると、この結末ってものすげぇレベルの高いNTRなんだよな……いいのか万丈……(万丈の相手は戦兎だから、っていう反論は禁止)。 夏の風物詩、戦隊ライダー映画のお時間がやってまいりました。この夏は劇場で戦隊を観るのが3回目。なんか、戦隊活動、略して戦活が充実してて良いシーズンですね。ルパパトもビルドも掛け値無しで面白いから、劇場版で何が出てきても大崩れしないだろ、みたいな安心感もあるし。毎回言ってるけど、派手なアクションが勝負の東映特撮はやっぱりスクリーンで観るのが一番である。まぁ、この夏映画は戦隊がおまけ程度なのでそこはあんまりコメントないんだけどね。お子さん方は楽しんでくれているでしょうか。
<以下、一応ネタバレ的要素に注意。ほら、探偵ものだし(そんなわけない)>
Vシネ上映、今確認したら全国4劇場でしか上映してなかったのか……こういう時に主要都市(?)に住んでるのはラッキーだ。いや、イベントとかなかなか来てくれないんですけども……。とりあえずゴーオンジャーだ。なんだか今年は「スペース・スクワッド」があり、これがあり、さらに8月には例年通りの戦隊&ライダー映画もあり……やたらと東映特撮を劇場で観る夏である。でも、これはこれでありがたいんですよ。Vシネってどうしてもセルだと高額になるから購入にまでは踏み切りにくいんだけど、劇場でやってくれるなら、それくらいの出費は割と考えてもいい。そして何より、自宅の小さいテレビで見るよりも劇場で観た方が盛り上がるに決まっている。最近は撮影技術の向上によって劇場の大画面視聴に適う映像がバシバシ出てくるのでね。
<以下、一応ネタバレありでの感想になります。未視聴で小ネタなどを知りたくない方はご注意ください。>
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Thraxi
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声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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