最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
最後までこの作画! 最終話。もう、結局なんだったのよ……そんなに難しいキャラデザにも見えないんだけどなぁ。今回なんて特に使い回しのカットが多かったんだから、時間使って作ってくれよう……
とまぁ、結局最後の最後まで作画面でのグダグダばかりが目につく作品だったが、懸念されていたシナリオ面での幕引きは思いの外綺麗に。「そりゃそうするしかないな」という終わり方ではあるのだが、4人のメンタリティがきちんとまとまっていて、それぞれが「終わらないこと」と「終わらせること」にちゃんと意味を持たせて、それが全員の絆になる、というのは非常に端正である。一部で不安視されていた「紗季引っ越し取りやめエンド」とかじゃなくて本当に良かった。あと、オーディションも受からなくて良かった。しかしものすごい早さで結果が届いてたな……芸能のオーディションってそんなもんなんか? 「終わらない夏休み」ってことで、当然頭をちらつくのは「エンドレスエイト」なわけだが、こちらの「エンドレス十数回」については、基本的に作中で4人だけがループを認識しており、それが子供の夢であるエンドレスサマーを演出しつつ、最終的にはループからの脱出が「奇跡からの卒業」を意味するようになり、子供が大人になる「夏の終わり」の風景と重なっているのが気持ちいい。優香に関しては本当に相変わらずだったので何とも言えないが、一番うじうじとくすぶっていた夏海が、強制的に背中を押されて自分から別れを選択せざるを得ない状態まで持って行くってのは、多少の残酷さはあるものの、まっとうな「成長」の描写といえる。最後の夜のタイムループ脱出が夏海視点から描かれたのも、そうした「卒業」の風景をはっきりと描くためだろう。こんな終わり方なおかげで「日常系」アニメにありがちな「アニメが終わっちゃうんだなぁ」感はよりいっそう強くなっていてちょっと寂しい部分もあるのだが、中盤のグダグダ感に比して「ちゃんと終われたな」という印象が強く残ったのだから結果オーライであろう。 しかし……やっぱり今回一番存在感があったのって凛子のご母堂だよね。エンドレスエイトにおける長門的存在とでもいうべきポジションなのだが、母親の持つ包容力と「全部分かってる」感が何とも言えない。あの局面で選んだ一言が「いつ帰ってくるの?」っていうのが、すごいセンスだと思う。正直、ゾワッとしたもの。実はこの作品、人妻萌えの要素も結構強い。 PR
優香の豆腐メンタルホントどうにかしろよ第11話。あれって戸松……じゃない、優香だから許されてるみたいになってるけど、「もう、誰かそいつぶん殴れよ」って思った。
満を持しての東京オーディションツアー。この作品、下田応援番組の割に下田にいない話が2話もあるじゃねぇかよ。竹原から一歩も出なかった「たまゆら」を見習って欲しいものだ。そして、旅先のテンションは既に前回の旅行で描写済みってことで、今回はアイドルへの道行きに対するそれぞれの思いと、全てが終わった後の、紗季の引っ越しについての各々の気持ちが、また改めて触れられる。結局この作品は「紗季が引っ越してしまう」が最大の事件なわけで、やはり最終的にはそのテーマに戻ってきてくれないと締まらない。そういう意味では、ちゃんと1クールで綺麗に片付けてくれそうな進行になっているのはちょっとホッとした。普段の作画リソースのおかげで、正直あんまり信用できてなかったもので。まぁ、構成は浦畑さんなんだからそんなに大崩れすることもないんだろうけども。 で、1つ目の目玉となるオーディションシーン。当方、残念ながらアイドルオーディションを受けに行った経験は無いので実際にどんな風景なのかは分からないが、なるほど、こんな感じなのかなぁ、というのがやんわりと伝わって来て、その微妙なリアルさは面白い。審査する連中の質問なんかは、紋切り型のものではなく「何でそんなこと聞くの?」みたいな意外なものもあって、「案外本当のアイドルオーディションってこういう意地の悪そうなことも聞かれるんだろうな」っていうのが感じられた。しかし、あの内容のそれなりに優しげな面接で、何で前の順番の子は泣き崩れてたんだろうね。ひょっとして、他の応募者たちの前で取り乱すことで回りの連中にプレッシャーかける作戦だったんだろうか。 そして、一応動画面での最大のポイントとなるはずのダンスシーン。……まぁ、中学生女子の趣味のダンスなので、そんなにキレキレのものを見せられても困るのだが、なんか、あんまり気持ちの良い動画になってないのが残念。やっぱりリソースの割き方が微妙にずれてる気がする。なんかしゃかしゃかしてて「元気に踊ってるな」っていう感じじゃないんだよなぁ。途中から、ずっと紗季の胸しか見てませんでした。紗季さん、ちょっと盛りすぎじゃない? もとからあんなんだっけ? で、豆腐メンタルがこけた以外は無難に終わり、後は東京見物から旅館まで、しっぽりと別れ話。未だに夏海が消化仕切れてない様子なのがちょっと意外。島編でそのあたりの問題は片付けたものとばかり思っていたのだが。でも、この辺のシーンは総じて作画が良かったので印象は悪くない。まぁ、「夏休みが終わらなければいいのに」→「パァァア」の流れは流石に噴いたけども。 というわけで、ラストに控えし御石様のたたりはまさかのエンドレスエイトである。いや、「まさか」じゃないな。最初からこのテーマだったらこうなることは予測してしかるべきだった。しかし……よりにもよってオーディションの日をループさせるとはなぁ……次回予告だと全力で遊び回ってたみたいだけど、次のループ以降はオーディション無視なんだろうか。どういう風に片をつけることになるのか、気になるのは確かだな。 すごく余談だが、ループものというなら、最近見た「タイムレンジャー」35話「明日が来ない」がお勧め。わずか20分足らずでループものをやるという、とんでもない意欲作である。おかげで、何が何だかさっぱり分からない素晴らしい出来となっている。ループものファンなら必見。そんなニッチなジャンルのファンがいるかどうか知らんが。
公序良俗に反しまくる第9話。良かったよね! 作画が普通になって!
下田の観光アピールの役には全く立っていないエピソードで、代わりにどこぞの島の観光案内に尽力している今回。とにかく地方の観光産業に訴えかけるのがこの作品の生き甲斐なんだろうか。まぁ、視聴者からしたらどこぞの島も下田も「なんだか田舎」っていうのは一緒なわけで、画面にそこまで代わり映えがあるわけじゃない。でもまぁ、今回はシナリオがシンプルながらもまとまっていたので悪くなかったかな。転校に悩む紗季の心境と、それをどうしても引き留めたい夏海の心境を、引っ越し先の島の住人が持つ感情に対応させることで分かりやすく本人達にも理解させて、その上で円満に「転校は仕方ないことである」という結論に落ち着かせる。どうしても割り切れないだろう別れのシーンを演出するためのファクターとしては、綺麗なまとめかただったんじゃなかろうか。まぁ、「御石様の親戚」っつうのはどないやねんと思うけども……本家の御石様も願い事バーゲンセールしてたし、別に下田にだけあるとは一言も言ってないしねぇ。 そういえば最後まで言及されなかった事柄として、「何故紗季は見えなくなったのか」という問題がある。夏海の推理では風呂を覗かれたと思って恥ずかしさのあまり見えなくなった、というのがあったが、他の3人に影響を与えなかったことを考えれば、やはり紗季個人の心情として何かきっかけがあったと考えるべきなんだろう。そして、紗季だけが持っている事情ということは、やはり転校に関することだ。自分がこれから生活するはずの島を訪れ、そこで過剰とも言える歓待を受けた紗季。「自分はそうまで歓迎されるような人間じゃない」「どれだけ歓迎されても、自分は島を訪れることを望んではいない」。そんな胸の内に抱えた感情が、彼女の存在を消し去ってしまったのだろう。なかなか罪作りな石である。 そして、結果として生み出された状況が……高度過ぎる露出プレイだ。作品のテイストにそぐわないためにそこまでフィーチャーされたわけではないのだが、これが「クイーンズブレイド」や「To LOVEる」だったら、30分そっち要素だけでも話が回せるレベルのことをやっている。全裸観光ですよ。企画もののAVかよ。紗季が大して恥ずかしそうにしてないのがかえってエロさを増しているよ。今までこの作品にエロさを感じることなど一度たりとも無かっただけに、今回のシチュエーションのきわどさは本当に根深い。そうやって見る作品じゃないんだろうけどさ……今回は宿の女の子もやたら官能的だった気がするし、作画をこっちに裂いたせいで前回がひどかったんじゃないか、とか邪推してしまう。それにしても……姿が見えた時点で一体どうやって言い訳したんだろうか。どうあがいても「観光旅行の目的地(しかも夕日の綺麗なスポット)で全裸」って、言い訳不能な気がするんだが…… 1つだけ不満なのは、タクシーにのったシーン。紗季は優香の膝の上にのっていたわけだが、あのシーンも当然全裸。ということは、実際にはものすごいシチュエーションである。それなら、やはりのるべきは夏海の上であるべきだったんじゃなかろうか。紗季×夏海、優香×凛子、それがこの作品の適正カップリング。ちなみに今回のベスト台詞は凛子の「……動画です」に決定。
作画班んんんんん!!! 第8話。今まで散々作画がアカンとは言ってきたけど、今回はほんまにあかんやろ。中盤以降は多少盛り返したけども……序盤のええかげんさは多分トップだぞ。仕事してくれサンライズ! どこに労力裂いてるんだよ! AGEか! AGEが悪いのか! それなら私はベイガンを絶対に許さない!
というわけで、序盤は完全に作画ギャグ劇場。キャベツなどと同様に作画崩壊キャプなんかでしばらく盛り上がれそうな見事な画面のおかげで、ろくすっぽ中身も入ってこないような状態。せっかくの修学旅行だというのになぁ……。これが御石様の起こした奇跡ということなのか……でも、何故か凛子のカットだけあまり崩れない謎。お勧めのカットは、船の予約をする夏海のシーンだ! あと電車の中。記念写真はホラーレベル。 中身は悪くないんですよ。田舎の中学生による、思い立っての集団旅行。視点が面白くて、特に盛り上がるようなものがあるとも思えない東京への旅路でも、ほんとに些細なことから盛り上がれる優香の才能のおかげでなんだか楽しそう。初めて見るフェリーの中でのサプライズの連続なんかは、いかにも子供っぽい様子が実に微笑ましい。ここに来てようやく紗季の引っ越しに関する心情面にもスポットが当たったのはドラマとしても真っ当だし。ここからしっかりハッピーエンドに持って行って欲しいもんだよ。多分、ある程度思い入れを持って見られているんだから、視聴開始時よりもこの作品は好きになっていると思うんだ。ほんと、勿体ないよなぁ…… やっぱり4人が含むところなく和気藹々としているを見るのが一番楽しいです。中の人的にもね。冒頭、ローソンのベンチで相談してるシーンでの、優香の「カカカカカ」っていう笑い声がすごく好き。
流石に軽すぎね? 第7話。いくら町内の祭りレベルだからって……なーんか何の盛り上がりもないままにあっさり終わるんだ。ゆいあずの町内イベントでももう少し頑張ってた気がするぞ。
「みんなで今まで頑張ってきたじゃない」と言われても、頑張ってるところなんて一度も見たことが無いという謎展開。確かに前から優香がちょいちょい「祭りの舞台で」てなことは言ってた気がするけど、いきなりの本番。「本番は今日なのよ」っていう冒頭の台詞でいきなり吹いたわ。そしてどうでもいいことでケンカを始める優香と夏海。いや、確かに言い出しっぺがあの態度はどうかと思うので怒っていいと思うが、出来たらもう少しその怒りは維持して欲しかった。結局何で和解したのかもよく分からんかったし。一応昔なじみの縁で「あいつは昔からそうだったしなぁ、今楽しいのもあいつのおかげだしなぁ」というニュアンスは分かるんだけど、だからってあのダラダラした態度を許したら夏海さんじゃない気がする。そして、結局舞台本番で優香がミス1つせずに綺麗に踊れているという事実も謎である。結局どうなの? 出来る子なの? 駄目な子なの? 何がどう因果関係を持って今回の一連の物語を作っているのかよく分からなかったせいで、すごくとっ散らかったイメージになっている。途中の凛子ママの爆弾発言のところとか、ネタも多く含まれていたと思うんだけど、そういう部分が結局最後には雲散霧消しているという。「実は両親を含めて村の大人達は御石様のことを知っていたのだ!」っていうネタは割と面白いと思うのだが……結局てるてる坊主どまりでしたよ。そういや、てるてる坊主って、髪の毛描くと効果が無いっていう風に記憶してたんだけど、あんな状態で大丈夫だったんだろうか。 結局、今回のお話だと優香のわがままにフォローがなかったので、いい話風に終わったものの優香が株を下げただけ、という勿体ない結果に。凛子あたりは割と順調にプラスポイントを重ねてるはずなんだけど、一人で全部まかなっちゃう優香は、今回みたいに空回りすると損なキャラだ。それに対し、すっかり落ち着いて一人だけ年齢層違うんじゃねぇか、とすら思えるのが紗季だ。女子中学生の着替えシーンを惜しげもなく披露し、夏海からは「エロい」「中学生とは思えない色気」とのコメントを頂きました。いやぁ、紗季さんも言い返したったらいいのに。「あんたも二十歳そこそこには見えないよね(中の人が)」。 あ、でも今回4人のロリキャラが活躍したり、全員揃ってキャラ声歌唱での舞台があったり、中の人ファンとしては充分楽しめてるんですよ。そういえば最近鷲崎のたけちゃんが戸松をtwitter上で褒めてた、っていうのがどこぞで話題になってたけど、流石によく分かってらっしゃる。トップに挙げてるのがノロティっていうのが最高のチョイスだ。戸松キャラから3人挙げろって言われたら、ノロティは確実に入る。あとは……ナギが外せないので、残りはヘディエかなぁ。あ、否定姫も屍鬼の恵もいるのか……繭様はナギと被るから置いとくとしても……(以下寝るまで熟考)
サブタイトルはそういう意味だったのか、第6話。前回は不思議現象が発生しなかったのだが、今回はきっちり起こりましたね。コピーロボットも不思議話の伝統芸であることは藤子先生も証明済みよ。
シナリオラインを見れば、今回も単に「良い話」である。個人的には夏海の弟の大樹君は本当に良くできた小学生だなぁ、っていうのばかりに目がいってましたけど。あのくらいの歳の男の子できちんと家の手伝いが出来るし、少し年の離れたねーちゃん相手に、適当に反抗しながらも素直にいうこと聞いてるんだから、多分まっすぐな子供ですよ。家の中をバスタオル1枚でばたばたしてる女子中学生がいるっていうのもうらやましい話だ!(肉親です) 「大樹! あたしの着替えどこにやったのよ!」って、マジで疑われたら家族会議ものの事態じゃないですか。 どうしても夏海メインだと事件自体は地味になってしまうのだが、今回は分身という見た目にも派手な事件だったし、メインがテニスの試合だったこともあり、画面のクオリティは多分これまでで一番高い。どこぞのテニヌアニメなんかよりもよほどしっかりとテニスの描写が出来ていたし、きびきび動く夏海の活動力もよく出ていた。作画の質も安定していて、なんだかようやくこの作品がやりたかったことを十全に出来たエピソード、という気がする。脚本が高橋龍也、コンテ演出は五十嵐紫樟。しっかり集めればスタッフいるんじゃん。
ダブルオーくっそワロタ第5話。アイドルグループのCD買った女子中学生にダブルオーを渡そうとする店長の男気に感動した。そして、いくら監督と制作被ってるからってこのアニメにガンダム出そうとするのもどうかと思った。いや、改めて見るとちょっとポスター欲しいかな、と思ってしまうのだけども。ユカの家にあれだけ張ってあったらシュールだろうなぁ。ユカ(の中の人)はダブルオーに出てから別にいいのかしら。サキとか凛子のかぁちゃんとセットで、新西暦の物語を紡いでみよう。
さておき、最近、世界観に慣れてきたおかげか、シナリオラインはそんなに気にならなくなってきた。また、今回は初めて御石様が特に何もしなかった回ということで、日常ものとしての女の子達のきゃっきゃうふふでキマシな感じだけを味わうことが出来たのは良かったのかもしれない。凛子はちょっとそっちのけがある子だとは思っていたけど、あそこまではっきりとユカラブだったとは。4人グループなのにはっきり2対2に分かれてるのはどうかと思うけども、この方が関係性は見やすくていいよね。クジラのお話なんかもいかにも凛子らしいエピソードであるし、それにのっかるユカはいつも通りにかっ飛ばしている。凛子・ユカ・サキが小学校の教室に並ぶと、「もう一息でみつどもえになれるぞ!」とか思ってしまうのだが致命的に1人足りないのが残念無念。 ただ、お話はすんなり観られるようになったのに、本当に作画面が残念なのが相変わらず。この作品、なんでこうもキャラ原が落ち着かないんだろう。観るたびに4人の顔が違う気がするし、観るたびにしょうもない部分が際だつし……人手足りてないのかなぁ……同じサンライズでも「男子高校生の日常」はもう少しすっきりしてた(身の丈に合うくらいは)。相変わらず中抜きすっ飛ばしたような妙なシーンがちらほら観られたし、クライマックスになるはずの階段から落ちるシーンなんか、(もちろん演出もあるだろうけど)あのコマ送り描写だと盛り上がりが今ひとつなんだよなぁ。惜しいといえば惜しい作品なんだけども…… 仕方ない、中の人要素で満足しよう。ダブルオーつながりで(?)千和まで登場しており、本気でガンダムが動かせそうな面々。でも、そっちのつながりよりもやっぱり今回はフォーシーズンとスフィアの対応が見どころだろうか。誰が誰にあたる、ということも無いと思うが、「一見すると一番はっちゃけてるけど実は周りを見ている人」って誰だろう。中の人対応で戸松なのか? スフィアの基本動力はやっぱり戸松な気がする。ただ、「そんな戸松を一番観ている人物」っていう設定は流石にないからなぁ。あいなまは立ち位置でいうと逆サイドですし。あかん、こういうのを考えてると、「さっさとアニメ版のスフィアクラブを始めたらいい」と思ってしまう。え? もうある? いや、あんなんじゃなくて。
ハイレベルなスフィアクラブ! 第4話。ようやく、このアニメがスフィアアニメである意味が(ファンにとっては)訪れました。
超常現象アニメとしては定番の現象、入れ替わり。そして、入れ替わるのなら一番ギャップがでかい方が良い。そこで入れ替わるのはユカとサキということになるわけだ。これまでのシナリオでも唯一盛り上がりを作ってくれていたのは狂言回しのユカだったくらいだし、彼女がメインになるのが一番分かりやすく楽しくなるのである。 先に気に入らないことも書いておこう。このアニメ、サンライズ作品のくせして本当に作画が安定しない。今回はやたらと顔が大きく見えるキャラデザだったのは作監の癖と思って諦めるしかないが、どうにも動画がショボいのである。中割すっ飛ばしたような珍妙な動きや、明らかにずれる目線の動かし方など、どうも「今時のアニメ」らしからぬ拙さが目立つ。せっかく色々と宣伝を打って、それなりに売りも多い作品のはずなのに、この制作体勢は本当に勿体ない。たまたま2話とかこの4話が力及ばなかっただけだと思いたいのだが……なんだか一事が万事になりそうで怖い。 で、愚痴った後は楽しかったことだ。もう、とにかくスフィアクラブだ。いや、毎回そうなんだけども、今回は「入れ替わりもの」ということで、中の人らのハイスペックさが存分に堪能出来るようになっている。贅沢をいえばもう少し4人のキャラが固まってからの方がよりギャップが大きくなって面白かったと思うのだが、現時点でもある程度は笑いになっている。中でもメインとなった戸松←→彩陽の入れ替わりは、2人のポテンシャルが遺憾なく発揮されていて耳を疑うレベル。このクオリティで「入れ替わり」が実現するのは、この数年間ずっと一緒に活動を続けてきた4人だからこそ出来る、本当の「物まね」であろう。 声優業界は、その性質柄「物まね」が発生する頻度は多い。「日本三大まねされる声優」といえば「若本・金朋・能登」だと思うが(旧ドラえもんとかもそうだけどさ)、最近だとあいなまも結構な頻度だ。しかし、「戸松のまね」「彩陽のまね」ってのはあんまり無い。そりゃね、物まねするにしても分かりやすい特徴を出すのは難しいからね。しかし、そんな難行も、このメンバーなら無問題。特に、「戸松を演る彩陽」がすごい。笑い方の癖とか、声を引きつらせて裏返すタイミングとか、本当によく心得ている。声質は全然違うのに、一瞬本当に戸松なんじゃないかと思えるという。そして、それを負けじと返してみせる戸松。こちらも、本当によく彩陽のことを観察している。 そして、そんな中の人のネタもひっくるめながら、ちゃんと「演技として」ユカとサキのラインにものっているのは当然のことなのだ。こうした「入れ替わり」が刺激として面白いものになる背景に、「スフィアの面々は役の幅が広い」というのも一要因としてあげられるだろう。このアニメのキャスティングが決まった時に、どのキャラも「まぁ、こういう配置になるのか」と納得したような、そうでもないような印象だったと思うのだが、「このキャラにはこの人!」というどんぴしゃりの当て方が無いのは、ひとえに「誰が誰をやっても成立する」からなのである。仮に今回の放送のように最初から「ユカ=彩陽」「サキ=戸松」でも何の問題も無いし、別に「サキ=あいなま」「ユカ=美奈子」でも問題無く成立していただろう。一番特徴が面倒な凛子役ですら、4人が4人、全員似たような役を経験したことがあるのだ。 スフィアファンならば永久保存版の1話ですよ。まぁ、中の人に興味がない視聴者にどういう風に映ったかは想像も出来ないけど……。個人的には、これを延々実写でやる、という新たなスフィアクラブが見てみたい気もする。15分延々、戸松が彩陽をやる。どうせなら彩陽にはあいなまをやってもらって、あいなまが美奈子をやって、美奈子は戸松をやることになる。最大の難所は、「身長差」。
こんなアニメなのか、第2話。御石様適当すぎだろ。まぁ、空飛ぶクラスの超常現象が可能なんだとしたら、これくらいも出来るんだろうけどなぁ。
なんか、お話としてはプリキュアでありそうな話。くっついてた2人はもう少しでマーブルサンダーが撃てるんじゃなかろうか。いやぁ、お話としてはなかなか滑稽ではあるんだけど、結局この後どこに行きたい作品なんだろうなぁ。 わざわざエントリー立ててまで突っ込み入れるだけで終わらせるつもりは無いのだが、正直、あんまりこの作品にぴんと来ていない自分がいる。元々「スフィアアニメ」として(俺の中では)鳴り物入りで始まった作品なのだが、あのね、なんかね、画作りが適当すぎるのよ。今回はたとえばくっついてる2人と残りの2人が町中で追いかけっこするシーンが割と長々とあったんだけど、全然疾走感が無い。動かしてる意味があんまりない。そして何より、走らせる意味もあんまり無い。くっついてる2人が徐々に仲良くなっていく様子を描きたいんだろう、ということは分かるのだが、あんまり上手いことその辺の段階性が描けてない気がする。技術的にも、走っているキャラクターが背景からぼやっと浮き出しているようなしっくり来ないイメージで、見ていて気持ちよさがない。なんなんだろうね、サンライズ作品ってことで作画状態については心配しないはずだったんだけど……いや、いわゆる「作画」がまずいってわけでもない気がするのだが、なんだか全てのシーンが間延びしているようで、恐ろしくテンポが悪い。2話で、しかも監督自らのコンテ回でこの状態って、大丈夫なんだろうか。 |
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声優のこと全般
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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