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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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チョーさんの校長率が異常な第8話。やまぶき高校校長、時定高校校長、ヒーローアカデミー校長、帝愛グループ地下労働者班長……チョーですなぁ。

 今回も「ベタ」という点ではいつも通りのエピソードではあるのだが、シナリオ・画面ともに珍しく振るわない回だった気がする。期待感が高くてハードルを上げてしまっている部分はあると思うのだが、今期を代表している作品がちょっと気の抜けた話数を作ってしまうというのは、何とも勿体無いところ。

 脚本面については、皆さん大望の(?)折紙サイクロンメインの回。彼が見切れている理由とか、普段はなかなか映らない特徴的なデザインがところ狭しと駆け回る勇姿がようやく見られる……と思いきや、全然そんなことはない。結局、2流ヒーローが本当に2流であることが分かっただけである。そして、そんな彼のヒーロー人生を揺さぶるような悩みが展開され、それがついでにルナティックと絡んだ上で解消されるという、うわべだけを見れば「イイハナシダナー」で終わるいつも通りのものである。ただ、正直言って消化不良な部分が多い。彼が過去に起こしてしまった親友との事件での振る舞いを後悔していることは伝わってくるのだが、それじゃ、なんで折紙さんが最終的にヒーローになっているのかが分からない。

 彼の持つコピー能力は汗を流したり髪が飛んだりする能力よりはよっぽど強いのは分かるのだが、コピー能力だけで荒事に挑めるとはとても思えないし、スポンサーだってブルーローズやスカイハイと比べてしまったら、こんなさえないパンピーまがいの奴に出資する気も起きないようにみえる。いや、むしろ本当に能力がコピーだけだったとしたら、ここまでの数話であれだけの災害現場に挑み続けていた根性は評価すべきであり、実は人間としての素質の段階で100倍パワーの虎徹達と肩を並べられるくらいの実力なんだろうか? 残念ながらシティの人々の反応を見る限りで、そういったポテンシャルは感じられない。はっきり言ってお荷物、広告塔としてもコストパフォーマンスが悪すぎる気がする。ヒーローたる条件が「スポンサーが付くこと」であるならば、折紙の現状がどのように確立されたのかという最も大切な部分が一切語られていないので、1本のストーリーとして消化不良なのだ。

 加えて、彼のお友達も、後悔を引き起こすような「純粋に痛ましい記憶」を演出するには、ちょっとクズ過ぎる。折紙さんがヘタレだったことは認めるが、だからといって、あんな強盗事件にコピーしか能力が無いヘタレが駆け付けたところで大した役にも立つまい。2人で突撃することを提案する時に「俺がサポートするから」っていうのも意味が分からない。どう考えてもお前メインだろうに。お前の能力なら地面の下から悪人をすっころばして、あとは地中に逃げていればおしまいだったろうに。なんで武闘派じゃない折紙を巻き込もうとしたのやら。そして、なんでそんなことで逆恨みしているやら。恨む側、恨まれる側、主要キャラクターの心情が全く追えないおかげで、形の上だけでの「ヒーロー物語」に没入出来なかったのは残念至極。

 そして、そんな消化不良のシナリオを演出するアニメ的な側面も、今回はなんだかショボい。作画枚数が足りてないのが丸わかりで、例えば校長先生が虎徹に抱きつくシーンや、虎鉄がたすきを外そうとワタワタするシーンなんかは動きがカクカクしてて見づらいし、CG画面ではルナティックと虎徹が交錯して殴り合う大事なシーンが、重みが乗っていないせいで決定力に欠ける。CG作画はどうしても中身を伴わない印象になりがちなのだが、この作品は手描きとのバランスやCG自体の細かさでそのあたりを補っていた。しかし、今回は手描き部分との境目もどこかちぐはぐで、実感を伴わないCGのデメリットばかりが浮いてしまっているように見えた。やはり、これまで維持されてきたクオリティを保つのは、なかなか大変な作業だったようである。

 以上、種々の理由で今ひとつ乗り切れなかった今回であるが、一応この作品のメインテーマである虎徹とバーナビーの関係性の進展については、なかなか順調。気づいたら「バニー」って呼び方についても何も言わなくなってるんだよね。「Let’s Believe」という言葉の使い方もなかなか上手い(まぁ、ヒーローの人気復興イベントに「Let’s Believe」っていうたすきを持ち出す時点でどうかとは思うけど)。ただ、友情確認イベントについても、ワンエピソードの中に折紙と虎徹が「友達を相手の攻撃から庇う」という同じ行為で表現しようとしていたのは、流石に手抜きが過ぎる気もしたんだけどね。そうでもしないと偏屈なバーナビーには伝わらなかった、ってことなのかねぇ。「ファイヤーエンブレムすら凌駕する恐ろしき青い炎」のはずが、今回は割とあっさり虎徹さんが堪えちゃったよね。ルナティックが見かけ倒しなのか、それとも虎鉄が無闇に頑丈なのか。どっちだ。

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齋藤さんウザ過ぎワロタ第7話。今回はあんまり茶化す要素が無かったんだが、それでもきちんと持っていくところを持って行っているのが本当に素敵だと思います。

 これまで個人的な活動のみでウロボロスの足跡を追い続けていたバーナビーだったが、前回の騒ぎの最後に貴重な手がかりを目の前で殺されてしまい、普段では見せない表情を見せる。「ウロボロス」「組織」「殺された良心」。普段あまりプライベートな部分を見せない彼が、怒りにまかせて全てを洗いざらい虎徹とネイサンにぶちまけてしまった。これにより、過去の事件を探り当てた虎徹たちは、バーナビーの背負った過去を理解することになる。

 あまりのことに心神喪失状態のバーナビーはしばらくリタイアし、その間の虎徹はブルーローズとのバイトなどもこなしつつ、バーナビーの過去の裏を固め、パートナーへの理解を深める。普段ならば彼が休んでいたことを問いただしたり、再び現れた時点で気まずくなったりしそうなところだが、彼の心情を理解した虎徹がさりげなくバーナビーの帰還をサポートしたことで、二人の協力体制は自然により強固なものとなった。今回一番嬉しかったのは虎徹のいかにも年長者らしい配慮が随所に見られたところで、例えば失踪したバーナビーを社長が愚痴ったところでは、さりげなく彼の話題を逸らし、自分自身に社長の非難が向くように誘導していたし、ネイサンが漏らした疑問にも、バーナビーの身を気遣ったコメントを残している。そして何より、戻ってきた彼に対し、特に気まずさや責める態度を見せずに、あくまで普段通りの虎徹として接してくれた。

 これまでと二人の関係性が変質していた理由は、ずっとたしなめる側に回っていたはずのバーナビーが、若さ故、その生い立ち故に完全に取り乱して前が見えなくなってしまったこと。おかげで初めて虎徹が「年長者としての配慮」を見せることが出来るようになっていて、「若者を気遣うおっさんの優しさ」が確認出来た。ビルの上で自然と語らう二人の間には、初期の頃のようなぎくしゃくした空気はなく、デリケートな問題に触れているにも関わらず、虎鉄は余裕を持ってバーナビーと接し、彼が望んでいるであろう、ベストの対応をして見せた。こうなると虎鉄は格好良いのである(ブルーローズが惚れるのも分かるってもんだ!)。遠くを見据えながら腰に手を当てて並ぶ二人の背中は、以前と比べてどこか近しさが感じられる、何とも感慨深い画面である。

 しかし、そんな二人の関係性の向上、バーナビーのモチベーションの復帰をぶち壊すかのように現れるのが、謎のNEXT、ルナティックである。狂気の名を持つ凶悪な怪人は、ヒーローたちが取り囲む教会を遠距離から壊滅させて犯罪組織をたたきつぶし、更に追いすがるバーナビーと虎鉄を易々と振り切ってしまった。ファイヤーエンブレム以上の火力を持ち、スカイハイを越える飛行能力、バーナビーを吹き飛ばすパワーを備えた最強のネクストは、「自分がしていることが真の正義である」と言い残して闇夜に消えてしまった。彼の巨悪としての存在感は抜群で、今回のミッション中、バーナビーは直接対決でのされたことで「ポイントを稼ぐ」「長年追い続けてきた仇敵を駆逐する」という2つの目標を叩き崩され、虎徹も目の前で凶悪犯が命を落としてしまい、「市民の安全を守る」という彼の目標を打ち砕かれた。2つの方向から、TIGER&BUNNYコンビを打ち負かしてしまったのである。

 ルナティックの強さは画面にも存分に表れており、バーナビーとの空中での死闘はこの作品ならではのダイナミックさと流麗さを持ったバトルシーンとして描かれていたし、虎徹の前に立ちはだかった時にも、この街のシンボルである巨大な女神像をバックに、居丈高に立ちふさがった。そして、その中にいるのは、なんと司法の番人たる裁判官だってんだからたまったもんじゃない。「正義よりも強い正義」。ヒーロー達は悪との戦いには慣れているだろうが、自らを正義と歌う「越法規」との対峙の経験は無かろう。ウロボロスという組織との関係も気になるところだが、とにかくヒーロー達は共通の目標として、今後も厳然と立ちはだかってくれそうである。

 しかし、バーナビーが復帰するきっかけを作ってくれたあの社長って誰だっけ……すごく憶測なんだけど、なんか怪しく見えるのは気のせいか?

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齋藤さんが絡んでくるといちいち字幕追わなきゃいけないから面倒臭い第6話。もう、「トリコ」のメルクみたいに首元にずっとマイクつけとけよ。

 少しずつ回り始めた大きな物語。虎徹とバーナビーの関係性は本当に相変わらずなままだが、ようやくバーナビーが自分の過去のしがらみを表に出し、それを「お節介焼き」の虎徹が知るところになった。次回以降、彼の暗い過去がどのように巨悪に絡んでいくのか、気になるところだ。

 3話で登場した例のアイツは残念ながら下っ端だったらしく、特にしゃべることも無しに瞬殺。おかげで彼の行動目的もよく分かんないまんまである。最後に登場した怪しいネクストが囚人殺害のホンボシのようであるが、1話で捕まったどうでもいい連中をわざわざ殺しに来た理由は完全に不明。また、黒人さんの方がディレクターを狙いに来た意味もよく分からない。虎徹とバーナビーは声を揃えて「あの爆弾事件の時に顔を見られたからその口封じのためだ」と推理していたが、爆弾設置なんて細かい犯罪の隠蔽のために、逃げも隠れもしない巨大重機による襲撃事件を起こしてしまっては本末転倒だろう。本当に目撃者を恐れていたのなら、虎鉄の素性(つまり一筋縄ではいかないヒーローであること)は知っていたはずだし、もっと静かに潜伏することを選んだ方がよっぽどお利口。ディレクターたちまで狙ってアクションを大きくしてしまっては、この世界では「ヒーローの集団に是非ともボコって欲しい」と言っているようなもんだ。本当はもっと別の目的があったのかもしれないが、そこが分からないままになってしまったのはどうにもモヤモヤするのである。

 そして、そんなよく分からない襲撃者とドンパチをやる兼ね合いで今回引きずり出されたのがファイアーエンブレムだったわけだが、残念ながら、ブルーローズのような「お当番回」という雰囲気ではなく、あまり活躍を見せることが出来なかった。オネェキャラとしての濃さは多少補強されたかもしれないが、「炎を操れる」という能力を持つエース級の能力者のはずが、単なる機械にも負けてしまう大したことない奴という烙印を押され、特に炎の能力も有効活用出来ず、あげく、最後に登場した敵キャラと能力被りまでしている始末。見た目にインパクトの大きいキャラなのに、格好良い見せ方が出来ないのは残念である。一瞬だけ口調が男に戻ったときとかは面白かったんだけどねー。

 あと、地味によく分からんかったのは、最後に黒人さんが人質を取ったシーンで、「手を挙げろ」っていうのは分かるんだけど、なんで「マスクを取れ」だったんだろう。一般市民ってバーナビー以外にはみんな素顔は知らないんだっけ? それで顔が拝みたかったとか? よく分からんなぁ。

 ま、細かいところは謎とか粗がある気もするけど、相変わらずの王道展開的な謎の男登場シーンはなかなかの迫力だし、何より虎徹さんが可愛いから、それだけで満足することにしよう。ファイアーエンブレムの活躍は、また次の機会にでも。……あるんかなぁ。あと、虎徹さんがちゃんと次回予告できる日も……くるんかなぁ。

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 明るい馬鹿が好き、第5話。これだけ犯罪が起こってる作品にいうのもなんだけどさぁ、この世界、ほんとに平和だよね。

 バーナビーの誕生日プレゼント、というのがテーマだった今回、少しずつ仲の良さが明示的になってきていた虎徹達のパートナーシップが確認出来るようになるのかと思ったら、いつもに増してぎくしゃくしっぱなしでした。ただ、見たところバーナビーの方はまだ当初のスタイルを保って虎鉄の好意(おせっかい)を色々と拒絶してはいるのだが、虎鉄の方はバーナビーとの絡みをあんまり気にしなくなってきましたね。「ちゃんと飯くってる?」って聞いてるのも多分スポンサーの意志じゃなくて単なるお節介なんだろうし、バースデーサプライズをやろうっていう発想も、勘違いとはいえ純粋な好意からの行動。出会った直後の2人だったら、絶対にこんなことにはならなかったはずだ。結局、損得以外で動くことが多い虎徹の方が、デコボココンビであることに先に慣れてしまったってことだね。こちらとしても、あんまりうじうじした虎徹は見たくないので、そっちの方が助かります。

 その上で、今回一番盛り上がったのは、なんと言っても他のヒーローと虎徹のアホコントである。ほんと、この作品はどっかで見たことがある展開しかないんだけど、個々のキャラクターはパッと見格好良いアメコミ風の外見してるおかげで、ベタなコントシチュエーションでもなんだか面白い。カリーナは目立った活躍を見せた前回のおかげでキャラが固まり、自然な仕草も色々と可愛く見えるようになったし、オチ担当の牛角さんもおいしい。そしてなんと言っても、スカイハイの突き抜けたアホっぷり。元々「天然が売り」と紹介されていたナンバーワンヒーローだが、オフの時のどうしようもなさはギャグを通り越して萌えだ。あんな濃い顔のイケメンが仕事帰りの自宅で必死に馬鹿馬鹿しい脚本を覚えようと努力していたことを想像すると、あまりの間抜けさと人の良さにあきれ果ててしまう(あ、でも変身前はあの口癖は出ないんだね)。ほんと、いい職場だなー。「ライバルなんだから」って言ってたけど、あんまり険悪な雰囲気ないしなぁ。

 最終的には、お約束な展開から友情パワーを高めつつ、怪しげな敵キャラの顔見せで締め。まだまだヒーローチームの紹介エピソードの色合いが強かったわけだが、そろそろストーリーも回り始めるかな? 今回はちょっと作画面で勿体ない部分が多かったので、今後はしっかりとCGで無い場面の作画にも力を入れて笑かしてほしいものである。いや、今週も充分笑いましたけども。

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「ベタ」のポジティブ置換語が「王道」だということに最近気づいた第4話。なんだろね、一から十まで全部予定通りの進行しかしてないのに、不思議と見入っちゃう何かがあるんだよなぁ。

 今回の主役はブルーローズことカリーナちゃん。これまでスポットが当たっていた虎徹とバーナビーの2人とはまた違った視点から「ヒーローとは何か」というテーマを見るためのキャラクターである。単純馬鹿で小さい頃憧れたシンプルなヒーロー像を貫き通す虎徹と、多少のわだかまりもありつつ、それでも見せる職業であるヒーローにこだわりをもつバーナビーは、スタンスこそ違えど、自分がヒーローであることに一切の疑念が無い。これまでのストーリーは、そうしたむさ苦しい男共が「どうしたら理想のヒーローになれるか」を考えるシナリオだ。だが、今回メインを張ったカリーナの場合、ヒーローをやっているのは副次的な目的である。最終的には生涯の夢である歌い手になるため、その足がかりとしてのヒーローである。そして、そんな「半端な気持ち」を起点とすることで、ヒーローとしての「芽吹き」を描くことになる。その描写事態は本当に陳腐極まりないものなのだが、男共との対比がちゃんと出来ているので、見終わった後には「今日も良いものを見た」という気持ちになれるのだ。不思議なものである。

 今回嬉しかったのは、メインの視点が小娘だったおかげか、虎徹が今までよりもグッと格好良く描かれていたこと。いつもよりも多少シュッとしたデザインになっていた気がするし(作監の癖かもしれないけど)、女子高生を相手にも真面目に対話して、決して子供扱いしない態度は、バーナビーなんかよりもよほどジェントルマンの風格が漂っている。いつも通りのさえないおっさんとしての虎徹も好きだけど、たまにはこういう「オトナの余裕」みたいなものを見せてくれるのも良いものです。そんな格好良い虎徹に引っ張られたせいか、バーナビーは早くもデレ気味。二人の間でかわされるやりとりが、素直じゃないながらもスムースになってきているのは、前回から引き続いて、見ていて楽しい部分だと思います。

 最終的に、カリーナはヒーローを続けることになるわけで、彼女のお父さんからするとちょっぴり可哀想ではあるんですが、ちゃんと夢を持つ娘を見守れるだけの器があるお父さんみたいなので、今後の美少女ヒーローがどうなるのか、静かに見守っていて欲しいものです。ちなみに、視聴時に「私がなりたいのは歌手で、ヒーローなんかやりたくなかった」っていう主張の「ヒーロー」の部分を「声優」に置き換えて「あー、こういう奴もいるんだろうなー、具体的に誰とは言わないけどなー」なんて無意味な夢想をしていました。深い意味はありません。

 ブルーローズの中の人的には、歌キャスも出来るのは良いことですからね。最近色んな作品で見るようになったけど、まだまだ要精進ですぜ。「私のホールはとってもコールド」っていう台詞を、いっぺんマジで言ってみて欲しい。

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突っ込みどころが少なくて、逆に面倒な第3話。どうやらこの作品は評判が良いようで、私も毎回楽しく見せてもらっているんですが、あまりにシナリオラインがまっすぐなので、逆にいじりにくいのですよね。

 1話では数々のヒーローが登場し、その連中が毎回ちょこっとずつは見せ場を用意しているおかげで(見切れてる人とか)、多様性があるように見えるこの作品なのだが、実はその中身のほとんどは虎徹とバーナビーの絡みに費やされた、純正の友情物語。本当に対立するために対立しているようにしか見えない水と油の2人が、この後仲良く喧嘩しながらチームとして成熟していくんだろうなぁ、というのは現時点から既に予想出来る部分で、そうした「予想される展開」を適当に追いかけて色々想像するだけでも、楽しめてしまえるのである。

 毎回CGを多用したグラフィック面が見事なのは言わずもがなだが、サブキャラも含めた各キャラクターたちが確実に与えられた仕事を遂行しているので本当に見やすいし、1話1話の起承転結も本当に綺麗。おかげで毎話見終わった後に何一つ引っかからない。質がよいからこその贅沢な悩みであるなぁ。

 3話目で上手いと思ったのは、相変わらず「右か左か」なんてどうでもいいレベルで喧嘩をしていた2人が、さりげなく互いの理解を深めていることが分かる描写の深度。特に、爆弾の存在に気づいた虎徹が真っ先に駆けだしたシーンで、バーナビーは虎鉄の行動の意味を真っ先に理解し、その上で彼の後を追うようなことはせずに、避難民の誘導という「自分にしか出来ない仕事」をすぐに実行に移した。シミュレーターの時にはあれだけ揉めていたというのに、虎鉄の言葉通り、「実戦で本気が出る」タイプのコンビネーションだ。なんだかんだで少しずつ虎徹のことを理解し始めた証拠である。他方、虎鉄の方は相変わらず適当極まりない対応をするわけだが、エレベーターの上の一幕でようやくバーナビーの中にあるヒーローとしての心根に理解を寄せた。こういう、さりげない「男同士の友情」みたいな部分ってのは、見ていて気持ちが良いものです。最近だと「HEROMAN」のジョーイとウィルの関係性とかが好きだったんだけど、あっちは全然注目されなかったなぁ。

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