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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 俺たちの戦いは……最終話!! 200%続編があるって確信できる作品って強いからいいよね。

 正直いうと、油断してましたね。先週時点ではあと1話で終わるなんて全く思ってなくて、録画記録の【終】の文字を見て、「え?……あ、12話目……」ってなった。放送スケジュールが無茶苦茶になったもんだから他のアニメが新番チェック走ったり3話目だったりするのに終わるのが悪いのよう。

 そんなわけで、全く先週時点で身構えてなかった突然の終わり。いや、ちゃんと決勝が始まるって言ってんだから全くもってフェアな最終回なのだが、気持ちが準備できてなかったもんだから「あと30分で最終回っぽくなるの?」と不安な気持ちで見守っていたのですが、無事に最終回になりましたな。雪の屋外、ラブライブの天王山。そこにはスノーなハレーションも待ち受ける伝統の舞台。幸い今年は猛吹雪でステージにすらたどり着けないなんてトンチキなハプニングもなく、せいぜいかのんがステージの場所を勘違いしてデスボイスみたいな声をあげた程度である。本番直前までどんなステージでやるか分からないアイドルってとんでもねぇ博打な気もするのだが、彼女らは一瞬で順応できるから強いですね。もしかしてクラスメイトたちにステージの寸法とか全部オーダーしてたんでしょうか(現実的に考えるなら、クラスメイトが体育館のステージサイズに合わせてデザインしたんだろうけども)。まさに「学校の名前を背負って」挑んだ最終戦。結果はあと一歩のところで届かなかったわけだが、冷静に考えりゃ東京ブロックで2位っていうだけで大したもんである。SELECTION PROJECTならライバルが辞退して繰り上げ当選できる位置ですからね。

 考えてみりゃ、これまで諸先輩がたが臆面もなくトップを取り続けてたことの方が異常事態なんですよね。μ’sにしろAqoursにしろ、どこにそんなカリスマがあるんや、っていうことを示す前にトップを取っていた。Liella!に関しては残念ながらそこまでの神通力は溜まっていなかったということだが、逆にこれで2期のはっきりした目標ができたわけで、先まで見据えたクレバーなシナリオ展開だったとも言えるだろう。負けたからってそこまでネガティブになる要素もなくなったので、あとはじっくり来年に目標修正して戦力を高めていけばいいだけなのだから。まぁ、余裕ができた理由が「レンの親父がよりを戻したそうにこちらを見ている」なのはどうかと思うが……葉月家の花澤メイド、ちゃんと一度は解雇されてたっていう事実が判明してちょっと切なくなった。レンちゃんはこの数ヶ月くらいは必死に自炊したり、自宅でプチトマト育てようとしてたんでしょうかね……。

 ちゃんと12話やったはずなのに、なんだかまだまだ物足りないと思っちゃうくらいにはずっと見守りたいグループ。出来ることなら早めの帰還をお願いしたいね。

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 な? 嵐千砂都だろ? 第11話。かのちーこそが至高にして嗜好である。「恐怖を乗り越えた澁谷かのん」が爆誕し、これによりラブライブ主人公最強伝説は続いていく。

 追い飯のごとくじゃぶじゃぶと継ぎ足されるかのちー成分。やはり幼馴染最強伝説は揺るぎないものであるが、今作はユニットの人数が少ないこともあって、より真剣に「チーム内での1人1人の役割」というものにスポットが当たっている。今回でいうとまぁ、「レンの機械音痴ポンコツ阿呆」みたいな要素も大事なポジショニングではあるのだが(もしかしてあのコンテンツに興味があるっていうのも伏線でしょうか?)、今回は「ただ群がるだけじゃない、1つ1つの個性をぶつけ合い、磨くことこそがLiella!である」というちーちゃんの信念が伝わってくるお話だった。

 案外賛否両論あるかもしれないんだよね。今回のちーちゃんの動きを見ると、「少しかのんに頼り過ぎだし、せっかく仲間だって言ってるのに突き放すのひどくない?」という見方も(かなり無茶だが)出来なくもない。一から十まで全部「足りない部分はチームで補い合えばいいじゃない」というだけの関係性なら、今回のかのんの問題だって、「別にソロで歌おうとも隣にはみんながいるから大丈夫だよ!」ってんでもそれらしい解決にはなったのだ。しかし、残念ながら嵐千砂都はそれでは納得しない。彼女が求めているのは最高のLiella!であり、最高の澁谷かのんなのだ。「もしかしたら、ひょっとしたら、万に一つ、彼女が声を出せなくなるかもしれない」なんて懸念を抱えた状態で彼女の隣に立つ気は無いのだ。だからこそ、周りの連中とこっそりディスカッションを重ね、チームの総意としてのかのんソロ歌唱作戦。もちろん、念には念を入れての措置ということだったので、かのんはそれをきちんと乗り越えてみせた。嵐千砂都は博打に勝ったのである。

 「リエラのうた」のコーナーがあることからも分かるが、Liella!は先輩ユニットに比べてソロでのピックアップも多い印象。それこそが「個と個がぶつかりあってこそのチーム」という方向性の表れ。もちろんそのリーダーたるかのんのソロ歌唱にブレはないし、「この力をもってすれば、ラブライブなにするものぞ」という説得力も増している。あとはただ、約束された天下を抱くだけである。どうせだったら、同じようにして「ちーちゃんのソロダンス回」とかがあってもいいなぁ。今期は無理だろうから2期目あたりで。

 

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 最近の翻訳アプリの性能はすげぇな、第10話。あの状況ですぐに起動して対応できたってことは、常に中国語翻訳が必要な状態でスマホがセッティングされてたってことなんだよな。さすがショービジネスの世界で生きてきた女は違うぜ……。

 色々と納得感の強い、印象深いお話。まず、「なるほど、5人のチームで構成されたアニメはこういう進み方があるのね」という納得が1つ。9人チームよりも1人1人に筆を割く時間が多く取れるというのは想定していた部分だが、その掘り下げ方として、今回のように1対1の関係性をしっかり刻んでいくというのはとてもありがたい進行だ。やはり関係性を重視したい青春友情活劇の中では、こうして固定されたメンバー間の感情のやりとりを見るのが最大の楽しみと言えるだろう。すでにかのんを中心としたやりとり(かのん×可可、かのん×ちーちゃん)あたりは描かれているので、今度はその脇同士でのやりとりということになってくる。メンバー全員の組み合わせは10通り、それだけでも1クール分の内容があるってことだからね。

 そして、今回選ばれたカップリング(あえてこの呼び方にしようね)はすみれ×可可という、ここまで正直「なんでこうなってるんだろ?」と不安定だった部分であり、ここにきてがっつりと楔を打ち込むことで基礎部分の安定を図っている。このチョイスも実に理にかなっており、チーム内でのヒエラルキーを再確認する意味もあるし、そうして作られた関係性を脱却し、新たな一歩を踏み出したことが一番はっきり見える組み合わせでもあっただろう。ここですみれがステップアップすることでLiella!全体の地力が底上げされるというのは、今後ラブライブの全国レベルでの戦いを勝ち抜く上では必須の行程だったのではなかろうか。

 可可とすみれ、この2人の人間性から見ていっても面白い。まずは当然、今回文字通りの「センター」となったすみれ。彼女は元々「自分がセンター!」と叫んでいたはずの人間なのに、気づけば脇のポジションに甘んじており、そのことに不平不満を漏らさない。挙句他のメンバーからは「引っ張り上げようとすると遠慮するんだよね」みたいなところまでがっつり看破されてしまっており、虚勢の裏にある自信の無さも見切られてしまっていた。彼女の「サブキャラ根性」みたいなものは長年の「ショービジネスの世界」で培われたものであり、払拭するまでにはかなりの荒療治を必要としたが、そこで今まで犬猿の仲だった可可が自発的に動き出したわけだ。可可は何よりもラブライブを神聖視しており、そこで勝ち残るために手段を選んでいられないことを一番理解している。だからこそ、個人的な好き嫌いなど無視して、すみれの改造手術に着手したのであろう。ちなみに、「なんで可可はそこまですみれのことを下に見てたの?」という疑問が前からあったわけだが、おそらく今回露呈した彼女の自信の無さについて、可可はすでに読みきっていたのであろう。「口では大きなことを言いながら、結局怖気付いて前に出てきやしねぇ、こんな輩じゃラブライブに通用しないデス」ってなもんで。そう考えると、彼女が跳ねっ返り精神の強そうなすみれを徹底的に叩いて、浮き上がるのを待とうとしていた姿勢はこれまでずっと継続していたと見ることができるのではなかろうか。

 そしてそんな可可も、どうやら国の家族との秘密の約束があったらしい。留学やら転校やらとラブライブにはつきものの問題だが、今回は「帰国」。うーむ、こればっかりはご家庭の事情もあるだろうしなぁ……しかし、そんな可可の秘密がすみれにだけ漏れてしまい、一種の共犯関係になってしまったというのは気になるところだ。チーム全体のことを考えると可可の秘密は明かした方がいいのか、それとも彼女のいうように「気にしないように黙っている」方がいいのか。その決定権はすみれに委ねられた。クライマックスまでにこの2人の間ではもう一回くらい対決の必要がありそう。

 なんにせよ、感情の坩堝が増えていくに越したことはない。さて、次はどこにラインができる?

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 「円環乙女」は流石に問題がすぎる、第9話。トップアイドルになる前に概念になってしまう可能性があるのよ。「人々に夢を与え続けるアイドルは、人々から消費され続ける存在。その成れの果てに人々を喰らう魔女になるんだ」。

 さておき名付け回。振り返ってみれば先達たちも名付け回ってのは結構印象的なエピソードが多かった気がする。ラブライブプロジェクトは公募からユニット名を決めるのが伝統なので、他のアイドルグループに比べると名前に対するこだわりがひときわ強いのかもしれない。今回もきちんと納得できるところに落とし込めたし、μ’sAqoursと並んでも遜色無い存在感を持たせられたんじゃなかろうか。そして何より、今後ちゃんとユニット名で彼女たちを呼ぶことが出来るようになったのが助かります。お気づきの方もいるかもしれないが、まだユニット名が決まってなかったので文中で「彼女たち」を総称する手段が無くて結構不自由してたのよね。

 前回までのお話がなんかもやっとする展開だったってのはどうやら視聴者の大半が感じていた部分のようで、ラブライブ名物の「なんかトラブルがもっさりしてて釈然としない回」だったのは事実のようだ。初代の留学云々、そしてサンシャインでは割といろんなところ。そうした「ちょっと強引すぎる展開」ではあったかもしれないが、全てはレンを加入させて5人体制になるための通過儀礼。無事に全員が出揃ったことで改めてメンバー間の関係性が描かれ、またドタバタと楽しいシーンが戻ってきた。レンがこのメンバー内でどのような立ち位置になるかは不安なところもあったのだが、どうやら「極度のお嬢」設定がポンコツ部分として押されていくようだ。いきなりリモート接続を多用し始めたり時代に即したシーンが多くなった中、「PCが何もしていないのに壊れました」とか言い出しそうなレンはそれだけで個性になるってのも時代の流れ。でもまぁ、一応Zoom(みたいな何か)に音声だけの接続はできてるんだよな。あれってスマホからの接続なのかしらね。ちゃんと背景とかでそれぞれの個性が出ているあたり、本当に「今風」の女子高生描写になっている。

 そのほかにも5人の立ち位置が色々と更新されており、あまり抜けが無いと思われていたちーちゃんも「極度の丸フェチ」という「そういやそんな設定あったな」という部分がクローズアップされてちょっとにぎやかな要素をプラス。「すべては丸から始まる」という彼女の理論、人類史で考えると結構深いことを言っているはずなのだが、まぁ、見た感じは「単に丸いものってかわいいじゃん」というところからスタートしてるだけだろうからあんまり掘り下げる部分ではないだろう。ただ、彼女の真面目な性格を考えると、「丸は素晴らしいものだ。しかし、何故こんなにも素晴らしいと感じるのだろう」という部分から「円と人類の歴史」とかはちゃんと履修してそうな気もするけど。

 ギャグメインのエピソードになれば各人がこぞってポンコツアピールを始めるわけだが、そんな中でも役割は明確に。5人だけなので分担はわかりやすく、作詞のかのん、作曲のレン、ダンスのちーちゃんに衣装・コンセプトの可可。そしてグソクムシのヘアンナ……。なんか1人おかしい奴がおる。ただ、このユニットって今回のお話を見てわかる通りに、ベースが「かのん支持者」によって成立してるのよね。可可は言わずもがなだし、ちーちゃんの偏執もすでに明かされた通り。この2人は強烈な「かのん信者」であり、そんな2人に押されるようにして、レンも前回のエピソードを受けてかのんに頭が上がらないだろう。そうなると今回のように「全部かのんに押し付けて負担をかけてしまう」という歪な関係性になってしまうリスクがあり、そこを中和してくれる可能性があるのは我らが平安名すみれさんだけなのである。なんとか可可からの冷遇を改善し、もうちょいグループ内での地位を高めてほしいところ。まずはギャラクシーを封印するところから始めてはどうだろう(流石に使いすぎだと思うの)。

 まぁ、何はともあれ準備が整い、この世界のシンボルである「ラブライブ」というタームにたどり着いた。どうせ2期とかがあるだろうから慌てる必要もないが、今期のお話のラストにLiella!がどこまでたどり着けるのか、要注目だ。

 

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 銀河の歌姫みたいな声した母ちゃんだったな、第8話。それでもスクールアイドルとして大成できんかったんか……って思ったけど、よく聞いたら「スクールアイドルなんて言葉ができるよりも昔」って、そりゃハードル高いわ。

 さて、前回「どういう設定なんや?」という疑問がたくさん湧いてしまったわけだが、解決した部分もあり、ますますもやっとした部分もあり。一応、この学校が新設ほやほやだということは確認できた。そうか、だから1年生しかいなくて全校集会もあの程度の人数なわけね。見た感じ、音楽科が2クラス、普通科が1クラスと言ったところだろうか。だからこその歪な生徒会長選挙があり、現在の状況にいたると。……うーむ、まぁ、学校の様子はいいとして、分からんのは葉月家の財政なんだよな……親父は「仕事があるからって海外に行ってしまった」とのことだが、それって別れたってことでいいのかしら? 嫁が「自分が通ってた学校が廃校になっちゃったから、同じ土地を使って新しい学校作ってリベンジしたいの」って言い始めたら、まぁ本業と全然関係ないならちょっと困るかもしれない。共働きで2人とも「学校の創設」が容易にできるくらいの資産家だというのなら問題ないのだが、少なくとも現状を見るに奥さん1人だけでは運営をまかなえなかったということになり、そうなると旦那の方にも負担はかかったはず。そうなると、現時点でも綱渡りみたいな状態で運営してるならちょっと責任が重いかな……。

 ただ、そのあたりもまだよく分かってない要素が多く、あくまで財政がきついのは「葉月家の問題」である。理事長があんだけヘラヘラしてることを考えれば、学校自体はもう葉月家の手を離れ、しかるべき運営組織が構成されてきっちり回っているのだろう。まぁ、まだ1年目なので来年以降どうなるかは分からないが、冷静に考えて日本国内に新設校を設けるに際し、「1年目で無理だからどうにかなっちゃうかも」くらいの資産状況で認可が降りるわけがないのだ。きっとレンが心配しているのは自分ちとメイドのことだけという理解でいいのだろう。ほんならまぁ、スクールアイドルでもなんでも好きにやらせたらええやんけ、という話。

 あんだけ必死にスクールアイドル活動に反対していた部分の理由もちょっと弱くて、単なる勘違いでした、以上に想像力が足りてない気がするんだよな。「母がスクールアイドル活動をやっていた」って事実は知ってたわけで、もしそれが後悔の種だったのだとしたら、娘に伝える情報はもっと変わっていたはず。情報が出てこなくて不安になるのは分かるが、それをネガティブな意味で解釈しちゃったのは単なる粗忽者である。そして、そんなレンの粗忽に振り回されたかれんたちは災難であった。まぁ、結果オーライということで「5人目」にカウントされたわけだが……どうにもちーちゃんの加入イベントが劇的だったもんで、やっぱり今回の握手は物足りない部分はあるな。一応、個人としての和解以上に「音楽科と普通科の和平」の意味合いが強い加入だからなぁ。事情がよく分かってない一般生徒、全校集会のあのくだりはどんな気持ちで見てたんやろうなぁ……。

 とりあえずこれで、ラブライブ史上4人目となる生徒会長アイドルの誕生である。これまでの歴史を振り返ると、「賢い可愛い・バレエの名手」絢瀬絵里、「ブッブーですわ・妹大好き」黒澤ダイヤ、「単体アイドルとしてトップクラス・仮面の生徒会長」優木せつ菜、そして新たに「フィギュアスケートやってたらしい・親子2代でアイドル」葉月恋が加わった。…………一人おかしな奴がおらんか? やっぱりえりちがナンバーワンやね(誰か談)。

 

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 しいたけの転生ワロタ、第7話。「なんやこの不細工な犬、しいたけの方がずっとかわいいやんけ」って思って確認したけど、しいたけも割とブサイクだった……。今んところ麦穂あんなの転生先で可愛いのはアルパカかはんぺんの2択(今作はフクロウだけでよかったのでは?)

 最後の一人のエピソードに入って重要な局面なはずなのに、お話のつくりは相当トンチキ。ちーちゃんが加入できて全体的に気が緩んでいるのか、今まで貯めてきたポンコツ要素を一気に吐き出したようなお話になっている(心なしかキャラ作画も普段よりだいぶユルい)。まぁ、可可とヘアンナをツッコミ無しで放置し続けるとこうなるってことなのだろうが……なんか、この4人の関係性もよく分からんよな。可可がかのんのことを盲信しているのはいいとして、なんでヘアンナはあんなに冷遇されるんだろう。ウザいからか。まぁ、ウザいな。ちーちゃんまでそのノリで冷たくせんでもいい気もするのだが……まぁ、多分「叩いてもへこたれないし、叩かないとウザいからこれくらい」みたいな関係性が成立してるんだろう。一歩間違えばいじめに発展するやつだ。こうしてみるとやっぱりリーダー(仮)の安全弁としてのスタンスはこれまでのグループとは一線を画すよなぁ。グイグイ前に出て引っ張るタイプじゃなくて、本人曰く「目立たない」タイプなので調整に回る役の主人公、まぁ、このメンバーじゃしょうがないかぁ。

 というわけですっかり野放図になってしまった4人組。これをシメるために必要なのは常識人寄りの5人目……のはずなのだが……この最後の加入劇がまた一悶着ありそうでなぁ……いや、これまでの過程を考えるならよっぽど劇的な事件でもない限りは加入に至らないのは間違い無いので、大事件が起こって欲しいのは事実なのだが、そのための準備段階として、もう敵対構図があまりにはっきりしてしまったのがな。こんだけ意見を異にして、8話目での加入になるならもう、それって5人目っていうか「追加戦士」の枠じゃんね(最近は追加戦士の登場も早く、確認したら最速は9話加入のスタニンジャーらしい)。本当に1つのチームになれるのかどうかは甚だ不安ではあるのだが……。

 そのための「大事件」が……えぇぇ、また経済的な問題かよぉ……。すげぇな、世の中ではいったいどれほどの私立高校が廃校の危機を迎えているというのだろうか。まぁ、今回はまだ廃校とは明言されていないものの、「学校経営ってしんどいんですわー」というのはラブライブ世界ではまさに常套句。しかしこの学校、どういう状態なのか全く分からんな。そもそもなんで「初代」生徒会長だったん? 創立者が葉月のおかんで、その人がすでに亡くなってるってことはそれなりに創立からは時代を経ているということなのではないんか? そして母親の死後、葉月家はどういう状態で運営されてきたんや? 娘一人で大豪邸に住んでて、親戚連中とかは何も言わないの? 財務整理が終わった時点で普通は今後の生活に支障が出ない程度のプランができると思うのだが……流石に高校1年生の一人娘が学園運営の重荷を背負う必要もないだろうし、普通に学校には学園長みたいな朴璐美ボイスのおばちゃんがいたし……流石に葉月に今後の全てが委ねられてるってことはないと思うのだが……まぁ、私生活面で苦しくて花澤ボイスのメイドを解雇しなきゃいけないところまでは本当かも。そりゃ一人暮らしでメイド雇う必要はないからな……(ただ、あの豪邸だと施設管理だけで1人くらいは必要か)。

 どうにも謎な世界観になってきたぞ。このよく分からない状態が解消しないとラストメンバーはすっきりと加入できない気がするんだが……大丈夫か?

 

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 かのちーの尊み……第6話……こんなもん、もう約束タワーやんけ……。

 いやぁ、貯めていた分だけ見事な飛距離を出してきた女、嵐千砂都。前回までの時点では単なる「微妙に重い幼馴染」だったのだが、今回のお話で……「すげぇ重い幼馴染」になった。いや、これでええねん。そう、やっぱりラブライブのパワーは幼馴染に発揮させてなんぼですよ。確かに今作は可可の力でここまで牽引してきた感はあったが、これで無事に並び立つ人材が確立したことになる。力の可可、技の千砂都。これにてグループは完成するのだ! ……いや、まだ足りてないけどね。でも、4人目でここまでのお話を見せられると、「もう5人目とかいらなくない?」ってなるな……あいつ、どの面下げて加入するつもりなんだろう……。

 ちーちゃんの抱えていた感情は、身も蓋もない言い方をすれば非常に独りよがりなものである。退学届まで抱えての勝負への決意は一切かのんに話しておらず、いわば自己満足なだけの願掛けみたいなもんだった。一人で戦って、一人で乗り越えたい、その志は立派だが、翻せばそこにかのんの意思が介在する余地がない。一人と独りは違うのだと、そこが分かっていなかった。しかし、そんな幼馴染の偏屈な決意をナチュラルにぶっ壊して最善の形にたどり着けるのが、ラブライブ主人公の魔力なのである。水たまりを飛ぶだけで世界を制した高坂穂乃果、今回のちーちゃん同様に梨子をピアノコンクールに送り出した高海千歌、そして今回の澁谷かのん。奇しくも、「サンシャイン」の梨子のピアノコンクールは今回のちーちゃんのダンスコンテストとは鏡写しみたいな位置にあるのが面白い。単身結果を出すことに迷いがあった梨子は千歌ちゃんたちに背中を押されて独力で成果を掴み取り、もともと独力でなんとかしなければと思っていたちーちゃんは、駆けつけたかのんに救われている。寄りかかるばかりが親友じゃないが、隣にいてこそもらえるパワーもあるということだ。呪縛を撃ち払い、互いの気持ちを確認しあったかのちーにもう敵はない。これこそが誓いのレヴュー。

 これにてメンバーは4人に相成った。過去のスクールアイドルグループと比較してもかなり充実した人材集めに成功している面々。リーダーが歌のプロ、スカウトしてきたショービジネスのプロに加え、今回新たにダンスのプロが加入し、各方面に隙は無し。あと一人は……えっと、中華料理のプロかな……どんな調理過程を経たかは分からんが、小籠包のセイロまで黒くなるのはおかしいやろがい。大丈夫、可可ちゃんは何をやってもブレてないから。

 

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 後世で「島編」と呼ばれるエピソードである、第5話。知らんけど。時期的な問題なのか、ここ最近いろんなアニメでまとめて「島編」をみている気がする、「プリキュア」、「100万の命」、そして「不滅のあなたへ」……大体の島が殺伐としているな。

 お団子改めちーちゃん(本名は千砂都というらしい)加入回が2話に分かれている様子。思い返せば、ラブライブシリーズって高校が舞台なもんだから必ず「幼馴染ポジション」ってのがいて、必ず主人公と幼馴染関係を持つキャラが強い傾向にあった。穂乃果にはうみことりがおり、千歌ちゃんには曜ちゃんがいた。そして虹ヶ咲ですら、「私」に対する上原歩夢という殺戮兵器が。そう、やはりスクールアイドルの関係性に幼馴染は欠かせない。そうしてみると今作はイレギュラーな構造になっており、留学生の可可が中心となって振り回しているおかげで、あまりセンターポジションのキャラに幼馴染が絡んでこなかったのである。同学年で常にセンターを支える強固な幼馴染がいないのかと思いきや、想像以上に大きな感情を抱えた秘密兵器、ちーちゃんがいよいよ本格的にテイクオフしそうだ。

 まぁ、ここまでずっと見返りも無しにクーカーの練習に付き合ってくれていたのだからそのスタンスは推して知るべしなのだが、この度わざわざトップアイドルからの外圧という形で「お前が加入しねぇと始まらねぇんだよ」という動機が設定されてしまった。別にダンスを習う相手との関係は完成度に影響しない気もするのだが、そこはトップアイドルが見抜いてしまったのだからしょうがない。「自分たちのためを思い、自発的に出てくるダンス」という条件を満たすためには、そりゃちーちゃんが加入して「自分たち」の中に入るしかないのである。

 もちろんここまで加入を先延ばしにしていたちーちゃんにもそれなりの理由はあったようで、なんと幼い頃にかのんと盟約を結んでおり、かのんが歌でトップに立つなら自分はダンスでトップを取ってやる、という誓いを立てたらしい。なんか最近どっかで「私は歌劇のトップ、お前は野球のトップ」っていうカップルをみたことがある気がするのだが、心根としては全く同じ関係性だ。しかし、かのんとちーちゃんの間にあるのは「学科の差」というよくわからないもの。音楽科に入学できた人間は、自分のベストを尽くすためにもただただ精進を尽くさねばならない……まぁ、別にどんな芸事だってそりゃそうなんだろうが、どうにもこの学校は「音楽科だから」というこだわりが強すぎる様子。そこでちーちゃんは、決意のダンスコンテストに挑み、その結果がどう出るかを待ちながら、なんとその胸には退学届を抱えているという。いや重いやろ。そこまでせんでもええやろ。いや、やらないとダメなのか……ちーちゃん、流石に真面目がすぎるっていうか、思い詰める方向性がなんかおかしい気がするよ。かのんたち、ちゃんとちーちゃんをなだめて説得できるんかなぁ。

 しかし、ラブライブに出てくるライバルユニットってのは、中の人に必ず下手なのを混ぜなきゃいけないルールでもあるんだろうか……え? A-RISEには素人は混ざってなかった? そうですなぁ。

 

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 どこぞのブロッコアイドルみたいなのがきたぞ、第4話。しかし、ダイオウグソクムシキャラってのはどんな層が何を売り出そうとして生み出された概念なのだろう……。

 さぁ3人目。いや、もうあのお団子はメンバーみたいなもんだから4人目な気もするのだが、あいつ頑なに自分のことメンバーにカウントしたがらないんだよな。まぁ、逆に考えればメンバーでもないっていう意識のままであれだけ協力してくれてるんだからいい奴には違いないのだが……最後の軛を取っ払うきっかけってどうなるんでしょうかね。

 まぁ、お団子の方はまだかかるだろうから置いとくとして……今回はグソクムシの方である。名前は平安名すみれ。「ヘアンナ」の時点で「どんな名字やねん」と思ったが、確認したらちゃんと実在するのね。ネット情報だと日本全国に1000人ちょいとのことで、珍しい名字グループの中ではまだ数がいる方だろうか。沖縄由来の名字だそうで、言われてみればそんな響きかもしれない。まぁ、作中では東京都内の神社の娘なのだが。とにかく、金髪が眩しい「ショービジネスの世界で生きてきた」キャラで……完全にイロモノ枠だこれ……。過去のメンバーで言えば矢澤と同じ箱、ヨハネと同じグループ。まぁ、どのチームのどのメンバーも何かしらおかしなところは抱えているのでダイヤさんっぽさがギャラクシーあったりもするが、まーとにかくトンチキ。すでに今作は可可ちゃんが割と飛ばし気味のキャラなのだが、そんな可可に負けず劣らず、別方向に推進力が出せるキャラの参戦。これで一気にチームは活気付きそうだ。

 興味深いのはそのキャラ設定で、実はこれまで3グループを見守ってきた「ラブライブ」シリーズだが、意外なことに「貪欲にセンターポジションを狙い続ける」というモチベーションを持っている人間はあんまりいなかった。野心家という意味で近いのはかすみんなんだけど、あのグループにセンターって概念なかったしなぁ。他のチームだと、それこそ矢澤にしろ善子にしろ「目立ちたい」みたいな欲求はあったかもしれないが、その野心は「リーダーのセンターを蹴落として」という具体的な行為にまでは及んでいない。あくまでも(結成後は)仲良く団結して、というのがラブライブのこれまでの常識。しかし、ヘアンナは違う。まだチームの骨子が出来上がっていない段階ではあるが、ただがむしゃらに「センターやらせろ」と言って入ってくるキャラである。この馬力の強さは新しい。そして、そこに「何故かセンターに回れない」というそれこそ呪いのような個性を併せ持っているのが実に悩ましい。数多くのスカウトが彼女の「モブスピリッツ」を見抜いちゃっているという第三者視点での傍証があるため、彼女がセンターに立つためには呪いとも言える「初期設定」を打破しなけれなならないのだ。

 今回のエピソードはとにかくみんなして表情がぶっ飛んでるために見てるだけで面白いお話になっているが、不満があるとすれば、現段階ではあんまり「かのんがセンターでいいよね」という作中での空気がピンとこないという部分である。まだまだ駆け出しで実績もないかのんに関して、少なくとも視聴者目線では「不動のセンター」とは思えず、ヘアンナが理不尽に打倒されていく様子は、なんだか身内褒めの狭い世界でのいじめのようでもある。うーむ、まぁ、こればっかりは作品内で時を重ねるしかないのだが……やはり、先輩ユニットたちのセンターポジに入っていた2人の「よくわからんオーラ」って偉大だったのだね。まぁ、千歌ちゃんがセンターっぽくなるまでは割と時間はかかった気もするので、かのんもこれからゆっくり成長していくしかないだろう。

 そうして「ヘアンナかわいそう」というモヤっとした部分もないではないが、それを埋め合わせてあまりあるかっ飛び具合でトータルOKというのが今回のお話。少しずつ馬鹿が集まってきて、いよいよラブライブらしい賑やかな空気が満ちてきましたね。まだまだスピード出せそう。

 ところで、今回選挙活動中の可可ちゃんの襷に「KE」って書かれてたのだが……アルファベット表記だと「KEKE」なのね。ますます分からん。

 

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自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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