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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「鴨乃橋ロンの禁断推理」 5→5

 こちらは2期が決定しているという。確認したら原作は12巻あるらしいので、まぁ2期分くらいはあるのかな。やっぱジャンプ漫画は安定して続編制作されるナー(だったらダークギャザリングも何とかしてください)。

 あんまり熱心に見守る気もなかった作品だが、見ていて退屈もしなかったくらいのお話。強いて心揺さぶられる部分があったとしたら、「天野明はもうモリアーティから逃げられないのかよ」と思ったことくらいだろうか。でも、散々このブログで文句を垂れていた「ミステリとアニメの相性の悪さ」については、今作ではそこまでネガティブな印象はなかった。これはミステリ好きの皆さんにとってはあまりいい結論じゃないかもしれないが、やっぱりあんまりがっつりミステリしない方がアニメとしては穏当な出来になる気がする。これって、アニメでヒットしたのが金田一ではなくコナンだったことからも裏付けられているのかも。

 最近の作品でミステリ部分があまり効果的に働かなかった印象があった作品というと例えば「虚構推理」があるし「アンファル」もミステリ部分はやはり重たかった。これらに共通するのは、1つの事件に3話以上を割く展開になりがちなこと。つまり、事件パート・捜査パート・解決パートなどにそれなりに丁寧に時間を割いていること(「虚構推理」はこれに化物バトルパートも加わるが)。ミステリとして見た時にはそっちの方が誠意あるデザインなのだが、アニメだとやっぱりダレる。特に捜査パートは本当にやっつけ仕事になりがちで、「わざわざアニメで見ずに原作でいいんじゃないかな」となってしまう。そうした間延びした印象を与えにくいのが、いわば「コナン形式」とでも言うべき1話1事件の形式。これならすぐに一番楽しい「解決編」が見られるのでテンポが良い。当然その分捜査や構造自体が二の次になってしまうわけだが、結局アニメで得たい快楽ってそこではないということなのだろう。思い返せば「レイトン(カトリー)」のアニメなんかも1話1事件でそれなりに楽しめた記憶があるし。

 あとはそうしてテンポが速くなるとすぐにネタに詰まってしまいマンネリに陥るというリスクがあるが、そこは単品の事件そのもの以外の大きな流れでカバーしていく。今作で言えば「ロンの症状改善と過去の因縁」がそれにあたり、2期まで作成されてもおかしくないくらいにはきちんと興味を引く縦軸になっている。コナンだったら黒の組織との対決がこれにあたるが、流石に今作が100巻以上続くようなことにはならないだろうから、「どっかでゴールしてくれるんじゃないかな」っていう期待があるのも大事なこと。結局、推理アニメは「結論を早く見せておくれよ」っていうモチベがどうしても強くなっちゃうってことなのかもしれないなぁ。

 別に単品の事件自体がそこまで面白くなくても推理アニメは成立する。第2のコナンを生み出せるのはいったい誰になるだろうね。いや、あんなバケモンアニメが2本も3本も作られたらたまらんけど。

 
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