最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「デッドマウント・デスプレイ(第2期)」 ―→6 2クールついてきた甲斐はあったかな、と思わせてくれる作品。こちらも未完作品なのでおれたたといえばおれたたなのだけど……。今期は本当に原作が買いたくなる作品が多くて幸せではあるが辛い。 1期終了時点では「なんかすげぇゴチャゴチャしてるけど不思議と見てて混乱してる感はない」という不思議な満足感があったのだが、転じて2クール目はその「ゴチャゴチャ」がある程度収束し、きちんとまとまるところにまとまっていく気持ちよさがある。この辺りについては、ズボラで申し訳ないが「流石の成田良悟」という一言でまとめられそうだ。「バッカーノ!」「デュラララ!」に続いて3本目の成田作品のアニメにお付き合いさせてもらったわけだが、毎回毎回「絶対処理できねぇだろ」っていうくらいのキャラが湧いて出るのに、不思議と全部まとまるんだよ。「デュラララ」については特に1期目の収束が見事だった印象があるんだけど、今作も同様に2クールで見られるドラマとしては「ここしかない」っていうところに落としてるのよね。こういう技術ってどうやって磨けるんだろう。完成図が見えてから書き始めてるんだとしたらめちゃめちゃ下準備が大変そうな作風。ただ、今作は連載漫画作品だし、全部が全部出来上がってからスタートしてるとも思えないんだよね。行き当たりばったり、というかある程度ライブ感まじりで進行してるとしたら、やっぱりとんでもないスキルだとは思うわ。 全くの想像でしかないのだが、この芸風で大変なことは「まとめること」よりもむしろ「散らかすこと」の方だという気がする。厳密には「破綻しない範囲で散らかす」ことかな。群像劇ってのは当然大量のキャラクターを同時に展開することになるわけだが、その際にあまりに野放図に展開しすぎると読者(視聴者)側で「もう訳わからんわ!」ってんで認識するのを放棄するおそれがある。そこをギリギリ「ちゃんと意識は向けられるし、後から描写しても興味を維持していられる」ラインで描き分けるのがすごく難しそう。「デュラララ」なんかの場合、例えばオタクのワゴントリオみたいな「こいつらどう考えてもモブだろ」みたいな奴らが出てくると「なんでこんなん出てきたんだろう……」って思うけど、なんとなく覚えておこうか、ってなって後からそのキャラが効いてくるわけですよ。今作の場合はそこまで「モブっぽい」キャラはおらず、大きくポルカ(屍神殿)サイド、警察サイド、その他厄ネタサイドに分かれるんだけど、それぞれに「なんでこんないっぱい人がいるんだよぅ」ってなりつつも、きちんと「混沌とした新宿の1因子」として印象に残したまま、関係ないと思っていたラインを少しずつ繋いでいって最後の絵図に辿り着くことになる。今作は「デュラララ」と違って分割2クールだったのでその辺りの「認識の保持」がさらに際どいことになっており、よくもまぁ乗り切ったもんだと思うわけよ。 こうした課題の一番シンプルな解決法はとにかく濃いキャラを並べ立てることなんだろうけど、そればかりでも胃もたれしちゃうし、1人の作家が同時に動かせる「濃いキャラ」なんて限界があるはず。そこで重要なのが、とにかく物事の中心にくる「めっちゃ濃いキャラ」を核にしたパート分けで、今作の場合、その任を余計なまでに勤め上げた1人は間違いなくソリティアであろう。放送開始当初からCMに出ずっぱりだったソリティア。「初見組に対してそんなに大っぴらにキャラをアピールすると、かえってハードルがあがっちまうぞ」と苦笑しながら見守っていたが、ばっちり期待に応える活躍ぶり。マジで作中で一番愉快なキャラなのは間違いないし、ソリティアパートだけ明らかに空気が変わるため、陰鬱になりがちな今作のガス抜きを見事にこなしてくれる清涼剤の役割も果たしてくれる(全く清涼じゃないのに)。こういうキャラが1人作れるだけでも充分なのに、「あっちの世界」も含めて見事に人間関係をコントロールし切ったなぁ。お見事でした。 結論・サメは可愛い。 PR |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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