最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
エンドカードの路近が格好ええな、第11話。敦房からは「路近ごとき」とか言われてたけど、あいつはいあいつでかなりやりよるのでは? ラストが急展開すぎてそこまでのじっとりしたお話が全部吹き飛びそうだったが、経過時間だけでいえば放送開始後一番の尺を使ったのが今回のお話。山内の時間の流れを四季の移り変わりの色彩で見せる美術設定が見事で、同じくNHKで放送してるユーフォのオープニングやエンディングの彩りを思い起こさせる。今作の制作はぴえろなんだけど、少なくともここまでの作画クオリティは文句なしで高いよね。 そんな綺麗な世界だが、中身はもうぐっちゃぐちゃだぞ、というのが若宮の説教。雪哉も自分の生まれがくそ面倒だったもんでその辺りの世知辛さはその身を持って知っていたはずなのだが、ちょっと心の傷をいじられて「どうせ私の身分が目的だったんでしょ!」と拗ねてしまうあたりはまだまだ子供なのかもしれない。いや、多分当人にとってはものすごく大きな問題なのだろうが……他の連中がそれに輪をかけてとんでもねぇタスクにぶち当たっているため、相対的に雪哉の懊悩については「お子様ねぇ」で終わってしまいそうになる。これは正直雪哉には申し訳ない。 でもまぁ、本人の中では充分大きな問題であることは、若宮たちも承知はしていたようだ。だからこそこれまでおくびにも出さずにしれっと雪哉を使っていたわけだが、ポロッと漏らしたのが長束さんで、「弟にダメだって言われてたのにうっかりしてた、てへぺろ」とのこと。こいつ、敵じゃないことがわかって急に憎めない奴になったな。ま、結果的にはあのまま雪哉を謀った状態で雇い続けていてもどこかでボロが出ていた可能性が高いだろうし、今回の騒乱のどさくさに紛れてお互い腹を割って話し、膿を出し切っちゃったのは正解なのかもしれない。 そして、そんな迷える雪哉に「お前はまだまだだ、宮中の凄まじさをみせてやる」という試金石の役割を(無理やり)果たしたのが、捕縛されてすっかりヘロヘロになった敦房さんだったというのもなかなかにエグい。彼の中では「長束への忠誠心」という綺麗で素敵な大義名分へと置き換えられていた必死のレゾンデートル。聞けばその発端は割と単純な保身であり、人を殺してでも情勢をコントロールして家柄を高めないとやってられないという現在の宮内のダメっぷりが敦房の実情に凝縮されている。「元は真面目な青年だった」とのことだが、真面目に生きようとした人間がぶっ壊れちゃうようなシステムはダメだよな。とんだブラック企業である。そう考えると路近さんとか澄尾とか、図太い連中ががっつりポジションを確保して生き残ってるのは納得できる構図だな。若宮としては、多分雪哉にもそうした強かさを身につけてほしくて、今回のような大騒動に巻き込んだ側面もあったのかもしれない。 そうして雪哉に現実を叩きつけ、「あとはお前が決めろ」と丸投げして約束していた雇用期間はあっという間に終了。すごい勢いで半年から1年が経過してしまったわけだが、これまでのすったもんだを考えると、多分端折られた1年にもいろいろあったんだろうなぁ。まぁ、最後の女房衆のリアクションとかから考えるに、多分若宮は1回も登殿しなかったんだろうけども。この1年であせびさんとススキさんはすっかり仲良くなっただろうが、白珠さんがどんだけいたたまれない状態で宮中に残り続けていたかは謎。ただでさえぶっ壊されてたメンタル、こんなとこにいて大丈夫だったんでしょうかね。 そしてこのタイミングでトドメを刺しにくる若宮。自在に烏形態に変形する若宮の登場はいちいちやり過ぎ感があって周りの人間は気が気じゃなさそう。後から追いかけてきたのは雪哉1人で、彼が無事に試用期間(?)を終え、ちゃんと正式な従者として登録されたことが暗に示されているので一安心である。そして行われる嫁選び、さて、何が起こるやら……。 PR |
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