「魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?」 5→4
可愛くはあった。可愛くは。
でもほんとにそれだけ……というと流石に乱暴だろうか。なろうのようでなろうじゃない作品ではあるんだが、なろう系の中では比較的作画状態が良く、特に最後までヒロイン勢のコロコロした可愛らしさは維持されていた作品。ほんで異世界作品のくせして爆発カップルを扱っているというのも一応は特色と言える部分で、(いくらかハーレム要素はありつつも)基本的に主人公にとっての嫁はネフィ1人だけ。延々1クールの間2人のイチャイチャを見せられるだけのお話である。「可愛い画で女の子とイチャイチャする様子を見守るだけ」という状態は、実は悪いもんじゃないのだが……。
そこになろう的ニュアンスが混ざるとやっぱり身が入らんのはなぁ。いや、ザガンはあんまりチート主人公要素を振り翳したりはしないし、自称陰キャなので色々なところで一歩引いた性格ではあるのだが、「身の丈に合わぬ卑屈さ」ってのもなろう主人公のヘイトポイントの1つなわけで……「お前のそのステータスならもうちょいスマートな生き方があるやろがい……」と思ってしまう。その辺のシナリオラインへのどうしようもないヘイトは意固地になってる部分かなぁ、と申し訳なくも思うのだが、もうちょっと別な方法論を開発してくれよ、という気持ちは如何ともし難い。
まぁ、こうして文句ばっかり書いちゃうとダメなアニメだったみたいな印象になってしまうけど、形はどうあれ最後まで付き合ってるという部分は評価してあげたいところ。市ノ瀬ヒロインの持つ安心感はかけがえのないものですからね。
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