大福……さん? 第23話。いやその前に、すみれさん?! ねぇ?!
新番チェック期で忙しいというのに、気になる話を展開されてしまったもんで矢も盾もたまらず記事立て。やっぱ毎週チェックがマストか。今週も気になる要素がてんこ盛り。というわけでまずはすみれさん! あんたやっぱ大物だな! 中の人的に分かってたことだけど、アニマルタウンで最もタフな可能性すらあるな。そんですみれさんの前であっさり変身しちゃうことを選択できたユキもすげぇな! いくらなんでもこむぎみたいに「勢い余ってうっかりお母さんの前でしゃべっちゃったニャン」なわけはないので、おそらく長年一緒に暮らしてきた家族として、「この人はもう変身の事実を話しちゃった方が手っ取り早いし、受け入れてくれるだろう」って判断したってことよね。いくらまゆしか見てないユキさんとて、流石に一緒に生活してるお母さんのことを全く見てないってこともないだろうし。5回に1回くらいはすみれさんから餌もらってる可能性もあるし。そういう無言の通じ合いみたいなものが猫屋敷家のミラクルを可能にしてしまった。
そんでさ、やっぱ猫飼ってる家の人間であれば、「まぁ、うちの子は人語くらい解してるだろうなぁ」みたいな前提ありません? いやマジな話ですよ。まぁ犬もそうかもしれないけど、多分普段から家族として接してるご家庭なら、いざ自分ちの子が人型に変身したとしても「まぁ、そんなこともあるかぁ」くらいで受け入れられる気がする。しかもユキさんほどの美少女ともなれば眼福もんですからね。すみれさん、今後は「姉妹」揃ってよろしくお願いします。いっそすみれさんが猫に変身するのもありです(Neko Mimi Mode)。
というわけで浴衣コーデをバッチリ決めた猫組だったが、この度めでたく(?)まゆさんには「世話焼きババア体質」といういらん属性も開花。お祭りという定番シチュでドギマギ中の悟に対し、ようやくその胸の内に気づいちゃったまゆさんは興味津々。そりゃまぁ、思春期の女子ですからね。そういう話に興味はあると思います。悟さんは悟さんで、プリキュア男子史上最もスタンスが安定しているという評判通り、「友達のままでいいけどあわよくば……」みたいな立ち回りは実に心得ているものである。まゆさん的には物足りないかもしれないが、2人が距離を縮めるまで、あと20話分くらいはゆっくり付き合っていただきたい。ちなみに、悟サイドからはまゆに対して「そういう猫屋敷さんは恋愛沙汰とか興味ないんですか!?」と逆ギレするという方法もあったと思うが、どーせまゆにそんなこと言っても一番身近に最愛の恋猫ができてしまっている状態では無意味だろう。身近に一番の(過)保護者がいる状況、まゆさんは将来的に人間との恋愛に至ることがあるのでしょうか。
そして過保護者という意味では視聴者全員の注目が集まるのが大福さんである。そりゃね、以前から「追加戦士枠は大福さんなのかァ〜」とか言われてて、私だって可能性はゼロではないとは思ってましたけど、正直冗談の域だと思ってたんですよね。本心から言うと「もうユキまゆに時間全部使えばいいから別に追加戦士いらんし」だったのだけど、出てくるなら出てくるでもちろん気になりますよ。
今週は急に大福さんにスポットが寄るようになり、急に追加戦士説の信憑性が上がってきた。なにしろ今回は鏡石に大きくフィーチャーしたお話であり、作中で「鏡石が光っている」ように見える場面も。これはもう、匂わせってレベルじゃないかもしれない。気になるのは大福さんがオスなのかメスなのかっていうところなんですが、これまでに言及されてたことありましたっけ? こむぎの通訳ではやたらと男っぽい話し方だった気もするが、単に僕っ子の可能性もありますし。何より、今回の描写はどうしても「いろはとくっつきたがっている悟に嫉妬してる大福さん」に見えちゃうのよね。いや、もしかしたら保護者目線で「何をうじうじしてんだ悟、男ならさっさとアタックしろよ」と思ってる可能性もあるんですが。とにかく沈黙の保護者・大福さんの今後の挙動からも目が離せない。
そしてキラリンアニマルのコンプリートということで、後半クールへの突入とともにいよいよこの世界の対立構図が見え隠れし始めた。この度新たに存在が明らかになったオオカミ神社。そこは祀られているもののことを考えると、どうやら「絶滅動物の象徴」である様子。今までハッピー&フレンドリーが信条だった今作において、「人間と動物の対立」「悲劇の歴史」が初めて語られ、こむぎたちが立ち向かわなければならない負の存在が見えてきた。どうしたって覆すことができない「絶滅」という問題は現在も地球上ではリアルに進行している問題であり、博愛を謳うプリキュアは、どこまでそうした問題に向き合うことができるのだろう。……これって完全に東京ミュウミュウなのでは?
今回のガルガルはスワン。そしてそんなガルガルが1羽で大きく声をあげる様を見て、こむぎは必死に「そんなこと言わないで」と訴えていた。ご存知の通り、「白鳥の歌」は末期に世に残すものを意味する。こむぎたちの願いは、そんな悲しい歌を聞かない世界である。ドラマ的にも盛り上がってきますよ。
追伸:猫組、エンディング出演おめでとうございます。ちゃんと歌詞にも「にゃんだふる」が入ってて言うことなしです。
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