最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
ちなみに今回比較的早めに観にいったのは大きく2つの理由がある。1つは、「確認したら最寄りの劇場でも朝夜の2回上映しかなく、手をこまねいていたらなかなかいけない気がしたし、これ以上回数を減らされたらたまったもんじゃないから」。前編はもうちょい本数あった気がするのだが……まぁ、後編の方が試聴のハードルが高いから回数絞られるのはしょうがないのかなぁ。でもこれ、総集編映画っていうのは勿体無いくらいにちゃんと劇場作品なんだぞ。もっと増やしてくれてもいいじゃない。 そしてもう1つの理由は、「2回目の試聴も視野に入れるため」。ぶっちゃけ前編も非常に良かったので機会があれば2周目にいきたかったのだが、残念ながら叶わなかった。後編に関してはフィルムライブ込みの構成ってことはわかっていたので、できれば2回目以降も観にいきたいので、そのためのスケジュールを取れるように早めに観にいったのである。「そんなに何回も観たいか? いうて総集編やぞ?」と思われるかもしれないが、こちとらフィルムライブの第2弾を(餌に釣られたとはいえ)3回試聴している人間である。やっぱあのライブアニメ独特の熱気はなんぼでも浴びたいと思ってしまう。まぁ、そんなわけでの早速の視聴。折り返し前に感想を書いとくと、「ええもんをもっかい見たんだからいいに決まってるし、今回も総集編だからって妥協は一切ない、新たなるMyGO!!!!!の1ページ」。やっぱ今回の構成はうまいよ。総集編映画の範として欲しいくらいに無理がないストーリーが構築できているし、新規カットの入れ方も抜かりない。まぁ、その辺に言及しちゃうとテレビシリーズでの細かい中身を忘れて観にいってることがバレるので今回もあんまり新規カットが云々には触れないし、前編の楽奈編のようにがっつりまとまった新規パートが(ライブ以外で)詰まってるわけじゃないが、ふとした瞬間によぎる「観たことのない表情」の威力はかなりのもの。MyGO!!!!!ファン、そしてバンドリファンは必見の作品に違いない。 <というわけで以下折り返し。一応ライブのセトリを伏せる意味もあります>
つってもなぁ、怒涛の後半パート、あのどろどろ超濃厚感情の塊をさらに煮詰めて100分にまとめたものだよ? そりゃもう、テレビ版でメンタルをボロボロにされた者としては泣きじゃくりながら見るしかないわけで。前編の主人公が楽奈だったのに対し、後半の主人公は間違いなく長崎そよ。まぁ、前編からとんでもねー存在感は発揮していた本作の立役者だが、こいつの上下左右360度大回転があってこそのMyGO!!!!!。ほんと、祥子との鉄火場シーンは何回見ても最高の昼ドラカタルシスである。そういや放送中はあの噴水前のシーン、てっきり祥子の家の敷地内なのかと思ってたんだけど(その前に睦が「家につれてく」って言ってたからね)、実際の祥子はあんな様子だったわけで、あれってどっかの公園とかなんだよな。とんでもねぇ修羅場、他の人の目に触れなくてよかったよな。そんであのシーンのむっちゃんの存在感がまたなぁ……今回はよりいっそう「若葉睦とは?」っていう疑問が深まるばかりの中身で、もう今から1月が気になって気になって。 そうね、ムジカとの兼ね合いも本当は触れたいところなんだけど、今作でそこに目を向けちゃうと流石に焦点がぼやけるので、今回は控えめにしておくか。でもやっぱり我らがエース・八幡海鈴さんが堂々たる登場だったのは無視できないですけどね。登場シーンがそこまで多くないのに100%の純度で理解できるキャラを残していく八幡があまりに八幡。まぁ、もし劇場版しか知らない人が後編見にきたら前半でさっぱり出てなかった変な奴が突然椎名さんと濃密な絡みを見せてびっくりさせるかもしれないけど。八幡が燈に残した「応援してます」と祥子が刻みつけた「お幸せに」のあまりの落差に「ムジカ大丈夫か?」ってちょっと心配になりますけどね。 改めてテレビシリーズから追記することもまとまらないので、とりあえず各キャラと、そっから伸びる矢印を考えて現時点での「私の中のMyGO!!!!!の決着」としておこう。
○高松燈 最大級の神輿。彼女は今作において「主題」かもしれないし「中心」かもしれないが「主人公」ではないと思っている。バンドリシリーズのボーカルの中でも屈指の「詩」を残す語り手である燈は、ただそこから漏れ出る「詩」を待たれる、一種の神格である。それゆえに燈の内情を知るのは難しく、周りからは「頑固だよね」と評されたりもする。もちろん彼女の成長も主たるテーマたり得るが、むしろ彼女の変化を呼び水として集まりくる種々の因果が紡がれてバンドとなる、そんな「現象」だったと言えるのかもしれない。 ・燈︎↔︎愛音 神格にある燈を唯一引き摺り下ろす権利を持ち、肩を並べることができる人間、それが愛音である。燈に弱いところを知られてしまった愛音は仮面を剥がされ、元々「弱い」と認識していた燈に嫉妬に近い情念すら抱いていたはず。しかし、そんな燈に前に進む力を与えたのは間違いなく愛音であったし、周りの皆が「神格」として担ぎ上げる燈に対し、唯一「人」として接しているのが愛音。そこには間違いなく「特別」があり、このバンドの最大の原動力になっているのは間違いない。 ・燈→楽奈 ライブでの「紹介」で「いつでもそばにいてくれる」と楽奈を表現していたのはなんとも不思議な話だ。気まぐれに現れては消える、予測不能の野良猫。そんな楽奈を「いつもいる」と認識しているのは、本当に燈が必要と思った時にこそ駆けつける楽奈の「おもしれーセンサー」ゆえのことだろう。燈のような性格であれば、楽奈の気まぐれさは全くネガティブ要素としては映らない。だからとて仲良しなのかどうかは未だよく分からないが……少なくとも燈にとっての楽奈は「一切気遣いを求めてこない相手」なので貴重ではあるはずだ。 ・燈→そよ 今回の中心的事象。燈から見てのそよは「CRYCHICを忘れないでいてくれる人」であった。それは燈にとって始まりの一歩であり、そよとは別の意味で「忘れられない」もの。そこで足並みを揃える必要はないが、おそらく今後も燈とそよの間にはCRYCHICという名の透明なヴェールは挟まれている。そこに断絶を感じるか、連帯を感じるかは、今後のそよの振る舞い次第だろう。 ・燈︎↔︎立希 改めて、今作において実は一番立ち位置が難しいのは立希だ。後編だけを見れば身勝手な都合で暴走して燈にすら迷惑をかけてしまった立希。もちろん燈目線でもそれが決して悪意あるものでないことは分かっているが、立希がここまで燈を神格化し、盲信し続けている理由を燈自身が理解し、さらに一歩踏み出して対等なつながりが生まれて初めて、この2人の関係性が出来上がる気がしている。立希さんにとっては、厳しい現実なのかもしれないけれど。 ・燈︎↔︎祥子 まだ決着を見ていない、2つの「創造主」のぶつかり合い。燈は一方的な譲歩を試み、現時点では拒絶された。祥子がここまで燈を受け付けない理由がなんなのか。それはこれからの話だ。 ・燈︎↔︎睦 この矢印もとても気になる。燈はかつての「一度も楽しいと思ったことない」発言以降、睦のことをどう思っているのだろうか。睦自身は、実は誰よりも頻繁に燈たちのステージを見にきているし、そよのことを伝えにわざわざ姿を現した(「伝書鳩になるつもりはない」にもかかわらず)。やはり、ここから先の最大のキーパーソンは間違いなく若葉睦なのだ。
○千早愛音 後編部分だけを見ればちょっと大人気ない拗ね方しちゃったところがちょっと残念ではあるが、元々どん底からスタートしたくせに勝手にシナリオの構成上どんどん好感度が上がっていくというズルすぎる女。冷静に見れば愛音自身はそこまで「善い」ことをしているわけじゃないのだが、「等身大であまりにみっともない精神性」というのが今作のテーマに一番にじり寄っているがゆえに、そのあけすけな振る舞いが好ましく思えるのだろう。あんだけ凄絶な詩超絆ライブを繰り広げておきながら、それ以降のパートではそよからドン引き顔を何度も引き出してるあたりがあまりにも千早。でも、彼女がずけずけと長崎邸を訪れていなかったら今のMyGO!!!!!は間違いなく無かったはずなので、やはりバンドの立役者なのは間違い無い。 ・愛音︎↔︎楽奈 考えてみりゃここってほとんどベクトル向かないよな。せいぜい愛音からは「よし、最近ようやく飴でコントロールできるようになってきたぞ」くらいしかないだろうし、楽奈は楽奈で「おもしれー女を面白くする女」くらいにしか見られてない気も。同じバンド内でここまで接続が感じられない2人ってのもすごいな。 ・愛音︎↔︎そよ この「ダメ女VSダメ女」(Round1)が今回の見どころの1つでしたね。タイプは全然違うのに、互いのダメさ加減を分かった上で開き直って本性をあけすけにできるからこそ繋がれる絆ってのもあるのかもしれない。「長崎そよも底が割れたな」と思ってずけずけ入っていく千早メンタルは見習いたい。そよさんはこのタイミングで縁を切っておかなかったことを何度も後悔するんだろうけど、その度に愛音への気持ちがどんどん上書きされていくんだろう。最終的にあのそよが最大手だもんなー。 ・愛音︎↔︎立希 あのそよと違って、こちらはガチで手が出てもおかしくないストレス値の関係。立希はガチで愛音と縁を切らなかったことを後悔するし、多分今もしてる。互いに努力や実力を認め合っていたとしても、決して譲れぬ人間性ってのはあるものなのだ。その上、立希目線だと愛音は「神格を引き摺り下ろして勝手に隣にいる破戒者」ですらある。「ともりん」「あのちゃん」のくだりの後数日間は立希も悪夢を見続けたのだろうなぁ。 ・愛音→祥子 今後この矢印がどうなるかがすげぇ気になるけど、一生交わらない可能性もあるか。でも同じ学校にいるのよ。愛音の中で「ともりんをいじめたやつ」みたいな認識になってる可能性もあり、ぜひ空気を読まない千早パワーでオブリビオニス空間に風穴をあけてほしい。
○要楽奈 前編で主人公だったから今回はまたテレビシリーズと同じくらいの立ち位置に戻るかな、と思ってたのに、がっつり新規カットでばあさんとの名シーンを増やしてくれるし、ライブパートで絶えず不敵な笑みを浮かべ続けながら数々の魅せプレイを展開してカメラをかっさらう天才野良猫。やはり前編で楽奈をがっつり掘り下げたのは大正解で、そのイメージのままで視聴できる後編はいろんなところで「楽奈補完」の効果が出ている。燈の朗読ライブを見事「MyGO!!!!!」にまで育て上げた陰の立役者だが、当人は全くそんな気はなく、単に「おもしれー」ことやってたら周りで遊ぶ人数が増えただけっていう。「いるべき場所」を見つけたら、それはもう「野良」猫ではないのかもしれませんね。 ・楽奈︎→燈 前編のおかげで楽奈の解像度があがり、後半パートでここの矢印の色が見やすくなったのはよかったですね。結局、「おもしれー女」という言葉で表現されていた楽奈の興味は、自分がいつくべき場所を創造できるだけの才覚を燈が持っているかどうかという話であった。一時的にその神格は衰えたが、燈さんの暴走朗読劇のおかげで無事に興味は回復。楽奈にとって、「燈の周りにいればおもしれーことができる」という最大限の信頼を寄せる相手になっている。これも一種の信仰ではあるのかな。 ・楽奈︎↔︎そよ 考えてみりゃここも相性の悪さが飛び抜けてるよなぁ。どこまでも周りを見ながらコントロールしきろうとするそよと、我関せずの野良猫。そよさんがいち早く野良猫のコントロール方法を覚えれば、情理一体の最強タッグが結成できるかもしれないし、そんな日は永遠に訪れないかもしれない。楽奈の中でそよがどういう存在なのかは、結局今回もよく分からず仕舞いだったので、裏を返せばここから先もざくざく掘り下げる鉱脈が残ってるってことになりますよね、運営さん。 ・楽奈︎↔︎立希 よくファン目線でピックアップされる、ある意味で楽奈派閥の最大手と言えるか(立希さんサイドは燈とか八幡とか本命が多いのが難しい)。楽奈としても一番強く積極的に絡んでくる立希は流石に無視できないし、強引にでも「人の理」を教えてくれている立希には少なからず感謝はあるのかもしれない。単にパフェ代につぎ込んだ金額の差かもしれない。 ・楽奈︎↔︎海鈴 将来的にこんな矢印が発生したら俺ァ嬉しくて発狂しちゃうよ? というだけの妄想。互いにプレイに関しては妥協を許さぬプロフェッショナルだし、同じステージに立ったら何かしらの「おもしれー」をかぎ取る可能性もワンチャン?
○長崎そよ もはや何も言うまい。仮面は剥がれ、作り上げた虚像は霧散した。残されたのはただの長崎そよ。そしてその手を引いてくれた燈・愛音。そよ自身がまだ完全に「救われた」わけでないことは、参入後のガルパのストーリーで多少匂わせてはいるが、彼女がどのようにMyGO!!!!!の音楽と向き合っていくかが、MyGO!!!!!の最大の課題なのかもしれない。 ・そよ→燈 今回のお話を観てて一番考えさせられたのはここの矢印でしたね。そよは立希(や祥子)と違って高松燈という「神格」にほだされた人物ではなく、はっきりと「燈ちゃんの詩が苦手だった」とすら言っている。それは自分を写したものだとも嘯いていたが、一切の紛れを許さぬ燈の詩を見てそよが「自分だったかもしれない」と思うのは自尊か、はたまた自虐なのか。「CRYCHICのボーカル」ではない1人の人間としての「高松燈」と向き合うには、まだ時間がかかるか。 ・そよ︎↔︎立希 「ダメ女VSダメ女」(Round2)。当人達も認めている通り、愛音が持ち出したバンド結成計画を私利私欲のために使おうと思っていたという点で実は似たようなメンタリティを持っていた2人。バンドの中では大人な調整役に回る都合もあって、実は分かり合える部分が一番多かったりもする。違うのは立希がガードを知らぬ攻めのスタイルで、そよがひたすら回避を続ける逃げのスタイルであること。しかしもう、2人は同じバンドという回避不能の距離に立った。あとは存分に殴り合ってくれ。 ・そよ︎↔︎祥子 どうなっちゃうんでしょうね。どうにもならないんでしょうかね。今回のまとめ方を見てて、そよの「再婚を機にお金持ちにグレードアップ」「母親との2人暮らし」とかいう環境があまりに対比的すぎて泣きそうになった。そりゃそよのあんな境遇を知ってれば祥子さんだって噛みつきたくもなるか。あの夜のことを2人とも忘れることなんてできやしない。雪解けはあるのか。そもそも今の2人はそれを求めるのか。 ・そよ︎↔︎睦 ここも引き続き見どころ。というか睦については今後誰と絡もうと先が読めないので常に震源地である。月ノ森生の仁義なきぶつかり合い、どこぞの生徒会長とかが容赦ない武力介入とかしてくれませんかね。
○椎名立希 相変わらずこの女だけがまだ底に何かを残している。結局、彼女が燈に対して持つ感情のオリジンが分からないとCRYCHICも含めた物語の全ては明かされないんだよなぁ。彼女の持つ感情は信仰なのか友情なのか庇護欲なのか(はたまた愛情なのか)。……今後どこかで掘り下げられるチャンスはあるかなぁ。 ・立希→祥子 ここもなんとも言い難いところだが……少なくとも現時点では「燈を悲しませたやつ」というだけでも最大限のヘイトは向いてそうだなぁ。立希自身の口から「CRYCHICは終わった」という言質は取れてるんだが、祥子についての云々って発言はあったっけ? まー、あの態度を取られちゃ歩み寄る余地すらないので立希さんからしたら即座にノーサンキューだろうが。 ・立希→睦 この感情も今回見ててちょっと気になったね。そよとの連絡先を模索してる時に睦の名前が出てきて「あいつはなぁ……」と漏らした立希。「あいつは」の先はなんだったんでしょうね。睦についての正しい理解は燈・そよ・立希の3人の誰が一番出来てるのかが気になるところ。現時点で「睦の1番の理解者はわたくしでしてよ」と祥子は思ってるだろうが、それすら定かじゃない睦ミステリー。LINEのメッセージで睦が一番強い言葉を使ったのが立希相手だったので、実は案外立希とは話しやすいんじゃないか疑惑がある。 ・立希︎↔︎海鈴 伝統芸能。考えてみりゃここもなんでこんなねっちょりした絡みが出来てるのかが謎なんですけどね。立希目線は「上手いベーシスト」としての評価は一定数あるのかもしれんが八幡さん目線だと……それこそ「おもしれー立希さん」なのかしら。今のところ海鈴は絡む先が立希しかいないので(あと一応クラスメイトの三角さんも?)、1月以降に彼女の交友関係がどう広がっていくのかはめっちゃ気になる。
○祐天寺にゃむ 頼むから1本でいいから矢印伸ばしてくれ。
なんかここまで無駄に書きすぎちゃったからもうFILM LIVEの感想は省略しよ(ひどい感想だ)。「最高でした」とだけ書いときますね。あ、あと「音一会」はこの劇場作品のラストパートとしてあまりに綺麗すぎるコーラスが響くのが涙腺に直撃してマジでキツかった。他の先輩バンドはフィルムライブで「1番だけ歌唱が2本とフルコーラス1本」だったのにMyGO!!!!!だけフルコーラスライブ3本あるのずるくない? ムジカ放送後にムジカでもちゃんとフルライブ3本作ってくれるなら許すけど。 PR |
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