最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
2作品続けて最終決戦、第7話。まぁ、7話で一区切りはギリ理解できるペース配分ではあるのだけど、やっぱGGOの8話で決着ってのは後の展開が心配にはなるな。 ただ、同じ最終決戦とは言っても、リソースをうまいこと調整して「最終決戦っぽさ」をだしてくれたGGOと違い、こちらはぶっちゃけあんまクライマックス感がなかったのは残念。理由は大きく2つあって、1つは作画的な見せ場がなかったこと。今作は身の丈にあったそれなりの映像クオリティが担保された状態で進行してきたが、どうやらそこが割とギリギリラインだったようで、クライマックスに余計な人員を割いて盛り上げるところまではいかなかったようだ。特にベルさんの変身後のモデルはCG作画だと思うんだけどほぼ動かず、なんか「容量の削減につとめて工夫して表示してた時代のスーファミのデカキャラ」みたいなイメージに。細かい動きをつけるのも難しかったのか、話してる時もリップシンク(この場合はリップではないか?)も合わせる意図はなさそうで、なんか遊園地のアトラクションみたいにパクパクするだけ。まー、別に力を入れなくてもいい部分ではあったかもしれないが、そういうところであんまりベルさんの「真の強さ」みたいなものは出にくかったかな。 そしてもう1点は、純粋に展開が盛り上がるものではなかったという点。「隠されし力で、はいボーン!」というだけの展開なのであんまりアガるポイントはないのよね。マルキュスの最後も予定調和というか、あんま見せ場がないままで退場しちゃったし、展開のための展開すぎて今ひとつ決戦シーンっぽくはない。一応高橋が頑張って全世界ハックから知名度を引き上げる作戦はこの世界ならではの展開ではあるのだが、「そんなんでええんかい」という気もするし、そこにカタルシスはあんまり無い。いや、高橋はめっちゃ頑張ってくれてるはずなんだけども。「サマーウォーズ」みたいな展開だし、もっと「人心を集める」ところにフィーチャーして演出に凝ったら多少クライマックス感は盛れたのかなぁ、という気はする。 そんなわけで興奮度はあんまり高くなかったのだが、まぁ、別に展開に大きな不満は無かったりもする。興味深かったのは、最終的にベルトールが繰り出した必殺技の1つに「無詠唱魔法」があったこと。マルキュス側が必死にブラッドソードだのブラッディボムだのと連呼していたのに対してベルさんは無言で四大元素魔法使い放題とか理不尽な差を見せつけるわけだが、みなさんご存知の通り、「無詠唱魔法」ってなろうの定番アイテムで、確実に主人公が1話で「またなんかやっちゃいました」しながら見せる奴である。手垢がつきすぎたというか、余計なまでにミーム化されてしまってなんのありがたみもないやつだが、今作においてはマルキュスが必死にフリを展開してくれたおかげでそれなりに「すごい技」っぽく見えなくもない。なろうなら周りの取り巻きモブが「あんなの見たことねぇぞ!」って勝手にageて寒々しくなるところを、マルキュスさんも全く同じムーブをしているはずなのにかなり切実な状況なもんだからそれなりの説得力も持っていた。何が言いたいかってぇと、結局いつも通りの道具立てでも見せ方と準備次第でそれなりにシナリオのパーツとして機能するということ。当たり前の話だけど、こうしてなろう文化全盛の状態で改めて確認させてくれたってこと。 最終的に魔王の魔王的活躍によって巨悪は討たれたが、今後この新宿市がどうやって機能を維持していくのかは当然の課題。マルキュスが身代わり燃料になってくれたが、それもどんだけの持久力があるか分からんし、システム的なあれこれについてはベルさんも全く分かんないだろうし。そこは高橋に頼るわけにもいかんしなー。まぁ、その辺りの「次の時代」の作り方が今後の話の中心になっていくのだろう。とりあえず今回一番のハイライトは高橋とマキナさんのハグのとこですね。 そういえば、「マキナ」も「マルキュス」も文字列の中に「薪」が入ってるのはなかなかに皮肉が効いてるな、と思いました。意図してるかどうかは知らんが。
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